JP2003132426A - 物品保管システム - Google Patents

物品保管システム

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JP2003132426A
JP2003132426A JP2001326000A JP2001326000A JP2003132426A JP 2003132426 A JP2003132426 A JP 2003132426A JP 2001326000 A JP2001326000 A JP 2001326000A JP 2001326000 A JP2001326000 A JP 2001326000A JP 2003132426 A JP2003132426 A JP 2003132426A
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Arato Tanaka
新人 田中
Takaaki Yoshida
崇晃 吉田
Kazuhiro Hirano
和弘 平野
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H3/00Separate supports or holders for parking or storing cycles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が持込み・持出す物品を所定の格納場
所で保管するシステムにおいて、保管物品を持出す際
に、真正な利用者であることをチェックし、盗難を未然
に防止する。 【解決手段】 利用開始時に自転車に付けたICタグ3
0に書込まれた利用者IDをリーダ24が読出し管理セ
ンタ10に通知する。利用終了時に利用者が保有するカ
ードを端末20A〜Fのリーダ26に投入し、書込まれた
利用者IDを保管解除要求として通知し、それを受け取
る管理センタはカードのIDと開始時に読出したタグの
IDとの一致を確認して保管解除を許可する。解除許可
が通知される端末はセンサにより保管物品の有無を検知
し、保管解除許可が通知されていない時点で、物品有り
から無への状態変化があった場合に保管物品の盗難を認
識し、盗難を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の格納場所で
物品を保管する、例えば駐輪場に利用可能な管理システ
ムに関し、利用者以外の人間による保管状態の解除(持
ち出し)を監視し、保管物品の盗難の防止が可能な物品
保管システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自転車を駐車する施設として
駐輪場が利用されてきており、近年では、施設の利用者
の便を考慮し、保管する自転車を管理する側面からも様
々な改善が図られている。中でも、所定の格納場所に保
管する施設を用意し、格納台数分の自転車(利用者)に
対し指定した場所の利用許可を与える方法を導入した
り、駐輪場の適正な運用を図るために管理人を置く等に
より保管・管理が可能な体制をとっているところも見ら
れる。このような体制の整備により、保管・管理がかな
り行き届いてきたものの、駐輪場の管理内容の大きな部
分を占めるはずの盗難の防止については、有効な手がな
く、実際は、盗難の防止手段として、自転車個々に装備
された鍵に頼っているというのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、自転車個
々に装備された鍵を掛ける方法に頼らざるを得ない現状
では、鍵を掛けても、唯一の盗難防止手段である鍵が破
壊されてしまうと自転車を持ち去ることができるので、
この方法だけで、盗難を完全に防止することは困難であ
る。駐輪場に管理人がいる場合であっても、鍵を破壊す
る現場を発見されないで起きた盗難の例は、後を絶たな
い。本発明は、駐輪場のような保管システムにおいて起
きた上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、駐輪場の自転車のように利用者自身により持
ち込み・持ち出しを可能とした保管物品を所定の格納場
所に保管するシステムにおいて、利用者が格納場所から
保管物品を持ち出して、保管状態を解除する際に、真正
な利用者であることをチェックできるようにし、チェッ
ク結果によって物品の盗難を未然に防止することを可能
