JP7232574B2 - 圧電振動片の製造方法、及び圧電振動子の製造方法 - Google Patents

圧電振動片の製造方法、及び圧電振動子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧電振動片の製造方法、及び圧電振動子の製造方法に係り、詳細には、音叉型水晶を用いた技術に関する。
例えば、携帯電話や携帯情報端末機器等の電子機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられるデバイスとして音叉型に形成した圧電振動片を使用した圧電振動子が用いられる。
このような音叉型の圧電振動片では、振動腕部の先端部分に金属の重り膜を形成し、この膜をトリミングすることで周波数調整を行っている(例えば、特許文献1)。すなわち、パッケージにマウントした圧電振動片を発振させ、周波数を測定しながら、パルス幅がナノ~ピコ秒でレーザを照射して重り膜を溶融除去することで、その質量を減らすようにトリミングすることで、周波数調整を行っている。
このレーザによりトリミングを行う場合、溶融させる重り膜の面を下向きにし、圧電振動片の上面側(重り膜と反対側)からレーザを当てることで溶融除去した重り膜をパッケージ底面に設けた凹み部分で受けるようにしている。
また、水晶振動片振動腕部の先端を機械加工にて削ることで周波数調整を行う方法がある。
図8は、従来の水晶振動片の振動腕部分(水晶部分)の先端を機械加工した状態を表した説明図である。
この図8に示すように、水晶部分を機械加工で削る場合、振動腕部700の先端に形成した拡幅部710の、両主面を結ぶ厚さ方向の側端面部分711、712を機械加工により削っている。
なお、一対の圧電振動片の拡幅部710は互いに近接形成されているため、両者が対向する側の端面の機械加工を行うことができず、両外側の側端面部分711、712が加工対象となっている。
しかし、特許文献1のように先端部に形成した重りで周波数調整を行う場合には、先端部分に金属を形成する工程が必要になる。この工程を配線を形成する工程と同時に行うことも可能であるが、一般に配線は金で行うため、必然的に重りも金で形成することになり、金の使用量が増えるという問題がある。
また、レーザによる金属の除去量が増加するほど、除去した金属が配線間を短絡させる可能性が高くなる。
一方、水晶を機械加工で削ることで周波数調整する場合、加工途中で水晶が欠けてしまう可能性があった。この欠けのサイズが大きくなると、振動のバランスが崩れる原因になり、大きい場合には不良品になっていた。
また、機械加工の対象箇所である側端面部分711、712が、一対の拡幅部710の両外側であるため、個々の振動腕部700、700に着目すると、その中心線に対する左右のバランスが崩れることになる。
このように、水晶を機械加工で削る場合にはバランスの崩れが原因で周波数に影響すると共に、振動漏れの原因になる可能性がある。
特開2003-133879号公報
本発明は、音叉型の圧電振動片において、より少ない金属で、両振動腕部のバランス精度をより高く、振動漏れをより少なくすることを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、少なくとも基部と前記基部から並んで延設された1対の振動腕部を有する音叉型の圧電振動片の外形を水晶で形成する外形形成工程と、前記振動腕部の先端側の調整領域以外の領域に、2系統の電極を形成する電極形成工程と、前記調整領域にフェムト秒レーザを照射して水晶を削除し、薄肉部を形成することで周波数を調整する周波数調整工程と、を備え、前記周波数調整工程は、前記振動腕部の長手方向における前記薄肉部の境界部分に段差を形成する、ことを特徴とする圧電振動片の製造方法を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、少なくとも基部と前記基部から並んで延設された1対の振動腕部を有する音叉型の圧電振動片の外形を水晶で形成する外形形成工程と、前記振動腕部の先端側の調整領域以外の領域に、2系統の電極を形成する電極形成工程と、前記調整領域にフェムト秒レーザを照射して水晶を削除し、薄肉部を形成することで周波数を調整する周波数調整工程と、を備え、前記周波数調整工程は、前記調整領域の外縁に縁壁部を残し、その内側に薄肉部を形成する、ことを特徴とする圧電振動片の製造方法を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記周波数調整工程は、フェムト秒レーザの照射によるスキャン回数を、薄肉部の内側に行くほど多くすることで、縁壁部の内側に傾斜面を形成する、ことを特徴とする請求項2に記載の圧電振動片の製造方法を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記電極形成工程において、前記調整領域の一部に前記電極と同一金属による重り膜を形成し、前記周波数調整工程は、前記フェムト秒レーザによる薄肉部を形成した後に、前記重り膜を削除することにより周波数の微調整を行う、ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の圧電振動片の製造方法を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記外形形成工程は、前記基部から前記振動腕部の外側に延出して形成された支持腕部で実装されるサイドアーム型、前記基部から前記振動腕部の間に延出して形成された支持単腕部で実装されるセンターアーム型、又は、前記基部で実装される片持ち型、の圧電振動片の外形を形成する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の圧電振動片の製造方法を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の各工程により圧電振動片を製造する工程と、前記圧電振動片を、パッケージ内に形成された実装部に実装する実装工程と、前記パッケージを封止する封止工程と、を有することを特徴とする圧電振動子の製造方法を提供する。
本発明によれば、振動腕部先端の水晶が精度高く形成されているので、音叉型の圧電振動片において、両振動腕部のバランス精度をより高く、振動漏れをより少なくすることができる。
第1実施形態における、振動腕部先端の加工形状とフェムト秒レーザによる加工方法を表した説明図である。 第2実施形態における振動腕部先端の加工形状を表した説明図である。 第3実施形態における振動腕部先端の加工形状を表した説明図である。 第4実施形態における振動腕部先端の加工形状を表した説明図である。 第5実施形態における振動腕部先端の加工形状を表した説明図である。 圧電振動片を収容した圧電振動子の分解斜視図である。 圧電振動片の他の形状についての説明図である。 従来の機械加工による振動腕部先端の状態を表した説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図1から図7を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の圧電振動片は、水晶で形成される振動腕部7(7a、7b)の先端部に、振動用の電極が配設されていない周波数調整用の調整領域を形成し、振動腕部7の長手方向に沿って段差が生じるように、当該調整領域の水晶を除去したものである。
水晶の除去は、機械加工による削除ではなく、レーザによるが、従来のようにパルス幅がナノ~ピコ秒のレーザLnではなく、パルス幅がピコ~フェムト秒のフェムト秒レーザLfを、直接調整領域の水晶に照射することで、非熱的加工を行う。このフェムト秒レーザLfの照射により、調整領域の厚さNmmに対して、厚さPmm(例えば、最大P=N/3の範囲)を除去することで段差が形成され、精度の高い周波数調整が可能になる。
この水晶の除去量(除去重量)については、調整領域の主面に対し、削除領域の面積や、削除厚(削る厚さ)を、対象となっている圧電振動片における周波数の調整量に応じて調整する。この際、先端側の領域ほど薄くなるように段差を形成することで、より精度の高い圧電振動片6を得ることができる。
除去する厚さは、当該領域をフェムト秒レーザLfでスキャンする回数及び/又はパルス幅により調整する。
(2)実施形態の詳細
本実施形態は、水晶を使用した音叉型の圧電振動片6であり、その詳細は図6で後述するが、基部8から1対の振動腕部7(7a、7b)が延設されると共に、圧電振動片6をパッケージ2内で支持するための支持腕部9(9a、9b)が形成されている。
1対の振動腕部7の長手方向には、その主面(裏表面)に一定幅の溝部72(72a、72b)が形成されている。振動腕部7の外周面を構成する側面と主面、溝部72内には、第1励振電極、第2励振電極として機能する、異なる2系統の励振電極91、92が形成されている。
そして、振動腕部7の長手方向の先端部(溝部72よりも先端側)には、励振電極91、92(図7参照)が形成された部分の幅よりも幅が広い拡幅部71(71a、71b)が形成されている。この拡幅部71の主面が、周波数調整用の調整領域として機能し、フェムト秒レーザLfにより削除される。
