JP2003131452A - 不適正な分解を抑止する封印ラベル、貼着ラベル、これを備える消耗品ユニット及び消耗品ユニットの不適正な分解を識別する方法 - Google Patents

不適正な分解を抑止する封印ラベル、貼着ラベル、これを備える消耗品ユニット及び消耗品ユニットの不適正な分解を識別する方法

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JP2003131452A
JP2003131452A JP2001322765A JP2001322765A JP2003131452A JP 2003131452 A JP2003131452 A JP 2003131452A JP 2001322765 A JP2001322765 A JP 2001322765A JP 2001322765 A JP2001322765 A JP 2001322765A JP 2003131452 A JP2003131452 A JP 2003131452A
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Takao Yorifuji
隆雄 依藤
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Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消耗品ユニットの不適正な分解を抑止する封印
ラベル、貼着ラベル、消耗品ユニット及び方法を提供す
る。 【解決手段】封印ラベル51は接着材層59とこの貼着
面59−1に貼着された剥離紙61とこれに積層された
表示層62と、この上に積層された所定パターン63の
接着強度が大きな透明接着剤層64と、これに積層され
た透明の表面層65とからなる。剥離紙61を剥がして
消耗品ユニット66に貼着された封印ラベル51を上か
ら見ると透明の表面層65と透明接着剤層64を介して
表示層62が例えば銀一色に見える。これを剥がすと、
透明接着剤層64の接着強度に基づいて、パターン化さ
れた表示層63部分だけが消耗品ユニットの貼着面66
に残留し、他の部分の表示層62は表面層65の引き剥
がしに伴って表面層65と一体的に接着材層59から引
き剥がされる。パターンは例えば登録社名や登録商標で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不適正な分解を抑
止する封印ラベル、貼着ラベル、これを備える消耗品ユ
ニット及び消耗品ユニットの不適正な分解を識別する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トナーを用いて画像を形成す
る電子写真式の画像形成装置(プリンタあるいは複写
機)がある。一般に、このような画像形成装置の画像形
成部の主要部には、静電潜像を形成する感光体を中心と
する感光体ユニットと、上記の静電潜像をトナーで顕像
化(現像)する現像ユニットとが、着脱自在に配設され
ている。
【0003】上記の感光体ユニットは、感光体が寿命に
達すると新しい感光体ユニットと交換され、使い終わっ
た感光体ユニットは廃棄される。また、現像ユニット
も、内部のトナーがちょうど無くなる頃に現像ローラや
その他の組み込み部材が寿命に達するように設計されて
おり、したがって、トナーが無くなると新品の現像ユニ
ットと交換され、使い終わった現像ユニットは廃棄され
る。
【0004】このようなユニットは、通常ユーザ側で交
換作業が可能なように構成されており、したがって、ト
ナーを使い終わった現像ユニットなどは、ユーザによっ
て新品の現像ユニットとの交換が行われる。しかし、回
復不可能な個所で用紙詰まりが生じた、あるいはトナー
が未だ有るのに印刷状態が悪いなどの不具合が発生する
と、ユーザによって、プリンタメーカ又はプリンタ販売
店に、電話などで補修の要求が出される。そして、この
要求に基づいて、プリンタメーカ又はプリンタ販売店の
サービスマン又は営業マンがユーザのもとに出向いてい
き、先ず不具合の発生状態を検分し、その不具合を修復
する。
【0005】このとき、トナーが未だ有るのに印刷状態
が悪く且つ現像ユニット以外の個所に不具合が見つから
