JP2003135710A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2003135710A
JP2003135710A JP2002268074A JP2002268074A JP2003135710A JP 2003135710 A JP2003135710 A JP 2003135710A JP 2002268074 A JP2002268074 A JP 2002268074A JP 2002268074 A JP2002268074 A JP 2002268074A JP 2003135710 A JP2003135710 A JP 2003135710A
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game board
opening
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winning ball
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Seiichiro Fukushima
征一郎 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウト口の前面側に飾り板を取り付けるとと
もに、背面側には覆い板を取り付けなければならず、取
付作業が煩わしかった。 【解決手段】 所定の入賞口への入賞球を機構盤40の
側の入賞球樋41aに導出し、アウト口51へのアウト
球を遊技盤収容取付枠30に形成されたアウト球通路3
3を介して機構盤40の側のアウト球排出部44に導出
するにあたり、飾り板50の背面側にて入賞球樋41a
とアウト口51の側を区画しつつ、アウト口51を通過
したアウト球をアウト球通路33に導出するガイド板5
2を飾り板50と一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のパチンコ遊技機として図
14に示すものが知られている。同図は、前面枠1を開
放した状態のパチンコ遊技機を斜視図により示してお
り、前面枠1の背面側には遊技盤収容取付枠2が固定さ
れ、この遊技盤収容取付枠2に遊技盤3が脱着可能に収
容されている。また、遊技盤3の背面側には各種機構を
備えた機構盤4が遊技盤に対して開閉可能に配置されて
おり、通常時において機構盤4は閉じられている。 【0003】遊技盤3の前面側には入賞口が設置されて
おり、同入賞口への入賞球は遊技盤3の背面に形成され
た縦方向の溝部3aの側に導出される。この溝部3aの
背面側は図示しない球寄せ板が装着されて覆蓋されるよ
うになっており、結果として入賞球集合通路が形成さ
れ、この入賞球集合通路に沿って入賞球は流下する。同
入賞球集合通路の下方には機構盤4の側に形成された入
賞球樋4aの開口部が配置されるようになっており、上
記のようにして落下する入賞球を受け入れる。すると、
入賞球処理装置4bにより検出されて賞球が払い出され
る。 【0004】遊技盤3の前面側における中央最下部には
図15の縦方向断面図に示すようにアウト球を排出する
ためのアウト口3bが形成されている。同図において、
アウト口3bは遊技盤3を貫通するように形成され、前
面側には開口部周縁を囲むようにして飾り板5が取り付
けられている。一方、アウト口3bの背面側は下端側を
切り欠いた凹部3b1が形成されており、この凹部3b
1を背面側から閉蓋するように金属製の覆い板6が当て
ビス、鋲等により固定されている。 【0005】アウト口3bのやや上方にはアタッカー3
cが配設されて入賞球を受け入れることがあり、アウト
口3bの背面側まで入賞球樋4aが延在している。この
ため、アウト口3bを通過したアウト球をそのまま背面
側に導出することができず、一旦入賞球樋4aの下方ま
で誘導してから背面側に導出する必要がある。従って、
上記のように覆い板6にて凹部3b1の背面側を閉蓋し
ておけば、アウト口3bを通過したアウト球は覆い板6
に突き当たるようにして確実に下方に導出される。 【0006】凹部3b1の下方に位置する遊技盤収容取
付枠2には、上記のように下方に導出されたアウト球を
導入して背面方向に導出するアウト球通路2aが形成さ
れており、このアウト球通路2aを介してアウト球はさ
らに背面側に導出される。アウト球通路2aの導出口面
は、入賞球樋4aの下方に設置されたアウト球排出部4
cの開口面に面接するようになっており、アウト球通路
2aから導出されたアウト球はこのアウト球排出部4c
を介して下方へと排出される。 【0007】一方、実公平6−141号公報に開示され