にした物品保管システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、利用
者の物品を所定の格納場所で保管する物品保管システム
であって、格納場所に設けた端末、該端末との間で情報
の交信が可能な管理装置、利用者の操作により管理装置
へ利用者ID情報を送るID送信手段によりシステムを
構成し、前記管理装置は、前記ID送信手段を通して受
信した利用者ID情報に基づいて保管解除許可信号を生
成する手段を備え、前記端末は、格納場所の物品の存在
の有無を検知する手段、管理装置から保管解除許可信号
が送信されてこない段階で、物品有りから無への状態変
化を検知したときに、保管していた物品の盗難を認識す
る盗難認識手段、及び認識結果を報知する手段を備えた
ことを特徴とする物品保管システムである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載された
物品保管システムにおいて、保管部品にタグを付し、該
タグに書き込んだ利用者ID情報を読み取るタグリー
ダ、及び利用者の入力操作によりカードに書き込まれた
利用者ID情報を読み取るカードリーダを前記端末に設
け、カードリーダの読み取り情報を前記ID送信手段に
より送られる利用者ID情報とし、前記管理装置は、受
信したカードの利用者ID情報が前記タグリーダによっ
て読み取られた利用者情報と一致するか否かをチェック
する手段、及びチェック結果が不一致となったときに前
記保管解除許可信号を生成することを禁止する手段を備
えたことを特徴とする物品保管システムである。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載された
物品保管システムにおいて、前記端末は、タグリーダで
読み取った利用者ID情報をカードリーダで読み取った
利用者ID情報によりチェックする手段、及び及びチェ
ック結果が不一致となったときに前記ID送信手段によ
る管理装置への利用者ID情報の送信を禁止する手段を
備えたことを特徴とする物品保管システムである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1に記載された
物品保管システムにおいて、保管部品にタグを付し、該
タグに書き込んだ利用者情報を読み出すタグリーダ、及
び利用者の入力操作によりカードに書き込まれた利用者
情報を読み取るカードリーダを前記端末に設け、カード
の利用者情報を前記利用者情報送信手段により送られる
利用者情報とし、前記管理装置は、前記端末から受け取
ったタグの利用者情報が予め登録されている利用者情報
と一致するか否かをチェックする利用者登録チェック手
段、受信したカードの利用者情報が利用者登録チェック
をパスした利用者情報と一致するか否かをチェックする
手段、及びチェック結果が不一致となったときに前記保
管解除許可信号を生成することを禁止する手段を備えた
ことを特徴とする物品保管システムである。
【0008】請求項5の発明は、複数の格納場所に対応
してそれぞれ設けた前記端末を要素として構成した請求
項1〜4のいずれかに記載された物品保管システムにお
いて、前記管理装置は、利用者ID情報と関連付けて予
め決めておいた特定の端末に認識結果を配信する手段を
備えたことを特徴とする物品保管システムものである。
【0009】請求項6の発明は、複数の格納場所に対応
してそれぞれ設けた前記端末を要素として構成した請求
項1〜4のいずれかに記載された物品保管システムにお
いて、前記管理装置は、端末で発生する情報の送信信号
から発信元端末を特定し、特定した端末に認識結果を配
信する手段を備えたことを特徴とする物品保管システム
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係わる物品保管システム
を添付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説
明する。実施形態として示す以下の例は、自転車を対象
とする保管システムであり、保管した自転車の盗難を防
止する機能をシステム内に装備したものである。なお、
ここでは、駐輪場に適用したシステムを示すが、利用者
自身により持ち込まれ・持ち出される物品を所定の格納
場所で保管するシステムであれば、物品は限定されるも
のではない。この保管システムに装備する盗難防止機能
は、真正な利用者による保管解除要求(保管された自転
車を持ち出すときに、システムに対して行う要求)がな
