JP2003134413A - オブジェクト選択制御方法及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御装置 - Google Patents

オブジェクト選択制御方法及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御装置

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JP2003134413A
JP2003134413A JP2001327303A JP2001327303A JP2003134413A JP 2003134413 A JP2003134413 A JP 2003134413A JP 2001327303 A JP2001327303 A JP 2001327303A JP 2001327303 A JP2001327303 A JP 2001327303A JP 2003134413 A JP2003134413 A JP 2003134413A
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button
cursor
selection control
control device
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Application number
JP2001327303A
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English (en)
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Toshihiko Misu
俊彦 三須
Masahide Naemura
昌秀 苗村
Bunto Tei
文濤 鄭
Yasuaki Kanetsugu
保明 金次
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Japan Broadcasting Corp
NHK Engineering System Inc
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
NHK Engineering Services Inc
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン装置のボタン押下に基づいて、動的
オブジェクト及び静的オブジェクトのどちらのオブジェ
クトも選択することが可能な、オブジェクト選択制御方
法及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェ
クト選択制御装置を提供する。 【解決手段】 オブジェクト選択制御方法は、選択され
ているオブジェクト(以下、被選択オブジェクト)に対
する他のオブジェクトの相対位置関係を解析する相対位
置解析ステップS1と、押下されたリモコン装置の矢印
ボタンと前記相対位置関係とから被選択オブジェクトを
切り替える選択切り替えステップS2と、被選択オブジ
ェクトの位置を画面上に表示するカーソル表示ステップ
S3とを含んで動作する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面に表示された
複数のオブジェクトから、リモコン装置によって1つの
オブジェクトを選択するテレビジョン受像機のオブジェ
クト選択制御方法及びオブジェクト選択制御プログラム
並びにオブジェクト選択制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル放送を受信するテレビジ
ョン受像機は、リモコン装置の矢印ボタン(「上」、
「下」、「左」、「右」ボタン)の押下によって、メニ
ュー画面上のボタン等を選択し、リモコン装置の決定ボ
タンの押下によって、視聴動作を決定する形態が主流で
ある。
【0003】また、従来のデジタル放送のテレビジョン
受像機は、画面領域を複数の選択可能領域に分割して、
その各々の選択可能領域に対して視聴データを関連付け
ておくことで、その選択可能領域をリモコン装置の矢印
ボタン押下によって選択し、決定ボタン押下で視聴デー
タを決定し、視聴する形態も存在する。前記した2つの
形態では、いずれも、前記メニュー画面上のボタンや前
記選択可能領域の位置は固定されており、その固定され
た選択領域(静的オブジェクト)には、リモコン装置で
押下された矢印ボタンの方向によって、その次に遷移す
る選択領域が予め設定されている。
【0004】このような、選択領域と視聴データとの関
連付けや、リモコン装置の矢印ボタンによる遷移動作
は、BSデジタル放送の規格(「デジタル放送における
データ放送符号化方式と伝送方式標準規格」ARIB
STD−B24)内で実現することができる。また、こ
の規格では、テレビジョン受像機の画面内で移動するオ
ブジェクト(動的オブジェクト)と、視聴データとを関
連付けることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】既存のBSデジタルテ
レビジョン受像機を対象として、動的オブジェクト及び
静的オブジェクトに連動したデータ放送を実現するため
には、従来のBSデジタル放送の規格に沿ったリモコン
装置によってオブジェクトを選択できなければならな
い。しかしながら、前記従来の技術では、オブジェクト
の位置が移動する場合には、前記規格に沿ったリモコン
装置に対応したオブジェクト選択手法が存在していない
という問題があった。このため、BSデジタル放送にお
いて、移動するオブジェクトに連動したデータ放送を行
なうことができなかった。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、従来のリモコン装置のボタン押下に基づい
て、テレビジョン受像機に表示された動的オブジェクト
及び静的オブジェクトのどちらのオブジェクトも選択す
