JP7438648B1 - 計測装置及び成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より画像処理による計測を正確に行うことが可能な技術の提供を目的とする。【解決手段】本実施形態の計測装置20Aには、成形機10Aによって成形される圧縮コイルばね91を空中で撮像するためのカメラ24が備えられている。そして、画像処理部62Aによって、カメラ24で撮像された圧縮コイルばね91の画像の画像処理を行って、圧縮コイルばね91の寸法を計測する。【選択図】図7

Description

本開示は、ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する計測装置と、そのような計測装置を備える成形機とに関する。
従来の計測装置として、カメラにてワークを撮像して得られる画像の画像処理によりワークの寸法計測を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5666954号公報(段落[0020]、図2)
しかしながら、上述した従来の計測装置では、撮像時にワークを支持する支持部材が、ワークの一部を隠すように画像に映り込んだり、画像処理の際に支持部材がワークの一部と誤認識される等の不具合が発生して、計測を正確に行えないことがあり、それを解決する技術の開発が求められている。
発明の一態様は、産業機械によって製造されるワークを空中で撮像するためのカメラと、前記カメラにて撮像される前記ワークの画像の画像処理を行って、前記ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する画像処理部と、を備える計測装置。
発明の一態様の計測装置では、ワークを空中で撮像して得た画像の画像処理にてワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測するので、従来のようにワークを支持する支持部材が画像に写り込んでワークの一部と誤認識されたり、ワークの一部が支持部材によって隠れる不具合の発生が抑えられ、従来より画像処理による計測を正確に行えるようになる。
図1は、第1実施形態に係る成形機の正面図 図2は、成形機のコイリングツール、ピッチツール等の斜視図 図3は、コントローラのブロック図 図4Aは、圧縮コイルばねに成形される直前の線材及びツール群の側面図、図4Bは、成形の初期段階の線材及びツール群の側面図、図4Cは、成形の途中段階の線材及びツール群の側面図 図5Aは、成形の最終段階の線材及びツール群の側面図、図5Bは、後続の線材から圧縮コイルばねが切り離れた状態の側面図 図6Aは、成形直後の圧縮コイルばねの側面図、図6Bは、研削工程を経て完成した圧縮コイルばねの側面図 図7は、成形機の側断面図 図8は、計測装置の正断面図 図9Aは、圧縮コイルばねの画像から外径を測定するときのイメージ図、図9Bは、圧縮コイルばねの画像から全長を測定するときのイメージ図、図9Cは、圧縮コイルばねの画像からピッチを測定するときのイメージ図 図10は、第2実施形態に係る計測装置の平断面図 図11A及び図11Bは第3実施形態に関し、図11Aは、マスターワークの画像のイメージ図、図11Bは、マスターワークの画像にカメラにて撮像した圧縮コイルばねの画像を重ねた状態のイメージ図 図12は、第4実施形態に係る圧縮コイルばねの画像から寸法を測定するときのイメージ図
[第1実施形態]
図1~図9を参照して本実施形態に係る成形機10Aについて説明する。図1に示すように成形機10Aは、鉛直に起立した基台11に、線材送給装置33、1対のピッチ・切断用スライド機構30A,30B、1対のコイリング用スライド機構40A,40B、計測装置20A(図7参照)等を組み付けて備える。
線材送給装置33は、基台11の前面に配置されて上下に並んだ1対のローラ34を備える。また、図1に示すように、1対のローラ34同士の共通の接線上には、線材ガイド12が延びている。そして、1対のローラ34が、間に線材90を挟持した状態でサーボモータ35(図3参照)により対称的に回転駆動されることで、線材90が図1における右側に送給されて、線材ガイド12の貫通孔12A(図4A参照)を通り、線材ガイド12の先端から送り出される。
線材送給方向における線材ガイド12の前方には、基台11の前面から突出する芯金13が備えられている。図2に示すように、芯金13は、例えば断面半円形の棒状をなし、その平坦な側面13Aが、線材ガイド12側を向いている。
図1に示すように1対のコイリング用スライド機構40A,40Bは、芯金13より線材送給装置33から離れた側に配置されて上下方向に対して傾斜する方向に延びている。また、コイリング用スライド機構40A,40Bは、芯金13に対して接近及び離間するスライダ41を含んだクランクスライダ機構40Kを備え、それらがサーボモータ42A,42B(図3参照)によって駆動されるようになっている。