図1は、本実施形態の圧電振動片における、振動腕部7の先端形状を表したものである。なお、第1~第5実施形態を説明する図1~5では、1対の振動腕部7のうちの一方の先端部について表している。また図1~5の(a)におけるQ-Q断面について、それぞれ(b)、(c)で表している。
図1(a)に示すように、振動腕部7の先端部に形成された周波数調整用の拡幅部71には、金(Au)等による励振電極や配線電極などの各種配線が形成されない領域であり、主面全体に渡って水晶が露出している。
本実施形態では、露出した水晶面に直接フェムト秒レーザLfを照射することで、一方の主面側を削って薄肉部80を形成しているが、両主面を削ることで両面に薄肉部80を形成するようにしてもよい。更に、先端の側面(厚さ部分)を削除するようにしてもよい。
フェムト秒レーザLfによる削除範囲は、圧電振動片の固体毎に異なるが、いずれの場合も各固体の周波数調整量に応じて、図1(b)に示すように拡幅部71の先端側から基部8(図6参照)側に向けて削除される。
図1(a)、(b)に示した第1実施形態の圧電振動片では、振動腕部7の幅方向の全面に渡って水晶が削除されることで、薄肉部80が形成される。そして、振動腕部7の長手方向における薄肉部80の境界部分(外縁部分)に段差が形成されている。
例えば圧電振動片の厚さがPmmである場合、フェムト秒レーザLfにより削除する水晶の厚さ(薄肉部80の深さ)は、最大P/3程度である。削り取る厚さについては、同一領域に対するスキャンの回数で調整される。
次に、本実施形態による振動腕部7先端部のトリミング加工の方法について説明する。
図1(c)は、フェムト秒レーザLfによる重り膜の削除方法についての説明図である。
削除対象となっている拡幅部71の主面を上側に向け、図1(c)に示すように、フェムト秒レーザLfを直接照射することで、非熱的加工により所定厚さ分の水晶を削り取り、薄肉部80を形成する。
このトリミング加工では、調整領域である拡幅部71において、フェムト秒レーザLfをスキャンする。1回のスキャンで、厚さPmmの拡幅部71に対して、厚さpmm(p<P)だけ削り取り、周波数調整量に応じて薄肉部80に対するスキャンを繰り返すことで、スキャンした領域の端部に段差が形成される。
本実施形態で使用するフェムト秒レーザLfは、例えば、波長515nm、スポット径s1=10μm、パルス幅100fsである。
このフェムト秒レーザLfを、幅方向に往復方向及び長さ方向に、移動ピッチs2(例えば、s2=s/2=5μm)でスキャンすることで、厚さpmmの水晶を除去する。そして調整領域に対する1回又は複数回のスキャンが終了する毎に、調整後の周波数を測定し、目標の周波数となる所定深さ分までスキャンが繰り返される。
図1(c)は、3度目のスキャンを行っている途中であるが、周波数調整量によっては、スキャンの途中で終了させるようにしてもよい。この場合には、図1(c)に示すように、薄肉部80による段差は、長手方向の2カ所、すなわち、薄肉部80の外縁部と内部の2カ所に形成される。
なお、本実施形態では、図1(b)に示すように、長手方向の1箇所(調整領域の境界部)に段差を形成するが、図1(c)に示すように2カ所以上の段差を設けるようにしてもよい。
音叉型の圧電振動片は、振動腕部7の根元側から先端側にいくほど周波数感度が大きくなる。そこで、2カ所の段差を形成する場合には、先に先端側の領域から粗調整を行い、その後に根元側の領域で微調整を行う。
すなわち、所望周波数(狙い周波数)からのズレ量が大きい場合には、先端側の領域を削って粗調整を行う。粗調整によって狙い周波数に近づいた後は、根元に近い領域を除去することで微調整を行い、これにより効果的かつ最終追い込みを精度良く調整することができる。
粗調整、微調整は、周波数の調整幅に応じて、除去する領域や、除去する厚さを変更する。除去する厚さは、当該領域をフェムト秒レーザLfでスキャンする回数及び/又はパルス幅により調整する。
具体的には、圧電振動片の周波数を測定し、所望の周波数からのズレ量に応じて、フェムト秒レーザLfを調整領域の水晶に照射することで、所定周波数内に合わせ込む。
フェムト秒レーザLfは、図1(c)に示すように、スポットの一部が重なるように、スポット径よりも小さいピッチで幅方向に往復移動しながら、長手方向に移動することで調整領域の水晶を除去する。
