JP2003134484A - テレビ電話装置 - Google Patents
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- JP2003134484A JP2003134484A JP2001324857A JP2001324857A JP2003134484A JP 2003134484 A JP2003134484 A JP 2003134484A JP 2001324857 A JP2001324857 A JP 2001324857A JP 2001324857 A JP2001324857 A JP 2001324857A JP 2003134484 A JP2003134484 A JP 2003134484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 WWW閲覧機能とテレビ電話機能とを併せも
つ、利便性の高いテレビ電話装置を実現する。 【解決手段】 テレビ電話機能とWWW閲覧機能を併せ
もつテレビ電話装置1,1がIPネットワークNWを介
して相互接続されている。テレビ電話装置1はテレビ電
話を実行しつつ、WWW制御部4によりIPネットワー
クNW上のWWWサーバにURLを指定してウェブペー
ジをダウンロードできる。画像合成部8は、ビデオカメ
ラ10で撮像した送信画像と、音声・画像デコーダ6か
ら出力された受信画像と、WWW制御部4から入力する
ウェブページの画像とを、各画像の表示領域を調整して
合成し、テレビモニター12に出力する。テレビモニタ
ー12の表示画面には、送受信画像とウェブページとを
混在させず見易い形で同時に表示させることが可能とな
る。
つ、利便性の高いテレビ電話装置を実現する。 【解決手段】 テレビ電話機能とWWW閲覧機能を併せ
もつテレビ電話装置1,1がIPネットワークNWを介
して相互接続されている。テレビ電話装置1はテレビ電
話を実行しつつ、WWW制御部4によりIPネットワー
クNW上のWWWサーバにURLを指定してウェブペー
ジをダウンロードできる。画像合成部8は、ビデオカメ
ラ10で撮像した送信画像と、音声・画像デコーダ6か
ら出力された受信画像と、WWW制御部4から入力する
ウェブページの画像とを、各画像の表示領域を調整して
合成し、テレビモニター12に出力する。テレビモニタ
ー12の表示画面には、送受信画像とウェブページとを
混在させず見易い形で同時に表示させることが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブページを閲
覧する機能を備えたテレビ電話装置に関する。
覧する機能を備えたテレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・オン・デマンドやネットワーク
型対戦ゲームなどを行う通信端末としてセット・トップ
・ボックス(家庭用通信端末)が知られており、IP
(Internet Protocol)通信機能を有し、インターネッ
トなどに分散しているウェブページなどの情報資源とア
クセスできるものが存在する。図7に示すように、その
種のセット・トップ・ボックス102は、IPネットワ
ークNWに接続されたWWW(World Wide Web)サーバ
101と双方向通信するネットワーク・インターフェー
ス103およびWWWブラウザ104を備えており、こ
のWWWブラウザ104がネットワーク・インターフェ
ース103を介してWWWサーバ101に閲覧要求し取
得したウェブページを、テレビモニター105に出力し
表示させることが可能である。
型対戦ゲームなどを行う通信端末としてセット・トップ
・ボックス(家庭用通信端末)が知られており、IP
(Internet Protocol)通信機能を有し、インターネッ
トなどに分散しているウェブページなどの情報資源とア
クセスできるものが存在する。図7に示すように、その
種のセット・トップ・ボックス102は、IPネットワ
ークNWに接続されたWWW(World Wide Web)サーバ
101と双方向通信するネットワーク・インターフェー
ス103およびWWWブラウザ104を備えており、こ
のWWWブラウザ104がネットワーク・インターフェ
ース103を介してWWWサーバ101に閲覧要求し取
得したウェブページを、テレビモニター105に出力し
表示させることが可能である。
【0003】また、IPネットワークを介して映像や音
声を送受信するテレビ会議システムやテレビ電話システ
ムも知られており、この種のシステムにセット・トップ
・ボックスを利用することが行われている。この種のシ
ステムの通信規格としては、ITU−T(国際電気通信
連合電気通信標準化部門)が勧告したH.320や、そ
の関連規格H.310,H.322,H.323,H.
324などが利用されている。図8に、WWW閲覧機能
を備えたテレビ電話システムの概略構成図を示す。図示
するテレビ電話システムは、IPネットワークNWを介
して相互接続されたテレビ電話装置(セット・トップ・
ボックス)110,110から構成されており、各テレ
ビ電話装置110は、WWWブラウザ111、音声・画
像デコーダ112、音声・画像エンコーダ113および
ネットワーク・インターフェース114などを備えてい
る。音声・画像エンコーダ113は、マイクロフォン1
07から出力した音声信号や撮像カメラ108で撮像し
た画像信号を符号化する。ネットワーク・インターフェ
ース114は音声や画像の符号化データをIPネットワ
ークNWの通信規約に従ってパケット(データグラム)
化し、通話先に伝送する。また音声・画像デコーダ11
2は、ネットワーク・インターフェース114で受信し
た通話データを映像信号や音声信号に復号化し、テレビ
モニター105やスピーカ106に出力する。そして、
WWWブラウザ111は、IPネットワークNW上のW
WWサーバ(図示せず)に閲覧要求し取得したウェブペ
ージを、テレビモニター105に出力し表示させること
が可能である。
声を送受信するテレビ会議システムやテレビ電話システ
ムも知られており、この種のシステムにセット・トップ
・ボックスを利用することが行われている。この種のシ
ステムの通信規格としては、ITU−T(国際電気通信
連合電気通信標準化部門)が勧告したH.320や、そ
の関連規格H.310,H.322,H.323,H.