1対のコイリング用スライド機構40A,40Bのスライダ41には、1対のコイリングツール16A,16Bが固定されている。図2に示すように、一方のコイリングツール16Aは、芯金13に対して斜め上方から突き合わされ、他方のコイリングツール16Bは、芯金13に対して斜め下方から突き合わされている。また、これらコイリングツール16A,16Bの先端面には、丸溝16Mが形成されている。そして、線材送給装置33から送給された線材90が各コイリングツール16A,16Bの丸溝16Mに案内されて、線材90が芯金13を取り囲むように円弧状に成形されて圧縮コイルばね91になり(図4C参照)、その圧縮コイルばね91は基台11から離れる方向に成長していく。
図1に示すように、1対のピッチ・切断用スライド機構30A,30Bは、上下方向に延び、芯金13を間に挟んで上下に対称に配置されている。各ピッチ・切断用スライド機構30A,30Bは、上下方向にスライドするスライダ31を含んだクランクスライダ機構30Kを備え、それらがサーボモータ32A,32Bによって駆動されるようになっている。
上側のピッチ・切断用スライド機構30Aのスライダ31には、切断ツール15が固定され、その切断ツール15と芯金13とにより線材90が切断される。一方、下側のピッチ・切断用スライド機構30Bのスライダ31には、ピッチツール14が固定されている。図2に示すようにピッチツール14の先端は楔状になって傾斜面14Aを有する。そして、その傾斜面14Aが圧縮コイルばね91を構成する線材90に対して基台11側から当接し、ピッチツール14を上方に移動すると、圧縮コイルばね91のピッチが大きくなり、ピッチツール14を下方に移動すると、圧縮コイルばね91のピッチが小さくなる。
図3には、成形機10Aを制御するためのコントローラ43が示されている。コントローラ43は、上述した各サーボモータ32A,32B,35,42A,42Bのサーボアンプと、それらサーボアンプが接続された制御回路44とを備える。制御回路44は、CPU45AとRAM45BとROM45Cとフラッシュメモリ45Dとを有する。そして、CPU45Aが、ROM45Cに記憶されているばね成形プログラム(図示せず)を実行することで、上記した各サーボモータ32A,32B,35,42A,42Bが駆動制御されて線材90から圧縮コイルばね91が順次成形される。
具体的には、ばね成形プログラムには、例えば、線材送給装置33によって送給される1つの圧縮コイルばね91分の送給長を複数分割してなる複数の分割ポイントが設定され、分割ポイント毎にコイリングツール16A,16B、ピッチツール14、切断ツール15の位置がティーチングされている。そして、ばね成形プログラムが実行されることで、所謂ティーチングプレイバックにより線材送給装置33、コイリングツール16A,16B、ピッチツール14、切断ツール15が以下のように動作する。
即ち、切断ツール15と芯金13によって線材90が切断された状態(図4A参照)から線材送給装置33が、予め設定された送給速度で線材90を送給する。すると、送給された線材90がコイリングツール16A,16Bにおける丸溝16Mの内面に衝合しかつピッチツール14の傾斜面14Aに摺接して円弧状に成形される(図2参照)。詳細には、ばね成形の初期段階では、図4Aから図4Bに示すように、ピッチツール14が初期位置から少し上昇した第1成形位置に配置され、その状態で1巻分の線材90が送給されて先端側の座巻91Aが成形される。
次いで、図4Bから図4Cに示すように、ピッチツール14が第1成形位置から第2成形位置に上昇し、その状態で複数巻分の線材90が送給されてコイル本体91Bが成形される。そして、再び、図4Cから図5Aに示すように、ピッチツール14が第1成形位置に降下し、1巻分の線材90が送給されて後端側の座巻91Cが成形される。そして、ピッチツール14が圧縮コイルばね91から離間した待機位置に後退した後に、切断ツール15が初期位置から降下し、圧縮コイルばね91が後続の線材90から切り離される(図5B参照)。そして、コイリングツール16A,16B、ピッチツール14、切断ツール15のツール群が初期位置に戻る(図4A参照)。
図6Aには、成形機10Aから排出された状態の圧縮コイルばね91が拡大して示されている。圧縮コイルばね91は、その後、研削工程に送られ、例えば、特許第6964956公報、特開2019-084643号公報等に開示されているばね研磨装置により両端面を研削される。そして、図6Bに示すように、巻回中心軸CL(図9参照)に対して直交する1対の端面91Zを両端に有し、それら1対の端面91Zの間の距離が予め設定されたばね長L1になったところで研削工程が終了し、圧縮コイルばね91が完成する。
