JP2003132145A - 2次元バーコードを用いた医療材料管理システム - Google Patents

2次元バーコードを用いた医療材料管理システム

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JP2003132145A
JP2003132145A JP2001329010A JP2001329010A JP2003132145A JP 2003132145 A JP2003132145 A JP 2003132145A JP 2001329010 A JP2001329010 A JP 2001329010A JP 2001329010 A JP2001329010 A JP 2001329010A JP 2003132145 A JP2003132145 A JP 2003132145A
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JP2001329010A
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Yoshihisa Matsumoto
義久 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療材料の管理に必要な多くの情報を医療材
料の発注および納入にともなって移動させ、その途中に
おける情報の読取りを容易にすることにより在庫管理を
容易にし、必要なときに必要な量の納入を可能にし、医
療機関における医療費を軽減し、経営改善に貢献する医
療材料管理システムを提供する 【解決手段】 医療機関から外部の納入業者に医療材料
を発注する際、納入業者から医療機関に医療材料を納入
する際、および医療機関内で医療材料を払い出し請求す
る際に、少なくとも発注、納入、払い出しに係る医療材
料の管理に必要な情報を含む2次元バーコードを印刷し
たシールまたはカードを発注作業、納入作業、払い出し
作業に伴って移動させ、医療機関内において2次元バー
コードリーダにより2次元バーコードに含まれる情報を
読み取って医療材料の管理を行う管理システムを構築す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療機関における2
次元バーコードを用いた医療材料管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療機関における医療費の増加は、経営
の悪化、国や地方自治体の財政の悪化、被保険者の負担
増、給付率の引き下げなど大きな社会問題となってい
る。そこで医療機関はあらゆる面から費用支出の圧縮に
取り組み始めているが、中でも医療材料については改善
の余地が比較的大きいと見られている。
【0003】ところが、現在の医療機関における医療材
料の管理は、各診療科や病棟ごとの医師や看護婦の片手
間の仕事として捉えられ、分散管理されている場合が多
く、管理体制が整っていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで医療材料の管理
システムの導入を検討する医療機関もあり、その数は年
々増加傾向にあるものの、現在開発されている管理シス
テムのほとんどは定数品管理機能のみで、再生品、委託
品などの非定数品管理機能が要求される手術、ICU、
放射線部門での医療材料管理が不可能である。その上シ
ステムが物流と医療現場の運用の両面から捉えていない
ので、運用に手間がかかるなど多くの問題がある。
【0005】いま医療機関の代表としての病院、特にベ
ッド数が500〜1000の大型病院を見てみると、院
内には各診療科(内科、外科、皮膚科など少なくとも1
0科から20科、30科に及ぶ)、病棟、放射線部、I
CU、手術部などの数多くの医療部門があり、各医療部
門の現場において様々な医療材料が多数(20万点とも
60万点とも80万点とも言われている)取り扱われて
いるが、中でも放射線部、手術部、ICUで取り扱われ
る医療材料の種類と数は他の医療部門の比ではない。
【0006】医療材料には、ガーゼ、包帯などの衛生材
料、注射器などの診療材料のように病院が定期的に購入
して倉庫部門に在庫しておく通常品、納入業者が病院内
の決まった場所(保管棚や倉庫など)に置いておき、病
院側が必要に応じて使用し、使用した分だけ購入する委
託品(置き材とか持込み品ともいう)、使用後滅菌して