ないような場合には、現像ユニットメーカ側の責任であ
るとみなされ、自発的に又はユーザからの要求によっ
て、現像ユニットを無償交換するなどのサービスが行わ
れることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、上述
したように使い終わったら廃棄される消耗品として構成
されている現像ユニットを分解し、トナーを充填し、全
体を組み立て直して再生し、これを再販する業者が現れ
てきた。
【0007】通常、トナーはトナー樹脂と種々の添加剤
から構成され、自社の画像形成装置の特性に適合するよ
うに樹脂組成や添加剤の配合が最適に処方されている。
例えば添加剤としては、特性改善を目的にシリカの微粉
体が添加されており、その微妙な粒径や添加量が画像品
質に影響する。
【0008】他方、純正トナーでない不正トナーの場
合、純正トナーの分析によってある程度類似のトナーと
はしているものの、その処方が少なからず異なることに
なる。そのように、メーカーの純正品とは特性が一致し
たものではない上記のような再販業者が充填するトナー
で再生した消耗品を用いた場合、樹脂組成や添加剤の違
いに起因して、例えば凝集シリカによる現像ローラ傷の
発生やシリカ自体が現像ローラにコートされて現像ロー
ラ特性の劣化を来し、形成された画像の品質が著しく低
下したり、あるいはトナーの飛散、定着ローラの汚れ等
の画像形成装置本体への悪影響を与える不具合を生じる
虞が多分に存在した。
【0009】そして、このような不具合が発生すると、
上記のように補修の要求が出され、サービスマン又は営
業マンがユーザのもとに出向いて不具合の発生状態を検
分することになる。しかし、現像ユニットそのものは純
正品であって模造品ではないため、外観からでは再生品
であるかどうかはわからない。
【0010】また、内部のトナーが再販業者による充填
トナーであるか否かは、サービスマン又は営業マンが補
修現場で直ちに判別できるようなものでなく、会社に持
ち帰って、会社の研究室などに依頼して調べさせてみな
いとわからない。しかし、このような再販業者による充
填トナーでの不具合が頻発するようになると、上述した
無償交換のサービスの回数も多くなり、サービスマンや
営業マンからの不満が増大する。
【0011】また、そればかりでなく、たとえ交換した
現像ユニットのトナーが再販業者による充填品であると
判明しても、その発生した不具合が、再販された現像ユ
ニットによるものか、又は画像形成装置本体側による不
具合かの判断が極めてつけにくくなる。
【0012】このように、不具合の原因を明確に特定で
きないと、不具合発生の責任が曖昧となるばかりでな
く、発生した不具合を装置の改良・改善のために役立て
ることが出来ない。装置の改良・改善ができないと、同
様の不具合が将来も頻発する虞がある。
【0013】そしてこのような場合、結果的には再生し
た消耗品ユニット(上記の例では現像ユニット)による
不具合ではなく画像形成装置本体側に起因する不具合で
あるとユーザに誤認される場合が多く、これが画像形成
装置メーカーのイメージダウンにも繋がるという問題を
生じている。
【0014】そこで、現場のサービスマンや営業マンか
ら、再生した消耗品ユニットであることを識別できるよ
うにすることへの要望が強くなってきた。本発明の課題
は、上記従来の実情に鑑み、消耗品ユニットの不適正な
分解を抑止する封印ラベル、貼着ラベル、これを備える
消耗品ユニット及び消耗品ユニットの不適正な分解を識
別する方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明の封印ラベルは、画像形成に伴ない消費する消耗品を
内蔵して画像形成装置本体に着脱自在に構成された消耗
品ユニットの所定の封印個所に貼着されるべく構成され
た封印ラベルであって、上記消耗品ユニットへの貼着面
に所定の接着強度を有する接着材層と、該接着材層の上
記消耗品ユニットへの貼着面に貼着された剥離紙と、上
記接着材層の上記剥離紙と反対側面に積層された表示層
と、該表示層の上記接着材層と反対側面に所定のパター
ンで積層され、上記接着材層よりも接着強度が大なる透
明接着剤層と、上記表示層に対し上記透明接着剤層に重
ねて積層された表面層と、からなって構成される。