図7及び図8に示すように、計測装置20Aは、ワークガイド23と、カメラ24とを有する(図1では、計測装置20Aは省略されている)。ワークガイド23には、例えば、ガイドバー21とガイドパイプ22とが含まれている。ガイドバー21は、丸棒の長手方向の2箇所を屈曲させてなる。そして、ガイドバー21の始端部21Aは、芯金13の先端面に接続され、芯金13から離れるに従って僅かに下るように傾斜するように延び、ガイドバー21の中間部21Bは、始端部21Aの末端から屈曲して始端部21Aより急角度で下るように傾斜して延び、さらに、ガイドバー21の終端部21Cは、中間部21Bの末端から屈曲して鉛直下方に向かって延びている。
ガイドパイプ22は、例えば、全体が鉛直方向に延び、上方に向かって拡径するテーパー部22Aを上端部に備え、テーパー部22Aより下側は内径が均一なストレート部22Bになっている。また、ガイドパイプ22は、ガイドバー21の終端部21Cの同軸下方に配置され、ガイドバー21の下端が、ガイドパイプ22の上面開口に突き合わされている。さらには、ガイドパイプ22の下端寄り位置には、側方から内外に貫通する貫通孔22Cが形成され、ガイドパイプ22の外面に固定されたセンサ50により覆われている。そして、圧縮コイルばね91の下端部が貫通孔22Cの前を通過すると、そのことがセンサ50によって検出される。
なお、センサ50は、非接触式のものであれば、どのようなものでもよく、例えば、光学式、磁気式、電界式、静電容量式等の何れであってもよい。また、センサ50は、ガイドパイプ22より上方又は下方に配置されていてもよい。さらに、ガイドバー21の終端部21Cは、ガイドパイプ22の内部に受容されていてもよい。また、ガイドバー21は、中実の棒であってもよいし、中空の棒(即ち、パイプ)であってもよい。
ガイドパイプ22は、ベース部26に支持され、そのベース部26は基台11の前面に固定されたブラケット27に支持されている。ブラケット27は、詳細は図示されていないが、例えば下側のピッチ・切断用スライド機構30Bの下端部を横方向から挟んで対向する1対の対向壁の先端間に支持プレートを架け渡した構造をなしている。そして、ブラケット27のうち基台11と反対側を向いた前面にベース部26が固定されている。
図8に示すように、ベース部26は、例えば、正面から見ると線材90の線材送給方向(以下、適宜、「横方向」という)に延びる横長部26Bと、横長部26Bの一端から前方に突出する前方突出部26Aと、横長部26Bの他端から上方に突出する上方突出部26Cとを備える。そして、横長部26Bのうち上方突出部26Cを有する側の端部に、カメラ24が取り付けられている。
カメラ24は、例えば、テレセントリックレンズ付きのCCDカメラ又はCMOSカメラであり、カメラ24の前面(即ち、レンズを有する面)と前方突出部26Aとが間隔を空けて対向している。なお、カメラ24は、画像をデジタルデータとして撮像することができるものであれば、どのようなものであってもよい。
上方突出部26Cの上部前面には支持梁26Dが固定され、その支持梁26Dによりガイドパイプ22が支持されている。そして、ガイドパイプ22の下端部が、カメラ24の前方領域R2(具体的には、カメラ24と前方突出部26Aと横長部26Bとに三方を包囲された領域)の真上に位置している。これにより、図7に示すように、成形機10Aの成形領域R1で成形された圧縮コイルばね91は、ワークガイド23によってカメラ24の前方領域R2の上方位置まで降下するように案内され、そこから更に自由落下してカメラ24の前方領域R2を通過する。このとき、センサ50の検出結果に基づいてカメラ24が動作し、空中の圧縮コイルばね91がカメラ24にて撮像される。
なお、カメラ24の前方領域R2より下側には、図示しない容器が備えられ、カメラ24の前方領域R2を通過した圧縮コイルばね91はこの容器に収容されて前述の研削工程に搬送される。その容器の代わりに、例えば、上下方向に延びるバーやパイプを備えて、それらに圧縮コイルばね91が嵌合するようにしてもよい。
図8に示すように、前方突出部26Aのうちカメラ24との対向面には、バックライト29が備えられている。具体的には、前方突出部26Aは、例えば、角筒状をなし、内部に発光基板29Aを有する。また、前方突出部26Aのうちカメラ24との対向面には貫通孔29Bが形成され、その貫通孔29Bが例えば白濁色の透光部材29Cにて覆われている。これにより前方突出部26Aの一部がバックライト29をなし、カメラ24により圧縮コイルばね91を撮像する際にバックライト29が発光することで、圧縮コイルばね91とそれ以外の部分との境界が明確にされる。