ることが可能な、オブジェクト選択制御方法及びオブジ
ェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために創案されたものであり、まず、請求項1に
記載のオブジェクト選択制御方法は、画面上に表示され
た複数の選択可能なオブジェクトから、リモコン装置の
各ボタンからのボタン押下信号に基づいて、1つのオブ
ジェクトを選択するテレビジョン受像機のオブジェクト
選択制御方法であって、各オブジェクトの位置及び形状
を示す存在領域情報に基づいて、現在選択されている被
選択オブジェクトと、他の選択可能なオブジェクトとの
相対位置関係を解析する相対位置解析ステップと、この
相対位置解析ステップによって解析された相対位置関係
と、前記ボタン押下信号とに基づいて、前記被選択オブ
ジェクトを切り替える選択切り替えステップと、この被
選択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、当該被選
択オブジェクトの目印となるカーソルを表示するカーソ
ル表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】この方法によれば、オブジェクト選択制御
方法は、相対位置解析ステップによって、画面上に表示
された複数の選択可能なオブジェクトの位置及び形状を
示す存在領域情報に基づいて、現在選択されている被選
択オブジェクトと、他の選択可能なオブジェクトとの相
対位置関係を解析し、選択切り替えステップによって、
前記相対位置解析ステップで解析した相対位置関係と、
リモコン装置の各ボタンからのボタン押下信号とに基づ
いて、前記被選択オブジェクトを切り替え、カーソル表
示ステップによって、この被選択オブジェクトの存在領
域情報に基づいて、当該被選択オブジェクトの目印とな
るカーソルを表示する。
【0009】また、請求項2に記載のオブジェクト選択
制御方法は、請求項1に記載のオブジェクト選択制御方
法において、前記選択切り替えステップが、前記画面上
に前記被選択オブジェクトの位置に対して上下左右4つ
の部分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリモコン装
置の矢印ボタンからのときに、この矢印ボタンの方向の
部分領域に存在する選択可能なオブジェクトを、被選択
オブジェクトに切り替えることを特徴とする。
【0010】この方法によれば、オブジェクト選択制御
方法は、選択切り替えステップによって、画面上に被選
択オブジェクトの位置に対して、リモコン装置の矢印ボ
タンに対応した上下左右4つの部分領域を設定し、ボタ
ン押下信号がリモコン装置の矢印ボタンからのときに、
この矢印ボタンの方向の部分領域に存在する選択可能な
オブジェクトを、被選択オブジェクトに切り替える。
【0011】さらに、請求項3に記載のオブジェクト選
択制御方法は、請求項1または請求項2に記載のオブジ
ェクト選択制御方法において、前記カーソル表示ステッ
プが、前記被選択オブジェクトの存在領域情報に基づい
て、この被選択オブジェクトの輝度、色相及び彩度の少
なくとも1つ以上を変化させることで、当該被選択オブ
ジェクトの目印とすることを特徴とする。
【0012】この方法によれば、オブジェクト選択制御
方法は、カーソル表示ステップによって、被選択オブジ
ェクトの存在領域情報に基づいて、この被選択オブジェ
クトの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以上を変化
させることで、当該被選択オブジェクトの目印とするカ
ーソルを表示させる。
【0013】また、請求項4に記載のオブジェクト選択
制御プログラムは、画面上に表示された複数の選択可能
なオブジェクトから、リモコン装置の各ボタンからのボ
タン押下信号に基づいて、1つのオブジェクトを選択す
るためにコンピュータを、以下の手段により機能させる
ように構成した。
【0014】すなわち、各オブジェクトの位置及び形状
を示す存在領域情報に基づいて、現在選択されている被
選択オブジェクトと、他の選択可能なオブジェクトとの
相対位置関係を解析する相対位置解析手段、この相対位
置解析手段によって解析された相対位置関係と、前記ボ
タン押下信号とに基づいて、前記被選択オブジェクトを
切り替える選択切り替え手段、この被選択オブジェクト
の存在領域情報に基づいて、当該被選択オブジェクトの
目印となるカーソルを表示するカーソル表示手段、この
被選択オブジェクトが移動したときに、当該被選択オブ
ジェクトの目印となるカーソルを再表示するカーソル再
表示手段とした。
【0015】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御プログラムは、相対位置解析手段によって、画面上に
表示された複数の選択可能なオブジェクトの位置及び形
状を示す存在領域情報に基づいて、現在選択されている
被選択オブジェクトと、他の選択可能なオブジェクトと
の相対位置関係を解析し、選択切り替え手段によって、
前記相対位置解析手段で解析した相対位置関係と、リモ
コン装置の各ボタンからのボタン押下信号とに基づい
て、前記被選択オブジェクトを切り替え、カーソル表示
手段によって、この被選択オブジェクトの存在領域情報
に基づいて、当該被選択オブジェクトの目印となるカー
ソルを表示する。また、カーソル再表示手段によって、
被選択オブジェクトが移動したときに、当該被選択オブ
ジェクトの目印となるカーソルを再表示する。
【0016】また、請求項5に記載のオブジェクト選択
制御プログラムは、請求項4に記載のオブジェクト選択
制御プログラムにおいて、前記選択切り替え手段が、前
記画面上に前記被選択オブジェクトの位置に対して上下
左右4つの部分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリ
モコン装置の矢印ボタンからのときに、この矢印ボタン
の方向の部分領域に存在する選択可能なオブジェクト
を、被選択オブジェクトに切り替える構成とした。
