JP2003134807A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP2003134807A JP2001328571A JP2001328571A JP2003134807A JP 2003134807 A JP2003134807 A JP 2003134807A JP 2001328571 A JP2001328571 A JP 2001328571A JP 2001328571 A JP2001328571 A JP 2001328571A JP 2003134807 A JP2003134807 A JP 2003134807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽負荷状態での間欠動作を防止し、重負荷状態
での応答遅れが小さな半導体集積回路を提供する。 【解決手段】間欠動作防止回路102で、抵抗1と抵抗
2で分圧したa点の電圧が、E1の電圧となるVCCの
電圧を、低電圧誤動作防止回路85の低いしきい値電圧
よりも高い電圧に設定することで、半導体集積回路(電
源制御用IC)の動作状態を維持し、軽負荷から重負荷
になる時の応答速度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチング電
源を制御する電源制御用ICなどの半導体集積回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源において、電源制御用
ICが定常動作しているとき、この電源制御用ICへの
電力は、負荷へ電力を供給するスイッチング電源のトラ
ンスの補助巻線から供給されることが多い。図3は、ス
イッチング電源の要部回路図である。スイッチング電源
の回路構成を説明する。AC100Vの電源50にトラ
ンス51を介してダイオードブリッジ52を接続し、こ
のダイオードブリッジ52に平滑用の電源コンデンサ5
3を接続する。この電源コンデンサ53の高電位側に、
電源制御用IC100のVH端子と、トランス55の1
次巻線側の一端を接続し、トランス55の1次巻線の他
端とMOSFET57のドレインを接続し、ソースと電
源制御用IC100のIS端子および抵抗58の一端と
を接続し、抵抗58の他端とGNDとを接続する。MO
SFET57のゲートと抵抗59の一端とを接続し、抵
抗59の他端と電源制御用IC100のOUT端子とを
接続する。トランス55の補助巻線56の一端とダイオ
ード60のアノードとを接続し、ダイオード60のカソ
ードと抵抗61の一端とを接続し、抵抗61の他端と、
電源コンデンサ54の一端(高電位側)および電源制御
用IC100のVCC端子とを接続する。電源コンデン
サ54の他端とGNDとを接続する。電源制御用IC1
00のCS端子と補助コンデンサ62の一端を接続し、
補助コンデンサ62の他端とGNDとを接続する。電源
制御用IC100のFB端子とフォトカプラ78のフォ
トトランジスタ78aのコレクタとを接続し、フォトト
ランジスタ78aのエミッタとGNDとを接続する。
【0003】トランス55の2次巻線の一端と整流用の
ダイオード71のアノードとを接続し、ダイオード71
のアノードと平滑コンデンサ72の一端および直流高電
位端子73とを接続する。トランス55の2次巻線の他
端と平滑コンデンサ72の他端および直流低電位端子7
4とを接続する。直流高電位端子73と抵抗75の一端
および抵抗76の一端とを接続し、抵抗75の他端とフ
ォトカプラ78の発光ダイオード78bのアノードとを
接続し、発光ダイオード78bのカソードとコンデンサ
79の一端およびツェナーダイオード80のカソードと
を接続し、ツェナーダイオード80のアノードとトラン
ス55の2次巻線の他端とを接続する。抵抗76の他端
とコンデンサ79の他端および抵抗77の一端とを接続
し、抵抗77の他端とツェナダイオード80のアノード
とを接続する。また、点線の回路55bはトランス55
の主捲線55aが動作を停止したときの還流電流を流す
回路である。
【0004】図4は、電源制御用ICの要部ブロック図
である。この電源制御用IC100は、起動回路10
1、制御回路200、低電圧誤動作防止回路85および
内部電源回路88(REG)で構成され、制御回路20