【0016】そして、この封印ラベルは、例えば請求項
2記載のように、上記剥離紙を剥離して上記消耗品ユニ
ットへ貼着した後の剥離時に、上記表示層の一部が上記
所定のパターンに対応して上記表面層と共に一体的に剥
がされることにより、上記消耗品ユニットに残留した上
記表示層によって上記所定のパターンが表示されるべく
構成される。
【0017】また、上記所定のパターンは、例えば請求
項3記載のように、「開封済」その他の警告表示で構成
され、また、例えば請求項4記載のように、商標で構成
される。そして、上記表面層には、例えば請求項5記載
のように、商標が印刷されて構成されていても良い。
【0018】次に、請求項6記載の発明の貼着ラベル
は、被貼着部への貼着面に所定の接着強度を有する接着
材層と、該接着材層の上記被貼着部への貼着面に貼着さ
れた剥離紙と、上記接着材層の上記剥離紙と反対側面に
積層された表示層と、該表示層の上記接着材層と反対側
面に登録商標ロゴパターンで積層され、上記接着材層よ
りも接着強度が大なる透明接着剤層と、上記表示層に対
し上記透明接着剤層に重ねて積層された表面層と、から
構成される。そして、上記剥離紙を剥離して上記被貼着
部へ貼着された後の剥離時に、上記登録商標ロゴパター
ンに対応して上記表面層と共に一体的に剥がされること
により、上記被貼着部に残留した上記表示層によって上
記登録商標ロゴパターンが表示されるべく構成されてい
る。
【0019】また、請求項7記載の発明の消耗品ユニッ
トは、画像形成に伴ない消費する消耗品を内蔵し、画像
形成装置本体に着脱自在に構成された消耗品ユニットで
あって、引き剥がし履歴が生ずるように所定の封印個所
に貼着された封印ラベルを備えて構成される。
【0020】この消耗品ユニットは、例えば請求項8記
載のように、上記封印ラベルが貼着される上記所定の封
印個所は、所定の分解部分で部材と部材が隣接する部分
又は上記消耗品の注入口を覆う部分であるように構成さ
れる。そして、上記封印ラベルは、例えば請求項9記載
のように、上記消耗品ユニットへの貼着面に所定の接着
強度を有する接着材層と、該接着材層の上記貼着面と反
対側面に積層された表示層と、該表示層の上記接着材層
と反対側面に所定のパターンで積層され、上記接着材層
よりも接着強度が大なる透明接着剤層と、上記表示層に
対し上記透明接着剤層に重ねて積層された表面層とから
構成される。
【0021】また、上記所定のパターンは、例えば請求
項10記載のように、「開封済」その他の警告表示で構
成されたり、例えば請求項11記載のように、商標で構
成される。そして、上記表面層に、例えば請求項12記
載のように、商標を印刷して構成してもよい。
【0022】更に、請求項13記載の発明の消耗品ユニ
ットの不適正な分解を識別する方法は、画像形成に伴な
い消費する消耗品を内蔵して画像形成装置本体に着脱自
在に構成された消耗品ユニットの所定の分解部分で部材
と部材が隣接する部分に封印ラベルを貼着し、該貼着さ
れた封印ラベルを、上記消耗品ユニットへの貼着面に所
定の接着強度を有する接着材層と、該接着材層の上記貼
着面と反対側面に積層された表示層と、該表示層の上記
接着材層と反対側面に所定のパターンで積層され、上記
接着材層よりも接着強度が大なる透明接着剤層と、上記
表示層に対し上記透明接着剤層に重ねて積層された表面
層と、からなるように構成し、該封印ラベルの上記消耗
品ユニットからの剥離時に、上記表示層の一部が上記所
定のパターンに対応して上記表面層と共に一体的に剥が
されることにより、上記消耗品ユニットの所定の分解部
分で部材と部材が隣接する部分に上記表示層の残留によ
る上記所定のパターンを表示させ、該所定のパターンの
表示に基づいて、上記消耗品ユニットが上記所定の分解
部分で不適正に分解されたと判断するように構成され
る。
【0023】ここで、上記所定のパターンは、例えば請
求項14、15記載のように、「開封済」その他の警告
表示や商標で構成される。また、例えば請求項16記載
のように、上記表面層には商標が印刷されて構成され
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、一実施の形態における画
像形成装置の全体構成を示す側断面図であり、例として