【0017】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御プログラムは、選択切り替え手段によって、画面上に
被選択オブジェクトの位置に対して、リモコン装置の矢
印ボタンに対応した上下左右4つの部分領域を設定し、
ボタン押下信号がリモコン装置の矢印ボタンからのとき
に、この矢印ボタンの方向の部分領域に存在する選択可
能なオブジェクトを、被選択オブジェクトに切り替え
る。
【0018】さらに、請求項6に記載のオブジェクト選
択制御プログラムは、請求項4または請求項5に記載の
オブジェクト選択制御プログラムにおいて、前記カーソ
ル表示手段が、前記被選択オブジェクトの存在領域情報
に基づいて、この被選択オブジェクトの輝度、色相及び
彩度の少なくとも1つ以上を変化させることで、当該被
選択オブジェクトの目印とする構成とした。
【0019】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御プログラムは、カーソル表示手段によって、被選択オ
ブジェクトの存在領域情報に基づいて、この被選択オブ
ジェクトの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以上を
変化させることで、当該被選択オブジェクトの目印とす
るカーソルを表示させる。
【0020】また、請求項7に記載のオブジェクト選択
制御装置は、以下の構成にかかるものとした。すなわ
ち、各オブジェクトの位置及び形状を示す存在領域情報
に基づいて、現在選択されている被選択オブジェクト
と、他の選択可能なオブジェクトとの相対位置関係を解
析する相対位置解析手段と、この相対位置解析手段によ
って解析された相対位置関係と、前記ボタン押下信号と
に基づいて、前記被選択オブジェクトを切り替える選択
切り替え手段と、この被選択オブジェクトの存在領域情
報に基づいて、当該被選択オブジェクトの目印となるカ
ーソルを表示するカーソル表示手段と、この被選択オブ
ジェクトが移動したときに、当該被選択オブジェクトの
目印となるカーソルを再表示するカーソル再表示手段
と、を備える構成とした。
【0021】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御装置は、相対位置解析手段によって、画面上に表示さ
れた複数の選択可能なオブジェクトの位置及び形状を示
す存在領域情報に基づいて、現在選択されている被選択
オブジェクトと、他の選択可能なオブジェクトとの相対
位置関係を解析し、選択切り替え手段によって、前記相
対位置解析手段で解析した相対位置関係と、リモコン装
置のボタン押下信号とに基づいて、前記被選択オブジェ
クトを切り替え、カーソル表示手段によって、この被選
択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、当該被選択
オブジェクトの目印となるカーソルを表示する。また、
カーソル再表示手段によって、被選択オブジェクトが移
動したときに、当該被選択オブジェクトの目印となるカ
ーソルを再表示する。
【0022】また、請求項8に記載のオブジェクト選択
制御装置は、請求項7に記載のオブジェクト選択制御装
置において、前記選択切り替え手段が、前記画面上に前
記被選択オブジェクトの位置に対して上下左右4つの部
分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリモコン装置の
矢印ボタンからのときに、この矢印ボタンの方向の部分
領域に存在する選択可能なオブジェクトを、被選択オブ
ジェクトに切り替える構成とした。
【0023】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御装置は、選択切り替え手段によって、画面上に被選択
オブジェクトの位置に対して、リモコン装置の矢印ボタ
ンに対応した上下左右4つの部分領域を設定し、ボタン
押下信号がリモコン装置の矢印ボタンからのときに、こ
の矢印ボタンの方向の部分領域に存在する選択可能なオ
ブジェクトを、被選択オブジェクトに切り替える。
【0024】さらに、請求項9に記載のオブジェクト選
択制御装置は、請求項7または請求項8に記載のオブジ
ェクト選択制御装置において、前記カーソル表示手段
が、前記被選択オブジェクトの存在領域情報に基づい
て、この被選択オブジェクトの輝度、色相及び彩度の少
なくとも1つ以上を変化させることで、当該被選択オブ
ジェクトの目印とする構成とした。
【0025】かかる構成によれば、オブジェクト選択制
御装置は、カーソル表示手段によって、被選択オブジェ
クトの存在領域情報に基づいて、この被選択オブジェク
トの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以上を変化さ
せることで、当該被選択オブジェクトの目印とするカー
ソルを表示させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (オブジェクト選択制御方法の動作)図1は、本発明の
実施の形態に係るテレビジョン受像機のオブジェクト選
択制御方法の動作例を示したフローチャートである。
【0027】本実施の形態に係るテレビジョン受像機の
オブジェクト選択制御方法は、リモコン装置のボタン押
下信号に基づいて、テレビジョン受像機の画面に表示さ
れる複数の選択可能なオブジェクトから、1つのオブジ
ェクトを選択して、その選択されたオブジェクトに目印
となるカーソルを表示させる方法である。
【0028】ここで、図1のフローチャートに示したオ
ブジェクト選択制御方法は、選択されているオブジェク
ト(以下、被選択オブジェクトという)に対する他のオ
ブジェクトの相対位置関係を解析する相対位置解析ステ
ップS1と、押下されたリモコン装置のボタンの種類と
前記相対位置関係とから被選択オブジェクトを切り替え
る選択切り替えステップS2と、被選択オブジェクトの
位置を画面上に表示するカーソル表示ステップS3とを
