JP2001017144A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JP2001017144A
JP2001017144A JP11188761A JP18876199A JP2001017144A JP 2001017144 A JP2001017144 A JP 2001017144A JP 11188761 A JP11188761 A JP 11188761A JP 18876199 A JP18876199 A JP 18876199A JP 2001017144 A JP2001017144 A JP 2001017144A
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cleaning
washing
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Koji Nagata
晃司 永田
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜の損傷を少なくし、青果物を生食できる
殺菌力に優れた青果物洗浄機を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 洗浄室20の上下に水道水を噴射する回
転ノズル25、26を設け、前記回転ノズル25、26
の中間に出し入れ自在の洗浄篭28とを設け、洗浄篭2
8の左右に設けた遮蔽板40と洗浄室の壁面20aとの
間に380nm以下の波長を有する紫外線を放射する光
源31を配し、前記遮蔽板40と洗浄室の壁面20aに
光触媒部材29、40aを設けた洗浄機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生食するサラダ用
のカット野菜や果実等の洗浄殺菌装置に関するもので、
特に節水型で殺菌効力の高い洗浄殺菌装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜等の生鮮食品材料を殺菌する
装置として、特開平9ー19376号公報に開示されて
いるように、洗浄槽にオゾン水を貯水して旋回流を発生
させて野菜を洗浄するようにしたものが知られている。
【0003】この従来の食物洗浄装置を図10により説
明する。図10は食物洗浄装置の構成を示す縦断面図で
ある。1は洗浄槽、2は食物を洗浄する洗浄液で、洗浄
液2は通常水道水が使用され、洗浄槽1の側壁には洗浄
液供給管3、洗浄槽1の底部には洗浄液排出管4が配設
されている。
【0004】また、洗浄液供給管3と洗浄液排出管4に
はそれぞれ供給と排出を制御する電磁弁5,6が設けら
れている。そして、7は洗浄槽1内へ洗浄液を噴射させ
る噴射体、8は洗浄液2を搬送する液体ポンプであり、
噴射体7は洗浄液2の液面よりも下方に位置するように
洗浄槽1の側壁に配設されている。
【0005】噴射体7と液体ポンプ8、洗浄槽1と液体
ポンプ8は、それぞれ洗浄液搬送管9,10によって連
結されている。洗浄液2に旋回流を発生させる旋回流発
生手段は、噴射体7、液体ポンプ8、洗浄液搬送管9,
10で構成されている。
【0006】さらに11はオゾン発生装置で、気体ポン
プ12及び気体とオゾンが搬送される気体搬送管13に
て、発生したオゾンを洗浄槽1へ供給するように構成さ
れている。また14は、オゾン供給時及び停止時に開閉
する電磁弁である。
【0007】上記構成において、野菜等の食物を洗浄槽
1に投入した後、制御部(図示していない)から洗浄開
始の信号が発せられると、洗浄液供給側の電磁弁5が開
いて洗浄液2が洗浄槽1に供給され、必要量になると電
磁弁5が閉じて供給が停止される。
【0008】次に液体ポンプ8とオゾン発生装置11、
気体ポンプ12、電磁弁14が同時に作動し、オゾン発
生装置11で発生したオゾンが、気体ポンプ12により
気体搬送管13を通って洗浄槽1内の洗浄液2へ噴射さ
れて、洗浄槽1内には旋回流が発生し野菜等の食物がオ
ゾンを含んだ洗浄液によって洗浄される。
【0009】そして、所定の洗浄時間が経過すると、電
磁弁6が開いて洗浄液2が排出されるようになってい
る。
【0010】従って、野菜等の食物に付着している細菌
や農薬等の汚染物質を除去することができると共に、食
物の細胞に水分が補給され新鮮さを蘇生させることがで
きるというものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の食物洗浄装置は、洗浄液をオゾン水としている為、オ
ゾンガスが洗浄液の水面から空気中へ飛散してしまう。
従って、嫌なオゾン臭がしたり気分が不快になるという
課題があった。また、青果物の組織が損傷されやすく、
洗浄後褐変しやすい等日持ちが悪いという課題があっ
た。
【0012】また、被洗浄物全体が完全に洗浄液に浸漬
されていなければならないので、多量の水を必要とし
た。
