JP2003131534A - 画像形成機の残留トナー回収装置 - Google Patents

画像形成機の残留トナー回収装置

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JP2003131534A JP2001325911A JP2001325911A JP2003131534A JP 2003131534 A JP2003131534 A JP 2003131534A JP 2001325911 A JP2001325911 A JP 2001325911A JP 2001325911 A JP2001325911 A JP 2001325911A JP 2003131534 A JP2003131534 A JP 2003131534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像形成体の周表面からクリーニング機
構によって除去され搬送スクリューによって残留トナー
回収容器に搬送される残留トナーが、搬送スクリューの
螺旋羽根に付着して堆積するのを防止した画像形成機の
残留トナー回収装置提供する。 【解決手段】 トナー像形成体に付着している残留トナ
ーを除去して残留トナー回収容器に搬送する残留トナー
搬送機構を具備する画像形成機の残留トナー回収装置で
あって、残留トナー搬送機構は、クリーニング機構によ
って除去された残留トナーを落下せしめる残留トナー落
下通路と、該残留トナー落下通路と残留トナー回収容器
とを連絡する搬送路に配設され螺旋羽根を備えた搬送ス
クリューと、残留トナー落下通路と対向する搬送スクリ
ュー上に配設された球体とを具備している。球体はその
直径が螺旋羽根のピッチより小さく、その半径が螺旋羽
根の高さより大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成機における感光体や中間
転写体等のトナー像形成体の周表面に付着している残留
トナーを除去し、該除去した残留トナーを回収する残留
トナー回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画
像形成機においては、感光体や中間転写体等のトナー像
形成体の周表面に付着している残留トナーを除去するク
リーニング機構と、該クリーニング機構によって除去さ
れた残留トナーを収容する残留トナー回収容器と、クリ
ーニング機構によって除去された残留トナーを残留トナ
ー回収容器に搬送する残留トナー搬送機構を具備する残
留トナー回収装置が装備されている。そして、残留トナ
ー搬送機構は、クリーニング機構によって除去された残
留トナーを落下せしめる残留トナー落下通路と、該残留
トナー落下通路と残留トナー回収容器とを連絡する搬送
路と、該搬送路に配設され回転軸の周表面に螺旋羽根が
形成された搬送スクリューとからなっており、残留トナ
ー落下通路を通して落下せしめられた残留トナーを搬送
スクリューの搬送作用により搬送路に沿って残留トナー
回収容器に搬送するようになっている。
【0003】しかるに、上記残留トナー搬送機構の搬送
スクリューによって搬送される残留トナーが紙粉の混入
や温度、湿度等の影響により流動性が著しく低下する
と、残留トナー落下通路の下部に付着し、これが堆積し
て凝集し、残留トナー搬送機構にトナー詰まりが発生す
る原因となる。また、上記のように残留トナーの流動性
が著しく低下すると、残留トナーが搬送スクリューの螺
旋羽根の側面に付着し、搬送スクリューの搬送力が低下
して、残留トナー搬送機構内にトナー詰まりが発生する
原因となる。このように、残留トナー搬送機構内にトナ
ー詰まりが発生すると、画像形成機の駆動系の負荷が増
大するとともに、機内が汚染されるという問題がある。
【0004】上述した残留トナー落下通路の下部に残留
トナーが付着するのを防止するために、搬送スクリュー
の螺旋羽根のピッチより大きい直径を有する球体を、搬
残留トナー落下通路中に搬送スクリューに接触させて配
