JP2003134566A - プッシュ型データ配信システムとそれに用いる移動通信端末、呼出サーバー装置 - Google Patents

プッシュ型データ配信システムとそれに用いる移動通信端末、呼出サーバー装置

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JP2003134566A
JP2003134566A JP2001325806A JP2001325806A JP2003134566A JP 2003134566 A JP2003134566 A JP 2003134566A JP 2001325806 A JP2001325806 A JP 2001325806A JP 2001325806 A JP2001325806 A JP 2001325806A JP 2003134566 A JP2003134566 A JP 2003134566A
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Tatsuo Aratake
達男 荒武
Taketaka Irukayama
剛堂 入鹿山
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な契機にサーバー装置から移動通信端末
の有するデータを確実に更新し、かつ、複数の種類のデ
ータであってもそれに応じたアプリケーションのデータ
として利用可能な形態を実現すること。 【解決手段】 少なくとも呼出サーバー装置5と、移動
通信端末4とを備えたプッシュ型データ配信システムに
おいて、呼出サーバー装置5からの呼び出しに応じて移
動通信端末4が応答起動すると共に、呼出時に配信する
データ種類情報を含めて送信することにより、移動通信
端末4でデータに応じたアプリケーションを起動する。
該アプリケーションから呼出サーバー5にデータ配信の
要求を行い、所定の契機における最新のデータ受信を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末に対
してプッシュ型のデータ配信を実現するプッシュ型デー
タ配信システムに関するものであり、特に、移動通信端
末とサーバー装置の構成に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動通信端末の技術向上に
伴い、移動通信端末を用いてデータの管理を行うことが
可能になっている。例えば、在庫管理や顧客情報などの
データベースをサーバー装置に記憶させ、それを移動通
信端末から読み出すことによって、外出先でも自在に最
新のデータベースにアクセスできる。
【0003】この方法によれば、移動通信端末からサー
バー装置に接続した時点の最新データベースが取得され
るが、その後サーバー装置においてデータの変更があっ
ても、それを移動通信端末側で知ることができない。そ
こで、プッシュ型のデータ配信システムが提案されてい
る。その方法はサーバー装置において、データベースの
更新が行われた時期や、一定の時間間隔において、サー
バー装置から端末側に向けてデータを送信し、端末側に
蓄積されたデータベースを逐次更新していく技術であ
る。
【0004】さらに、該手法を携帯電話等の移動通信端
末に用いるためには、移動通信端末の電源が入っていな
い場合などに移動通信端末を起動する必要があることか
ら、wake on ring(ウェイクオンリング)
と呼ばれる、サーバー装置からの呼び出し(例えば電話
の発呼)に応じて移動通信端末を起動する技術も開発さ
れている。(PCオープン・アーキテクチャー推進協議
会(略称:OADG)、Mobile Wake On Ring ワーキング
グループ、http://www.oadg.or.jp/mwor/ を参照。)
【0005】ウェイクオンリングの技術を用い、移動通
信端末を起動した上でデータを送信すれば移動通信端末
のデータをプッシュ型によって更新することができる。
しかし、この手法によると、例えば在庫管理のデータで
あるのか、顧客情報のデータであるのかが不明なため、
様々な種類のデータを取り扱うことが出来なかった。ま
た、サーバー装置がプッシュ型で一方的にデータを送る
場合、複数の移動通信端末のデータが確実に更新された
か否かを認識することも難しかった。
【0006】ウェイクオンリングで移動通信端末を起動
したあと、移動通信端末側の設定で例えばメールソフト
を立ち上げて、サーバー装置に接続し、メールを取得さ
