JP2003131868A - プロセッサ - Google Patents

プロセッサ

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JP2003131868A JP2001328227A JP2001328227A JP2003131868A JP 2003131868 A JP2003131868 A JP 2003131868A JP 2001328227 A JP2001328227 A JP 2001328227A JP 2001328227 A JP2001328227 A JP 2001328227A JP 2003131868 A JP2003131868 A JP 2003131868A
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、サーキュラアドレッシングと、2次
元アドレッシングと、ビットリバースアドレッシングと
を備え、回路規模の縮小と消費電力の低減を実現するメ
ディア・プロセッサを提供することを目的とする。 【解決手段】プロセッサは、アドレスレジスタと、該ア
ドレスレジスタのアドレス値を更新するアドレス更新回
路と、該アドレスレジスタのアドレス値からメモリをア
クセスする実効アドレスを生成する実効アドレス計算回
路を含み、該アドレス更新回路はサーキュラアドレッシ
ング更新、2次元アドレッシング更新、及び通常のアド
レス演算による更新のうち少なくとも2つの更新処理が
共用する単一の演算回路を少なくとも1つ含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にアドレス生
成回路を備えたプロセッサに関し、詳しくは音声・画像
データの処理に適したアドレッシング機能を有するアド
レス生成回路を備えたプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信端末等の携帯マルチメディア情
報機器等においては、音声・画像処理等の複雑なアルゴ
リズムに対応するメディア・プロセッサが広く使用され
ている。これらのメディア・プロセッサにはアドレス生
成回路が設けられ、音声・画像処理等に適したアドレッ
シング機能を提供する。音声・画像処理等に適したアド
レッシング機能としては、サーキュラアドレッシング、
2次元アドレッシング、及びビットリバースアドレッシ
ング等が挙げられる。
【0003】サーキュラアドレッシングとは、メモリの
任意の区間において、その最上位アドレスが最下位アド
レスに連続して繋がっている様にアクセスできるアドレ
ッシング方法である。これを実現するためには、アドレ
ッシングによりアドレスレジスタの値を更新した際に、
更新した値が予め設定された値を超えた場合には、アド
レスレジスタの値を自動的にジャンプさせ、最上位アド
レスから最下位アドレスに戻るように構成すればよい。
【0004】2次元アドレッシングとは、画像処理の場
合、1次元アドレスを持つメモリを仮想的に2次元メモ
リと見なして、画像データをリードとライトする時に必
要なアドレスを生成する2次元アドレッシングの方法で
ある。
【0005】ビットリバースアドレッシングとは、高速
フーリエ変換アルゴリズムに使用するビットリバースし
たアドレスを生成するアドレッシング方法である。これ
により、高速フーリエ変換アルゴリズムの実行速度を高
めると共に、プログラムメモリを節約することが出来
る。
【0006】音声・画像のようなディジタル信号処理ア
ルゴリズムでは、単位時間内に処理するデータ量が多
く、メディア・プロセッサコアとメモリとの間における
データ転送量が多くなる。最近の音声・画像信号処理プ
ロセッサでは、専用のハードウェアによるアドレス演算
機能としてアドレス生成回路を用意し、アドレス演算と
データ演算とを並列に実行することで高速化を図ってい
る。このようにアドレス生成回路は、メディア・プロセ
ッサにとって非常に重要な構成要素である。
【0007】従来、サーキュラアドレッシング、2次元
アドレッシング、及びビットリバースアドレッシング
は、それぞれ専用の演算ブロックを設けることで実現し
ている。
【発明が解決しようとする課題】携帯メディア機器にお
いては、低コスト化且つ低消費電力化が近年のシステム
LSI時代の重要な要請となっている。従って、メディ
ア・プロセッサに対しても、従来以上の低コスト化・低
消費電力化が要求されている。
【0008】従来のメディア・プロセッサのアドレス生
成回路は、各アドレッシング方式に対して専用の演算ブ
ロックを設けるので、アドレス更新機能の回路やアドレ
スレジスタ演算機能の回路を別個に独立して用意するこ
とになり、多くの演算器(加算器又は減算器)を必要とす
る。演算器は一般的に回路規模が比較的大きなハードウ
ェアであるので、このようなアドレス生成回路は、メデ
ィア・プロセッサの面積を増大させると共に消費電力を
大きくするという問題がある。
【0009】また音声・画像信号処理プログラムを実行
する場合、アルゴリズムによっては、必ずしもサーキュ
ラアドレッシングや2次元アドレッシングを使用すると
は限らない。例えば、2次元アドレッシングを使用して
いない状態で、他のアドレス更新機能やアドレスレジス
タ演算機能を使う時には、2次元アドレッシング関係の
回路を動作させてしまったのでは、消費電力の増大に繋
がるという問題がある。更に、2次元アドレッシングを
使用する場合であっても、例えば2次元更新回路部分は
常時動作する必要があるとは限らない。
【0010】以上を鑑みて、本発明は、サーキュラアド
レッシングと、2次元アドレッシングと、ビットリバー
スアドレッシングとを備え、回路規模の縮小と消費電力
の低減を実現するメディア・プロセッサを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるプロセッサ
は、アドレスレジスタと、該アドレスレジスタのアドレ
ス値を更新するアドレス更新回路と、該アドレスレジス
タのアドレス値からメモリをアクセスする実効アドレス
を生成する実効アドレス計算回路を含み、該アドレス更
新回路はサーキュラアドレッシング更新、2次元アドレ
ッシング更新、及び通常のアドレス演算による更新のう
ち少なくとも2つの更新処理が共用する単一の演算回路