設した技術が特開平7−92875号公報に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記公報に記
載された技術は、残留トナー落下通路へのトナーの堆積
を防止するもので、搬送スクリューの螺旋羽根に付着し
たトナーについては振動により崩れることはあっても、
螺旋羽根に付着したトナーを積極的に除去することはで
きず、螺旋羽根に付着したトナーの堆積を防止すること
は不可能である。
【0006】本発明は、上記の事実に鑑みてなされたも
のであり、その主たる技術的課題は、トナー像形成体の
周表面からクリーニング機構によって除去され搬送スク
リューによって残留トナー回収容器に搬送される残留ト
ナーが、搬送スクリューの螺旋羽根に付着して堆積する
のを防止した画像形成機の残留トナー回収装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術課題を解
決するために、本発明によれば、トナー像形成体の周表
面に付着している残留トナーを除去するクリーニング機
構と、該クリーニング機構によって除去された残留トナ
ーを収容する残留トナー回収容器と、該クリーニング機
構によって除去された残留トナーを該残留トナー回収容
器に搬送する残留トナー搬送機構とを具備する画像形成
機の残留トナー回収装置において、該残留トナー搬送機
構は、該クリーニング機構によって除去された残留トナ
ーを落下せしめる残留トナー落下通路と、該残留トナー
落下通路と該残留トナー回収容器とを連絡する搬送路
と、該搬送路に配設され回転軸の周表面に螺旋羽根が形
成された搬送スクリューと、該残留トナー落下通路と対
向する該搬送スクリュー上に配設された球体とを具備し
ており、該球体の直径(D)と該螺旋羽根のピッチ
(p)との関係がp>Dに設定され、該球体の直径
(D)と該螺旋羽根の高さ(h)との関係がh<1/2
Dに設定されている、ことを特徴とする画像形成機の残
留トナー回収装置が提供される。
【0008】上記球体の直径(D)と上記螺旋羽根のピ
ッチ(p)との関係が、p>D>0.8Pに設定されて
いることが望ましく、また、上記球体の比重は、残留ト
ナーの比重より大きく設定されていることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の残留トナー回収装置の好適な実施形態につ
いて、添付図面を参照して説明する。
【0010】図1には、本発明に従って構成された残留
トナー回収装置を備えた画像形成機としてのレーザビー
ムプリンタの概略構成断面図が示されている。図示のレ
ーザビームプリンタは、合成樹脂によって形成された直
方体形状のハウジング2を備えている。ハウジング2の
略中央部には、ハウジング2内に前後方向(図1におい
て紙面に垂直な方向)に所定の間隔をおいて配置された
図示しない金属板からなる前側および後側側板との間に
トナー像形成体としての感光体ドラム3が回転自在に配
設されている。この感光体ドラム3は、図示しない歯車
伝動装置によって矢印で示す方向に帯電域、静電潜像形
成域、現像域、画像転写域、クリーニング域を順次通し
て回転駆動せしめられる。この感光体ドラム3の周囲に
は、帯電域に帯電用コロナ放電器4、現像域に現像装置
5、画像転写域にトナー像形成体としての中間転写体
6、クリーニング域に感光体ドラム用のクリーニング機
構7がそれぞれ配設されている。なお、上記現像装置5
は、図示の実施形態においてはイエロートナー用現像ユ
ニット5aと、マゼンタトナー用現像ユニット5bと、
シアントナー用現像ユニット5cと、黒トナー用現像ユ
ニット5dを具備している。また、中間転写体6は、上
記感光体ドラム3と同様にハウジング2内に前後方向
(図1において紙面に垂直な方向)に所定の間隔をおい
て配置された上記前側および後側側板との間に回転自在
に配設され、図示しない歯車伝動装置によって矢印で示
す方向に回転駆動せしめられる。この中間転写体6の図
1において左下部には、中間転写体用のクリーニング機
構8が配設されている。なお、クリーニング機構7およ