【0013】また、被洗浄物である野菜等の食物全体が
洗浄液に絶えず浸漬された状態である為に、洗浄液中へ
ビタミンC等の食品の栄養分が必要以上に流出してしま
うという課題があった。
【0014】本発明はこのような食物の洗浄、特に青果
物の洗浄殺菌において、従来より安全で少量の洗浄液で
従来と同等以上の殺菌効力が得られ、しかもビタミンC
等の栄養成分の流出をできるだけ抑制することができる
洗浄機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の洗浄機は、前面に開閉自在の扉板を備えた洗
浄室と、前記洗浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、
前記洗浄室の天面および貯水槽上方に設けた洗浄ノズル
と、前記上下の洗浄ノズルの中間に形成した洗浄空間
と、前記洗浄空間に配置した出し入れ自在の洗浄容器
と、前記洗浄容器の左右両側に前記洗浄室の壁面との間
に設けた遮蔽板と、前記貯水槽の上方で前記左右両側の
遮蔽板と洗浄室の壁面との間に配置した380nm以下
の波長を有する紫外線を放射する光源とからなり、前記
左右両側の遮蔽板と洗浄室の壁面に光触媒部材を設け、
前記貯水槽の洗浄液を前記上下の洗浄ノズルにより前記
洗浄室内に循環噴射して前記遮蔽板と洗浄室の壁面に洗
浄液が接触する構成としたものである。
【0016】これにより、少量の洗浄液で高い殺菌効力
が得られ、しかもビタミンC等の栄養成分の流出を最小
限に抑制することができるようにしたものである。
【0017】また、光触媒部材は、表面に凹凸を形成し
たステンレス鋼材に酸化チタンを主成分とする光触媒を
固定した部材や素焼きの表面に酸化チタンを主成分とす
る光触媒を固定した陶製部材としたものである。
【0018】これにより、アンカー効果により光触媒の
密着性が高まると共に、比表面積の大きい光触媒被膜が
形成されるので高い光触媒活性が得られ、貯水槽および
噴射中の洗浄液が効率的に殺菌されることになり、洗浄
液の殺菌効果を持続することができると共に、比較的安
価な光触媒部材とすることができる。
【0019】また、光源の周囲を透明なフッ素樹脂系の
熱収縮チューブで被覆したものである。
【0020】これにより、紫外線の放射を遮ることがな
く、光源の破損を防止することができると共に万一破損
してもガラス管等の飛散を防ぐことができる。
【0021】また、光源の最外側表面に光触媒被膜を形
成したものである。
【0022】これにより、光源の外表面の汚れが光触媒
作用により分解されるので、汚れによる光源の紫外線放
射の低下を抑制することができる。
【0023】また、洗浄液を適正な低温に調整できる熱
交換器を有する洗浄液冷却槽を洗浄室の上流側に配設す
ることとしたものである。
【0024】これにより、洗浄された青果物等の食物は
萎れることがなく、所謂しゃきっとして夏季においても
食感が損なわれたり、鮮度が低下するのを抑制すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
とすることにより実施できるのであるが、その実施の形
態を把握しやすくするために、構成とその構成による作
用を以下に併記する。
【0026】本発明の請求項1に記載の発明は、前面に
開閉自在の扉板を備えた洗浄室と、前記洗浄室の底部に
洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天面および貯水
槽上方に設けた洗浄ノズルと、前記上下の洗浄ノズルの
中間に形成した洗浄空間と、前記洗浄空間に配置した出
し入れ自在の洗浄容器と、前記洗浄容器の左右両側に前
記洗浄室の壁面との間に設けた遮蔽板と、前記貯水槽の
上方で前記左右両側の遮蔽板と洗浄室の壁面との間に配
置した380nm以下の波長を有する紫外線を放射する
光源とからなり、前記左右両側の遮蔽板と洗浄室の壁面
に光触媒部材を設け、前記貯水槽の洗浄液を前記上下の
洗浄ノズルにより前記洗浄室内に循環噴射して前記遮蔽
板と洗浄室の壁面に洗浄液が接触する構成としたもので
あるから、洗浄中洗浄液が絶えず殺菌された状態にある
ので、洗浄液の殺菌力の低下を防止できる為、少ない洗
浄液で殺菌できるようになる。
【0027】また、請求項2に記載の発明は、光源から
の光を受光できる貯水槽の一部に光触媒部材を設けたも
のであるから、洗浄液が光触媒と接触する表面積及び時
間が増加することとなり、さらに殺菌力を向上できる。
【0028】また、請求項3に記載の発明は、上下の洗
浄ノズルが交互に作動するようにしたものであるから、
青果物等の食物を効率的に洗浄殺菌することができる。
【0029】また、請求項4に記載の発明は、光触媒部
材が、表面に凹凸を形成したステンレス鋼材に酸化チタ
ンを主成分とする光触媒を固定した部材であるから、密
着性が高く比表面積の大きい光触媒被膜が形成されるの
で、洗浄液中に洗い流された青果物等の食物付着の雑菌
