JP2003133879A - 圧電振動子及び圧電デバイスの製造方法 - Google Patents

圧電振動子及び圧電デバイスの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音叉型水晶振動片の微小化に対応しつつ高い
周波数精度を実現し、かつパッケージ封止後の周波数調
整で除去される重り材料の再付着による電極ショート等
の虞を最大限排除する。 【解決手段】 水晶ウエハ1に音叉型水晶振動片2の外
形を加工し、その表面に電極5と振動腕2aに周波数調
整用の重り材料を付着させて重り部6とを形成し、レー
ザ光を重り部の先端側に照射して重り材料をトリミング
して周波数を粗調整する。水晶ウエハから分離した音叉
型水晶振動片をパッケージ10内に気密に封止し、パッ
ケージの透明な蓋12を通して外側からレーザ光16
を、周波数の粗調整の場合よりも重り部の基端側に照射
し、振動腕の重り材料をトリミングして周波数を微調整
する。レーザ光は、隣接する照射スポット7、17が互
いに部分的に重なるように所定ピッチでシフトさせなが
ら照射し、かつ周波数の微調整ではレーザ光のスポット
径を周波数の粗調整の場合より小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音叉型圧電振動片
をパッケージ内に封止した圧電振動子等の圧電デバイス
の製造方法に関し、特にその製造工程において音叉型圧
電振動片の発振周波数を調整する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種情報・通信機器やOA機
器、民生機器等の様々な電子機器に、電子回路のクロッ
ク源として圧電振動子、圧電振動片とICチップとを同
一パッケージ内に封止した発振器やリアルタイムクロッ
クモジュール等の圧電デバイスが広く使用されている。
特に最近は、モバイルコンピュータ、ICカード等の小
型情報機器や携帯電話等の通信機器の分野で、装置の小
型化・高性能化が著しく、これに対応して圧電デバイス
の小型化・薄型化と共に、より周波数精度が高く、高品
質で高い安定性のものが要求されている。
【0003】音叉型圧電振動片を搭載した圧電振動子の
周波数調整は、例えば特開平11−195952号公報
に記載されるように、音叉型圧電振動片の振動腕の先端
に周波数調整用の金属重り材料を付着させ、この振動片
をパッケージにマウントした後発振させて周波数を測定
しながら、レーザ光又は電子ビームを照射して重り材料
を部分的に溶融除去してその質量を減らすようにトリミ
ングする方法が一般に知られている。更に同公報には、
レーザ光を振動腕の幅方向に沿って、質量減少効果の大
きい振動腕先端側の粗調整部分ではスポット径を60μ
mに制御して照射し、それより基端側の微調整部分では
スポット径を20μmに絞って照射する方法が開示され
ている。
【0004】また、パッケージ内に気密に封止した圧電
振動子の周波数を調整するために、特開昭57−106
211号公報に記載されるように封入ケースに設けた透
明セラミックスの窓部を通して、又は表面実装型のパッ
ケージを封止する透明なガラス薄板の蓋を通して、パッ
ケージの外側からレーザ光を振動腕先端の重り部に照射
する方法が知られている。更に、特開昭57−5312
3号公報には、箱型容器に設けた貫通孔を通して外部か
ら重り材料を音叉型水晶振動片の周波数調整部に蒸着等
で付着させることにより周波数調整を行う方法が、また
特開平11−312948号公報には、パッケージに設
けた開口部を通して外部からレーザ光又は電子ビームを
音叉型圧電振動片の振動腕先端に照射することにより周
波数調整を行う方法がそれぞれ提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近は、
圧電デバイスの更なる小型化に対応して音叉型圧電振動
片が微小化され、その振動腕の幅を、例えば上記特開平
11−195952号公報に記載のように200μm以
上であった従来の寸法から、100μm以下まで狭くす
ることが必要になっている。そのため、従来と同様のレ
ーザ照射による重り材料のトリミングでは、十分な周波
数調整の分解能が得られず、要求されるような高精度な
周波数調整が困難になるという問題点がある。
【0006】また、圧電デバイスのパッケージも、小型
化によって音叉型圧電振動片を実装するための内部スペ
ースが同様に狭小化している。そのため、パッケージ封
止後の周波数調整でレーザ照射により振動腕から除去さ
れる重り材料が多いと、これが音叉型圧電振動片の電極
部分に再付着して、その周波数特性に悪影響を与えたり
電極間をショートさせ、信頼性及び安定性を低下させる
可能性が高くなる。
【0007】そこで本発明は、上述した従来の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、レーザ光等の
エネルギビームを照射して重り材料をトリミング加工す
