JP2003131735A - 機器監視システム - Google Patents

機器監視システム

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JP2003131735A JP2001330701A JP2001330701A JP2003131735A JP 2003131735 A JP2003131735 A JP 2003131735A JP 2001330701 A JP2001330701 A JP 2001330701A JP 2001330701 A JP2001330701 A JP 2001330701A JP 2003131735 A JP2003131735 A JP 2003131735A
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信を用いた機器監視システムにおいて
通信渋滞の発生を効果的に防止し、また、消費電力を効
果的に低減する。 【解決手段】 監視対象機器1に機器状態検出用のセン
サ2を装備し、このセンサ2の検出情報を無線通信によ
り中央管理装置3に送る端末器4を設ける機器監視シス
テムにおいて、端末器4が、センサ2の検出情報に基づ
き監視対象機器1が正常か否かを判定して、その判定結
果に応じ、監視対象機器1が正常なときにはセンサ検出
情報信号SSの送信を行わずに判定結果を示す短信号S
z,Syを送信し、かつ、監視対象機器1が異常なとき
にはセンサ検出情報信号SSを送信する構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工場やプラントなど
における配備機器(例えば、蒸気トラップに代表される
弁類やポンプに代表される流体機器など)を監視する機
器監視システムに関し、 詳しくは、監視対象機器に機器状態検出用のセンサを装
備し、このセンサの検出情報を無線通信により中央管理
装置に送る端末器を設ける機器監視システム、又は、そ
のシステム構成において端末器と中央管理装置との間で
の無線通信を中継する中継器を付加配備した機器監視シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の機器監視システムでは
(図1参照)、監視対象機器1が正常か否かにかかわら
ず、端末器4は周期的に又は定時的にセンサ検出情報の
信号を送信し、また、中継器6を設ける場合、その中継
器6は端末器4が送信したセンサ検出情報信号をそのま
ま中継していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の機器
監視システムでは、センサ検出情報の信号がかなりの長
信号(データ量の大きな信号)になることが多い為、端
末器4からのセンサ検出情報信号の送信や中継器6での
センサ検出情報信号の中継に長時間を要し、この為、そ
れら送信や中継に要する電力が嵩んで端末器4や中継器
6の消費電力が大きくなる問題があり、そして特に、端
末器4や中継器6を電池電源式にする場合では、その大
きな電力消費のために電池交換の必要頻度が高くなって
保守管理作業の負担が大きくなる問題があった。
【0004】また、上記の如くセンサ検出情報信号の送
信や中継に長時間を要することで、端末器4を複数配備
する場合では、それら端末器4の夫々と中央管理装置3
との間での通信において、互いの通信時期が重複する通
信衝突が起こり易くて通信待ちの状態(既に通信状態に
ある先行端末器4が通信を完了するまで自身の実質通信
の開始を待つ状態)になる端末器4が多く生じる通信渋
滞を生じ易く、このことで、システムの機器監視機能の
低下を招くとともに、通信待ちによる消費電力の一層の
増大を招く問題もあった。
【0005】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な通信形態の採用により上記の如き問題を効果的
に解消する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明は機器監視システムに係り、その特徴は、監視対象機
器に機器状態検出用のセンサを装備し、このセンサの検
出情報を無線通信により中央管理装置に送る端末器を設
ける構成において、前記端末器が、前記センサの検出情
報に基づき監視対象機器が正常か否かを判定して、その
判定結果に応じ、監視対象機器が正常なときにはセンサ
検出情報信号の送信を行わずに前記判定の結果を示す所
定の短信号を送信し、かつ、監視対象機器が異常なとき
にはセンサ検出情報信号を送信する構成にしてある点に
ある。
【0007】つまり、この構成によれば、監視対象機器
が異常なときには従来と同様に端末器がセンサ検出情報
信号を送信することで、中央管理装置の側では受信する
センサ検出情報信号に基づいて、監視対象機器で発生し
た異常の種別や程度の判定、異常原因の分析、機器異常
データの記録収集などの所要の処理を従来と同様に適切
に行うことができる。
【0008】一方、監視対象機器が正常なとき(すなわ
ち、センサ検出情報を中央管理装置に送らなくても特に
問題がないとき)には、端末器は長信号となるセンサ検
出情報信号の送信を行わずに、監視対象機器が正常か否
かの判定結果を示す所定の短信号(データ量の小さな信
号)を送信するから、先述の従来システムの如く監視対
象機器が正常か否かにかかわらず長信号のセンサ検出情
報信号を端末器から送信する形式に比べ、端末器におけ
る累積の送信処理時間を効果的に短くすることができ、
また、中継器を設ける場合には中継器における累積の中
継処理時間も効果的に短くすることができ、これによ
り、送信や中継に要する電力を低減して端末器や中継器
の消費電力を低減することができる。
【0009】また、端末器を複数配備する場合では、上
記の如く監視対象機器が正常なとき端末器がセンサ検出
情報信号を送信せずに短信号を送信することで、監視対
象機器が正常か否かにかかわらず長信号のセンサ検出情
報信号を端末器から送信する形式に比べ、端末器の夫々
と中央管理装置との間での通信における通信衝突の発生
確率を効果的に低減して先述の如き通信渋滞の発生を効
果的に防止することができ、これにより、監視対象機器
が異常であるときの中央管理装置へのセンサ検出情報信
号の伝送を円滑にしてシステムの機器監視機能を効果的
に高めることができ、また、通信待ちによる送信処理時
間の長時間化も防止して端末器の消費電力を一層効果的