を少なくとも1つ含むことを特徴とする。
【0012】また上記プロセッサにおいて、該演算回路
は、ビットリバースアドレッシングを実行中には動作し
ないことを特徴とする。
【0013】上記発明によれば、プロセッサのアドレス
更新回路において、サーキュラアドレッシング更新、2
次元アドレッシング更新、及び通常のアドレス演算によ
る更新のうち少なくとも2つの更新処理が演算回路を共
用するので、回路規模を縮小することが可能になる。ま
たその演算回路の機能が必要でない場合には演算回路の
動作を停止することで消費電力を削減することが可能に
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を添付の
図面を用いて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明によるアドレス生成回路の
第1の実施例の概略構成図を示す。
【0016】本発明によるメディア・プロセッサのアド
レス生成回路10は、アドレス用レジスタ11、アドレ
ス更新回路12、及び実効アドレス計算回路13を含
む。以下の説明で、全てのレジスタのクロックはゲーテ
ッドクロックに駆動され、また全ての値は2の補数で表
現される。
【0017】アドレス用レジスタ11は、アドレスレジ
スタ14−0乃至14−nを含む。アドレス更新回路1
2は、カウンタ21、ゼロ検出回路22、マスク回路2
3、特殊機能更新回路24、通常更新回路25、制御セ
レクタ回路26、及びセレクタ27を含む。また実効ア
ドレス計算回路13は、ビットリバース回路41、マス
ク回路42、演算器43、OR回路44、パイプライン
構成のレジスタ45、及びセレクタ47乃至49を含
む。またレジスタ31乃至34がアドレス更新回路12
に対して設けられると共に、レジスタ51乃至53が実
効アドレス計算回路13に対して設けられる。
【0018】ここでアドレスレジスタ14−0乃至14
−nの内容は、アドレス値X0乃至Xnとして示され
る。レジスタ34の△は、アドレス更新時におけるアド
レス増加/減少の増減値である。レジスタ32のMD及
びレジスタ52のCPは、サーキュラアドレッシング用
に指定されたブロックサイズとべースポインタである。
レジスタ33のTD及びレジスタ31のCTは、2次元
アドレッシング用に指定されたオフセットとカウンタ初
期値である。レジスタ51のBITC及びレジスタ53
のBPは、ビットリバースアドレッシング用に指定され
たリバースのビット数とべースポインタである。
【0019】信号MDSはサーキュラアドレッシングを
指示する信号であり、1の場合にサーキュラアドレッシ
ングを示し、0の場合に別のアドレッシングを示す。信
号TDSは2次元アドレッシングを指示する信号であ
り、1の場合に2次元アドレッシングを示し、0の場合
に別のアドレッシングを示す。信号BRSはビットリバ
ースアドレッシングを指示する信号であり、1の場合に
ビットリバースアドレッシングを示し、0の場合に別の
アドレッシングを示す。
【0020】以下に、サーキュラアドレッシング、2次
元アドレッシング、ビットリバースアドレッシングの場
合の動作について説明する。
【0021】まずサーキュラアドレッシングの場合につ
いて説明する。
【0022】サーキュラアドレッシングの場合、信号M
DSは1であり、信号TDS及びBRSは0である。図
1において、セレクト信号SELにより例えばアドレス
レジスタ14−nが選択され、アドレス値Xnがマスク
回路23に供給される。更にアドレス増減値Δが、マス
ク回路23に供給される。またセレクタ27は、信号T
DSが0であることに応じて、サーキュラアドレッシン
グのブロックサイズMDを選択してマスク回路23に供
給する。更にマスク回路23は、信号MDS及びTDS
を受け取る。
【0023】マスク回路23は、サーキュラアドレッシ
ング時に、特殊機能更新回路24にサーキュラアドレッ
シングのアドレス更新計算をさせる。制御セレクタ回路
26は、特殊機能更新回路24或いは通常更新回路25
の更新アドレスを選択して、アドレス用レジスタ11に
供給する。これにより、アドレス用レジスタ11の選択
されたアドレスレジスタ14−nの内容が更新される。
【0024】サーキュラアドレッシングのアルゴリズム
を以下に示す。
【0025】 Case:Δ≧0 if (Xn+Δ−MD<0), {Xn’=Xn+Δ} 更新方向が正で範囲内の場合 if (Xn+Δ−MD≧0), {Xn’=Xn+Δ−MD} 更新方向が正で範囲外の場合 Case:Δ<0 if (Xn+Δ<0), {Xn’=Xn+Δ+MD} 更新方向が負で範囲外の場合 if (Xn+Δ≧0), {Xn’=Xn+Δ} 更新方向が負で範囲内の場合 更新方向が増加方向の場合には、アドレス増減値を加え
る方向にアドレスレジスタを自動更新し、アドレスレジ
スタ14−nの値Xnがレジスタ32のMD値以上にな
った場合、アドレスレジスタ14−nには自動的に(X
n+Δ−MD)の値を格納する。減少方向の自動更新の
時は、アドレスレジスタ14−nの値Xnが0より小さ
くなると、アドレスレジスタ14−nには自動的に(X
n+Δ+MD)の値を格納する。ここでサーキュラアド
レッシングにおいて、単純にアドレス増減値を加算或い
は減算するアドレス更新の場合には通常更新回路25の
更新結果を用い、ブロックサイズMD分のジャンプによ
る更新の場合には特殊機能更新回路24の更新結果を用
いる。
【0026】アドレス更新回路12では、通常のアドレ
ス演算は、通常更新回路25を使って実行される。この
場合、サーキュラアドレッシング或いは2次元アドレッ
シングしない命令に対しては、マスク回路23により特
殊機能更新回路24を動作させないので、消費電力を低
減することが出来る。
【0027】またサーキュラアドレッシングでは、実効
アドレスを生成する際に、オフセット値としてべースポ
インタCPを用いる。図1の実効アドレス計算回路13
において、信号BRSが0である場合、セレクタ47に
より選択されるサーキュラアドレッシングのベースポイ
ンタCPは、マスク回路42を介して演算器43に供給
される。またアドレス用レジスタ11の選択されたアド
レスレジスタから供給されるアドレス値は、マスク回路
