JP2003131544A - 画像形成装置及びそのカートリッジ - Google Patents

画像形成装置及びそのカートリッジ

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JP2003131544A
JP2003131544A JP2001331338A JP2001331338A JP2003131544A JP 2003131544 A JP2003131544 A JP 2003131544A JP 2001331338 A JP2001331338 A JP 2001331338A JP 2001331338 A JP2001331338 A JP 2001331338A JP 2003131544 A JP2003131544 A JP 2003131544A
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Tetsuo Kishida
徹夫 岸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のプロセスカートリッジに搭載
された記憶装置を有効に活用する。 【解決手段】着脱自在なカートリッジを装着した画像形
成装置において、カートリッジに搭載されるEEPRO
M6Aの領域Cを有効に活用すべく、領域Cの用途に関
する情報を領域Aに保持する。CPU102Aは、領域
Aに保持されている情報に基づいて、領域Aを第1の用
途で用いるか又は第2の用途で用いるかを判定し、判定
結果に基づいて、領域Cへの読み書きを制御する。ま
た、CPU102Aは、販売店など本来領域Cに記憶さ
れている情報を、画像形成装置又はそのホストコンピュ
ータに退避しておけば、本来の情報も破壊することなく
有効に活用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
脱着可能なカートリッジに係り、とりわけ、カートリッ
ジに搭載された不揮発性メモリを有効利用する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体に着脱可能な消耗品ユニット
を有する画像形成装置が知られている。例えば、電子写
真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、
電子写真感光体及びこの電子写真感光体に作用するプロ
セスユニットを一体的にカートリッジ化している。この
カートリッジは、画像形成装置本体に着脱可能とされて
おり、このような方式をプロセスカートリッジ方式と呼
んでいる。
【0003】この種の画像形成装置としては、例えば電
子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリ
ンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシ
ミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサー等があげ
られる。また、これらの装置において、プロセスカート
リッジとは、帯電ユニット、現像ユニット或いはクリー
ニングユニットと、電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対
して着脱可能とするもの、または帯電ユニット、現像ユ
ニット、クリーニングユニットの少なくとも一つと、電
子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真
画像形成装置本体に着脱可能とするもの、更に、少なく
とも現像ユニットと電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とす
るものをいう。
【0004】このプロセスカートリッジ方式によれば、
装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザ自
身で行なうことができるので、格段に操作性を向上させ
ることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方
式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】また、特に、カラーレーザービームプリン
タでは電子写真感光体、クリーニングユニット及び廃ト
ナー容器が一体となったプロセスカートリッジ(感光ド
ラムカートリッジ)と、マゼンタ、シアン、イエロー、
ブラック色のトナーが入った各色の現像カートリッジを
画像形成装置本体に着脱可能とすることでメンテナンス
フリーを実現している。
【0006】このような画像形成装置では、例えば長期
使用によりプロセスカートリッジに組込まれた構成部品
の機能が低下した場合にプロセスカートリッジ全体が交
換される。この交換作業はワンタッチで画像形成装置本