ることにより周波数調整を行う過程を含む、音叉型圧電
振動子及び音叉型圧電振動片を搭載した他の圧電デバイ
スの製造方法において、音叉型圧電振動片の微小化に対
応しつつ高い周波数精度を実現することができ、かつパ
ッケージ封止後のトリミング加工で除去される重り材料
の再付着による影響を最大限排除することができ、それ
により圧電振動子及び圧電デバイスのより一層の小型化
と同時に、高品質及び高い信頼性、安定性を実現するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するために、例えば水晶である圧電材料のウエ
ハに音叉型圧電振動片の外形を加工し、その表面に電極
膜を形成しかつ該音叉型圧電振動片の振動腕に周波数調
整用の重り材料を付着させる過程と、エネルギビームを
照射して振動腕の重り材料をトリミングすることによ
り、音叉型圧電振動片の周波数を粗調整する過程と、前
記ウエハから音叉型圧電振動片を分離し、かつパッケー
ジ内に気密に封止する過程と、該パッケージの透明部分
を通してその外側からパッケージ内にエネルギビームを
照射し、振動腕の重り材料をトリミングすることによ
り、音叉型圧電振動片の周波数を微調整する過程とから
なり、前記周波数の粗調整過程及び微調整過程におい
て、エネルギビームが、その隣接する照射スポットが互
いに部分的に重なるように所定ピッチでシフトさせなが
ら照射され、かつ、前記周波数の微調整過程におけるエ
ネルギビームのスポット径が、前記周波数の粗調整過程
におけるエネルギビームのスポット径よりも小さいこと
を特徴とする圧電振動子の製造方法が提供される。
【0009】いずれの周波数調整過程においてもエネル
ギビームを、隣接する照射スポットが互いに部分的に重
なり合うように照射することにより、その1ショットで
除去し得る重り材料の量をスポット径に対応した量より
少なくできるので、それだけ周波数調整の分解能が向上
する。この分解能は、エネルギビームのスポット径及び
ピッチを適当に選択することにより、制御することがで
きる。更に周波数の微調整では、粗調整の場合よりもエ
ネルギビームのスポット径を小さくするので、周波数調
整の分解能をより高くでき、最終的に周波数をより高精
度に調整することが可能になる。
【0010】また、周波数の粗調整はウエハの状態で行
われ、かつその際に従来に比して周波数を目標の値又は
範囲により近く合わせ込むことが可能となるので、周波
数の微調整過程において除去すべき重り材料の量を最小
にできる。このため、封止したパッケージ内でエネルギ
ビームの照射により除去した重り材料が音叉型圧電振動
片に再付着して、電極間をショートさせる可能性が大幅
に低下する。
【0011】或る実施例では、前記周波数の粗調整過程
において、振動腕の先端側に付着させた重り材料をトリ
ミングし、かつ前記周波数の微調整過程において、振動
腕の基端側に付着させた重り材料をトリミングする。ト
リミング加工による音叉型圧電振動片の周波数調整にお
いて、振動腕の先端側は質量減少効果が大きいので、よ
り効果的にかつ効率良く周波数の粗調整を行うことがで
き、逆に振動腕の基端側は質量減少効果が小さいので、
より高精度な周波数の微調整が可能になる。他方、振動
腕の基端側に付着させた重り材料は、振動腕の電極に近
いため、トリミング加工で除去した際に電極間に再付着
してショートさせる可能性が高い。しかし、本発明で
は、周波数の微調整においてエネルギビームの1ショッ
トで除去飛散する重り材料の量が少ないので、仮に電極
間に再付着しても、ショートする可能性がより低くな
る。
【0012】この重り材料をトリミング加工するエネル
ギビームとしては、例えばレーザ光又は電子ビームが使
用される。
【0013】別の実施例では、前記パッケージが、ベー
スと、該ベースに気密に接合されて前記透明部分を構成
する透明な蓋とからなり、それにより小型化・薄型化に
適した表面実装型の音叉型圧電振動子が得られる。
【0014】本発明の別の側面によれば、上述した本発
明の方法において、パッケージにIC素子を実装する過
程を更に含むことを特徴とする圧電デバイスの製造方法
が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の方法を適用して
音叉型水晶振動子を製造する工程について、添付図面を
参照しつつ詳細に説明する。先ず、両面を研磨した所定
厚さの水晶ウエハ1の表面に、耐蝕膜としてCr、Au
等からなる金属薄膜を蒸着、スパッタリング等により被
着し、その上にレジスト膜を塗布してフォトリソグラフ
ィ技術により所望の音叉型水晶振動片2の外形をパター
ニングした後、水晶ウエハ1の枠部3との連結部4を残
して、フッ酸、フッ化アンモニウム等の適当なエッチン
グ液でエッチングし、図1に示すように多数の水晶素子
片を加工する。前記レジスト膜を除去した後、前記水晶
素子片の表面に電極材料を蒸着、スパッタリング等によ
り成膜し、かつフォトリソグラフィ技術によりパターニ
ングして所望の電極5及び配線を形成する。更に、音叉