びクリーニング機構8は、周知の構成でよく、それぞれ
クリーニングケース71および81内にクリーニングフ
ァーブラシやクリーニングブレードおよび搬送スクリュ
ーを備えている。
【0011】上記ハウジング2内の上部には、静電潜像
形成手段としてのレーザユニット9が配設されている。
このレーザユニット9は、例えばコンピュータから出力
された画像情報に基いたレーザ光を上記帯電域と現像域
との間の静電潜像形成域にて感光体ドラム3の周表面に
投射する。また、上記ハウジング2内の下部には、上記
中間転写体6の下側に2次転写ローラ10が配設されて
おり、この2次転写ローラ10の下流側(図1において
左側)には搬送ベルト機構11および定着ユニット12
が配設されている。
【0012】次に、上述したレーザビームプリンタの作
用について簡単に説明する。上記感光体ドラム3が矢印
で示す方向に回転せしめられる間に、帯電用コロナ放電
器4が感光体ドラム3の感光層を特定極性に帯電せしめ
る。次いで帯電用コロナ放電器4が配設された帯電域と
現像装置5が配設された現像域との間の静電潜像形成域
においてレーザユニット9からレーザ光が感光体ドラム
3上に投射され、感光体ドラム3の周表面に画像情報に
対応した静電潜像が形成される。しかる後、現像装置5
により感光体ドラム3上の静電潜像にトナーを作用せし
めて、静電潜像を顕像化する。このようにして感光体ド
ラム3に形成されたトナー像は、トナー像形成体として
の中間転写体6に転写される。なお、カラー印刷する場
合は、各色毎に帯電用コロナ放電器4による感光体ドラ
ム3の帯電、レーザユニット9による露光、イエロート
ナー用現像ユニット5aとマゼンタトナー用現像ユニッ
ト5bとシアントナー用現像ユニット5cおよび黒トナ
ー用現像ユニット5dによる現像を実行するとともに、
中間転写体6にその都度転写する。これにより、中間転
写体6には1枚分の画像信号に対応した多色トナー像が
転写される。
【0013】一方、図示しない給紙装置から送給された
用紙Pは、図示しないレジストローラ対で一時停止し、
上記のようにしてトナー像が転写された中間転写体6と
タイミングをとって中間転写体6と2次転写ローラ10
とが対向する2次転写域に搬送される。2次転写域に搬
送された用紙Pの表面には、転写ローラ10の作用によ
って中間転写体6の周表面に形成されたトナー像が転写
される。トナー像が転写された用紙Pは中間転写体6か
ら剥離され、搬送ベルト機構11によって定着ユニット
12に搬送されて、ここでトナー像が用紙の表面に加熱
定着された後、ハウジング2外に排出される。
【0014】なお、上記のように感光体ドラム3から中
間転写体6にトナー像を転写した後に感光体ドラム3の
表面に付着している残留トナーは、クリーニング機構7
によって除去される。一方、中間転写体6から用紙Pに
トナー像を転写した後に中間転写体6の表面に付着して
いる残留トナーは、クリーニング機構8によって除去さ
れる。以下、クリーニング機構7およびクリーニング機
構8によって除去された残留トナーの回収装置につい
て、図1および図2を参照して説明する。
【0015】図示の実施形態における残留トナー回収装
置20は、クリーニング機構7およびクリーニング機構
8によって除去された残留トナーを収容する残留トナー
回収容器21と、クリーニング機構7およびクリーニン
グ機構8によって除去された残留トナーを残留トナー回
収容器21に搬送する残留トナー搬送機構30を具備し
ている。残留トナー回収容器21は、適宜の合成樹脂に
よって形成されており、その上部には残留トナー導入口
211を備えた接合部212が設けられている。この接
合部202が残留トナー搬送機構30の後述する接続部
に接続される。
【0016】残留トナー搬送機構30は、クリーニング
機構7およびクリーニング機構8の奥側の下方にクリー
ニング機構7およびクリーニング機構8の軸方向と直交
する方向に延びる搬送路310を備えたケーシング31
を具備している。このケーシング31は、適宜の合成樹