たものにおいては、遊技盤の背面を機構盤にて閉じたと
きに、同機構盤の側の取付部材がアウト口の背面側に形
成された凹部を閉蓋するようになっており、これにより
アウト球を下方に導出するようになっている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパチン
コ遊技機においては、次のような課題があった。前者に
おいては、アウト口3bの前面側には飾り板5を取り付
けるとともに、背面側には覆い板6を取り付けなければ
ならず、取付作業が煩わしかった。 【0009】一方、後者においては、アウト口の背面側
にて球詰まりを起こした場合に、機構盤を開放すると背
面側の凹部を閉蓋するものがなくなり、球詰まりを起こ
していたアウト球が一気に下方に排出されて床面などに
散乱してしまうことがあった。このため、片手でバケツ
等の容器を持ってアウト口の下方にあてがいつつ、もう
一方の手で機構板を開放するなどしており、球詰まり時
の処置が困難であった。 【0010】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、アウト口の球詰まり処置を困難にすることな
く、アウト口周辺の取付部品に関する取付作業能率を向
上させることが可能なパチンコ遊技機の提供を目的とす
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、前面側に所定の入賞口と
アウト口を備えてそれぞれ入賞球とアウト球を個別の経
路で背面側に導出する遊技盤と、この遊技盤の背面側に
て当該遊技盤の周縁を囲むようにして保持するとともに
上記アウト口の背面側下方にて上記アウト球を導入して
背面側に導出するアウト球通路を備えた遊技盤取付枠
と、上記遊技盤の背面側に配置されるとともに前面側の
開口を同遊技盤の背面にて覆蓋されて樋状に形成される
入賞球集合部にて上記遊技盤の背面に導出された入賞球
を集合し当該入賞球に応じて賞球を払い出す賞球払出機
構と上記アウト球通路から導出されたアウト球を排出す
るアウト球排出部を備えた機構盤と、上記アウト口の周
縁に配置されるとともに背面側に一体に形成されたガイ
ド板にて同アウト口側と上記入賞球集合部を区画しつつ
同アウト口を通過したアウト球を上記アウト球通路に導
出する飾り板を備えた構成としてある。 【0012】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、遊技盤の前面側には所定の入賞口が備え
られており、入賞球は所定の経路で背面側に導出され
る。背面側に導出された入賞球は、機構盤の閉盤時に遊
技盤の背面に閉蓋されて樋状に形成される入賞球集合部
に集合され、この入賞球に応じて賞球払出機構により賞
球が払い出される。一方、アウト球はアウト口を介して
遊技盤の背面側に導出される。このアウト口の周縁には
飾り板が配置されており、当該飾り板の背面側にはガイ
ド板が一体に形成されて遊技盤の背面側に導出されたア
ウト球を下方へと導出する。ここで下方に導出されたア
ウト球は、遊技盤の周縁を囲むようにして保持する遊技
盤収容取付枠に形成されたアウト球通路に導入され、さ
らに背面側へと導出された後、機構盤のアウト球排出部
を介して外部に排出される。 【0013】ここにおいて、ガイド板とはアウト口を通
過したアウト球を、アウト口の下方に配置されるアウト
球通路に導出することができれば、その形状や材質につ
いては特に限定されることはない。例えば、当該ガイド
板にて全体として筒状の誘導路を形成してアウト球をア
ウト球通路へと導出するようにしてもよいし、他の周辺
部材と共同してアウト球通路へと導出するものであって
もよい。また、ガイド板は、飾り板と一体に構成されれ
ばよいが、必ずしも飾り板と同一部品にて構成されるこ
とは要しない。例えば、飾り板とガイド板とを別体と
し、所定の係合構造を利用して互いに離脱不能となるよ
うに固定されるものであってもよい。さらに、ガイド板
に装飾を施し、アウト口を介して視認可能となるように
すれば、面白味も増して好適である。 【0014】アウト球排出部の背面側にて球詰まりを起
こしてしまうことがあるが、このような場合には機構盤
を開放して背面側から球詰まりを解消する。球詰まりを
起こしているアウト球は、周辺部材などにより挟持され
ていることが多く、機構盤を開放しただけでは流れ出る
ようなことはない。従って、ガイド板を可撓性部材にて
構成しておけば、同ガイド板を撓ませて変形させること
により容易に球詰まりを解消することができる。さら
に、ガイド板に長穴などを形成しておき、マイナスドラ