を効率的に殺菌したり、残留農薬を効率的に分解するこ
とができる。
【0030】また、請求項5に記載の発明は、光触媒部
材が、素焼きの表面に酸化チタンを主成分とする光触媒
を固定した陶製部材であるから、密着性が高く比表面積
の大きい光触媒被膜が形成されると共に、安価に製造す
ることができる。
【0031】また、請求項6に記載の発明は、光源の周
囲を透明なフッ素樹脂系の熱収縮チューブで被覆したも
のであるから、紫外線の放射をあまり遮ることがなく、
光源の破損を防止することができると共に万一破損して
もガラス管等の飛散を防ぐことができる。
【0032】また、請求項7に記載の発明は、光源の最
外側表面に光触媒を固定したものであるから、光源の外
表面の汚れが光触媒作用により分解されるので、汚れに
よる光源の紫外線放射強度の低下を抑制することができ
る。
【0033】また、請求項8に記載の発明は、洗浄ノズ
ルが、表面に光触媒材料を有するものであるから、より
効率的に殺菌することができると共に、洗浄中に付着し
たノズルの汚れを絶えず分解することができるまた、請
求項9に記載の発明は、洗浄液を低温に調整する熱交換
器を有する洗浄液冷却槽を洗浄室の上流側に配設したも
のであるから、洗浄された青果物は萎れることがなく、
所謂しゃきっとして夏季においても食感が損なわれた
り、鮮度が低下するのを抑制することができる。
【0034】また、請求項10に記載の発明は、残留塩
素を含有する水道水を洗浄液とし、特別な殺菌剤を使用
せず低濃度の残留塩素を有効に利用して殺菌する洗浄機
であるから、後水洗が不要であること、洗浄液の調整の
手間がかからないこと等からきわめて経済的な青果物洗
浄ができる。
【0035】また、請求項11に記載の発明は、洗浄容
器がステンレス製の網篭で、開閉自在の蓋と回動自在の
取っ手を有するものであるから、効率よく洗浄できると
共に洗浄後の水切りを効率的に行うことができる。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は本発明の青果物洗
浄機15の構成を示す断面図、図2は外観を示す斜視図
である。青果物洗浄機15は前面に開閉自在な扉板16
を備えたステンレス製等の密閉型箱体17を備えてお
り、上流側に図示しない洗浄液供給源を有している。こ
こでは洗浄液供給源は水道水源として説明する。つま
り、前記青果物洗浄機15は所謂水道直結型で、塩化ビ
ニルパイプ等の導管18で水道蛇口(図示しない)と連
結され、電磁弁19の開閉により水道水の供給停止を制
御している。
【0038】前記密閉型箱体17の内部の洗浄室20
は、収納部21と収納部21の底部にあって洗浄液であ
る水道水22の貯水槽となる貯水部23と、その貯水部
23の下方の機械室24から構成されている。
【0039】また、前記洗浄室20の天面に水道水22
を初期に注水するためと洗浄中に噴射するための回転ノ
ズル25を設け、底部の貯水部23の上方に所定量貯水
された水道水22を吸水噴射する回転ノズル26が設け
られている。この上下の噴射回転ノズル25、26には
洗浄液を一定角度で噴射する噴射口25a、26aがそ
れぞれ複数個配設されている。
【0040】また、前記洗浄室20天面のの回転ノズル
26の上部に網棚27を取り付け、網棚27に出し入れ
自在のステンレス製等の容器として網状の蓋付き洗浄篭
28を載置できるようにしている。
【0041】そして、前記洗浄室20の壁面20aと前
記貯水部23の底面23aに、二酸化チタンを主成分と
する光触媒を表面に固定された光触媒部材29、30が
配設され、その上方に位置する前記洗浄篭28の左右両
側に、主として254nmの波長の光を照射する防水型
の流水殺菌灯である光源31を着脱自在に取り付けてい
る。
【0042】また、前記機械室24には上下の回転ノズ
ル25、26に貯水された水道水22を吸水して圧送す
る送水ポンプ32と、一連の洗浄操作を制御する為の制
御回路基盤33が設けられている。
【0043】さらに、前記天面の回転ノズル25と底面
の回転ノズル26の手前にはそれぞれ三方電動弁34、
35が設けられ、これらの三方電動弁34、35を介し
て導管36にて上下の回転ノズル25、26は連結され
た状態に配設されている。
【0044】また、前記天面の回転ノズル25と三方電
動弁34は導管37で、前記底面の回転ノズル26と三
方電動弁35は導管38で接続されている。
【0045】そして、前記2個の三方電動弁34、35
の流路切換を前記制御回路基盤33からの信号により制
御することにより、前記貯水部23の底面23aに設け
られた吸い込み口39より吸水した水道水22を、前記
導管36側に通水した時は水の噴射により天面の回転ノ
ズル25が回転し、前記導管38側に通水した時は同様
に底面の回転ノズル26が回転するように構成されてい
る。
【0046】また、前記洗浄篭28と光源31の間の網
棚27の上に、洗浄篭28の中の青果物28aに光源3