0は発振器87(OSC)および説明は省略するが、ラ
ッチ回路(Latch)および過負荷防止回路(Ove
rLoad)などで構成されている。
【0005】起動回路101は、スイッチング電源を起
動するとき、制御回路200に電力を供給する電源コン
デンサ54を充電する回路である。制御回路200は電
源制御用ICの主要回路部である。低電圧誤動作防止回
路85は、VCC端子の電圧が低下した場合に、制御回路
200の動作を停止することで、電源制御用ICの誤動
作を防止する回路である。発振器87は、図示しない出
力回路を介して図3のMOSFET57のゲート信号を
制御し、負荷が軽くなったときに、FB端子からの電圧
によって、この発振器87の発振周波数を低下させ、ま
た出力回路から出力される矩形波パルスのパルス幅を狭
くし、MOSFET57が導通する期間を絞り、負荷に
供給される電力を小さくする回路である。
【0006】図5は、図4の起動回路図である。起動回
路101の回路構成を説明する。VH端子とJFET8
1(接合型FET)のドレインとを接続し、ゲートとG
NDとを接続し、ソースと、ダーリントン接続したnp
nトランジスタ82のコレクタとを接続し、エミッタと
VCCおよび定電流源86の一端とを接続する。npn
トランジスタ82のベースとMOSFET83のドレイ
ンとを接続し、このドレインと2MΩ程度の抵抗90を
介してJFET81のソースと接続し、MOSFET8
3のソースとGNDとを接続する。MOSFET83の
ゲートとMOSFET84のドレインとを接続し、MO
SFET84のソースとGNDとを接続し、MOSFE
T84のゲートと低電圧誤動作防止回路85と接続す
る。定電流源86の他端と、MOSFET84のドレイ
ンとを接続する。
【0007】図6は、JFETの特性を示す図である。
VCCが高くなると、つまり、エミッタ側の電位が高く
なると、JFET81がピンチオフ状態となり、ドレイ
ン電流ID は急激に減少する。図7は、起動回路の各部
の波形を示す図である。VCCはVCC端子の電圧波
形、IC消費電流は、電源制御用IC100で消費する
電流波形を示し、電流のピーク値は1mA程度である。
NMOS84VD は図5のMOSFET84のドレイン
電圧波形であり、NMOS83VD は図5のMOSFE
T83のドレイン電圧波形である。JFET電流は図5
のJFET81のドレイン電流波形であり、電流のピー
ク値は8から10mA程度で、テール部の電流は数μA
である。
【0008】つぎに、図3で示すスイッチング電源、図
4で示す電源制御用IC100、図5で示す起動回路1
01の動作および図7の各部の波形について説明する。
まず、電源制御用IC100に搭載される低電圧誤動作
防止回路85の動作を説明する。低電圧誤動作防止回路
85は、VCC端子の電圧が定常状態から低下し、所定
の低い電圧になったときに、制御回路200を停止させ
る信号を出力すると同時に起動回路101を動作させ、
VH端子とVCC端子を導通させる信号を起動回路10
1に出力する。
【0009】また、低電圧誤動作防止回路85は、VC
C端子の電圧が低い電圧から昇圧して、所定の高い電圧
になったときに、制御回路200を動作させる信号を出
力すると同時に起動回路101による充電を停止させる
信号を起動回路101に出力する。この所定の低い電圧
のことを低いしきい値電圧(Vth−UVLO−L、例
えば9V)、所定の高い電圧のことを高いしきい値電圧
(Vth−UVLO−H、例えば16.5V)という。
このように、低電圧誤動作防止回路85のしきい値電圧
には、電源電圧が昇圧過程で、制御回路200の動作を
開始させる、高いしきい値電圧と、電源電圧が降圧過程
で、制御回路200の動作を停止させる、低いしきい値
電圧の2種類がある。このように、異なるしきい値電圧
を有することをヒシテリシスがあるといい、低電圧誤動
作防止回路85はヒシテリシス特性を有する回路であ
る。具体的に説明すると、このヒシテリシス特性を持た
せている回路は低電圧誤動作防止回路85を構成するヒ
シテリシス付き比較器85a(ヒシテリシス付きコンパ
レータ)である。
【0010】このスイッチング電源の起動時について説
明する。AC100V電源50が投入されたとき、電源