体を開放して装置本体内部から古いプロセスカートリッ
ジを取り出し、装置本体に新品のプロセスカートリッジ
を装着するだけで済む。
【0007】さて、このようなプロセスカートリッジに
は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリを備えた
ものがある。このメモリ内にはさまざまな情報が格納さ
れる。図11に、感光ドラムカートリッジに設けられた
メモリに格納されるデータ内容の一例を示す。図11に
おいて、製造年月日504は当該感光ドラムカートリッ
ジを製造した日付である。製造番号503は当該感光ド
ラムカートリッジの固有の番号である製造番号である。
プロセスパラメータ505は、例えばドラム感度などの
パラメータを表す。寿命しきい時間506は当該感光ド
ラムカートリッジの使用可能時間を表す。累積使用時間
507は、当該感光ドラムカートリッジが使用された時
間の合計である。
【0008】このような感光ドラムカートリッジを装着
したプリンタ本体は、当該カートリッジの使用時間に応
じて累積使用時間507を更新し、メモリに記憶された
寿命しきい時間506と累積使用時間507を比較し
て、累積使用時間が寿命しきい時間を超えたら、寿命で
あると判断してユーザにその旨の報知を行なう。累積使
用時間507に記憶されたデータの更新は、例えば、プ
リンタの電源OFF時や一定のプリント枚数毎に行な
う。なお、一般に、累積使用時間は、感光ドラムの実際
の印字使用時間を累積するもので、単なる電源オンから
オフまでの時間ではない。また、累積使用時間の更新
は、所定の印刷枚数毎及び電源オフ時に行われる。所定
の印刷枚数毎に累積使用時間を更新するのは、停電等に
対応するためである。
【0009】また、特開2000−019929号公報
にあるように、ドラム寿命の判断をより正確に行なうに
は、より細かな情報が必要になり、感光ドラムカートリ
ッジに設けられたメモリに格納する情報量を増やす必要
がある。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロセ
スカートリッジに装着されるメモリ容量は非常に小さ
い。この容量を大きくすることも可能ではあるが、製造
コストが上昇してしまうという問題がある。
【0010】また、そのカートリッジに装着されるメモ
リの用途を考えると、前述のように、プロセスカートリ
ッジの出荷段階であらかじめ情報が書き込まれている記
憶領域と、画像形成装置に装着されて初めて使用される
領域とが存在する。
【0011】あるいは、カートリッジに書き込まれてい
る情報のであっても、プロセス制御や寿命の算出に必要
不可欠な情報もあれば、算出には不要な情報も存在す
る。
【0012】そこで、本願発明は、これらの記憶領域を
有効に活用することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の観点に
よれば、着脱自在なカートリッジを装着した画像形成装
置であって、前記カートリッジに搭載された記憶手段
と、前記記憶手段の用途に関する情報を保持する保持手
段と、前記保持手段に保持されている前記用途に関する
情報に基づいて、前記記憶手段を第1の用途で用いるか
又は第2の用途で用いるかを判定する判定手段と、前記
判定手段の判定結果に基づいて、前記記憶手段への読み
書きを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
画像形成装置が提供される。
【0014】これによって、カートリッジに搭載される
記憶手段の容量を増やすことなく、すなわち、コストア
ップすることなく、記憶手段を有効に活用できる。また
見方によっては、記憶手段に記憶可能な情報量を効率的
に増やすことができるともいえるかもしれない。
【0015】ここで、前記保持手段に保持されている前
記用途に関する情報を変更する変更手段をさらに備えて
もよい。
【0016】すなわち、変更手段を設けることによっ
て、前記記憶手段の用途を自由に変更できることにな
る。
【0017】また、前記記憶手段に記憶されている所定
の情報を退避する退避手段をさらに備え、前記退避手段
に前記所定の情報が退避されると、前記変更手段は、前
記用途に関する情報を変更するようにしてもよい。
【0018】このように退避手段を設けることによっ
て、オリジナルの情報を維持したまま、記憶手段を他の
用途のために使用可能となる。
【0019】また、前記画像形成装置における画像形成
の可否を検査する検査手段をさらに備え、前記検査手段
における検査結果に基づいて、前記変更手段は、前記用
途に関する情報を変更するようにしてもよい。
【0020】このようにすれば、例えば、画像形成装置
のエンジン等に異常が発生し画像形成が不可となった場
合においては、画像形成装置のエンジン制御部に不揮発
性メモリを備えていなくても、異常状態を記憶手段に保
存できる。ひいては、カートリッジの記憶手段に記憶さ
