JP2003133794A - 電子部品実装装置における持ち帰り部品の検出方法 - Google Patents

電子部品実装装置における持ち帰り部品の検出方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち帰り部品を正確に効率よく検出すること
ができる電子部品実装装置における持ち帰り部品の検出
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 吸着ノズルによって電子部品をピックア
ップして基板に実装する電子部品実装装置において、電
子部品を吸着保持した吸着ノズルを基板に対して上下動
させて電子部品を基板に搭載する搭載動作後になお吸着
ノズルに保持された状態で存在する持ち帰り部品を検出
する際に、搭載動作後に吸着ノズルと真空吸引源とを接
続する真空吸引回路に介設された流量センサによって吸
着ノズルから吸引されて真空吸引回路内を通過する空気
の流量を計測して経時的な流量の変化を示す流量パター
ンを求め、この流量パターンを予め設定された流量デー
タと比較することにより吸着ノズル下端部の電子部品の
有無を判定する。これにより、持ち帰り部品を正確に効
率よく検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置
において搭載動作後に吸着ノズルに保持された状態で存
在する持ち帰り部品を検出する電子部品実装装置におけ
る持ち帰り部品の検出方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品を基板に実装する電子部品実装
装置において電子部品を保持する方法として、真空吸着
による方法が用いられる。この方法は、下端部に吸着孔
が設けられた吸着ノズルを電子部品の上面に当接させた
状態で吸着孔から真空吸引することにより発生する負圧
を利用して電子部品を保持するものであり、真空吸引を
オンオフすることのみによって保持状態を制御できると
いう利点がある反面、真空吸引状態は種々の要因によっ
て変化することから保持状態は必ずしも安定せず、確実
な電子部品の保持・保持解除が保証されないという欠点
がある。 【0003】このため、吸着ノズルを用いた電子部品実
装装置では、実装動作の所定のタイミング、例えば電子
部品を保持した吸着ノズルを基板に対して上下動させる
搭載動作後に、搭載ミスなく電子部品が確実に基板に搭
載されたか否か、すなわち吸着ノズルの下端部に電子部
品が存在するか否かを判定する持ち帰り部品の検出が行
われる。この電子部品の有無検出方法として従来は、真
空吸引回路の真空度を検出する方法や、吸着ノズルの下
端部における電子部品の有無を、光センサによる物体検
出やカメラを用いた画像認識によって判定する方法が用
いられていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
による電子部品の有無判定には、次のような難点があ
る。まず、吸着ノズル内の真空度を検出する方法では、
微小部品を対象とする場合には吸着孔径が小さい細径ノ
ズルを用いることに起因して、吸着状態の判定が困難に
なっている。すなわち、細径ノズルでは真空吸引時の圧
力損失が大きいため、チップを吸着した状態での吸着ノ
ズル内の真空度と、チップが吸着されていない場合の真
空度との間に大きな差が生じない。吸着ノズルを真空吸
引する吸引手段の吸引容量との対比においては、部品が
ない状態で細径の吸着孔から吸引される吸引空気量と、
電子部品が吸着保持された状態で電子部品と吸着ノズル
との間のリークによって吸引される吸引空気量との間に
大きな差が存在しないからである。 【0005】また、光学センサで電子部品を検出する方
法では、電子部品裏面の表面性状によっては吸着ノズル
と電子部品の区別がつき難く正確な部品検出が困難であ
り、画像認識を利用した電子部品有無判定を行おうとす
れば、検査の都度吸着ノズルをカメラによる撮像位置ま
で移動させなければならず、移載ヘッドの移動時間が増
大して動作効率向上の要請に反することとなる。このよ
うに、従来の電子部品実装装置における持ち帰り部品の
検出には、正確な検査を効率よく行うことが困難である
という問題点があった。 【0006】そこで本発明は、持ち帰り部品を正確に効
率よく検出することができる電子部品実装装置における
持ち帰り部品の検出方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
実装装置における持ち帰り部品の検出方法は、部品供給
部から移載ヘッドの吸着ノズルによって電子部品を真空
吸着によりピックアップして基板に実装する電子部品実
装装置において、前記電子部品を吸着保持した吸着ノズ
ルを前記基板に対して上下動させて電子部品を基板に搭
載する搭載動作後になお吸着ノズルに保持された状態で
存在する持ち帰り部品を検出する電子部品実装装置にお
ける持ち帰り部品の検出方法であって、前記搭載動作後
に前記吸着ノズルと真空吸引源とを接続する真空吸引回
路に介設された流量センサによって前記吸着ノズルから
吸引されて真空吸引回路内を通過する空気の流量を計測
する流量計測工程と、この流量計測結果に基づいて吸着
ノズル下端部の電子部品の有無を判定する判定工程とを
含む。 【0008】本発明によれば、搭載動作後に吸着ノズル
から吸引されて真空吸引回路内を通過する空気の流量を
計測し、この流量計測結果に基づいて吸着ノズル下端部
の電子部品の有無を判定することにより、持ち帰り部品
