JP2003132659A - 再生装置およびスキャン再生方法 - Google Patents

再生装置およびスキャン再生方法

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JP2003132659A
JP2003132659A JP2001327378A JP2001327378A JP2003132659A JP 2003132659 A JP2003132659 A JP 2003132659A JP 2001327378 A JP2001327378 A JP 2001327378A JP 2001327378 A JP2001327378 A JP 2001327378A JP 2003132659 A JP2003132659 A JP 2003132659A
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JP2001327378A
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Ryohei Sunaga
領平 須永
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽曲内容を確認しながら、所望の楽曲集合を
短時間で判別可能な再生装置を提供することである。 【解決手段】 まず処理制御部は、ディスクからUTO
C情報等を読み出すと共に、UTOC情報に含まれるグ
ループ情報を解析して、グループ管理テーブルを生成す
る。その後、楽曲データ(トラック3)の通常再生中
に、グループスキャンが指示されると、処理制御部は、
グループ管理テーブルに従って、次グループの先頭トラ
ック(トラック8)をサーチし、サーチした楽曲データ
を一定時間だけ再生する。そして、再生を終えると、同
様にグループ管理テーブルに従って、次グループの先頭
トラック(トラック13)をサーチし、楽曲データを一
定時間だけ再生する。処理制御部は、このようなスキャ
ン再生を、通常再生が指示されるまで全グループに対し
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置およびス
キャン再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽用のMD(ミニディスク)やCD
(コンパクトディスク)等の普及に伴い、MDプレーヤ
やCDプレーヤに代表されるディスク再生装置が最もポ
ピュラーなオーディオ機器の1つとして広まっている。
このようなディスク再生装置は、ディスクに記録された
複数の楽曲データを、対応するトラック番号によって管
理する。そして、このトラック番号を使用して多彩な再
生等を行うことができる。例えば、ディスク再生装置
は、所謂イントロ再生機能により、ディスクに記録され
た複数の楽曲データを順番にサーチし、サーチした各楽
曲データの前奏部(導入部)を一定時間ずつ再生する。
これにより、利用者は、ディスクに記録された各楽曲の
内容を容易に判別することができる。
【0003】最近では、ATRAC3(Adaptive TRans
form Acoustic Coding 3)やMP3(MPEG Audio Layer
-3)等に代表される音声圧縮技術を利用して、ディスク
等に大量の(数多くの)楽曲データ(楽曲ファイル)を
記録する技術が実用化されて来ている。例えば、ATR
AC3が適用されたMDLP(長時間録音モード)を用
いると、1枚のMDに音楽CD5枚分もの楽曲データを
記録することができる。また、MP3形式の楽曲ファイ
ルは、容量が元の容量の10分の1程度まで圧縮される
ため、1枚のCD−R(Compact Disc Recordable)等
に音楽CD10枚分もの楽曲ファイルを記録することが
できる。
【0004】このように、大量の楽曲データや楽曲ファ
イルがディスク等に記録できるようになると、楽曲デー
タや楽曲ファイルの取り扱いが利用者にとって容易とな
るように、各楽曲データや各楽曲ファイルを任意の集合
に区分けする手法が用いられる。例えば、MDLPが採
用されたディスク(MD)を再生等するディスク再生装
置には、グループ管理機能が備えられている。このグル
ープ管理機能は、利用者が、ディスク中に記録された各
楽曲データを任意のグループに分けて登録する機能であ
る。例えば、グループ管理機能を用いて、利用者は、ア
ーティストAの楽曲データだけをまとめてグループ1に
対応付け、また、アーティストBの楽曲データだけをグ
ループ2に対応付けて登録する。そして、アーティスト
Bの楽曲データを順番に聴きたい場合に、利用者は、グ
ループ2を指定して、ディスク再生装置に再生を指示す
ることで、登録したアーティストBの楽曲だけを聴くこ
とができる。
【0005】また同様に、MP3形式の楽曲ファイルが
記録されたディスク(CD−R等)には、例えば、アー
ティストやアルバムタイトル毎にフォルダが設けられ、
各フォルダ内に、対応する楽曲ファイルが格納されてい
るのが一般的である。この場合も、利用者は、任意のフ
ォルダを指定して、ディスク再生装置に再生を指示する
ことで、対応する楽曲だけを聴くことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それでも現実には、上
述したような大量の楽曲データや楽曲ファイルが記録さ
れたディスクを、ディスク再生装置にて再生させようと
しても、どのグループやフォルダにどのような楽曲デー
タや楽曲ファイルが対応している(格納されている)の
かを、利用者が覚えていない場合が多い。そのような場
合、利用者は、例えば、上述のイントロ再生機能を利用
して、ディスク再生装置に、各楽曲データ等を順次再生
させて、所望のグループ等を探そうと試みることとな
る。
【0007】しかしながら、従来のディスク再生装置
は、イントロ再生時に、グループ等を考慮することな
く、単純に楽曲データ等を1曲ずつ順番に再生するに止
まっているため、大量の楽曲データ等から所望のグルー
プ等を判別できるまでに、長時間を要する場合が多かっ
た。このため、利用者は、このようなイントロ再生機能
を使用せずに、ある程度勘を働かせて、グループやフォ
ルダを個別に指定して、ディスク再生装置に通常再生を
指示することとなる。この場合、所望のグループ等に早
い段階で行き当たれば、あまり問題ないが、現実には、
所望のグループ等に行き当たるまでに、幾度もグループ
等を選択した通常再生を指示しなければならないため、
利用者にとって極めて煩雑であった。
【0008】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、所定の媒体に記録された大量の楽曲データ等の中か
ら、楽曲内容を確認しながら、所望の楽曲集合を短時間