に低減することができる。
【0010】そしてまた、監視対象機器が正常なときに
は、判定結果を示す上記短信号を端末器が送信すること
で、監視対象機器の正常な状態が続いて端末器からのセ
ンサ検出情報信号の送信が無い状態が続く状況において
も、中央管理装置の側では、その短信号をもって監視対
象機器が正常であることの確認とともに中央管理装置と
端末器との間の通信機能が適切に保たれていることの確
認を行うことができ、この点、監視対象機器が正常なと
きの端末器からの送信を単純に全て無くしてしまうこと
で消費電力の低減や通信渋滞の防止を図るのに比べ、シ
ステムの管理面でも一層優れたものにすることができ
る。
【0011】ちなみに、消費電力の低減や通信渋滞の防
止を図り、また、監視対象機器が正常であることの確認
とともに通信機能が適切に保たれていることの確認もで
きるようにするのに、別の形式としては、端末器がセン
サ検出情報に基づき監視対象機器が正常か否かを判定し
て、その判定結果に応じ、監視対象機器が正常なときに
は監視対象機器が異常なときよりも送信頻度を低くして
センサ検出情報信号を送信するようにする構成も考えら
れるが、この構成では、監視対象機器が正常なときの端
末器の送信信号が長信号のセンサ検出情報信号である点
で先述の従来システムと変わりがなくて、監視対象機器
が正常なときに端末器から送信されるセンサ検出情報信
号そのものが通信衝突を起こし易く、この為に通信渋滞
の発生を防止する効果が低く制限される。
【0012】これに対し、請求項1に係る発明の上記構
成によれば、監視対象機器が正常なときの端末器の送信
信号が上記の如き短信号であって、その送信信号自体が
センサ検出情報信号に比べ通信衝突を起こし難い信号
(すなわち、センサ検出情報信号に比べデータ量の小さ
い信号)であることから、上記の如き別形式に比べ、通
信渋滞の発生をより効果的に防止することができ、その
ことで、通信渋滞の発生防止による機器監視機能の向上
及び消費電力の低減を一層効果的に達成することができ
る。
【0013】なお、請求項1に係る発明を実施するの
に、監視対象機器が正常なときの上記短信号の送信頻度
を監視対象機器が異常なときのセンサ検出情報信号の送
信頻度よりも低くし、そのことで通信渋滞の発生をさら
に効果的に防止するようにしてもよい。
【0014】また、請求項1に係る発明の実施において
は、端末器が送信する上記短信号及びセンサ検出情報信
号を中継器を介して中央管理装置に送る形式、あるい
は、それら短信号及びセンサ検出情報信号を中継器を介
さずに直接に中央管理装置へ送る形式のいずれを採用し
てもよい。
【0015】〔2〕請求項2に係る発明は請求項1に係
る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、
その特徴は、前記端末器と前記中央管理装置との間での
無線通信を中継する中継器を設ける構成において、この
中継器が、監視対象機器の正常を示す前記短信号を受信
したときには、その短信号の中継を行わずにその短信号
の受信記録を自身の記憶部に記録し、かつ、センサ検出
情報信号を受信したときには、そのセンサ検出情報信号
の中継を行う構成にし、前記中央管理装置が、監視対象
機器の正常を示す前記短信号についての受信記録情報を
無線通信により前記中継器から受け取る構成にしてある
点にある。
【0016】つまり、この構成によれば、監視対象機器
が異常で端末器がセンサ検出情報信号を送信したときに
は、従来と同様にそのセンサ検出情報信号が中継器によ
り中継されるから、中央管理装置の側では、そのセンサ
検出情報信号を従来と同様に適切に受信することができ
て、その受信したセンサ検出情報信号に基づき所要の処
理を適切に行うことができる。
【0017】一方、監視対象機器が正常で端末器が判定
結果を示す短信号として監視対象機器の正常を示す短信
号を送信したときには、中継器はその短信号の中継を行
わずに、その短信号の受信記録を自身の記憶部に記録す
るから、監視対象機器が正常なときに端末器が送信する
上記短信号を中継器において中継する形式を採るに比
べ、中継器における累積の中継処理時間を効果的に短く
することができ、これにより、中継に要する電力を低減
して中継器の消費電力を低減することができる。
【0018】また、端末器を複数配備する場合では、上
記の如く中継器が監視対象機器の正常を示す短信号の中
継を行わないことで、その短信号を中継器において中継
する形式に比べ、端末器の夫々と中央管理装置との間で
の通信における通信衝突の発生確率を一層効果的に低減
することができ、これにより、請求項1に係る発明と相
俟って先述の如き通信渋滞の発生をより一層効果的に防
止することができる。
【0019】そしてまた、中央管理装置は監視対象機器
の正常を示す上記短信号についての受信記録情報を無線
通信により中継器から受け取ることができるから、中継
器において監視対象機器の正常を示す短信号の中継を行
わない構成にしながらも、中央管理装置の側では、上記
受信記録情報の受け取りをもって監視対象機器が正常で
あることの確認とともに中央管理装置と端末器との間の
通信機能が適切に保たれていることの確認を行うことが
できる。
【0020】なお、受信記録情報の信号は複数の上記短
信号を集約した信号でよくて、中央管理装置がその信号
を受け取る頻度は低いもので済み、また、その信号のデ
ータ量も小さいもので済むことから、中央管理装置と中
継器との間での無線通信による上記受信記録情報の受け
渡しによって上記の各効果が大きく損なわれることはな
い。
【0021】〔3〕請求項3に係る発明は機器監視シス
テムに係り、その特徴は、監視対象機器に機器状態検出
用のセンサを装備し、このセンサの検出情報を無線通信
により中央管理装置に送る端末器を設けるとともに、前
記端末器と前記中央管理装置との間での無線通信を中継
する中継器を設ける構成において、前記端末器が、前記
センサの検出情報に基づき監視対象機器が正常か否かを
判定して、その判定結果を示す所定の短信号をセンサ検
出情報信号とともに送信する構成にし、前記中継器が、
監視対象機器の正常を示す前記短信号を受信したときに
は、その短信号に付随するセンサ検出情報信号の中継を
行わずにその短信号の中継を行い、かつ、監視対象機器
の異常を示す前記短信号を受信したときには、その短信
号に付随するセンサ検出情報信号の中継を行う構成にし
てある点にある。