42とセレクタ48とを介して、演算器43に供給され
る。演算器43は、ベースポインタCPとアドレス値と
を加算する。加算により得られた実効アドレスは、信号
BRS或いは信号MDSが1の場合に演算器43を選択
するセレクタ49により選択され、レジスタ45に格納
される。レジスタ45の内容が、アドレス信号として出
力される。
【0028】以下に、2次元アドレッシングの場合につ
いて説明する。
【0029】2次元アドレッシングの場合、信号TDS
は1であり、信号MDS及びBRSは0である。図1に
おいて、セレクト信号SELにより例えばアドレスレジ
スタ14−nが選択され、アドレス値Xnがマスク回路
23に供給される。更にアドレス増減値Δが、マスク回
路23に供給される。またセレクタ27は、信号TDS
が1であることに応じて、2次元アドレッシングのオフ
セットTDを選択してマスク回路23に供給する。更に
マスク回路23は、信号MDS及びTDSを受け取ると
共に、2次元アドレッシング用にゼロ検出回路22から
カウンタ21がゼロになったか否かを示す信号を受け取
る。
【0030】マスク回路23は、2次元アドレッシング
時に、特殊機能更新回路24に2次元アドレッシングの
アドレス更新計算をさせる。制御セレクタ回路26は、
特殊機能更新回路24或いは通常更新回路25の更新ア
ドレスを選択して、アドレス用レジスタ11に供給す
る。これにより、アドレス用レジスタ11の選択された
アドレスレジスタ14−nの内容が更新される。
【0031】2次元アドレッシングのアルゴリズムを以
下に示す。
【0032】 (Counter ≠ 0): Xn+△→Xn, Counter - 1 → Counter (Counter = 0): Xn+TD+△→Xn, CT→ Counter このアドレッシングではカウンタ21のカウント値Coun
terが0でない場合、アドレスレジスタの内容は増減値
△が加算されるように自動更新され(同時にCounterを
1デクリメント)、次のサイクルのアドレスを生成す
る。カウント値Counterの値が0の場合、アドレスレジ
スタには自動的に(Xn+Δ+TD)の値が入り、次の
サイクルのアドレスを生成する(同時にCounterにCT
を初期値として設定)。なおカウント値Counterの値が
0の場合、(Xn+Δ+TD)ではなく、(Xn+T
D)の値をアドレスレジスタに自動的に格納して更新す
るようにしてもよい。ここで2次元アドレッシングにお
いて、単純にアドレス増減値を加算するアドレス更新の
場合には通常更新回路25の更新結果を用い、オフセッ
トTD分のジャンプによる更新の場合には特殊機能更新
回路24の更新結果を用いる。
【0033】アドレス更新回路12では、通常のアドレ
ス演算は、通常更新回路25を使って実行される。この
場合、サーキュラアドレッシング或いは2次元アドレッ
シングしない命令に対しては、マスク回路23により特
殊機能更新回路24を動作させないので、消費電力を低
減することが出来る。
【0034】実効アドレス計算回路13においては、2
次元アドレッシングの場合、セレクタ49がアドレス用
レジスタ11の出力を直接選択することで、アドレス用
レジスタ11の選択アドレスレジスタから供給されるア
ドレス値が、レジスタ45に格納される。レジスタ45
の内容が、アドレス信号として出力される。
【0035】実効アドレス計算回路13では、通常のア
ドレッシング或いは2次元アドレッシングの場合、マス
ク回路42によって、ビットリバース回路41や演算器
43等を動作させない。このように、サーキュラアドレ
ッシングやビットリバース関連の回路を動作させないこ
とによって、消費電力を低減することが出来る。
【0036】以下に、ビートリバースアドレッシングの
場合について説明する。
【0037】ビートリバースアドレッシングの場合、信
号BRSは1であり、信号TDS及びMDSは0であ
る。図1において、アドレス更新回路12の部分は通常
更新回路25だけが動作する。
【0038】セレクト信号SELにより例えばアドレス
レジスタ14−nが選択されると、アドレス値Xnが、
実効アドレス計算回路13のマスク回路42に供給され
る。実効アドレス計算回路13において、信号BRSが
1である場合、セレクタ47により選択されるビットリ
バースアドレッシングのベースポインタBPは、マスク
回路42を介して演算器43に供給される。またアドレ
ス値Xnは、マスク回路42を介して、ビットリバース
回路41に供給される。ビットリバース回路41は、リ
バースビット数BITCに応じてアドレス値Xnのビッ
トリバース演算を実行し、その結果を出力する。セレク
タ48は、信号BRSの1に応じて、ビットリバース回
路41の出力を選択して、演算器43に供給する。演算
器43は、ビットリバース後のアドレス値とベースポイ
ンタBPとを加算する。加算により得られた実効アドレ
スは、信号BRS或いは信号MDSが1の場合に演算器
43を選択するセレクタ49により選択され、レジスタ
45に格納される。レジスタ45の内容が、アドレス信
号として出力される。
【0039】ビットリバースアドレッシングは各種基数
を使用するFFTアルゴリズムの実行速度を高めると共
に、プログラムメモリを節約することが出来る。
【0040】図1の構成では、アドレス更新回路12で
インデックスXnをビットリバースするのではなく、実
効アドレス計算回路13でインデックスXnをビットリ
バースし、ベースポインタBPと演算した結果を実効ア
ドレスとして出力している。
【0041】図2には、ビットリバース動作の詳細を示
す。図2において、BITCは、リバースするビット数
を2進数で示す。Xn’[31:0]はリバース前の3
2ビットのアドレスビットパターンであり、Xn’’
[31:0]はリバース後の32ビットのアドレスビッ
トパターンである。リバースするビット数がIである場
合、Xn’[31:0]の下位ビットであるビット0〜
ビットIの並びを反転させ、上位ビットであるビット
(I+1)〜ビット31にはゼロを配置する。リバース
後のアドレスXn’’をインデックスとしてベースポイ
ンタBPと加算することで、容易にベースポインタとイ
ンデックスとを組み合せることが出来る。
【0042】図3は、本発明によるアドレス生成回路の