で判別可能な再生装置およびスキャン再生方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る再生装置は、グループ毎
に区分けされた複数の楽曲データが記録された所定の媒
体から、任意の楽曲データを再生する再生装置であっ
て、グループ毎に区分けされた楽曲データに関するグル
ープ情報を媒体から取得する取得手段と、前記取得手段
により取得されたグループ情報に従って、各グループ及
び、グループを構成する各楽曲データを規定するグルー
プ管理情報を生成する生成手段と、前記生成手段により
生成されたグループ管理情報に従って、各グループを所
定の順番に順次選択する選択手段と、前記選択手段によ
り選択されたグループに属する任意の楽曲データを検索
し、検索した楽曲データの一部を予め定められた時間だ
け再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る再生装置は、グループ毎に区分けされた複数
の楽曲データが記録されたディスクから、任意の楽曲デ
ータを再生する再生装置であって、グループ毎に区分け
された楽曲データに関するグループ情報を含んだTOC
情報をディスクから取得する取得手段と、前記取得手段
により取得されたTOC情報に含まれるグループ情報を
解析し、各グループ及び、グループを構成する各楽曲デ
ータを規定するグループ管理情報を生成する生成手段
と、前記生成手段により生成されたグループ管理情報に
従って、各グループを所定の順番に順次選択する選択手
段と、前記選択手段により選択されたグループに属する
先頭の楽曲データを検索し、検索した楽曲データを始め
から予め定められた時間だけ再生する再生手段と、を備
えることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る再生装置は、グループ毎に区分けされた複数
の楽曲データが記録されたディスクから、任意の楽曲デ
ータを再生する再生装置であって、グループ毎に区分け
された楽曲データに関するグループ情報を含んだTOC
情報をディスクから取得する取得手段と、前記取得手段
により取得されたTOC情報に含まれるグループ情報を
解析し、各グループ及び、グループを構成する各楽曲デ
ータを規定するグループ管理情報を生成する生成手段
と、スキャン再生を指示する第1の指示手段と、通常再
生を指示する第2の指示手段と、前記第1の指示手段に
より、スキャン再生が指示されると、前記生成手段によ
り生成されたグループ管理情報に従って、各グループを
所定の順番に順次選択し、選択したグループに属する先
頭の楽曲データを予め定められた時間だけ再生するスキ
ャン再生手段と、前記第2の指示手段により、通常再生
が指示されると、前記スキャン再生手段が行う再生に代
わり、対象グループの先頭の楽曲データから順番に再生
を行う通常再生手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る再生装置は、複数の楽曲ファイルがフォルダ
単位に階層化されて記録されている所定の媒体から、任
意の楽曲ファイルを再生する再生装置であって、ファイ
ル構造を規定する階層情報を媒体から取得する取得手段
と、前記取得手段により取得された階層情報に従って、
各フォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイルを規
定するフォルダ管理情報を生成する生成手段と、前記生
成手段により生成されたフォルダ管理情報に従って、各
フォルダを所定の順番に順次選択する選択手段と、前記
選択手段により選択されたフォルダに属する任意の楽曲
ファイルを検索し、検索した楽曲ファイルの一部を予め
定められた時間だけ再生する再生手段と、を備えること
を特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る再生装置は、複数の楽曲ファイルがフォルダ
単位に階層化されて記録されているディスクから、任意
の楽曲ファイルを再生する再生装置であって、ファイル
構造を規定する階層情報をディスクから取得する取得手
段と、前記取得手段により取得された階層情報に従っ
て、各フォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイル
の対応関係を規定するフォルダ管理情報を生成する生成
手段と、前記生成手段により生成されたフォルダ管理情
報に従って、各フォルダを所定の順番に順次選択する選
択手段と、前記選択手段により選択されたフォルダに属
する先頭の楽曲ファイルを検索し、検索した楽曲ファイ
ルを始めから予め定められた時間だけ再生する再生手段
と、を備えることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点に係る再生装置は、複数の楽曲ファイルがフォルダ
単位に階層化されて記録されているディスクから、任意
の楽曲ファイルを再生する再生装置であって、ファイル
構造を規定する階層情報をディスクから取得する取得手
段と、前記取得手段により取得された階層情報に従っ
て、各フォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイル
の対応関係を規定するフォルダ管理情報を生成する生成
手段と、スキャン再生を指示する第1の指示手段と、通
常再生を指示する第2の指示手段と、前記第1の指示手
段により、スキャン再生が指示されると、前記生成手段
により生成されたフォルダ管理情報に従って、各フォル
ダを所定の順番に順次選択し、選択したフォルダに属す
る先頭の楽曲ファイルを予め定められた時間だけ再生す
るスキャン再生手段と、前記第2の指示手段により、通
常再生が指示されると、前記スキャン再生手段が行う再
生に代わり、対象フォルダの先頭の楽曲ファイルから順
番に再生を行う通常再生手段と、を備えることを特徴と
する。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点に係るスキャン再生方法は、グループ毎に区分けさ
れた複数の楽曲データが記録された所定の媒体から、任
意の楽曲データを再生する再生装置におけるスキャン再
生方法であって、グループ毎に区分けされた楽曲データ
に関するグループ情報を媒体から取得する取得ステップ
と、前記取得ステップにて取得されたグループ情報に従
って、各グループ及び、グループを構成する各楽曲デー
タを規定するグループ管理情報を生成する生成ステップ
と、前記生成ステップにて生成されたグループ管理情報
に従って、各グループを所定の順番に順次選択する選択
ステップと、前記選択ステップにて選択されたグループ
に属する任意の楽曲データを検索し、検索した楽曲デー
タの一部を予め定められた時間だけ再生する再生ステッ