い段階で、保管場所の自転車が持ち出されたことが検知
された(保管場所の自転車の有無を検知するセンサによ
る)ときに、保管していた物品の盗難を認識し、警報を
発することによる。上記した“真正な利用者による保管
解除要求”であることをチェックするために、利用者の
入力操作により管理装置へ送信する保管解除要求信号を
利用者ID情報が示された信号の形式をとり、利用者I
D情報を予め管理装置で登録された利用者情報によりチ
ェックし、不正な保管解除要求を検出できるようにす
る。
【0011】図1は、本実施形態のシステム全体を示す
概略図である。図1を参照すると、本システムは、駐輪
場の所定の位置に設けた自転車を保管する格納場所50
A〜Fそれぞれに端末20A〜Fを備え、各端末をシステム
を統括する管理装置としての管理センタ10の管理下に
おく。そのために管理センタと各端末間は情報の交信を
可能に接続される。次いで、上記した保管システムを構
成する端末20と管理センタ10に係わる要素を詳細に
説明する。図2は、本例の構成を示すもので、図中
(A)は端末20と管理センタ10に常備するもので、
図中(B)は保管される自転車に付設するICタグを示
す。端末20には、制御部21の制御下で動作する伝送
部22、警報部23、ICタグリーダ24、センサ2
5、カードリーダ26、表示部27を備える。
【0012】センサ25は格納場所における自転車の存
在有無を検知する手段であり、自転車の格納・取り出し
により検知信号が変化する検知器(或いは、開閉するス
イッチ)であれば形式は問わない。ICタグリーダ24
は図2(B)のICタグ30を読み取る手段である。I
Cタグ30は制御部31、伝送部32、データ部33か
らなり、ICタグリーダ24との間は無線方式で信号の
交信を行う。格納状態にある自転車に付設されたICタ
グ30をICタグリーダ24側より起動するようにし、
起動がかかるとICタグ30が動作状態になる。本例で
は、この保管システムを運用するためにデータ部33に
記憶させた利用者ID情報を端末20のICタグリーダ
24からの指示に従い制御部31により読み出し、伝送
部32を介して読み出しデータを端末側に渡す。また、
カードリーダ26は利用者が保有するカードを読み取る
手段である。カードは一般的に利用されているメモリカ
ードで良く、端末20の表示部27等が設けられる操作
パネルの一部に設けた挿入部から利用者の操作により投
入され、そこに書き込まれたデータがカードリーダ26
により読み取られる。カードにはシリアル番号、利用者
ID情報が書き込まれ、下記の実施形態で示されるシー
ケンスに従いそのデータ読み取りが行われた後、利用者
のチェック処理に用いられる。また、警報部23はこの
端末20を設けた格納場所で保管した自転車の盗難が認
識された場合に警報を発する手段であり、端末近辺にい
る人間に対するばかりでなく管理人へ通報する役目を持
つようにすると良い。表示部27は操作パネル上で利用
者との間のインターフェースの役目を持つもので、下記
の実施形態で示される入力カードや利用者ID情報のチ
ェック結果が適正であったときの報知等の適正動作を確
認するためにその報知をする。伝送部22は管理センタ
10との間で情報(利用者ID、保管解除要求、保管解
除許可等)の交信を行うための操作手段である。制御部
21は、端末20の上記した各部の動作を制御する外、
各部の動作に必要な信号・データ処理を行う。ここで
は、盗難を認識する処理(管理センタ10から通知され
る保管解除許可がない段階で、保管場所の自転車が持ち
出されたことをセンサ25が検知したときに、保管して
いた物品の盗難を認識する処理)、利用者IDをチェッ
クする処理(カードリーダ26で読み取った利用者ID
情報をICタグリーダ24で読み取った利用者ID情報
を照合する処理)等を行う。
【0013】管理センタ10には、制御部11の制御下
で動作する登録者DB13、伝送部14を備える。伝送部
14は各端末20との間で情報(利用者ID、保管解除
要求、保管解除許可等)の交信を行うための操作手段で
ある。制御部11は、管理センタ10の各部の動作を制
御する外、各部の動作に必要な信号・データ処理を行
う。ここではその一つとして、端末20から受け取った
利用者ID等のチェック処理を行う。そのとき、登録者
DB13に予め登録されている管理情報を参照する。
【0014】次に、上記システムを基本構成とする保管
システムの実施形態を図示のシーケンスに基づいて詳細
