JP2003135291A - 洗浄機の制御方法 - Google Patents

洗浄機の制御方法

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JP2003135291A
JP2003135291A JP2001332227A JP2001332227A JP2003135291A JP 2003135291 A JP2003135291 A JP 2003135291A JP 2001332227 A JP2001332227 A JP 2001332227A JP 2001332227 A JP2001332227 A JP 2001332227A JP 2003135291 A JP2003135291 A JP 2003135291A
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washing
rotating drum
chamber
water
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泉 ▲よし▼田
Izumi Yoshida
Koji Nagata
晃司 永田
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜の損傷を少なくし、青果物を安全に生食
できる殺菌効果及び鮮度保持効果に優れ、使い勝手の良
い洗浄機を提供する。 【解決手段】 洗浄室22と、洗浄液を貯める貯水槽2
5と、洗浄ノズル27と、洗浄室の中央に配置した回転
ドラム37と、回転ドラム内に着脱自在に設けた洗浄カ
ゴ38と、254nmの波長を有する紫外線を放射する
光源33と、遮蔽板31で、貯められた洗浄液を洗浄室
内に循環噴射させ光触媒部材に洗浄液が接触する構成と
したものであり、予備洗浄で洗浄経路を清浄とし、次の
本洗浄で洗浄品をむらなく効率的に洗浄でき、少量の洗
浄液で高い殺菌効力が得られ、ビタミンC等の栄養成分
の流出を最小限に抑制する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生食するサラダ用
のカット野菜や果実等の洗浄機の制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜等の生鮮食品材料を殺菌する
装置として、特開平9ー19376号公報に開示されて
いるように、洗浄槽にオゾン水を貯水して旋回流を発生
させて野菜を洗浄するようにしたものが知られている。
【0003】以下、この従来の食物洗浄機を図面を参照
しながら説明する。図8は従来の食物洗浄機の構成を示
す縦断面図である。1は洗浄槽、2は食物を洗浄する洗
浄液で、洗浄液2は通常水道水が使用され、洗浄槽1の
側壁には洗浄液供給管3、洗浄槽1の底部には洗浄液排
出管4が配設されている。
【0004】また、洗浄液供給管3と洗浄液排出管4に
はそれぞれ供給と排出を制御する電磁弁5,6が設けら
れている。そして、7は洗浄槽1内へ洗浄液を噴射させ
る噴射体、8は洗浄液2を搬送する液体ポンプであり、
噴射体7は洗浄液2の液面よりも下方に位置するように
洗浄槽1の側壁に配設されている。
【0005】噴射体7と液体ポンプ8、洗浄槽1と液体
ポンプ8は、それぞれ洗浄液搬送管9,10によって連
結されている。洗浄液2に旋回流を発生させる旋回流発
生手段は、噴射体7、液体ポンプ8、洗浄液搬送管9,
10で構成されている。
【0006】11はオゾン発生装置で、気体ポンプ12
及び気体とオゾンが搬送される気体搬送管13にて、発
生したオゾンを洗浄槽1へ供給するように構成されてい
る。また14は、オゾン供給時及び停止時に開閉する電
磁弁である。
【0007】上記構成において、野菜等の食物を洗浄槽
1に投入した後、制御部(図示していない)から洗浄開
始の信号が発せられると、洗浄液供給側の電磁弁5が開
いて洗浄液2が洗浄槽1に供給され、必要量になると電
磁弁5が閉じて供給が停止される。
【0008】次に液体ポンプ8とオゾン発生装置11、
気体ポンプ12、電磁弁14が同時に作動し、オゾン発