計測装置20Aは、図3に示すようにコントローラ43に接続される制御部60を有する。制御部60は、例えば、CPU62A、RAM62B、ROM62C、フラッシュメモリ62Dを含んだ制御回路62を備える。そのCPU62Aは、成形機10Aの起動を受けてROM62Cに記憶された撮像プログラムを実行する。そして、CPU62Aは、センサ50の検出結果を受けると、上述の如く圧縮コイルばね91がカメラ24の前方領域R2を通過するタイミングでカメラ24を動作させる。そして、カメラ24により撮像された圧縮コイルばね91の画像をフラッシュメモリ62Dに保存する。
画像がフラッシュメモリ62Dに取り込まれると、CPU62Aは、ROM62Cに記憶された画像処理プログラムを実行する。この画像処理プログラムを実行しているときのCPU62Aが、計測装置20Aの「画像処理部」となる。
画像処理部としてのCPU62Aは、図9A~図9Cに例示された圧縮コイルばね91の画像に対して以下の画像処理が行われる。即ち、画像を構成する複数のピクセル(図9A~図9Cでは、各ピクセルは省略されている)が、圧縮コイルばね91に相当する部分の黒色のピクセルと、背景に相当する部分の白色のピクセルとに区別されて、圧縮コイルばね91の輪郭が特定される。そして、この画像(以下、適宜「対象画像」という)と、ROM62Cに記憶されている標準画像とがパターンマッチングされ、まず圧縮コイルばね91の外径Dが特定される。具体的には、まず、対象画像に、標準画像に登録されている図9Aに示される4カ所の四角い枠A1~A4が設定され、各枠A1~A4内において、図9Aにおける左右方向の一番外側の点B1~B4が取得される。次いで、左側の上側の枠内の点B1と左側の下側の枠内の点B2を直線で結んだ直線Y1が得られると共に,右側の上側の枠内の点B3と右側の下側の枠内の点B4を直線で結んだ直線Y2が得られる。そして、この直線Y1と直線Y2との間の距離が圧縮コイルばね91の外径Dとして特定され、フラッシュメモリ62Dに保存される。
次いで、圧縮コイルばね91の全長L0が特定される。具体的には、まず、対象画像に、標準画像に登録されている図9Bに示される上下2カ所の四角い枠G1,G2が設定され、各枠G1,G2内において、図9Bの上下方向の一番外側の点J1,J2が取得される。次いで、その点J1,J2を通り、直線Y1,Y2と直交する垂直線X1,X2が取得される。そして、この垂直線X1,X2の間の距離が圧縮コイルばねの全長L0として特定され、フラッシュメモリ62Dに保存される。
最後に、圧縮コイルばね91のピッチが特定される。具体的には、まず、対象画像に、標準画像に登録されている図9Cに示される四角い枠K1が設定される。次いで、枠K1内で圧縮コイルばね91の4カ所の屈曲部分に対してそれぞれ形状に沿った直線Q1~Q8が取得される。そして、枠K1内の最下部の屈曲部分において、直線Y1上で直線Q1,Q2が交差する交点同士の中点F1が取得され、その中点F1を通る垂直線X1,X2に平行な中心線R1が得られる。同様に、枠K1内の最下部以外の屈曲部分についても中点F2~F4が取得されて中心線R2~R4が得られる。そして、隣り合う中心線R1~R4同士の各距離が圧縮コイルばね91のピッチP1~P3として特定され、フラッシュメモリ62Dに保存される。
これら計測データ群がフラッシュメモリ62Dに保存されると、ROM62Cに記憶された品質管理プログラムが実行される。画像処理プログラムを実行しているときのCPU62Aは、計測装置20Aの「品質管理部」となる。ここで、ROM62Cには、例えば、ばね長L0、外径D、ピッチP1~P3の各計測データに対して、複数段階ずつの基準値が予め設定されている。そして、品質管理部としてのCPU62Aは、各計測データが何れの段階の基準値以内に収まっているかに応じて、例えば、警告、注意、異常のようにレベルが異なる報知をモニタ60Mに表示する。また、例えば、何れかの計測データが異常レベルであるときには、コントローラ43に異常信号を出力し、成形機10Aが停止される。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。上述したように本実施形態の計測装置20Aでは、圧縮コイルばね91を空中で撮像して得られる画像の画像処理を行って、圧縮コイルばね91の寸法を計測するので、従来のように圧縮コイルばね91を支持する支持部材が画像に写り込んで圧縮コイルばね91の一部と誤認識されたり、圧縮コイルばね91の一部が支持部材によって隠れる不具合の発生が抑えられ、従来より画像処理による計測を正確に行えるようになる。
また、成形機10Aの成形領域R1から排出される圧縮コイルばね91がカメラ24の前方領域R2の上方位置まで降下するようにワークガイド23に案内されてから、カメラ24の前方領域R2を落下するので、撮像時における圧縮コイルばね91の姿勢が安定し、画像処理による寸法等の計測が容易になる。