型水晶振動片2の各振動腕2aの先端部分には、Au等
の重り材料を真空蒸着等により付着させて、周波数調整
用の重り部6が設けられる。これにより、多数の音叉型
水晶振動片2を並べた図1の水晶ウエハ1が完成する。
【0016】次に、水晶ウエハ1の各音叉型水晶振動片
2について、周波数を粗調整する。これは、音叉型水晶
振動片2の周波数を測定しつつ、レーザ光を振動腕2a
の重り部6に照射して前記重り材料をトリミングし、周
波数を所定の範囲内に合わせることにより行う。レーザ
光は、図2に示すように振動腕2aの先端付近を幅方向
に、隣接する照射スポット7が互いに部分的に重なるよ
うに、所定ピッチp1でシフトさせながら照射する。こ
れにより、最初のショットを除いて、1ショットで除去
し得る重り材料の量がスポット径d1に対応した量より
少なくなるので、それだけ周波数調整の分解能が向上す
る。この分解能は、レーザ光のスポット径d1及びピッ
チp1を適当に選択することにより制御される。
【0017】更に、振動腕の先端側は質量減少効果が大
きいので、より効果的にかつ効率良く周波数の粗調整を
行うことができる。また、周波数の合わせ込みをより高
精度に行うことができるので、後述する周波数の微調整
過程において除去すべき重り材料を少なくなる。また、
重り材料のトリミング加工は、レーザ光以外に、前記重
り材料を溶融除去し得る電子ビーム等のエネルギビーム
を用いることができる。
【0018】周波数の粗調整を終えた音叉型水晶振動片
2は、その基端部2bと連結部4との間を折って水晶ウ
エハ1から分離され、図3(A)に示すように水晶振動
子のパッケージ10に実装される。本実施例のパッケー
ジ10は、セラミックス等の絶縁材料薄板を積層した薄
い矩形箱状のベース11と透明なガラス材料の蓋12と
を有する表面実装型で、内部の空所13に音叉型水晶振
動片2が気密に封止されている。ベース11の空所13
底面には1対の接続端子14が設けられており、その上
に音叉型水晶振動片2が基端部2bにおいて導電性接着
剤15で片持ちにかつ略水平にマウントされる。音叉型
水晶振動片2のマウント後、蓋12がベース11の上端
に低融点ガラスで気密に接合される。
【0019】次に、音叉型水晶振動片2の周波数を微調
整する。これは、パッケージ10の外面に設けられた外
部電極(図示せず)を介して周波数を測定しつつ、図3
(B)に示すように、蓋12を通して外側からレーザ光
16を振動腕2aの重り部6に照射し、前記重り材料を
トリミングすることにより行う。レーザ光は、図4に示
すように、図2に示す周波数粗調整の場合よりも基端側
の重り部6を照射する。レーザ光の照射は振動腕2aを
幅方向に、隣接する照射スポット17が互いに部分的に
重なるように、所定ピッチp2でシフトさせながら、周
波数粗調整の場合よりも小さいスポット径d2で行う。
これにより、同様に1ショットで除去し得る重り材料の
量がスポット径に対応した量より少なくなり、周波数調
整の分解能が向上することに加え、振動腕の基端側は質
量減少効果が小さいので、より高精度な周波数の微調整
が可能になる。必要に応じて、更に小さいスポット径d
3の照射スポット17´で追加のレーザ光を照射するこ
とにより、一層高精度に周波数を合わせ込むことができ
る。
【0020】一般に、重り部6の基端側は電極5側に近
いので、レーザ光で除去飛散した重り材料が電極5間に
再付着する可能性が高い。ところが本発明は、上述した
ように周波数粗調整で従来より高精度な合わせ込みが行
われ、この周波数微調整で除去すべき重り材料の量を最
小にできるので、封止したパッケージ10内で除去した
重り材料が音叉型水晶振動片2の表面に再付着して、電
極5間をショートさせる可能性が大幅に低下する。更
に、本実施例では、重り部6が、図3(B)に示すよう
に振動腕2aの下面側にくるように配置され、かつベー
ス11の空所13底面には、振動腕2aの先端部分が外
部からの衝撃等で下向きに振れても該底面に衝突しない
ように、その直ぐ下側に凹み18が設けられている。そ
のため、レーザ光16を重り部6に焦点を合わせて照射
すると、除去された前記重り材料は、凹み18内部に付
着する可能性が高くなり、音叉型水晶振動片2の表面に
再付着する可能性が更に低くなる。
【0021】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその
技術的範囲内において上記実施例に様々な変更・変形を
加えて実施することができる。本発明は、水晶以外の音
叉型圧電振動片、及び更にIC素子等を搭載した圧電デ
バイスについても同様に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述したように音叉型圧電振
動片の振動腕に付着させた重り材料をトリミングする周
波数の粗調整及び微調整過程において、エネルギビーム
の隣接する照射スポットが互いに部分的に重なるように
し、1ショットで除去し得る重り材料の量をスポット径