生装置11で発生したオゾンが、気体ポンプ12により
気体搬送管13を通って洗浄槽1内の洗浄液2へ噴射さ
れて、洗浄槽1内には旋回流が発生し野菜等の食物がオ
ゾンを含んだ洗浄液によって洗浄される。
【0009】そして、所定の洗浄時間が経過すると、電
磁弁6が開いて洗浄液2が排出されるようになってい
る。
【0010】従って、野菜等の食物に付着している細菌
や農薬等の汚染物質を除去することができると共に、食
物の細胞に水分が補給され新鮮さを蘇生させることがで
きるというものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の従来の食物洗浄機は、洗浄液をオゾン水としている
為、オゾンガスが洗浄液の水面から空気中へ飛散してし
まう。従って、嫌なオゾン臭がしたり気分が不快になる
という課題があった。また、青果物の組織が損傷されや
すい為、洗浄後褐変しやすく日持ちが悪いという課題が
あった。
【0012】また、被洗浄物全体が完全に洗浄液に浸漬
されていなければならないので、多量の水を必要とし
た。
【0013】また、被洗浄物である野菜等の食物全体が
洗浄液に絶えず浸漬された状態である為に、洗浄液中へ
ビタミンC等の食品の栄養分が必要以上に流出してしま
うという課題があった。
【0014】本発明はこのような食物の洗浄、特に青果
物の洗浄殺菌において、有害な薬剤を使用せずに従来よ
り安全で少量の洗浄液で従来と同等以上の殺菌効力が得
られ、しかもビタミンC等の栄養成分の流出をできるだ
け抑制することができる洗浄機を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の洗浄機は、前面に開閉自在の扉を備えた洗浄
室と、前記洗浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前
記洗浄室の天面あるいは底面の少なくとも一方に設けた
洗浄ノズルと、前記洗浄室の中央に配置した回転ドラム
と、前記回転ドラム内に着脱自在に設けた洗浄カゴと、
前記回転ドラムの左右両側に254nmの波長を有する
紫外線を放射する光源と、前記回転ドラムと光源の間に
設けた上下が開放したL字状の光触媒部材からなる遮蔽
板とからなり、前記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗
浄ノズルにより前記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽
板の光触媒部材に洗浄液が接触する構成としたものにお
いて、野菜等の洗浄を開始する本洗浄の前に前記洗浄室
及び洗浄経路を事前に洗浄する予備洗浄動作をおこなう
事としたものである。
【0016】これにより、本洗浄開始前に予備洗浄を行
う事で洗浄経路を清浄とし、次の本洗浄で洗浄品をむら
なく効率的に洗浄でき、少量の洗浄液で高い殺菌効力が
得られ、しかも洗浄品が青果物の場合にはビタミンC等
の栄養成分の流出を最小限に抑制する事ができる効果が
得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、前面に開閉自在の扉を備えた洗浄室と、前記洗浄室
の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天面あ
るいは底面の少なくとも一方に設けた洗浄ノズルと、前
記洗浄室の中央に配置した回転ドラムと、前記回転ドラ
ム内に着脱自在に設けた洗浄カゴと、前記回転ドラムの
左右両側に254nmの波長を有する紫外線を放射する
光源と、前記回転ドラムと光源の間に設けた上下が開放
したL字状の光触媒部材からなる遮蔽板とからなり、前
記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗浄ノズルにより前
記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽板の光触媒部材に
洗浄液が接触する構成としたものにおいて、野菜等の洗
浄を開始する本洗浄の前に前記洗浄室及び洗浄経路を事
前に洗浄する予備洗浄動作をおこなうようにしたもので