イバなどを挿入して球詰まりを解消できるようにしてお
いてもよい。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技盤の
前面側に配置される飾り板の背面側にガイド板を一体に
形成し、このガイド板によりアウト球を下方のアウト球
通路に導出するようにしたたため、アウト口の球詰まり
処置を困難にすることなく、アウト口周辺の取付部品に
関する取付作業能率を向上させることが可能なパチンコ
遊技機を提供することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるパチンコ遊技機を正面図により示しており、図2
は、同パチンコ遊技機の前面枠を開放した状態を斜視図
により示している。図において、遊技盤10の下方から
発射された遊技球は、誘導レール11を通って遊技領域
12に導出され、始動チャッカー13に遊技球が入賞す
ると盤面中央に配設された表示器14の表示図柄が変動
表示され、図柄が揃って停止すると大当たりとなってア
タッカー15が開放されるようになっている。 【0017】この遊技盤10は、前面枠20の背面側に
固定された遊技盤収容取付枠30に脱着可能に収容され
ており、その背面側には、賞球払出機構などの各種機構
を備えた機構盤40が同背面側に対して開閉可能に配置
され、通常時において機構盤40は同背面側に面接する
ように閉じられている。この機構盤40は、遊技盤10
の対面側に遊技盤10と概ね同一の大きさを有する厚さ
方向の凹部41が形成されており、背面側には図示しな
い基盤ボックスなどを露出させるための開口42が形成
されている。 【0018】遊技盤10の背面中程には縦方向に堤状部
材を配設して溝部16が形成されるようになっており、
遊技盤10の正面側の始動チャッカー13やアタッカー
15などへの入賞球は所定の経路を介して溝部16の側
に導出される。この溝部16の背面側は図示しない球寄
せ板が装着されて覆蓋されるようになっており、結果と
して入賞球集合通路が形成され、この入賞球集合通路に
沿って入賞球は流下する。 【0019】遊技盤10に対して機構盤40を閉じる
と、機構盤40の凹部41の開口面は遊技盤10により
覆蓋され、上記入賞球集合通路の下方には略樋状の空間
が形成される。すると、上記のようにして入賞球集合通
路を流下した入賞球は全て同樋状の空間に導入されるこ
とになる。以下、便宜上この樋状の空間を入賞球樋41
aと呼ぶこととする。入賞球樋41aの下端は、正面右
方向から左方向に向かってなだらかな傾斜を有する入賞
球誘導路41a1が形成されており、入賞球を左方向に
誘導する。入賞球誘導路41a1の左方向端部には入賞
球処理装置43が設置されており、左方向に誘導された
入賞球を検出して賞球が払い出されるようになってい
る。これにより、入賞球数に応じた賞球が払い出される
結果となる。 【0020】一方、始動チャッカー13やアタッカー1
5に入賞しなかったアウト球は、盤面下部にて円弧状に
形成された誘導レール11により中央に集められ、誘導
レール11の最下端の前面側にネジ止め固定された飾り
板50のアウト口51を介して遊技盤10の背面側に導
出される。この飾り板50は、図3の正面側斜視図およ
び図4の背面側斜視図に示すように、中央に幅広のアウ
ト口51を有する平板部51aと、この平板部51aの
背面側にてアウト口51の上端と両側端から略垂直方向
に突出するように形成されたガイド板52とからなる。
さらに、このガイド板52の上面は、若干幅狭となる覆
蓋部52aが延在して形成され、その境界付近にて下方
に屈曲されて背面側開口を覆蓋するように構成されてい
る。また、覆蓋部52aは、可撓性部材にて形成されて
いるため前後方向に撓み可能であるとともに、縦方向に
長穴52a1,52a1が形成されている。 【0021】遊技盤10における飾り板50の取付箇所
には、図5に示すように平板部51aよりも若干小径の
開口17が遊技盤10を貫通するように形成されてお
り、その背面側にはガイド板52と概ね同幅であって下
端側を切り欠かれた凹部17aが形成されている。な
お、この凹部17aの下端側開口と対面する遊技盤収容
取付枠30の側壁には開口31が形成され、この開口3
1と背面側の開口32とを連通してアウト球通路33が
形成されており、後述するようにしてアウト球を開口3
1から導入して開口32から導出する。 【0022】上記のように構成した飾り板50を遊技盤
10に取り付けるにあたっては、まず開口17の前面側
から覆蓋部52aの下端部を挿入し、奥方に押し入れて
いってガイド板52の全体を開口17に挿通する。この
とき、覆蓋部52aが開口17の上下方向端部に突き当