を正確に効率よく検出することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置の移載ヘッドの構成を示す図、図3は
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真空吸引・
制御系の構成を示すブロック図、図4は本発明の一実施
の形態の電子部品実装装置における真空吸引回路の流量
データの説明図、図5は本発明の一実施の形態の電子部
品実装装置の動作説明図、図6は本発明の一実施の形態
の電子部品実装装置における持ち帰り部品の検出処理の
フロー図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装
装置の流量パターンを示すグラフである。 【0010】まず図1を参照して電子部品実装装置の構
造を説明する。図1において基台1の中央にはX方向に
搬送路2が配設されている。搬送路2は基板3を搬送し
電子部品の実装位置に位置決めする。搬送路2の両側方
には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品
供給部4には多数のテープフィーダ5が並設されてい
る。テープフィーダ5はテープに保持された電子部品を
収納し、このテープをピッチ送りすることにより電子部
品を供給する。 【0011】基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6
A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A,6B上
には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。
Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル
7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動す
ることにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動す
る。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ移載ヘッド
8および移載ヘッド8と一体的に移動するカメラ9が装
着されている。 【0012】Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A、Y
軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わ
せて駆動することにより移載ヘッド8は水平移動し、そ
れぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル10
(図2参照)によってピックアップし、搬送路2に位置
決めされた基板3上に実装する。基板3上に移動したカ
メラ9は、基板3を撮像して認識する。また基板3上部
品供給部4から搬送路2に至る経路には、ラインカメラ
19が配設されている。ラインカメラ19は、それぞれ
の移載ヘッド8に保持された状態の電子部品を下方から
撮像する。 【0013】次に図2を参照して移載ヘッド8について
説明する。図2に示すように、移載ヘッドはマルチタイ
プであり、部品保持手段としての単位移載ヘッド8aを
8個備えた構成となっている。これらの単位移載ヘッド
8aはそれぞれ下端部に電子部品を吸着して保持する吸
着ノズル10を備え、個別に昇降動作が可能となってい
る。ここで吸着ノズル10は単位移載ヘッド8aの下部
に設けられた装着部8b(図3参照)に着脱自在に装着
され、電子部品の種類に応じて交換されるようになって
いる。 【0014】ここで図3を参照して、吸着ノズル10か
ら真空吸引する真空吸引・制御系の構成について説明す
る。図3に示すように、単位移載ヘッド8aにおいて吸
着ノズル10が装着される装着部8bには真空バルブ1
1が接続されており、真空バルブ11は真空吸引源であ
る真空ポンプ13に接続されている。装着部8bに吸着
ノズル10が装着された状態で真空ポンプ13を駆動
し、真空バルブ11を開状態にすることにより、吸着ノ
ズル10の下端部の吸着面に設けられた吸着孔10aよ
り真空吸引する。吸着ノズル10から真空ポンプ13に
至る回路は、真空吸引時に空気が通過する真空吸引回路
となっている。装着部8bには、フィルタ18が内蔵さ
れており、吸着ノズル10から吸引された空気がフィル
タ18を通過することにより、真空吸引時に空気ととも
に吸引された異物がフィルタ18によって捕集される。 【0015】真空バルブ11と真空ポンプ13の間の真
空吸引回路には、流量センサ12が介設されている。流
量センサ12は、内部を流れる流体の温度差を検出する
ことにより、真空吸引によって単位時間当たりに真空吸
引回路内を流れる空気の量を、流量の経時的な変化を示
す流量パターン(図7参照)として計測する。流量セン
サ12の計測結果は、判定部14に送られる。 【0016】判定部14は、流量センサ12の流量計測
結果を記憶部16に記憶されている流量データと比較す
ることにより、吸着ノズル10の下端部における電子部
品の有無や吸着状態などの、真空吸引系の状態の判定を
行う。判定結果は制御部15に送られ、制御部15は判
定結果に基づいて報知部17を制御することにより、ピ
ックアップミスや持ち帰り部品検出などの報知を行う。 【0017】次に図4を参照して、吸着ノズル10から
真空ポンプ13によって真空吸引を行う真空吸引回路の
流量データについて説明する。図4は、流量センサ12