再度利用する再生品など様々な種別がある。委託品は、
高額で滅菌期限の短い材料、使用頻度が低い材料、ある
いは製品サイクルの短い材料などである。
【0007】そこで医療材料の管理に当たっては、上述
したような種別や情報はもちろんであるが、各材料の物
品管理コード、科目コード、各部署使用コード、医事課
コード、発注元部署名、品名、規格(サイズ、素材な
ど)、メーカー名、納入業者名、管理情報(入数な
ど)、定価、保険請求区分、特定保険医療材料分類名な
どの極めて多くの情報を取り入れたものでなければ医療
現場の運用を考慮した満足のいく管理ができないが、こ
れまでの管理システムはこの点で充分なものとは言えな
かった。このため医療材料の在庫管理が完全でなく、保
険請求漏れの原因にもなり、医療機関の経営悪化、医療
財政の悪化など大きな社会問題となっている。
【0008】ところで簡易に使える情報の記録媒体とし
てバーコードが知られているが、中でも2次元バーコー
ドはひらがな、カタカナ、漢字、英数字を対象とし、情
報量が1850〜2700文字で1次元バーコード(英
数字のみが対称)に比べて約100倍の情報量を記録で
きるので、本発明者は、医療材料の管理に特有な上記の
点にかんがみ、且つ2次元バーコードの情報量の大きさ
と高密度性ならびに携帯型2次元バーコードリーダの機
動性に着目してなされたもので、医療材料の管理に必要
な多くの情報を医療材料の発注および納入にともなって
移動させ、その途中における情報の読取りを容易にする
ことにより在庫管理を容易にし、適正なタイミングで必
要な数量の納入を可能にして、医療機関における医療費
を軽減し、経営改善に貢献する医療材料管理システムを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、医療機関から外部の納入業者に医療材料
を発注する際、納入業者から医療機関に医療材料を納入
する際、および医療機関内で医療材料を払い出し請求す
る際に、少なくとも発注、納入、払い出しに係る医療材
料の管理に必要な情報を含む2次元バーコードを印刷し
たシールまたはカードを発注作業、納入作業、払い出し
作業に伴って移動させ、医療機関内において2次元バー
コードリーダにより前記2次元バーコードに含まれる情
報を読み取って医療材料の管理を行う医療材料管理シス
テムを提案する。
【0010】さらに、本発明は、医療材料を使用して医
療行為を行う複数の医療現場を有する部署と、該部署か
らの払い出し請求に応じて該部署に医療材料を供給する
倉庫部門と、前記部署または倉庫部門からの発注請求に
応じて外部の納入業者に医療材料を発注する管理部門と
を有し、該管理部門から発注された医療材料が納入業者
から前記部署または前記倉庫部門に納入される医療機関
の医療材料管理システムにおいて、前記管理部門は納入
業者への発注時に発注に係る医療材料の管理に必要な情
報を含む2次元バーコードを印刷したシールまたはカー
ドと発注書を納入業者に納入し、納入業者は医療材料の
納入時に該医療材料とともに該シールまたはカードを前
記部署または前記倉庫部門に渡し、前記部署または前記
倉庫部門はシールまたはカード上の2次元バーコードの
情報を2次元バーコードリーダにより読取って医療材料
を管理する医療材料管理システムを提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面を参照して説
明する。
【0012】図1は本発明による医療材料管理システム
の一実施の形態を典型的な大病院に適用した場合の概略
線図を示している。
【0013】大病院は、外来患者を診療する内科、外
科、眼科などの診療科11、入院患者の治療に当たる病
棟12、手術部13、ICU14、放射線科15などか
ら成る部署10と、病院内で共通に使用する医療材料
(以下「物品」という)を適正に管理し、部署10から
払出し請求があったときはその部署に物品を供給した
り、必要に応じて管理部門30に物品を発注請求する倉
庫部門(「中央材料室」とか「中材」とも呼ばれる)2
0と、倉庫部門20からの発注請求を受けて外部の納入
業者100に一括で物品の発注業務を行う管理部門30
と、病院内で使用するデータベース、蓄積する情報、そ
の他のシステムやアプリケーションを動かすためソフト
などを格納し、病院内のすべての端末と接続しているサ
ーバ40、部署10からの診療費用の請求を受けて外部
の保険機関に保険請求する医事課50とから構成されて