せることもできるが、この場合にも更新されたデータの
種類が移動通信端末では不明なため、複数の種類のデー
タを同時に取り扱うことはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の技
術が有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、適切な契機にサーバー装置から移動通信端末の
有するデータを確実に更新し、かつ、複数の種類のデー
タであってもそれに応じたアプリケーションのデータと
して利用可能な形態を実現することである。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記課題の解決を図るた
め、次の手段を用いる。すなわち、無線通信を用いてデ
ータを送受信する移動通信端末であって、呼出サーバー
装置からの呼び出しに応じてデータ送受信が可能な状態
に移行する応答起動手段と、該呼び出しに含まれるデー
タ種類情報を検知するデータ種類検知手段と、検知され
たデータ種類情報に応じて適切なアプリケーションを起
動するアプリケーション起動手段と、任意のサーバー装
置に向けてデータの配信を要求する配信要求手段と、該
配信データを受信するデータ受信手段とを備える。
【0009】ここで、呼出サーバーが上記データ種類情
報に対応するデータを有するときは、移動通信端末は該
呼出サーバーにデータの配信を要求してもよいし、呼出
サーバーに当該データ種類情報に対応するデータを備え
させず、データは他の任意のサーバーに備えて、該移動
通信端末がそのサーバーにデータ配信を要求する構成で
もよい。他のサーバーにデータを備える場合、移動通信
端末に該サーバーに係る情報、たとえばサーバー名やI
Pアドレス等をあらかじめ記憶させておいてもよいし、
呼出サーバーからのデータ種類情報にサーバーに係る情
報を含めてもよい。このように、本発明における移動通
信端末では、特にデータ種類検知手段を配設したことに
特徴を有し、上記課題を解決する。
【0010】又は、配信するデータの種類情報を取得す
るデータ種類取得手段と、該移動通信端末の呼び出しに
用いる呼出先識別情報を取得する呼出先識別情報取得手
段と、該データ種類情報を該呼出先識別情報に含めて移
動通信端末に送信して移動通信端末を呼び出す呼出手段
とを備え、所定の契機に移動通信端末を呼出可能な呼出
サーバー装置を提供してもよい。
【0011】本発明では、上記の各手段をそれぞれ備え
た移動通信端末と、呼出サーバー装置を組み合わせ、少
なくとも1個の移動通信端末と呼出サーバー装置とから
プッシュ型データ配信システムを構築してもよい。この
場合、配信すべきデータは呼出サーバー装置が備える構
成でもよいし、別に他のサーバーを配設して、該サーバ
ーからデータを配信する構成でもよい。前者の場合に
は、移動通信端末は検知したデータ種類情報に対して呼
出サーバーにデータ配信を要求する。後者の場合には、
移動通信端末はあらかじめ記憶したサーバーに係る情報
又はデータ種類情報に含まれるサーバーに係る情報に基
づいて、任意のサーバーに配信要求を行うことができ
る。
【0012】ここで、例えばデータ種類情報を含める時
にデジタル回線におけるサブアドレス付加機能を利用
し、呼出先識別情報、例えば電話番号にデータ種類情報
を付加するサーバー装置を提供する。さらに、配信すべ
きデータを有するサーバーに係る情報を付加することも
できる。その場合、具体的なIPアドレス等の情報でな
く、たとえばあらかじめ決められたサーバーを識別する
番号等であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いながら説述する。ただし、本発明の実施形態は任意
に変更可能であって、以下の実施例に限定されるもので
はない。図1に本発明に係るプッシュ型データ配信シス
テムの全体構成を示す。本実施例では、配信するデータ
の一例として、CCD等のカメラ装置(1)によって撮
影されコンピュータ上に取り込んだ画像データを、イン
ターネット(2)上のWEBサーバ(3)にアップロー
ドするとともに、所定の契機に移動通信端末(4)に配
信する例を示す。
【0014】ここで、本システムの処理を司るため、呼
出サーバー(5)を配設する。該呼出サーバーは、配信
を行うデータを監視し、データに変更があった場合に、
WEBサーバーに変更後の新データをアップロードす
る。ここでは、ネットワークとしてインターネットを用