1からの強い紫外線が直接あたらないように、左右両側
に遮蔽板40を設けている。
【0047】そして、前記左右の遮蔽板40の光源31
側の表面に前記洗浄室20の壁面20a及び貯水部23
の底面23aに配設固定された光触媒部材29、30と
同様の光触媒を表面に固定された光触媒部材40aを取
り付けている。
【0048】尚、この場合光触媒剤を直接前記遮蔽板4
0に焼付け固定したものを光触媒部材40aとしてもよ
い。
【0049】さらに、前記密閉型箱体17の前面に操作
釦41と洗浄回数や洗浄時間を選択可能な洗浄モード選
択釦42が設けられている。
【0050】ここで、図3および図4を用いて前記光触
媒部材29についてその詳細を以下に説明する。
【0051】前記光触媒部材29は、オーステナイト系
のSUS304ステンレス鋼板43の表面をサンドブラ
スト処理し、得られた凹凸のサンドブラスト処理表面4
4にアナターゼ型の酸化チタンを主成分とする光触媒被
膜45を乾燥焼付け固定している。
【0052】尚、図4に示したように、前記サンドブラ
スト処理表面44にシリカ膜46を形成した後に、さら
にその上に前記光触媒被膜45を固定してもよい。前記
貯水部23の底面23aに配設された光触媒部材30及
び前記遮蔽板40に取り付けられた光触媒部材40aに
ついても同様である。
【0053】また、前記ステンレス鋼板43の表面をサ
ンドブラスト処理して凹凸表面を得る替わりに、比表面
積はあまり大きくないがダル仕上げ鋼板を使用してもよ
い。
【0054】また、前記光触媒部材29、30、40a
は少なくともどちらか一方だけ設けてもよい。しかし、
すべて設置した方が殺菌効果や有機物分解効果が高くな
る。
【0055】以上のように構成された青果物洗浄機15
について、図1、図2を用いて以下にその動作を説明す
る。
【0056】図1は、既に野菜や果実等の青果物28a
が青果物洗浄機15内に収納された状態を示している
が、動作としては、まず青果物28aを洗浄篭28に収
納した後、図2に示された青果物洗浄機15前面の扉板
16を開けて前記洗浄篭28を洗浄室20に収納する。
【0057】収納後扉板16を閉めると運転可能状態と
なり、前記密閉型箱体17の前面に設けられた操作釦4
1を押すことにより、前記制御回路基盤33からの洗浄
開始の電気的信号にて前記電磁弁19が開放して、水道
水が導管18から三方弁34および天面の回転ノズル2
5を通じて洗浄室20へ一定量供給される。
【0058】すなわち、収納された青果物28aの上に
シャワー状に降り注ぎながら、洗浄液である水道水22
が前記貯水部23に所定量貯水される。
【0059】あらかじめ設定された所定量に達すると、
前記制御回路基盤33からの信号により前記電磁弁19
が閉じられると共に、前記2個の三方電動弁34、35
が開閉動作して、水道水22が導管36の方へ流れる流
路状態とされる。
【0060】次に、連動して前記送水ポンプ32が作動
して、貯水部23の水道水22が前記吸い込み口39よ
り矢印Aのように前記天面の回転ノズル25に圧送され
て、前記噴射口25aから水道水22を下方に向けて激
しく噴射しながら天面の回転ノズル25が回転する。そ
して、水道水22の噴流水にて前記青果物28aの表面
に付着している細菌やカビなどを洗い流しながら除菌す
る。
【0061】また、上記噴射動作とほぼ同時に前記光源
31が点灯し、254nmの波長を有する紫外線が照射
される。すると、前記洗浄室20の壁面20aと前記貯
水部23の底面23a及び遮蔽板40に配設された光触
媒部材29、30が励起されて(化1)及び(化2)に
示した反応式のようにヒドロキシラジカルやスーパーオ
キサイドアニオンという活性酸素ラジカル種を生成す
る。
【0062】
【化1】
【0063】
【化2】
【0064】そして、これらの活性酸素ラジカル種によ
って、前記水道水22が洗浄中絶えず殺菌されることに
なる。
【0065】更に、前記天面の回転ノズル25による洗
浄が所定時間終了すると、今度は前記三方電動弁35が
水道水22を前記導管38へ導くように開閉作動して、
矢印Bのように吸い込んだ水道水22は前記底面の回転
ノズル26へ圧送される。その結果、今度は底面の回転
ノズル26が水道水22を激しく噴き上げながら回転し
て、下から前記青果物28aを洗浄除菌する。
【0066】また、洗浄終了後洗浄液は図示していない
排水管から排水される。通常はこの上下各々1回の洗浄
で終了する。
【0067】しかし、図2に示した前記操作釦41と洗
浄モード選択釦42とにより連続洗浄モードを選択した
場合は、前述の排水後に前記制御回路基盤33からの信
号によって、再び前記電磁弁19を開放して水道水22
を供給し、洗浄運転に入るようになっている。そして、
水道水22の貯水、排水を繰り返して、所定回数、所定
条件で前記青果物28aを洗浄するように運転制御され
ている。
【0068】尚、前記光触媒45は380nm以下の紫