含んで動作する構成とした。
【0029】まず、図4及び図5を参照して、用語の定
義を行なう。図4は、時空間領域におけるオブジェクト
の存在領域の説明を行なうための説明図であり、図5
は、テレビジョン受像機を遠隔操作するリモコン装置の
外観図である。図4に示すように、映像のある時刻tに
おける画像をフレームと称し、映像内における時空間方
向に拡がりをもった部分領域をオブジェクトと称する。
例えば、映像中における特定の被写体の時空間的な存在
領域はオブジェクトとなり得る。また、フレーム内にお
ける画像座標を(x、y)とし、全映像内にはN個のオ
ブジェクトが存在するものとする。
【0030】この個々のオブジェクトは、オブジェクト
を一意に特定する識別番号を有しており、時刻tにおけ
るオブジェクト(識別番号k)のフレーム内でのオブジ
ェクト存在領域をDk(t)とする。この識別番号kは
1以上N以下の整数とする。このオブジェクト存在領域
k(t)は、識別番号kのオブジェクトの時刻tにお
ける断面形状であり、例えば、特定の被写体の時刻tに
おける位置及び形状を表わしており特許請求の範囲に記
載の存在領域情報に相当する。なお、本実施の形態で
は、特に被選択オブジェクトの識別番号をsとし、被選
択オブジェクトのオブジェクト存在領域をDs(t)と
する。
【0031】また、図5に示すように、リモコン装置1
0は、上矢印ボタン10a、右矢印ボタン10b、下矢
印ボタン10c、左矢印ボタン10d、決定ボタン10
e等のボタンを備えている。特に本オブジェクト選択制
御方法(図1)は、前記各矢印ボタンのボタン押下信号
に基づいて、選択オブジェクトの切り替えを行なう。な
お、本実施の形態では、上矢印ボタン10aの押下状態
をBUP、右矢印ボタン10bの押下状態をBRIGHT、下
矢印ボタン10bの押下状態をBDOWN、左矢印ボタン1
0dの押下状態をBLEFTとする。ここで、各押下状態
は、対応するボタンの押下時に真、非押下時に偽の真理
値をとるものとする。
【0032】図1及び図3に基づいて、オブジェクト選
択制御方法の説明を続ける。図3は、時刻tにおけるフ
レームを被選択オブジェクトの重心を中心に分割する方
法について説明するための説明図である。
【0033】(相対位置解析ステップS1)相対位置解
析ステップS1は、現時刻tにおけるフレームに存在す
る各オブジェクトの位置に基づいて、被選択オブジェク
トに対する他のオブジェクトの相対位置を解析して、切
り替え対象となるオブジェクトを選定する。この相対位
置解析ステップS1について、その動作をさらに詳述す
る。
【0034】(ステップ1a)ステップ1aは、現時刻
tにおけるフレーム内に存在する各オブジェクトの重心
を算出する。ここで、識別番号kのオブジェクトの重心
を(pk(t),qk(t))とすると、当該重心は、
(1)式で算出することができる。
【0035】
【数1】
【0036】(ステップ1b)ステップ1bは、ステッ
プ1aで算出した各オブジェクトの重心に基づいて、被
選択オブジェクトの重心の周りに上下左右4つの部分領
域を設定する。例えば、フレームを4分割することによ
り、上下左右の4つの部分領域を設定する。例えば、図
3に示すように、時刻tにおける被選択オブジェクト存
在領域DS(t)の重心GS(ps(t)、qs(t))を
始点とする偏角45度、135度、225度及び315
度の4半直線により、フレームを4つの部分領域(上領
域SUP(t)、右領域SRIGHT(t)、下領域S
DOWN(t)及び左領域SLEFT(t))に分割する。
【0037】(ステップ1c)ステップ1cは、この設
定された4つの部分領域毎に、その領域に存在するオブ
ジェクトの中から、切り替え対象オブジェクトを選定す
る。ここでは、上領域SUP(t)、右領域S
RIGHT(t)、下領域SDOWN(t)及び左領域S
LEFT(t)に存在するオブジェクトの中から、各領域の
切り替え対象となるオブジェクトを1つずつ選定する。
【0038】例えば、上領域SUP(t)内に存在するオ
ブジェクトの場合は、最も重心が下にあるオブジェクト
を、その領域の切り替え対象オブジェクトとして、識別
番号をkUP(t)とする。同様に、右領域S
RIGHT(t)内に存在するオブジェクトの場合は、最も
重心が左にあるオブジェクトを、その領域の切り替え対
象オブジェクトとして、識別番号をkRIGHT(t)とす
る。また、下領域SDOWN(t)内に存在するオブジェク
トの場合は、最も重心が上にあるオブジェクトを、その
領域の切り替え対象オブジェクトとして、識別番号をk
DOWN(t)とする。さらに、左領域SLEFT(t)内に存
在するオブジェクトの場合は、最も重心が右にあるオブ
ジェクトを、その領域の切り替え対象オブジェクトとし
て、識別番号をkLE FT(t)とする。この各領域の切り
替え対象となるオブジェクトの識別番号の選定操作は、
(2)式で表わすことができる。
【0039】
【数2】
【0040】なお、上領域SUP(t)内に選択対象とな
るオブジェクトが存在しない場合は、識別番号を0とす
る(kUP(t)=0)。また、右領域SRIGHT(t)、
下領域SDOWN(t)及び左領域SLEFT(t)において
も、その領域内に選択対象となるオブジェクトが存在し
ない場合は、前記同様に、各識別番号を0とする(kRI
GHT(t)=0、kDOWN(t)=0、kLEFT(t)=
0)。
【0041】(選択切り替えステップS2)選択切り替
えステップS2は、相対位置解析ステップS1で選定し
た、切り替え対象オブジェクトの中から、矢印ボタンに
基づいて、切り替え対象オブジェクトを1つに特定し、
被選択オブジェクトの切り替えを行なう。この選択切り
替えステップS2について、その動作をさらに詳述す
る。
【0042】(ステップ2a)ステップ2aは、相対位
置解析ステップS1のステップ1cで選定した、オブジ
ェクト(kUP(t)、kRIGHT(t)、kDOWN(t)、
LEFT(t))の中から、リモコン装置の矢印ボタンの
押下状態に基づいて、切り替え対象オブジェクトを1つ