あり、本洗浄開始前に予備洗浄を行う事で洗浄経路を清
浄とし、次の本洗浄で洗浄品をむらなく効率的に洗浄で
き、少量の洗浄液で高い殺菌効力が得られ、しかも洗浄
品が青果物の場合にはビタミンC等の栄養成分の流出を
最小限に抑制することができる作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、数サイクル繰り
返される洗浄動作の際、前記回転ドラムを回転させず、
ゆっくりと揺らす事としたものであり、苺やトマトのよ
うに外からの力により傷つきやすい軟弱野菜類に対して
も、確実に洗浄殺菌をすることができるという作用を有
する。
【0019】請求項3に記載の発明は、数サイクル繰り
返される洗浄動作のうち最後の1サイクル終了時の排水
と同時に前記回転ドラムの回転による水切り動作を行う
としたものであり、洗浄工程の時間短縮が洗浄効果を損
なうことなく行える作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、前面に開閉自在
の扉を備えた洗浄室と、前記洗浄室の底部に洗浄液を貯
める貯水槽と、前記洗浄室の天面あるいは底面の少なく
とも一方に設けた洗浄ノズルと、前記洗浄室の中央に配
置した回転ドラムと、前記回転ドラム内に着脱自在に設
けた洗浄カゴと、前記回転ドラムの左右両側に254n
mの波長を有する紫外線を放射する光源と、前記回転ド
ラムと光源の間に設けた上下が開放したL字状の光触媒
部材からなる遮蔽板と、前記貯水槽に蓄えられる洗浄水
の温度を検出する水温検出部とからなり、前記貯水槽に
貯められた洗浄液を前記洗浄ノズルにより前記洗浄室内
に循環噴射させて前記遮蔽板の光触媒部材に洗浄液が接
触する構成とした洗浄機において、前記水温検出部の検
出値により、洗浄のサイクル数あるいは1サイクルの時
間を可変としたものである。
【0021】例えば夏場の比較的水温が高いときは、洗
浄効果も高いため1サイクルの時間を短縮或いは1回の
洗浄のサイクル数を少なくすることにより洗浄時間の短
縮が可能となり、また冬場の比較的水温が低いときは十
分な洗浄効果を得るために、1サイクルの時間を延長或
いは1回の洗浄のサイクル数を多くする事により十分な
洗浄効果を得ることが出来るという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の洗浄機と
洗浄液冷却槽の構成を示す縦断面図、図2は同洗浄機の
主要構成部品を示す横断面図、図3は洗浄機の光触媒部
材の要部断面図、図4は洗浄カゴの開扉状態を示す側面
図、図5は実施の形態1における洗浄工程を示すフロー
チャートである。図1において洗浄機15は、前面に開
閉自在な扉16を備えたステンレス製等の密閉型箱体1
7を備えており、上流側に洗浄液冷却槽18を、更に最
上流側に図示しない洗浄液供給源を有している。
【0024】ここでは洗浄液供給源は水道を水源とし、
洗浄機15は青果物用の洗浄機として説明する。つま
り、洗浄機15は水道直結型で、塩化ビニルパイプ等の
導管19で水道水蛇口(図示しない)と連結され、洗浄
機15側に設けられた二つの電磁弁20、21の開閉に
より、水道水および洗浄液冷却槽18を通した水道水の
供給又は停止を制御している。
【0025】密閉型箱体17の内部の洗浄室22は、収
納部23と収納部23の底部にあって洗浄液である水道
水24の貯水槽25とから構成され、その貯水槽25の
下方に第1の機械室26が設けられている。
【0026】また、洗浄室22の天面に水道水24を初
期に注水するためと洗浄中に噴射するための回転ノズル
27を設け、底部の貯水槽25の上方に所定量貯水され
た水道水24を吸水噴射する回転ノズル28が設けられ
ている。この上下の噴射回転ノズル27、28には洗浄
液を一定角度で噴射する噴射口27a、28aがそれぞ
れ複数個配設されている。
【0027】また、底面の回転ノズル28上方の左右両
側に網棚29を取り付け、それぞれ網棚29の上に上下
が開放したL字状の光触媒部材30からなる遮蔽板31
と、洗浄室22の左右壁面に設けた平板状の光触媒部材
32とにより、背面より突出して設けられた光源33を