たることがあっても、上述したように覆蓋部52aは可
撓性部材にて形成されているため、湾曲しながらもガイ
ド板52は開口17に挿通される。このようにしてガイ
ド板52を開口17に挿通したら、平板部51aの両側
端付近に形成された図示しないネジ穴を介してネジを挿
通しつつ、遊技盤10の前面側にネジ止め固定する。上
述しなかったが、覆蓋部52aは凹部17aと概ね同長
としてあるため、遊技盤10を遊技盤収容取付枠30に
取り付けたときに、図6に示すように凹部17aの背面
側開口は完全に覆蓋される。 【0023】本実施形態においては、覆蓋部52aと凹
部17aを同長として覆蓋部52aにて凹部17aの背
面側開口が覆蓋されるようにしているが、むろん、この
構成に限られることはなく、例えば、次のように構成す
ることも可能である。上述したように、遊技盤収容取付
枠30には開口31,32を連通するようにアウト球通
路33が形成されているが、このアウト球通路33の背
面側壁面にあたる部位を切り欠いて縦長の開口を形成す
るとともに、覆蓋部52aの下端部が同開口の中程まで
延在するように伸長させて形成する。すると、遊技盤収
容取付枠30の背面側には、上述した開口32と同様の
開口が形成されることになり、この開口と開口31とを
連通するアウト球通路が形成される。かかる構成とすれ
ば、遊技盤収容取付枠30の背面側は切り欠きを設ける
だけでよく、遊技盤収容取付枠30を容易に形成するこ
とができる。 【0024】図7は、飾り板50を取り付けた状態の要
部を縦方向断面図により示している。同図からも分かる
ように、凹部17aの背面側には入賞球樋41aが形成
されることになるが、アウト口51の側と入賞球樋41
aの側は覆蓋部52aにより完全に区画されているた
め、アウト口51を介して背面側に導出されたアウト球
は、覆蓋部52aに突き当たって確実に下方へと導出さ
れる。ここで、下方に導出されたアウト球は遊技盤収容
取付枠30の側の開口31から導入される。 【0025】この開口31の対面方向の下端部は前面側
から背面側に向かうにつれてなだらかに下方に傾斜して
おり、開口31から導入されて同下端部に突き当たった
アウト球は確実に背面側の開口32を介してさらに背面
側へと導出される。また、この開口32に面接するよう
に、機構盤40の側にはアウト球排出部44の開口が配
置されるようになっており、このアウト球排出部44を
介してアウト球は下方に排出される。 【0026】ところで、飾り板50のアウト口51の背
面側において、アウト球が球詰まりを起こすことがある
が、このような場合にはまず機構盤40を開放して覆蓋
部52aを露出させる。そして、覆蓋部52aを撓ませ
るか、あるいは長穴52a1,52a1にマイナスドラ
イバなどの先端の細い部材を挿入するなどして球詰まり
の原因となっているアウト球を排出させることができ
る。 【0027】本実施形態においては、飾り板とガイド板
とを一体に形成してあるが、少なくとも全体として一体
に構成されて取付作業が容易になればよく、必ずしも上
記のような構成に限定されることはない。例えば、図8
の背面側斜視図に示す飾り板60は、同様にしてアウト
口61の背面側に同アウト口61の上端および両側端か
ら断面略コの字型に突出するガイド板62が形成されて
いるが、覆蓋部62aは別体として構成されている。そ
して、覆蓋部62aは、ガイド板62の両側壁に形成さ
れたネジ穴62b,62bのそれぞれに螺合可能なネジ
63にて挟持するように固定される。 【0028】この飾り板60を取り付ける遊技盤収容取
付枠30のアウト球通路33は、図9に示すように中途
にて屈折して形成されており、覆蓋部62aの下端部も
アウト球通路33の形状に合わせて屈折させ、同下端部
がアウト球通路33に入り込むようになっている。この
ように、覆蓋部62aの下端部を屈曲させることによ
り、アウト球がアウト球通路33に流れやすくなるとと
もに、同下端部におけるクッション作用も得られて好適
である。かかる構成とした飾り板60を遊技盤10に取
り付けるにあたっては、同図に示すようにまず遊技盤1
0における開口17の前面側からガイド板62を挿通す
るとともに、覆蓋部62aの下端部が遊技盤収容取付枠
30の側のアウト球通路33に入り込むように位置決め
しつつネジ63を用いて固定する。 【0029】このとき、図10に示すようにガイド板6
2の後端面は凹部17aの背面側開口よりもわずかに奥
まった位置に配置され、かつ、覆蓋部62aは凹部17
aよりも幅広であるため、飾り板60は結果として遊技
盤10を挟持するようにして固定されることになる。従