に特定する。
【0043】このステップ2aは、リモコン装置の各矢
印ボタンの押下状態(上矢印ボタンの押下状態BUP、右
矢印ボタンの押下状態BRIGHT、下矢印ボタンの押下状
態BD OWN、左矢印ボタンの押下状態BLEFT)の真理値に
基づいて、押下された矢印ボタンの種類を特定し、例え
ば、その矢印ボタンの種類が、上矢印ボタンの場合は、
切り替え対象オブジェクトの識別番号をkUP(t)とす
る。同様に、右矢印ボタンの場合は、切り替え対象オブ
ジェクトの識別番号をkRIGHT(t)とする。また、下
矢印ボタンの場合は、切り替え対象オブジェクトの識別
番号をkDOWN(t)とする。さらに、左矢印ボタンの場
合は、切り替え対象オブジェクトの識別番号をk
LEFT(t)とする。
【0044】なお、複数の矢印ボタンが同時に押下され
た場合、ステップ2aは、被選択オブジェクトの切り替
えを行なわずに処理を終了するか、各矢印ボタンに優先
順位を設け、押下された矢印ボタンの中で最も優先順位
の高いボタンの処理を行なうことも可能である。
【0045】例えば、各矢印ボタンが、上矢印ボタン、
右矢印ボタン、下矢印ボタン、左矢印ボタンの順に優先
順位を与えた場合、切り替え対象オブジェクトの識別番
号をs'とすると、切り替え対象オブジェクトの識別番
号s'は、(3)式によって特定することができる。
【0046】
【数3】
【0047】(ステップ2b)ステップ2bは、ステッ
プ2aで特定した切り替え対象オブジェクトを、新しい
被選択オブジェクトとして切り替える。すなわち、ステ
ップ2bは、ステップ2aで特定した切り替え対象オブ
ジェクトの識別番号(s')を新しい被選択オブジェク
トの識別番号(s)とする。
【0048】なお、ステップ2bは、ステップ2aで特
定した切り替え対象オブジェクトの識別番号(s')が
「0」の場合は、切り替え対象となるオブジェクトが存
在しないため、被選択オブジェクトの切り替えを行なわ
ず処理を終了する。
【0049】(カーソル表示ステップS3)カーソル表
示ステップS3は、被選択オブジェクト(識別番号s)
のオブジェクト存在領域Ds(t)に基づいて、被選択
オブジェクトの位置もしくは存在領域の目印を画面上に
表示する。このカーソル表示ステップS3について、そ
の動作をさらに詳述する。
【0050】(ステップ3a)ステップ3aは、現時刻
tにおける被選択オブジェクトのオブジェクト存在領域
s(t)に基づいて、被選択オブジェクトに外接する
矩形の位置及び大きさを算出する。例えば、オブジェク
ト存在領域Ds(t)のx座標の最小値をxmin、最
大値をxmax、またy座標の最小値をymin、最大
値をymaxとすると、外接矩形の左上の位置座標(x
s(t),ys(t))、並びに大きさを示す幅w
s(t)、高さhs(t)は、(4)式によって算出する
ことができる。
【0051】
【数4】
【0052】(ステップ3b)ステップ3bは、ステッ
プ3aで算出された外接矩形の位置及び大きさに基づい
て、画面上の映像に矩形のカーソルを重畳して表示す
る。これによって、被選択オブジェクトの存在領域を可
視化することができる。
【0053】このカーソル表示ステップS3では、外接
矩形のカーソルを表示する構成としたが、被選択オブジ
ェクトのオブジェクト存在領域Ds(t)に基づいて、
その最外枠を輪郭曲線としたカーソルや、前記輪郭曲線
を近似する多角形、閉曲線をカーソルとして表示するこ
とも可能である。
【0054】また、例えば、被選択オブジェクトのオブ
ジェクト存在領域Ds(t)の重心位置(ステップ1a
で算出済)に矢印等の図形を、オブジェクトの目印とな
るカーソルとして画面に重畳して表示することも可能で
ある。さらに、被選択オブジェクトのオブジェクト存在
領域Ds(t)内の輝度、色相及び彩度の少なくとも1
つを変化させることで、被選択オブジェクトの存在領域
を可視化することも可能である。例えば、オブジェクト
存在領域Ds(t)の各画素のRGB値を変化させるこ
とで輝度、色相及び彩度の少なくとも1つを変化させる
ことができる。
【0055】以上の動作により、本発明に係るテレビジ
ョン受像機のオブジェクト選択制御方法は、リモコン装
置のボタン押下信号に基づいて、テレビジョン受像機の
画面に表示される複数の選択可能なオブジェクトから、
1つのオブジェクトを選択して、その選択されたオブジ
ェクトに目印となるカーソルを表示させることができ
る。
【0056】なお、本発明に係るテレビジョン受像機の
オブジェクト選択制御方法は、各ステップをプログラム
で実現することも可能である。例えば、BSデジタル放
送のデータ放送に用いられるBML(Broadcast Markup
Language)内のスクリプト言語で記述することによっ
て、現行のBSデジタル放送の規格(ARIB STD
−B24)内で動作させることができる。
【0057】以上、一実施形態に基づいて本発明に係る
オブジェクト選択制御方法の動作について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、相対
位置解析ステップS1のステップ1bで設定する上下左
右の4つの部分領域を、被選択オブジェクトの重心の上
下左右各々120度の扇型領域に設定するなど、各部分
領域をオーバーラップして設定することも可能である。
【0058】(オブジェクト選択制御装置の構成)図2
は、本発明に係るテレビジョン受像機の一実施形態であ
るオブジェクト選択制御装置の構成を示したブロック図
である。図2に示すように、オブジェクト選択制御装置
20は、主制御部21と、RAM22と、ROM23
と、リモコン受信部24と、表示部25と、放送データ
受信部26と、放送データ記憶部27とを備えて構成さ
れている。
【0059】オブジェクト選択制御装置20は、放送デ
ータとして受信した映像を表示データとして表示し、そ
の映像内に表示されるオブジェクトを外部のリモコン装
置(図示せず)のボタン押下信号によって選択し、選択
されたオブジェクトに関連付けられたデータを表示デー