第1の実施例について詳細な構成を示す図である。以下
の説明において、全てのレジスタのサイズは32ビット
構成で2の補数形式で表現される。
【0043】以下に、信号MDSが1で信号TDS及び
BRSが0の場合、即ちサーキュラアドレッシング命令
を実行する時の動作を説明する。
【0044】セレクト信号SEL1で選択されたインデ
ックスXn’が、アドレス用レジスタ11から供給され
る。また増減値△は、レジスタ(FF)34を経由して
stepとして供給される。信号MDSは1であるの
で、stepとXn’はAND回路202及び203を
経由し、それぞれ信号MB及び信号MAとして全加算器
204に供給される。増減値stepの符号ビットMS
BはAND回路201を経由し、信号M1として出力さ
れる。
【0045】更新値Δ≧0の場合(更新方向が正)、信
号M1は0である。反転制御205はブロックサイズM
Dの符号を反転し、MCとして出力する。サーキュラア
ドレッシングの場合に信号TDSは0であるので、セレ
クタ210はMCを選択し、MTとして出力する。信号
TDSの0に応答して、セレクタ212はインバター2
11の出力である“1”を選択して出力する。この
“1”が、全加算器204の出力OBに0ビット目とし
て付加されると共に、出力OAに33ビット目として付
加される。全加算器204と33bit加算器206に
より、(Xn+Δ−MD)を計算する。セレクタ信号生
成回路208は、MDSの“1”、M1の“0”、TD
Sの“0”に応答して、33bit加算器206の出力
Add21の符号ビットMSBに応じた信号を、選択信
号Sel20として出力する。
【0046】Add21の符号ビットMSBが1の場合
には選択信号Sel20が1となり、選択回路209
は、32bit加算器207の出力Add20を選択す
る。Add21の符号ビットMSBが0の場合には選択
信号Sel20が0となり、33bit加算器206の
出力Add21の下位32ビットを選択する。選択回路
209の選択出力をアドレス用レジスタ11に送り、指
定したアドレスレジスタの更新を行う。
【0047】更新値Δ<0の場合(更新方向が負)、信
号M1は1である。反転制御205は、ブロックサイズ
MDを、符号を反転することなくそのままMCとして出
力する。サーキュラアドレッシングの場合に信号TDS
は0であるので、セレクタ210はMCを選択し、MT
として出力する。セレクタ212はインバター211の
出力である“0”を選択して出力する。この“0”が、
全加算器204の出力OBに0ビット目として付加され
ると共に、出力OAに33ビット目として付加される。
全加算器204と33bit加算器206により(Xn
+Δ+MD)を計算する。セレクタ信号生成回路208
は、MDSの“1”、M1の“1”、TDSの“0”に
応答して、32bit加算器207の出力Add20の
符号ビットMSBに応じた信号を、選択信号Sel20
として出力する。
【0048】Add20の符号ビットMSBが1の場合
には選択信号Sel20が0となり、選択回路209
は、加算器206の出力Add21の下位32ビットを
選択する。Add20の符号ビットMSBが0の場合に
は選択信号Sel20が1となり、32bit加算器2
07の出力Add20を選択する。選択回路209の選
択出力をアドレス用レジスタ11に送り、指定したアド
レスレジスタの更新を行う。
【0049】以下に、信号TDSが1で信号MDSが0
の場合、即ち2次元アドレッシング命令を実行する時の
動作を示す。
【0050】ゼロ検出回路22は、カウンタ21のカウ
ント値Counterが0の場合1を出力し、0でない場合に
は0を出力する。ゼロ検出回路22の出力が0の場合、
AND回路201、202、及び203の出力M1、M
B、及びMAは0に固定される。信号TDSが1である
ので、セレクタ210の出力MTはTDに固定となり、
セレクタ212の出力は“0”に固定となる。従って、
全加算器204と33bit加算器206において、全
ての入力信号には変化が無くなるので、消費電力を低減
することが出来る。ゼロ検出回路22の出力が0であ
り、TDS=1且つMDS=0であるので、セレクタ信
号生成回路208の出力Sel20は1になる。これに
応じて、選択回路209は、32bit加算器207の
出力Add20を選択する。
【0051】ゼロ検出回路22の出力が1の場合、
“1”である信号TDSはAND回路214及びOR回
路215を介して、AND回路202及び203に供給
される。従って、stepとXn’はAND回路202
及び203を経由して、それぞれ信号MB及び信号MA
として全加算器204に供給される。また信号MDSが
ゼロであるので、AND回路201の出力は0に固定さ
れる。“1”である信号TDSに応答して、セレクタ2
10はTDを選択する。またセレクタ212は“0”を
選択して出力する。全加算器204及び33bit加算
器206の演算結果はXn+TD+△であり、Add2
1として出力される。ゼロ検出回路22の出力が1であ
り、TDS=1且つMDS=0であるので、セレクタ信
号生成回路208の出力Sel20は0となる。これに
応じて、選択回路209は、33bit加算器206の
出力Add21の下位32ビットを選択し出力する。
【0052】以上説明したように、2次元アドレッシン
グの場合には、ゼロ検出回路22の出力が1の時だけ2
次元更新回路(全加算器204及び33bit加算器2
06)を動作させるので、消費電力を削減することが出
来る。
【0053】また、通常のポストアドレス更新、ビット
リバースアドレッシング、アドレスレジスタ演算の場
合、全加算器204と33bit加算器206の動作を
停止させ、32bit加算器207だけを動作させるの
で、消費電力を減らすことができる。
【0054】アドレスレジスタ演算命令を実行する場
合、TDSとMDSは0であり、32bit加算器20
7だけを動作させる。その演算結果Add20を、選択
回路209を経由して、アドレス用レジスタ11に送
り、指定したアドレスレジスタの更新を行う。
【0055】図3の実効アドレス計算回路13では、サ
ーキュラアドレッシング命令を実行する時、MDS=1
且つBRS=0であり、セレクタ47はCPを選択す
る。またセレクタ48は、AND回路303の出力を選