そのワークガイド23には、湾曲した棒状のガイドバー21が含まれ、そのガイドバー21の始端部21Aは、成形中の圧縮コイルばね91の内側に嵌合し、終端部21Cは鉛直方向に延びているので、成形機10Aの成形領域R1から排出される圧縮コイルばね91をスムーズにカメラ24の前方領域R2の真上位置まで案内することができる。しかも、圧縮コイルばね91は中心軸が鉛直方向に沿った姿勢でカメラ24の前方領域R2を落下するので、圧縮コイルばね91全体の撮像が容易になる。
また、本実施形態では、ガイドバー21の同軸下方に配置されるガイドパイプ22を備えている。ガイドパイプ22は、その内側を圧縮コイルばね91が通過するから、ガイドパイプ22を外側から強固に支持することができる。これにより、カメラ24の前方領域R2の真上位置における圧縮コイルばね91のガイドが案内し、撮像時の圧縮コイルばね91の姿勢がより一層安定する。
また、ガイドパイプ22には圧縮コイルばね91の通過を検出するセンサ50が備えられ、カメラ24は、センサ50による検出結果に応じて動作して圧縮コイルばね91を撮像するので、圧縮コイルばね91が映っていない無駄な撮像による画像のデータ量が抑えられ、画像の保存が容易になる。
また、カメラ24に前方から対向配置されるバックライト29を備えるから、圧縮コイルばね91の画像において圧縮コイルばね91と背景との区別が容易になり、画像処理による圧縮コイルばね91の寸法等の計測が容易になる。さらには、カメラ24にはテレセントリックレンズが備えられていることで圧縮コイルばね91のうちカメラ24に近い側と遠い側との写り方の違いが抑えられ、画像処理による圧縮コイルばね91の寸法等の計測が容易になる。
また、計測装置20Aは、成形機10Aに含まれ、順次成形される圧縮コイルばね91の寸法を順次計測するので、効率良い計測を行うことができる。
なお、本実施形態の成形機10Aは、計測装置20Aによる計測結果が品質管理に使用されているが、計測装置20Aの計測結果に基づいて成形機10Aによるツール群の制御データが自動的に変更されるようにしてもよい。そのためには、例えば、特許第5777184号公報に開示されているように、自己回帰モデルによって寸法管理対象部位を予測し、補正量を演算する構成としてもよい。
また、例えば、機械学習による回帰分析を利用してもよい。具体的には、例えば、ティーチングによって設定される各ツール群の制御データを説明変数として様々な値に変更し、様々な値に変更された各制御データで圧縮コイルばね91を実際に成形する。そして、計測装置20Aにてそれら圧縮コイルばね91のばね長L0、外径D、ピッチP1~P3を計測してそれら計測結果を前述の説明変数に対する目的変数にして機械学習による回帰分析を行う。そして、その学習済みモデルを利用して、所望のばね長L0、外径D、ピッチP1~P3を成形するための制御データを決定するようにしてもよい。
[第2実施形態]
本実施形態の計測装置20Bは、第1実施形態の変形例であって、図10に示されているように、複数(例えば、2つ)のカメラ24を備える。そして、それらカメラ24によって異なる方向から圧縮コイルばね91を撮像するようになっている。具体的には、第1のカメラ24は、前記第1実施形態と同様に成形機10Aの横方向から圧縮コイルばね91を撮像し、第2のカメラ24は、成形機10Aの前方から圧縮コイルばね91を撮像するようになっている。また、バックライト29は、1対のカメラ24のそれぞれと対向するように設けられている。そして、制御部60(図3参照)は、1対のカメラ24を同時に動作させる。また、画像処理部としてのCPU62Aは、1対のカメラ24が同時に撮像した画像の画像処理を行って、圧縮コイルばね91のばね長L0を計測する。詳細には、画像処理部としてのCPU62Aにより、第2のカメラ24にて撮像された画像から、上下方向に対して圧縮コイルばね91の横方向への傾斜角(以下、「横傾斜角」という)が求められる。そして、第1のカメラ24が横方向から撮像した圧縮コイルばね91の画像のうち前述の横傾斜角によって短くなった分が補正されてばね長L0、ピッチP1~P3が求められる。なお、外径Dに関しては、第1実施形態と同じようにして求められる。
このように本実施形態の構成によれば、複数のカメラ24が同時に撮像する画像に基づいて圧縮コイルばね91の寸法等を計測するから、撮像時における圧縮コイルばね91の姿勢の特定が容易になり、圧縮コイルばね91の姿勢のばらつきによる計測誤差を抑えることができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、第1及び第2の実施形態の変形例であり、図11に示されているように、寸法を計測するのではなく、圧縮コイルばね91とマスターワーク91Mとの一致度を計測する点が前記実施形態とは異なる。即ち、本実施形態では、図11Aに示されるように、圧縮コイルばね91のコイル本体91Bの目標の形状を有するマスターワーク91Mの画像がROM62Cに保存されている。そして、画像処理部としてのCPU62Aは、図11Bに示すように、マスターワーク91M(二点鎖線にて示される部分)と、カメラ24にて撮像した圧縮コイルばね91(黒塗りにて示される部分)におけるコイル本体91Bとを重ね合わせる処理を行い、重なり合った部分の面積である重複面積を求める。そして、重複面積と予め設定された複数段階ずつの基準値とを比較し、重複面積が何れの段階の基準値より小さいかに応じて、例えば、警告、注意、異常のようにレベルが異なる報知をモニタ60Mに表示する。