に説明する。ここには実施形態1,2として二つの異な
る方式によるシステムを示す。実施形態1,2は、管理
センタ10に送信する保管解除要求信号として利用者の
カード入力操作によりカードリーダで読み取った利用者
ID情報を用いるという点では共通の方式である。ただ
し、両者は利用者チェックの方法を異にし、実施形態1
は自転車に付けたICタグ30から読み出した利用者I
Dのチェックを必須とし、予め登録・管理された利用者
IDを不要にした方式あるが、実施形態2は自転車に付
けたICタグ30から読み取った利用者IDと予め登録
・管理された利用者IDによるチェックを必須とする方
式である。なお、上記のように、実施形態1は、利用者
チェックに予め登録・管理された利用者IDを用いない
方式であるから、システムの構成要素として、上記図2
に示したシステムの登録者DB13が不要であり、これを
削除して構成したシステムにより実施し得る。
【0015】以下に、各実施形態を詳細に説明する。 「実施形態1」実施形態1のシステムは、自転車に付け
たICタグ30による利用者チェックを必須とする方式
に係わる。ここでは、原則として予め登録されている利
用者IDを用いることなくシステムを運用できる。利用
開始時にICタグ30に書き込まれた利用者ID情報が
通知された管理センタ10では、その後利用終了(保管
解除)時に保管解除要求信号として通知されてくるカー
ドリーダの読み取り情報(利用者ID情報)との一致を
確認して保管解除を許可する管理動作を基本とし、保管
解除許可がない時点で自転車が持ち出された(保管解除
された)場合に、盗難とみなして警報を発するように
し、盗難を未然に防止する。図3は、実施形態1の保管
システム運用時のシーケンスを示す。なお、同図中の
(A)はメインのシーケンスを、(B)は盗難を監視す
るシーケンスを示す。図3を参照して、本例の保管シス
テム運用時の動作を説明すると、まず、格納場所が指定
されている以外は、適当に決めた格納場所に自転車を設
置し、そこに置かれた端末20の操作パネルのカード挿
入口から利用者が保有するカードをカードリーダ26に
投入してカードの読み取りを行わせる(S1)。カード
にはシリアル番号、利用者ID情報等が書き込まれてお
り、読み取った情報を本例では端末側で行う利用者チェ
ックに用いる。
【0016】また、自転車にはICタグ30が付設され
ており、自転車が格納場所に置かれたときに起動される
ICタグリーダ24によってタグ30に書き込んだ利用
者ID情報を読み出す(S2)。なお、ICタグリーダ
24の起動を自転車を置いたときのセンサ25の検知信
号を用いて行うようにすることができる。ここで、端末
20はICタグリーダ24が読み出した利用者ID情報
とカードリーダ26で読み取った利用者ID情報とを照
合し、その一致を確認する。ここで行う利用者チェック
は自転車とカード(利用者)との関係を認証するもの
で、後記するように保管解除要求をカード入力により行
う時に、同様の照合を行って利用者チェックを行うが、
それを保管開始時に行い未然に不正使用をチェックでき
るようにするものである。チェックの結果、ICタグと
カードの利用者IDが一致しない場合、その旨を表示部
27で知らせるか、警報部23で警報を発するようにし
ても良い。端末20は上記のようにして認証されたIC
タグ30の利用者ID情報を管理センタ10に通知する
(S3)。通知したICタグ30の利用者ID情報は管
理センタ10で管理し、後記する保管解除要求時の解除
許可処理に用いる。
【0017】また、端末20では、ICタグとカードの
利用者IDを照合し、一致を確認したところで、盗難の
監視動作を開始する(S4)。盗難の監視は、管理セン
タ10から通知される保管解除許可がない段階で、保管
場所の自転車が持ち出されたことをセンサ25が検知し
たときに、保管していた物品の盗難を認識する、という
方法により行う。この方法を実行するために、例えば、
定期的にセンサ25の検知信号をみて、自転車が持ち出
されて検知信号に変化が生じたタイミングをとらえ、そ
のときに管理センタ10からの保管解除許可が通知され
ているか否かをチェックする手段を用いる。チェックの
結果、保管解除許可が通知されていれば、利用者による
正常な持ち出しと判断し、保管解除許可が通知されてい
ない段階であれば、他人により持ち出されたもので盗難
と判断する。盗難を監視するシーケンスを示す図3
(B)を参照すると、上記のようにして盗難の監視を続
けている間に、保管解除許可を受け取る以前に、突然自