タンデム型のカラー画像形成装置を示している。図2
(a) は、上記画像形成装置の外観を示す斜視図であり、
同図(b) は、その上部の蓋を開けた状態を示す図であ
る。これらの図1及び図2(a),(b) に示すように、画像
形成装置1は、例えばデスクトップ型のパソコン用ラッ
クに載置可能な程度の大きさのカラー画像形成装置であ
り、本体基部2の前面(図の右方)上部には、液晶表示
装置、電源スイッチ、複数のデータ入力キー、警告灯等
からなる操作パネル3を備えている。また、本体基部2
の下部には、着脱自在な用紙カセット4が図1及び図2
(a) の矢印Aで示すように装置前方から後方へ押し込ま
れて装着される。用紙カセット4には、多数枚の用紙が
載置・収容されている。
【0025】また、上蓋5は、本体基部2の後部上面と
共に排紙トレー6を形成しており、そこには上部排紙口
7から排出される画像形成済みの用紙が積載される。本
体基部2の上面には、上蓋5の前方側面に不図示の開閉
ボタンが設けられ、ユーザはこの開閉ボタンを図2(b)
の矢印Bで示すように下方向に押すことにより、上蓋5
を図1の支持軸8を中心にして図2(b) の矢印Cで示す
ように上方に回動させて開くことができる。
【0026】画像形成装置1の内部には、略中央に用紙
搬送用のベルト9が、前後に偏平なループ状に配置さ
れ、その両端部を駆動ローラ11と従動ローラ12に保
持されて、図1の矢印Dで示す反時計回り方向に循環移
動する。ベルト9の上循環部に接して4個の感光体ドラ
ム13(13a、13b、13c、13d)が用紙搬送
方向(図の右から左方向)に多段式に並設されている。
【0027】各感光体ドラム13を夫々取り囲むように
して(以下、代表的に感光体ドラム13dの周囲装置に
ついてのみ符号を付して示す)、クリーナ14、初期化
帯電ローラ15、露光ヘッド16、現像器17(17
a、17b、17c、17d)及び転写器18が配置さ
れている。感光体ドラム13aに対応する現像器17a
から感光体ドラム13dに対応する現像器17dまで、
各現像器17には、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックのトナーが夫々収容されている。
【0028】上記4個の書込みヘッド16は、支持部材
19を介して上蓋5に支持されている。転写器18は、
ベルトユニットに所属する部材として配置されている。
尚、詳しくは後述するが、上記の感光体ドラム13、ク
リーナ14、及び初期化帯電ローラ15は、ドラムユニ
ットを構成し、現像器17は内部に諸部材を備えて、支
持部材と共に現像ユニットを構成している。そして、こ
れらの両ユニットが合体して画像形成ユニットを構成し
ている。
【0029】尚、これらの画像形成ユニットは、いずれ
も形状が同一であり、それぞれの現像器17内部に収容
するトナーの色のみが異なる。例えば現像器17aには
マゼンタ・トナー、現像器17bにはシアン・トナー、
現像器17cにはイエロー・トナー、そして現像器17
dにはブラック・トナーが収容されている。
【0030】ベルト9は、下循環部の下流側裏面に押接
するテンションローラ21によって図の矢印Eで示す下
方に常に付勢されて適度に張力を保っている。ベルト9
の上循環部の上流側端部には、吸着ローラ22が圧接し
て、ここに用紙搬入部を形成している。ベルト9より搬
送方向上流側には、待機ローラ対23、その下方に給紙
案内路24、その下端部に給紙ローラ対25が配設され
ている。その給紙ローラ対25の下方に、用紙カセット
4の給紙端が位置しており、この給紙端上方に給紙コロ
26が配設されている。
【0031】一方、ベルト9の用紙搬送方向下流(図の
左方)には、断熱性の筐体内に組み付けられた圧接ロー
ラ、発熱ローラ、分離爪、周面清掃器、オイル塗布ロー
ラ、温度測定器等から成る定着器27が設けられる。定
着器27の後方には、搬出ローラ対28が配置され、そ
れより上方に排紙路29が形成され、排紙路29の終端
は排紙トレー6の後部上方に開口して、その開口部には
排紙ローラ対31が配置されている。
【0032】また、ベルト9と用紙カセット4の間に
は、電装部32が配設され、その後方には冷却ファン3
3が配設されている。電装部32には、複数の電子部品
を搭載してなる複数の回路基盤ユニットが装着されてい