324などが利用されている。図8に、WWW閲覧機能
を備えたテレビ電話システムの概略構成図を示す。図示
するテレビ電話システムは、IPネットワークNWを介
して相互接続されたテレビ電話装置(セット・トップ・
ボックス)110,110から構成されており、各テレ
ビ電話装置110は、WWWブラウザ111、音声・画
像デコーダ112、音声・画像エンコーダ113および
ネットワーク・インターフェース114などを備えてい
る。音声・画像エンコーダ113は、マイクロフォン1
07から出力した音声信号や撮像カメラ108で撮像し
た画像信号を符号化する。ネットワーク・インターフェ
ース114は音声や画像の符号化データをIPネットワ
ークNWの通信規約に従ってパケット(データグラム)
化し、通話先に伝送する。また音声・画像デコーダ11
2は、ネットワーク・インターフェース114で受信し
た通話データを映像信号や音声信号に復号化し、テレビ
モニター105やスピーカ106に出力する。そして、
WWWブラウザ111は、IPネットワークNW上のW
WWサーバ(図示せず)に閲覧要求し取得したウェブペ
ージを、テレビモニター105に出力し表示させること
が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のテレビ電話システムでは、テレビ電話機能
とWWW閲覧機能とを同時に利用する場合、テレビモニ
ター105の表示画面に、ウェブページとテレビ電話画
像とが混在表示されてしまい、非常に見づらくなるとい
う問題がある。例えば、ウェブページの表示領域とテレ
ビ電話の表示領域とが重複した場合、一方の背後に他方
が隠れてしまう。特に、両者の表示領域に動画像が再生
され表示されている場合は、利用者は両者を混同し易く
なり、使い勝手が悪い。
ような従来のテレビ電話システムでは、テレビ電話機能
とWWW閲覧機能とを同時に利用する場合、テレビモニ
ター105の表示画面に、ウェブページとテレビ電話画
像とが混在表示されてしまい、非常に見づらくなるとい
う問題がある。例えば、ウェブページの表示領域とテレ
ビ電話の表示領域とが重複した場合、一方の背後に他方
が隠れてしまう。特に、両者の表示領域に動画像が再生
され表示されている場合は、利用者は両者を混同し易く
なり、使い勝手が悪い。
【0005】また、通常、撮像カメラ108はテレビモ
ニター105の表示画面を覆わないように取り付けられ
ており、大抵の通話者は、撮像カメラ108を見ずにテ
レビモニター105の表示画面を正視しつつ通話を行う
ため、撮像カメラ108の光学系の光軸と通話者の目線
とが完全にずれてしまう。これにより、テレビモニター
105には通話相手の視線があらぬ方向を向いている映
像が表示され、意志疎通の点で違和感が生じるという問
題がある。
ニター105の表示画面を覆わないように取り付けられ
ており、大抵の通話者は、撮像カメラ108を見ずにテ
レビモニター105の表示画面を正視しつつ通話を行う
ため、撮像カメラ108の光学系の光軸と通話者の目線
とが完全にずれてしまう。これにより、テレビモニター
105には通話相手の視線があらぬ方向を向いている映
像が表示され、意志疎通の点で違和感が生じるという問
題がある。
【0006】更に、テレビ電話装置110,110でW
WW閲覧機能を利用している場合に、ウェブページの閲
覧内容を簡便に共有するのが難しいという問題もある。
このため、テレビ電話を行いつつ、ウェブページの閲覧
内容を素早く通話相手に知らせて話題にすることが難し
い。
WW閲覧機能を利用している場合に、ウェブページの閲
覧内容を簡便に共有するのが難しいという問題もある。
このため、テレビ電話を行いつつ、ウェブページの閲覧
内容を素早く通話相手に知らせて話題にすることが難し
い。
【0007】以上の問題などに鑑みて本発明が解決しよ
うとするところは、WWW閲覧機能とテレビ電話機能と
を併せ持つ、利便性の高いテレビ電話装置を提供する点
にある。
うとするところは、WWW閲覧機能とテレビ電話機能と
を併せ持つ、利便性の高いテレビ電話装置を提供する点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、IP(インターネット・プ
ロトコル)ネットワークを介して画像と音声とを双方向
にやり取りするテレビ電話機能と、前記IPネットワー
ク上のWWWサーバにアクセスしてウェブページを取得
するWWW閲覧機能と前記テレビ電話機能で受信した受
信画像と前記WWW閲覧機能で取得した前記ウェブペー
ジの画像との映像中に占める表示領域を調整する表示領
域調整手段と、前記表示位置調整手段で調整された前記
表示領域に適合するように前記受信画像と前記ウェブペ
ージの画像とを合成してテレビモニターに出力する画像
合成手段と、を備えることを特徴としたものである。
め、請求項1に係る発明は、IP(インターネット・プ
ロトコル)ネットワークを介して画像と音声とを双方向
にやり取りするテレビ電話機能と、前記IPネットワー
ク上のWWWサーバにアクセスしてウェブページを取得
するWWW閲覧機能と前記テレビ電話機能で受信した受
信画像と前記WWW閲覧機能で取得した前記ウェブペー
ジの画像との映像中に占める表示領域を調整する表示領
域調整手段と、前記表示位置調整手段で調整された前記
表示領域に適合するように前記受信画像と前記ウェブペ
ージの画像とを合成してテレビモニターに出力する画像
合成手段と、を備えることを特徴としたものである。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載のテ
レビ電話装置であって、前記表示領域調整手段は、撮像
カメラで撮像した送信画像と、前記受信画像と、前記ウ
ェブページの画像との映像中に占める表示領域を調整
し、前記画像合成手段は、前記表示領域調整手段で調整
された前記各表示領域に適合するように前記送信画像、
前記受信画像および前記ウェブページの画像を合成して
前記テレビモニターに出力するものである。
レビ電話装置であって、前記表示領域調整手段は、撮像
カメラで撮像した送信画像と、前記受信画像と、前記ウ
ェブページの画像との映像中に占める表示領域を調整
し、前記画像合成手段は、前記表示領域調整手段で調整
された前記各表示領域に適合するように前記送信画像、
前記受信画像および前記ウェブページの画像を合成して
前記テレビモニターに出力するものである。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載のテレビ電話装置であって、前記テレビモニターの
表示画面の所定の一部領域を被覆するように配設され送
信画像を撮像する撮像カメラを備えており、前記表示領
域調整手段は、前記撮像カメラで被覆される前記一部領
域を除く領域に前記各表示領域を設定するものである。
記載のテレビ電話装置であって、前記テレビモニターの
表示画面の所定の一部領域を被覆するように配設され送
信画像を撮像する撮像カメラを備えており、前記表示領
域調整手段は、前記撮像カメラで被覆される前記一部領