図1(b)に示すように段差を1つにする(調整領域内で同一の厚さに削る)場合には、1スキャンにより削る水晶の厚さpmmを小さくする(薄くする)必要があるが、図1(c)に示すように2カ所、又は3カ所以上の段差を形成する場合には、1スキャンで削る厚さpmmを大きくすることができ、加工時間を短くすることができる。加工する厚さpmmは、フェムト秒レーザLfのエネルギー量の調整による。
次に、第2実施形態について説明する。
説明した第1実施形態では、図1(a)(b)に示すように、調整領域の全面に薄肉部80を形成する場合について説明したが、水晶の削除をフェムト秒レーザLfで行うので、機械加工切削に比べて滑らかな加工が可能であり大きな欠け(チッピング)を生じることがない。
しかし、フェムト秒レーザLfを使用する場合であっても、拡幅部71における端面(外縁部)を削除するエッジ加工の際には、小さなチッピングを生じる可能性がある。
そこで第2実施形態では、フェムト秒レーザLfによるエッジ加工をなくすようにしたものである。
図2は、第2実施形態の圧電振動片における、振動腕部7の先端形状を表したものである。
第2実施形態では、図2に示すように、拡幅部71の主面の外縁部から所定幅の縁壁部81を残した内側の領域でフェムト秒レーザLfによるスキャンを行うことで薄肉部80を形成している。
本実施形態では、薄肉部80と縁壁部81との境界部分に段部が環状に形成され、長手方向には2カ所の段部が形成される。
このように、第2実施形態によれば、フェムト秒レーザLfによる水晶の削除対象から縁壁部81を除外することにより、エッジ加工がなくなり、よりチッピングを生じる可能性を小さくすることができる。
次に第3実施形態について説明する。
説明した第2実施形態では、主面に対して垂直方向の縁壁部81を形成することでフェムト秒レーザLfによるエッジ加工を無くしたが、縁壁部81と薄肉部80の境界(段部)においてチッピングの発生する可能性が残るので、第3実施形態では更にチッピングの可能性を減らす構造としたものである。
図3は、第3実施形態の圧電振動片における、振動腕部7の先端形状を表したものである。
図3に示すように、第3実施形態では、縁壁部81の先端部分(主面と同一面の部分)から、薄肉部80の中央方向に向けて傾斜面82を形成している。傾斜面82については、フェムト秒レーザLfによるスキャンの回数が増えるに従い、スキャンする領域を徐々に小さくすることで形成する。なお、図3では滑らかな傾斜になっているが、階段状に傾斜する形状であってもよい。
このように、第3実施形態によれば、薄肉部80を縁壁部81から内側に向かう傾斜面82を形成することで、よりチッピングが形成されにくくなる。
次に第4実施形態について説明する。
第1から第3実施形態では、いずれも水晶をフェムト秒レーザLfで削除することにより圧電振動片の周波数調整を行う場合について説明したが、この第4実施形態では、更に、周波数の微調整用の重り膜76を主面の水晶面に形成したものである。
図4は、第4実施形態の圧電振動片における、振動腕部7の先端形状を表したものである。
第4実施形態では、図4に示すように、調整領域である拡幅部71のうちの基部8側の一部の主面に、周波数調整用の重り膜76を形成しておく。本実施形態では、重り膜76として、金(Au)の膜を、金による配線用を形成する際に形成するが、拡幅部71全体でなく基部8側の一部に形成することで使用する金の量を抑制することができる。
そして、先に周波数のフェムト秒レーザLfを拡幅部71の先端側に照射して縁壁部81の内側に薄肉部80を形成して、粗調整を行う。
その後、粗調整後の周波数のずれ量に応じて、フェムト秒レーザLfで重り膜76を先端側から順次スキャンを行い、金属薄肉部76aを形成することで、重り膜76にも段差を形成する。
なお、第4実施形態では、第2実施形態と同様に主面に対して垂直方向の縁壁部81を形成する場合について説明したが、第1実施形態と同様に縁壁部81を形成しないようにしても良く、また、第3実施形態と同様に縁壁部81から内側に向かう傾斜部を形成するようにしてもよい。
また、図4に示した第4実施形態の圧電振動片では、振動腕部7の両主面のうち薄肉部80が形成される側の主面に周波数微調整用の重り膜76を形成する場合について示したが、薄肉部80と同一主面の重り膜76に代えて又は加えて、反対側の主面(以下第2主面という)にも重り膜76を形成するようにしてもよい。
この場合、第2主面に形成する重り膜76は、圧電振動片を実装した後に最終周波数調整用として形成し、イオンミリングによる研磨対象として使用する。
すなわち、実装後の圧電振動片の周波数を計測し、所望周波数となるように、第2主面の重り膜76全体の表面をイオンミリングすることで周波数の最終調整を行う。