コンデンサ53の電圧が0Vから徐々に立ち上がる。つ
まり、VH端子の電圧が0Vから徐々に上昇する。VH
端子の電圧が0V付近では、npnトランジスタ82の
ベースにJFET81から電流が供給されて、npnト
ランジスタ82はオン状態となっている。起動回路10
1のMOSFET84、83のゲート電圧はゲートしき
い値電圧より低いために、共にオフ状態である。VHの
電圧が上昇すると、低電圧誤動作防止回路85が動作を
開始し、MOSFET84がオン状態となる。そのた
め、MOSFET83は、VH端子の電圧が上昇しても
オフ状態を維持する。MOSFET83がオフ状態を維
持すると、抵抗90を介してJFET81からベース電
流が供給され続けて、npnトランジスタ82はオン状
態を維持する。
【0011】npnトランジスタ82がオン状態を維持
すると、VH端子からJFET81、npnトランジス
タ82およびVCC端子を経由して、図3の電源コンデ
ンサ54が充電され、電源コンデンサ54の電圧は上昇
する。つまり、VCC端子の電圧が徐々に上昇する。こ
のVCC電圧が上昇すると、図6で示すようにJFET
81のドレイン電流ID は急激に減少する。
【0012】VCC端子の電圧が上昇する期間で、低電
圧誤動作防止回路85の高いしきい値電圧よりVCC電
圧が低い場合には、低電圧動作防止回路85の出力信号
で、制御回路200の電源電圧を用いる内部電源回路8
8をオフすることで、制御回路200は動作停止状態を
維持し、MOSFET84はオン状態を維持し、MOS
FET83はオフ状態を維持し、npnトタンジスタ8
2はオン状態を維持して、VH端子とVCC端子は導通
状態となる。
【0013】VCC端子の電圧が上昇し、低電圧誤動作
防止回路85の高いしきい値電圧になった時点で、低電
圧誤動作防止回路85の出力信号で、内部電源回路88
をオンすることで、制御回路200は動作を開始し、M
OSFET57の制御を開始する。また、この出力信号
でMOSFET84はオフ状態になり、MOSFET8
3がオン状態となり、npnトランジスタ82がオフ状
態となる。そうすると、JFET81を介してVH端子
からVCC端子へ供給されていた電流が遮断される。
【0014】しかし、MOSFET57が動作を開始す
ることにより、補助巻線56から電源コンデンサ54へ
電流が供給され、VCC端子の電圧は、例えば、30V
の電圧を維持するようになり、この立ち上がったVCC
端子の電圧で、電源制御用IC100は安定に動作し、
負荷に安定した電力が供給される。この状態では、np
nトランジスタ82がオフ状態であるため、VH端子と
VCC端子の間は遮断状態となる。
【0015】つぎに、スイッチング電源が定常動作して
いる場合について説明する。定常動作状態で何らかの原
因で、負荷が接続している直流高電位側端子73の電圧
が低下した場合、フォトカプラー78の発光ダイオード
78bの光量が減少して、フォトカプラー78のフォト
トランジスタ78aのコレクタ電流が減少する。このF
B端子に流れる電流が減少すると、電源制御用IC10
0のOUT端子から出力される出力電圧で、制御される
MOSFET57の電流が増大する。MOSFET57
の電流が増大すると、直流高電位端子73の電圧は上昇
し、一定の直流電圧が負荷に供給される。
【0016】つぎに、このスイッチング電源が待機状態
など軽負荷状態になった場合について説明する。スイッ
チング電源が待機状態など軽負荷状態では、フォトカプ
ラー78を介したフィードバック信号(0Vの電圧)に
より、制御回路200からMOSFET57の動作を停
止させる信号が出力される。具体的には、MOSFET
57のゲートに、0Vかマイナス電圧が印加される。M
OSFET57が停止するとトランス55の主捲線55
aに電流が流れないために、トランス55の補助巻線5
6から電源コンデンサ54に供給される電流が停止す
る。
【0017】そうすると、補助巻線56からの電流の供
給がないまま、電源コンデンサ54からVCC端子を介
して電源制御用IC100に供給される放電電流で、電
源制御用IC100が動作を続けることになる。このと
き電源制御用ICで消費する電流は1mA程度である。
しかし、この軽負荷状態が長く続くと、電源コンデンサ
54の電圧が放電により低下する。VCC端子の電圧が