【0022】つまり、この構成によれば、監視対象機器
が異常で端末器が監視対象機器の異常を示す短信号をセ
ンサ検出情報信号とともに送信したときには、従来と同
様にそのセンサ検出情報信号が中継器により中継される
から、中央管理装置の側では、そのセンサ検出情報信号
を従来と同様に適切に受信することができて、その受信
したセンサ検出情報信号に基づき、監視対象機器で発生
した異常の種別や程度の判定、異常原因の分析、機器異
常データの記録収集などの所要の処理を適切に行うこと
ができる。
【0023】一方、監視対象機器が正常で端末器が監視
対象機器の正常を示す短信号をセンサ検出情報信号とと
もに送信したときには、中継器はその短信号に付随する
センサ検出情報信号の中継を行わずに、その短信号の中
継(すなわち、長信号となるセンサ検出情報信号に比べ
データ量の小さな信号の中継)を行うから、先述の従来
システムの如く監視対象機器が正常か否かにかかわらず
端末器からのセンサ検出情報信号を中継器において中継
する形式に比べ、中継器における累積の中継処理時間を
効果的に短くすることができ、これにより、中継に要す
る電力を低減して中継器の消費電力を低減することがで
きる。
【0024】また、端末器を複数配備する場合では、上
記の如く監視対象機器が正常なとき中継器がセンサ検出
情報信号の中継を行わずに短信号の中継を行うことで、
監視対象機器が正常か否かにかかわらず端末器からのセ
ンサ検出情報信号を中継器において中継する形式に比
べ、端末器の夫々と中央管理装置との間での通信におけ
る通信衝突の発生確率を効果的に低減して先述の如き通
信渋滞の発生を効果的に防止することができ、これによ
り、監視対象機器が異常であるときの中央管理装置への
センサ検出情報信号の伝送を円滑にしてシステムの機器
監視機能を効果的に高めることができ、また、通信待ち
による送信処理時間の長時間化も防止して端末器の消費
電力も効果的に低減することができる。
【0025】そしてまた、監視対象機器が正常なときに
は、監視対象機器の正常を示す上記短信号が中継器にお
いて中継されることにより、監視対象機器の正常な状態
が続いてセンサ検出情報信号の中継が行われない状態が
続く状況においても、中央管理装置の側では、その中継
短信号の受信により、監視対象機器が正常であることの
確認とともに中央管理装置と端末器との間の通信機能が
適切に保たれていることの確認を行なうことができ、こ
の点でシステムの管理面においても一層優れたものにす
ることができる。
【0026】〔4〕請求項4に係る発明は機器監視シス
テムに係り、その特徴は、監視対象機器に機器状態検出
用のセンサを装備し、このセンサの検出情報を無線通信
により中央管理装置に送る端末器を設けるとともに、前
記端末器と前記中央管理装置との間での無線通信を中継
する中継器を設ける構成において、前記端末器が、前記
センサの検出情報に基づき監視対象機器が正常か否かを
判定して、その判定結果を示す所定の短信号をセンサ検
出情報信号とともに送信する構成にし、前記中継器が、
監視対象機器の正常を示す前記短信号を受信したときに
は、その短信号及びそれに付随するセンサ検出情報信号
の中継を行わずにその短信号の受信記録を自身の記憶部
に記録し、かつ、監視対象機器の異常を示す前記短信号
を受信したときには、その短信号に付随するセンサ検出
情報信号の中継を行う構成にし、前記中央管理装置が、
監視対象機器の正常を示す前記短信号についての受信記
録情報を無線通信により前記中継器から受け取る構成に
してある点にある。
【0027】つまり、この構成によれば、監視対象機器
が異常で端末器が監視対象機器の異常を示す短信号をセ
ンサ検出情報信号とともに送信したときには、従来と同
様にそのセンサ検出情報信号が中継器により中継される
から、中央管理装置の側では、そのセンサ検出情報信号
を従来と同様に適切に受信することができて、その受信
したセンサ検出情報信号に基づき、監視対象機器で発生
した異常の種別や程度の判定、異常原因の分析、機器異
常データの記録収集などの所要の処理を適切に行うこと
ができる。
【0028】一方、監視対象機器が正常で端末器が監視
対象機器の正常を示す短信号をセンサ検出情報信号とと
もに送信したときには、中継器はその短信号及びそれに
付随するセンサ検出情報信号の中継を行わずに、その短
信号の受信記録を自身の記憶部に記憶するから、先述の
従来システムの如く監視対象機器が正常か否かにかかわ
らず端末器からのセンサ検出情報信号を中継器において
中継する形式に比べ、中継器における累積の中継処理時
間を効果的に短くすることができ、これにより、中継に
要する電力を低減して中継器の消費電力を低減すること
ができる。
【0029】また、端末器を複数配備する場合では、上
記の如く監視対象機器が正常なとき中継器が上記短信号
及びそれに付随するセンサ検出情報信号の中継を行わな
いことで、監視対象機器が正常か否かにかかわらず端末
器からのセンサ検出情報信号を中継器において中継する
形式に比べ、端末器の夫々と中央管理装置との間での通
信における通信衝突の発生確率を効果的に低減して先述
の如き通信渋滞の発生を効果的に防止することができ、
これにより、監視対象機器が異常であるときの中央管理
装置へのセンサ検出情報信号の伝送を円滑にしてシステ
ムの機器監視機能を効果的に高めることができ、また、
通信待ちによる送信処理時間の長時間化も防止して端末
器の消費電力も効果的に低減することができる。
【0030】そしてまた、中央管理装置は監視対象機器
の正常を示す上記短信号についての受信記録情報を無線
通信により中継器から受け取ることができるから、中継
器において監視対象機器の正常を示す短信号の中継を行
わない構成にしながらも、中央管理装置の側では、上記
受信記録情報の受け取りをもって監視対象機器が正常で
あることの確認とともに中央管理装置と端末器との間の
通信機能が適切に保たれていることの確認を行うことが
でき、この点でシステムの管理面においても一層優れた
ものにすることができる。
【0031】なお、前述と同様、受信記録情報の信号は
複数の上記短信号を集約した信号でよくて、中央管理装
置がその信号を受け取る頻度は低いもので済み、また、
その信号のデータ量も小さいもので済むことから、中央
管理装置と中継器との間での無線通信による上記受信記
録情報の受け渡しによって上記の各効果が大きく損なわ