いる。
【0014】本発明の管理システムにおいては、部署1
0、倉庫部門20、管理部門30に、医療材料に関する
データを入力したり、必要に応じて物品に関する情報な
どを表示するための端末10a、20a、30aがそれ
ぞれ設けられるとともに、後述する物品シールや物品カ
ード上の2次元情報を読み取る2次元バーコードリーダ
10b、20b、30bがそれぞれ設けられる。さら
に、管理部門30には本発明による物品管理に用いる物
品シールを作成するシールプリンタ30cが設けられ、
端末30aと接続されている。本発明の管理には直接関
係ないが、病院全体の機能上、医事課50にも端末50
aと2次元バーコードリーダ50bが設けられており、
端末50aはサーバ40と接続されている。
【0015】図2は本発明による物品(医療材料)の管
理に用いられる物品シールの一例を示す。
【0016】物品シール5は裏面に接着剤が塗布されて
縦長の離型紙Pに貼り付けられており、離型紙Pから1
枚ずつ剥がして使用される。物品シール5はミシン目で
上下に切り離せる2連式になっており、上半部5aに
は、物品管理コード、科目コード、各部署使用コード、
保険請求区分(たとえば、請求可:◎、条件付請求可:
○、請求不可:?)、発注元部署名、品名、規格(サイ
ズ、素材など)、定価、管理情報(入数など)、メーカ
ー名、納入業者名などの医療材料の管理に必要な情報を
含む2次元バーコードAが印刷されており、この上半部
5aは物品管理用に用いられる。
【0017】2次元バーコードAとしては、現在一般に
提案されているスタック型2次元バーコードでもマトリ
ックス型2次元バーコードでも利用することができる。
前者の例としては、PDF417、Code49、Co
de16があり、後者の例としては、QRCode、D
ataMatrix、MaxiCode、AztecC
odeなどがある。
【0018】一方、下半部5bには、医事課コード、品
名、定価、メーカー名、保険請求区分(たとえば、請求
可:◎、条件付請求可:○、請求不可:?)、特定保険
医療材料分類名などに関する情報を含む2次元バーコー
ドBが印刷されており、この下半部5bは医事課50に
回されて保険請求(レセプト)に用いられる。なお、少
ない情報量でよい場合には2次元バーコードBに替えて
1次元バーコードとすることもできる。
【0019】物品シールは管理の仕方によっては3連式
とすることもできる。
【0020】部署10、倉庫部門20、管理部門30、
医事課50に設けられる2次元バーコードリーダ10
b、20b、30b、50bは、現在知られているマニ
ュアルスキャン方式、CCDスキャン方式、レーザスキ
ャン方式などのいずれでもよく、ケーブルで端末に接続
された手持ち型が用いられる。あるいは携帯してデータ
を蓄積したり無線伝送したりできる携帯型のハンディタ
ーミナル型にすれば機動性にすぐれ使い勝手が向上す
る。
【0021】管理部門30に設けられるシールプリンタ
30cとしては、従来知られているレーザプリンタを利
用することができ、端末30aから物品の管理に必要な
情報をデータ入力するとシールにプリントされて出力さ
れる。
【0022】次に、本発明の管理システムによる物品
(医療材料)の管理について図1を参照して説明する。
図において、斜線矢印は情報の流れを示し、白矢印は物
品の流れを示している。
【0023】管理部門30は、倉庫部門20および部署
10からの発注請求を受けると、端末30aで発注情報
を納入業者別、部署別に並べ替えて発注書を作成する。
発注書は納入業者ごとに作成され、端末30aから、物
品管理コード、発注元部署名、納入業者コード、規格、
数量などの医療材料の管理に必要な情報を入力すると、
これらの情報を物品ごとに文字と2次元バーコードで表
現して羅列した発注書が通常のプリンタ(図示せず)か
ら出力される。このとき、シールプリンタ30cから
は、これらの情報のうち所定の情報がシールの上半部5
aに文字で印刷されるとともに、発注書に印刷されたと
同じ2次元バーコードAが印刷され、下半部5bには医
事課50での保険請求に必要な情報だけが文字と2次元
バーコードBとして印刷された図2に示すような物品シ
ール5が出力される。物品シール5は発注書に羅列され
た物品ごとに入力した発行枚数(発注数量)に等しい枚
数だけ印刷され、適当な枚数ごとに離型紙Pに張り付け
られた状態で出力される。