なお、イオンミリングでは、重り膜76以外の部分をマスクし、数KVに加速した収束させないアルゴンイオンを照射し、スパッタリング現象を利用して重り膜76の表面を研磨(薄く削除)する。
次に第5実施形態について説明する。
図5は、第5実施形態の圧電振動片における、振動腕部7の先端形状を表したものである。
第1から第4実施形態では、調整領域にフェムト秒レーザLfで薄肉部80を形成前における水晶の厚さ(両主面間の厚さ)は、圧電振動片における他の部分(振動腕部7の電極が形成される部分や、基部8等)電極と同じ厚さに形成されている。
これに対して第5実施形態の圧電振動片では、図5に示すように、拡幅部71における第2主面を他の部分と同一平面とし、薄肉部80を形成する側の主面を他の部分の主面よりも高く形成する。
そして、他の面よりも高くなった調整領域を対象とし、フェムト秒レーザLfにより薄肉部80が形成される。
第5実施形態では、第2実施形態と同様に縁壁部81を残して薄肉部80が形成されているが、第3実施形態と同様に傾斜面82を形成してもよい。
また、第1実施形態と同様に縁壁部81を形成せずに、調整領域の全域を対象にフェムト秒レーザLfで削除するようにしてもよい。なお、この場合には、削除した調整領域は、他の部分(基部8等)よりも薄くなる場合と厚くなる場合があるので、薄肉部80ではなく、削除部となる。
以上、各実施形態とその変形例における圧電振動片の先端に形成した段差について説明した。
次に、このように形成された圧電振動片、及び、圧電振動片を収容した圧電振動子について説明する。
図6は、圧電振動片を収容した圧電振動子の分解斜視図である。
なお、本実施形態の圧電振動子1は左右対称な構造となっているため、振動腕部7aと振動腕部7bというように、対称配置された両部分を同一の数字で表すと共に、両部分を区別するため、一方に区別符合a、A、他方に区別符合b、Bを付して説明する。ただし、区別符号を適宜省略して説明するが、この場合には各々の部分を指しているものとする。
図6に示すように、本実施形態の圧電振動子1は、内部に気密封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された圧電振動片6と、を備えたセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子とされている。
圧電振動子1は各種サイズに形成されるが、特に、圧電振動片6を収容する圧電振動子1が、2.0mm×1.2mm、1.6mm×10mm、1.2mm×1.0mm、といった小型の圧電振動子ほど、周波数調整の際にバランス良く水晶を削除することが可能な本実施形態の効果が得られる。
圧電振動片6は、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された、いわゆる音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。本実施形態では、圧電材料として水晶を使用して形成した圧電振動片のうちの、いわゆるサイドアーム型の圧電振動片6を例に説明する。
圧電振動片は圧電振動子のサイズに応じて形成されるが、例えば、1.6mm×10mmサイズの圧電振動子の場合、圧電振動片は、概略長さ1mm×幅0.5mm、厚さ0.1mに形成される。
圧電振動片6は、基部8から平行に延びる振動腕部7a、7bと、この振動腕部7a、7bの外側に同方向に基部8から延びる支持腕部9a、9bを備え、この支持腕部9a、9bによりキャビティC内に保持される。
一対の振動腕部7a、7bは、互いに平行となるように配置されており、基部8側の端部を固定端とし、先端が自由端として振動する。
一対の振動腕部7a、7bの先端側には、全長のほぼ中央部分よりも両側に広くなるように形成された拡幅部71a、71bを備えている。この振動腕部7a、7bに形成した拡幅部71a、71bは、振動腕部7a、7bの重量及び振動時の慣性モーメントを増大する機能を有している。これにより、振動腕部7a、7bは振動し易くなり、振動腕部7a、7bの長さを短くすることができ、小型化が図られている。
そして、この拡幅部71a、71b主面には、図1で説明した、薄肉部80とこの薄肉部80による段差が形成されている。
なお、第1~第5実施形態では、振動腕部7a、7bに拡幅部71a、71bを形成し、この拡幅部71a、71bに薄肉部80とこの薄肉部80による段差を形成する場合について説明したが、振動腕部7の先端部の幅を略中央部分と同じ幅に形成した(拡幅部71a、71bがない)圧電振動片を使用することも可能である。
