JP2003135111A - 腕時計用ベルト - Google Patents

腕時計用ベルト

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JP2003135111A
JP2003135111A JP2001333690A JP2001333690A JP2003135111A JP 2003135111 A JP2003135111 A JP 2003135111A JP 2001333690 A JP2001333690 A JP 2001333690A JP 2001333690 A JP2001333690 A JP 2001333690A JP 2003135111 A JP2003135111 A JP 2003135111A
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JP
Japan
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belt
paint
urethane
wristwatch
coating film
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Application number
JP2001333690A
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English (en)
Inventor
Masato Kimoto
正人 木本
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Morito Co Ltd
Original Assignee
Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚い塗膜を形成させず腕時計用ベルトの機能
性を十分に確保して、小ロットでも色合いを安定でき、
経済性にも優れた腕時計用ベルトを提供することを、解
決手段とする。 【解決手段】 合成繊維により織成されたベルト基体
(1)の表面若しくは該表面及び裏面に、直接、2倍以上
に希釈したウレタン系塗料(2)若しくはアクリル系塗料
からなる被覆膜(13)を、吹付けによって形成したことを
特徴とする腕時計用ベルトを、解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、合成繊維製の腕時
計のベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウレタン製やナイロン製のベルト基体の
表面上に、塗料を全面的に塗布し、又はもようを形成す
べく部分的に型紙等のマスクを重ねて塗布又はプリント
した腕時計用ベルト(以下、先行技術という。)が、公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術に係る発
明は、腕時計用ベルトにおけるベルト基体の全面又は部
分に対して層状に塗料を塗布、又はプリントするもので
あり、このようにして形成される表面層は、模様を明瞭
に表すために多量の塗料が使用され、厚い塗膜を有する
ものである。
【0004】従って、塗膜が厚くなることにより、ベル
ト基体自体が硬化して当該ベルト基体の優れた可撓性は
阻害されるとともに、ベルト基体が撓むことによって、
塗膜が剥がれ易いものであった。
【0005】そして、ベルト基体の可撓性が阻害される
と、時計を手首に装着する際に、ベルトを湾曲するのに
力をかけなければならず、片手でベルトを湾曲状態で維
持しつつ、ベルト端部相互に設けた留め具を掛止すると
いう操作が非常に困難となり、腕時計用ベルトとしての
機能が損なわれるものであった。
【0006】また、前記した先行技術に係る発明におい
ては、塗料の色合いを安定させるためには、一度に多量
の塗料を使用しなければならず、多品種少量生産の要請
による小ロット生産を行う上では、経済効率が非常に悪
いものであった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、厚い塗膜を形成させず腕時計用ベルトの
機能性を十分に確保して、小ロットでも色合いを安定で
き、経済性にも優れた腕時計用ベルトを提供すること
を、発明が解決しようとする課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】合成繊維により織成され
たベルト基体(1)の表面若しくは該表面及び裏面に、直
接、2倍以上に希釈したウレタン系塗料(2)若しくはア
クリル系塗料からなる被覆膜(13)を、吹付けによって細
粒状として付着乾燥して形成したことを特徴とする腕時
計用ベルトを、課題を解決するための手段とするもので
ある。
【0009】
【発明の効果】合成繊維により織成されたベルト基体の
表面若しくは該表面及び裏面に、直接、2倍以上に希釈
したウレタン系塗料若しくはアクリル系塗料を、吹付け
ることから、希釈されたウレタン系塗料若しくはアクリ
ル系塗料のうち溶媒が表面若しくは裏面に含浸するとと
もに、前記ウレタン系塗料若しくはアクリル系塗料が細
かい粒状として表面若しくは裏面上に付着固定して膜状
の被覆膜として形成されることから、ベルト基体の撓み
によって塗装が剥がれることがないものとすることがで
きる。
【0010】また、同構成によって、ベルト基体の可撓
性も阻害されないことから、時計を手首に装着する際
に、ベルトの湾曲力をかける必要もなく、片手で円滑
に、当該腕時計を着用することができる。
【0011】更に、2倍以上にウレタン系塗料若しくは
アクリル系塗料を希釈して使用するため、塗料の色合い
を安定させるために多量の塗料を用いる必要がなく、多
品種少量生産の要請による小ロット生産を行う上でも、
極めて好都合なものとすることができる。
【0012】また、被覆膜上に、更に単位面積当り60
%程度の範囲で前記被覆膜と色の異なるウレタン系塗料
若しくはアクリル系塗料を吹付けてなる模様膜を備える
ものとした場合には、ベルト基体の可撓性を損なうこと
なく、僅かな塗布量で暈し模様を形成することができ、
需要者の購買意欲を喚起する装飾効果を得ることができ
るとともに、極めて安価なものとして提供することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】図1は、本発明の実施
例1に係る腕時計用ベルトを示す平面図、図2は同実施
例に係る腕時計用ベルトの一部省略拡大断面図、図3は
本発明の実施例2に係る腕時計用ベルトを示す一部省略