【0024】管理部門30は外部の納入業者100に対
して発注書と発注物品に対応する物品シールを発注数量
に相当する枚数だけ渡すことにより発注業務を行う(斜
線矢印)。発注にともなうすべてのデータはサーバ4
0に格納され、こうして一元的に物品を管理することが
できる。
【0025】納入業者100は発注書の内容に応じて、
倉庫部門20または部署10に発注物品を納入する(白
矢印、)。すなわち発注物品の中には、どの部署で
も使用する通常品と、特定の部署でしか使用しない物品
(たとえば、手術部13で使用する特殊なカテーテルや
インプラントなど)とがあるため、前者は倉庫部門20
に納入し(白矢印)、後者は指定の部署10(たとえ
ば手術部13)に直に納入する(白矢印)。その際、
いずれの場合も納入業者100は発注時に管理部門30
から渡されている物品シール5を離型紙Pから剥がして
(図2参照)納入物品ごとに貼り付けて納入することが
重要である。
【0026】物品の納入を受けた部署10および倉庫部
門20はそれぞれ自己が管理部門30に発注請求した物
品の確認すなわち検品を行う。この検品作業は、納入物
品に貼り付けられている物品シール5の上半部5aに印
刷された2次元バーコードAを手元の2次元バーコード
リーダ10b、20bにより読み取り、読み取った情報
を自己の端末10a、20aを介してサーバ40に蓄積
されている発注物品の情報(仕様や数量など)と比較す
ることにより行われる。
【0027】さらに、端末20aは、2次元バーコード
Aから読み取った情報に基づいて物品ごとの入庫数を確
認し、サーバ40に蓄積されている物品ごとの在庫量を
更新する。
【0028】各部署10では日々の医療行為において種
々の物品が使用されるが、看護婦は物品を使用する都度
その物品に貼り付けられている物品シール5の上半部5
aを図3(a)に示すような台紙7に貼り付け、下半部
5bは図3(b)に示すような台紙8に貼り付けてい
く。規定数の物品シールが貼り付けられた台紙7は各部
署に用意された使用済み箱に入れられる。各部署で保有
する物品の在庫量が減少し、所定の限界数(発注点とい
う)に達したとき、通常品については倉庫部門20に払
い出し請求するが(斜線矢印)、自己の部署しか使用
しない物品については直接管理部門30に発注請求をす
る(斜線矢印)。いずれの場合も、請求は、使用済み
箱に入れられた物品シール5が貼られた台紙7を倉庫部
門20にあるいは管理部門30に渡すことにより行われ
る。払い出し請求および発注請求の際、台紙7に貼られ
た物品シール5を2次元バーコードリーダ10bで読取
り、払い出しあるいは発注する物品情報を端末10aに
表示させて確認するとともに、その関連データはサーバ
40に格納される。
【0029】2次元バーコードリーダ10bで読み取っ
た情報に基づいて出庫管理ができ、納入業者100から
納入があったときの物品シールから読み取った情報に基
づいて入庫管理ができるので、部署10として在庫管理
が可能になる。この在庫管理は医療の専門知識を持たな
い者にも簡単にできる。
【0030】このとき物品シール5の下半部5bが貼ら
れた台紙8は保険請求のために医事課50に回される。
医事課50では、台紙8に貼られた下半部5bの医事課
コードを端末50aに入力し保険請求用資料を作成す
る。これにより保険請求の漏れを防止することができ
る。
【0031】倉庫部門20は各部署10から払い出し請
求があったときは、部署10から届けられた物品シール
5の上半部5aの2次元バーコードAを2次元バーコー
ドリーダ20bで読取り、端末20aの画面上に払い出
し請求があった物品に関する情報を表示させて払い出し
数を確認するとともに、通常品についてはサーバ40に
格納されているデータに基づくその在庫量を更新する。
このとき必要な帳票も作成する。その後請求のあった物
品を請求のあった数量だけ該当する部署10に供給する
(白矢印)。
【0032】倉庫部門20においては、納入業者100
からの物品納入時に物品に貼り付けられる物品シール5
による入庫管理と部署10への払い出し時における出庫
管理とにより在庫管理が容易にできる。また、倉庫部門
20においては、物品ごとに発注点が予め定めてあり、
上記在庫管理において在庫量が発注点に達した物品につ
いては端末20aに発注情報を表示させ、確認の上管理
部門30に発注請求する(斜線矢印)。
【0033】倉庫部門20は、通常品の在庫管理のほか