低いしきい値電圧(例えば、9V)に達したときに、低
電圧誤動作防止回路85からの出力信号で、制御回路2
00の動作が停止する。制御回路200の動作が停止す
ると、制御回路200で消費される電流がなくなるため
に、電源コンデンサ54からの放電電流は停止する。一
方、この低いしきい値電圧に達した時点で、MOSFE
T84のゲートに低電圧誤動作防止回路85の出力電圧
(Hレベル)が入力され、MOSFET84はオンし、
MOSFET83はオフし、npnトランジスタ82が
オンする。
【0018】そうすると、前記のVH端子と接続するJ
FET81を介して、平均電流として数mAの電流が、
VH端子、JFET81、npnトランジスタ、VCC
端子を経由して電源コンデンサ54は再び充電される。
このJFET81のドレイン電流ID は、、ピーク値が
8から10mAで、テール部の電流が数μAの電流であ
る。この充電電流で電源コンデンサ54の電圧は上昇
し、数百msで高いしきい値電圧(例えば、16.5
V)に到達する。
【0019】高いしきい値電圧に到達すると、低電圧誤
動作防止回路85からの出力信号で、制御回路200は
再び動作を開始する。しかし、軽負荷状態のために、補
助巻線56からの電流の供給がない状態で、電源コンデ
ンサ54は再び放電を開始し、電源コンデンサ54の電
圧は再び低下する。このように、電源コンデンサ54の
電圧、つまり、VCC端子電圧が、低電圧誤動作防止回
路85の高いしきい値電圧と、低いしきい値電圧の間で
低下と上昇を繰り返し、低下している間は、制御回路2
00が動作し、上昇している間は、制御回路200が動
作を停止する、所謂、制御回路200が間欠動作状態に
入る。つまり、電源制御用ICが間欠動作状態に入るこ
とになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、電源制御
用ICが間欠動作状態で、特に制御回路200が停止状
態にあるときに、スイッチング電源が重負荷状態となっ
た場合、電源コンデンサ54の電圧が制御回路200が
動作開始できる高いしきい値電圧に直ちに立ち上がら
ず、数百msと長い時間が掛かる。つまり、重負荷状態
に瞬時に対応できず、応答遅れが生じる。
【0021】この発明の目的は、前記の課題を解決し
て、軽負荷状態での間欠動作を防止し、重負荷状態での
応答遅れが小さな半導体集積回路を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、スイッチングトランジスタと、所定の出力電圧を
出力させるために、前記スイッチングトランジスタを制
御する制御回路と、該制御回路の電源を起動時に充電す
る起動回路と、を備え、前記電源電圧が第1の基準電圧
を超えると、前記起動回路を停止し、前記電源電圧が前
記第1の基準電圧より低い第2の基準電圧より低くなる
と前記制御回路を停止して、前記電源を起動回路により
充電するスイッチング電源回路において、軽負荷時に、
前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間の第3
の基準電圧により前記電源が低くなると前記起動回路を
動作させ電源を充電する構成とする。
【0023】また、前記制御回路は、前記制御を行う制
御部と、前記起動回路と、前記電源電圧が前記第1の基
準電圧を超えたとき第1の信号を出力し、前記第2の基
準電圧より低くなると第2の信号を出力する低電圧誤動
作防止回路と、前記電源電圧が前記第3の基準電圧より
低くなると第3の信号を出力する間欠動作防止回路と
を、備えた構成とするとよい。
【0024】また、スイッチング素子と、所定の出力を
出力させるためにスイッチング素子を制御する制御回路
と、該制御回路の電源を充電する起動回路と、前記電源
電圧が第1の基準電圧より高くなると第1の信号を出力
し、前記電源電圧が第1の基準電圧より低い第2の基準
電圧より低くなると第2の信号を出力する低電圧誤動作
防止信号と有し、前記制御回路は、第1の信号により動
作し、第2の信号により停止し、第2の信号により前記
電極編を充電動作するスイッチング電源回路において、
軽負荷時に 前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧
との間の第3の基準電圧により前記電源が低くなると第
3の信号を出力する、間欠動作防止回路を有し、前記起
動回路が前記第3の信号により前記電源を充電動作する
構成とする。
【0025】また、前記間欠動作防止回路は、前記電源
電圧と前記第3の基準電圧とを比較し前記電源電圧が前
記第3の基準電圧より低くなると第4の信号を出力する
比較器と、前記出力電圧をフィードバックしたフィード
バック電圧と所定の第4の基準電圧とを比較し前記フィ
ードバック電圧が前記第4の基準電圧より低くなると第
5の信号を出力する比較器と、前記第4の信号と前記第
5の信号とを入力したときの論理積に基づく第6の信号
を出力する論理回路と、を備えた構成とするとよい。
【0026】また、前記制御部は発振回路を備え、前記
間欠動作防止回路は、前記第6の信号と、前記発振回路
の出力とを入力し、前記第3の信号を出力するフリップ
フロップ回路を備えた構成とするとよい。また、前記制
御回路が集積回路であると好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例の半
導体集積回路の要部回路図である。ここでは、起動回路
101a、JFET81および本発明の主要部分である
間欠動作防止回路102とを示す。起動回路101a
は、従来の起動回路101と異なる点は、nチャネルM
OSFETであるMOSFET7を付加し、間欠動作防
止回路102の出力を、このMOSFET7のゲートに
入力している点である。当然、これらの回路は、図3で
示した電源制御用IC100の中に集積されている。
【0028】本発明の間欠動作防止回路について説明す
る。VCC端子と抵抗1の一端とを接続し、抵抗1(R
1)の他端が抵抗2(R2)の一端とを接続し、抵抗2
の他端とGNDとを接続する。接続点aと比較器3(C
OMP1)のマイナス端子とを接続し、プラス端子と基
準電源E1(E1:基準電圧も意味することとする)と
を接続する。FB端子と比較器4(COMP2)の−端
子とを接続し、比較器4のプラス端子と基準電源E2
(E2:基準電圧も意味することとする)とを接続す
る。比較器3と比較器4の出力をNAND回路5の入力
端子とを接続し、出力端子とDFF回路6のDATA端
子とを接続し、図4の発振器87の出力点とDFF回路
6のCLK端子とを接続する。DFF回路6のQB端子
から出力信号が出力される。
【0029】つぎに、起動回路101aとJFET81
ついて説明する。JFET81は図5と同じである。起
動回路101aは、基本的には従来の起動回路101と
同じであるが、前記したようにMOSFET7が定電流
源86とGNDの間に追加接続され、MOSFET7の
ゲートとDFF回路6のQB端子とを接続している点が
従来回路と異なる。
【0030】つぎに、間欠動作防止回路102と起動回
路101aの動作について、図2の各部の波形を用いて
説明する。VCC端子の電圧(以下、VCCとする)を
抵抗1と抵抗2で分圧した電圧がa点の電圧である。V
CCは通常30V程度であるが、このVCCが低下し、
低電圧誤動作防止回路85の低いしきい値電圧、例えば
9Vよりも1V高い10Vになった場合に、a点の電圧
がE1になるように、抵抗1と抵抗2の抵抗値を決め
る。つまり、低電圧誤動作防止回路85の低いしきい値
電圧(Vth−UVLO−L)である9Vより高い準し
きい値電圧(Vth−UVLO−L+α)、例えば、α
を1Vとし、10Vの電圧を準低いしきい値電圧とす
る。こうすることで、この準低いしきい値電圧(10
V)では、低電圧誤動作防止回路85から制御回路20
0を停止させる信号は出力されないために、制御回路2
00は動作が継続する。
【0031】VCCが準低いしきい値電圧である10V
となった時点で、比較器3(COMP1)のマイナス端
子の電圧が基準電圧E1と一致し、10Vより低い電圧
で、比較器3(COMP1)の出力はLレベルからHレ
ベルに変わる。一方、比較器4(COMP2)のマイナ
ス端子と接続するFB端子の電圧は、軽負荷状態では、
ほぼ0Vであり、比較器4(COMP2)からの出力は
Hレベルの状態を維持する。前記の比較器3(COMP
1)の出力と比較器4(COMP2)の出力をNAND
回路5に入力すると、VCCが準しきい値電圧である1