れている内容を読み出すことで、異常発生原因の解析、
修理などを容易に行なうことができるようになろう。
【0021】また、前記保持手段は、例えば、前記記憶
手段の記憶領域の一部であってもよい。このようにすれ
ば、保持手段として別に記憶手段を用意するよりも簡易
な構成となり、コスト的にも有利であろう。
【0022】また、前記記憶手段は、例えば、初期状態
においては、カートリッジの販売店に関する情報、製造
時期、販売時期又はリサイクルに関する情報など、前記
カートリッジに関する情報を記憶していてもよい。
【0023】これによって、カートリッジに装着する不
揮発性メモリの容量を増やすことなく、販売した地域や
時期に応じて最適なサービスをユーザに提供できるよう
になろう。
【0024】本願発明の第2の観点によれば、着脱自在
に画像形成装置に装着されるカートリッジであって、初
期状態において前記カートリッジに関する情報を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段を前記画像形成装置側から
制御するための制御信号を受信する受信手段と、前記カ
ートリッジに関する情報が記憶されている記憶領域の用
途に関する情報を保持する保持手段と、を備え、前記受
信手段において受信された前記制御信号に基づいて、前
記保持手段に保持されている前記用途に関する情報が変
更されると、前記画像形成装置により変更後の用途でも
って前記記憶領域が利用されることを特徴とするカート
リッジが提供される。
【0025】ここで、前記制御信号に基づいて、前記カ
ートリッジに関する情報が前記画像形成装置に退避され
ると、前記用途に関する情報が変更されるようにしても
よい。
【0026】また、前記用途に関する情報は、前記画像
形成装置における画像形成の可否に基づいて変更される
ようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本願発明の一実施形態を示
す。もちろん以下の実施形態は、本願発明の当業者によ
る実施を容易にするためのものであり、特許請求の範囲
によって確定される本願発明の技術的範囲のほんの一部
の実施形態にすぎない。従って、本願明細書に直接的に
記載されていない実施形態であっても、技術思想が共通
する限り本願発明の技術的範囲に入ることは明らかであ
る。なお、実施形態が複数記載されている場合には、複
数の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。ま
た、ある実施形態で説明した事項であって、他の実施形
態においても共通する事項については説明を省力するこ
とがある。
【0028】[実施形態1]図1は本実施形態にかかるプ
リンタの構造を示した図である。ここで1は、静電潜像
を形成するための感光体ドラム、2は感光体ドラム1を
一様に帯電するための帯電ローラ、3は感光体ドラム1
上の静電潜像を可視像化するための現像器、4は現像剤
となるトナーの容器、5は未転写のトナーをクリーニン
グするクリーナである。6は前記1〜5の要素によって
構成されているプロセスカートリッジであり、本体に対
して着脱可能である。7は感光体ドラム1上に静電潜像
を形成するための光源となるレーザ、8はレーザ7から
のレーザビームを感光体ドラム1上で走査するためのポ
リゴンミラー、9は折り返しミラー、10は7〜9によ
って構成されている光学ユニット、11は転写材である
用紙を積載しておくための用紙カセット、12は用紙カ
セット11内の用紙の有無を検出するための紙有無セン
サ、13は用紙カセット11に積載されている用紙を搬
送路に送り込むための給紙ローラ、14は給紙の際に用
紙を分離するための分離爪、15,16は搬送ローラ、
17は用紙の斜行を補正するためのレジストローラ、1
8は用紙先端を検出し、画像の書き出し位置と用紙への
転写のタイミングをとるためのTOPセンサ、19は感
光体ドラム1上のトナーを用紙に転写するための転写ロ
ーラ、20は用紙に転写されたトナーを用紙に定着させ
るための定着ローラ、21は用紙が定着ローラ20から
正常に出力されたかを検出するための定着排紙センサ、
22,23は用紙を機外に排出するまでの搬送を行なう
排出ローラである。24はプリンタエンジン(不図示)
とプロセスカートリッジ4とを電気的に接続するための
接点である。
【0029】図2に、上述の各構成を制御するための機
能ブロックを示す。101は、ホストコンピュータから
の画像データを、レーザを点灯させるためのドット情報
に展開し、レーザに供給する機能と、プリンタエンジン
に対してプリントの要求する機能と、プリントする際の
エンジンの状態を指示する機能と、エンジン内の状態を
チェックする機能などを有するプリンタコントローラで
ある。このプリンタコントローラ101は、不図示のイ
ンタフェース等を介してホストコンピュータと情報の送
受を行なう。102はエンジン制御部であって、プリン
タコントローラ101から送出されたコマンドに従い後