に、再生品の回収や供給、使用不可能となった物品(た
とえば、滅菌期限が経過した物品)の廃棄処理、棚卸処
理、納入業者への返品処理、長期に亙り出庫や払い出し
実績のない物品の抽出等の管理と、これらの処理や管理
にともなう在庫管理も行っている。
【0034】上記実施の形態は物品シールを用いた管理
システムであるが、本発明のもう1つの実施の形態とし
て物品シールとともに物品カードを用いた管理システム
が考えられる。
【0035】この実施の形態は、図1に示した実施の形
態の管理部門30にシールプリンタ30cに替えてシー
ル/カードプリンタを設け、物品シールとともに物品カ
ードを移動させるようにしたものである。
【0036】この実施の形態において用いられる物品カ
ードは、たとえば縫合糸とか注射針のように単品がこま
ごまとしていて通常単品としては扱われず複数個が1箱
とか1包みで扱われる物品を対象に用いられるものであ
り、図4に示すように物品シール5よりやや厚手の紙
に、物品管理コード、品名、規格(サイズ、素材な
ど)、定価、管理情報(入数など)、メーカー名、納入
業者名などの医療材料の管理に必要な情報を含む2次元
バーコードCが印刷されている。2次元バーコードCは
上述した2次元バーコードAと同じである。
【0037】さて、このような物品カードを物品シール
とともに用いての管理システムについて以下に説明す
る。
【0038】管理部門30が部署10または倉庫部門2
0からこのような細かい物品の発注請求を受けると、シ
ール/カードプリンタにより物品カード6を印刷し、発
注書とともに納入業者100に渡す。納入業者100は
発注物品を物品カード6とともに指定の部署10または
倉庫部門20に納入する。この物品カード6を用いての
部署10、倉庫部門20、管理部門30での物品管理は
物品シールを用いての上述した物品管理と同じであるの
で説明は省略する。
【0039】また物品シールや物品カードは病院の管理
部門で作成し納入業者に発注する際に渡すのではなく、
納入業者が管理部門からの発注書に基づいて作成し、納
品の際物品とともに病院に納めるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、医療材料(物品)を
納入業者に発注する際、納入業者から納入する際、およ
び医療機関内で払い出し請求する際に、物品の管理に必
要な情報や医療処置や医療従事者に関する情報を含む2
次元バーコードを印刷したシールまたはカードを伴わ
せ、医療機関内では2次元バーコードリーダにより2次
元バーコードに含まれる情報を簡易迅速に読み取って物
品および医療処置に関する情報の収集および表示を行う
ようにしたので、物流と実際の医療現場に即した医療材
料の管理および完璧な在庫管理が可能になる。
【0041】本発明によれば、シールまたはカードと2
次元バーコードリーダの利用により医療の専門知識を持
たない者による管理が可能になるので、医師や看護婦は
本来の医療行為に専念することができる。
【0042】また本発明によれば、納入業者が病院内の
決まった場所(保管棚や倉庫など)に置いておき、病院
側が必要に応じて使用し、使用分だけ購入する委託品
(置き材とか持込み品ともいう)や使用後滅菌して再度
利用する再生品の管理も可能になるので、医療材料のト
ータル的な管理が実現できる。その結果、膨大な種類の
医療材料を様々に扱う医療機関においては、必要な医療
材料を常に必要な数量だけ購入し、保管すれば済むよう
になるため、従来のような過剰な購入、保管、管理に伴
う経済的な負担や無駄を大幅に減少でき、経営上、財政
上の改善に大きく貢献する。これはひいては国民の医療
費負担の軽減、健康保険の運営の健全化、給付率の引き
下げを食い止める上でも有効である。
【0043】その上、本発明による医療材料の管理シス
テムは従来のこの種システムに比べて導入費用が低廉で
運用が簡易である点も特徴である。
【0044】なお、2次元バーコードはその一部が汚れ
たり、破損したりしても情報が正確に読み取れるいう特
徴があるために、シールやカードの取り扱いに細心の注
意が払われにくい医療現場という特殊な環境下でも管理
には何ら支障を来たすことがない。
【0045】本発明の管理システムにおいては、医療材
料のマスター情報が2次元バーコードに記録され、シー
ルやカードに担持されているので、センターのサーバに
アクセスしなくても運用現場で2次元バーコードリーダ
でマスター情報の検索、照合ができ、情(情報)物(物