外線領域の光で励起される為、前記光源31はおよそ3
30nmから370nmの波長の光を放射するブラック
ライトであっても良い。また、一般の蛍光灯にも少しで
はあるが紫外線領域の光が含まれているので、殺菌効力
等の機能は低下するが利用することが可能である。但
し、防水仕様とすることが不可欠である。
【0069】従って、前記青果物洗浄機15は、以下に
述べる効果がある。
【0070】洗浄実験による研究の結果、本発明の青果
物洗浄機15を使用すればオゾン水を使用した時と同等
の高い洗浄殺菌効果が得られることや、青果物、特にカ
ット野菜等の組織の損傷が少ないことが判明した。
【0071】その洗浄殺菌効果の一例を図5に示した。
【0072】図5の棒グラフは、前記青果物洗浄機15
に約5センチメートル角に切った100gのカットレタ
スを収納して、洗浄液として0.35mg/リットルの
水中オゾン濃度を有するオゾン水と遊離残留塩素濃度
0.6ppmの水道水を各々3リットル貯水して、5分
間洗浄を2回繰り返し実施した時の殺菌効果を、前記光
源32の254nmの波長の紫外線照射がある時とない
時について調べた結果を、一般細菌および大腸菌群につ
いて殺菌率で示している。
【0073】図5の結果から、紫外線照射をした場合
(A)には光触媒の方がオゾン水よりも殺菌効果が高
く、紫外線照射をしない場合(B)にはオゾン水の方が
水道水よりも殺菌効果が高くなることが分かった。
【0074】すなわち紫外線照射がある場合には、前記
光触媒45は励起され上述の如く活性酸素ラジカル種を
生成しているものと考えられる。尚、オゾン水で紫外線
照射時に殺菌効力が低下するのは紫外線によりオゾンが
分解されるためである。
【0075】従って、光触媒45に紫外線を照射すれば
水道水22をオゾン水と同等の殺菌効果を有する洗浄液
とすることができる。また、オゾン水で洗浄した場合よ
りもカットレタス表面の損傷が少なく、貯蔵後の褐変が
明らかに少ないという効果が得られた。
【0076】勿論、この殺菌効果は前記上下の回転ノズ
ル25,26からの噴流水による物理的な洗浄力と前記
光触媒45の光活性作用力の相乗効果によるものであ
る。
【0077】また、この結果は通常一般的に使用されて
いる高濃度の次亜塩素酸ソーダ水溶液(100ppmで
10分間あるいは200ppmで5分間洗浄することが
推奨されている)によるカットレタスの洗浄と同等の殺
菌効果である。
【0078】また、次亜塩素酸ソーダにより洗浄された
カット野菜等は組織の損傷が大きいため貯蔵時の褐変が
激しいと共にビタミンCの破壊が大きいが、本実施例の
洗浄方法によるカット野菜の場合は褐変がきわめて軽微
でビタミンCの損失が少ないという効果がある。
【0079】また、通常一般的に使用されている高濃度
の次亜塩素酸ソーダは残留性があることと、有機物との
反応により発ガン物質と言われているトリハロメタンが
生成することがあるので、洗浄殺菌後充分な水洗が不可
欠であり、大量の浄水が使用されている。
【0080】一方本実施例の洗浄方法を使用すれば、比
較的少量の水道水で済ませることができ、節水すること
ができるので経済的であると共に、青果物に付着してい
る微量の残留農薬などの有害化学物質も光触媒45の表
面で分解することができるので、きわめて安全である。
【0081】そして、不快なオゾン臭や次亜塩素酸ソー
ダの強烈な塩素臭がしないので、作業者にとってきわめ
て安全な労働環境を提供することができる。
【0082】また、前記遮蔽板40により紫外線が直接
青果物28aに当たらないようになっているから、青果
物28aの紫外線による損傷を防ぐことができる。
【0083】また、前記上下の回転ノズル25、26が
交互に作動するので、水道水22の噴射力の損失を少な
くして青果物を効率的に洗浄殺菌することができる。
【0084】さらに、洗浄液が残留塩素を含有する水道
水であり、特別な洗浄液を使用しないので経済的であ
る。残留塩素は揮発性であり、水道水はある意味で簡便
に入手できる殺菌水とみることができる。
【0085】尚、前記光触媒部材29、30はステンレ
ス鋼材の替わりに素焼き(図示しない)の表面に酸化チ
タンを主成分とする光触媒を焼付け固定した陶製部材と
してもよく、この場合素焼きの表面に細孔を有するため
酸化チタンの密着性がよく、比表面積の大きい光触媒被
膜が形成されるとともに安価な光触媒部材29、30と
することができる。
【0086】また、前記回転ノズル25、26の表面に
光触媒材料(図示しない)を固定してもよく、この場
合、前記光源31からの紫外線が壁面等から反射して回
転ノズル25、26の表面にあたるので、前記水道水2
2を更に効率的に殺菌することができると共に、洗浄中
に付着したノズル表面の汚れを絶えず分解することもで
きる。
【0087】(実施の形態2)次に第2の実施例につい
て、図6と図7を参照しながら説明する。実施の形態1