0Vに達した時点で、NAND回路5の出力はHレベル
からLレベルに変化する。
【0032】NAND回路5のHレベルの信号をDFF
回路6のDATA端子に入力し、発振器87の出力信号
である矩形波のクロック信号(Hレベル)をCLK端子
に入力すると、DFF回路6のQB端子からLレベルの
信号が出力され、次のクロック信号の立ち上がりに同期
をしてQB端子から出力される信号はLレベルからHレ
ベルに変わる。このLレベルからHレベルに変わる信号
を、起動回路101aのMOSFET7のゲートに入力
すると、MOSFET7はオフ状態からオン状態に変わ
り、MOSFET83はオン状態からオフ状態に変わ
る。
【0033】そうすると、npnトランジスタ82がオ
フ状態からオン状態となり、JFET81に、制御回路
200で消費する電流(1mA程度)より大きな電流が
流れ、VHからVCCを経由して図3の電源コンデンサ
54に電流が流れ込み、電源コンデンサ54の電圧が上
昇し、VCCは上昇に転ずる。しかし、MOSFET8
3は、発振器87からの次の出力パルス(クロックパル
ス)の立ち上がりで、オフ状態からオン状態となり、従
って、npnトランジスタ82はオン状態からオフ状態
となる。npnトランジスタ82がオン状態からオフ状
態となる時点は、VCCが低電圧誤動作防止回路85の
高いしきい値電圧(Vth−UVLO−H)とは関係な
く、出力パルスで決められる。
【0034】npnトランジスタ82がオフ状態になる
と、JFET81のドレイン電流は停止されて、電源コ
ンデンサ54は充電されず、VCCは再度低下し始め
る。このように、VCCは、降圧、昇圧を繰り返すが、
降圧から昇圧する時点の電圧を低いしきい値電圧(9
V)より高い、準しきい値電圧(10V)とすること
で、電源制御用IC100を常時動作状態とすることが
できる。このときの制御回路200での消費電流は図2
に示すように1mA程度である。
【0035】前記したように、間欠動作防止回路102
の準低いしきい値電圧(10V)を、低電圧誤動作防止
回路85の低いしきい値電圧(9V)より高くなるよう
に、間欠動作防止回路102の抵抗1、抵抗2の抵抗値
を設定することで、制御回路200を常時、動作状態と
することができて、制御回路200は間欠動作状態とな
らない。制御回路200が常時動作しているために、軽
負荷状態から重負荷状態となった場合でも、出力の立ち
上がり時間は数百μsとなり、従来回路と比べると3桁
程度、応答速度を早くすることができる。尚、抵抗1、
抵抗2の抵抗値は、E1=(R2/(R1+R2))×
10Vを満たすように決めるとよい。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、間欠動作防止回路を
起動回路の前段に設置することで、電源制御用ICを構
成する制御回路の間欠動作を防止し、軽負荷状態(つま
り待機状態)から重負荷状態となった場合の応答遅れ
を、従来回路と比べて、3桁程度小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の半導体集積回路の要部回
路図
【図2】図1の半導体集積回路の各部の波形を示した図
【図3】スイッチング電源の要部回路図
【図4】図3の電源制御用ICのブロック図
【図5】従来の起動回路図
【図6】JFETの特性図
【図7】従来回路の各部の波形図
【符号の説明】
1 抵抗(R1) 2 抵抗(R2) 3 比較器(COMP1) 4 比較器(COMP2) 5 NAND回路 6 DFF回路 7、83、84 MOSFET 81 JFET 82 npnトランジスタ 85 低電圧誤動作防止回路 85a ヒシテリシス付き比較器(コンパレータ) 86 定電流源 88 内部電源回路 101a 起動回路 102 間欠動作防止回路 E1、E2 基準電源/基準電圧 VH VH端子(高電圧端子) VCC VCC端子/VCC端子電圧 FB FB端子(フィードバック端子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチングトランジスタと、所定の出力
    電圧を出力させるために、前記スイッチングトランジス
    タを制御する制御回路と、該制御回路の電源を起動時に
    充電する起動回路と、を備え、前記電源電圧が第1の基