転車が持ち出されると、真正な利用者による持ち出しで
ないから、端末20は盗難と判断し、管理センタ10に
盗難の通知をする(S4−1)。通知を受けた管理セン
タ10は、盗難を確認し、盗難時の処理を行った後、端
末20に対して警報を指示する(S4−2)。端末20
は、この指示に従い、警報部23により警報を行う(S
4−3)。
【0018】図3(A)のシーケンスに戻ると、盗難の
監視(S4)が続けられている保管状態にある自転車を
利用者が持ち出すときには、利用者が保有するカードを
カードリーダ26に投入してカードの読み取りを行わせ
る(S5)。端末20はカードから読み取られた利用者
ID情報を管理センタ10に通知することにより、保管
解除要求を行う(S6)。解除要求を受け取る管理セン
タ10は保管解除要求として受け取った利用者ID情報
と保管開始時にICタグ30から読み出され送られてき
ている利用者ID情報とを照合し、その一致を確認す
る。この時にカードに書き込まれているシリアル番号を
チェックできるようにするとより良い。利用者ID情報
の一致が確認できたら、指定(保管解除要求の発信元)
の端末20に保管解除許可を通知する(S7)。通知を
受け取った端末20では、そこに設けた表示部27で保
管解除が許可された旨を利用者に知らせる(S8)。こ
の表示を確認して、利用者が自転車を持ち出すようにす
ると、誤動作を起こすことなく保管シーケンスを終了さ
せることができる。なお、保管解除許可を通知したとき
にタイマーを起動させ、一定期間経過しても自転車を持
ち出さなければ、再度、保管状態にして、シーケンスを
終了させないようにしても良い。
【0019】「実施形態2」実施形態2のシステムは、
自転車に付けたICタグ30から読み出した利用者ID
を管理センタ10で登録者DB13の利用者情報による利
用者登録チェックを必須とし、利用開始時にこのチェッ
クを行う。また、利用終了(保管解除)時に、利用者が
利用者IDを書き込んだカードの入力操作により解除要
求を行い、その時に管理センタ10に通知されてくるカ
ード情報(利用者ID)と、保管開始時にICタグ30
から読み出され、利用者登録チェックをパスしたタグ情
報(利用者ID)の一致を確認して保管解除を許可する
といった管理動作が基本になる。保管解除許可がない時
点で自転車が持ち出された(保管解除された)場合に、
盗難とみなして警報を発するようにし、盗難を未然に防
止する。
【0020】図4は、実施形態2の保管システム運用時
のシーケンスを示す。なお、同図中の(A)はメインの
シーケンスを、(B)は盗難を監視するシーケンスを示
す。図4を参照して、本例の保管システム運用時の動作
を説明すると、まず、格納場所が指定されている以外
は、適宜の格納場所に自転車が利用者により設置され
る。自転車にはICタグ30が付設されており、自転車
が格納場所に置かれたときに端末20に設けたICタグ
リーダ24はタグ30に書き込んだ利用者ID情報を読
み出す(S11)。なお、ICタグリーダ24は常時、
動作状態にしておく必要はなく、自転車を置いたときの
センサ25の検知信号を用いて起動をかけるようにする
ことが可能である。端末20はICタグ30から読み出
した利用者ID情報を送信元(端末番号)を示して管理
センタ10に通知する(S12)。この通知を受ける管
理センタ10では、IDとして機能するタグの利用者I
D情報が登録者DB13で管理されている利用者ID情報
の管理データに含まれているかをチェックし、真正な利
用者であることを確認する。なお、図示のシーケンスに
は示していないが、管理センタ10は、利用者の確認が
できなかったときに、タグから読み出した利用者情報が
NGであったことをタグ情報送信元の端末20に通知す
るようにしても良い。通知を受けた端末20は、登録外
の利用者であることを警報等により知らせるようにす
る。
【0021】また、端末20では、自転車が設置されて
から適当なタイミング(例えばタグ情報を管理センタ1
0の通知した後、或いは管理センタ10からのタグNG
情報が通知されてくる場合には、その通知がこないこと
を確認した後を選ぶことができる)で、盗難の監視動作
を開始する(S13)。盗難の監視は、管理センタ10
から通知される保管解除許可がない段階で、保管場所の
自転車が持ち出されたことをセンサ25が検知したとき
に、保管していた物品の盗難を認識する、という方法に
より行う。この方法を実行するための手段、及び盗難を