と同じ構成部品については同一番号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0088】図6は実施の形態2における青果物洗浄機
47の断面図で、実施の形態1と異なる点は、光源31
の周囲を透明なフッ素樹脂系の熱収縮チューブ31aで
被覆したことである。
【0089】図7は前記光源31がポリビニリデンフル
オライドやヘキサフルオロプロピレン共重合体などの透
明なフッ素樹脂系の熱収縮チューブ31aで被覆された
状態を示す断面図で、31bはソケット、31cは固定
ピンである。
【0090】前記光源31にあらかじめ光源31の太さ
より大きい直径の熱収縮チューブを被せた後、ドライヤ
ー等により熱風を吹き付けて収縮させてソケット31b
の根元から完全にシールされた状態としている。
【0091】また、光源31の最外側となる前記熱収縮
チューブ31aの表面に、紫外線が透過できる透明な薄
膜となるように光触媒被膜31dを固定している。
【0092】従って、以上のような構成であるから、紫
外線の放射をあまり遮ることが無く光源の破損を防止す
ることができると共に、万一破損するようなことがあっ
てもガラス管等の飛散を防ぐことができる。
【0093】また、前記光源31の外表面が水垢などに
より汚れても光源31が点灯すれば前記光触媒被膜31
dの活性作用により分解されるので、汚れによる光源3
1の紫外線放射強度の低下を抑制することができる。
【0094】尚、前記光触媒被膜31dは熱収縮チュー
ブ31aを使用しない場合においては直接光源31の表
面に形成してもよい。
【0095】(実施の形態3)次に実施の形態3につい
て、図8を参照しながら説明する。実施の形態1と同じ
構成部品については同一番号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0096】図8は実施の形態3における青果物洗浄機
48の断面図で、実施の形態1と異なる点は、洗浄液で
ある水道水22を冷却する手段を洗浄室20の上流側に
設けたことである。
【0097】洗浄ユニットである前記密閉型箱体17の
下部に洗浄液(水道水)冷却槽49を配設し、導管50
にて洗浄ユニット部分である前記密閉型箱体17と洗浄
液冷却槽49が連結されている。前記導管50には流路
を開閉する電磁弁51を設けている。
【0098】また、前記洗浄液冷却槽49は貯水タンク
52とその貯水タンク52の周囲に洗浄液である水道水
53を冷却するための熱交換器54を有し、貯水タンク
52の下部に前記熱交換器54に冷媒を供給する圧縮機
55と、前記貯水タンク52の水道水53を前記洗浄室
20へ圧送する送液ポンプ56を設けている。
【0099】この青果物洗浄機48の洗浄動作について
は、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明し、そ
の他洗浄動作説明は全く同様であり詳細な説明は省略す
る。
【0100】まず、青果物28aを洗浄する前にあらか
じめ前記貯水タンク52に必要量の水道水53を貯水し
て、前記冷却用の熱交換器54により水道水53が冷却
される。
【0101】次に、前記制御回路基盤33からの信号に
より前記電磁弁51が開放され、冷却された水道水が送
液ポンプ56により前記洗浄室20へ供給される。
【0102】その後の動作は実施の形態1と全く同様で
あり、前述のように上下の回転ノズル25、26からの
噴流水により青果物28aの洗浄が行われる。
【0103】従って、水温の高い夏季においても、洗浄
された青果物28aの食感が損なわれたり、鮮度が低下
することがなくなる。特に、カットレタス等においてし
ゃきっとした食感とひんやり感が得られ、サラダ用途の
青果物に理想的な洗浄機を提供することができる。
【0104】尚、簡便な方法として、貯水タンク52に
氷を入れて水道水53を冷却してもよい。
【0105】また、前記青果物洗浄機48は、冷やしう
どんやざるそばの麺類等の冷却や洗浄用としての利用な
ど、青果物洗浄機以外の用途に応用することもできる。
【0106】(実施の形態4)次に実施の形態4につい
て説明する。実施の形態4は実施の形態1から3におけ
る洗浄容器28に関するもので、洗浄容器28はステン
レス製の網篭で、図9に示した如く開閉自在の蓋57と
回動自在の取っ手58が設けられている。
【0107】前記蓋57は、一端が支持体59で回動可
能に固定され、前記支持体59の対辺に止め金具60を
有している。
【0108】また、前記取っ手58は2本のコ字状のス
テンレス棒から成り、洗浄容器28の上端に有って前記
蓋57の開閉方向と同一方向に回転可能に配設され、さ
らに前記取っ手58の長さは、下に垂らした状態の時に
洗浄容器28の高さより長くならないように設けてい
る。
【0109】従って、以上のような構成であるから、実
施の形態1から3において青果物28aを洗浄するとき
に使い勝手がよく、効率よく洗浄できると共に洗浄後に
前記洗浄室20から取り出して、図9に示したような状