[第4実施形態]
本実施形態は、圧縮コイルばね91の寸法の特定方法が第1実施形態と異なる。具体的には、図12に示されるように、圧縮コイルばね91に相当する部分の黒色のピクセルと、背景に相当する部分の白色のピクセルとに区別されて、圧縮コイルばね91の輪郭が特定されると、画像の所定の点(例えば、画像の左下角部の点)を原点とするXY座標軸が設定され、コイル径方向の端部に現れる複数の半円の中心点C(n)(n=1,2,3,・・・)の位置データが特定される。また、圧縮コイルばね91の両端部で尖った突起のシルエットになっている線材90の両端のエッジ点E1,E2の位置データも特定される。
次いで、圧縮コイルばね91の径方向の一端の複数の中心点C(n)(図12におけるC(1)~C(6),C(13))に対して距離が近い直線SL1が最小自乗法にて特定され、残りの複数の中心点C(n)(図9におけるC(7)~C(12))に対しても同様に直線SL2が特定される。そして、それら2つの直線SL1,SL2の間を2等分する直線が中心線CLとして特定される。そして、圧縮コイルばね91のうち中心線CLをY軸とする一方、そのY軸と直交しかつ一方のエッジ点E2を通る直線をX軸とするXY座標軸が新たに設定され、新たなXY座標軸で、中心点C(n)(n=1,2,3,・・・)及びエッジ点E1,E2の位置データ群が特定されてフラッシュメモリ62Dに保存される。
次いで、上記位置データ群を使用して、エッジ点E1,E2同士のY座標の値の差分がばね長L0として求められる。また、中心点C(n)(n=1,2,3,・・・)のX座標の値の絶対値の平均が求められ、その平均を2倍したものがコイル平均径Dとして求められる。また、中心点C(n)(n=1,2,3,・・・)のX座標の値の絶対値の標準偏差σ(r)も求められる。また、隣り合う中心点C(n)(n=1,2,3,・・・)同士のY座標の値の差分から図12に示したピッチP(n)(n=1,2,3,・・・)が演算され、コイル本体91Bにおける複数のピッチP(2)~P(5)、P(8)~P(10)の平均がピッチPとして求められると共に、ピッチP(2)~P(5)、P(8)~P(10)の標準偏差σ(P)も求められる。
[他の実施形態]
前記第1実施形態の計測装置20Aは、成形機10Aの成形領域R1から排出された直後の圧縮コイルばね91を自動的に順次受け入れるものであったが、成形機10Aから排出されて集められた複数の圧縮コイルばね91を任意の順番、任意のタイミングで受け入れるものであってもよい。
前記第1実施形態の成形機10Aは、圧縮コイルばね91を成形するものであったが、成形機は、ワークを製造する産業機械であればどのようなものでもよく、例えば、板金をプレスしてワークを絞り成形又はしごき成形する成形機であってもよいし、ワークを切削加工又は研削加工する加工機であってもよいし、それら以外のものであってもよい。
前記第1及び第2の実施形態の計測装置20A,20Bは、二次元画像に基づいて圧縮コイルばね91の寸法等を計測していたが、複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいてワークの三次元モデルを特定し、その三次元モデルからワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する構成としてもよい。そのような構成とすれば、二次元画像に基づいて寸法等を計測するものより、詳細又は正確な計測を行うことができる。
前記第2実施形態の計測装置20Bは、2つのカメラ24にて圧縮コイルばね91を同時に撮像する構成になっていたが、3つ以上の複数のカメラ24にて圧縮コイルばね91を同時に撮像してもよい。例えば、圧縮コイルばね91の落下領域を中心とする周方向を3等分する位置に3台のカメラを配置すると共に、隣り合うカメラ同士の間にバックライトを配置して、ワークを3方向から撮像してもよいし、また、8台のカメラにて、空中のワークに対して斜め上方の4方向と斜め下方の4方向とからワークを撮像してもよい。
前記実施形態の計測装置20A,20Bは、カメラ24に対向するバックライト29を備えていたが、バックライト29を備えない構成としてもよい。
<付記>
以下、上記実施形態から抽出される特徴群について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお、以下では、理解の容易のため、上記実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、これら特徴群は、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