脂によって形成された第1のケーシング部材32と第2
のケーシング部材33とによって構成されている。
【0017】第1のケーシング部材32は、その図2に
おいて上側に上記クリーニング機構8のクリーニングケ
ース81の奥部を嵌合する受部321を備えている。こ
の受部321には、クリーニングケース81の奥部に形
成されたトナー排出口811と搬送路310を連通する
残留トナー落下通路322が形成されている。一方、第
2のケーシング部材33は、その図2において上側に上
記クリーニング機構7のクリーニングケース71の奥部
と連結する連結部331を備えている。この連結部33
1には、クリーニングケース71の奥部に形成された図
示しないトナー排出口と搬送路310を連通する残留ト
ナー落下通路332が形成されている。また、第2のケ
ーシング部材33は、第1のケーシング部材32との接
続側の図2において下側に上記残留トナー回収容器20
と接続する接続部333を備えている。この接続部33
3には、上記残留トナー落下通路322と332の間の
搬送路310と連通する残留トナー排出口334が形成
されている。
【0018】上記第1のケーシング部材32と第2のケ
ーシング部材33とによって形成された搬送路310に
は、適宜の合成樹脂によって形成された搬送スクリュー
34が配設されている。この搬送スクリュー34は、回
転軸341と該回転軸341の周表面に形成された第1
の螺旋羽根342および第2の螺旋羽根343を備えて
いる。回転軸341の一端部(図2において左端部)に
は非円形の連結穴344を備えた支持部345が設けら
れており、この支持部345が第1のケーシング部材3
2に装着された軸受ブッシュ35によって回転可能に支
持されている。一方、回転軸341の他端部(図2にお
いて右端部)は上記第2のケーシング部材33に装着さ
れた軸受ブッシュ36によって回転可能に支持されてい
る。なお、回転軸341の軸受ブッシュ36より図2に
おいて右側には、抜け止め用のスナップリング37が装
着されている。
【0019】回転軸341の周表面に形成された第1の
螺旋羽根342と第2の螺旋羽根343は、螺旋の巻き
方向が相互に逆に形成されている。第1の螺旋羽根34
2は回転軸341の図2において左端部から上記残留ト
ナー排出口334の略中央部に達する位置まで形成され
ており、第2の螺旋羽根343は回転軸341の図2に
おいて右端部から上記残留トナー排出口334の略中央
部に達する位置まで形成されている。このように構成さ
れた搬送スクリュー34は、回転軸341の一端に設け
られた支持部345に形成されている連結穴344に図
示しない駆動機構の駆動軸を連結することによって、図
2において矢印で示す方向に回転駆動せしめられる。矢
印で示す方向に回転する搬送スクリュー34を構成する
第1の螺旋羽根342は、上記クリーニング機構8のト
ナー排出口811から残留トナー落下通路322を通し
て搬送路310に落下した残留トナーを図2において右
方即ち残留トナー排出口334に向けて搬送する。一
方、第2の螺旋羽根343は、上記クリーニング機構7
の図示しないトナー排出口から残留トナー落下通路33
2を通して搬送路310に落下した残留トナーを図2に
おいて左方即ち残留トナー排出口334に向けて搬送す
る。このように、残留トナー落下通路322および33
2を通して搬送路310に落下せしめられた残留トナー
は、搬送スクリュー34を構成する第1の螺旋羽根34
2および第2の螺旋羽根343によってそれぞれ残留ト
ナー排出口334に向けて搬送され、該残留トナー排出
口334から残留トナー回収容器20に排出される。
【0020】上記残留トナー落下通路322および33
2と対向する搬送スクリュー34上には、それぞれ球体
37および38が配設されている。この球体37および
38は、その直径(D)が搬送スクリュー34の第1の
螺旋羽根342および第2の螺旋羽根343のピッチ
(p)より小さく(p>D)構成され、また、半径(1
/2D)が搬送スクリュー34の第1の螺旋羽根342
および第2の螺旋羽根343の高さ(h)より大きく