タとして出力し、視聴者が視聴するものである。
【0060】主制御部21は、具体的にはCPUで構成
されており、バス28を介して後記する各ハードウェア
と接続されており、それらを制御するほか、相対位置解
析手段21a、選択切り替え手段21b、カーソル表示
手段21c及びカーソル再表示手段21d等の種々のソ
フトウェア機能を実行する。
【0061】相対位置解析手段21aは、画面上に表示
されているオブジェクトの中で、現在選択されているオ
ブジェクトと、他のオブジェクトとの相対位置を解析し
て、切り替え対象となるオブジェクトを選定する。この
相対位置解析手段21aは、図1で説明した相対位置解
析ステップS1の動作を実現し、ここでは詳細な動作説
明については省略する。
【0062】選択切り替え手段21bは、相対位置解析
手段21aで選定した切り替え対象オブジェクトの中か
ら、ボタン押下信号の種類に基づいて、切り替え対象オ
ブジェクトを1つに特定し、被選択オブジェクトの切り
替えを行なう。この選択切り替え手段21bは、図1で
説明した選択切り替えステップS2の動作を実現し、こ
こでは詳細な動作説明については省略する。
【0063】カーソル表示手段21cは、被選択オブジ
ェクトの位置または存在領域の目印を画面上に表示す
る。このカーソル表示手段21cは、図1で説明したカ
ーソル表示ステップS3の動作を実現し、ここでは詳細
な動作説明については省略する。
【0064】カーソル再表示手段21dは、カーソル表
示手段21cで被選択オブジェクトの目印として表示さ
れたカーソルの再表示を行なう。ここでは、時系列で表
示されるフレーム毎にカーソルの再表示を行なう。
【0065】このカーソル再表示手段21dは、特に前
記被選択オブジェクトがテレビジョン受像機の画面内で
移動するオブジェクト(動的オブジェクト)の場合は、
そのオブジェクト存在領域(図4参照)に基づいて、カ
ーソルをそのオブジェクトに追随して移動させる。ま
た、オブジェクトの形状の変化が発生したときは、その
形状に合わせてカーソル形状を変形させて表示する。
【0066】RAM(Random Access Memory)22は、
主制御部21がプログラムを実行する際に使用する作業
領域であり、SRAM等で構成される。主制御部21は
一時的なデータをバス28を介してRAM22に書き込
み、必要に応じてRAM22から読み出す。例えば、主
制御部21の相対位置解析手段21aで算出される各オ
ブジェクトの重心や、選択切り替え手段21bで切り替
えられた被選択オブジェクトの識別番号等を記憶してお
くことができる。
【0067】ROM(Read Only Memory)23は、オブ
ジェクト選択制御装置20の基本プログラム(OS)を
保持しており、主制御部21が本プログラムに基づいて
動作を行なう。なお、ROM23は、EPROM(Eras
able and Programmable ROM)や、フラッシュ・メモリ
ー(Flash Memory)等で構成される。
【0068】リモコン受信部24は、外部のリモコン装
置(図示せず)で、視聴者のボタン押下操作に基づいて
発生するボタン押下信号から、主制御部21に対して割
り込み信号等によって、前記ボタン押下信号の発生を通
知する。前記ボタン押下信号には、前記リモコン装置の
「上」、「下」、「左」、「右」といった矢印ボタン押
下信号や決定ボタン押下信号等がある。主制御部21
は、この割り込み信号によるボタン押下信号の内容を解
析し、そのボタン押下の種類によって動作を行なう。
【0069】表示部25は、映像及び音声といったデー
タ、すなわち、放送データ受信部26で受信したリアル
タイム放送データや、放送データ記憶部27に記憶され
た蓄積型放送データを表示データとして出力する。ま
た、この表示部25は、主制御部21のカーソル表示手
段21c及びカーソル再表示手段21dの指示に基づい
て、映像にカーソルを重畳させて表示する。
【0070】放送データ受信部26は、衛星や地上波や
ケーブルを介して放送されるデータ放送のコンテンツ
(映像・音声データ)を受信する。ここで受信したデー
タは、表示部25を介して、表示データとして表示され
たり、放送データ記憶部27に蓄積される。
【0071】放送データ記憶部27は、放送データ受信
部26が受信したコンテンツ(映像・音声データ)を蓄
積する記憶部であり、具体的にはSRAM等で構成され
る。例えば、現在表示されているオブジェクトと、放送
データ記憶部27に蓄積されたコンテンツ(映像・音声
データ)とが関連付けられているとき、視聴者が前記オ
ブジェクトの領域ををリモコン装置で選択することで、
該当するコンテンツは、表示部25を介して出力され
る。
【0072】なお、本発明に係るオブジェクト選択制御
装置20は、相対位置解析手段21a、選択切り替え手
段21b、カーソル表示手段21c及びカーソル再表示
手段21dをプログラムで実現することも可能である。
例えば、BSデジタル放送のデータ放送に用いられるB
ML(Broadcast Markup Language)内のスクリプト言
語で記述することによって、現行のBSデジタル放送の
規格(ARIB STD−B24)内で動作させること
ができる。
【0073】(オブジェクト選択制御装置の動作例)次
に、オブジェクト選択制御装置の一動作例について、図
6を参照して説明する。なお、本動作はオブジェクト選
択制御方法及びオブジェクト選択制御プログラムの動作
例の説明でもある。ここで、図6はオブジェクト選択制
御装置20で表示される画面例であり、矢印ボタンによ
って、オブジェクトの選択を行なう動作を説明するため
の説明図である。なお、図6(1)〜図6(4)は、そ
れぞれ、時刻t=0、t=1、t=2、t=3の順番で
時系列にフレームの内容を表示したものである。
【0074】まず、図6(1)の画面(時刻t=0)に
おいて、2つのオブジェクト(オブジェクト1(人)、
オブジェクト2(車))が存在し、オブジェクト1は画
面右方向に移動し、オブジェクト2は画面左方向に移動
するものとする。また、オブジェクト1の識別番号を