域を除く領域に前記各表示領域を設定するものである。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、音源に対す
る指向特性を可変に設定でき、且つ前記テレビモニター
の前方へ前記指向特性が設定されるように配設されるマ
イクロフォンを備えており、前記テレビモニターと前記
音源との間の距離に応じて前記マイクロフォンの指向特
性を切り換える制御手段を備えるものである。
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、音源に対す
る指向特性を可変に設定でき、且つ前記テレビモニター
の前方へ前記指向特性が設定されるように配設されるマ
イクロフォンを備えており、前記テレビモニターと前記
音源との間の距離に応じて前記マイクロフォンの指向特
性を切り換える制御手段を備えるものである。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、前記テレビ
電話機能と前記WWW閲覧機能とを制御する複数の操作
ボタンを表裏両面に有する操作子を外部に備えており、
前記操作子の前記各操作ボタンの入力で発生する制御信
号に基づいて前記テレビ電話機能と前記WWW閲覧機能
とを制御する制御手段を備えるものである。
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、前記テレビ
電話機能と前記WWW閲覧機能とを制御する複数の操作
ボタンを表裏両面に有する操作子を外部に備えており、
前記操作子の前記各操作ボタンの入力で発生する制御信
号に基づいて前記テレビ電話機能と前記WWW閲覧機能
とを制御する制御手段を備えるものである。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、前記ウェブ
ページの前記IPネットワーク上の所在を示すURL情
報を通話先に通知する手段と、前記通話先から前記UR
L情報を通知された場合に当該URL情報を用いて前記
WWW閲覧機能に当該ウェブページの閲覧要求を発する
ように制御する手段と、を備えるものである。
れか1項に記載のテレビ電話装置であって、前記ウェブ
ページの前記IPネットワーク上の所在を示すURL情
報を通話先に通知する手段と、前記通話先から前記UR
L情報を通知された場合に当該URL情報を用いて前記
WWW閲覧機能に当該ウェブページの閲覧要求を発する
ように制御する手段と、を備えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るテレビ電話システムを示す概略構成図である。このテ
レビ電話システムは、IPネットワークNWと、このI
PネットワークNWを介して相互に接続された同一構成
のテレビ電話装置1,1とから構成されている。尚、I
PネットワークNWにはテレビ電話装置1,1のみなら
ず、多数のWWWサーバ(図示せず)が接続されてお
り、WWWクライアントからの閲覧要求に応えてウェブ
ページを発信する機能を有する。
るテレビ電話システムを示す概略構成図である。このテ
レビ電話システムは、IPネットワークNWと、このI
PネットワークNWを介して相互に接続された同一構成
のテレビ電話装置1,1とから構成されている。尚、I
PネットワークNWにはテレビ電話装置1,1のみなら
ず、多数のWWWサーバ(図示せず)が接続されてお
り、WWWクライアントからの閲覧要求に応えてウェブ
ページを発信する機能を有する。
【0015】前記IPネットワークNWとしては、イン
ターネットなどの広域ネットワーク、イントラネット、
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with
Collision Detection)方式などで構成されるLAN
(Local Area Network)、VPN(バーチャル・プライ
ベート・ネットワーク)などが挙げられる。また本実施
の形態ではテレビ電話装置110としてセット・トップ
・ボックスを想定しているが、本発明ではこれに限ら
ず、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Syste
m)、PDA(携帯情報端末;Personal Digital Assist
ants)などでも構わない。
ターネットなどの広域ネットワーク、イントラネット、
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with
Collision Detection)方式などで構成されるLAN
(Local Area Network)、VPN(バーチャル・プライ
ベート・ネットワーク)などが挙げられる。また本実施
の形態ではテレビ電話装置110としてセット・トップ
・ボックスを想定しているが、本発明ではこれに限ら
ず、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone Syste
m)、PDA(携帯情報端末;Personal Digital Assist
ants)などでも構わない。
【0016】前記テレビ電話装置1は、図1に示すよう
に、スピーカ9、低解像度画像を撮像する小型ビデオカ
メラ(CCD撮像装置)10、指向性可変のマイクロフ
ォン11、テレビモニター12およびリモート・コント
ローラ13などの各種の周辺機器と接続されている。図
2に、テレビ電話装置1と周辺機器との具体的な構成例
を示す。テレビモニター12は、テレビ電話装置1から
供給される映像信号S 0aを表示する表示画面30を有
し、この映像信号S0aと同期して供給される音信号S0b
を出力するスピーカ9A,9Bを下方前端部に搭載して
いる。
に、スピーカ9、低解像度画像を撮像する小型ビデオカ
メラ(CCD撮像装置)10、指向性可変のマイクロフ
ォン11、テレビモニター12およびリモート・コント
ローラ13などの各種の周辺機器と接続されている。図
2に、テレビ電話装置1と周辺機器との具体的な構成例
を示す。テレビモニター12は、テレビ電話装置1から
供給される映像信号S 0aを表示する表示画面30を有
し、この映像信号S0aと同期して供給される音信号S0b
を出力するスピーカ9A,9Bを下方前端部に搭載して
いる。
【0017】前記ビデオカメラ10は、レンズ群などを
有する光学系10aとCCD撮像素子(図示せず)とか
らなる一般的なものである。被写体からの光は、ビデオ
カメラ10の光学系(光入射部)10aに入射し、結像
され、CCD撮像素子で電気信号に光電変換された後、
ゲイン調整やホワイトバランス調整などのアナログ信号
処理を施される。この結果、ビデオカメラ10は、アナ
ログ画像信号をテレビ電話装置1に出力する。このよう
なビデオカメラ10は、光を取り込む光学系10aが表
示画面30の一部領域(左上コーナー)を被覆するよう
にテレビモニター12の筐体に取り付けられている。こ
のため、当該光学系10aで覆われた表示領域の映像を
視ることができないが、通話者の目線がビデオカメラ1
0の光軸に近くなるため、通話者が正視しているかのよ