れることはない。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は工場やプラント等に分散配
備された多数の蒸気トラップ1の状態を無線通信を用い
て監視する監視システムを示し、監視対象機器である蒸
気トラップ1の夫々に状態検出用のセンサ2を装備する
とともに、無線通信により中央管理装置3と情報交換す
るセンサ管理用の複数の端末器4を各々の担当トラップ
1の近傍に位置させて配備し、これら端末器4に各々の
担当トラップ1の装備センサ2をリード線5を介して接
続してある。
【0033】また、複数の中継器6を分散配備し、これ
ら中継器6により端末器4の夫々と中央管理装置3との
間での無線通信(本例ではスペクトル拡散方式の無線通
信)を中継する。
【0034】端末器4には、図2に示す如く、1つのセ
ンサ2の接続のみが可能なシングル用端末器4Sと、複
数のセンサ2の並列接続が可能なマルチ用端末器4Mと
の二種があり、いずれの端末器4(4S,4M)も、図
3に示す如く、マイクロプロセッサを用いたデジタル回
路部7、センサ2を接続するアナログ回路部8、アンテ
ナ9aを用いて情報の送受信を行う通信部9、アナログ
回路部8及び通信部9への供給電力を制御する電源制御
部10、電源電池11、設定情報などを記憶する記憶部
12、LEDを用いた警報灯13を備えており、マルチ
用端末器4Mのアナログ回路部8には、複数の接続セン
サ2の検出情報を順次に入力するための入力切換用スイ
ッチ回路8aを設けてある。
【0035】各端末器4のデジタル回路部7は、中央管
理装置3から無線通信により付与された設定情報に従い
設定時間(例えば1分間〜24時間の間の範囲から選択
した時間)ごとに周期的に、あるいは設定時刻において
定時的に、アナログ回路部8を電源制御部10による供
給電力制御により休眠状態から覚醒状態にして、接続セ
ンサ2の検出情報を入力(マルチ用端末器4Mでは、デ
ジタル回路部7による入力切換用スイッチ回路8aの操
作により複数の接続センサ2の検出情報を順次に入力)
し、この入力処理の後、電源制御部10による供給電力
制御によりアナログ回路部8を再び休眠状態に戻す。ま
た、入力したセンサ検出情報はデジタル回路部7で処理
する。
【0036】そして、各端末器4のデジタル回路部7
は、センサ検出情報の入力処理に続き、通信部9を同じ
く電源制御部10による供給電力制御により休眠状態か
ら覚醒状態にして、中央管理装置3への情報送信と中央
管理装置3からの情報受信を行い、この通信処理の後、
電源制御部10による供給電力制御により通信部9を再
び休眠状態に戻す。
【0037】つまり、このようにアナログ回路部8及び
通信部9を供給電力制御により必要時にのみ覚醒状態に
することで消費電力を節減し、これにより電源電池11
の交換を長期間にわたって不要にする。
【0038】なお、各端末器4のデジタル回路部7は、
通信部9が休眠状態下において自身宛ての中央管理装置
3からの信号を受信したときには、それに対する対応の
ために通信部9を一時的に覚醒状態にする。
【0039】各端末器4のデジタル回路部7は、上記の
通信処理を行うのに、その具体的処理手順として、先ず
中央管理装置3に接続要求信号を送信し、この接続要求
信号に対する中央管理装置3からの接続許諾信号を受信
すると、それに続き実質通信としての中央管理装置3へ
の情報送信及び中央管理装置3からの情報受信を行い、
一方、接続要求信号の送信に対し中央管理装置3が他の
端末器4との通信状態にあって中央管理装置3からの接
続許諾信号が無い場合(すなわち、通信衝突が生じた場
合)には、その先行端末器4の通信処理が完了するま
で、通信待ち状態として、通信部覚醒状態の下で中央管
理装置3への接続要求信号の送信を繰り返す。
【0040】また、各端末器4のデジタル回路部7は、
記憶部12に格納してある診断プログラムに従って、各
回の入力処理ごとに、入力したセンサ検出情報に基づき
担当トラップ1が正常か否かの判定を行い、そして、そ
の判定結果に応じ、担当トラップ1が異常なときには入
力処理に続く通信処理において、図7の(イ)に示す如
く、判定結果を示す所定の短信号Sx(すなわち、担当
トラップ1の異常を示す短信号)とともに、デジタル回
路部7で処理したセンサ検出情報の信号SSを送信し、
一方、担当トラップ1が正常なときには入力処理に続く
通信処理において、同図7の(ロ)に示す如く、センサ
検出情報の信号SSは送信せずに判定結果を示す所定の
短信号Sy(すなわち、担当トラップ1の正常を示す短
信号)を送信する。
【0041】すなわち、センサ検出情報の信号SSがデ
ータ量の大きい長信号であることに対し、上記の如く、
担当トラップ1が正常なときにはセンサ検出情報信号S
Sの送信を行わないことで、通信待ち状態の端末器4が
生じる通信渋滞を防止して、システムのトラップ監視機
能を高く維持するとともに、通信待ちによる消費電力の
増大を防止する。
【0042】一方、各端末器4のデジタル回路部7は、
電源電池11の出力電圧及び通信部9で受信する信号の
信号強度を監視するとともに、中央管理装置3からの指
示に従って接続センサ2の機能チェック及び端末器各部
の機能チェックを行い、電源電池11の出力電圧が設定
値未満に低下したときや、受信信号の信号強度が設定値
未満になったとき、あるいはまた、接続センサ2及び端
末器各部の機能チェックで異常が検出されたときには、
異常信号を中央管理装置3に送信するとともに警報灯1
3を点滅して、それらの事態をシステムの管理者に報知
する。
【0043】センサ2には振動温度用センサ2Aと振動
用センサ2Bと温度用センサ2Cとの三種があり、振動
温度用センサ2Aはトラップ1の超音波レベルの振動d
とトラップ1の温度tsとトラップ1の周囲温度toと
の三者を検出し、振動用センサ2Bはトラップ1の超音
波レベルの振動dのみを検出し、温度用センサ2Cはト
ラップ1の温度tsとトラップ1の周囲温度toとの二
者のみを検出するものであり、各トラップ1の形式や監
視項目に応じて、これら三種のセンサ2A〜2Cのうち
のいずれかを各トラップ1に装備する。
【0044】また、各端末器4のアナログ回路部8へは
上記センサ2A〜2Cに限らず、図2に示す如く、各ト
ラップ1を装備した蒸気系への蒸気供給管14に介装さ
れた弁15の開閉状態osを検出する開閉センサ16
(あるいは、それら蒸気供給管14の管内圧力pや各ト
ラップ1に接続された復水流入管17の管内圧力pを検