択する。32bit加算器306が、ベースポイントC
PとインデックスXn’を加算することで、メモリをア
クセスする実効アドレスを生成する。この実効アドレス
は、セレクタ49を介して、レジスタ45に格納され
る。図3の回路では、ブロックサイズMDとCPとX
n’は、メモリ空間の範囲内で任意の値をとることが出
来る。
【0056】ビットリバースアドレッシング命令を実行
する時、BRS=1且つMDS=0であり、セレクタ4
7はBPを選択する。セレクタ48はビットリバース回
路41の出力を選択する。32bit加算器306が、
ベースポイントBPとインデックスXn’のビットリバ
ース値とを加算することで、メモリをアクセスする実効
アドレスを生成する。この実効アドレスは、セレクタ4
9を介して、レジスタ45に格納される。図3の回路で
は、BPとXn’は、メモリ空間の範囲内で任意の値を
とることが出来る。
【0057】サーキュラアドレッシング命令とビットリ
バース命令の何れも実行しない場合、MDS及びBRS
は0となり、OR回路44の出力は0となる。従って、
AND回路303の出力は0に固定となり、ビットリバ
ース回路41及び32bit加算器306での動作を停
止させ、消費電力を低減できる。このとき、Xn’の値
は直接にセレクタ49で選択され、実効アドレスとして
出力される。
【0058】図4は、図3のアドレス生成回路における
実効アドレス計算回路部分の変形例を示す図である。
【0059】図4の構成において、サーキュラアドレッ
シングの場合には、ブロックサイズMDの値は32ビッ
トの下位ビットであるビットI〜ビット0で指定され
る。MDのビット31〜ビット(I+1)は0にする。
インデックスXn’は、0〜(MD−1)間に値を取
る。ベースポイントCPは、32ビットの下位ビットで
あるビットI〜ビット0を0にし、上位ビットであるビ
ット31〜ビット(I+1)に値を設定することでベー
スの位置を指定する。サーキュラアドレッシング命令を
実行する時(MDS=1&BRS=0)、OR回路40
4により、ベースポイントCPとインデックスXn’の
論理和演算を実行し、メモリをアクセスする実効アドレ
スを生成する。
【0060】同様に、ビットリバースアドレッシングの
場合、インデックスXn’の値は下位ビットI〜ビット0
においてビットリバースする。Xn’のビット31〜ビ
ット(I+1)は0にする。ベースポイントBPは、3
2ビットの下位ビットであるビットI〜ビット0を0に
し、上位ビットであるビット31〜ビット(I+1)に
値を設定することでベースの位置を指定する。ビットリ
バースアドレッシング命令を実行する時(BRS=1&
MDS=0)、OR回路404により、ベースポイント
BPとビットリバース回路41の出力との論理和演算を
実行し、メモリをアクセスする実効アドレスを生成す
る。
【0061】このように図4の変形例では、ベースポイ
ントのベース値を設定するビット位置においては、アド
レスインデックスの各ビットに0を配置し、逆にアドレ
スインデックスのインデックス値を設定するビット位置
においては、ベースポイントの各ビットに0を配置する
ことで、アドレスインデックスとベースポイントを論理
和演算するだけで、加算演算と同等の処理を実行するこ
とが可能となる。これにより、回路規模と消費電力を削
減することが可能となる。
【0062】図5は本発明によるアドレス生成回路の第
2の実施例を示す図である。
【0063】以下に、TDSが1の場合、即ち2次元ア
ドレッシング命令を実行する時の動作を説明する。第2
の実施例では、2次元アドレッシング命令の実行中にお
いて、全加算器204と33ビット加算器206の動作
を停止する。
【0064】ゼロ検出回路22は、カウンタ21のカウ
ント値Counterが0の場合1を出力し、0でない場合に
は0を出力する。ゼロ検出回路22の出力が0の場合、
AND回路214の出力は0となり、セレクタ212は
△を選択する。MDS=0に応答して、セレクタ信号生
成回路208の出力Sel20は1となる。これによ
り、選択回路209は、32bit加算器207の出力
Add20(=Xn+△)を選択する。
【0065】ゼロ検出回路22の出力が1の場合、セレ
クタ212は、TDを選択する。MDS=0に応答し
て、セレクタ信号生成回路208の出力Sel20は1
となる。これにより、選択回路209は、32bit加
算器207の出力Add20(Xn+TD)を選択す
る。
【0066】以上のように、2次元アドレッシングの場
合、全加算器204と33ビット加算器206を利用し
ないので、消費電力を削減することが出来る。なお全加
算器204と33ビット加算器206は、サーキュラア
ドレッシング時の更新のための専用回路である。図5の
第2の実施例の構成において、サーキュラアドレッシン
グ時の動作は、第1の実施例の構成の動作と基本的に同
一であるので、説明は省略する。
【0067】なお図5の構成は、実効アドレス計算回路
の部分においても、図3の構成と若干異なり、AND回
路303の代わりにAND回路304及び305が設け
られる。AND回路304は、ビットリバースアドレッ
シング時(BRS=1)のみビットリバース回路41を
動作させるマスク回路であり、サーキュラアドレッシン
グ時(MDS=1)のみアドレスを通過させるマスク回
路であるAND回路305とは、別個の独立した回路と
しても受けられている。図3の構成では、ビットリバー
スアドレッシング時以外にサーキュラアドレッシング時
にもビットリバース回路41が動作していたが、図4の
構成では、ビットリバースアドレッシング時のみビット
リバース回路41を動作させることが可能となり、更な
る消費電力の削減を図ることができる。
【0068】図6は本発明によるメディア・プロセッサ
用アドレス生成回路の第3の実施例を示す図である。図
6には、アドレス用レジスタ11の部分と、アドレス更
新回路12に対応する部分のみを示し、図示されない実
効アドレス計算回路13の構成は第1或いは第2の実施
例と同一である。
【0069】まずMDSが1の場合、即ちサーキュラア
ドレッシング命令を実行する時の動作について説明す
る。
【0070】セレクト信号SEL1で選択されたインデ
ックスXn’が、アドレス用レジスタ11から供給され