述するプリンタエンジン各部を制御し、一方、プリンタ
エンジンから送出されたステータスを受信して、プリン
タエンジンの情報をプリンタコントローラ101に報知
する。また、このエンジン制御部102は、プリンタエ
ンジンの制御を行なうCPU、ROM、RAMなどを有
している。
【0030】103〜109はプリンタエンジンの各部
を構成する要素である。103はエンジン制御部102
の指示に基づき、用紙を搬送するための駆動制御を実行
する用紙搬送制御部である。104はエンジン制御部1
02の指示に基づきスキャナモータおよびレーザなどの
制御を実行する光学系制御部である。105はエンジン
制御部102の指示に基づき帯電、現像、転写の各種高
圧出力を実行する高圧制御部である。106はエンジン
制御部102の指示に基づき定着器の温度を所定の温度
に温調する定着器温度制御部である。107はカートリ
ッジ内部のトナーの残量をモニタし、所定の残量を下回
った時点でエンジン制御部102にトナー無しを報知す
るためのトナー無し検出部である。109は紙有無セン
サ12又はTOPセンサ18などからの検出信号を入力
し、エンジン制御部102に出力するセンサ入力部であ
る。
【0031】また、6Aはプロセスカートリッジ6に搭
載されたEEPROMである。
【0032】図3は、図2におけるエンジン制御部10
2と、プロセスカートリッジ6との電気的な接続構成を
示している。
【0033】プロセスカートリッジ6は不揮発性メモリ
としてのEEPROM6Aを有しており、このEEPR
OM6Aは、エンジン制御部102内のCPU102A
からの電源(+3.3V)とグランド(GND)、チッ
プセレクト信号(CS)、シリアルクロック信号(CL
K)、シリアルデータ出力信号(DO)を入力する。さ
らに、CPU102Aにシリアルデータ入力信号(D
I)を出力する。なお、これらの信号を授受するため
に、エンジン制御部102内のCPU102Aとカート
リッジ6内のEEPROM6Aとが接点24(図1)を
通じて接続されている。すなわち、接点24は、情報を
送受信するための受信手段及び送信手段として機能す
る。
【0034】次に、図4に示されたフローチャート、図
5に示された初期状態におけるメモリマップ及び図6に
示された用途が変更されたあとのメモリマップを例に、
CPU102Aが、EEPROM6Aの所定の領域にア
クセスする際の処理を説明する。
【0035】カートリッジ6がプリンタに装着され、プ
リンタが起動されると、CPU102AはEEPROM
6Aに正常にアクセスできることかを確認する。CPU
102Aは、この確認により正常にアクセスできると判
定すると、つぎに、EEPROM6Aの記憶用途を判断
すべく、記憶用途に関する情報が格納されているA領域
のデータを読出す。すなわち、領域Aは用途に関する情
報を保持する保持手段として機能する。
【0036】CPU102Aは、その値が0かどうかを
判断する(S401)。CPU102Aは、読み出され
た値が0であった場合には、領域Cのデータは出荷時に
書き込まれたデータであると判断し(図5の状態)、領
域Cのデータを読出す(S402)。続いて、領域Cに
格納されていたデータをプリンタコントローラ101に
送信する(S403)。なお、この送信処理は、領域C
に格納されていたデータを退避するための処理である。
【0037】プリンタコントローラ101は、受信した
領域Cのデータを、プリンタコントローラ101内の不
揮発性メモリに退避する。なお、プリンタコントローラ
101は、領域Cのデータを、ホストコンピュータに送
出し、ホストコンピュータがそのハードディスクなどに
格納してもよい。また、FDやメモリカードなど、リム
ーバブルメディアを読み書き可能なドライブを備えてい
れば、そこに、領域Cのデータを退避してもよい。
【0038】これで出荷時に書き込まれていた領域Cの
データが別の媒体に退避されるので、その後は、EEP
ROM6Aの領域Cのデータを消去してもよい状態とな
る。
【0039】なお、通常、プリンタコントローラやホス
トのメモリは、カートリッジに装着される不揮発性メモ
リよりも大容量なので、この程度の量の情報を記憶する
ことはたやすい。従って、コストアップや構成の大幅な
変更はそれほど必要なく、EPROM6Aの領域Cを有
効活用する途が開ける利点がある。
【0040】つぎに、CPU102Aは、領域Cを他の
データを記憶するために使用すべく、領域Cを初期化す
る(S404)。さらに、CPU102Aは、領域Cの
用途が変更されたことを保持すべく、領域Aに、領域C
の用途を変更したことを示す情報として1を書き込む
(S405)。すなわち、CPU102Aは、用途に関
する情報を変更する変更手段として機能する。なお、S
405は、S402とS403との間又はS403とS
404との間に実行されてもよいステップである。
【0041】ところで、領域Aに格納される情報は、2
値よりも多い情報量であってもよい。すなわち、多値で