いており、必ずしも呼出サーバー(5)とデータの配置
サーバーであるWEBサーバー(3)が、同一の管理者
下である必要や、距離的に近い必要はない。また、呼出
サーバー(5)が常時インターネットに接続せず、一定
の間隔又はデータの更新時(データのアップロード時)
のみインターネットにアクセスできれば必要十分であ
る。これにより通信コスト・エネルギーコストに優れた
呼出サーバーが実現可能である。
【0015】図2には、移動通信端末(4)と呼出サー
バー(5)の構成図を示す。移動通信端末(4)にはネ
ットワークにおいてデータの送受信を司る通信アダプタ
(10)を備える。該アダプタ(10)は呼出がある
と、移動通信端末(4)のハードウェア(11)に対し
て呼出があった旨の信号を発信する、ウェイクオンリン
グに対応した装置である。移動通信端末(4)はハード
ウェア(11)に対応したOS(12)によって管理さ
れている。実際のウェイクオンリングは、移動通信端末
(4)本体の電源をオンし、データの送受信が可能な状
態にする起動応答エンジン(13)によって実現する。
起動応答ドライバ(14)は上記通信アダプタ(10)
を、本ハードウェア(11)において利用するためのド
ライバソフトウェアである。OS(12)上でデータを
取り扱うアプリケーション等、様々なアプリケーション
(15)を動作させる。
【0016】呼出サーバー(5)には、移動通信端末
(4)との呼出や通信を司る通信アダプタ、例えばIS
DN回線ではターミナルアダプタ、アナログ回線等では
モデムと呼ばれる装置を用いる。ウェブサーバー(5)
のハードウェア(17)で対応するOS(18)を動作
させる。OS(18)にはセキュリティ面や安定性に優
れたサーバー用のOSを用いると好適である。OS(1
8)上では、移動通信端末(4)を呼び出す手段とし
て、呼出モジュール(20)を動作させ、適宜呼び出し
を行うようにしている。また、アプリケーション(2
1)によって、後述するデータベースの管理や、画像の
処理を行う。
【0017】また、ここではウェブサーバーソフトウェ
ア(19)を動作させているが、これは図1におけるW
EBサーバー(3)の機能を持たせるものであり、この
ように1つの呼出サーバー(5)にウェブサーバーソフ
トウェア(19)を導入してWEBサーバー(3)を兼
ねさせることもできる。本発明ではウェブサーバーソフ
トウェアを呼出サーバーに導入するか否かは任意に変更
可能である。
【0018】本実施例では、カメラ装置(1)から呼出
サーバー(5)に対して常時撮影された画像を送る。カ
メラ装置(1)はアナログ出力を行って、呼出サーバー
(5)による画像処理でデジタルデータに変換してもよ
いし、カメラ装置(1)からデジタルデータで出力して
もよい。呼出サーバー(5)は画像のデジタルデータを
一定時間分蓄積し、その間の変化分である差分を検出す
る。データに一定以上の差分を見いだしたとき、画像に
変化が生じたものとして、移動通信端末へのデータ配信
処理に移行する。
【0019】移動通信端末(4)はウェイクオンリング
機能を有する端末であり、電源が切れた状態、あるいは
動作を最終操作時の状態で停止するスリープ状態であっ
ても、外部からの呼出によって起動することができる。
該ウェイクオンリング機能を備えることで、移動通信端
末(4)はいかなる状態にあっても、データ配信に必要
なデータの送受信が可能な状態になる。
【0020】ところで、本発明における移動通信端末
(4)は例えば携帯電話・PHS回線等の無線通信回線
を利用し、データを送受信可能なコンピュータであり、
携帯電話・PHS電話機そのものや、データ通信を行う
ための専用モデム・アダプタ装置を接続したコンピュー
タである。コンピュータにあらかじめ通信用のモデム・
アダプタ機能が備えられているものでもよい。
【0021】特に本発明の実施に好適な端末としては、
カラーLCD等の画像表示装置を備えた携帯電話・PH
S電話機や、携帯式コンピュータ(一般にPDAと呼ば
れる装置)に、上記データ通信モデム・アダプタ装置を
備えた端末である。これらは、携帯性に極めて優れると
同時に、昨今の技術進歩によって小型でありながら多く
のデータを処理できるようになっている。例えばデータ
ベースにおける多量のデータ処理、音声・画像(動画を
含む)データ処理も可能になっており、本発明を効果的
に利用することができる。
【0022】呼出サーバー(5)は、まず配信すべきデ