出する圧力センサ18)をリード線5を介して接続する
ことができる。
【0045】各端末器4のデジタル回路部7は、センサ
検出情報を入力する各回の入力処理において各接続セン
サ2A,2B,2C,16(18)につき、センサ種別
に関係なく、トラップ振動dの検出情報、トラップ温度
tsの検出情報、トラップ周囲温度toの検出情報、弁
開閉状態os(ないし管内圧力p)の検出情報の夫々を
設定周期ΔTs(例えば40ms)で設定回数nだけサ
ンプリングする構成にしてあり、この構成に対し、各検
出情報d,ts,to,os(p)のサンプリング回数
nを中央管理装置3からの指示により接続センサ2A,
2B,2C,16(18)ごとに設定することで、接続
センサ2A,2B,2C,16(18)の種別に対応す
る。
【0046】すなわち、振動温度用センサ2Aについて
は弁開閉状態os(ないし管内圧力p)の検出情報につ
いてのサンプリング回数nを0に設定し、振動用センサ
2Bについてはトラップ温度tsの検出情報、トラップ
周囲温度toの検出情報、弁開閉状態os(ないし管内
圧力p)の検出情報の夫々についてのサンプリング回数
nを0に設定し、温度用センサ2Cについてはトラップ
振動dの検出情報、弁開閉状態os(ないし管内圧力
p)の検出情報の夫々についてのサンプリング回数nを
0に設定し、弁開閉状態を検出する開閉センサ16(な
いし管内圧力を検出する圧力センサ18)についてはト
ラップ振動dの検出情報、トラップ温度tsの検出情
報、トラップ周囲温度toの検出情報の夫々についての
サンプリング回数nを0に設定することで、各センサ2
A,2B,2C,16(18)につき不要なサンプリン
グを行わないようにして、それらセンサ2A,2B,2
C,16(18)の種別に対応する。
【0047】つまり、この方式を採ることで、端末器4
の共通仕様化を図ってシステムコストの低減を可能にし
ながら、中央管理装置3からの通信による設定情報の付
与だけで容易に接続センサ2A,2B,2C,16(1
8)の種別に対応できるようにする。なお、センサ非接
続の入力ポートについては、全てのセンサ検出情報d,
ts,to,os(p)についてのサンプリング回数n
を0に設定することで対応する。
【0048】そしてまた、各端末器4のデジタル回路部
7は、センサ検出情報を入力する各回の入力処理、及
び、それに続く各回の通信処理において、各接続センサ
2A,2B,2C,16(18)から入力した検出情報
d,ts,to,os(p)の夫々につき、各々n個の
サンプリングデータを平均化して、その平均化データを
中央管理装置3へ送る各々のセンサ検出情報とし、これ
により、センサ検出情報として全てのサンプリングデー
タを中央管理装置3に送るに比べ、中央管理装置3へ送
信するセンサ検出情報信号SSをデータ量の極力小さな
信号にして、通信渋滞の防止効果及び消費電力を低減効
果を高める。
【0049】また、各端末器4のデジタル回路部7は、
振動温度用センサ2A又は振動用センサ2Bから入力し
たトラップ振動dの検出情報に基づき、その振動検出情
報についてのn回のサンプリングの期間中における対象
トラップ1(特にディスク式トラップ)の作動回数mを
検出し、端末器4において担当トラップ1が正常か否か
を判定する際には他のセンサ検出情報とともにこの作動
回数mの検出情報を用いて判定を行い、また、中央管理
装置3へセンサ検出情報を送る際には他のセンサ検出情
報とともにこの作動回数mの検出情報も中央管理装置3
へ送る。
【0050】なお、各端末器4は電源電池11に限ら
ず、一般商用電源や自家用電源あるいは太陽電池などの
補助電源も使用できる。
【0051】各中継器6は、図4に示す如く、マイクロ
プロセッサを用いたデジタル回路部19、アンテナ20
aを用いて情報の送受信を行う通信部20、一般商用電
源ないし自家用電源からの供給電力を受ける受電部2
1、設定情報などを記憶する記憶部22、LEDを用い
た警報灯23、停電時用のバックアップ電池24を備え
ており、各中継器6のデジタル回路部19は、通信部2
0が信号を受信すると、その受信信号に付されている識
別符号と記憶部22に記憶している各中継器6ごとの通
信経路情報とに基づき、その受信信号が自身の担当信号
か否かを判定し、そして、その受信信号が自身の担当信
号であったときには、その受信信号を送信信号に変換し
て通信部20から送信する中継処理を行う。
【0052】各中継器6が自身の記憶部22に記憶して
いる通信経路情報は(図6参照)、自身と同一の通信経
路を担う連係中継器6、自身を含む連係中継器6の上位
下位の関係、及び、自身を含む連係中継器6夫々の管轄
端末器4を示すもの(略言すれば通信上の道標)であ
り、各中継器6のデジタル回路部19は、上記の判定に
基づく中継処理として、中央管理装置3を宛先とする上
り信号については、直轄の下位連係中継器6及び直轄の
管轄端末器4からの受信信号のみを中継処理し、また、
中央管理装置3からの下り信号については、直属の上位
連係中継器6又は直属の中央管理装置3からの受信信号
であって直轄の管轄端末器4又は下位連係中継器6の管
轄端末器4又は下位連係中継器6を宛先とする受信信号
のみを中継処理し、これにより、複数の端末器4と中央
管理装置3との間での無線通信を端末器4の夫々につい
て単一の通信経路で行う。
【0053】つまり、この中継方式を採用して端末器4
と中央管理装置3との間での無線通信を端末器4の夫々
について単一の通信経路で行うことにより、複数の端末
器4及び複数の中継器6を配備する形態を採りながらも
通信混乱を効果的に防止した状態で、その無線通信を円
滑かつ効率的に行えるようする。
【0054】なお、中央管理装置3との位置関係によっ
ては中継器6による中継を介さずに中央管理装置3と直
接に無線通信を行う非中継の端末器4もある。
【0055】また、各中継器6のデジタル回路部19
は、直轄の管轄端末器4からの送信信号であってその管
轄端末器4の担当トラップ1が異常であることを示す前
述の短信号Sx及びそれに付随するセンサ検出情報信号
SSを受信したときには、図7の(イ)に示す如く、そ
れら短信号Sx及びセンサ検出情報信号SSの中継処理
を行い、一方、直轄の管轄端末器4からの送信信号であ
ってその管轄端末器4の担当トラップ1が正常であるこ
とを示す前述の短信号Syを受信したときには、同図7
の(ロ)に示す如く、その短信号Syの中継処理を行わ
ずにその短信号Syの受信記録を自身の中継器6の記憶