この場合には、振動腕部7のうち、表面に各種電極が形成されない先端側の所定長さ分の領域が調整領域となり、この調整領域に第1~第5実施形態及びその変形例による、薄肉部80(削除部)と段差が形成される。
振動腕部7a、7bの両主面には、基部8側から拡幅部71a、71bの手前まで伸びる溝部72a、72bが形成されている。その結果、振動腕部7a、7bの断面形状やH型となっている。
一対の振動腕部7a、7bの外表面上(外周面)には、振動腕部7aの外側の両側面と、振動腕部7bの溝部72bに形成された第1系統と、振動腕部7bの外側の両側面と、振動腕部7aの溝部72aに形成された第2系統からなる、一対の(2系統の)励振電極(図示しない)が形成されている。
また図示しないが、第1系統の励振電極に接続する第1マウント電極が、基部8から支持腕部9aの外表面上(外周面)まで形成され、第2系統の励振電極に接続する第2マウント電極が、基部8から支持腕部9bの外表面上(外周面)まで形成されている。
なお、励振電極とマウント電極は、1層目のクロム(Cr)層と2層目の金(Au)層からなる積層膜で、電極スパッタ等で形成されている。
パッケージ2は、概略直方体状に形成され、パッケージ本体3と、パッケージ本体3に対して接合されるとともに、パッケージ本体3との間にキャビティCを形成する封口板4と、を備えている。
パッケージ本体3は、互いに重ね合わされた状態で接合された第1ベース基板10および第2ベース基板11と、第2ベース基板11上に接合されたシールリング12と、を備えている。
第1ベース基板10の上面は、キャビティCの底面に相当する。
第2ベース基板11は、第1ベース基板10に重ねられており、第1ベース基板10に対して焼結などにより結合されている。すなわち、第2ベース基板11は、第1ベース基板10と一体化されている。
なお、第1ベース基板10と第2ベース基板11の間には、両ベース基板10、11に挟まれた状態で接続電極(図示せず)が形成されている。
第2ベース基板11には、キャビティCの側壁の一部を構成する貫通部11aが形成されている。
貫通部11aの短手方向で対向する両側の内側面には、内方に突出する実装部14A、14Bが設けられている。
この実装部14A、14Bの上面には、圧電振動片6との接続電極である一対の電極パッド(電極部)20A、20Bが形成されている。また、第1ベース基板10の下面には、一対の外部電極21A、21Bがパッケージ2の長手方向に間隔をあけて形成されている。電極パッド20A、20Bおよび外部電極21A、21Bは、例えば蒸着やスパッタ等で形成された単一金属による単層膜、または異なる金属が積層された積層膜である。
電極パッド20A、20Bと外部電極21A、21Bとは、第2ベース基板11の実装部14A、14Bに形成された第2貫通電極22A、22B、第1ベース基板10と第2ベース基板11の間に形成された接続電極(図示せず)、及び、第1ベース基板10に形成された第1貫通電極(図示せず)を介して互いにそれぞれ導通している。
一方、電極パッド20A、20B上には、導電性接着剤51が塗布され、支持腕部9a、9bのマウント電極と接合している。
シールリング12は、第1ベース基板10および第2ベース基板11の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材であり、第2ベース基板11の上面に接合されている。具体的には、シールリング12は、銀ロウ等のロウ材や半田材等による焼付けによって第2ベース基板11上に接合、あるいは、第2ベース基板11上に形成(例えば、電解メッキや無電解メッキの他、蒸着やスパッタ等により)された金属接合層に対する溶着等によって接合されている。
封口板4は、シールリング12上に重ねられた導電性基板であり、シールリング12に対する接合によってパッケージ本体3に対して気密に接合されている。そして、封口板4、シールリング12、第2ベース基板11の貫通部11a、および第1ベース基板10の上面により画成された空間が、気密に封止されたキャビティCとして機能する。
図6に示した圧電振動子1は次の各工程で形成される。
(1)圧電振動片6の製造
(a)外形形成工程では、水晶を使用して振動腕部を有する音叉型の圧電振動片の外形を形成する。なお、第1実施形態の圧電振動片を形成する場合には、外径形成工程において拡幅部71を形成する。
(b)電極形成工程では、振動腕部7の先端部の調整領域以外の領域に、2系統の励振電極とマウント電極を形成する。