(h<1/2D)構成されている。なお、球体37およ
び38は、その直径(D)と第1の螺旋羽根342およ
び第2の螺旋羽根343のピッチ(p)との関係が、後
述するようにp>D>0.8Pに設定することが望まし
い。更に、球体37および38は、その比重が残留トナ
ーの比重(1〜2)より大きいことが望ましく、鋼、黄
銅、アルミニウム合金、合成樹脂等を用いることができ
る。
【0021】図示の実施形態における残留トナー回収装
置20は以上のように構成されており、以下その作用に
ついて説明する。球体37および38はその直径(D)
が搬送スクリュー34の第1の螺旋羽根342および第
2の螺旋羽根343のピッチ(p)より小さく(p>
D)構成されているので、第1の螺旋羽根342および
第2の螺旋羽根343の羽根間に位置付けることができ
る。この状態で搬送スクリュー34は図2において矢印
で示す方向に回転駆動されると、球体37および38は
残留トナー落下通路322および332を通して搬送路
310に落下せしめられた残留トナーとともに残留トナ
ー排出口334に向けて移動するが、この際に第1の螺
旋羽根342および第2の螺旋羽根343との摩擦によ
り羽根間に付着した残留トナーを掻き落としつつ移動す
る。そして、球体37および38は残留トナー落下通路
322および332の残留トナー排出口334側の壁面
322aおよび332aに達すると、残留トナー排出口
334側への移動が規制される。しかるに、搬送スクリ
ュー34は回転を続けるので、球体37および38は図
2において2点鎖線で示すように上記壁面322aおよ
び332aに沿って一旦上方へ逃げ、その後羽根を乗り
越えて搬送方向とは反対方向に図2において実線で示す
運動開始位置付近まで転がって戻る。この往復運動を球
体37および38が繰り返し実行することによって、第
1の螺旋羽根342および第2の螺旋羽根343の羽根
間に付着した残留トナーが掻き落とされ、羽根間に残留
トナーが堆積することを防止できる。
【0022】ここで、球体37および38の直径(D)
と搬送スクリュー34の第1の螺旋羽根342および第
2の螺旋羽根343のピッチ(p)および高さ(h)と
の関係について検討する。第1の螺旋羽根342および
第2の螺旋羽根343のピッチ(p)に対して球体37
および38の直径(D)が小さいと、羽根の根元まで残
留トナーを掻き落とす作用はあるが、球体の羽根を乗り
越える移動距離が長くなるので、球体の上記往復運動が
円滑に行われない原因となる。従って、球体37および
38の直径(D)と第1の螺旋羽根342および第2の
螺旋羽根343のピッチ(p)との関係は、p>D>
0.8Pに設定することが望ましい。また、第1の螺旋
羽根342および第2の螺旋羽根343の高さ(h)が
球体37および38の半径(1/2D)に対して大きい
と、羽根の根元まで残留トナーを掻き落とす作用はある
が、球体37および38が羽根を乗り越える際に球体の
水平方向中心部より上部で上記壁面322aおよび33
2aの抵抗力が作用し、結果として下向きに抵抗力が発
生して羽根を乗り越える運動の妨げとなる。従って、球
体37および38の半径(1/2D)と第1の螺旋羽根
342および第2の螺旋羽根343の高さ(h)との関
係は、h<1/2Dに設定することが望ましい。なお、
球体37および38の上記往復運動が円滑に行われるよ
うにするためには、第1の螺旋羽根342および第2の
螺旋羽根343の軸との角度αも影響する。この角度α
は、大きいほうが球体の羽根の乗り越えは円滑となる
が、角度αを大きくするとトナーの搬送力が低下する。
従って、上記角度αは、トナーの搬送力と球体の上記往
復運動の円滑性を考慮して適宜設定することが望まし
い。
【0023】
【実施例】上述した事項を考慮して、回転軸341の直
径を10mm、第1の螺旋羽根342および第2の螺旋
羽根343のピッチ(p)を10mm、高さ(h)を
2.5mm、羽根と軸との角度αを115度とした搬送
スクリュー34を制作し、球体37および38として直