[特徴1]
産業機械(10A)によって製造されるワーク(91)を空中で撮像するためのカメラ(24)と、前記カメラ(24)にて撮像される前記ワーク(91)の画像の画像処理を行って、前記ワーク(91)の寸法又はマスターワーク(91M)との一致度を計測する画像処理部(62A)と、を備える計測装置(20A,20B)。
特徴1の計測装置によれば、ワークを空中で撮像して得られる画像の画像処理を行って、ワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測するので、従来のようにワークを支持する支持部材が画像に写り込んでワークの一部と誤認識されたり、ワークの一部が支持部材によって隠れる不具合の発生が抑えられ、従来より画像処理による計測を正確に行えるようになる。
[特徴2]
前記産業機械(10A)である成形機(10A)のうち前記ワーク(91)を成形する成形領域(R1)から前記カメラ(24)の前方領域(R2)の上方位置まで、前記ワーク(91)が降下するように案内するワークガイド(23)を備える特徴1に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴2の計測装置では、成形機の成形領域から排出されるワークがカメラの前方領域の上方位置まで降下するようにワークガイドに案内されてから、カメラの前方領域を落下するので、撮像時におけるワークの姿勢が安定し、画像処理による寸法等の計測が容易になる。
[特徴3]
前記ワーク(91)は、圧縮コイルばね(91)であり、前記ワークガイド(23)には、湾曲した棒状をなしかつ、その一端部が水平方向又は水平方向に対して傾斜する方向に延びて成形中の前記圧縮コイルばね(91)の内側に嵌合し、他端部が、前記一端部より下方で鉛直方向に延びるガイドバー(21)が含まれる特徴2に記載の計測装置(20A,20B)。
ワークガイドは、ワークの形状に合わせて任意の構造が考えられるが、ワークが圧縮コイルばねである場合には、特徴3の計測装置のワークガイドのように、湾曲した棒状のガイドバーを含み、そのガイドバーの一端部が水平方向又は水平方向に対して傾斜する方向に延びて成形中の圧縮コイルばねの内側に嵌合し、他端部が鉛直方向に延びる構造とすることで、成形機の成形領域から排出される圧縮コイルばねをスムーズにカメラの前方領域の真上位置まで案内することができる。しかも、圧縮コイルばねは中心軸が鉛直方向に沿った姿勢でカメラの前方領域を落下するので、圧縮コイルばね全体の撮像が容易になる。
[特徴4]
前記ワークガイド(23)には、鉛直方向に延びるパイプ形をなし、前記ガイドバー(21)の他端部の同軸下方に配置されるガイドパイプ(22)が含まれる特徴3に記載の計測装置(20A,20B)。
ワークが圧縮コイルばねの場合のワークガイドは、特徴3のガイドバーのみでもよいが、ガイドバーは、その外側を圧縮コイルばねが嵌合した状態で通過させるために、上端部以外の箇所を支持することができず、ガイドバーが振動する問題が生じる場合がある。これに対し、特徴4の計測装置では、ガイドバーの同軸下方に配置されるガイドパイプを備える。そして、ガイドパイプは、その内側を圧縮コイルばねが通過するから、圧縮コイルばねを外側から強固に支持することができ、振動が抑えられる。これにより、カメラの前方領域の真上位置における圧縮コイルばねのガイドが案内し、撮像時の圧縮コイルばねの姿勢がより一層安定する。
[特徴5]
前記カメラ(24)より上方で前記ワーク(91)の通過を検出するセンサ(50)を備え、前記カメラ(24)は、前記センサ(50)による検出結果に応じて動作して前記ワーク(91)を撮像する特徴1に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴5の計測装置によれば、ワークが映っていない無駄な撮像による画像のデータ量が抑えられ、画像の保存が容易になる。
[特徴6]
前記カメラ(24)に前方から対向配置されるバックライト(29)を備える特徴1に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴6の計測装置では、バックライトによりワークの画像においてワークと背景との区別が容易になり、画像処理によるワークの寸法等の計測が容易になる。
[特徴7]
前記カメラ(24)は、テレセントリックレンズを備える特徴1に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴7の計測装置では、カメラにテレセントリックレンズが備えられていることでワークのうちカメラに近い側と遠い側との写り方の違いが抑えられ、画像処理によるワークの寸法等の計測が容易になる。