品)一体の管理が可能になる。また2次元バーコードの
利用により管理ネットワークにトラブルが発生しても業
務停止いう事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療材料の管理システムの一実施
の形態を典型的な大病院に適用した場合の概略線図を示
す。
【図2】本発明による物品(医療材料)の管理に用いら
れる物品シールの一例を示す。
【図3】(a)は物品シールの上半部を台紙に貼った状
態を示し、(b)は物品シールの下半部を台紙に貼った
状態を示す。
【図4】本発明による物品(医療材料)の管理に用いら
れる物品カードの一例を示す
【符号の説明】 10 部署 11 診療科 12 病棟 13 手術部 14 ICU 15 放射線部 20 倉庫部門 30 管理部門 40 サーバ 50 医事課 10a、20a、30a、50a 端末 10b、20b、30b50b 2次元バーコードリー
ダ 30c シールプリンタ 100 納入業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 1/12 G06K 1/12 A 7/00 7/00 U G09F 3/00 G09F 3/00 M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療機関から外部の納入業者に医療材料
    を発注する際、納入業者から医療機関に医療材料を納入
    する際、および医療機関内で医療材料を払い出し請求す
    る際に、少なくとも発注、納入、払い出しに係る医療材
    料の管理に必要な情報を含む2次元バーコードを印刷し
    たシールまたはカードを発注作業、納入作業、払い出し
    作業に伴って移動させ、医療機関内において2次元バー
    コードリーダにより前記2次元バーコードに含まれる情
    報を読み取って医療材料の管理を行うことを特徴とする
    2次元バーコードを用いた医療材料管理システム。
  2. 【請求項2】 医療材料を使用して医療行為を行う複数
    の医療現場を有する部署と、該部署からの払い出し請求
    に応じて該部署に医療材料を供給する倉庫部門と、前記
    部署または倉庫部門からの発注請求に応じて外部の納入
    業者に医療材料を発注する管理部門とを有し、該管理部
    門から発注された医療材料が納入業者から前記部署また
    は前記倉庫部門に納入される医療機関の医療材料管理シ
    ステムにおいて、前記管理部門は納入業者への発注時に
    発注に係る医療材料の管理に必要な情報を含む2次元バ
    ーコードを印刷したシールまたはカードと発注書を納入
    業者に納入し、納入業者は医療材料の納入時に該医療材
    料とともに該シールまたはカードを前記部署または前記
    倉庫部門に渡し、前記部署または前記倉庫部門はシール
    またはカード上の2次元バーコードの情報を2次元バー
    コードリーダにより読取って医療材料を管理することを
    特徴とする2次元バーコードを用いた医療材料管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 発注される医療材料の管理に必要な情報
    を含む2次元バーコードをシールまたはカードに印刷す
    るプリンタを前記管理部門に設けた請求項2に記載の2
    次元バーコードを用いた医療材料管理システム。
  4. 【請求項4】 前記部署、倉庫部門、管理部門には、前
    記シールまたはカードに印刷された2次元バーコードの
    情報を読取る2次元バーコードリーダと、読み取った情
    報を表示または処理する端末がそれぞれ設けられた請求
    項3に記載の2次元バーコードを用いた医療材料管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記2次元バーコードリーダがハンディ
    ーターミナル型である請求項1ないし4に記載の2次元
    バーコードを用いた医療材料管理システム。
JP2001329010A 2001-10-26 2001-10-26 2次元バーコードを用いた医療材料管理システム Pending JP2003132145A (ja)

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