あれば、領域Cの具体的な用途までをも表現できる利点
がある。
【0042】用途が変更されたあとは、例えば図6に示
すように、領域Cを、印字ページ数などのプロセス制御
や、トナー残量検知のために必要な情報を格納する領域
として使用することが可能となる。
【0043】本実施形態では、初期状態としての出荷段
階(領域Aが0)において、領域Cにカートリッジの販
売店情報(販売店の連絡先、販売店のホームページのア
ドレス)や、リサイクルする際の送り先などを、カート
リッジを販売する国や地域、販売会社ごとに合わせて書
き込んでおく。一般的に、画像形成装置の販売期間は数
年程度と短いが、消耗品であるカートリッジは、その製
品が壊れるなどして使われなくなるまで、定期的に交換
されるものである。その間には、販売店の連絡先が変わ
ったりすることもあるが、その時々に最適な情報を領域
Cに書き込んでおくことができる。
【0044】従って、プリンタコントローラ101やホ
ストコンピュータ等が、退避された情報を定期的に読み
出し、カートリッジの再発注や、カートリッジのリサイ
クルなどを表示部等に表示させて、ユーザに促すように
してもよい。このようにすれば、再発注やカートリッジ
のリサイクルの方法をユーザが迷うことなく行なうこと
ができる効果もある。
【0045】以上のように、カートリッジに搭載する不
揮発性メモリの内容を他の記憶装置に退避することで、
退避後は、当該不揮発性メモリを他の用途に利用でき
る。しかも、不揮発性メモリの容量を増やすことなく、
他の用途として活用できるため、カートリッジのコスト
アップを抑制でき、さらに、不揮発性メモリに記憶する
情報量を見かけ上、効率的に増やすことができよう。
【0046】また、本実施形態の最後に示したように、
不揮発性メモリに販売店の情報などを書き込んでおくよ
うにすれば、販売地域や販売時期に応じて最適なサービ
スをユーザに提供できよう。
【0047】[実施形態2]つぎに本発明に係る第2の実
施形態について説明する。第1の実施形態と共通する事
項については、説明を簡潔にする観点から、説明を省略
する。
【0048】第2の実施形態におけるプリンタおよびカ
ートリッジの概略的な構成は第1の実施形態とほぼ同様
である。
【0049】図7及び図8は、第2の実施形態における
EEPROM6Aの所定領域へのアクセス処理に関する
フローチャートである。また、図9、図10は、第2の
実施形態に係るメモリの使用状況を示すメモリマップで
ある。
【0050】エンジン制御部102のCPU102A
は、EEPROM6Aの領域Dにアクセスする場合に、
まず領域D'のデータを読取り、そのデータが0である
かどうかを判断する(S701)。もし0であるなら、
CPU102Aは、第1の目的のデータが記憶されてい
るものとして領域Dにアクセスする(S702)。一
方、1であるなら、CPU102Aは、第2の目的のデ
ータが記憶されているものとして領域Dにアクセスを行
なう(S703)。
【0051】ここで、第1の目的のデータの一例を紹介
すると、図9示されているように、印字ジョブ数や最終
使用日などプロセス制御に直接必要ない情報や、トナー
残量などトナー検出部107により検出された情報や、
センサ入力部109からの情報や、EEPROMの別の
領域に記憶されている情報や、あるいはこれら情報に基
づいて算出された情報などである。
【0052】また、上記の処理と並行して、CPU10
2Aは、プリンタの制御で異常が発生したかどうかを、
センサ入力部109からの情報に基づいて、常に監視す
る(S801)。
【0053】CPU102Aは、異常が発生したと判断
すると、異常発生時の日時や要因などの情報を第2の目
的のデータとして領域Dに書き込む(S802)。さら
に、領域D'にデータ1を書き込む(S803)。
【0054】なお、図8のフローチャートとは異なり、
領域Dを他の用途として用いるべく、まず、領域D'に
データ1を書込み、その後に、異常発生時の日時や要因
などの情報を領域Dに書き込むように処理してもよい。
【0055】また、領域D'にデータ1を書き込むタイ
ミングも、異常の検出した後であってもよいし、上述の
ように領域Dに格納されている初期状態のデータを退避
した後であってもよい。
【0056】以上のように、領域Dの内容を予め退避す
ることによって、カートリッジに装着する不揮発性メモ
リの容量を増やすことなく、また、コストの上昇を抑制
しつつ、不揮発性メモリに記憶する情報量を見かけ上効
率的に増やすことができる。
【0057】また、異常時にはカートリッジに装着され
た不揮発性メモリに、異常発生時のデータを書き込むよ
うにしたことによって、エンジン制御部に不揮発性メモ
リを持たないような画像形成装置においても、異常状態
の保存が可能になる。さらに、カートリッジの不揮発性
メモリから異常状態に関する情報を読み出せば、異常が
発生した原因の解析や修理などを容易に行なうことがで
きるよう。