って、この場合には取付用のネジ63,63は、飾り板
60の前面側に露出しないため見栄えが良いといえる。
また、覆蓋部62aは可撓性部材にて形成されるととも
に長穴62a1,62a1が形成されているため、アウ
ト球が球詰まりを起こした場合には同様に覆蓋部62a
を撓ませたり、長穴62a1,62a1を介してマイナ
スドライバを挿入するなどして球詰まりを解消すること
ができる。 【0030】また、図11の背面側斜視図に示す飾り板
70においては、同様に断面コの字形のガイド板72と
覆蓋部72aとを別体として構成するとともに、覆蓋部
72aの下端部を屈曲させて形成してあり、ガイド板7
2の一側壁には係合穴72bを形成し、別の側壁にはネ
ジ穴72cを形成してある。そして、係合穴72bとネ
ジ穴72cのそれぞれに対応するように、覆蓋部72a
の一側端には係合穴72bの内側から挿通して係合固定
するための係合爪72a1を形成するとともに、別の側
端にてネジ止め固定されるようにネジ挿通穴72a2を
形成しておく。この場合も同様にして、飾り板70は遊
技盤10を挟持するようにして固定されるが、取付用の
ネジは一個で済み、取付工程をさらに削減することがで
きる。 【0031】なお、上述した飾り板50などにおいて
は、覆蓋部52aに長穴52a1,52a1を形成して
あるが、本飾り板70の覆蓋部72aにはコの字形に切
り込み72a3を形成して可動片72a4が形成される
ようにしてある。すなわち、アウト球が玉詰まりを起こ
した場合には、切り込み72a3にマイナスドライバな
どを挿入し、玉詰まりの原因となっているアウト球を排
出するようにしてもよいし、可動片72a4を撓ませる
ようにして同アウト球を排出するようにしてもよい。 【0032】さらに、図12の背面側斜視図に示す飾り
板80においては、同様に断面コの字形のガイド板82
と覆蓋部82aを別体として構成するとともに、ガイド
板82の両側壁に係合穴82b,82bを形成し、覆蓋
部82aには係合穴82b,82bの外側から挿通して
係合固定するための係合爪82a1,82a1を形成し
てある。この場合にも同様にして飾り板80は、遊技盤
10を挟持するように固定されるが、取付用のネジは不
要であるため、取付作業を極めて容易に行うことができ
るし、ドライバなどの取付工具も不要である。 【0033】また、飾り板とその他のアウト口周辺部品
とを一体にして構成すれば、取付作業工程をさらに削減
することも可能である。例えば、図13の前面側斜視図
に示す飾り板90においては、図3のように構成した飾
り板の前面側に予め誘導レール11aを一体に形成して
あるため、取付時に誘導レールと飾り板との相対的な位
置関係を考慮する必要はなく、取付作業効率を向上させ
ることができる。 【0034】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について説明する。まず、飾り板50を遊技盤10
に取り付けるにあたっては、遊技盤10の開口17の前
面側から覆蓋部52aの下端部を挿入し、奥方に押し入
れていってガイド板52の全体を開口17に挿通する。
その後、平板部51aの両側端付近に形成された図示し
ないネジ穴を介してネジを挿通しつつ、遊技盤10の前
面側にネジ止め固定する。すると、覆蓋部52aは凹部
17aと概ね同長としてあるため、遊技盤10を遊技盤
収容取付枠30に取り付けたときに、図6に示すように
凹部17aの背面側開口は完全に覆蓋される。このよう
にして、飾り板50を取り付けたら機構盤40を遊技盤
10に対して閉じる。 【0035】遊技盤10の前面側に設置された始動チャ
ッカー13やアタッカー15などへの入賞球は背面側に
形成された溝部16の側に導出される。この溝部16の
背面側は図示しない球寄せ板が装着されて覆蓋され、入
賞球集合通路が形成されるようになっており、この入賞
球集合通路に沿って入賞球は流下する。遊技盤10に対
して機構盤40を閉じると、機構盤40の凹部41の開
口面は遊技盤10により覆蓋されることになるため、上
記入賞球集合通路の下方には入賞球樋41aが形成さ
れ、同入賞球集合通路を流下した入賞球は全て入賞球樋
41aに導入される。入賞球樋41aの下端は、正面右
方向から左方向に向かってなだらかな傾斜を有する入賞
球誘導路41a1が形成されており、入賞球は左方向に
誘導される。すると、入賞球誘導路41a1の左方向端
部に設置された入賞球処理装置43が入賞球を検出して
賞球が払い出される。 【0036】一方、始動チャッカー13やアタッカー1
5に入賞しなかったアウト球は、盤面下部にて円弧状に
形成された誘導レール11により中央最下部に集めら