うな送信画像を撮像できる。
有する光学系10aとCCD撮像素子(図示せず)とか
らなる一般的なものである。被写体からの光は、ビデオ
カメラ10の光学系(光入射部)10aに入射し、結像
され、CCD撮像素子で電気信号に光電変換された後、
ゲイン調整やホワイトバランス調整などのアナログ信号
処理を施される。この結果、ビデオカメラ10は、アナ
ログ画像信号をテレビ電話装置1に出力する。このよう
なビデオカメラ10は、光を取り込む光学系10aが表
示画面30の一部領域(左上コーナー)を被覆するよう
にテレビモニター12の筐体に取り付けられている。こ
のため、当該光学系10aで覆われた表示領域の映像を
視ることができないが、通話者の目線がビデオカメラ1
0の光軸に近くなるため、通話者が正視しているかのよ
うな送信画像を撮像できる。
【0018】また、マイクロフォン(ガンマイクロフォ
ン)11は、指向特性(音源に対する収音範囲)を可変
に設定できる収音機能を有するものであり、テレビモニ
ター12の前方からの音波に対して指向性をもつように
テレビモニター12の筐体に取り付けられている。従っ
て、マイクロフォン11はテレビモニター12の前面か
らの入射音は拾うが、その後面からの音は殆ど拾わな
い。このようなマイクロフォン11は入射音を電気信号
に変換してテレビ電話装置1に出力する。尚、図示した
例では、ビデオカメラ10とマイクロフォン11は互い
に近い位置に筐体に取り付けられているが、両者の取付
個所に特に制限は無く、互いに離れていても構わない。
ン)11は、指向特性(音源に対する収音範囲)を可変
に設定できる収音機能を有するものであり、テレビモニ
ター12の前方からの音波に対して指向性をもつように
テレビモニター12の筐体に取り付けられている。従っ
て、マイクロフォン11はテレビモニター12の前面か
らの入射音は拾うが、その後面からの音は殆ど拾わな
い。このようなマイクロフォン11は入射音を電気信号
に変換してテレビ電話装置1に出力する。尚、図示した
例では、ビデオカメラ10とマイクロフォン11は互い
に近い位置に筐体に取り付けられているが、両者の取付
個所に特に制限は無く、互いに離れていても構わない。
【0019】また、テレビ電話装置1は、図1に示すよ
うに、IPネットワークNWの通信規約に従ってデータ
の双方向通信を行うネットワーク・インターフェース
2、入力する画像データや音データをMPEG(Moving
Picture Experts Group)方式などで圧縮符号化する音
声・画像エンコーダ5、WWWクライアントとしてWW
W閲覧機能を有するWWW制御部4、および画像合成部
8を備えており、更に、これらWWW制御部4,音声・
画像エンコーダ5,音声・画像デコーダ6および画像合
成部8の動作を制御する制御部3と、リモート・コント
ローラ13から赤外線などで無線伝送される制御信号を
受信して制御部3に出力するリモート受信部7とを備え
ている。WWW制御部4は、IPネットワークNW上の
ウェブページの所在を示すURL(Uniform Resource L
ocator)情報を指定し、HTTP(HyperText Transfer
Protocol)などのプロトコルを用いて、ネットワーク
・インターフェース2を介してウェブページをダウンロ
ードし、閲覧(ブラウズ)させる機能を有している。ウ
ェブページは、HTML(Hyper Text Markup Languag
e)やXML(eXtensible Markup Language)などのデ
ータ記述言語やスクリプト言語で構成されたものであ
る。
うに、IPネットワークNWの通信規約に従ってデータ
の双方向通信を行うネットワーク・インターフェース
2、入力する画像データや音データをMPEG(Moving
Picture Experts Group)方式などで圧縮符号化する音
声・画像エンコーダ5、WWWクライアントとしてWW
W閲覧機能を有するWWW制御部4、および画像合成部
8を備えており、更に、これらWWW制御部4,音声・
画像エンコーダ5,音声・画像デコーダ6および画像合
成部8の動作を制御する制御部3と、リモート・コント
ローラ13から赤外線などで無線伝送される制御信号を
受信して制御部3に出力するリモート受信部7とを備え
ている。WWW制御部4は、IPネットワークNW上の
ウェブページの所在を示すURL(Uniform Resource L
ocator)情報を指定し、HTTP(HyperText Transfer
Protocol)などのプロトコルを用いて、ネットワーク
・インターフェース2を介してウェブページをダウンロ
ードし、閲覧(ブラウズ)させる機能を有している。ウ
ェブページは、HTML(Hyper Text Markup Languag
e)やXML(eXtensible Markup Language)などのデ
ータ記述言語やスクリプト言語で構成されたものであ
る。
【0020】次に、図3を参照しつつ上記画像合成部8
の構成について詳説する。この画像合成部8は、第1〜
第3の表示領域調整手段20A〜20Cを備えており、
ビデオカメラ10から入力する画像データ(送信画像)
はA/D変換器21でデジタル信号に変換された後、第
1の表示領域調整手段20Aに出力される。また、第2
の表示領域調整手段20Bには音声・画像デコーダ6か
ら画像データ(受信画像)が入力し、第3の表示領域調
整手段20cにはWWW制御部4からウェブページの画
像データが入力する。これら画像データが1フレーム中
に割り当てられる表示領域は制御部3から指示されるた
め、各表示領域調整手段20A〜20Cは、指定された
表示領域の解像度に適合するように各画像データに対し
て解像度変換などを施した後、フレームメモリ22に書
き込むように制御することで1フレームに合成し記憶さ
せる。映像信号出力部23は、フレームメモリ22に記
憶された画像データを読出し、NTSC(National Tel
evision System Committee)方式やPAL(Phase Alte
rnation by Line color television)方式などの映像信
号に変換後、テレビモニター12に出力する。そして、
テレビモニター12は、図2に示すように表示画面30
にその合成映像を表示する。図示した例では、表示画面
30の第1表示領域301にはウェブページが表示さ
れ、その第2表示領域302にはビデオカメラ10で撮
像した送信画像(通話者自らの顔画像)が表示され、そ
の第3表示領域303には受信画像(通話相手の顔画
像)が表示されている。以上のように、表示領域調整手
段20A〜20Cは、制御部3の制御により、送受信画
像の表示領域とウェブページの表示領域とを調整できる
から、送受信画像とウェブページとを混在させず見易い
形でテレビモニター12に同時且つ並列に表示させるこ
とが可能となる。
の構成について詳説する。この画像合成部8は、第1〜
第3の表示領域調整手段20A〜20Cを備えており、
ビデオカメラ10から入力する画像データ(送信画像)
はA/D変換器21でデジタル信号に変換された後、第