態で取っ手58を持って揺動することにより洗った青果
物28aの水切りを効率よく行うことができる。
【0110】また、実施の形態1から3について共通の
効果として、残留塩素と有機物の反応により生成される
水道水中に微量含まれる発ガン物質であるトリハロメタ
ン等の有害物質や、前記青果物28aの表面に付着して
いると思われる微量の農薬を分解して無害化する効果も
ある。
【0111】また、従来例よりオゾン水を製造しない分
だけ経済的になると共に、オゾン製造時間及びオゾン分
解時間が不要になり、全体的に洗浄時間が短くできると
いう効果があると共に、褐変などの青果物の損傷を少な
くできる。
【0112】そして、不快なオゾン臭や次亜塩素酸ソー
ダの強烈な塩素臭がしないので、作業者にとってきわめ
て安全な労働環境を提供することができる。
【0113】尚、前記上下の回転ノズル25、26は少
なくとも一方を固定式にした構成としてもよい。
【0114】尚、実施例における貯水槽を洗浄室と独立
して別途場所に配置してもよい。
【0115】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1によれ
ば、前面に開閉自在の扉板を備えた洗浄室と、前記洗浄
室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記洗浄室の天面
および貯水槽上方に設けた洗浄ノズルと、前記上下の洗
浄ノズルの中間に形成した洗浄空間と、前記洗浄空間に
配置した出し入れ自在の洗浄容器と、前記洗浄容器の左
右両側に前記洗浄室の壁面との間に設けた遮蔽板と、前
記貯水槽の上方で前記左右両側の遮蔽板と洗浄室の壁面
との間に配置した380nm以下の波長を有する紫外線
を放射する光源とからなり、前記左右両側の遮蔽板と洗
浄室の壁面に光触媒部材を設け、前記貯水槽の洗浄液を
前記上下の洗浄ノズルにより前記洗浄室内に循環噴射し
て前記遮蔽板と洗浄室の壁面に洗浄液が接触する構成と
したものであるから、洗浄中絶えず洗浄液が殺菌された
状態にあるので、洗浄液に対して非常に高い殺菌力が得
られ洗浄液の殺菌力の低下を防止することができるた
め、より少ない洗浄液で殺菌できるようになると共に、
水道水中の微量のトリハロメタンや野菜表面に付着して
いる農薬等の有害な有機物質を分解して無害化すること
もできる。また殺菌線による青果物等の食物の損傷を回
避することができる。
【0116】また、請求項2によれば、光源からの光を
受光できる貯水槽の一部に光触媒部材を設けたものであ
るから、洗浄液が光触媒と接触する表面積及び時間が増
加することとなり、さらに殺菌力を向上することができ
る。
【0117】また、請求項3によれば、上下の洗浄ノズ
ルが交互に作動するようにしたものであるから、青果物
等の食物を効率的に洗浄殺菌することができる。
【0118】また、請求項4によれば、光触媒部材が、
表面に凹凸を形成したステンレス鋼材に酸化チタンを主
成分とする光触媒を固定した部材であるから、密着性が
高く比表面積の大きい光触媒被膜が形成されるので、洗
浄液中に洗い流された青果物等の食物付着の雑菌を効率
的に殺菌したり、残留農薬を効率的に分解することがで
きる。
【0119】また、請求項5によれば、光触媒部材は、
素焼きの表面に酸化チタンを主成分とする光触媒を固定
した陶製部材であるから、密着性に優れ比表面積の大き
い光触媒被膜が形成されて高い光触媒活性が得られると
ともに、安価に製造することができる。
【0120】また、請求項6によれば、光源の周囲を透
明なフッ素樹脂系の熱収縮チューブで被覆したものであ
るから、紫外線の放射をあまり遮ることがなく、光源の
破損を防止することができると共に万一破損してもガラ
ス管等の飛散を防ぐことができる。
【0121】また、請求項7によれば、光源の最外側表
面に光触媒被膜を形成したものであるから、光源の外表
面の汚れが光触媒作用により分解されるので、汚れによ
る光源の紫外線放射強度の低下を抑制することができ
る。
【0122】また、請求項8によれば、洗浄ノズルは表
面に光触媒材料を有するものであるから、洗浄液をより
効率的に殺菌することができると共に、洗浄中に付着し
たノズル表面の汚れを分解することもできる。
【0123】また、請求項9によれば、洗浄液を適正な
低温に調整できる熱交換器を有する洗浄液冷却槽を洗浄
室の上流側に配設したものであるから、洗浄された青果
物がしゃきっとして、夏季においても食感が損なわれた
り、鮮度が低下することがなくなると共に、冷やしうど
んやざるそばの麺類用の洗浄水や冷却水としての利用が
できる。
【0124】また、請求項10によれば、洗浄液が残留
塩素を含有する水道水であるからきわめて経済的に青果
物を洗浄することができると共に、従来のように不快な
オゾン臭や次亜塩素酸ソーダの強烈な塩素臭がしないの
で、作業者にとってきわめて安全な労働環境を提供する
ことができる。
【0125】また、請求項11によれば、洗浄容器がス