る。また増減値△は、レジスタ(FF)34を経由して
stepとして供給される。信号MDSは1であるの
で、増減値stepの符号ビットMSBは、AND回路
501からM1として出力される。
【0071】更新値Δ≧0の場合(更新方向が正)、M
1は0である。反転制御502では、ブロックサイズM
Dの符号を反転し、MBとして出力する。TDSは0で
あるので、セレクタ509はMBを選択し、MTとして
出力する。キャリー入力生成回路504は、0であるM
1を反転して、1である信号CIを出力する。TDS=
0に応答して、セレクタ508はCIを選択し、32b
it加算器へキャリー入力として供給する。データマス
ク503は、MDSの1、TDSの0、増減値step
のMSBの0に応答して、32ビット加算器500の出
力Add30(Xn+Δ)をそのままMAとして出力す
る。32bit加算器505は、(Xn+Δ−MD)を
計算する。
【0072】セレクタ生成回路506は、MDSの1、
TDSの0、及びM1の0に応答して、32bit加算
器505の出力Add31の符号ビットMSBを参照し
て、選択信号Sel31を生成する。Add31の符号
ビットMSBが1の場合にSel31は1となり、選択
回路507は、32bit加算器500の出力Add3
0を選択する。Add31の符号ビットMSBが0の場
合にSel31は0となり、選択回路507は、32b
it加算器505の出力Add31を選択する。選択回
路507の出力をアドレス用レジスタ11に送り、指定
したアドレスレジスタの更新を行う。
【0073】更新値Δ<0の場合(更新方向が負)、M
1は1である。反転制御502は、ブロックサイズMD
を、符号を反転することなくそのままMBとして出力す
る。TDSは0であるので、セレクタ509はMBを選
択し、MTとして出力する。キャリー入力生成回路50
4は、1であるM1を反転して、0であるCIを生成す
る。セレクタ508はCIを選択し、32bit加算器
にキャリー入力として供給する。データマスク503
は、MDSの1、TDSの0、増減値stepのMSB
の1に応答して、32ビット加算器500の出力Add
30(Xn+Δ)が負の場合、Add30をそのままM
Aとして出力する。32bit加算器505は、MAと
MTとに基づいて、(Xn+Δ+MD)を計算する。な
お32ビット加算器500の出力Add30(Xn+
Δ)が正の場合には、データマスク503は、MAとし
て0を出力する。データマスク503としてラッチを使
用する場合には、前にラッチした値を出力するように構
成してよい。
【0074】このように、更新方向が負で且つ範囲外の
場合には32bit加算器505を動作させるが、その
以外の場合には、32bit加算器505を動作させな
い。これにより、消費電力を減らすことができる。
【0075】セレクタ生成回路506は、MDSの1、
TDSの0、及びM1の1に応答して、32bit加算
器500の出力Add30の符号ビットMSBを参照し
て、選択信号Sel31を生成する。Add30の符号
ビットMSBが1の場合にSel31は0となり、選択
回路507は、32bit加算器505の出力Add3
1を選択する。Add30の符号ビットMSBが0の場
合にSel31は1となり、選択回路507は、32b
it加算器500の出力Add30を選択する。選択回
路507の出力をアドレス用レジスタ11に送り、指定
したアドレスレジスタの更新を行う。
【0076】以下に、信号TDSが1で信号MDSが0
の場合、即ち2次元アドレッシング命令を実行する時の
動作を示す。
【0077】ゼロ検出回路22は、カウンタ21のカウ
ント値Counterが0の場合1を出力し、0でない場合に
は0を出力する。ゼロ検出回路22の出力が0の場合、
データマスク503の出力MAは、0の値(ラッチの場
合は直前のラッチ値)に固定される。TDSは1である
ので、セレクタ509はTDを選択し、固定値MTとし
て出力する。またセレクタ508は0を選択し、その出
力は0に固定される。このように32bit加算器50
5において、入力信号MA及びMT及びキャリー入力に
変化が無いので、消費電力を低減することが出来る。ゼ
ロ検出回路22の出力が0、TDSが1、MDSが0で
ある場合、セレクタ信号生成回路506の出力Sel3
1は1になる。これに応じて、選択回路507は、32
bit加算器500の出力Add30(Xn+△)を選
択する。
【0078】ゼロ検出回路22の出力が1の場合、TD
Sは1であるので、AND回路511の出力は1とな
る。これに応じて、データマスク503は、32ビット
加算器500の出力Add30を、そのままMAとして
出力する。セレクタ509は、TDを選択し、MTとし
て出力する。セレクタ508は0を選択し、32bit
加算器にキャリー入力として供給する。32bit加算
器505は、MT及びMAに基づいて、(Xn+Δ+T
D)を計算する。セレクタ生成回路506では、TDS
が1、MDSが0、ゼロ検出回路22の出力が1である
場合に、Sel31が0になり、32bit加算器50
5の出力Add31が選択される。
【0079】MDSとTDSの何れもが0の場合、つま
りサーキュラアドレッシング命令と2次元アドレッシン
グ命令の何れも実行しない場合、即ち通常のポストアド
レス更新、ビットリバース、及びアドレスレジスタ演算
の場合、データマスク回路503の出力MAが0の値
(或いは直前のラッチ値)に固定され、反転制御502
は固定値MBを出力し、またCIが固定値である。従っ
て、32bit加算器305において、入力信号MA及
びMTには変化が無くなり、消費電力を低減することが
出来る。
【0080】上述のように、第3の実施例においては、
サーキュラアドレッシングを使う命令があっても、サー
キュラ更新値を選択していない時、サーキュラ更新回路
を動作させない。従って、非常に低消費電力のアプリケ
ーションに適した構成を提供することが出来る。
【0081】図7は本発明によるメディア・プロセッサ
用アドレス生成回路の第4の実施例を示す図である。図
7には、アドレス用レジスタ11の部分と、アドレス更
新回路12に対応する部分のみを示し、図示されない実
効アドレス計算回路13の構成は第1或いは第2の実施