監視するシーケンス(図4(B))は実施形態1と変わ
りがない。従って、上記した実施形態1の該当部分(図
3(B))を参照することとして、ここでは重複する説
明はしない。
【0022】図4(A)のシーケンスに戻ると、盗難の
監視(S13)が続けられている保管状態にある自転車
を利用者が持ち出すときには、利用者が保有するカード
をカードリーダ26に投入してカードの読み取りを行わ
せる(S14)。端末20はカードから読み取られた利
用者ID情報を管理センタ10に通知することにより、
保管解除要求を行う(S15)。解除要求を受け取る管
理センタ10は保管解除要求として受け取ったカードか
ら読み取った利用者ID情報と、保管開始時にICタグ
30から読み出され、利用者登録チェックをパスした利
用者ID情報とを照合し、その一致を確認する。この時
にカードに書き込まれているシリアル番号をチェックで
きるようにするとより良い。管理センタ10は上記の利
用者ID情報の一致が確認できたら、指定(保管解除要
求の発信元)の端末20に保管解除許可を通知する(S
16)。通知を受け取った端末20では、そこに設けた
表示部27で保管解除が許可された旨を利用者に知らせ
る(S17)。利用者はこの表示を確認した後、自転車
を持ち出すようにすると、誤動作を起こすことなく保管
シーケンスを終了させることができる。なお、保管解除
許可を通知したときにタイマーを起動させ、一定期間経
過しても自転車を持ち出さなければ、再度、保管状態に
して、シーケンスを終了させないようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】各請求項の発明に係わる物品保管システ
ムによると、利用者の操作に従い利用者情報を通知する
ことにより保管物品の保管解除要求が行われ、この要求
に基づいて管理装置が保管解除許可を生成し、端末側に
は生成された保管解除許可を受け取る以前に、物品有り
から無への状態変化の発生が検知されたときに、保管し
ていた物品の盗難を認識し、盗難を報知する手段を装備
したので、従来、物品に設けた鍵のみに頼っていた盗難
の防止を保管施設側で対応できるようになり、保管シス
テムとして高い信頼性を得ることが可能になる。また、
請求項2の発明によると、保管部品に付設したタグに書
き込んだ利用者情報と、利用者が保有し保管解除要求を
行うために使用するカードに書き込んだ利用者情報とを
予め関係付けておき、保管部品と保管解除要求をした人
間との関係をチェックできるようにしたので、利用者情
報を保管施設に登録しなくても盗難を監視できる。ま
た、請求項3の発明によると、利用開始時に端末側で保
管部品(タグに書き込んだ利用者情報)と利用者(利用
者が保有するカードに書き込んだ利用者情報)との関係
をチェックできるようにしたので、利用する前に未然に
不正使用をチェックし、システムのパフォーマンスをさ
らに向上することが可能になる。また、請求項4の発明
によると、端末から受け取ったタグの利用者情報を予め
登録されている利用者情報によりチェックする利用者登
録チェックを行った後、その利用者情報によりカードに
より保管解除要求をした利用者を認証するようにしたの
で、真正な利用者の認証に誤りが少なくなり、利用開始
時に不正使用をチェックできる。また、請求項5の発明
によると、複数の格納場所を予め決めた利用者に割り当
て、それぞれの場所で物品を保管するシステムに適用し
得るシステムの構築が可能になる。また、請求項6の発
明によると、複数の格納場所を予め決めた利用者に割り
当てる方式、或いは自由設置方式のどの方式にも適用し
得るシステムの構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の保管システムに係わる実施形態のシ
ステム全体を示す概略図である。
【図2】 図1に示した保管システムの構成要素をより
詳細を示す。
【図3】 実施形態1の保管システム運用時のシーケン
スを示す。
【図4】 実施形態2の保管システム運用時のシーケン
スを示す。
【符号の説明】
10…管理センタ、 13…登録者DB(デ
ータベース)、20,20A〜F…端末、 23…
警報部、24…ICタグリーダ、 25…セン
サ、26…カードリーダ、 27…表示部、
30…ICタグ、 50A〜F…格納場
所。
フロントページの続き (72)発明者 平野 和弘 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号株式会 社田村電機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の物品を所定の格納場所で保管す