拡大断面図である。
【0014】本発明の実施例1に係る時計用ベルトは、
図1及び図2に示すように、表面(11)には、滴状の不規
則な暈し模様を、裏面(12)には面全体が前記暈し模様と
同色としてウレタン系塗料で着色された、幅10mm、
厚さ1.5mm程度のナイロン製の腕時計ベルトであ
る。
【0015】当該腕時計ベルトの製造方法は、先ず、白
色のナイロン糸で織成されたベルト基体(1)の全面に対
して、直接にウレタン系塗料(2a)を吹付けることによっ
て、該ウレタン系塗料(2a)が、細かい粒状として付着し
て、被覆膜(13)を形成する。
【0016】次に、該ベルト基体(1)の表面(11)には、
単位面積当り60%程度となる範囲で、滴状として不規
則に、前記ウレタン系塗料(2a)と色違いのウレタン系塗
料(2b)を吹付け、また、ベルト基体(1)の裏面にも、当
該ウレタン系塗料(2b)を吹付けして、同様に模様膜(14)
を形成する。滴状として吹付けられた塗料は、希釈され
ているため、ベルト基体(1)に含浸して、暈し模様が形
成される。
【0017】この後、焼付け乾燥によって希釈した塗料
中の塗料が全面に残留し固定されるとともに、大量の溶
媒が急激に揮散することによって、終了する。
【0018】得られた腕時計用ベルトにおける塗料は、
細粒状として付着した状態となることから、表面上に層
として多量に存在しないこととなる。従って、ベルト基
体の撓みによって塗装が剥がれることがなく、ベルト基
体の可撓性も阻害されないこととなる。
【0019】また、これに加えて、塗料のロスが少な
く、小ロットでもコストの上昇を招来せずに製造でき、
更には需要者の購買意欲を刺激する模様を様々な色彩で
表すことができるものとなる。
【0020】一方、本実施例1においては、前記被覆膜
上に、更に単位面積当り60%程度の範囲で前記被覆膜
と色の異なるウレタン系塗料若しくはアクリル系塗料を
吹付けてなる模様膜を備えたものとしており、ベルト基
体の可撓性を損なうことなく、僅かな塗布量で暈し模様
を形成することができ、需要者の購買意欲を喚起する装
飾効果を得ることができるとともに、極めて安価なもの
として提供することができる。
【0021】尚、模様膜が60%を超えた場合において
も、機能上ベルト基体の可撓性を損なうことはないが、
60%以内であれば暈し模様が重なることが少なく、十
分な装飾効果を兼備することができる。
【0022】一方、腕時計及び留め具に対しては、一般
的な時計用ベルトと同様に、当該腕時計用ベルトの両端
部夫々を、腕時計本体の取付用軸、留め具を縫着若しく
は溶着すること等により取付けることができる。
【0023】次に、本発明の実施例2に係る時計用ベル
トは、図3にその一部省略拡大断面図を示すように、ポ
リエステル糸で織成するベルト基体(1)自体の表面(11)
に、当該織成によって模様を形成し、該ベルト基体(1)
の表面(11)及び裏面(12)のいずれにも、アクリル系塗料
(3) を吹付けて、被覆膜(13)を形成した構成を有するも
のである。
【0024】尚、本発明においては、上記実施例1及び
2に限られるものではなく、表面(11)、裏面(12)の双方
の被覆膜(13)に、模様膜(14)を設けることもできるし、
表面(11)、裏面(12)の双方若しくはいずれか一方に、被
覆膜(13)を設けず、模様膜(14)のみを直接設けることも
できるし、或いは、ベルト基体(1)自体に模様を織成し
たものに対して、被覆膜(13)、模様膜(14)を吹付けるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る時計用ベルトの平面図
及び裏面図である。
【図2】本発明の実施例1に係る時計用ベルトの一部省
略拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例2に係る時計用ベルトの一部省
略拡大断面図である。
【符号の説明】
(1) ベルト基体 (11) 表面 (12) 裏面 (13) 被覆膜 (14) 模様膜 (2) ウレタン系塗料 (2a) ウレタン系塗料 (2b) ウレタン系塗料 (3) アクリル系塗料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維により織成されたベルト基体
    (1)の表面若しくは該表面及び裏面に、直接、2倍以上
    に希釈したウレタン系塗料(2)若しくはアクリル系塗料
    からなる被覆膜(13)を、吹付けによって細粒状として付
    着乾燥して形成したことを特徴とする腕時計用ベルト。
  2. 【請求項2】 2倍以上に希釈したウレタン系塗料(2)
    若しくはアクリル系塗料(3)からなる模様膜(14)を、被
    覆膜(13)上に、吹付けによって細粒状として付着乾燥
    し、形成したことを特徴とする請求項1記載の腕時計用
    ベルト。
  3. 【請求項3】 合成繊維により織成されたベルト基体
    (1)の表面若しくは該表面及び裏面又は、被覆膜(13)上
    に、直接2倍以上に希釈したウレタン系塗料(2)若しく
    はアクリル系塗料(3)からなる模様膜(14)を、単位面積
    当り60%以内で滴状に吹付け、細粒状として付着乾燥
    し、形成したことを特徴とする腕時計用ベルト。
  4. 【請求項4】 ベルト基体(1)を織成する合成樹脂とし
    て、ナイロン糸、若しくはポリエステル糸を使用したこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の腕時計用ベル
    ト。
JP2001333690A 2001-10-31 2001-10-31 腕時計用ベルト Pending JP2003135111A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122789A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sk Kaken Co Ltd 模様形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122789A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sk Kaken Co Ltd 模様形成方法
JP4491326B2 (ja) * 2004-10-27 2010-06-30 エスケー化研株式会社 模様形成方法

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