1の表示領域調整手段20Aに出力される。また、第2
の表示領域調整手段20Bには音声・画像デコーダ6か
ら画像データ(受信画像)が入力し、第3の表示領域調
整手段20cにはWWW制御部4からウェブページの画
像データが入力する。これら画像データが1フレーム中
に割り当てられる表示領域は制御部3から指示されるた
め、各表示領域調整手段20A〜20Cは、指定された
表示領域の解像度に適合するように各画像データに対し
て解像度変換などを施した後、フレームメモリ22に書
き込むように制御することで1フレームに合成し記憶さ
せる。映像信号出力部23は、フレームメモリ22に記
憶された画像データを読出し、NTSC(National Tel
evision System Committee)方式やPAL(Phase Alte
rnation by Line color television)方式などの映像信
号に変換後、テレビモニター12に出力する。そして、
テレビモニター12は、図2に示すように表示画面30
にその合成映像を表示する。図示した例では、表示画面
30の第1表示領域301にはウェブページが表示さ
れ、その第2表示領域302にはビデオカメラ10で撮
像した送信画像(通話者自らの顔画像)が表示され、そ
の第3表示領域303には受信画像(通話相手の顔画
像)が表示されている。以上のように、表示領域調整手
段20A〜20Cは、制御部3の制御により、送受信画
像の表示領域とウェブページの表示領域とを調整できる
から、送受信画像とウェブページとを混在させず見易い
形でテレビモニター12に同時且つ並列に表示させるこ
とが可能となる。
【0021】また、表示領域の調整は予め定めた表示フ
ォーマットに基づいて行われる。複数の表示フォーマッ
トがROM(図示せず)に記憶されており、通話者は、
リモート・コントローラ13を操作することで所望の表
示フォーマットを指定し、その旨をリモート受信部7を
介して制御部3に通知できる。例えば、リモート・コン
トローラ13のボタン操作で、テレビモニター12の表
示画面30に表示フォーマット選択用のメニュー画面を
表示させたり、通話者が切り換えボタンを押す度に表示
フォーマットを順次切り換えたりする処理が可能であ
る。制御部3は、通話者が指定した表示フォーマットを
ROMから読み出し、表示領域調整手段20A〜20C
に対し、当該表示フォーマットに基づいて各画像の表示
位置や解像度などを指示する。
ォーマットに基づいて行われる。複数の表示フォーマッ
トがROM(図示せず)に記憶されており、通話者は、
リモート・コントローラ13を操作することで所望の表
示フォーマットを指定し、その旨をリモート受信部7を
介して制御部3に通知できる。例えば、リモート・コン
トローラ13のボタン操作で、テレビモニター12の表
示画面30に表示フォーマット選択用のメニュー画面を
表示させたり、通話者が切り換えボタンを押す度に表示
フォーマットを順次切り換えたりする処理が可能であ
る。制御部3は、通話者が指定した表示フォーマットを
ROMから読み出し、表示領域調整手段20A〜20C
に対し、当該表示フォーマットに基づいて各画像の表示
位置や解像度などを指示する。
【0022】上述したようにビデオカメラ10は、光学
系10aが表示画面30の一部領域を被覆するように取
り付けられる。図2に示した例では、ビデオカメラ10
の光学系10aが表示画面30の左上のコーナーに配置
されているが、図4に示すようにビデオカメラ10の光
学系10aを表示画面30の左下のコーナーに配置して
もよいし、右上のコーナーや右下のコーナーに配置する
ことも可能である。図2,図4に示すように、ウェブペ
ージを表示する第1表示領域301と、送信画像を表示
する第2表示領域302と、受信画像を表示する第3表
示領域303とは何れもビデオカメラ10の光学系10
aと重ならない領域に配置される。このように、前述の
表示フォーマットの何れかを選択することで、ビデオカ
メラ10が表示画面30の何れの領域を被覆しても、そ
の被覆領域を除く領域に、送受信画像とウェブページと
を混在させず見易い形で並列に表示することができる。
系10aが表示画面30の一部領域を被覆するように取
り付けられる。図2に示した例では、ビデオカメラ10
の光学系10aが表示画面30の左上のコーナーに配置
されているが、図4に示すようにビデオカメラ10の光
学系10aを表示画面30の左下のコーナーに配置して
もよいし、右上のコーナーや右下のコーナーに配置する
ことも可能である。図2,図4に示すように、ウェブペ
ージを表示する第1表示領域301と、送信画像を表示
する第2表示領域302と、受信画像を表示する第3表
示領域303とは何れもビデオカメラ10の光学系10
aと重ならない領域に配置される。このように、前述の
表示フォーマットの何れかを選択することで、ビデオカ
メラ10が表示画面30の何れの領域を被覆しても、そ
の被覆領域を除く領域に、送受信画像とウェブページと
を混在させず見易い形で並列に表示することができる。
【0023】次に、リモート・コントローラ13につい
て説明する。図5は、本実施の形態に係るリモート・コ
ントローラ13の外観を示す概略図である。図5(A)
は、リモート・コントローラ13の表面側の外観を示
し、図5(B)は、リモート・コントローラ13の裏面
側の外観を示している。図5(A)に示す通り、「電
源」、「メニュー」,「ブラウザ」,「設定」,「ポイ
ンタ」,「カメラズーム」,「決定」などが記された複
数の操作ボタンが配列している。各操作ボタンの機能は
次の通りである。「電源」ボタンはテレビ電話装置1の
電源の投入および切断を指示するボタン、「メニュー」
ボタンはテレビ電話機能とWWW閲覧機能とのメニュー
画面を表示するためのボタン、「ブラウザ」ボタンはW
WW閲覧機能の起動用ボタン、「設定」ボタンはテレビ
電話機能やWWW閲覧機能、周辺機器などの設定変更用
のボタン、「ポインタ」ボタンはカーソル操作用のボタ
ンである。また、「決定」ボタンの上下左右にそれぞれ
配置された三角形状のボタンは方向指示用のボタンであ
る。更に、「カメラズーム」ボタンは、ビデオカメラ1
0の光学系の焦点距離を調節するためのボタンであり、
「+」側を押すと光学系の焦点距離が大きくなって被写
体が拡大表示され、「−」側を押すと光学系の焦点距離
が小さくなって被写体が広角で(広い視野角度で)表示
される。
て説明する。図5は、本実施の形態に係るリモート・コ
ントローラ13の外観を示す概略図である。図5(A)
は、リモート・コントローラ13の表面側の外観を示
し、図5(B)は、リモート・コントローラ13の裏面
側の外観を示している。図5(A)に示す通り、「電
源」、「メニュー」,「ブラウザ」,「設定」,「ポイ
ンタ」,「カメラズーム」,「決定」などが記された複
数の操作ボタンが配列している。各操作ボタンの機能は
次の通りである。「電源」ボタンはテレビ電話装置1の
電源の投入および切断を指示するボタン、「メニュー」
ボタンはテレビ電話機能とWWW閲覧機能とのメニュー