例と同一である。
【0082】まずMDSが1の場合、即ちサーキュラア
ドレッシング命令を実行する時の動作について説明す
る。
【0083】セレクト信号SEL1で選択されたインデ
ックスXn’が、アドレス用レジスタ11から供給され
る。また増減値△は、レジスタ(FF)34を介してセ
レクタ510に供給される。TDSが0であるのでAN
D回路509の出力は0であり、セレクタ510は、増
減値△を選択してstepとして供給する。信号MDS
は1であるので、増減値stepの符号ビットMSB
は、AND回路501からM1として出力される。
【0084】更新値Δ≧0の場合(更新方向が正)、M
1は0である。反転制御502では、ブロックサイズM
Dの符号を反転し、MBとして出力する。キャリー入力
生成回路504は、0であるM1を反転して1である信
号CIを生成し、32bit加算器へキャリー入力とし
て供給する。データマスク503は、MDSの1及び増
減値stepのMSBの0に応答して、32ビット加算
器500の出力Add30(Xn+Δ)をそのままMA
として出力する。32bit加算器505は、(Xn+
Δ−MD)を計算する。
【0085】セレクタ生成回路506は、MDSの1及
びM1の0に応答して、32bit加算器505の出力
Add31の符号ビットMSBを参照して、選択信号S
el31を生成する。Add31の符号ビットMSBが
1の場合にSel31は1となり、選択回路507は、
32bit加算器500の出力Add30を選択する。
Add31の符号ビットMSBが0の場合にSel31
は0となり、選択回路507は、32bit加算器50
5の出力Add31を選択する。選択回路507の出力
をアドレス用レジスタ11に送り、指定したアドレスレ
ジスタの更新を行う。
【0086】更新値Δ<0の場合(更新方向が負)、M
1は1である。反転制御502は、ブロックサイズMD
を、符号を反転することなくそのままMBとして出力す
る。キャリー入力生成回路504は、1であるM1を反
転して0であるCIを生成し、32bit加算器にキャ
リー入力として供給する。データマスク503は、MD
Sの1及び増減値stepのMSBの1に応答して、3
2ビット加算器500の出力Add30(Xn+Δ)が
負の場合、Add30をそのままMAとして出力する。
32bit加算器505は、MAとMBとに基づいて、
(Xn+Δ+MD)を計算する。なお32ビット加算器
500の出力Add30(Xn+Δ)が正の場合には、
データマスク503は、MAとして0を出力する。デー
タマスク503としてラッチを使用する場合には、前に
ラッチした値を出力するように構成してよい。
【0087】このように、更新方向が負で且つ範囲外の
場合には32bit加算器505を動作させるが、その
以外の場合には、32bit加算器505を動作させな
い。これにより、消費電力を減らすことができる。
【0088】セレクタ生成回路506は、MDSの1及
びM1の1に応答して、32bit加算器500の出力
Add30の符号ビットMSBを参照して、選択信号S
el31を生成する。Add30の符号ビットMSBが
1の場合にSel31は0となり、選択回路507は、
32bit加算器505の出力Add31を選択する。
Add30の符号ビットMSBが0の場合にSel31
は1となり、選択回路507は、32bit加算器50
0の出力Add30を選択する。選択回路507の出力
をアドレス用レジスタ11に送り、指定したアドレスレ
ジスタの更新を行う。
【0089】以下に、信号TDSが1で信号MDSが0
の場合、即ち2次元アドレッシング命令を実行する時の
動作を示す。この時、32bit加算器505の動作を
停止する。
【0090】ゼロ検出回路22は、カウンタ21のカウ
ント値Counterが0の場合1を出力し、0でない場合に
は0を出力する。ゼロ検出回路22の出力が0の場合、
AND回路509の出力は0となり、セレクタ510は
△を選択して出力する。MDS=0に応答して、セレク
タ信号生成回路506の出力Sel31は1となり、選
択回路507は、32bit加算器500の出力Add
30を選択する(Xn+△)。
【0091】ゼロ検出回路22の出力が1の場合、AN
D回路509の出力は1となり、セレクタ510はTD
を選択して出力する。MDS=0に応答して、セレクタ
信号生成回路506の出力Sel31は1となり、選択
回路507は、32bit加算器500の出力Add3
0を選択する(Xn+TD)。
【0092】上述のように、第4の実施例においては、
2次元アドレッシングの場合に32ビット加算器505
を利用しないので、消費電力を更に削減することが出来
る。なお32ビット加算器505は、サーキュラアドレ
ッシング時の更新のための専用回路である。
【0093】図8は、本発明によるメディア・プロセッ
サの概略構成を示す図である。
【0094】本発明によるメディア・プロセッサ70
は、シーケンサ制御部71、データ演算部72、メモリ
バスインターフェース部73、及びアドレス生成回路部
74を含む。シーケンサ制御部71は、プログラムの命
令をフェッチするプログラムアドレスを生成し、外部に
接続されるメモリ80からメモリバスインターフェース
部73を介してプログラムを読み込む。シーケンサ制御
部71は、読み込んだプログラムの命令をデコードし、
デコード結果に応じて制御信号を生成することで、デー
タ演算部72、メモリバスインターフェース部73、及
びアドレス生成回路部74の動作を制御する。ここでア
ドレス生成回路部74は、本発明によるアドレス生成回
路であり、第1乃至第4の実施例の何れの構成であって
もよい。
【0095】アドレス生成回路部74は、シーケンサ制
御部71の制御に基づいて動作し、メモリ80をアクセ
スするアドレスを生成する。例えば、アドレス生成回路
部74が生成したアドレスにアクセスすることで、メモ
リ80のデータを読み込んで、データ演算部72でデー
タ処理を実行する。またアドレス生成回路部74が生成
したアドレスにアクセスすることで、データ演算部72
でデータ処理を実行したデータをメモリ80に書き込
む。
【0096】ここで本発明によるアドレス生成回路10
を2つ設けて並列に動作させ、図8に示されるように、
2つの実効アドレスを同時に生成するように構成してよ