なお、第4実施形態で説明した重り膜76を形成する場合には、励振電極等と同時に形成する。
(c)周波数調整工程では、フェムト秒レーザLfを調整領域の水晶に直接照射し、周波数の調整幅に応じた領域と厚さ分を除去し、段差を形成することで、祖調整と微調整を行う。
なお、第4実施形態の圧電振動片6を形成する場合には、重り膜76をフェムト秒レーザLfで削除することで微調整を行う。
(2)圧電振動子1の製造
(d)圧電振動片製造工程では、(1)の各工程により圧電振動片6を製造する。
(e)実装工程では、製造した圧電振動片6を、パッケージ本体3に形成された実装部14の電極パッド20に導電性接着剤51で支持腕部9を接着することで実装する。
(f)封止工程では、圧電振動片6を実装したパッケージ本体3に封口板4により封止する。
なお、圧電振動子1を製造する場合、実装工程と封止工程の間に、第4実施形態の変形例で説明したように、最終周波数調整工程を行うようにしてもよい。この場合には、電極形成工程において、薄肉部80を形成する主面と反対側の第2主面に重り膜76を形成しておく。
(g)最終周波数調整では、実装した圧電振動片6における第2主面の重り膜76に対してイオンミリングを行う。
すなわち、実装後の圧電振動片6の周波数を計測し、所望周波数となるように、段差が形成された重り膜76全体の表面をイオンミリングすることで周波数の最終調整を行う。
なお、イオンミリングでは、重り膜76以外の部分をマスクし、数KVに加速した収束させないアルゴンイオンを照射し、スパッタリング現象を利用して重り膜76の表面を研磨(薄く削除)する。
以上、サイドアーム型の圧電振動片6と、この圧電振動片6を使用した圧電振動子1の構成について説明したが、音叉型であれば他の形式の圧電振動片に、調整領域を設け段差付きの薄肉部80を形成することも可能である。
図7は他の型の圧電振動片について、(a)が片持ち型の圧電振動片61、(b)がセンターアーム型の圧電振動片62を表した説明図である。
図7(a)に示す圧電振動片61は、基部8から長手方向に平行に延出する振動腕部7a、7bが形成され、支持腕部は存在しない。一方、図7(b)に示す圧電振動片62は、基部8から長手方向に平行に延出する振動腕部7a、7bの間に、支持単腕部9cが形成されている。
両圧電振動片61、62における、一対の振動腕部7a、7bの両主面には、図6で説明した圧電振動片6と同様に、溝部72a、72bが形成されている。
また振動腕部7aの外側の両側面と、振動腕部7bの溝部72bに形成された第1系統の励振電極92と、振動腕部7bの外側の両側面と、振動腕部7aの溝部72aに形成された第2系統の励振電極91が形成されている。
そして、圧電振動片61は、図7(a)に示すように、第1系統の励振電極92に接続する第1マウント電極92mと、第2系統の励振電極91に接続する第2マウント電極91mが、基部8に形成されている。そして、この基部8に形成されたマウント電極92m、91mが形成されている。
一方、圧電振動片62は、図7(b)に示すように、第1系統の励振電極92に接続する第1マウント電極92mが基部8から支持単腕部9cの先端部まで形成され、第2系統の励振電極91に接続する第2マウント電極91mが基部8から支持単腕部9cの中央部まで形成されている。
圧電振動片61、62は、共に図6で説明した圧電振動片6と同様に、パッケージ2内に収容されることで、圧電振動子が構成される。
なお、この場合のパッケージ2には、圧電振動片61の場合には基部8の位置に、圧電振動片62の場合には支持単腕部9cの位置に、図6で説明した実装部14A、14Bに対応する実装部が形成され、この実装部に形成されている2系統の電極パッドに導電性接着剤で接着、固定されている。
そして、図7(a)の片持ち型の圧電振動片61では、振動腕部7の先端に拡幅部71が存在せず、図7(b)のセンターアーム型の圧電振動片62は、振動腕部7の先端に拡幅部71が形成されている。いずれの圧電振動片61、62においても、振動腕部7の先端部に調整領域が確保され、その長手方向に沿った断面は、図1で説明したように、フェムト秒レーザLfの照射により薄肉部80の形成による周波数調整が行われる。これによって振動腕部7の先端部の水晶に異なる段差が形成されている。
なお、図7(a)の片持ち型の圧電振動片61における振動腕部7の先端に拡幅部を形成し、同図(b)のセンターアーム型の圧電振動片62における振動腕部7の先端に拡幅部71を形成しないようにしてもよい。