る。回路基盤ユニットは、この画像形成装置1全体の動
作を制御する制御装置を形成している。
【0033】図3は、上記の画像形成ユニットの拡大断
面図である。なお、同図には、図1に示した構成と同一
部分には図1と同一の番号を付与して示している。図3
に示すように、画像形成ユニット35は、現像ユニット
36とドラムユニット37の2つの副ユニットから構成
されている。
【0034】先ず、ドラムユニット37から説明する
と、ドラムユニット37には、前述した感光体ドラム1
3と、その左方に配置されたクリーナ14及び斜め左上
に配置された初期化帯電ローラ15を備え、真上に露光
ヘッド係合溝38が形成されている。クリーナ14は、
感光体ドラム13に圧接するクリーナ掬いシート39や
廃トナー送出パイプ41を備えている。露光ヘッド係合
溝38には、本体装置(画像形成装置1、以下同様)の
上蓋5に固定して配設されている露光ヘッド16の光書
込み部が嵌入する。
【0035】感光体ドラム13は、導電性の金属ローラ
の表面に光導電体を一様に被着して成り、金属ローラ部
が接地され、図の矢印Fで示すように時計回り方向に回
転する。初期化帯電ローラ15は、不図示の高圧電源に
接続され、白印字状態の帯電電位(一様に印加する初期
化電位、プラス極性で印加する方式とマイナス極性で印
加する方式がある)を感光体ドラム13に印加する。
【0036】クリーナ14は、後述する画像転写を終え
た後の感光体ドラム13の表面に残留するトナーを、廃
トナーとしてクリーナ掬いシート39で回収し、この回
収した廃トナーを、廃トナー送出パイプ41で現像器1
7の廃トナー受入パイプ42へ送出する。
【0037】他方の現像ユニット36は、トナーホッパ
ーを兼ねる筐体からなる前述した現像器17を備え、そ
の現像器17の内側上部に、クリーナ14から廃トナー
送出パイプ41を介して送り出される廃トナーを回収す
る廃トナー回収袋43が廃トナー受入パイプ42に取り
付けられている。
【0038】現像器17は、下部開口に現像ローラ44
を回転可能に保持している。現像器17の内部ほぼ全体
に、非磁性のトナー45が収容され、このトナー45に
埋没するようにトナー撹拌部材46が配設され、最下部
にスポンジ体から成る供給ローラ47が現像ローラ44
に圧接して配置されている。現像ローラ44には、その
斜め右上周面に圧接して板バネ状のドクターブレード4
8が配設され、下部周面に当接して現像部掬いシート4
9が配設されている。
【0039】以下、図1、図2(a),(b) 及び図3を用い
て、画像形成装置1の基本的な動作を簡単に説明する。
先ず、電源が投入され、使用する用紙の紙質、枚数、印
字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホ
スト機器からの信号として入力されると、不図示の駆動
機構により給紙コロ26が一回転して、用紙カセット4
に載置収容されている用紙を給紙ローラ対25及び給紙
案内路24を介して待機ローラ対23へ給送する。待機
ローラ対23は回転を一時停止して、一対のローラで形
成される挟持部に用紙先端を当接させた状態で搬送タイ
ミングを待機する。
【0040】続いて、駆動ローラ11が反時計回り方向
に回転し、従動ローラ12が従動して同じく反時計回り
方向に回転する。これによりベルト9は、上循環部が4
個の感光体ドラム13に当接して全体が反時計回り方向
へ循環移動する。これと共に各現像器17及び感光体ド
ラム13が印字タイミングに合わせて順次駆動される。
感光体ドラム13は時計回り方向に回転し、初期化帯電
ローラ15は、感光体ドラム13周面に一様な高マイナ
ス電荷を付与し、露光ヘッド16は、その感光体ドラム
13周面に画像信号に応じて露光を行って低電位部を形
成する。これにより、感光体ドラム13周面には、上記
初期化による高マイナス電位部と、露光による低マイナ
ス電位部からなる静電潜像が形成される。現像器17の
現像ローラ44は、その静電潜像の低電位部にトナー4
5を転移させて感光体ドラム13周面上にトナー像を形
成(反転現像)する。
【0041】最上流の感光体ドラム13a周面上のトナ
ー像の先端が、ベルト9との対向点に回転搬送されてく
るタイミングで、その対向点に用紙の印字開始位置が一