プと、を備えることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第8の
観点に係るスキャン再生方法は、複数の楽曲ファイルが
フォルダ単位に階層化されて記録されている所定の媒体
から、任意の楽曲ファイルを再生する再生装置における
スキャン再生方法であって、ファイル構造を規定する階
層情報を媒体から取得する取得ステップと、前記取得ス
テップにて取得された階層情報に従って、各フォルダ及
び、フォルダに属する各楽曲ファイルを規定するフォル
ダ管理情報を生成する生成ステップと、前記生成ステッ
プにて生成されたフォルダ管理情報に従って、各フォル
ダを所定の順番に順次選択する選択ステップと、前記選
択ステップにて選択されたフォルダに属する任意の楽曲
ファイルを検索し、検索した楽曲ファイルの一部を予め
定められた時間だけ再生する再生ステップと、を備える
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるディ
スク再生装置について、以下図面を参照して説明する。
【0018】図1は、この発明の第1の実施の形態に適
用されるディスク再生装置の構成の一例を示すブロック
図である。図示するように、ディスク再生装置は、処理
制御部1と、信号処理回路2と、サーボ回路3と、光ピ
ックアップ4と、DAC5と、メモリ6と、表示部7
と、操作部8とから構成される。なお、このディスク再
生装置は、一例として、MDLP(長時間録音モード)
規格にて大量の(数多くの)楽曲データが記録されたデ
ィスク(MD)から、任意の楽曲データを再生するディ
スク再生装置である。
【0019】具体的に再生対象となるディスクは、図2
(a)に示すように、リードイン領域(TOC)、UT
OC、プログラム領域、及び、リードアウト領域を備え
た構造となっている。そして、プログラム領域には、A
TRAC3の音声圧縮技術にて圧縮された複数の楽曲デ
ータが記録されている。また、TOC(Table Of Conte
nts)やUTOC(User Table Of Contents)には、プ
ログラム領域から各楽曲データを読み出すために必要な
管理情報が記録されている。更に、UTOCには、図2
(b)に示すようなグループ情報が記録されている。こ
のグループ情報は、ディスク中に記録された各楽曲デー
タを任意のグループに分けて管理するための情報であ
る。
【0020】図1に戻って、処理制御部1は、CPU
(Central Processing Unit)及び周辺LSI(Large S
cale Integration)を含んだ1チップマイコン等からな
り、ディスク再生装置全体を制御する。具体的に処理制
御部1は、後述するTOC情報読込処理を実行すること
により、上述の図2(b)に示すようなグループ情報を
解析して、グループ番号にトラック番号等を対応付けた
グループ管理テーブル61を生成する。また、処理制御
部1は、後述するグループスキャン処理を実行すること
により、ディスクに記録された大量の楽曲データの中か
ら、各グループ単位に、先頭の楽曲データを順番にスキ
ャン再生する。
【0021】信号処理回路2は、サーボ回路3及び、光
ピックアップ4等を制御し、ディスクに記録された楽曲
データを読み出す。そして、信号処理回路2は、圧縮さ
れたデータの伸張処理等を行った後、DAC5を介して
楽曲音を出力する。また、信号処理回路2は、ディスク
に記録されたTOC情報やUTOC情報等を読み出し、
処理制御部1に供給する。
【0022】サーボ回路3は、ディスクを搭載する所定
のターンテーブルを回転させるための図示せぬスピンド
ルモータを駆動制御し、ディスクを所定速度で回転駆動
させる。また、サーボ回路3は、光ピックアップ4をデ
ィスクの径方向に平行移動させるための図示せぬスレッ
ドモータを駆動制御し、光ピックアップ4をディスクの
記録面上の所定位置へ移動させる。
【0023】光ピックアップ4は、楽曲データの再生時
に、所定波長のレーザ光をディスクの記録面に向けて照
射し、その反射光を受けて電気信号に変換する。光ピッ
クアップ4は、変換した電気信号を楽曲データ等として
信号処理回路2に供給する。
【0024】DAC(デジタル/アナログコンバータ)
5は、信号処理回路2から供給されるデジタルの楽曲デ
ータをアナログの楽曲信号に変換し、変換した楽曲信号
を所定のアンプ及びスピーカ等を介して楽曲音として出
力する。
【0025】メモリ6は、RAM(Random Access Memo
ry)等からなり、ディスクに記録された大量の楽曲デー
タを管理するために必要となる種々の情報を記憶する。
具体的にメモリ6は、ディスクから読み出されたTOC
情報やUTOC情報等を記憶する。また、メモリ6は、
図3に示すようなグループ管理テーブル61も記憶す
る。このグループ管理テーブル61は、後述するTOC
情報読込処理により、処理制御部1によって生成される
テーブルであり、具体的には、上述の図2(b)に示す
ようなグループ情報が解析されて生成される。このよう
なグループ管理テーブル61は、グループNO(番
号)、グループ名、TNO(トラック番号)、及び、G
TNO(グループ内トラック番号)等から構成され、各
グループ(グループ番号)にグループを構成する各楽曲
データ(トラック番号)等が対応付けられている。
【0026】図1に戻って、表示部7は、LCD(Liqu
id Crystal Display)パネル等からなり、処理制御部1
に制御され、ディスク再生装置の動作状況等を利用者に
明らかにするための文字列等を表示する。例えば、表示
部7は、メモリ6に記憶されたグループ管理テーブル6
1に従って、通常再生やスキャン再生中の楽曲データの
トラック番号及び、属するグループ名等を表示する。
【0027】操作部8は、所定のボタンスイッチやロー
タリスイッチ等からなり、利用者の操作に従った指示情
報等を入力し、入力した情報を処理制御部1に供給す
る。例えば、操作部8は、利用者の操作に従って、各グ
ループ単位に、先頭の楽曲データをスキャン再生するた
めの指示情報(グループスキャン実行要求)を入力して
処理制御部1に供給する。また、操作部8は、楽曲デー
タを通常に再生するための指示情報(通常再生要求)を
入力して処理制御部1に供給する。
【0028】以下、この発明の第1の実施の形態に係る
ディスク再生装置の動作について図面を参照して説明す
る。
【0029】最初に、ディスクからUTOC情報等を読
み出してグループ管理テーブル61等を生成するTOC
情報読込処理について、図4を参照して説明する。図4
は、処理制御部1が実行するTOC情報読込処理を説明
するためのフローチャートである。なお、このTOC情
報読込処理は、複数の楽曲データが記録されたディスク