部22に記録する。
【0056】そしてまた、各中継器6のデジタル回路部
19は、各端末器4によるセンサ検出情報の入力処理と
それに続く通信処理との一連の処理の時間間隔よりも充
分に大きな時間間隔で周期的にあるいは定時的に、同図
7の(ハ)に示す如く、トラップ1の正常を示す上記短
信号Syについての集約化した受信記録情報の信号S
y′を中央管理装置3に送信する。
【0057】すなわち、トラップ1の正常を示す短信号
Syの中継処理も行わないことで、前述の通信渋滞を一
層効果的に防止する。また、このように中継器6におい
てトラップ1の正常を示す短信号Syの中継を行わない
構成にしながらも、中央管理装置3の側では、トラップ
1の正常を示す短信号Syについての集約化された受信
記録情報の信号Sy′を周期的ないし定時的に受信する
ことで、監視対象のトラップ1が正常な状態が続く状況
下においても監視対象のトラップ1が正常であることの
確認とともに中央管理装置3と各端末器4との間の通信
機能が適切に保たれていることの確認を行えるようにす
る。
【0058】一方、各中継器6のデジタル回路部19
は、端末器4と同様、通信部20で受信する信号の信号
強度を監視するとともに、中央管理装置3からの指示に
従って中継器各部の機能チェックを行い、受信信号の信
号強度が設定値未満になったときや中継器各部の機能チ
ェックで異常が検出されたときには、異常信号を中央管
理装置3に送信するととも警報灯23を点滅して、それ
らの事態をシステムの管理者に報知する。
【0059】中央管理装置3は、図5に示す如く、マイ
クロプロセッサを用いた演算制御部25及びハードディ
スク等を用いた記憶部26を備えるパーソナル型のコン
ピュータ本体27に、ディスプレイ装置28、キーボー
ド29などの周辺装置とともに無線モデム30を接続し
て構成してあり、この無線モデム30を用いて中継器6
や端末器4との無線通信を行う。
【0060】中央管理装置3の演算制御部25(コンピ
ュータ本体27の演算制御部)は、担当トラップ1が異
常なときにセンサ検出情報信号SSとして各端末器4か
ら送られる前述のセンサ検出情報d,ts,to,os
(p)や作動回数検出情報mに基づき、各蒸気トラップ
1が正常、蒸気漏れ異常、詰まり異常、温度異常のいず
れの状態にあるかを記憶部26に格納の診断プログラム
に従い詳細に診断して、異常の種別の判定とともに異常
の程度の判定や異常原因の分析などを行い、そして、異
常トラップ1の識別符号、発生異常の種別、発生異常の
程度、異常原因、異常トラップの設置場所などの情報を
ディスプレイ装置28に表示するとともに、異常トラッ
プ1を担当する端末器4に対し警報灯13の点滅を通信
により指示する。
【0061】また、中央管理装置3の演算制御部25
は、端末器4から送られるセンサ検出情報や作動回数検
出情報とともに、それら検出情報に基づく上記診断の結
果を記憶部26内のトラップ監視用データベースに記録
し、さらに、前述した受信記録情報の信号Sy′を受信
すると、その受信記録情報を記憶部26内のトラップ監
視用データベースに記録する。
【0062】なお、蒸気漏れ異常とは、蒸気トラップの
本来機能として蒸気の流出を阻止しながら復水のみを排
出することが要求されるのに対し蒸気が許容限度を超え
て流出する異常であり、また、詰まり異常とは復水の排
出が円滑に行われない異常であり、温度異常とはトラッ
プ温度tsないしトラップ周囲温度toが適正範囲を低
下側ないし上昇側に逸脱する異常である。
【0063】また、詰まり異常は一般にトラップ内部に
おける滞留復水の温度低下に伴う検出トラップ温度ts
の低下に基づいて検知するが、本システムでは、詰まり
異常の検知精度が特に高く要求される蒸気トラップ1に
ついては、振動温度用センサ2Aや温度用センサ2Cに
よるトラップ温度tsの検出情報と、開閉センサ16に
よる弁開閉状態osの検出情報(ないしは、圧力センサ
18による管内圧力pの検出情報)との二者に基づいて
詰まり異常を検知(診断)するようにしてあり、具体的
には、蒸気供給管14における介装弁15が開き状態に
ある状況(ないしは、蒸気供給管14や復水流入管17
の管内圧力pが設定値以上の状況)で検出トラップ温度
tsが設定値以下に低下したとき詰まり異常と判定す
る。
【0064】一方、中央管理装置3の演算制御部25
は、中継器6や端末器4から前述の機能チェックや信号
強度低下などについて異常信号を受信したとき、それら
異常中継器6や異常端末器4の識別符号、発生異常種、
異常中継器6や異常端末器4の設置場所などの情報をデ
ィスプレイ装置28に表示するとともに、それら中継器
6や端末器4での異常発生を記憶部26内のシステム管
理用データベースに記録する。
【0065】また、複数の端末器4と中央管理装置3と
の間での通信を端末器4の夫々について単一の通信経路
で行うのに、その通信経路の決定は中央管理装置3が経
路決定プログラムに従って次の如く自動的に行う。
【0066】すなわち、中央管理装置3の演算制御部2
5は、経路決定処理の実行を指示されると、記憶部26
内のシステム管理用データベースに予め入力されている
各中継器6の登録情報に基づき、全ての中継器6に対し
て順次に非中継の呼掛通信を行い、この呼掛通信に対し
中央管理装置3への応答通信のあった中継器6を中継段
位の最も高い中継器6(すなわち、他の中継器6を介さ
ずに中央管理装置3と直接に無線通信する最上位の中継
器)として決定する初期工程を実行する。
【0067】また、この初期工程に続き、中央管理装置
3の演算制御部25は、前工程で段位決定した中継器6
を順次に呼掛側中継器6にして、その呼掛側中継器6に
よる中継の下で、呼掛側中継器6から段位未決定の中継
器6(すなわち、未だ応答通信の無い中継器)の夫々に
対し順次に非中継の呼掛通信を行い、この呼掛通信に対
し呼掛側中継器6への応答通信のあった中継器6を、そ
のときの呼掛側中継器6の直轄の下位中継器6として決
定する後続工程を繰り返し、これにより、各中継器6に
ついて直属の上位中継器6を1つに限った状態の樹枝状
の中継経路網を自動的に決定する。
【0068】さらに、中央管理装置3の演算部25は、
この中継経路網の決定の後、記憶部26内のシステム管
理用データベースに予め入力されている各端末器4の登
録情報に基づき、各中継器6を順次に呼掛側中継器6に
して、その呼掛側中継器6による中継の下で、呼掛側中
継器6から管轄未決定の端末器4(すなわち、未だ応答