致するように、待機ローラ対23が回転を開始して用紙
を用紙搬入部へ給送する。従動ローラ12と吸着ローラ
22は、給送された用紙をベルト9と共に挟持して搬送
する。用紙は、ベルト9に吸着され、感光体ドラム13
aと転写器18により形成されている最初の転写部へ搬
送される。
【0042】転写器18は、不図示の転写バイアス電源
から出力される転写電流をベルト9を介して用紙に印加
する。この転写器18から印加される転写電流により感
光体ドラム13a上のマゼンタのトナー像が用紙に転写
される。続いて、感光体ドラム13bと転写器18によ
り形成されている上流から2番目の転写部においてシア
ンのトナー像が転写され、更に感光体ドラム13cと転
写器18により形成されている上流から3番目の転写部
でイエローのトナー像が転写される。そして、感光体ド
ラム13dと転写器18により形成されている最下流の
転写部でブラックのトナー像が順次転写される。
【0043】このようにして、4色のトナー像を転写さ
れた用紙は、ベルト9から分離して定着器27に搬入さ
れる。定着器27は、圧力と熱とでトナー像を用紙に定
着させる。この画像定着後、用紙は、搬出ローラ対2
8、排紙路29、及び排紙ローラ対31を介して排紙ト
レー6上にトナー像を下にして排出される。
【0044】このように動作する画像形成装置1におい
て、上記のような画像形成が繰り返されると、図3に示
した現像器17の内部のトナー45が消費されてやがて
無くなる。そして、ドラムユニット37側から送られて
きた廃トナーが廃トナー回収袋43に充満する。このよ
うに現像器17内のトナー45が消費されて無くなる
と、画像形成ユニット35を交換することになる。
【0045】図4(a) は、画像形成装置1を使用してい
る会社のオペレータ又は画像形成装置1の販売会社のサ
ービスマン又は営業マンが、画像形成ユニット35を交
換のため本体装置から取り外すところを示す図であり、
画像形成ユニットの上蓋5を開いた後、オペレータ等5
0が画像形成ユニット35の現像ユニット36(現像器
17)に手を掛けて、画像形成ユニット35を図の矢印
Gで示すように上方に引き上げて本体装置から取り外す
ところを示している。
【0046】図4(b) は、上記のように取り出された画
像形成ユニット35の外観斜視図である。前述したよう
に画像形成ユニット35は、現像ユニット36とドラム
ユニット37の2つの副ユニットから構成されている
が、ここでは、以下、もっぱら現像ユニット36につい
て述べる。図4(b) に示すように、現像ユニット36の
所定の封印個所に本発明に係る封印ラベル51が貼着さ
れている。この封印ラベル51が貼着されている個所
は、現像ユニット36を最初に分解する部分52であ
り、さらに、この分解部分52で支持部材53と筐体部
材54が隣接する部分である。
【0047】現像ユニット36の中にあって、支持部材
53は主として画像形成ユニット35全体を支持する部
材であり、筐体部材54はトナーホッパーを兼ねながら
図3に示した諸部材を内臓する筐体を構成している部分
であり、ここまで述べてきた現像器17である。
【0048】そして、図4(b) に示すように、封印ラベ
ル51の貼着個所は、上記のように分解部分に隣接する
部材と部材に跨る部分であるとともに、視認性の良い部
位、つまり、サービスマン又は営業マンが、図4(a) に
示すように本体装置の上蓋5を開いたときに、外観から
見て直ちに見分けが付くような部位に貼着されているの
が好ましい。また、本例において、上記の分解部分52
は、この現像ユニット36の現像器17にトナーを再充
填しようとするときに先ず分解するに必要不可欠な部
分、つまり最初に分解される部分である。
【0049】図5は、上記のように本体装置から取り出
した画像形成ユニット35を分解した状態を示す斜視図
である。同図は、現像ユニット36の右方の支持部材5
3の固定レバー55を図のように引き起こして係合溝5
6を開放し、この係合溝56に固定されていた図3及び
図4(b) に示した感光体ドラムユニット37を取り除
き、更に、支持部材53と筐体部材54との分解部分5
2における係合を解除して分解した状態を示している。
【0050】同図では、この分解により、現像部掬いシ