ータのデータ種類情報を取得する。本実施例の場合、呼
出サーバー(5)自体がカメラ装置(1)による画像の
変化を検出しているため、配信する情報の種類を取得す
ることは容易であり、差分検出機能からの検出によっ
て、データ種類情報は画像データであることが取得でき
る。ただし、例えば複数のカメラ装置(1)を接続して
同時に撮影している場合に、いずれのカメラ装置(1)
の画像データであるかをデータ種類情報として取得し、
例えば画像1データ、画像2データ・・といったように
区別してもよい。
【0023】次に呼出サーバー(5)は移動通信端末
(4)に呼出動作を行う。このとき、呼出サーバー
(5)はデータを配信すべき移動通信端末(4)の呼出
先識別情報を取得する。通常、移動通信端末(4)は回
線上に複数台存在し、それを呼び出すための識別情報を
有している。携帯電話・PHSにおいては電話番号であ
り、インターネットではIPアドレスである。それら複
数の端末のいずれに配信するかを、呼出先識別情報取得
手段によって取得する。
【0024】具体的には呼出サーバー(5)内に、あら
かじめデータ種類情報と関連して、呼出先の識別情報を
テーブルとして備えておく。例えば、上記画像1データ
の場合には、電話番号A、画像2データの場合には電話
番号B、画像3データの場合には電話番号AおよびBと
いったようにテーブルを作成し、備える。
【0025】そして本発明で最も特徴的な呼出動作を行
う。すなわち、呼出サーバー(5)は呼出先識別情報
に、データ種類情報を含めて呼出を行う。方法としては
任意の手法を用いることができるが、デジタル式携帯電
話・PHSにおいては、電話番号とともにサブアドレス
を含めた送信が可能であり、これを利用することができ
る。
【0026】例えば、サーバー機からの呼出において、
携帯電話回線番号が090−1234−5678である
場合に、09012345678*0001として発呼
すると、上記回線への呼出を行うとともに、サブアドレ
ス0001を通知する。これを利用して、サブアドレス
0001が画像1、0002は画像2であると割り当て
ておくことで、移動通信端末(4)に対して、1つの呼
出動作によってデータ種類情報を送信することができ
る。
【0027】移動通信端末(4)は、上記割り当てを参
照し、データ種類情報を検知することができる。ここで
サブアドレスには一定量、例えば数字で20桁の情報を
付加することができるので、あらかじめ割り当てること
なく、データ種類の名前を送信することもできる。これ
により、移動通信端末(4)がデータ種類の割り当てを
あらかじめ記憶していなくとも、適宜データ種類情報を
検知することができる。
【0028】以上、呼出サーバー(5)からの動作につ
いて示した。呼出サーバー(5)は上記呼出サーバーと
略同時に、WEBサーバー(3)へのデータのアップロ
ードを行う。本実施例では画像に変化が生じた時の画像
データであり、変化が生じてから一定時間内の画像デー
タである。画像データとしてはモーションデータである
動画像や、静止画像、静止画像を一定間隔で連続的に表
示する連続画像等を用いることができる。通信回線の伝
送速度によるが、高速化が図られれば、高画質な動画像
であっても容易にアップロードを行うことが可能にな
る。
【0029】移動通信端末(4)は、上記呼出によって
データの送受信が可能な状態、すなわち応答起動状態と
なる。次いで、呼出に含まれていたデータ種類情報か
ら、該データを取り扱う、またはそのデータ配信を受信
するためのアプリケーションを起動する。すでに該アプ
リケーションが起動状態にある場合でも、新たに起動さ
れた場合でも、アプリケーションは該アプリケーション
起動手段からの起動命令に従って、WEBサーバー
(3)に接続し、データ配信を要求する。
【0030】本実施例では、移動通信端末(4)が携帯
電話・PHS回線によってインターネット(2)に接続
し、所定のWEBサーバー(3)に接続、データのダウ
ンロードを行うことでデータ配信が実現する。この際、
インターネットへの接続は、当該アプリケーションが直
接行ってもよいし、インターネット接続を司る別の手段
によってもよい。
【0031】ここで、従来プッシュ型データ配信システ
ムでは、自動的(セルフムービング)なデータ送信を行
うことが必要であったが、本発明によれば、WEBサー
バー(3)のように受動的なサーバーであっても、イン
ターネット等のネットワーク上で常時待ち受け、移動通
信端末(4)からダウンロードさせることにより、プッ