    る物品保管システムであって、格納場所に設けた端末、
    該端末との間で情報の交信が可能な管理装置、利用者の
    操作により管理装置へ利用者情報を送る利用者情報送信
    手段によりシステムを構成し、前記管理装置は、前記利
    用者情報送信手段を通して受信した利用者情報に基づい
    て保管解除許可信号を生成する手段を備え、前記端末
    は、格納場所の物品の存在の有無を検知する手段、管理
    装置から保管解除許可信号が送信されてこない段階で、
    物品有りから無への状態変化を検知したときに、保管し
    ていた物品の盗難を認識する盗難認識手段、及び認識結
    果を報知する手段を備えたことを特徴とする物品保管シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された物品保管システム
    において、保管部品にタグを付し、該タグに書き込んだ
    利用者情報を読み出すタグリーダ、及び利用者の入力操
    作によりカードに書き込まれた利用者情報を読み取るカ
    ードリーダを前記端末に設け、カードリーダの読み取り
    情報を前記利用者情報送信手段により送られる利用者情
    報とし、前記管理装置は、受信したカードの利用者情報
    が前記タグリーダによって読み出された利用者情報と一
    致するか否かをチェックする手段、及びチェック結果が
    不一致となったときに前記保管解除許可信号を生成する
    ことを禁止する手段を備えたことを特徴とする物品保管
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された物品保管システム
    において、前記端末は、タグリーダで読み出した利用者
    情報をカードリーダで読み取った利用者情報によりチェ
    ックする手段、及び及びチェック結果が不一致となった
    ときに前記利用者情報送信手段による管理装置への利用
    者情報の送信を禁止する手段を備えたことを特徴とする
    物品保管システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された物品保管システム
    において、保管部品にタグを付し、該タグに書き込んだ
    利用者情報を読み出すタグリーダ、及び利用者の入力操
    作によりカードに書き込まれた利用者情報を読み取るカ
    ードリーダを前記端末に設け、カードの利用者情報を前
    記利用者情報送信手段により送られる利用者情報とし、
    前記管理装置は、前記端末から受け取ったタグの利用者
    情報が予め登録されている利用者情報と一致するか否か
    をチェックする利用者登録チェック手段、受信したカー
    ドの利用者情報が利用者登録チェックをパスした利用者
    情報と一致するか否かをチェックする手段、及びチェッ
    ク結果が不一致となったときに前記保管解除許可信号を
    生成することを禁止する手段を備えたことを特徴とする
    物品保管システム。
  5. 【請求項5】 複数の格納場所に対応してそれぞれ設け
    た前記端末を要素として構成した請求項1〜4のいずれ
    かに記載された物品保管システムにおいて、前記管理装
    置は、利用者ID情報と関連付けて予め決めておいた特
    定の端末に認識結果を配信する手段を備えたことを特徴
    とする物品保管システム。
  6. 【請求項6】 複数の格納場所に対応してそれぞれ設け
    た前記端末を要素として構成した請求項1〜4のいずれ
    かに記載された物品保管システムにおいて、前記管理装
    置は、端末で発生する情報の送信信号から発信元端末を
    特定し、特定した端末に認識結果を配信する手段を備え
    たことを特徴とする物品保管システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033508A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Funai Electric Co Ltd 自転車管理システム

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