がディスク再生装置に装填されると、自動的に開始され
る。
【0030】まず、処理制御部1は、ディスクからTO
C情報及びUTOC情報を読み出し、メモリ6に記憶す
る(ステップS11)。すなわち、処理制御部1は、デ
ィスクに記録された各楽曲データを再生等するために必
要となる管理情報であるTOC情報等をメモリ6に記憶
する。以降、ディスクに記録された各楽曲データへのア
クセス(読み出し等)は、メモリ6に記憶されたTOC
情報等に従って行われる。
【0031】処理制御部1は、読み出したTOC情報等
にグループ情報が含まれているか否かを判別する(ステ
ップS12)。例えば、図2(b)に示すような書式の
グループ情報がUTOC情報に含まれているか否かを判
別する。
【0032】処理制御部1は、グループ情報が含まれて
いないと判別すると、TOC情報読込処理を終了する。
なお、旧の(他のディスクの)グループ管理テーブル6
1がメモリ6内に記憶されている場合に、処理制御部1
は、旧のグループ管理テーブル61をメモリ6から消去
する。一方、グループ情報が含まれていると判別した場
合に、処理制御部1は、グループ情報を解析して、グル
ープ管理テーブル61を生成する(ステップS13)。
例えば、処理制御部1は、図2(b)に示すようなグル
ープ情報から、図3に示すようなグループ管理テーブル
61を生成する。
【0033】処理制御部1は、このようにして生成した
グループ管理テーブル61をメモリ6に記憶する(ステ
ップS14)。このように、TOC情報読込処理によ
り、グループ管理機能によってディスクにグループ情報
が記憶されている場合に、UTOC情報等に含まれてい
るグループ情報が解析され、そして、グループ番号にト
ラック番号等が対応付けられたグループ管理テーブル6
1が生成されてメモリ6に記憶される。
【0034】次に、ディスクに記録された複数の楽曲デ
ータから、各グループ単位に先頭の楽曲データを順番に
再生するグループスキャン処理について、図5を参照し
て説明する。図5は、処理制御部1が実行するグループ
スキャン処理を説明するためのフローチャートである。
なお、このグループスキャン処理は、上述のTOC情報
読込処理が実行され、グループ管理テーブル61がメモ
リ6に記憶された後に、操作部8を介したグループスキ
ャン実行要求に応答して開始する。
【0035】まず、処理制御部1は、グループ管理テー
ブル61を参照して、現在のグループ番号等を取得する
(ステップS21)。すなわち、処理制御部1は、グル
ープ管理テーブル61を参照して、現在再生している又
は、これから再生しようとする楽曲データのトラック番
号に対応する現在のグループ番号、及び、全グループ番
号中の最後のグループ番号を取得する。
【0036】処理制御部1は、定数Gs及び変数Gtに
現在のグループ番号をセットし、また、定数Glに最後
のグループ番号をセットする(ステップS22)。な
お、定数Gsは、グループスキャンを開始したグループ
番号を保持するために使用され、また変数Gtは、スキ
ャン再生の対象となる現在のグループ番号を指し示すた
めに使用され、そして、定数Glは、ディスク中の最後
のグループ番号を保持するために使用される。処理制御
部1は、Gtに1を加算する(ステップS23)。すな
わち、処理制御部1は、次のグループ番号の楽曲データ
をスキャン再生するために、Gtに1を加算する。
【0037】処理制御部1は、加算後のGtの値がGl
の値より大きいか否かを判別する(ステップS24)。
すなわち、処理制御部1は、ディスク中の最後のグルー
プ番号までスキャン再生を終えたか否かを判別する。処
理制御部1は、GtがGlより大きくない(Gl以下で
ある)と判別した場合、後述するステップS26に処理
を進める。一方、GtがGlより大きいと判別した場合
に、処理制御部1は、Gtに1をセットする(ステップ
S25)。すなわち、最後のグループ番号までスキャン
再生を終えたため、処理制御部1は、Gtに先頭のグル
ープ番号である1をセットする。
【0038】処理制御部1は、グループ番号Gtの先頭
トラックをサーチし、楽曲データの再生を開始する(ス
テップS26)。すなわち、処理制御部1は、グループ
管理テーブル61を参照して、グループ番号Gtに対応
する先頭のトラック番号をサーチし、そのトラック番号
の楽曲データを始めから再生する。
【0039】処理制御部1は、操作部8を介して通常の
再生を指示する通常再生要求が入力されたか否かを判別
する(ステップS27)。処理制御部1は、通常再生要
求が入力されると、グループスキャン処理を終了し、例
えば、スキャン再生途中の楽曲データを始めから再生し
直し、以降、そのグループ内の全楽曲データを順番に再
生する。
【0040】一方、通常再生要求が入力されない間、処
理制御部1は、通常再生要求の入力有無を判別しなが
ら、予め定められた一定時間が経過するまで、後続処理
の実行を待機する(ステップS28)。
【0041】処理制御部1は、一定時間が経過したと判
別すると、Gtの値がGsの値と等しいか否かを判別す
る(ステップS29)。すなわち、グループスキャンを
指示されたグループを含むディスク内の全グループに対
して、スキャン再生が終了したか否かを判別する。
【0042】処理制御部1は、GtとGsとが等しくな
いと判別すると、ステップS23に処理を戻し、上述の
ステップS23〜S29の処理を繰り返し実行する。一
方、GtとGsとが等しいと判別すると、処理制御部1
は、グループスキャン処理を終了する。
【0043】以下、上述のグループスキャン処理を図6
を参照して具体的に説明する。図示するように、トラッ
ク番号1の楽曲データから通常再生が行われ、トラック
番号3の楽曲データを再生中に、グループスキャン実行
要求が利用者により入力された場合について説明する。
なお、グループ管理テーブル61には、図3に示す値が
設定されているものとする。
【0044】グループスキャン実行要求が入力される
と、処理制御部1は、図3に示すグループ管理テーブル
61を参照することにより、トラック番号3に対応する
現在のグループ番号である1を取得し、また、最後のグ
ループ番号である4を取得する(ステップS21)。そ
して、定数Gs及び変数Gtに1をセットし、また、定
数Glに4をセットする(ステップS22)。処理制御
部1は、Gtに1を加算すると(ステップS23)、グ
ループ番号2の先頭トラックであるトラック番号8をサ
ーチし、トラック番号8の楽曲データの再生を開始する
(ステップS26)。
【0045】通常再生要求が入力されないまま一定時間
が経過すると、処理制御部1は、再度Gtに1を加算し
(ステップS23)、グループ番号3の先頭トラックで
あるトラック番号13をサーチして楽曲データの再生を
開始する(ステップS26)。同様に、通常再生要求が