に対応する量より少なくするので、周波数調整の分解能
が向上し、かつ周波数微調整では、粗調整の場合よりも
エネルギビームのスポット径を小さくして、周波数調整
の分解能をより高くできるので、音叉型圧電振動片が微
小化しても、その周波数をより高精度に調整することが
可能になる。しかも、周波数の粗調整は、ウエハの状態
でより高精度に合わせ込むことが可能で、パッケージ封
止後の周波数微調整で除去すべき重り材料の量が最小に
なるので、その再付着による電極間のショートの可能性
が大幅に低下する。従って、圧電振動子及び他の音叉型
圧電振動片を搭載した圧電デバイスのより一層の小型化
と同時に、高品質、信頼性の向上及び安定性の確保を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の音叉型水晶振動片を形成した水晶ウエハ
の部分平面図。
【図2】ウエハ状態で周波数を粗調整するためにレーザ
光を照射した一方の振動腕の先端部分を示す部分拡大平
面図。
【図3】A図は音叉型水晶振動片をマウントしてパッケ
ージを封止した水晶振動子を示す縦断面図、B図はその
部分拡大図。
【図4】パッケージの封止後に周波数を微調整するため
にレーザ光を照射した一方の振動腕の先端部分を示す部
分拡大平面図。
【符号の説明】
1 水晶ウエハ 2 音叉型水晶振動片 2a 振動腕 2b 基端部 3 枠部 4 連結部 5 電極 6 重り部 7 照射スポット 10 パッケージ 11 ベース 12 蓋 13 空所 14 接続端子 15 導電性接着剤 16 レーザ光 17、17´ 照射スポット 18 凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J108 AA02 BB02 CC06 EE03 EE07 EE18 GG03 GG13 GG16 GG17 HH04 KK06 NA03 NB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料のウエハに音叉型圧電振動片
    の外形を加工し、その表面に電極膜を形成しかつ前記音
    叉型圧電振動片の振動腕に周波数調整用の重り材料を付
    着させる過程と、 エネルギビームを照射して前記振動腕の前記重り材料を
    トリミングすることにより、前記音叉型圧電振動片の周
    波数を粗調整する過程と、 前記ウエハから前記音叉型圧電振動片を分離し、かつパ
    ッケージ内に気密に封止する過程と、 前記パッケージの透明部分を通してその外側から前記パ
    ッケージ内にエネルギビームを照射し、前記振動腕の前
    記重り材料をトリミングすることにより、前記音叉型圧
    電振動片の周波数を微調整する過程とからなり、 前記周波数の粗調整過程及び微調整過程において、前記
    エネルギビームが、その隣接する照射スポットが互いに
    部分的に重なるように所定ピッチでシフトさせながら照
    射され、かつ、 前記周波数の微調整過程における前記エネルギビームの
    スポット径が、前記周波数の粗調整過程における前記エ
    ネルギビームのスポット径よりも小さいことを特徴とす
    る圧電振動子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記周波数の粗調整過程において、前
    記振動腕の先端側に付着させた前記重り材料をトリミン
    グし、かつ前記周波数の微調整過程において、前記振動
    腕の基端側に付着させた前記重り材料をトリミングする
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記エネルギビームがレーザ光又は電
    子ビームであることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の圧電振動子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記圧電材料が水晶であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の圧電振動子の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記パッケージが、ベースと、前記ベ
    ースに気密に接合されて前記透明部分を構成する透明な
    蓋とからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の圧電振動子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の方
    法において、前記パッケージにIC素子を実装する過程
    を更に含むことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
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