ート49(正確には現像部掬いシート49とその支持部
材)が現像器17から分離され、現像ローラ44の一部
が露出している。また右方の支持部材53の内側面に
は、図3に示した感光体ドラムユニット37の廃トナー
送出パイプ41から送出される廃トナーを現像ユニット
17の廃トナー受入パイプ42へ搬送する搬送パイプ5
7の廃トナー受入口57−1と廃トナー渡し口57−2
とがそれぞれ係合を解除されて露出している。
【0051】この状態で、現像器17に、本来してはな
らないトナーの再充填を行うために、先ず廃トナー回収
袋内の廃トナーを外部に吸い出して、現像器17内の空
間を広げた後、工場における現像器17へのトナー充填
口を封印しているねじ蓋58を開けて、ここから非純正
のトナーを注入して充填することが多い。
【0052】本例では、図5に示すように、このトナー
充填口を覆う部分、つまりねじ蓋58とその周囲の部材
に差し渡して、ここにも封印ラベル51を貼着する。以
下、この封印ラベル51の構造及び機能を説明する。図
6(a) は、封印ラベル51を分解部分に貼着する直前の
状態を示す側断面図であり、同図(b) は貼着された封印
ラベル51を引き剥がした状態を示す図である。
【0053】同図(a) に示すように、封印ラベル51
は、所定の接着強度を有する接着材層59と、この接着
材層59の消耗品ユニットへの貼着面59−1に貼着さ
れた剥離紙61と、接着材層59の剥離紙61と反対側
面に積層された表示層62と、この表示層62の接着材
層59と反対側面に所定のパターン63で積層され、接
着材層59よりも接着強度が大なる透明接着剤層64
と、表示層62に対し透明接着剤層64に重ねて積層さ
れた透明の表面層65とで構成されている。このように
表面層65が透明接着剤層64に重ねて積層されたこと
により、パターン63は空洞化される。あるいは、表面
層65が表示層62に直接接触する。
【0054】上記の表示層62は、例えばアルミ薄膜等
の金属薄膜からなるが、適宜色のインク層で形成しても
良い。また、透明接着剤層64は、表面層65と同一材
質であることが好ましい。そして、この封印ラベル51
は、剥離紙61を接着材層59から剥がされて除去され
た後、その接着材層59の貼着面59−1を、消耗品ユ
ニットの貼着面としての、図4(b) に示した分解部分5
2で支持部材53と筐体部材54とが隣接する部分に、
図6(a) に矢印Hで示すように、貼着される。
【0055】この状態で、貼着された封印ラベル51を
上から見ると、透明の表面層65と透明接着剤層64を
介して表示層62を見ることになり、表示層62が例え
ばアルミ薄膜であると、ラベル全体が銀一色に見えるだ
けである。このように貼着された封印ラベル51を引き
剥がすと、先ず表面層65が引き剥がされるが、図6
(b) に示すように、消耗品ユニットの貼着面66には、
接着材層59が残留し、この残留した接着材層59上に
パターン63部分の表示層62が残る。そして、他の部
分の表示層62は、接着材層59よりも強い接着力を有
する透明接着剤層64の方に接着したまま、表面層65
の引き剥がしに伴って接着材層59から引き剥がされ
る。
【0056】図7(a),(b) は、上記のように封印ラベル
51が引き剥がされた後に消耗品ユニットの貼着面に残
留するパターンの図柄の例を示す図である。同図(a)
は、複数の「開封済」の文字がパターン化されている例
を示し、同図(b) は、この画像形成ユニット36の製造
会社の登録社名「カイシャ」が適宜の配列で複数個所に
配置されたパターンを示している。
【0057】尚、登録パターンは会社名と限ることな
く、商品名であっても良く、例えば登録商標であること
は好ましい。また、上述した例では、表面層65が透明
であり表示層62の銀一色のラベルとして認識されるよ
う構成しているが、表面層65上に図7(c) に示すよう
に、同図(b) と同一の登録社名や登録商標を印刷表示す
るようにしてもよい。こうすると、不正トナーを再充填
するために封印ラベル51を引き剥がして現像ユニット
36を分解しようとする行為を抑止する力が二重に働く
ことになる。特にパターン63や表面層65上の印刷表
示を登録商標にすることは、封印ラベル51自体の複製
も阻止できるので好ましい。