入力されないまま一定時間が経過すると、次は、グルー
プ番号4の先頭トラックであるトラック番号16をサー
チして楽曲データの再生を開始する(ステップS2
6)。
【0046】更に、通常再生要求が入力されないまま一
定時間が経過して、Gtに1を加算すると、今度はGt
の値が5になり、Glの値である4よりも大きくなるた
め、Gtに1をセットする(ステップS25)。そし
て、グループ番号1の先頭トラックであるトラック番号
1をサーチして楽曲データの再生を開始する(ステップ
S26)。このまま、一定時間が経過すると、GtとG
sとが等しいため、処理制御部1は、グループスキャン
処理を終了する。
【0047】このように、グループスキャン処理によっ
て、ディスクに記録された大量の楽曲データから、各グ
ループ単位に先頭の楽曲データを順番にスキャン再生す
ることができる。この結果、ディスクに記録された大量
の楽曲データの中から、利用者が楽曲内容を確認しなが
ら、所望のグループを短時間で判別することができる。
【0048】上記の第1の実施の形態では、グループ情
報がディスク(MD)中に記録され、各楽曲データを任
意のグループに分けた場合について説明したが、他に、
複数の楽曲ファイルがフォルダに分けられてディスク等
に記録された場合についても、適宜適用可能である。以
下、複数階層のフォルダに各楽曲ファイルが分けて記録
されたディスクから、フォルダ単位にスキャン再生を行
うこの発明の第2の実施の形態に係るディスク再生装置
について図面を参照して説明する。
【0049】この発明の第2の実施の形態に適用される
ディスク再生装置の構成は、図1に示す第1の実施の形
態に係るディスク再生装置と略同一である。なお、第2
の実施の形態に係るディスク再生装置は、一例として、
MP3形式の楽曲ファイルがフォルダに分けられて記録
されたディスク(CD−R等)から、任意の楽曲ファイ
ルを再生するディスク再生装置である。
【0050】具体的に再生対象となるディスクは、図7
(a)に示すように、リードイン領域(TOC)、PV
D、パステーブル、データ領域、及び、リードアウト領
域を備えた構造となっている。そして、データ領域に
は、MP3の音声圧縮技術にて圧縮された複数の楽曲フ
ァイルが記録されている。また、TOCには、プログラ
ム領域から各楽曲ファイルを読み出すために必要な管理
情報が記録されている。
【0051】更に、PVD(Primary Volume Descripti
on)には、データ領域に記録された楽曲ファイル等のフ
ァイル構造を規定する情報(階層情報等)が記録されて
いる。例えば、楽曲ファイルが図7(b)に示すような
ファイル構造から構成されている場合に、PVDには、
このファイル構造を規定する階層情報が記憶されてい
る。また、パステーブルには、PVDにて規定されるフ
ィル構造中の各楽曲ファイルが実際に記録されているア
ドレス、すなわち、データ領域に記録された楽曲ファイ
ルの実アドレス等が記憶されている。
【0052】なお、処理制御部1は、後述する初期処理
を実行することにより、上述の図7(b)に示すような
ファイル構造を解析して、フォルダ番号に楽曲ファイル
名等を対応付けたフォルダ管理テーブルを生成する。ま
た、処理制御部1は、後述するフォルダスキャン処理を
実行することにより、ディスクに記録された大量の楽曲
ファイルの中から、各フォルダ単位に、先頭の楽曲ファ
イルを順番にスキャン再生する。
【0053】また、メモリ6は、ディスクから読み出さ
れたTOC情報等を記憶すると共に、図8に示すような
フォルダ管理テーブル62を記憶する。このフォルダ管
理テーブル62は、後述する初期処理により、処理制御
部1によって生成されるテーブルであり、具体的には、
上述の図7(b)に示すようなファイル構造が解析され
て生成される。このようなフォルダ管理テーブル62
は、フォルダNO(番号)、フォルダ名、及び、楽曲フ
ァイル名等から構成され、各フォルダ(フォルダ番号)
及び、フォルダに属する全ての楽曲ファイル名等が規定
されている。
【0054】以下、この発明の第2の実施の形態に係る
ディスク再生装置の動作について図面を参照して説明す
る。
【0055】最初に、ディスクからTOC情報やPVD
等を読み出してフォルダ管理テーブル62等を生成する
初期処理について、図9を参照して説明する。図9は、
処理制御部1が実行する初期処理を説明するためのフロ
ーチャートである。なお、この初期処理は、複数の楽曲
ファイルが記録されたディスクがディスク再生装置に装
填されると、自動的に開始される。
【0056】まず、処理制御部1は、ディスク種別を検
出する(ステップS31)。すなわち、処理制御部1
は、信号処理回路2を介して光ピックアップ4から得ら
れるレーザ光の反射率を示す情報等からディスク種別を
検出する。具体的に処理制御部1は、レーザ光の反射率
等に従って、ディスクが市販の音楽CDからなる書き換
え不能なディスクであるか、又は、CD−R及びCD−
RWからなる書き換え可能なディスクであるかを検出す
る。
【0057】処理制御部1は、ディスク種別がCD−R
又はCD−RWであるか否かを判別する(ステップS3
2)。すなわち、処理制御部1は、検出結果に従って、
ディスクが書き換え可能なCD−R等のディスクである
か否かを判別する。
【0058】処理制御部1は、CD−R等でない(書き
換え不能なディスクである)と判別すると、後述するス
テップS34に処理を進める。一方、CD−R等である
(書き換え可能なディスクである)と判別すると、処理
制御部1は、PVDが記録されているか否かを判別する
(ステップS33)。すなわち、処理制御部1は、ディ
スクの所定位置に、ファイル構造を規定する情報(階層
情報)が記録されているか否かを判別する。
【0059】処理制御部1は、PVDがないと判別した
場合、及び、上述のステップS32にてディスク種別が
CD−R等でないと判別した場合に、ディスクがCD−
DAであるか否かを判別する(ステップS34)。すな
わち、処理制御部1は、リードイン領域のTOCに含ま
れる情報に従って、ディスクに記録された楽曲データが
CD−DA(音楽CD)であるか否かを判別する。
【0060】処理制御部1は、CD−DAであると判別
した場合、種別情報に音楽CDを示す値をセットする
(ステップS35)。すなわち、処理制御部1は、ディ
スクに記録された楽曲データの種別が、音楽CDである
ことを示す値を種別情報にセットし、メモリ6に記憶す
る。一方、CD−DAでないと判別した場合に、処理制
御部1は、そのまま初期処理を終了する。なお、旧の
(他のディスクの)種別情報がメモリ6内に記憶されて
いる場合に、処理制御部1は、その種別情報をメモリ6
から消去する。
【0061】また、ステップS33にて、PVDが存在
すると判別した場合に、処理制御部1は、MP3形式の