1、オブジェクト2の識別番号を2とし、オブジェクト
1がすでに選択され(被選択オブジェクトの識別番号s
=1)、カーソルcsはオブジェクト1の近傍に表示さ
れているものとする。
【0075】この状態で、ボタン押下がない場合は、図
6(2)の画面(時刻t=1)においても被選択オブジ
ェクトはs=1のまま変化しない。しかし、オブジェク
ト1は右方向に移動しているので、カーソルcsもそれ
に伴ない移動して表示されている。
【0076】ここで、右矢印ボタンを押下すると図6
(2)の画面(時刻t=1)において被選択オブジェク
ト(オブジェクト1)の右側に存在するオブジェクトは
オブジェクト2なので、被選択オブジェクトはs=2に
更新される。これにより、図6(3)の画面(時刻t=
2)においてはカーソルcsが新たな被選択オブジェク
トであるオブジェクト2の近傍に表示される。
【0077】この後、ボタン押下がなければ、図6
(4)の画面(時刻t=3)に示すように、カーソルc
sはオブジェクト2に追随して移動する。このように、
従来のリモコン装置のボタン押下に基づいて、移動する
オブジェクト(動的オブジェクト)を選択することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るオブ
ジェクト選択制御方法及びプログラムでは、以下に示す
優れた効果を奏する。
【0079】請求項1、請求項4または請求項7に記載
の発明によれば、オブジェクト選択制御方法、オブジェ
クト選択制御プログラムまたはオブジェクト選択制御装
置は、テレビジョン受像機と、当該受像機を遠隔操作す
るリモコン装置によって、テレビジョン受像機の画面中
に存在する複数のオブジェクトから容易にオブジェクト
を選択することができる。また、動的オブジェクトと静
的オブジェクトとを区別することなく、オブジェクトの
選択を行なうことができるので、静止映像から、動きを
伴う映像に至るまで、共通の操作でオブジェクトを選択
することができるという優れた操作性を持たせることが
できる。
【0080】請求項2、請求項5または請求項8に記載
の発明によれば、オブジェクト選択制御方法、オブジェ
クト選択制御プログラムまたはオブジェクト選択制御装
置は、オブジェクトをリモコン装置の矢印ボタンに対応
させて、選択することができるので、矢印ボタンの方向
と選択するオブジェクトの位置が一致し、操作性を向上
させることができる。また、動的オブジェクトを選択す
ることが可能になり、静的オブジェクトであっても、動
的オブジェクトであっても、共通の操作でオブジェクト
を選択することができる。
【0081】請求項3、請求項6または請求項9に記載
の発明によれば、オブジェクト選択制御方法、オブジェ
クト選択制御プログラムまたはオブジェクト選択制御装
置は、被選択オブジェクトの存在領域を明確に視覚化す
ることができるため、視聴者は現在選択されているオブ
ジェクトを確実に把握することができ、操作ミスを防ぐ
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオブジェクト選択制御方法の動作
を示したフローチャートである。
【図2】本発明に係るオブジェクト選択制御装置の構成
を示したブロック図である。
【図3】本発明に係るフレーム分割による4部分領域の
設定を説明した説明図である。
【図4】オブジェクトの存在領域を説明した説明図であ
る。
【図5】リモコン装置の外観図である。
【図6】オブジェクト選択制御の動作例を説明した説明
図である。
【符号の説明】
S1……相対位置解析ステップ S2……選択切り替えステップ S3……カーソル表示ステップ 20……オブジェクト選択制御装置 21……主制御部 21a……相対位置解析手段 21b……選択切り替え手段 21c……カーソル表示手段 21d……カーソル再表示手段 22……RAM 23……ROM 24……リモコン受信部 25……表示部 26……放送データ受信部 27……放送データ記憶部 28……バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 苗村 昌秀 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 鄭 文濤 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 金次 保明 東京都町田市東玉川学園4−3441−8 Fターム(参考) 5C025 CA09 DA01 DA05 5C056 AA01 BA01 CA01 DA08 EA06 5E501 AB06 BA03 BA05 CC02 EA03 EA11 FA02 FB22 FB28 FB29 FB43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上に表示された複数の選択可能なオ
    ブジェクトから、リモコン装置の各ボタンからのボタン
    押下信号に基づいて、1つのオブジェクトを選択するテ
    レビジョン受像機のオブジェクト選択制御方法であっ
    て、 各オブジェクトの位置及び形状を示す存在領域情報に基
    づいて、現在選択されている被選択オブジェクトと、他
    の選択可能なオブジェクトとの相対位置関係を解析する
    相対位置解析ステップと、 この相対位置解析ステップによって解析された相対位置
    関係と、前記ボタン押下信号とに基づいて、前記被選択
    オブジェクトを切り替える選択切り替えステップと、 この被選択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、当
    該被選択オブジェクトの目印となるカーソルを表示する
    カーソル表示ステップと、 を含むことを特徴とするオブジェクト選択制御方法。
  2. 【請求項2】 前記選択切り替えステップは、前記画面
    上に前記被選択オブジェクトの位置に対して上下左右4
    つの部分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリモコン
    装置の矢印ボタンからのときに、この矢印ボタンの方向
    の部分領域に存在する選択可能なオブジェクトを、被選
    択オブジェクトに切り替えることを特徴とする請求項1
    に記載のオブジェクト選択制御方法。
  3. 【請求項3】 前記カーソル表示ステップは、前記被選
    択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、この被選択
    オブジェクトの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以
    上を変化させることで、当該被選択オブジェクトの目印
    とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のオブジェクト選択制御方法。
  4. 【請求項4】 画面上に表示された複数の選択可能なオ
    ブジェクトから、リモコン装置の各ボタンからのボタン
    押下信号に基づいて、1つのオブジェクトを選択するた
    めにコンピュータを、 各オブジェクトの位置及び形状を示す存在領域情報に基
    づいて、現在選択されている被選択オブジェクトと、他
    の選択可能なオブジェクトとの相対位置関係を解析する
    相対位置解析手段、 この相対位置解析手段によって解析された相対位置関係
    と、前記ボタン押下信号とに基づいて、前記被選択オブ
    ジェクトを切り替える選択切り替え手段、 この被選択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、当
    該被選択オブジェクトの目印となるカーソルを表示する
    カーソル表示手段、 この被選択オブジェクトが移動したときに、当該被選択
    オブジェクトの目印となるカーソルを再表示するカーソ
    ル再表示手段、 として機能させることを特徴とするオブジェクト選択制
    御プログラム。
  5. 【請求項5】 前記選択切り替え手段は、前記画面上に
    前記被選択オブジェクトの位置に対して上下左右4つの
    部分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリモコン装置
    の矢印ボタンからのときに、この矢印ボタンの方向の部
    分領域に存在する選択可能なオブジェクトを、被選択オ
    ブジェクトに切り替えることを特徴とする請求項4に記
    載のオブジェクト選択制御プログラム。
  6. 【請求項6】 前記カーソル表示手段は、前記被選択オ
    ブジェクトの存在領域情報に基づいて、この被選択オブ
    ジェクトの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以上を
    変化させることで、当該被選択オブジェクトの目印とす
    ることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のオ
    ブジェクト選択制御プログラム。
  7. 【請求項7】 画面上に表示された複数の選択可能なオ
    ブジェクトから、リモコン装置の各ボタンからのボタン
    押下信号に基づいて、1つのオブジェクトを選択するオ
    ブジェクト選択制御装置であって、 各オブジェクトの位置及び形状を示す存在領域情報に基
    づいて、現在選択されている被選択オブジェクトと、他
    の選択可能なオブジェクトとの相対位置関係を解析する
    相対位置解析手段と、 この相対位置解析手段によって解析された相対位置関係
    と、前記ボタン押下信号とに基づいて、前記被選択オブ
    ジェクトを切り替える選択切り替え手段と、 この被選択オブジェクトの存在領域情報に基づいて、当
    該被選択オブジェクトの目印となるカーソルを表示する
    カーソル表示手段と、 この被選択オブジェクトが移動したときに、当該被選択
    オブジェクトの目印となるカーソルを再表示するカーソ
    ル再表示手段と、 を備えて構成されていることを特徴とするオブジェクト
    選択制御装置。
  8. 【請求項8】 前記選択切り替え手段は、前記画面上に
    前記被選択オブジェクトの位置に対して上下左右4つの
    部分領域を設定し、前記ボタン押下信号がリモコン装置
    の矢印ボタンからのときに、この矢印ボタンの方向の部
    分領域に存在する選択可能なオブジェクトを、被選択オ
    ブジェクトに切り替えることを特徴とする請求項7に記
    載のオブジェクト選択制御装置。
  9. 【請求項9】 前記カーソル表示手段は、前記被選択オ
    ブジェクトの存在領域情報に基づいて、この被選択オブ
    ジェクトの輝度、色相及び彩度の少なくとも1つ以上を
    変化させることで、当該被選択オブジェクトの目印とす
    ることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のオ
    ブジェクト選択制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079791A1 (ja) * 2009-01-08 2010-07-15 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US7995844B2 (en) 2006-11-22 2011-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus, control method, and program for implementing the method
JP2012133481A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体及び端末装置

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