れ、同最下部の前面側に上記のようにしてネジ止め固定
された飾り板50のアウト口51を介して遊技盤10の
背面側に導出される。このアウト口51の背面側には、
上述した入賞球樋41aが延在しているが、アウト口5
1の側と入賞球樋41aの側は覆蓋部52aにより完全
に区画されているため、アウト口51を介して背面側に
導出されたアウト球は、覆蓋部52aに突き当たって確
実に下方へと導出される。 【0037】ここで、下方に導出されたアウト球は遊技
盤収容取付枠30の側の開口31から導入されてアウト
球通路33を通り、背面側の開口32を介してさらに背
面側へと導出される。この開口32に面接するように、
機構盤40の側にはアウト球排出部44の開口が配置さ
れるようになっており、このアウト球排出部44を介し
てアウト球は下方に排出される。ところで、アウト口5
1の背面側において、アウト球が球詰まりを起こした場
合には、まず機構盤40を開放して覆蓋部52aを露出
させる。そして、覆蓋部52aを撓ませるか、あるいは
長穴52a1,52a1にマイナスドライバなどの先端
の細い部材を挿入するなどして球詰まりの原因となって
いるアウト球を排出させる。 【0038】このように、所定の入賞口への入賞球を機
構盤40の側の入賞球樋41aに導出し、アウト口51
へのアウト球を遊技盤収容取付枠30に形成されたアウ
ト球通路33を介して機構盤40の側のアウト球排出部
44に導出するにあたり、飾り板50の背面側にて入賞
球樋41aとアウト口51の側を区画しつつ、アウト口
51を通過したアウト球をアウト球通路33に導出する
ガイド板52を飾り板50と一体に形成したため、アウ
ト口の球詰まり処置を困難にすることなく、アウト口周
辺の取付部品に関する取付作業能率を向上させることが
可能なパチンコ遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。 【図2】同パチンコ遊技機において前面枠を開放した状
態の斜視図である。 【図3】飾り板の正面側斜視図である。 【図4】飾り板の背面側斜視図である。 【図5】飾り板の取付過程を示す背面側斜視図である。 【図6】飾り板を取り付けた状態の背面側斜視図であ
る。 【図7】飾り板を取り付けた状態の要部縦方向断面図で
ある。 【図8】変形例にかかる飾り板の背面側斜視図である。 【図9】同飾り板の取付過程を示す背面図である。 【図10】同飾り板を取り付けた状態の要部横方向断面
図である。 【図11】別の変形例にかかる飾り板の背面側斜視図で
ある。 【図12】別の変形例にかかる飾り板の背面側斜視図で
ある。 【図13】別の変形例にかかる飾り板の背面側斜視図で
ある。 【図14】従来例にかかるパチンコ遊技機において前面
枠を開放した状態の斜視図である。 【図15】同パチンコ遊技機におけるアウト口周辺の縦
方向断面図である。 【符号の説明】 10…遊技盤 11…誘導レール 12…遊技領域 13…始動チャッカー 14…表示器 15…アタッカー 16…溝部 17…開口 17a…凹部 20…前面枠 30…遊技盤収容取付枠 31,32…開口 33…アウト球通路 40…機構盤 41…凹部 41a…入賞球樋 41a1…入賞球誘導路 42…開口 43…入賞球処理装置 44…アウト球排出部 50…飾り板 51…アウト口 51a…平板部 52…ガイド板 52a…覆蓋部 52a1…長穴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 前面側に所定の入賞口とアウト口を備え
    てそれぞれ入賞球とアウト球を個別の経路で背面側に導
    出する遊技盤と、 この遊技盤の背面側にて当該遊技盤の周縁を囲むように
    して保持するとともに上記アウト口の背面側下方にて上
    記アウト球を導入して背面側に導出するアウト球通路を
    備えた遊技盤取付枠と、 上記遊技盤の背面側に配置されるとともに前面側の開口
    を同遊技盤の背面にて覆蓋されて樋状に形成される入賞
    球集合部にて上記遊技盤の背面に導出された入賞球を集
    合し当該入賞球に応じて賞球を払い出す賞球払出機構と
    上記アウト球通路から導出されたアウト球を排出するア
    ウト球排出部を備えた機構盤と、 上記アウト口の周縁に配置されるとともに背面側に一体
    に形成されたガイド板にて同アウト口側と上記入賞球集
    合部を区画しつつ同アウト口を通過したアウト球を上記
    アウト球通路に導出する飾り板を具備することを特徴と
    するパチンコ遊技機。
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