囲むように配置されている。
【0028】尚、光源33は背面から着脱自在で、主と
して254nmの波長の光を照射する防水型の殺菌灯で
ある。
【0029】光触媒部材30、32は、それぞれ図3に
示したように、ステンレス鋼板34をガラスビーズの衝
突などによって所謂ブラスト処理加工した凹凸面35
に、二酸化チタンを主成分とする光触媒36を塗布後焼
付け固定したものである。
【0030】尚、基材としてローラー等で表面に微小な
凹凸を形成されたダル仕上げステンレス鋼板を使用して
もよい。
【0031】また、洗浄室22の中央に円筒形の回転ド
ラム37を設け、その中に着脱自在の洗浄カゴ38を収
納固定している。この洗浄カゴ38はステンレス製の円
筒状の網カゴで、上面に取っ手39付きの蓋40を、底
面に足台となる複数個の突起部41を設けている。
【0032】更に、回転ドラム37は、洗浄室22後部
の第2の機械室42に設けられた可変速モータ43によ
り回転駆動され、その結果収納固定された洗浄カゴ38
が回転するようになっている。洗浄カゴ38は、底面の
突起部41が回転ドラム37の基底部44に圧入固定さ
れるようになっている。
【0033】尚、L字状の光触媒部材30からなる遮蔽
板31は、洗浄カゴ38の中に被洗浄物として青果物を
入れた場合に、紫外線により青果物が傷まないように光
源33からの強い紫外線が直接あたらない高さになるよ
うに設けられている。
【0034】また、第1の機械室26には上下の回転ノ
ズル27、28に貯水された水道水24を吸水して圧送
する送水ポンプ45と、一連の洗浄操作を制御する為の
制御回路基盤46が設けられている。
【0035】さらに、天面の回転ノズル27と底面の回
転ノズル28の手前にはそれぞれ三方電動弁47、48
が設けられ、これらの三方電動弁47、48を介して導
管49にて上下の回転ノズル27、28は連結された状
態に配設されている。
【0036】また、天面の回転ノズル27と三方電動弁
37は導管50で、底面の回転ノズル27と三方電動弁
48は導管51で接続されている。
【0037】そして、2個の三方電動弁47、48の流
路切換を制御回路基盤46からの信号により制御するこ
とにより、貯水槽25の底面に設けられた吸い込み口5
2より吸水した水道水24を、導管49側に通水した時
は水の噴射により天面の回転ノズル27が回転し、導管
51側に通水した時は同様に底面の回転ノズル28が回
転するように構成されている。
【0038】また、洗浄液冷却槽18は、上部の氷蓄熱
槽53と下部の機械室54から構成され、氷蓄熱槽53
には冷媒が循環する銅パイプ製の熱交換器55と、水道
水が通水される冷却用導管56と、貯めた水を撹拌する
撹拌羽57を有し、機械室54には熱交換器55に冷媒
を供給する圧縮機58を有している。
【0039】そして、主として深夜電力の利用にて夜間
に氷蓄熱槽53の熱交換器55の周囲に氷塊を形成し
て、氷蓄熱槽53に貯めた水を氷結点まで冷却すること
により冷却用導管56を通過する水道水が冷水となって
洗浄機15へ供給されるように構成されている。
【0040】以上のように構成された青果物用の洗浄機
15について、その洗浄方法を図5のフローチャートを
用いて以下に説明する。
【0041】青果物を洗浄カゴ38に収納した後、洗浄
機15の前面の扉16を開けて、洗浄カゴ38を回転ド
ラム37に収納して回転ドラム37の前に設けたフタ3
7aを閉めて、洗浄カゴ38を回転ドラム37内に収納
固定する。
【0042】洗浄カゴ38を収納後、洗浄機15の扉1
6を閉めると運転可能状態となる。
【0043】ステップ1では、予備洗浄を実施するため
に、電磁弁20を開放し、水道水が導管19から三方弁
47および天面の回転ノズル27を通じて洗浄室22へ
供給される。
【0044】ステップ2では、注水が完了したかどうか
を判断する。完了していない場合は現状を維持し、完了
である場合はステップ3へ進む。
【0045】ステップ3では、電磁弁20を閉鎖し注水
を停止し、引き続き排水を行う。
【0046】ステップ4では、排水が完了したかどうか
を判断する。排水が完了していない場合は現状を維持