楽曲ファイルが記録されているか否かを判別する(ステ
ップS36)。すなわち、処理制御部1は、PVD等に
従って、ディスクのデータ領域中に拡張子が「MP3」
の楽曲ファイルが記録されているか否かを判別する。
【0062】処理制御部1は、MP3形式の楽曲ファイ
ルが存在しないと判別した場合、そのまま初期処理を終
了する。なお、旧の種別情報がメモリ6内に記憶されて
いれば、消去する。一方、MP3形式の楽曲ファイルが
存在すると判別した場合に、処理制御部1は、種別情報
にMP3を示す値をセットする(ステップS37)。
【0063】処理制御部1は、ディスクからPVDを読
み出し、PVDのファイル構造に従って、フォルダ管理
テーブル62を生成する(ステップS38)。例えば、
処理制御部1は、図7(b)に示すようなファイル構造
から、図8に示すようなフォルダ管理テーブル62を生
成する。
【0064】処理制御部1は、このようにして生成した
フォルダ管理テーブル62をメモリ6に記憶する(ステ
ップS39)。このように、初期処理により、ディスク
に複数階層のフォルダに格納された楽曲ファイルが記録
されている場合に、PVD等が解析され、そして、フォ
ルダ番号に楽曲ファイル名等が対応付けられたフォルダ
管理テーブル62が生成されてメモリ6に記憶される。
【0065】次に、ディスクに記録された複数の楽曲フ
ァイルから、各フォルダ単位に先頭の楽曲ファイルを順
番に再生するフォルダスキャン処理について、図10を
参照して説明する。図10は、処理制御部1が実行する
フォルダスキャン処理を説明するためのフローチャート
である。なお、このフォルダスキャン処理は、上述の初
期処理が実行され、フォルダ管理テーブル62がメモリ
6に記憶された後に、操作部8を介したフォルダスキャ
ン実行要求に応答して開始する。
【0066】まず、処理制御部1は、フォルダ管理テー
ブル62を参照して、現在のフォルダ番号等を取得する
(ステップS41)。すなわち、処理制御部1は、フォ
ルダ管理テーブル62を参照して、現在再生している又
は、これから再生しようとする楽曲ファイル(フォルダ
名+楽曲ファイル名)に対応する現在のフォルダ番号、
及び、全フォルダ番号中の最後のフォルダ番号を取得す
る。
【0067】処理制御部1は、定数Fs及び変数Ftに
現在のフォルダ番号をセットし、また、定数Flに最後
のフォルダ番号をセットする(ステップS42)。な
お、定数Fsは、フォルダスキャンを開始したフォルダ
番号を保持するために使用され、また変数Ftは、スキ
ャン再生の対象となる現在のフォルダ番号を指し示すた
めに使用され、そして、定数Flは、ディスク中の最後
のフォルダ番号を保持するために使用される。処理制御
部1は、Ftに1を加算する(ステップS43)。すな
わち、処理制御部1は、次のフォルダ番号の楽曲ファイ
ルをスキャン再生するために、Ftに1を加算する。
【0068】処理制御部1は、加算後のFtの値がFl
の値より大きいか否かを判別し(ステップS44)、F
tがFlより大きくない(Fl以下である)と判別する
と、後述するステップS46に処理を進める。一方、F
tがFlより大きいと判別した場合に、処理制御部1
は、Ftに1をセットする(ステップS45)。すなわ
ち、最後のフォルダ番号までスキャン再生を終えたた
め、処理制御部1は、Ftに先頭のフォルダ番号である
1をセットする。
【0069】処理制御部1は、フォルダ番号Ftの先頭
ファイル(フォルダ名+楽曲ファイル名)をサーチし、
楽曲ファイルの再生を開始する(ステップS46)。す
なわち、処理制御部1は、フォルダ管理テーブル62を
参照して、フォルダ番号Ftに対応する先頭の楽曲ファ
イルをサーチし、その楽曲ファイルを始めから再生す
る。
【0070】処理制御部1は、操作部8を介して通常の
再生を指示する通常再生要求が入力されたか否かを判別
する(ステップS47)。処理制御部1は、通常再生要
求が入力されると、フォルダスキャン処理を終了し、例
えば、スキャン再生途中の楽曲ファイルを始めから再生
し直し、以降、そのフォルダ内の全楽曲ファイルを順番
に再生する。
【0071】一方、通常再生要求が入力されない間、処
理制御部1は、通常再生要求の入力有無を判別しなが
ら、予め定められた一定時間が経過するまで、後続処理
の実行を待機する(ステップS48)。
【0072】処理制御部1は、一定時間が経過したと判
別すると、Ftの値がFsの値と等しいか否かを判別す
る(ステップS49)。すなわち、フォルダスキャンを
指示されたフォルダを含むディスク内の全フォルダに対
して、スキャン再生が終了したか否かを判別する。
【0073】処理制御部1は、FtとFsとが等しくな
いと判別すると、ステップS43に処理を戻し、上述の
ステップS43〜S49の処理を繰り返し実行する。一
方、FtとFsとが等しいと判別すると、処理制御部1
は、フォルダスキャン処理を終了する。
【0074】以下、上述のフォルダスキャン処理を図1
1を参照して具体的に説明する。図示するように、フォ
ルダAA(フォルダ番号2)の楽曲ファイルAA1(A
A1.MP3)から通常再生が行われ、楽曲ファイルA
A2(AA2.MP3)を再生中に、フォルダスキャン
実行要求が利用者により入力された場合について説明す
る。なお、フォルダ管理テーブル62には、図8に示す
値が設定されているものとする。
【0075】フォルダスキャン実行要求が入力される
と、処理制御部1は、図8に示すフォルダ管理テーブル
62を参照することにより、楽曲ファイルAA2に対応
する現在のフォルダ番号である2を取得し、また、最後
のフォルダ番号である4を取得する(ステップS4
1)。そして、定数Fs及び変数Ftに2をセットし、
また、定数Flに4をセットする(ステップS42)。
処理制御部1は、Ftに1を加算すると(ステップS4
3)、フォルダ番号3の先頭ファイルである楽曲ファイ
ルAB1(AB1.MP3)をサーチして再生を開始す
る(ステップS46)。
【0076】通常再生要求が入力されないまま一定時間
が経過すると、処理制御部1は、再度Ftに1を加算し
(ステップS43)、フォルダ番号4の先頭ファイルで
ある楽曲ファイルBB1(BB1.MP3)をサーチし
て再生を開始する(ステップS46)。
【0077】更に、通常再生要求が入力されないまま一
定時間が経過して、Ftに1を加算すると、今度はFt
の値が5になり、Flの値である4よりも大きくなるた
め、Ftに1をセットする(ステップS45)。そし
て、フォルダ番号1の先頭ファイルである楽曲ファイル
CC1(CC1.MP3)をサーチして再生を開始する
(ステップS46)。そして、通常再生要求が入力され
ないまま一定時間が経過すると、再度Ftに1を加算し
(ステップS43)、フォルダ番号2の先頭ファイルで