シュ型のデータ配信システムを実現することができる。
【0032】本発明におけるプッシュ型データ配信シス
テムと、その移動通信端末、サーバー装置は、以上のよ
うな構成を備える。これによってカメラ装置(1)にお
いて撮影されている画像に変化が生じたとき、呼出サー
バー(5)がそれを検出して、移動通信端末に対して、
画像データが更新されたというデータ種類情報を付加し
て呼び出しを行う。そして、移動通信端末は、起動とと
もにデータ種類に応じたアプリケーション、この場合W
EBブラウザ等の画像表示ソフトが起動してWEBサー
バー(3)に接続し、画像データのダウンロードを行
う。
【0033】データの配信を受けた後の移動通信端末は
使用者にデータの更新が行われた旨の通知、例えば呼び
出し音の発生、振動、画面の点滅等を行ってもよいし、
電源のオフやスリープ状態への移行を行ってもよい。通
知を行う場合には、使用者がデータ更新を即座に知覚
し、機能性の向上に寄与する。また、電源オフ等によれ
ば、バッテリー駆動の多い移動通信端末の省電力化に寄
与し、常に最新のデータを保持しながらも長時間の使用
が可能な移動通信端末が実現できる。
【0034】例えば、本実施例のシステムを防犯システ
ムに用いる例では、玄関や通路などにカメラ装置(1)
を設置すると、来客時や人が通ったときに画像に変化が
現れる。それを呼出サーバー装置(5)が検出し、移動
通信端末(4)への呼出と共に、WEBサーバー(3)
に画像のアップロードを行う。移動通信端末(4)は自
動的にWEBサーバー(3)から画像の配信を受け、使
用者はそれを確認することで、即座にその画像を見るこ
とができる。従来の防犯システムでは、画像を見ること
ができても、専用端末による常時監視か、後から画像を
確認する以外になく、任意の移動通信端末によって、低
コストにこのような防犯システムを実現することはでき
なかった。本実施例は、本発明のごく1例にすぎない
が、このような利用によっても本発明の有用性は十分に
示されるところである。
【0035】他の利用法としては、在庫管理などのデー
タベースに用いることもできる。例えば、データベース
サーバーにおいてデータに変化があったとき、呼出サー
バーが移動通信端末に在庫データに変化があったこと
を、そのデータ種類情報を含めて送信する。移動通信端
末では応答起動し、在庫データベースアプリケーション
が起動し、最新のデータを該データベースサーバーに対
して要求する。データベースサーバーは、該配信要求に
従って、データを配信する。移動通信端末では、受信
後、再び電源をオフして処理を終了する。
【0036】これにより、外出先で営業を行う社員に対
し、常に最新の在庫データを送ることができ、効率の向
上を図ることができる。本システムはすでにある在庫管
理システムにおけるデータベースサーバーに、本呼出サ
ーバーを追加的に配設することでも実現でき、低コスト
なシステムにも寄与する。
【0037】さらに、在庫管理だけでなく、複数のデー
タを平行して取り扱うこともできる。電子メールの受信
サーバーに新たなメールが来たとき、移動通信端末に対
して、電子メールのデータであるというデータ種類情報
を含めて呼び出し、メールクライアントソフトの起動・
読み出しを行うことで、データベースの更新だけでなく
メールの更新も可能となる。従来のプッシュ型データ配
信システムでは、常に1つのアプリケーションが待ち受
けて、データを受信するため、このように複数のアプリ
ケーションで最新データを受けることができなかった
が、本システムにより、それが可能となった。
【0038】上記で、データベースサーバーやメールの
受信サーバーは、呼出サーバーと別に配設してもよい
し、統合されていてもよい。また、一部が統合されつ
つ、特定のデータについては別のサーバーにデータが置
かれていてもよい。さらに、データの置かれているサー
バーを呼び出し時にデータ種類情報と共に、あるいはデ
ータ種類情報そのものとして送信してもよい。これによ
り、データを備えるサーバーが複数存在して、読み出し
先を変更する場合にも対応できるし、移動通信端末が多
量のサーバー情報を保有する必要がなくなる。
【0039】移動通信端末への呼び出しは、上記のよう
にデータが更新された時期の他、一定の時間間隔で行う
構成でもよい。この方法によれば、必ずしもデータの更
新を検知する必要がなく、一定のタイミングでデータを
配信することができる。画像の配信では毎日定時の画像