画面を表示するためのボタン、「ブラウザ」ボタンはW
WW閲覧機能の起動用ボタン、「設定」ボタンはテレビ
電話機能やWWW閲覧機能、周辺機器などの設定変更用
のボタン、「ポインタ」ボタンはカーソル操作用のボタ
ンである。また、「決定」ボタンの上下左右にそれぞれ
配置された三角形状のボタンは方向指示用のボタンであ
る。更に、「カメラズーム」ボタンは、ビデオカメラ1
0の光学系の焦点距離を調節するためのボタンであり、
「+」側を押すと光学系の焦点距離が大きくなって被写
体が拡大表示され、「−」側を押すと光学系の焦点距離
が小さくなって被写体が広角で(広い視野角度で)表示
される。
【0024】テレビ電話機能とWWW閲覧機能を有する
従来のテレビ電話装置では、両機能の操作系が統一され
ておらず、遠隔操作しづらかったが、本実施の形態で
は、両機能について、リモート・コントローラ13の操
作ボタンの配列に統一性を持たせることで、操作性を向
上できる。また図示した操作ボタンの配列は、リモート
・コントローラ13を床面や机上に据え置いた状態で、
2本指もしくは3本指で操作できる配列であるから、ボ
タン操作を素早く行うことができる。尚、「決定」ボタ
ンなどの使用頻度が高いボタンや重要なボタンの表面に
小さな突起部を設けることで、操作ボタンを識別し易く
し、操作性を向上させてもよい。
従来のテレビ電話装置では、両機能の操作系が統一され
ておらず、遠隔操作しづらかったが、本実施の形態で
は、両機能について、リモート・コントローラ13の操
作ボタンの配列に統一性を持たせることで、操作性を向
上できる。また図示した操作ボタンの配列は、リモート
・コントローラ13を床面や机上に据え置いた状態で、
2本指もしくは3本指で操作できる配列であるから、ボ
タン操作を素早く行うことができる。尚、「決定」ボタ
ンなどの使用頻度が高いボタンや重要なボタンの表面に
小さな突起部を設けることで、操作ボタンを識別し易く
し、操作性を向上させてもよい。
【0025】また図5(B)に示すように、リモート・
コントローラ13の裏面には、表面側のボタン配置を簡
素化した操作ボタン群が設けられており、各操作ボタン
の機能は、図5(A)に示した表側の操作ボタンの機能
と同一である。このように、リモート・コントローラ1
3の表裏両面を使用できるため、操作性を更に向上でき
る。
コントローラ13の裏面には、表面側のボタン配置を簡
素化した操作ボタン群が設けられており、各操作ボタン
の機能は、図5(A)に示した表側の操作ボタンの機能
と同一である。このように、リモート・コントローラ1
3の表裏両面を使用できるため、操作性を更に向上でき
る。
【0026】尚、図5に示した例では、裏面のボタン配
置は表面のボタン配置を簡素化したものであるが、これ
に限らず、例えば、テレビ電話機能の操作ボタンを表面
に設け、WWW閲覧機能の操作ボタンを裏面に設けても
よい。このように機能に応じて操作ボタンを表面と裏面
とで分けることで、片面当たりの操作ボタンの数を少な
くし、操作ボタンのレイアウトを簡素化して使い易くす
ることができる。
置は表面のボタン配置を簡素化したものであるが、これ
に限らず、例えば、テレビ電話機能の操作ボタンを表面
に設け、WWW閲覧機能の操作ボタンを裏面に設けても
よい。このように機能に応じて操作ボタンを表面と裏面
とで分けることで、片面当たりの操作ボタンの数を少な
くし、操作ボタンのレイアウトを簡素化して使い易くす
ることができる。
【0027】次に、上述したようにマイクロフォン11
は、音源(通話者)に対する指向性を可変に設定できる
収音機能を有している。通話者が発した音声が確実に拾
われるために、テレビ電話装置1は、テレビモニター1
2と通話者間の距離に応じて、マイクロフォン11の指
向性を調整できる手段を有する。すなわち、テレビモニ
ター12と通話者間の距離が近いときは指向性が狭くな
るように調整され、その距離が遠いときは指向性が広く
なるように調整される。また、音源(通話者)がマイク
ロフォン11の収音範囲から外れる場合もあり得るた
め、通話者から入射する音の感度が最適となるように指
向性を自動調節する手段を備えることが望ましい。これ
により、周囲の雑音を増幅させること無く、通話者の発
した音声の利得(ゲイン)調整を実行でき、その音声を
確実に拾うことができる。
は、音源(通話者)に対する指向性を可変に設定できる
収音機能を有している。通話者が発した音声が確実に拾
われるために、テレビ電話装置1は、テレビモニター1
2と通話者間の距離に応じて、マイクロフォン11の指
向性を調整できる手段を有する。すなわち、テレビモニ
ター12と通話者間の距離が近いときは指向性が狭くな
るように調整され、その距離が遠いときは指向性が広く
なるように調整される。また、音源(通話者)がマイク
ロフォン11の収音範囲から外れる場合もあり得るた
め、通話者から入射する音の感度が最適となるように指
向性を自動調節する手段を備えることが望ましい。これ
により、周囲の雑音を増幅させること無く、通話者の発
した音声の利得(ゲイン)調整を実行でき、その音声を
確実に拾うことができる。
【0028】次に、上記テレビ電話装置1は、通話先の
テレビ電話装置1との間で、閲覧中のウェブページの内
容を共有する手段を有する。すなわち、テレビ電話装置
1は、ウェブページのURL情報を通話先に通知する手
段と、通話先から前記URL情報を通知された場合にW
WW制御部4がこのURL情報を用いて当該ウェブペー
ジの閲覧要求を行うように制御する手段とを備えればよ
い。これら手段は、図1に示した制御部3で実行され
る。
テレビ電話装置1との間で、閲覧中のウェブページの内
容を共有する手段を有する。すなわち、テレビ電話装置
1は、ウェブページのURL情報を通話先に通知する手
段と、通話先から前記URL情報を通知された場合にW
WW制御部4がこのURL情報を用いて当該ウェブペー
ジの閲覧要求を行うように制御する手段とを備えればよ
い。これら手段は、図1に示した制御部3で実行され
る。
【0029】ウェブページを共有する処理手順は次の通
りである。図6に示すように、一方(左側)のテレビ電
話装置1のWWW制御部4はURLを指定してWWWサ
ーバ40に送信要求RQTを発し、次いで、WWWサー
バ40はその送信要求RQTに応えてHTMLデータ
(ウェブページ)を送信する。そして、HTMLデータ
は、テレビ電話装置1で受信され閲覧表示される。当該
テレビ電話装置1の通話者がウェブページの内容を通話
相手と共有することを望んだ場合には、例えば、通話者
はリモート・コントローラ13のボタン操作でその旨を
制御部3に指示する。これにより、制御部3は、ネット
ワーク・インターフェース2を介して前記HTMLデー
タのURL情報を他方のテレビ電話装置1に送信する。
りである。図6に示すように、一方(左側)のテレビ電
話装置1のWWW制御部4はURLを指定してWWWサ
ーバ40に送信要求RQTを発し、次いで、WWWサー
バ40はその送信要求RQTに応えてHTMLデータ
(ウェブページ)を送信する。そして、HTMLデータ