【0058】
【発明の効果】本願発明の第1の観点によれば、前記カ
ートリッジに搭載された記憶手段の用途に関する情報を
保持する保持手段と、前記保持手段に保持されている前
記用途に関する情報に基づいて、前記記憶手段を第1の
用途で用いるか又は第2の用途で用いるかを判定する判
定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記記
憶手段への読み書きを制御する制御手段とを備えること
によって、カートリッジに搭載される記憶手段の容量を
増やすことなく、すなわち、コストアップすることな
く、記憶手段を有効に活用できる。また見方によって
は、記憶手段に記憶可能な情報量を効率的に増やすこと
ができるともいえるかもしれない。
【0059】また、保持手段に保持されている前記用途
に関する情報を変更する変更手段をさらに備えることに
よって、前記記憶手段の用途を自由に変更できることに
なる。
【0060】また、前記記憶手段に記憶されている所定
の情報を退避する退避手段をさらに備え、前記退避手段
に前記所定の情報が退避されると、前記変更手段は、前
記用途に関する情報を変更するようにしてもよい。この
ように退避手段を設けることによって、オリジナルの情
報を維持したまま、記憶手段を他の用途のために使用可
能となる。
【0061】また、前記画像形成装置における画像形成
の可否を検査する検査手段をさらに備え、前記検査手段
における検査結果に基づいて、前記変更手段は、前記用
途に関する情報を変更するようにしてもよい。このよう
にすれば、例えば、画像形成装置のエンジン等に異常が
発生し画像形成が不可となった場合においては、画像形
成装置のエンジン制御部に不揮発性メモリを備えていな
くても、異常状態を記憶手段に保存できる。ひいては、
カートリッジの記憶手段に記憶されている内容を読み出
すことで、異常発生原因の解析、修理などを容易に行な
うことができるようになろう。
【0062】また、前記保持手段は、例えば、前記記憶
手段の記憶領域の一部であってもよい。このようにすれ
ば、保持手段として別に記憶手段を用意するよりも簡易
な構成となり、コスト的にも有利であろう。
【0063】また、前記記憶手段は、例えば、初期状態
においては、カートリッジの販売店に関する情報、製造
時期、販売時期又はリサイクルに関する情報など、前記
カートリッジに関する情報を記憶していてもよい。これ
によって、カートリッジに装着する不揮発性メモリの容
量を増やすことなく、販売した地域や時期に応じて最適
なサービスをユーザに提供できるようになろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図
である。
【図2】実施形態に係る画像形成装置の電気ブロック図
である。
【図3】実施形態に係る画像形成装置のエンジン制御部
とプロセスカートリッジとの接続形態を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係る退避処理及び用途の変更
処理に関するフローチャートの一例を示す図である。
【図5】第1の実施形態に係る初期状態のメモリマップ
の例を示す図である。
【図6】第1の実施形態に係る用途変更後のメモリマッ
プの例を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係る用途に関する情報に基づ
くメモリへのアクセス処理に関するフローチャートの一
例である。
【図8】第2の実施形態に係る異常発生時の用途変更に
関するフローチャートの一例を示す図である。
【図9】第2の実施形態に係る初期状態のメモリマップ
の例を示す図である。
【図10】第2の実施形態に係る用途変更後のメモリマ
ップの例を示す図である。
【図11】従来例のメモリマップの例を示す図である。
【符号の説明】
6A カートリッジに装着されるEEPROM 101 プリンタコントローラ 102 エンジン制御部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱自在に画像形成装置に装着されるカー
    トリッジであって、 初期状態において前記カートリッジに関する情報を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段を前記画像形成装置側から制御するための
    制御信号を受信する受信手段と、 前記カートリッジに関する情報が記憶されている記憶領
    域の用途に関する情報を保持する保持手段と、 を備え、 前記受信手段において受信された前記制御信号に基づい
    て、前記保持手段に保持されている前記用途に関する情
    報が変更されると、変更後の用途でもって前記記憶領域
    が前記画像形成装置により利用されることを特徴とする
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】前記制御信号に基づいて、前記カートリッ