通信の無い端末器)の夫々に対し順次に非中継の呼掛通
信を行い、この呼掛通信に対し呼掛側中継器6への応答
通信のあった端末器4を、そのときの呼掛側中継器6の
管轄端末器4として決定する最終工程を実行する。
【0069】つまり、中央管理装置3の演算制御部25
は、上記の初期工程及び後続工程による中継経路網の自
動決定と、上記の最終工程による管轄端末器の自動決定
とにより、中央管理装置3との間での無線通信を端末器
4の夫々について単一の通信経路で行うための図6に示
す如き通信経路網を中央管理装置3と各端末器4との間
の全行程について自動的に決定し、そして、この決定し
た通信経路網をシステム管理及び通信処理のための情報
として記憶部26内のシステム管理用データベースに登
録する。
【0070】なお、中央管理装置3の演算制御部25
は、前記初期工程に先立ち各端末器4に非中継の呼掛通
信を行い、この呼掛通信に対し中央管理装置3への応答
通信のあった端末器4を非中継端末器4として決定する
形態で、中継器6を介さずに中央管理装置3と直接に無
線通信を行う非中継端末器4の決定も自動的に行う。
【0071】通信経路の決定において、中央管理装置3
の演算制御部25は、上記の初期工程及び後続工程で最
終的に応答通信の無かった中継器6があった場合、ま
た、上記の最終工程で最終的に応答通信の無かった端末
器4があった場合、それら最終的に応答通信の無かった
中継器6や端末器4をディスプレイ装置28での識別符
号の表示及び設置場所の表示により報知する構成にして
あり、システムの構築者ないし管理者は、後続工程の終
了段階で最終的に応答通信の無かった中継器6の報知が
あった際には、その中継器6の設置場所を調整する等の
処置を行った上で、中央管理装置3の演算制御部25に
初期工程及びそれに続く後続工程を再実行させ、また、
最終工程の終了段階で最終的に応答通信の無かった端末
器4の報知があった際には、その端末器4や近傍中継器
6の設置場所を調整する等の処置を行った上で、中央管
理装置3の演算制御部25に最終工程を再実行させる。
【0072】また、中央管理装置3の演算制御部25
は、上記の初期工程、後続工程、最終工程の夫々におい
て、中継器6や端末器4からの応答通信の信号強度が設
定値以上のときのみ、その応答通信があったと判定して
各段位の中継器6の決定や管轄端末器4の決定を行い、
これにより、上述の如き通信経路の自動決定を極力良好
な無線通信機能を確保する上で一層的確かつ効果的なも
のにする。
【0073】さらにまた、各中継器6はデジタル回路部
19による処理により、前記後続工程の繰り返しごとに
自身と同一の通信経路を担うものとなる中継器6を連係
中継器6として上位下位の関係とともに自身の記憶部2
2に追加登録することで、また、前記最終工程において
自身を含む連係中継器6夫々の管轄端末器4を自身の記
憶部22に登録することで、中央管理装置3による通信
経路の自動決定に並行して前述の如き各中継器6ごとの
通信経路情報(通信上の道標)を自身の記憶部22内に
構築する。
【0074】そして、上記の如き通信経路網の自動決定
後、中央管理装置3の演算制御部25は、システムの構
築者ないし管理者の指示にしたがって、各端末器4や各
中継器6に対する種々の必要な設定処理を決定通信経路
網を用いた無線通信により実行する。
【0075】以上要するに、本実施形態では、センサ検
出情報を中央管理装置3に送ることについて(図7参
照)、各端末器4は、センサ2の検出情報に基づき監視
対象機器1(蒸気トラップ)が正常か否かを判定して、
その判定結果に応じ、監視対象機器1が正常なときには
センサ検出情報信号SSの送信を行わずに上記判定の結
果を示す所定の短信号Sy(監視対象機器1の正常を示
す短信号)を送信し、かつ、監視対象機器1が異常なと
きにはセンサ検出情報信号SSを送信する構成にしてあ
る。これに対し、各中継器6は、監視対象機器1の正常
を示す短信号Syを受信したときには、その短信号Sy
の中継を行わずにその短信号Syの受信記録を自身の記
憶部22に記録し、かつ、センサ検出情報信号SSを受
信したときには、そのセンサ検出情報信号SSの中継を
行う構成にしてある。そして、中央管理装置3は、監視
対象機器1の正常を示す短信号Syについての受信記録
情報を無線通信により受信記録情報信号Sy′として各
中継器6から受け取る構成にしてある。
【0076】〔別実施形態〕次に別実施形態を列記す
る。
【0077】センサ検出情報を中央管理装置3に送るこ
とについて、前述の実施形態で示した構成に代え、次の
(a)や(b)のシステム構成を採用してもよい。
【0078】(a)図8の(イ),(ロ)に示す如く、
端末器4は、センサ2の検出情報に基づき監視対象機器
1が正常か否かを判定して、その判定結果を示す所定の
短信号Sx,Syをセンサ検出情報信号SSとともに送
信する構成にする。これに対し、中継器6は、監視対象
機器1の正常を示す短信号Syを受信したときには、図
8の(ロ)に示す如く、その短信号Syに付随するセン
サ検出情報信号SSの中継を行わずにその短信号Syの
中継を行い、かつ、監視対象機器1の異常を示す短信号
Sxを受信したときには、図8の(イ)に示す如く、そ
の短信号Sxに付随するセンサ検出情報信号SSの中継
を行う構成にする。
【0079】(b)図9の(イ),(ロ)に示す如く、
端末器4は、センサ2の検出情報に基づき監視対象機器
1が正常か否かを判定して、その判定結果を示す所定の
短信号Sx,Syをセンサ検出情報信号SSとともに送
信する構成にする。これに対し、中継器6は、監視対象
機器1の正常を示す短信号Syを受信したときには、図
9の(ロ)に示す如く、その短信号Sy及びそれに付随
するセンサ検出情報信号SSの中継を行わずにその短信
号Syの受信記録を自身の記憶部22に記録し、かつ、
監視対象機器1の異常を示す短信号Sxを受信したとき
には、図9の(イ)に示す如く、その短信号Sxに付随
するセンサ検出情報信号SSの中継を行う構成にする。
そして、中央管理装置3は、図9の(ハ)に示す如く、
監視対象機器1の正常を示す短信号Syについての受信
記録情報を無線通信により受信記録情報信号Sy′とし
て中継器6から受け取る構成にする。
【0080】請求項1に係る発明は中継器6を設けない
システムにも適用でき、請求項1〜4に係る発明は端末
器4が1つのみのシステムにも適用でき、さらに、請求