い。また並列に設けられるアドレス生成回路10の数
は、2個以上であってもよい。
【0097】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能であ
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
ディア・プロセッサのアドレス生成回路において、サー
キュラアドレッシング機能、2次元アドレッシング機
能、ビットリバースアドレッシング機能、ポストアドレ
ス更新機能及びアドレスレジスタ演算機能の回路を共用
化することにより、アドレス生成回路の回路規模を縮小
することが出来る。
【0099】またプログラムの一部がビットリバースア
ドレッシングを使用しない時にはビットリバース生成回
路を停止させ、サーキュラアドレッシング機能と2次元
アドレッシング機能を使用しない時にはサーキュラ更新
回路と2次元更新回路及びサーキュラ生成回路の動作を
停止させ、更に、サーキュラ更新値と2次元更新値を選
択していない時にはサーキュラ更新回路と2次元更新回
路の動作を停止させるように構成することにより、アド
レス生成回路の低消費電力化を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアドレス生成回路の第1の実施例
の概略構成図である。
【図2】ビットリバース動作の詳細を説明するための図
である。
【図3】本発明によるアドレス生成回路の第1の実施例
について詳細な構成を示す図である。
【図4】図3のアドレス生成回路における実効アドレス
計算回路部分の変形例を示す図である。
【図5】本発明によるアドレス生成回路の第2の実施例
を示す図である。
【図6】本発明によるメディア・プロセッサ用アドレス
生成回路の第3の実施例を示す図である。
【図7】本発明によるメディア・プロセッサ用アドレス
生成回路の第4の実施例を示す図である。
【図8】本発明によるメディア・プロセッサの概略構成
を示す図である。
【符号の説明】
10 アドレス生成回路 11 アドレス用レジスタ 12 アドレス更新回路 13 実効アドレス計算回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレスレジスタと、 該アドレスレジスタのアドレス値を更新するアドレス更
    新回路と、 該アドレスレジスタのアドレス値からメモリをアクセス
    する実効アドレスを生成する実効アドレス計算回路を含
    み、該アドレス更新回路はサーキュラアドレッシング更
    新、2次元アドレッシング更新、及び通常のアドレス演
    算による更新のうち少なくとも2つの更新処理が共用す
    る単一の演算回路を少なくとも1つ含むことを特徴とす
    るプロセッサ。
  2. 【請求項2】該演算回路は、該サーキュラアドレッシン
    グ更新及び該2次元アドレッシング更新により共用され
    ることを特徴とする請求項1記載のプロセッサ。
  3. 【請求項3】該アドレス更新回路は、該演算回路である
    第1の演算回路に加え、通常のアドレス演算による更新
    を実行する第2の演算回路を更に含み、該第1の演算回
    路は2次元アドレッシングにおいて現在のアドレス値に
    オフセット分を加える演算を実行し、該第2の演算回路
    が該2次元アドレッシングにおいて現在のアドレス値に
    増減分を加える演算を実行する間は該第1の演算回路は
    動作しないことを特徴とする請求項2記載のプロセッ
    サ。
  4. 【請求項4】該演算回路は、ビットリバースアドレッシ
    ングを実行中には動作しないことを特徴とする請求項1
    記載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】該演算回路は該2次元アドレッシング更新
    及び該通常のアドレス演算による更新により共用され、
    該アドレス更新回路は、該演算回路である第1の演算回
    路に加え、該サーキュラアドレッシング更新を専用に実
    行する第2の演算回路を更に含み、該第2の演算回路
    は、該サーキュラアドレッシング以外のアドレッシング
    中には動作しないことを特徴とする請求項1記載のプロ
    セッサ。
  6. 【請求項6】該演算回路は該サーキュラアドレッシング
    更新及び該2次元アドレッシング更新により共用され、
    サーキュラアドレッシングにおいて現在のアドレス値か
    らブロックサイズ分シフトさせる際には該演算回路を動
    作させ、該サーキュラアドレッシングにおいて現在のア
    ドレス値から増減分を変化させる際には該演算回路の動
    作を停止して別の演算回路を使用することを特徴とする
    請求項1記載のプロセッサ。
  7. 【請求項7】該実効アドレス計算回路は、ビットリバー
    スアドレッシングとサーキュラアドレッシングとが共用
    する単一の演算回路を含むことを特徴とする請求項1記
    載のプロセッサ。
  8. 【請求項8】該ビットリバースアドレッシング及び該サ
    ーキュラアドレッシング以外のアドレッシングの場合に
    は該実効アドレス計算回路の該演算回路は動作しないこ
    とを特徴とする請求項7記載のプロセッサ。
  9. 【請求項9】該実効アドレス計算回路の該演算回路は、
    該アドレスレジスタのアドレス値と該アドレスレジスタ
    のアドレス値のビットリバース値との何れか一方をイン
    デックスとしてベースポインタに加えることで該ビット
    リバースアドレッシング及び該サーキュラアドレッシン
    グにおける該実効アドレスを生成することを特徴とする
    請求項7記載のプロセッサ。
  10. 【請求項10】該実効アドレス計算回路は該アドレスレ
    ジスタのアドレス値をビットリバースするビットリバー
    ス回路を更に含み、該ビットリバースアドレッシング以
    外のアドレッシングの場合には該ビットリバース回路は
    動作しないことを特徴とする請求項1記載のプロセッ
    サ。
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