    ジに関する情報が前記画像形成装置に退避されると、前
    記用途に関する情報が変更されることを特徴とする請求
    項1に記載のカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記用途に関する情報は、前記画像形成装
    置における画像形成の可否に基づいて変更されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】前記保持手段は、前記記憶手段の記憶領域
    の一部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか1項に記載のカートリッジ。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のカートリッジ。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、EEPROMであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
    載のカートリッジ。
  7. 【請求項7】前記受信手段は、前記画像形成装置との接
    続端子であることを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 【請求項8】前記カートリッジに関する情報は、カート
    リッジの販売店に関する情報又はリサイクルに関する情
    報であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項に記載のカートリッジ。
  9. 【請求項9】着脱自在なカートリッジを装着した画像形
    成装置であって、 前記カートリッジに搭載された記憶手段と、 前記記憶手段の用途に関する情報を保持する保持手段
    と、 前記保持手段に保持されている前記用途に関する情報に
    基づいて、前記記憶手段を第1の用途で用いるか又は第
    2の用途で用いるかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記記憶手段への
    読み書きを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記保持手段に保持されている前記用途
    に関する情報を変更する変更手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段に記憶されている所定の情
    報を退避する退避手段をさらに備え、 前記退避手段に前記所定の情報が退避されると、前記変
    更手段は、前記用途に関する情報を変更することを特徴
    とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記画像形成装置における画像形成の可
    否を検査する検査手段をさらに備え、 前記検査手段における検査結果に基づいて、前記変更手
    段は、前記用途に関する情報を変更することを特徴とす
    る請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】前記保持手段は、前記記憶手段の記憶領
    域の一部であることを特徴とする請求項9乃至請求項1
    1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】前記記憶手段は、不揮発性メモリである
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】前記記憶手段は、EEPROMであるこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】前記記憶手段は、初期状態において前記
    カートリッジに関する情報を記憶していることを特徴と
    する請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】前記カートリッジに関する情報は、カー
    トリッジの販売店に関する情報又はリサイクルに関する
    情報であることを特徴とする請求項16に記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292794B2 (en) 2004-03-18 2007-11-06 Ricoh Company Ltd. System, apparatus, and method for preventing access to information stored in a consumable item of an image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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