テンレス製の網篭で、開閉自在の蓋と回動自在の取っ手
を有するものであるから、効率よく洗浄できると共に洗
浄後の水切りを効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における青果物洗浄機の
断面図
【図2】同青果物洗浄機の斜視図
【図3】同青果物洗浄機の光触媒部材の要部断面図
【図4】同青果物洗浄機の別の光触媒部材の要部断面図
【図5】同青果物洗浄機における殺菌効果の一例を示す
棒グラフ
【図6】本発明の実施の形態2における青果物洗浄機の
断面図
【図7】同青果物洗浄機の光源の断面図
【図8】本発明の実施の形態3における青果物洗浄機の
断面図
【図9】本発明の実施の形態4における洗浄容器の斜視
【図10】従来の食物洗浄装置の縦断面図
【符号の説明】
15、47、48 青果物洗浄機 16 扉板 20 洗浄室 20a 洗浄室壁面 22、60 水道水(洗浄液) 23 貯水部(貯水槽) 25、26 回転ノズル 28 洗浄篭(洗浄容器) 28a 青果物 29、30、40a 光触媒部材 31 光源 31a 熱収縮チューブ 31d、45 光触媒被膜 40 遮蔽板 44 サンドブラスト処理表面 49 洗浄液冷却槽 54 熱交換器 57 蓋 58 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA46 BB24 BB43 BB92 BB98 CB01 CC21 4B021 LA41 LP10 LT03 LW02 MC01 MK08 MP03 4B061 AA01 AA02 BA03 BA04 CA13 CA38 4G069 BA04A BA04B BA10A BA18 BA48A CD10 DA06 EA11 EB01 EB10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開閉自在の扉板を備えた洗浄室
    と、前記洗浄室の底部に洗浄液を貯める貯水槽と、前記
    洗浄室の天面および貯水槽上方に設けた洗浄ノズルと、
    前記上下の洗浄ノズルの中間に形成した洗浄空間と、前
    記洗浄空間に配置した出し入れ自在の洗浄容器と、前記
    洗浄容器の左右両側に前記洗浄室の壁面との間に設けた
    遮蔽板と、前記貯水槽の上方で前記左右両側の遮蔽板と
    洗浄室の壁面との間に配置した380nm以下の波長を
    有する紫外線を放射する光源とからなり、前記左右両側
    の遮蔽板と洗浄室の壁面に光触媒部材を設け、前記貯水
    槽の洗浄液を前記上下の洗浄ノズルにより前記洗浄室内
    に循環噴射して前記遮蔽板と洗浄室の壁面に洗浄液が接
    触する構成としたことを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 光源からの光を受光できる貯水槽の一部
    に光触媒部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    洗浄機。
  3. 【請求項3】 上下の洗浄ノズルが交互に作動するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】 光触媒部材は、表面に凹凸を形成したス
    テンレス鋼材に酸化チタンを主成分とする光触媒を固定
    した部材であることを特徴とする請求項1記載の洗浄
    機。
  5. 【請求項5】 光触媒部材は、素焼きの表面に酸化チタ
    ンを主成分とする光触媒を固定した陶製部材であること
    を特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  6. 【請求項6】 光源の周囲を透明なフッ素樹脂系の熱収
    縮チューブで被覆したことを特徴とする請求項1記載の
    洗浄機。
  7. 【請求項7】 光源の最外側表面に光触媒被膜を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  8. 【請求項8】 洗浄ノズルは、表面に光触媒材料を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  9. 【請求項9】 洗浄液を低温に調整する熱交換器を有す
    る洗浄液冷却槽を洗浄室の上流側に配設したことを特徴
    とする請求項1記載の洗浄機。
  10. 【請求項10】 残留塩素を含有する水道水を洗浄液と
    したことを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  11. 【請求項11】 洗浄容器はステンレス製の網篭で、開
    閉自在の蓋と回動自在の取っ手を有することを特徴とす
    る請求項1記載の洗浄機。
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