によって計測される流量と、真空吸引系の状態、すなわ
ち電子部品実装装置の保守点検時や稼動状態において真
空吸引系に発生しうる各種の状態と、真空吸引回路の流
量との対応関係を示したものである。流量軸上に設定さ
れたf0〜f5は、各状態を判定するしきい値として設
定される流量データであり、各状態を実際に再現した上
で流量センサ12で得られる実測データに基づいて設定
される。 【0018】ここで真空吸引系の状態として、[吸着ノ
ズル無し]、[フィルタ目詰まり]、[吸着ノズル装着
異常]、[部品無し]、[部品吸着状態異常]、[部品
正常吸着]および[吸着面当接]の7つの状態が想定さ
れている。以下、各状態と流量データとの対応について
説明する。 【0019】[吸着ノズル無し]は、装着部8bに吸着
ノズル10が装着されていない状態を示しており、この
状態では装着部8b内の内部孔が開放されたままとなる
ことから、真空吸引回路内を流れる流量は最も大きくな
る。ここでは、流量計測結果がノズル無し流量f0以上
であれば、吸着ノズル無しと判定される。この[吸着ノ
ズル無し]から、以下に説明する各状態の順に、真空吸
引回路の開度は減少して閉状態の度合いが大きくなり、
それぞれのしきい値の値も低下する。 【0020】[フィルタ目詰まり]は、装着部8b内の
フィルタ18に捕集された異物量が増加し、真空吸引時
の圧力損失がフィルタ18の交換もしくは清掃を必要と
する程度まで増大したことを示している。ここでは装着
部8bに吸着ノズル10が装着されていない状態での流
量計測結果がフィルタ目詰まり流量f1以下であれば、
フィルタ目詰まりと判定される。 【0021】[吸着ノズル装着異常]は、装着部8bの
吸着ノズル10が装着されているものの、装着孔周囲へ
の異物の噛み込みなどの不具合によって、リークを生じ
ている状態を示す。装着部8bに吸着ノズル10が装着
された状態での流量計測結果がノズル異常流量f2以上
であれば、吸着ノズル装着異常と判定される。 【0022】[部品無し]は、真空吸引回路が吸引状態
にあるにもかかわらず吸着ノズル10の吸着面に電子部
品が存在しない状態を示している。同様に装着部8bに
吸着ノズル10が装着された状態での流量計測結果が部
品無し流量f3以上であれば、部品無しと判定される。 【0023】[部品吸着状態異常]は、吸着ノズル10
の吸着面に電子部品が存在するものの、吸着位置や姿勢
が正常でなく吸着孔10aからの過度のリークが生じて
いる状態を示している。吸着ノズル10が装着され部品
吸着状態における流量計測結果が吸着異常流量f4以上
であれば、部品吸着状態異常と判定される。 【0024】[部品正常吸着]は、吸着ノズル10によ
って電子部品が正常に吸着保持されている状態を示して
おり、同様に部品吸着状態における流量計測結果が吸着
異常流量f4に満たなければ、部品正常吸着と判定され
る。そして、[吸着面当接]は、単位移載ヘッド8aを
下降させ、吸着ノズル10の吸着面を基板上面などの平
坦な個体面に当接させて押圧し、吸着面の吸着孔10a
が塞がれている状態を示している。流量計測結果が吸着
面当接流量f5以下であれば、吸着面当接であると判定
する。この判定は、吸着ノズル10の吸着高さ検出や基
板上面高さ検出に用いられる。そして、流量零は、真空
吸引回路が完全閉塞されている状態に対応している。 【0025】この電子部品実装装置は上記のように構成
されており、以下実装動作について説明する。実装動作
が開始されると、移載ヘッド8は部品供給部4上へ移動
し、単位移載ヘッド8aをテープフィーダのピックアッ
プ位置に対して下降させることにより、図5(a)に示
すように、吸着ノズル10によって電子部品Pを吸着保
持する。この後、移載ヘッド8はラインカメラ19上を
移動して部品認識を行った後に、基板3上へ移動する。 【0026】そして図5(b)に示すように、単位移載
ヘッド8aを吸着ノズル10を基板に対して上下動させ
て吸着ノズル10に保持した電子部品Pを基板3に搭載
する搭載動作を行う。この搭載動作において吸着ノズル
10からの真空吸着を解除した後に単位移載ヘッド8a
を上昇させることにより、図5(c)(イ)に示すよう
に電子部品Pは基板3の実装位置に搭載されるが、何ら
かの不具合により、図5(c)(ロ)に示すように、単
位移載ヘッド8aを上昇させた後においてもなお吸着ノ
ズル10に保持された状態のまま吸着ノズル10の下端
部に付着した電子部品P、すなわち持ち帰り部品が発生
する場合がある。 【0027】次に図6を参照して、上述の持ち帰り部品
を検出するために、実装動作の過程で行われる持ち帰り
部品検出処理について説明する。この持ち帰り部品検出
処理においては、一旦真空吸着を解除して単位移載ヘッ
ド8aを上昇させた後に、再び真空バルブ11を開状態
にして(ST1)、吸着ノズル10から真空吸引する
(ST2)。 【0028】そしてこのときの真空吸引回路内のエア流
量を流量センサ12によって計測する(ST3)。この
流量計測結果は判定部14に送られ、判定部14はこの
流量計測結果を記憶部16に記憶された流量データと比
較することにより、吸着ノズル10の下端部における電
子部品の有無を判定する(ST4)(判定工程)。 【0029】すなわち、図7(a)の流量パターンに示
すように、流量計測結果によって計測開始から所定時間
経過後に到達した流量レベルが、部品無しの判定のため
の部品無し流量f3以上であれば、吸着ノズル10の吸
着面は吸着孔10aが塞がれていない開放状態であり、
持ち帰り部品が存在しないと判断する(図5(c)
(イ)参照)。そして次回の実装ターンのための実装動