項1〜4に係る発明は端末器4から中央管理装置3の側
への一方通行的な通信のみを行うシステムにも適用でき
る。
【0081】中央管理装置3が、監視対象機器1の正常
を示す短信号Syについての受信記録情報を受信記録情
報信号Sy′として中継器6から受け取るようにする場
合、中央管理装置3からの要求無しに中継器6から周期
的ないし定時的に受信記録情報信号Sy′を送信するの
に代えて、中央管理装置3の側から中継器6に対し適時
に受信記録情報信号Sy′の送信を要求するようにして
もよい。
【0082】端末器4はシングル用端末器4Sあるいは
マルチ用端末器4Mのいずれか一方のみにしてもよく、
また、センサ接続数の異なる複数種のマルチ用端末器4
Mを用いるようにしてもよい。
【0083】また、前述の実施形態では、監視対象機器
1の近傍に配置した端末器4に対しリード線5を介して
センサ2を接続する例を示したが、これに代え、センサ
2を組み付けた端末器4を監視対象機器1に対し取り付
けて、その組み付けセンサ2により監視対象機器1の状
態を検出するようにしてもよく、端末器4の具体的構
造、及び、端末器4に対するセンサ2の具体的接続構造
は夫々、種々の構成変更が可能である。
【0084】端末器4と中央管理装置3の間での無線通
信にはスペクトラム拡散方式に限らず、種々の方式を採
用できる。
【0085】監視対象機器は蒸気トラップに限られるも
のではなく、弁、ポンプ、ファン、タンク、熱交換器、
工作機器などであってもよく、本発明は種々の機器の監
視に適用できる。
【0086】また、監視対象機器に装備するセンサも振
動センサや温度センサに限られるものではなく、監視対
象機器や監視目的に応じて種々のセンサを採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視システムの全体を示す概略平面図
【図2】端末器を示す斜視図
【図3】端末器の構成を示すブロック図
【図4】中継器の構成を示すブロック図
【図5】中央管理装置の構成を示す斜視図
【図6】通信経路網を示す図
【図7】信号送信形態の説明図
【図8】別実施形態を示す信号送信形態の説明図
【図9】他の別実施形態を示す信号送信形態の説明図
【符号の説明】
1 監視対象機器(蒸気トラップ) 2 センサ 3 中央管理装置 4 端末器 6 中継器 22 中継器の記憶部 SS センサ検出情報信号 Sx,Sy 判定結果を示す短信号 Sy′ 受信記録情報の信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H215 AA01 BB20 CC07 CX05 CX08 GG02 GG03 KK04 KK07 5H223 AA01 BB01 DD07 DD09 EE06 EE11 5K048 AA16 BA23 DA02 DB01 DC01 EB08 HA03 5K067 AA33 AA43 GG02 HH21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象機器に機器状態検出用のセンサ
    を装備し、このセンサの検出情報を無線通信により中央
    管理装置に送る端末器を設ける機器監視システムであっ
    て、 前記端末器が、前記センサの検出情報に基づき監視対象
    機器が正常か否かを判定して、その判定結果に応じ、監
    視対象機器が正常なときにはセンサ検出情報信号の送信
    を行わずに前記判定の結果を示す所定の短信号を送信
    し、かつ、監視対象機器が異常なときにはセンサ検出情
    報信号を送信する構成にしてある機器監視システム。
  2. 【請求項2】 前記端末器と前記中央管理装置との間で
    の無線通信を中継する中継器を設ける構成において、 この中継器が、監視対象機器の正常を示す前記短信号を
    受信したときには、その短信号の中継を行わずにその短
    信号の受信記録を自身の記憶部に記録し、かつ、センサ
    検出情報信号を受信したときには、そのセンサ検出情報
    信号の中継を行う構成にし、 前記中央管理装置が、監視対象機器の正常を示す前記短
    信号についての受信記録情報を無線通信により前記中継
    器から受け取る構成にしてある請求項1記載の機器監視
    システム。
  3. 【請求項3】 監視対象機器に機器状態検出用のセンサ
    を装備し、このセンサの検出情報を無線通信により中央
    管理装置に送る端末器を設けるとともに、前記端末器と
    前記中央管理装置との間での無線通信を中継する中継器
    を設ける機器監視システムであって、 前記端末器が、前記センサの検出情報に基づき監視対象
    機器が正常か否かを判定して、その判定結果を示す所定
    の短信号をセンサ検出情報信号とともに送信する構成に
    し、 前記中継器が、監視対象機器の正常を示す前記短信号を
    受信したときには、その短信号に付随するセンサ検出情
    報信号の中継を行わずにその短信号の中継を行い、か
    つ、監視対象機器の異常を示す前記短信号を受信したと
    きには、その短信号に付随するセンサ検出情報信号の中
    継を行う構成にしてある機器監視システム。
  4. 【請求項4】 監視対象機器に機器状態検出用のセンサ
    を装備し、このセンサの検出情報を無線通信により中央
    管理装置に送る端末器を設けるとともに、前記端末器と
    前記中央管理装置との間での無線通信を中継する中継器
    を設ける機器監視システムであって、 前記端末器が、前記センサの検出情報に基づき監視対象
    機器が正常か否かを判定して、その判定結果を示す所定
    の短信号をセンサ検出情報信号とともに送信する構成に
    し、 前記中継器が、監視対象機器の正常を示す前記短信号を
    受信したときには、その短信号及びそれに付随するセン
    サ検出情報信号の中継を行わずにその短信号の受信記録
    を自身の記憶部に記録し、かつ、監視対象機器の異常を
    示す前記短信号を受信したときには、その短信号に付随
    するセンサ検出情報信号の中継を行う構成にし、 前記中央管理装置が、監視対象機器の正常を示す前記短
    信号についての受信記録情報を無線通信により前記中継
    器から受け取る構成にしてある機器監視システム。
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