し、完了している場合はステップ5へ進む。
【0047】この動作により、排水経路に滞留していた
前回の洗浄水を排出することが可能となる。以下のステ
ップにより、本洗浄を実施する。
【0048】ステップ5では、再び電磁弁20を開放
し、三方弁47及び回転ノズル27を通じて、貯水槽2
5に洗浄水24の注水を開始する。
【0049】ステップ6では、注水が完了したかどうか
を判断する。注水が完了した場合はステップ7へ進み、
注水が完了していない場合は現状を維持する。
【0050】ステップ7では、貯水槽25への注水を停
止させるため電磁弁20を遮断する。
【0051】ステップ8では光源33を点灯する。次に
ステップ9で、送水ポンプ45を駆動し、ステップ10
でモータ43を駆動し洗浄カゴ38を低速回転させる。
これにより、貯水槽25の水道水24が吸い込み口52
より矢印Aのように天面の回転ノズル27に圧送され
て、噴射口27aから水道水24を下方に向けて激しく
噴射しながら天面の回転ノズル27が回転する。これに
より、水道水24の噴流水にて前記洗浄カゴ38に収納
した青果物(図示しない)の表面に付着している細菌や
カビなどを洗い流しながら除菌する。
【0052】ステップ11では、洗浄時間が設定時間を
経過したかどうかを判断する。
【0053】洗浄時間が設定時間を経過していない場合
は、現状を維持し、設定時間が経過した場合はステップ
12へ進む。
【0054】ステップ12では実施サイクル数が設定値
を越えたかどうかを判断する。
【0055】実施サイクル数が設定値を越えている場合
は、ステップ14へ進み、越えていない場合はステップ
13へ進む。
【0056】ステップ13では、現在水道水24の噴射
が27aから行われている場合は、次は噴射口28aか
ら噴射されるように、逆の場合は噴射口27aから噴射
されるように三方弁47,48を操作し、ステップ11
へ戻る。
【0057】ステップ14では、モータ45を停止し洗
浄カゴ38の回転を止め、ステップ15へ進む。
【0058】ステップ15では、送水ポンプ45を停止
し、排水動作を実施して、ステップ16へ進む。
【0059】ステップ16では、排水が完了したかどう
かを判断する。排水が完了した場合はステップ17へ進
み、排水が完了していない場合は現状を維持する。
【0060】ステップ17では、繰り返し回数が設定値
を越えているかどうかを確認する。設定値を越えていな
い場合はステップ5へ戻り、設定値を越えている場合は
ステップ18へ進む。
【0061】ステップ18では、洗浄液冷却槽18側の
電動弁21を開放して、ステップ19に進む。これによ
り、冷水が洗浄機15へ供給される。
【0062】ステップ19では、冷却水の注水が完了し
たかどうかを確認する。完了していない場合は現状を維
持し、完了している場合はステップ20へ進む。
【0063】ステップ20ではステップ9〜ステップ1
7までの動作を、繰り返し回数の設定値を変更して実行
し、繰り返し回数が設定値を越えた場合ステップ21へ
進む。
【0064】ステップ21では、光源33を消灯し、ス
テップ22へ進む。
【0065】ステップ22では、回転ノズル27、28
からのシャワーが出ない状態でモータ43を駆動させ、
回転ドラム37を高速回転させ脱水運転を行い、ステッ
プ23へ進む。
【0066】ステップ23では、脱水が完了しているか
どうかを確認する。完了していない場合は現状を維持
し、完了している場合はステップ24へ進む。
【0067】ステップ24では、モータ45を停止し洗
浄カゴ38の回転を止め、洗浄工程を終了する。
【0068】以上のように、本実施の形態1の洗浄方法
によれば、本洗浄の前の予備洗浄により貯水槽から排水
経路に滞留している前回の洗浄水を取り除くことによ
り、より清浄な状態で本洗浄を開始でき、洗浄自体が比
較的少量の水道水で済ませることもできるので経済的で
あると共に、青果物に付着している微量の残留農薬など
の有害化学物質も光触媒36の表面で分解することがで
きるので、きわめて安全である。
【0069】そして、不快なオゾン臭や次亜塩素酸ソー
ダの強烈な塩素臭がしないので、作業者にとってきわめ