作を継続する(ST7)。 【0030】これに対し、図7(b)に示すように、所
定時間経過後の流量レベルが部品無し流量f3に満たな
い場合には、吸着孔10aが何らかの異物で塞がれた状
態であり、持ち帰り部品が存在する(またはその可能性
が高い)と判断し(図5(c)(ロ)参照)、実装動作
を一旦停止するとともに報知部17によってその旨の報
知を行う(ST5)。ここで、流量レベルが、部品無し
流量f3と吸着異常流量f4との間である場合には、電
子部品が位置ずれなどの不正常な状態で持ち帰り部品と
して存在していることを示している。 【0031】持ち帰り部品有りと判定された場合には、
移載ヘッド8は図示しない部品廃棄部上に移動し、ここ
で吸着ノズル10からエアブローすることにより下端部
に付着した状態の電子部品Pを強制的に離脱させて持ち
帰り部品を廃棄する(ST6)。そして、再度真空吸引
を行って流量計測を実行し当該吸着ノズル10の持ち帰
り部品が排除されたことを確認した後に、次回実装ター
ンのための動作に復帰する。次回の実装ターンにおいて
は、搭載ミスが発生して持ち帰り部品となった電子部品
Pを補充実装するリカバリ処理が行われる。 【0032】上記説明したように、本実施の形態に示す
電子部品実装においては、単位移載ヘッド8aによる搭
載動作後に、真空吸引回路に介設された流量センサ12
によって、吸着ノズル10から吸引されて真空吸引回路
内を通過する空気の流量を計測し、この流量計測結果に
基づいて吸着ノズル10下端部の電子部品の有無を判定
するようにしている。このとき、流量の経時的変化を流
量パターンとして求め、この流量パターンにおける流量
レベルをしきい値としての流量データと比較するように
していることから、流量計測値にノイズ成分が存在する
場合においても、持ち帰り部品を確実に検出することが
できる。 【0033】また、流量センサ12は常に流量を監視し
ていることから、持ち帰り部品検出に際して余分に時間
を要する検出動作を必要としない。したがって画像認識
によって電子部品の有無を検出する従来の検査方法と異
なり、検査の都度吸着ノズルをカメラによる撮像位置ま
で移動させる必要がなく、無駄時間を発生させることな
く効率よく持ち帰り部品の検出を行うことが可能となっ
ている。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、搭載動作後に吸着ノズ
ルと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に介設された
流量センサによって、吸着ノズルから吸引されて真空吸
引回路内を通過する空気の流量を計測し、この流量計測
結果に基づいて吸着ノズル下端部の電子部品の有無を判
定することにより、持ち帰り部品を正確に効率よく検出
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平
面図 【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の移
載ヘッドの構成を示す図 【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の真
空吸引・制御系の構成を示すブロック図 【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置にお
ける真空吸引回路の流量データの説明図 【図5】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の動
作説明図 【図6】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置にお
ける持ち帰り部品の検出処理のフロー図 【図7】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の流
量パターンを示すグラフ 【符号の説明】 1 基台 3 基板 4 部品供給部 8 移載ヘッド 8a 単位移載ヘッド 8b 装着部 10 吸着ノズル 12 流量センサ 13 真空ポンプ 14 判定部 15 制御部 16 記憶部 P 電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 13/08 H05K 13/08 N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】部品供給部から移載ヘッドの吸着ノズルに
    よって電子部品を真空吸着によりピックアップして基板
    に実装する電子部品実装装置において、前記電子部品を
    吸着保持した吸着ノズルを前記基板に対して上下動させ
    て電子部品を基板に搭載する搭載動作後になお吸着ノズ
    ルに保持された状態で存在する持ち帰り部品を検出する
    電子部品実装装置における持ち帰り部品の検出方法であ
    って、前記搭載動作後に前記吸着ノズルと真空吸引源と
    を接続する真空吸引回路に介設された流量センサによっ
    て前記吸着ノズルから吸引されて真空吸引回路内を通過
    する空気の流量を計測する流量計測工程と、この流量計
    測結果に基づいて吸着ノズル下端部の電子部品の有無を
    判定する判定工程とを含むことを特徴とする電子部品実
    装装置における持ち帰り部品の検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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