は、テレビ電話装置1で受信され閲覧表示される。当該
テレビ電話装置1の通話者がウェブページの内容を通話
相手と共有することを望んだ場合には、例えば、通話者
はリモート・コントローラ13のボタン操作でその旨を
制御部3に指示する。これにより、制御部3は、ネット
ワーク・インターフェース2を介して前記HTMLデー
タのURL情報を他方のテレビ電話装置1に送信する。
【0030】一方、図6に示す他方(右側)のテレビ電
話装置1でそのURL情報が受信されると、制御部3
は、WWW制御部4に対して受信したURL情報で指定
されるWWWサーバ40からHTMLデータを要求する
ように制御する。この結果、他方のテレビ電話装置1
は、WWWサーバ40に送信要求RQTを発し、通話相
手が閲覧していたのと同一のHTMLデータを取得す
る。これにより、双方のテレビ電話装置1,1で同一内
容のウェブページを同時に表示し共有することが可能と
なる。
話装置1でそのURL情報が受信されると、制御部3
は、WWW制御部4に対して受信したURL情報で指定
されるWWWサーバ40からHTMLデータを要求する
ように制御する。この結果、他方のテレビ電話装置1
は、WWWサーバ40に送信要求RQTを発し、通話相
手が閲覧していたのと同一のHTMLデータを取得す
る。これにより、双方のテレビ電話装置1,1で同一内
容のウェブページを同時に表示し共有することが可能と
なる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るテ
レビ電話装置によれば、テレビ電話機能とWWW閲覧機
能とを同時に動かしても、テレビ電話の受信画像とウェ
ブページの画像とは各々の表示領域を調整された後に合
成されるため、受信画像とウェブページとをテレビモニ
ターの表示画面に混在させず見易い形で表示することが
可能となる。
レビ電話装置によれば、テレビ電話機能とWWW閲覧機
能とを同時に動かしても、テレビ電話の受信画像とウェ
ブページの画像とは各々の表示領域を調整された後に合
成されるため、受信画像とウェブページとをテレビモニ
ターの表示画面に混在させず見易い形で表示することが
可能となる。
【0032】請求項2によれば、テレビモニターの表示
画面には、受信画像やウェブページに加えて送信画像も
混在させずに見易い形で同時に表示できる。
画面には、受信画像やウェブページに加えて送信画像も
混在させずに見易い形で同時に表示できる。
【0033】請求項3によれば、送信画像を撮像する撮
像カメラをテレビモニターの表示画面上に配置できるた
め、テレビ電話の通話者がその表示画面を視るとき、通
話者の目線はその撮像カメラの光学系の光軸に近くな
る。このため、通話者が正視しているかのような送信画
像を撮像できるため、テレビ電話の意志疎通を容易に行
うことが可能となる。
像カメラをテレビモニターの表示画面上に配置できるた
め、テレビ電話の通話者がその表示画面を視るとき、通
話者の目線はその撮像カメラの光学系の光軸に近くな
る。このため、通話者が正視しているかのような送信画
像を撮像できるため、テレビ電話の意志疎通を容易に行
うことが可能となる。
【0034】請求項4によれば、周囲の雑音を増幅させ
ること無く、通話者の発した音声の利得(ゲイン)調整
を実行でき、その音声を確実に拾うことができるため、
テレビ電話の意志疎通を更に容易に行うことが可能とな
る。
ること無く、通話者の発した音声の利得(ゲイン)調整
を実行でき、その音声を確実に拾うことができるため、
テレビ電話の意志疎通を更に容易に行うことが可能とな
る。
【0035】請求項5によれば、通話者は操作子(リモ
ート・コントローラ)の表裏両面の操作ボタンを利用で
きるため、テレビ電話装置を簡便に遠隔操作でき、利便
性が向上する。
ート・コントローラ)の表裏両面の操作ボタンを利用で
きるため、テレビ電話装置を簡便に遠隔操作でき、利便
性が向上する。
【0036】請求項6によれば、テレビ電話を行いつ
つ、閲覧しているウェブページのURL情報を通話先に
通知でき、また通話先が閲覧しているウェブページにも
アクセスできるから、ウェブページをネットワークを介
して容易に共有できる。
つ、閲覧しているウェブページのURL情報を通話先に
通知でき、また通話先が閲覧しているウェブページにも
アクセスできるから、ウェブページをネットワークを介
して容易に共有できる。
【図1】本発明の実施の形態に係るテレビ電話システム
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係るテレビ電話装置と周辺機器と
の具体的な構成を示す図である。
の具体的な構成を示す図である。
【図3】実施の形態に係るテレビ電話装置の画像合成部
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図4】実施の形態に係るテレビ電話装置と周辺機器と
の具体的な構成を示す図である。
の具体的な構成を示す図である。
【図5】(A)はリモート・コントローラの表面側の外
観を示す概略図、(B)はリモート・コントローラの裏
面側の外観を示す概略図である。
観を示す概略図、(B)はリモート・コントローラの裏
面側の外観を示す概略図である。
【図6】IPネットワークを介して接続されたテレビ電
話装置間でウェブページを共有する処理手順を説明する
ための図である。
話装置間でウェブページを共有する処理手順を説明する
ための図である。
【図7】WWW閲覧機能を有するセット・トップ・ボッ
クスの概略構成図である。
クスの概略構成図である。
【図8】WWW閲覧機能を備えたセット・トップ・ボッ
クスからなるテレビ電話システムを示す概略構成図であ
る。
クスからなるテレビ電話システムを示す概略構成図であ
る。
1 テレビ電話装置
2 ネットワーク・インターフェース
3 制御部
4 WWW制御部
5 音声・画像エンコーダ
6 音声・画像デコーダ
7 リモート受信部
8 画像合成部
9 スピーカ
10 ビデオカメラ
11 マイクロフォン
12 テレビモニター
13 リモート・コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 進藤 典子
大阪市淀川区宮原4丁目1番6号 株式会
社メガチップス内
Fターム(参考) 5C064 AA01 AB03 AB04 AC02 AC06
AC12 AC13 AC16 AD06
5K101 KK04 LL01 NN06 NN18
Claims (6)
- 【請求項1】 IP(インターネット・プロトコル)ネ
ットワークを介して画像と音声とを双方向にやり取りす
るテレビ電話機能と、 前記IPネットワーク上のWWWサーバにアクセスして
ウェブページを取得するWWW閲覧機能と、 前記テレビ電話機能で受信した受信画像と、前記WWW
閲覧機能で取得した前記ウェブページの画像との映像中
に占める表示領域を調整する表示領域調整手段と、 前記表示位置調整手段で調整された前記表示領域に適合
するように前記受信画像と前記ウェブページの画像とを
合成してテレビモニターに出力する画像合成手段と、を