径(D)が9.5mmの鋼球を用いて実験したところ、
球体の上記往復運動が円滑に行われ、第1の螺旋羽根3
42および第2の螺旋羽根343に残留トナーが堆積す
ることはなかった。
【0024】以上、本発明に従って構成された残留トナ
ー回収装置を中間転写体を備えたカラー・レーザビーム
プリンタに適用した実施形態に基づいて説明したが、本
発明は実施形態に限定されるものではなく、複写機、フ
ァクシミリ等種々の画像形成機に適用することができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明による画像形成機の残留トナー回
収装置は、残留トナー搬送機構を構成する搬送スクリュ
ー該螺旋羽根のピッチ(p)および高さ(h)と球体の
直径(D)との関係が、p>D、h<1/2Dに設定さ
れているので、球体が羽根間に位置付けられるため、螺
旋羽根との摩擦により羽根間に付着した残留トナーを掻
き落とすことができる。従って、搬送スクリューの螺旋
羽根に残留トナーが堆積することによる不具合を未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された残留トナー回収装置
を装備した画像形成機としてのレーザビームプリンタの
概略構成断面図。
【図2】本発明に従って構成された残留トナー回収装置
の要部断面図。
【符号の説明】
2:画像形成機のハウジング 3:感光体ドラム 4:帯電用コロナ放電器 5:現像装置 5a:イエロートナー用現像ユニット 5b:マゼンタナー用現像ユニット 5c:シアントナー用現像ユニット 5d:黒トナー用現像ユニット 6:中間転写体 7:感光体ドラム用のクリーニング機構 8:中間転写体用のクリーニング機構 9:レーザユニット 10:2次転写ローラ 11:搬送ベルト機構 12:定着ユニット 20:残留トナー回収装置 21:残留トナー回収容器 30:残留トナー搬送機構 31:ケーシング 310:搬送路 32:第1のケーシング部材 33:第2のケーシング部材 321:受部 322:残留トナー落下通路 331:連結部 332:残留トナー落下通路 333:接続部 334:残留トナー排出口 34:搬送スクリュー 341:回転軸 342:第1の螺旋羽根 343:第2の螺旋羽根 35、36:軸受ブッシュ 37、38:球体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像形成体の周表面に付着している
    残留トナーを除去するクリーニング機構と、該クリーニ
    ング機構によって除去された残留トナーを収容する残留
    トナー回収容器と、該クリーニング機構によって除去さ
    れた残留トナーを該残留トナー回収容器に搬送する残留
    トナー搬送機構とを具備する画像形成機の残留トナー回
    収装置において、 該残留トナー搬送機構は、該クリーニング機構によって
    除去された残留トナーを落下せしめる残留トナー落下通
    路と、該残留トナー落下通路と該残留トナー回収容器と
    を連絡する搬送路と、該搬送路に配設され回転軸の周表
    面に螺旋羽根が形成された搬送スクリューと、該残留ト
    ナー落下通路と対向する該搬送スクリュー上に配設され
    た球体とを具備しており、 該球体の直径(D)と該螺旋羽根のピッチ(p)との関
    係がp>Dに設定され、該球体の直径(D)と該螺旋羽
    根の高さ(h)との関係がh<1/2Dに設定されてい
    る、 ことを特徴とする画像形成機の残留トナー回収装置。
  2. 【請求項2】 該球体の直径(D)と該螺旋羽根のピッ
    チ(p)との関係が、p>D>0.8Pに設定されてい
    る、請求項1記載の画像形成機の残留トナー回収装置。
  3. 【請求項3】 該球体の比重が、残留トナーの比重より
    大きく設定されている、請求項1記載の画像形成機の残
    留トナー回収装置。
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