ある楽曲ファイルAA1(AA1.MP3)をサーチし
て再生を開始する(ステップS46)。このまま、一定
時間が経過すると、FtとFsとが等しいため、処理制
御部1は、フォルダスキャン処理を終了する。
【0078】このように、フォルダスキャン処理によっ
て、ディスクに記録された大量の楽曲ファイルから、各
フォルダ単位に先頭の楽曲ファイルを順番にスキャン再
生することができる。この結果、ディスクに記録された
大量の楽曲ファイルの中から、利用者が楽曲内容を確認
しながら、所望のフォルダを短時間で判別することがで
きる。
【0079】上記の第1及び第2の実施の形態では、ス
キャン再生時に、グループやフォルダ内の先頭の楽曲デ
ータや楽曲ファイルを再生対象としたが、再生対象とな
る楽曲データ等は、先頭の楽曲データ等に限られず、任
意である。
【0080】また、上記の第1及び第2の実施の形態で
は、楽曲データや楽曲ファイルを再生する場合について
説明したが、再生する対象は、楽曲データ等に限られ
ず、他に、映像データ(静止画データや動画データ)等
であってもよい。更に、ディスク再生装置がデータを再
生する記録媒体は、任意であり、他に、MOやDVD−
RAM(DVD−R)等であってもよい。また、上記の
ようなディスク等の記録媒体に限られず、スマートメデ
ィア(商標)、メモリステック(商標)等の固体メモリ
に記録されたデータを再生してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の媒体に記録された大量の楽曲データ等の中から、
楽曲内容を確認しながら、所望の楽曲集合を短時間で判
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の
構成の一例を示すブロック図である。
【図2】(a)が再生対象となるディスクのデータ構造
の一例を示す模式図であり、(b)がUTOC情報に含
まれるグループ情報の一例を示す模式図である。
【図3】グループ管理テーブルの一例を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るTOC情報読
込処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るグループスキ
ャン処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】グループスキャン処理によるスキャン再生動作
を具体的に説明するための模式図である。
【図7】(a)が再生対象となるディスクのデータ構造
の一例を示す模式図であり、(b)がPVD中に含まれ
るフォルダの階層構造の一例を示す模式図である。
【図8】フォルダ管理テーブルの一例を示す模式図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る初期処理を説
明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るフォルダス
キャン処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】フォルダスキャン処理によるスキャン再生動
作を具体的に説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 処理制御部 2 信号処理回路 3 サーボ回路 4 光ピックアップ 5 DAC 6 メモリ 7 表示部 8 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB06 CC06 DE54 DE91 FG10 FG23 GK12 5D077 AA29 AA30 BA08 BA11 CA02 CA12 DC08 EA01 5D110 AA16 AA17 AA27 BB01 DA01 DA12 DB03 DC05 DC15 DE01 EA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グループ毎に区分けされた複数の楽曲デー
    タが記録された所定の媒体から、任意の楽曲データを再
    生する再生装置であって、 グループ毎に区分けされた楽曲データに関するグループ
    情報を媒体から取得する取得手段と、 前記取得手段により取得されたグループ情報に従って、
    各グループ及び、グループを構成する各楽曲データを規
    定するグループ管理情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成されたグループ管理情報に従っ
    て、各グループを所定の順番に順次選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択されたグループに属する任意の
    楽曲データを検索し、検索した楽曲データの一部を予め
    定められた時間だけ再生する再生手段と、を備えること
    を特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】グループ毎に区分けされた複数の楽曲デー
    タが記録されたディスクから、任意の楽曲データを再生
    する再生装置であって、 グループ毎に区分けされた楽曲データに関するグループ
    情報を含んだTOC(Table Of Contents)情報をディ
    スクから取得する取得手段と、 前記取得手段により取得されたTOC情報に含まれるグ
    ループ情報を解析し、各グループ及び、グループを構成
    する各楽曲データを規定するグループ管理情報を生成す
    る生成手段と、 前記生成手段により生成されたグループ管理情報に従っ
    て、各グループを所定の順番に順次選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択されたグループに属する先頭の
    楽曲データを検索し、検索した楽曲データを始めから予
    め定められた時間だけ再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】グループ毎に区分けされた複数の楽曲デー
    タが記録されたディスクから、任意の楽曲データを再生
    する再生装置であって、 グループ毎に区分けされた楽曲データに関するグループ
    情報を含んだTOC情報をディスクから取得する取得手
    段と、 前記取得手段により取得されたTOC情報に含まれるグ
    ループ情報を解析し、各グループ及び、グループを構成
    する各楽曲データを規定するグループ管理情報を生成す
    る生成手段と、 スキャン再生を指示する第1の指示手段と、 通常再生を指示する第2の指示手段と、 前記第1の指示手段により、スキャン再生が指示される