て安全な労働環境を提供することができる。
【0070】また、水道水による洗浄の後に冷水で青果
物を洗浄するので、青果物に対して除菌力が高いだけで
なく、所謂しゃきっとして夏季においても食感が損なわ
れたり、鮮度の低下を抑制することができる。
【0071】また、数サイクル繰り返される洗浄動作の
際、回転ドラム37を回転させず、ゆっくりと揺らす事
により、苺やトマトのように外からの力により傷つきや
すい軟弱野菜類に対しても、確実に洗浄殺菌をすること
ができる。
【0072】(実施の形態2)図6は実施の形態2にお
ける洗浄工程を示すフローチャートである。
【0073】図6に示すフローチャートに従い洗浄工程
を説明する。ただし、ステップ14までは、実施の形態
1と同様の処理であるため、説明を省略する。
【0074】ステップ15では、送水ポンプ45を停止
し、排水動作を実施して、ステップ16へ進む。
【0075】ステップ16では、排水が完了したかどう
かを判断する。排水が完了した場合はステップ17へ進
み、排水が完了していない場合は現状を維持する。
【0076】ステップ17では、繰り返し回数が設定値
を越えているかどうかを確認する。設定値を越えていな
い場合はステップ5へ戻り、設定値を越えている場合は
ステップ18へ進む。
【0077】ステップ18では、洗浄液冷却槽18側の
電動弁21を開放して、ステップ19へ進む。これによ
り、冷水が洗浄機15へ供給される。
【0078】ステップ19では、冷却水の注水が完了し
たかどうかを確認する。完了していない場合は現状を維
持し、完了している場合はステップ20へ進む。
【0079】ステップ20では貯水槽25への注水を停
止し、ステップ21へ進む。
【0080】ステップ21からステップ27までは、実
施の形態1で説明したステップ9からステップ15と同
様であるため、説明は省略する。
【0081】ステップ28では、繰り返し回数が設定値
を越えているかどうかを確認する。設定値を越えていな
い場合はステップ29へ進み、設定値を越えている場合
はステップ30へ進む。
【0082】ステップ29では、排水が完了したかどう
かを確認する。完了した場合はステップ18に戻る。
【0083】ステップ30では、光源33を消灯し、ス
テップ31へ進む。
【0084】ステップ31では、回転ノズル27、28
からのシャワーが出ない状態でモータ43を駆動させ、
回転ドラム37を高速回転させ脱水運転を行い、ステッ
プ33へ進む。
【0085】ステップ33では、脱水が完了しているか
どうかを確認する。完了していない場合は現状を維持
し、完了している場合はステップ34へ進む。
【0086】ステップ34では、モータ45を停止し洗
浄カゴ38の回転を止め、洗浄工程を終了する。
【0087】このように、本実施の形態2の洗浄工程と
する事により、洗浄工程の時間短縮が洗浄効果を損なう
ことなく行う事が出来る。
【0088】(実施の形態3)実施の形態1及び実施の
形態2の洗浄方法を実施する洗浄機の制御方法におい
て、図7の構成図に示す様に、貯水槽25に蓄えられる
洗浄水24の温度を検出する水温検出部80を付加し、
水温検出部80の検出値により、洗浄のサイクル数ある
いは1サイクルの時間(図5においてはステップ12の
設定サイクル数及びステップ17の繰り返し回数。図6
においてはステップ12、ステップ24の設定サイクル
数、及びステップ17、ステップ28の繰り返し回数)
を可変とする。
【0089】つまり夏場等で比較的水温が高いときは、
洗浄液自体の洗浄効果も高いため1サイクルの時間を短
縮する、或いは1回の洗浄のサイクル数を少なくする事
により洗浄効果は維持したまま、洗浄時間の短縮が可能
となる。一方冬場の比較的水温が低い時は、十分な洗浄
効果を得るために、1サイクルの時間を延長或いは1回
の洗浄のサイクル数を多くする事により十分な洗浄効果
を得ることが出来るという効果が得られる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明によれば、前面に開閉自在の扉を備えた洗浄室と、