以上説明したように、各実施形態による圧電振動片、圧電振動子によれば、フェムト秒レーザLfを用いることで、振動腕部先端における調整領域の水晶をバランス良く削ることで、振動漏れを抑制することができる。そして、調整領域の厚さを薄くする加工をして段差を設けることで、圧電振動片6の周波数精度を高くすることができる。
また、フェムト秒レーザLfで水晶を削除することにより、機械加工による切削に比べ衝撃が少なく、滑らかな表面に加工することができるため、加工による水晶の欠けが生じる可能性を低くすることができる。
更に、調整領域における水晶の削除を主面に対して行うことができるので、長手方向の中心線に対する左右のバランスが崩れにくくなる。
また、水晶を直接削除対象とすることで、周波数調整に使用する金の量を減らすことができる。
また、金を含めた金属部分の削除量が減るため、配線が短絡する可能性も低くなる。
また、周波数調整用の金属を全く配設しない場合には、その工程数を減らし、加工時間を短縮することができる。
1 圧電振動子
2 パッケージ
3 パッケージ本体
4 封口板
6 圧電振動片
7、7a、7b 振動腕部
8 基部
9、9a、9b 支持腕部
9c 支持単腕部
10 第1ベース基板
11 第2ベース基板
12 シールリング
14、14A、14B 実装部
20、20A、20B 電極パッド
21、21A、21B 外部電極
51 導電性接着剤
61、62、 圧電振動片
71 拡幅部
72 溝部
76 重り膜
80 薄肉部
81 縁壁部
82 傾斜面
91、92 励振電極
91m、92m マウント電極
C キャビティ
Lf フェムト秒レーザ

Claims (6)

  1. 少なくとも基部と前記基部から並んで延設された1対の振動腕部を有する音叉型の圧電振動片の外形を水晶で形成する外形形成工程と、
    前記振動腕部の先端側の調整領域以外の領域に、2系統の電極を形成する電極形成工程と、
    前記調整領域にフェムト秒レーザを照射して水晶を削除し、薄肉部を形成することで周波数を調整する周波数調整工程と、
    を備え、
    前記周波数調整工程は、前記振動腕部の長手方向における前記薄肉部の境界部分に段差を形成する、
    ことを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  2. 少なくとも基部と前記基部から並んで延設された1対の振動腕部を有する音叉型の圧電振動片の外形を水晶で形成する外形形成工程と、
    前記振動腕部の先端側の調整領域以外の領域に、2系統の電極を形成する電極形成工程と、
    前記調整領域にフェムト秒レーザを照射して水晶を削除し、薄肉部を形成することで周波数を調整する周波数調整工程と、
    を備え、
    前記周波数調整工程は、前記調整領域の外縁に縁壁部を残し、その内側に薄肉部を形成する、
    ことを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  3. 前記周波数調整工程は、フェムト秒レーザの照射によるスキャン回数を、薄肉部の内側に行くほど多くすることで、縁壁部の内側に傾斜面を形成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧電振動片の製造方法。
  4. 前記電極形成工程において、前記調整領域の一部に前記電極と同一金属による重り膜を形成し、
    前記周波数調整工程は、前記フェムト秒レーザによる薄肉部を形成した後に、前記重り膜を削除することにより周波数の微調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の圧電振動片の製造方法。
  5. 前記外形形成工程は、
    前記基部から前記振動腕部の外側に延出して形成された支持腕部で実装されるサイドアーム型、
    前記基部から前記振動腕部の間に延出して形成された支持単腕部で実装されるセンターアーム型、又は、
    前記基部で実装される片持ち型、
    の圧電振動片の外形を形成する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の圧電振動片の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の各工程により圧電振動片を製造する工程と、
    前記圧電振動片を、パッケージ内に形成された実装部に実装する実装工程と、
    前記パッケージを封止する封止工程と、
    を有することを特徴とする圧電振動子の製造方法。
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