を配信したり、データベースの配信では一定期間内の売
り上げ情報等、即時性が要求されないものを定期的に配
信したい場合に有効である。
【0040】
【発明の効果】本発明によるプッシュ型データ配信シス
テムとそれに用いる移動通信端末、呼出サーバー装置は
このような構成を備えるので、以下の効果を奏する。す
なわち、所定の契機にデータ配信を行うことができるの
で、移動通信端末におけるデータの管理が正確に行え
る。特に、移動通信端末からデータの配信要求を行うた
め、呼出サーバー側で移動通信端末からのアクセスがな
ければ移動通信端末のデータ更新がされていないと判断
でき、確実なデータ配信を実現できる。
【0041】本発明は、従来のデータ配信システムに、
呼出サーバーを付設することでも実現でき、低コスト、
省力化に寄与する。同時に、移動通信端末においても、
常時サーバーへの接続や、常時待機状態での待ち受けが
不要であるため、省電力化、機能性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるプッシュ型画像データ配信シス
テムの概要を示す説明図である。
【図2】移動通信端末と呼出サーバーの構成図である。
【符号の説明】
1 カメラ装置 2 インターネット 3 WEBサーバー 4 移動通信端末 5 呼出サーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入鹿山 剛堂 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K024 AA41 AA71 CC11 DD04 GG03 5K067 AA34 BB04 BB21 DD27 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 KK13 KK15 5K101 KK02 KK16 LL12 MM07 NN11 NN21 PP03 RR21 RR28 SS07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信を用いてデータを送受信する移動
    通信端末であって、 呼出サーバー装置からの呼び出しに応じてデータ送受信
    が可能な状態に移行する応答起動手段と、該呼び出しに
    含まれるデータ種類情報を検知するデータ種類検知手段
    と、検知されたデータ種類情報に応じて適切なアプリケ
    ーションを起動するアプリケーション起動手段と、サー
    バー装置に向けてデータの配信を要求する配信要求手段
    と、該配信データを受信するデータ受信手段とを備える
    ことを特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】所定の契機に移動通信端末を呼出可能な呼
    出サーバー装置であって、 配信するデータの種類情報を取得するデータ種類取得手
    段と、該移動通信端末の呼び出しに用いる呼出先識別情
    報を取得する呼出先識別情報取得手段と、該データ種類
    情報を該呼出先識別情報に含めて移動通信端末に送信し
    て移動通信端末を呼び出す呼出手段とを備えることを特
    徴とする呼出サーバー装置。
  3. 【請求項3】呼出サーバー装置からの呼び出しに応じて
    データ送受信が可能な状態に移行する応答起動手段と、
    該呼び出しに含まれるデータ種類情報を検知するデータ
    種類検知手段と、検知されたデータ種類情報に応じて適
    切なアプリケーションを起動するアプリケーション起動
    手段と、任意のサーバー装置に向けてデータの配信を要
    求する配信要求手段と、該配信データを受信するデータ
    受信手段とを備えた少なくとも1個の移動通信端末と、 配信するデータの種類情報を取得するデータ種類取得手
    段と、該移動通信端末の呼び出しに用いる呼出先識別情
    報を取得する呼出先識別情報取得手段と、 該データ種
    類情報を該呼出先識別情報に含めて移動通信端末に送信
    して移動通信端末を呼び出す呼出手段とを備えた呼出サ
    ーバー装置とを少なくとも具備することを特徴とするプ
    ッシュ型データ配信システム。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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