    準電圧を超えると、前記起動回路を停止し、前記電源電
    圧が前記第1の基準電圧より低い第2の基準電圧より低
    くなると前記制御回路を停止して、前記電源を起動回路
    により充電するスイッチング電源回路において、 軽負荷時に、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧
    との間の第3の基準電圧により前記電源が低くなると前
    記起動回路を動作させ電源を充電することを特徴とする
    スイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、前記制御を行う制御部
    と、前記起動回路と、前記電源電圧が前記第1の基準電
    圧を超えたとき第1の信号を出力し、前記第2の基準電
    圧より低くなると第2の信号を出力する低電圧誤動作防
    止回路と、前記電源電圧が前記第3の基準電圧より低く
    なると第3の信号を出力する間欠動作防止回路とを、備
    えたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電
    源回路。
  3. 【請求項3】スイッチング素子と、所定の出力を出力さ
    せるためにスイッチング素子を制御する制御回路と、該
    制御回路の電源を充電する起動回路と、前記電源電圧が
    第1の基準電圧より高くなると第1の信号を出力し、前
    記電源電圧が第1の基準電圧より低い第2の基準電圧よ
    り低くなると第2の信号を出力する低電圧誤動作防止信
    号と有し、前記制御回路は、第1の信号により動作し、
    第2の信号により停止し、第2の信号により前記電極編
    を充電動作するスイッチング電源回路において、 軽負荷時に 前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧
    との間の第3の基準電圧により前記電源が低くなると第
    3の信号を出力する、間欠動作防止回路を有し、前記起
    動回路が前記第3の信号により前記電源を充電動作する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  4. 【請求項4】前記間欠動作防止回路は、前記電源電圧と
    前記第3の基準電圧とを比較し前記電源電圧が前記第3
    の基準電圧より低くなると第4の信号を出力する比較器
    と、前記出力電圧をフィードバックしたフィードバック
    電圧と所定の第4の基準電圧とを比較し前記フィードバ
    ック電圧が前記第4の基準電圧より低くなると第5の信
    号を出力する比較器と、前記第4の信号と前記第5の信
    号とを入力したときの論理積に基づく第6の信号を出力
    する論理回路と、を備えたことを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のスイッチング電源回路。
  5. 【請求項5】前記制御部は発振回路を備え、前記間欠動
    作防止回路は、前記第6の信号と、前記発振回路の出力
    とを入力し、前記第3の信号を出力するフリップフロッ
    プ回路を備えたことを特徴とする請求項4に記載のスイ
    ッチング電源回路。
  6. 【請求項6】前記制御回路が集積回路であること特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング
    電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012105505A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 制御回路
CN105309044A (zh) * 2013-04-19 2016-02-03 技术消费产品股份有限公司 三路全向led灯驱动器电路
JP2016021867A (ja) * 2015-11-04 2016-02-04 ローム株式会社 Dc/dcコンバータならびにそれを用いた電源装置および電子機器

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