前記洗浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄
室の天面あるいは底面の少なくとも一方に設けた洗浄ノ
ズルと、前記洗浄室の中央に配置した回転ドラムと、前
記回転ドラム内に着脱自在に設けた洗浄カゴと、前記回
転ドラムの左右両側に254nmの波長を有する紫外線
を放射する光源と、前記回転ドラムと光源の間に設けた
上下が開放したL字状の光触媒部材からなる遮蔽板とか
らなり、前記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗浄ノズ
ルにより前記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽板の光
触媒部材に洗浄液が接触する構成としたものにおいて、
野菜等の洗浄を開始する本洗浄の前に前記洗浄室及び洗
浄経路を事前に洗浄する予備洗浄動作をおこなう事によ
り、本洗浄開始前に予備洗浄を行う事で洗浄経路を清浄
とし、次の本洗浄で洗浄物をむらなく効率的に洗浄で
き、少量の洗浄液で高い殺菌効力が得られ、しかも洗浄
品が青果物の場合にはビタミンC等の栄養成分の流出を
最小限に抑制することができる。
【0091】また、請求項2記載の発明によれば、数サ
イクル繰り返される洗浄動作の際、前記回転ドラムを回
転させず、ゆっくりと揺らす事で、苺やトマトのように
外からの力により傷つきやすい軟弱野菜類に対しても、
確実に洗浄殺菌をすることができる。
【0092】また、請求項3記載の発明によれば、数サ
イクル繰り返される洗浄動作のうち最後の1サイクル終
了時の排水と同時前記回転ドラムの回転による水切り動
作を行うことにより、洗浄工程の時間短縮が洗浄効果を
損なうことなく行う事ができる。
【0093】また、請求項4記載の発明によれば、前面
に開閉自在の扉を備えた洗浄室と、前記洗浄室の底部に
洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天面あるいは底
面の少なくとも一方に設けた洗浄ノズルと、前記洗浄室
の中央に配置した回転ドラムと、前記回転ドラム内に着
脱自在に設けた洗浄カゴと、前記回転ドラムの左右両側
に254nmの波長を有する紫外線を放射する光源と、
前記回転ドラムと光源の間に設けた上下が開放したL字
状の光触媒部材からなる遮蔽板と、前記貯水槽に蓄えら
れる洗浄水の温度を検出する水温検出部とからなり、前
記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗浄ノズルにより前
記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽板の光触媒部材に
洗浄液が接触する構成とし、前記水温検出部の検出値に
より、洗浄のサイクル数あるいは1サイクルの時間を可
変とすることにより、前記貯水槽に蓄えられる洗浄水の
温度を検出する水温検出部を持ち、前記水温検出部の検
出値により、洗浄のサイクル数あるいは1サイクルの時
間を可変とすることにより、例えば、夏場の比較的水温
が高いときは、洗浄液自体の洗浄効果も高いため、1サ
イクルの時間を短縮或いは1回の洗浄のサイクル数を少
なくする事により洗浄時間の短縮が可能となり、また冬
場の比較的水温が低いときは十分な洗浄効果を得るため
に、1サイクルの時間を延長或いは1回の洗浄のサイク
ル数を多くする事により十分な洗浄効果を得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における洗浄機の構成図
【図2】洗浄機の横断面図
【図3】洗浄機の光触媒部材の要部断面図
【図4】洗浄機の洗浄カゴの開扉状態を示す側面図
【図5】本発明の実施の形態1における洗浄工程を示す
フローチャート
【図6】本発明の実施の形態2における洗浄工程を示す
フローチャート
【図7】本発明の実施の形態3における洗浄機の構成図
【図8】従来の食物洗浄装置の縦断面図
【符号の説明】
22 洗浄室 24 洗浄液 25 貯水槽 27,28 回転ノズル 30 L字状の光触媒部材 31 遮蔽板 33 光源 37 回転ドラム 38 洗浄カゴ 80 水温検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の扉を備えた洗浄室と、前記洗
    浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天
    面あるいは底面の少なくとも一方に設けた洗浄ノズル
    と、前記洗浄室の中央に配置した回転ドラムと、前記回
    転ドラム内に着脱自在に設けた洗浄カゴと、前記回転ド
    ラムの左右両側に254nmの波長を有する紫外線を放
    射する光源と、前記回転ドラムと光源の間に設けた上下
    が開放したL字状の光触媒部材からなる遮蔽板とからな
    り、前記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗浄ノズルに
    より前記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽板の光触媒
    部材に洗浄液が接触する構成としたものにおいて、野菜
    等の洗浄を開始する本洗浄の前に前記洗浄室及び洗浄経
    路を事前に洗浄する予備洗浄動作をおこなう事を特徴と
    する洗浄機の制御方法。
  2. 【請求項2】 数サイクル繰り返される本洗浄動作の
    際、回転ドラムを回転させず、ゆっくりと揺らす事を特
    徴とする請求項1項に記載の洗浄機の制御方法。
  3. 【請求項3】 数サイクル繰り返される本洗浄動作のう
    ち最後の1サイクル終了時の排水と同時に回転ドラムの
    回転による水切り動作を行うことを特徴とする請求項
    1、請求項2のいずれか一項に記載の洗浄機の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 開閉自在の扉を備えた洗浄室と、前記洗
    浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天
    面あるいは底面の少なくとも一方に設けた洗浄ノズル
    と、前記洗浄室の中央に配置した回転ドラムと、前記回
    転ドラム内に着脱自在に設けた洗浄カゴと、前記回転ド
    ラムの左右両側に254nmの波長を有する紫外線を放
    射する光源と、前記回転ドラムと光源の間に設けた上下
    が開放したL字状の光触媒部材からなる遮蔽板と、前記
    貯水槽に蓄えられる洗浄水の温度を検出する水温検出部
    とからなり、前記貯水槽に貯められた洗浄液を前記洗浄
    ノズルにより前記洗浄室内に循環噴射させて前記遮蔽板
    の光触媒部材に洗浄液が接触する構成としたものにおい
    て、前記水温検出部の検出値により、洗浄のサイクル数
    あるいは1サイクルの時間を可変とすることを特徴とす
    る洗浄機の制御方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090283119A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-19 Khalil Moussa Post-Processing System For Solid Freeform Fabrication Parts
CN102805576A (zh) * 2012-05-07 2012-12-05 宁波方太厨具有限公司 一种厨用清洗装置
CN104921623A (zh) * 2015-06-10 2015-09-23 江苏保食康环保科技有限公司 一种家用洗菜消毒机及消毒方法
CN108113517A (zh) * 2018-01-03 2018-06-05 柯培圣 食物清洁装置
CN109112739A (zh) * 2018-11-01 2019-01-01 开平市杰森纺织有限公司 一种便于整理纺织布料清洗装置
CN112220374A (zh) * 2020-09-30 2021-01-15 宁波方太厨具有限公司 一种果蔬清洗机

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