備えることを特徴とするテレビ電話装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のテレビ電話装置であっ
て、 前記表示領域調整手段は、撮像カメラで撮像した送信画
像と、前記受信画像と、前記ウェブページの画像との映
像中に占める表示領域を調整し、 前記画像合成手段は、前記表示領域調整手段で調整され
た前記各表示領域に適合するように前記送信画像、前記
受信画像および前記ウェブページの画像を合成して前記
テレビモニターに出力する、テレビ電話装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のテレビ電話装置
であって、 前記テレビモニターの表示画面の所定の一部領域を被覆
するように配設され送信画像を撮像する撮像カメラを備
えており、 前記表示領域調整手段は、前記撮像カメラで被覆される
前記一部領域を除く領域に前記各表示領域を設定する、
テレビ電話装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のテレ
ビ電話装置であって、 音源に対する指向特性を可変に設定でき、且つ前記テレ
ビモニターの前方へ前記指向特性が設定されるように配
設されるマイクロフォンを備えており、 前記テレビモニターと前記音源との間の距離に応じて前
記マイクロフォンの指向特性を切り換える制御手段を備
えるテレビ電話装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載のテレ
ビ電話装置であって、 前記テレビ電話機能と前記WWW閲覧機能とを制御する
複数の操作ボタンを表裏両面に有する操作子を外部に備
えており、 前記操作子の前記各操作ボタンの入力で発生する制御信
号に基づいて前記テレビ電話機能と前記WWW閲覧機能
とを制御する制御手段を備えるテレビ電話装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載のテレ
ビ電話装置であって、 前記ウェブページの前記IPネットワーク上の所在を示
すURL情報を通話先に通知する手段と、 前記通話先から前記URL情報を通知された場合に当該
URL情報を用いて前記WWW閲覧機能に当該ウェブペ
ージの閲覧要求を発するように制御する手段と、を備え
るテレビ電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324857A JP2003134484A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | テレビ電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324857A JP2003134484A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | テレビ電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003134484A true JP2003134484A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19141515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001324857A Pending JP2003134484A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | テレビ電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003134484A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005096159A1 (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-13 | Noritsu Koki Co., Ltd. | イメージを動的に表示するために用いられるコンテンツの配信システム |
JP2005293398A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | 配信システム |
JP2005295373A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | 配信システム |
JP2006229559A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Ntt Resonant Inc | 通信システム、通信装置、通信方法、および通信プログラム |
WO2006129660A1 (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | 電子機器 |
US8085291B2 (en) * | 2006-08-11 | 2011-12-27 | Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited | Portable terminal device |
JP2013157715A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電話装置とその動作制御方法及びプログラム |
JP2014075636A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Nec Engineering Ltd | コンテンツ共有システム、コンテンツ共有拡張システム、コンテンツ共有方法及びコンテンツ共有プログラム |
-
2001
- 2001-10-23 JP JP2001324857A patent/JP2003134484A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005096159A1 (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-13 | Noritsu Koki Co., Ltd. | イメージを動的に表示するために用いられるコンテンツの配信システム |
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JP2013157715A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電話装置とその動作制御方法及びプログラム |
JP2014075636A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Nec Engineering Ltd | コンテンツ共有システム、コンテンツ共有拡張システム、コンテンツ共有方法及びコンテンツ共有プログラム |
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