[特徴8]
前記カメラ(24)は、複数備えられて前記ワーク(91)を複数方向から撮像可能に配置され、前記画像処理部(62A)は、前記複数のカメラ(24)が同時に撮像する画像に基づいて前記ワーク(91)の寸法又はマスターワーク(91M)との一致度を計測する特徴1に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴8の計測装置では、複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいてワークの寸法等を計測するから、撮像時におけるワークの姿勢の特定が容易になり、ワークの姿勢のばらつきによる計測誤差を抑えることができる。
[特徴9]
前記画像処理部(62A)は、前記複数のカメラ(24)が同時に撮像する画像に基づいて前記ワーク(91)の三次元モデルを特定し、前記三次元モデルから前記ワーク(91)の寸法又はマスターワーク(91M)との一致度を計測する特徴8に記載の計測装置(20A,20B)。
特徴9の計測装置では、複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいてワークの三次元モデルを特定し、三次元モデルからワークの寸法又はマスターワークとの一致度を計測するので、二次元画像に基づいて寸法等を計測するものより、詳細又は正確な計測を行うことができる。
[特徴10]
線材(90)から圧縮コイルばね(91)を順次成形する成形機(10A)であって、順次成形される前記圧縮コイルばね(91)を計測対象のワーク(91)として順次計測する特徴1から9の何れか1の特徴に記載の計測装置(20A,20B)を備える成形機(10A)。
特徴10の成形機が順次成形する圧縮コイルばねの寸法等を計測装置により効率良く計測することができる。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10A 成形機
20A,20B 計測装置
21 ガイドバー
21A 始端部(一端部)
21C 終端部(他端部)
22 ガイドパイプ
23 ワークガイド
24 カメラ
29 バックライト
50 センサ
62A CPU(画像処理部)
90 線材
91 圧縮コイルばね(ワーク)
91M マスターワーク
R1 成形領域
R2 前方領域

Claims (8)

  1. 湾曲した棒状をなし、その一端部が水平方向又は水平方向に対して傾斜する方向に延びてコイルばねを成形する成形機に接続されると共に前記成形機にて成形中の前記コイルばねの内側に嵌合する一方、他端部が、前記一端部より下方で鉛直方向に延び、前記他端部から前記コイルばねを排出するガイドバーと、
    前記ガイドバーから自由落下する鉛直姿勢の前記コイルばねを空中で撮像するためのカメラと、
    前記カメラにて撮像される前記コイルばねの画像の画像処理を行って、前記コイルばねの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する画像処理部と、
    を備える計測装置。
  2. 前記ガイドバーの前記他端部の同軸下方に配置されて、前記ガイドバーから排出される前記コイルばねを受け入れて、前記カメラの前方領域の上方位置までガイドするガイドパイプを備える請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記カメラより上方で前記コイルばねの通過を検出するセンサを備え、
    前記カメラは、前記センサによる検出結果に応じて動作して前記コイルばねを撮像する請求項1に記載の計測装置。
  4. 前記カメラに前方から対向配置されるバックライトを備える請求項1に記載の計測装置。
  5. 前記カメラは、テレセントリックレンズを備える請求項1に記載の計測装置。
  6. 前記カメラは、複数備えられて前記コイルばねを複数方向から撮像可能に配置され、
    前記画像処理部は、前記複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいて前記コイルばねの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する請求項1に記載の計測装置。
  7. 前記画像処理部は、前記複数のカメラが同時に撮像する画像に基づいて前記コイルばねの三次元モデルを特定し、前記三次元モデルから前記コイルばねの寸法又はマスターワークとの一致度を計測する請求項6に記載の計測装置。
  8. 線材からコイルばねを順次成形する成形機であって、
    順次成形される前記コイルばねを順次計測する請求項1に記載の計測装置を備える成形機。
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