    と、前記生成手段により生成されたグループ管理情報に
    従って、各グループを所定の順番に順次選択し、選択し
    たグループに属する先頭の楽曲データを予め定められた
    時間だけ再生するスキャン再生手段と、 前記第2の指示手段により、通常再生が指示されると、
    前記スキャン再生手段が行う再生に代わり、対象グルー
    プの先頭の楽曲データから順番に再生を行う通常再生手
    段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】複数の楽曲ファイルがフォルダ単位に階層
    化されて記録されている所定の媒体から、任意の楽曲フ
    ァイルを再生する再生装置であって、 ファイル構造を規定する階層情報を媒体から取得する取
    得手段と、 前記取得手段により取得された階層情報に従って、各フ
    ォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイルを規定す
    るフォルダ管理情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成されたフォルダ管理情報に従っ
    て、各フォルダを所定の順番に順次選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択されたフォルダに属する任意の
    楽曲ファイルを検索し、検索した楽曲ファイルの一部を
    予め定められた時間だけ再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】複数の楽曲ファイルがフォルダ単位に階層
    化されて記録されているディスクから、任意の楽曲ファ
    イルを再生する再生装置であって、 ファイル構造を規定する階層情報をディスクから取得す
    る取得手段と、 前記取得手段により取得された階層情報に従って、各フ
    ォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイルの対応関
    係を規定するフォルダ管理情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成されたフォルダ管理情報に従っ
    て、各フォルダを所定の順番に順次選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択されたフォルダに属する先頭の
    楽曲ファイルを検索し、検索した楽曲ファイルを始めか
    ら予め定められた時間だけ再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】複数の楽曲ファイルがフォルダ単位に階層
    化されて記録されているディスクから、任意の楽曲ファ
    イルを再生する再生装置であって、 ファイル構造を規定する階層情報をディスクから取得す
    る取得手段と、 前記取得手段により取得された階層情報に従って、各フ
    ォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイルの対応関
    係を規定するフォルダ管理情報を生成する生成手段と、 スキャン再生を指示する第1の指示手段と、 通常再生を指示する第2の指示手段と、 前記第1の指示手段により、スキャン再生が指示される
    と、前記生成手段により生成されたフォルダ管理情報に
    従って、各フォルダを所定の順番に順次選択し、選択し
    たフォルダに属する先頭の楽曲ファイルを予め定められ
    た時間だけ再生するスキャン再生手段と、 前記第2の指示手段により、通常再生が指示されると、
    前記スキャン再生手段が行う再生に代わり、対象フォル
    ダの先頭の楽曲ファイルから順番に再生を行う通常再生
    手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】グループ毎に区分けされた複数の楽曲デー
    タが記録された所定の媒体から、任意の楽曲データを再
    生する再生装置におけるスキャン再生方法であって、 グループ毎に区分けされた楽曲データに関するグループ
    情報を媒体から取得する取得ステップと、 前記取得ステップにて取得されたグループ情報に従っ
    て、各グループ及び、グループを構成する各楽曲データ
    を規定するグループ管理情報を生成する生成ステップ
    と、 前記生成ステップにて生成されたグループ管理情報に従
    って、各グループを所定の順番に順次選択する選択ステ
    ップと、 前記選択ステップにて選択されたグループに属する任意
    の楽曲データを検索し、検索した楽曲データの一部を予
    め定められた時間だけ再生する再生ステップと、 を備えることを特徴とするスキャン再生方法。
  8. 【請求項8】複数の楽曲ファイルがフォルダ単位に階層
    化されて記録されている所定の媒体から、任意の楽曲フ
    ァイルを再生する再生装置におけるスキャン再生方法で
    あって、 ファイル構造を規定する階層情報を媒体から取得する取
    得ステップと、 前記取得ステップにて取得された階層情報に従って、各
    フォルダ及び、フォルダに属する各楽曲ファイルを規定
    するフォルダ管理情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップにて生成されたフォルダ管理情報に従
    って、各フォルダを所定の順番に順次選択する選択ステ
    ップと、 前記選択ステップにて選択されたフォルダに属する任意
    の楽曲ファイルを検索し、検索した楽曲ファイルの一部
    を予め定められた時間だけ再生する再生ステップと、 を備えることを特徴とするスキャン再生方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7485796B2 (en) 2005-07-11 2009-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for providing music file search function

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7485796B2 (en) 2005-07-11 2009-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for providing music file search function

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