【0058】このように、画像形成装置1の画像形成ユ
ニット35には、不正なトナーを再充填するために必然
的に分解しなければならない部位に封印ラベル51を貼
着するので、この封印ラベル51が引き剥がされて、不
正トナーが充填され、再生ユニットとして使用されたと
きは、封印ラベル51の引き剥がし前では見えなかった
パターンが顕在化して現れるようになっている。
【0059】また、登録商標と組み合わせた封印ラベル
51を剥がした後では、この封印ラベル51を偽造して
貼り直すことは、登録社名のラベルであるため法的に違
反となるので、これはできない。このように、消耗品ユ
ニット(36)へのトナー再充填時に分解が必要不可欠
な分解部分52で隣接する部材(53)と部材(54)
に跨って、剥がしたときにパターン63が現れる封止ラ
ベル51を貼着するので、現像ユニット36を分解しよ
うと封印ラベル51を剥がしかけた段階で現れたパター
ン63を見て分解を断念することが期待できる。
【0060】更に内部のトナー充填口にも封印ラベル5
1を貼着すると、使用不可となった純正の消耗品ユニッ
ト(36)に不正トナーを充填して再生させる行為を断
念させる抑止力が二重に働くことになって一層その効果
が期待できる。このように、本発明の封印ラベルを用い
ることにより純正ユニットの再生品を作るために不正ト
ナーを再充填する行為を抑制することによって、純正ト
ナーの使用を広め、不具合の発生を解消して、画像形成
装置の常に快適な使用環境を形成することができるよう
になる。
【0061】また、再販業者等が上記のパターン63の
発現を無視して分解を強行し、不正トナーを充填して消
耗品ユニットを再生させたとしても、発現したパターン
63によって純正消耗品の再生であることが容易に判明
する。もとより、ラベルが貼着されていないものは不正
が行なわれたと推定できる。また、封印ラベルを剥がし
た上に類似のラベルを貼着して外観を糊塗した場合に
は、その類似ラベルを剥がしてもパターンが現れないか
又は現れても純正品とは異なるパターンが現れるので、
純正消耗品の再生であることが分かる。また、非純正の
消耗品を使用した場合も上記同様にして純正消耗品でな
いことが判明する。
【0062】これにより、ユーザ先で障害が発生した場
合に上記何れの状態の消耗品が使用されていたかをサー
ビスマンや営業マンが容易に判断でき、障害原因の特定
を容易に行って迅速に障害に対処することが可能とな
る。尚、封止ラベルの主な構成材料である透明樹脂基体
を、被着体である消耗品ユニット、すなわち現像器と同
種材料とすると、交換した現像ユニットをサービスマン
又は営業マンが会社に持ち帰って材料再生工場に回した
とき、材料再生工場では封止ラベルを剥がす工程を省略
して材料再生が可能となるので、材料再生工程の能率を
向上させることができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、消耗品ユニットへのトナー再充填時に分解が必要
不可欠な分解部分で隣接する部材と部材に跨って封止ラ
ベルを貼着するので、純正消耗品であるか純正消耗品の
再生であるか又は非純正の消耗品であるかを容易に見分
けることができ、これにより、ユーザ先で障害が発生し
た場合に上記何れの状態の消耗品が使用されていたかを
サービスマンや営業マンが容易に判断でき、障害原因の
特定を容易に行って迅速に障害に対処することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるタンデム型カラー式の画
像形成装置の全体構成を示す側断面図である。
【図2】(a) は画像形成装置の外観を示す斜視図、(b)
はその上部の蓋を開けた状態を示す図である。
【図3】画像形成装置の画像形成ユニットの拡大断面図
である。
【図4】(a) は画像形成装置から画像形成ユニットを交
換のため本体装置から取り外すところを示す図、(b) は
取り出された画像形成ユニットの外観斜視図である。
【図5】本体装置から取り出された画像形成ユニットを
分解した状態を示す斜視図である。
【図6】(a) は封印ラベルを分解部分に貼着する直前の
状態を示す側断面図、(b) は貼着された封印ラベルを引
き剥がした状態を示す図である。
【図7】(a),(b) は封印ラベルが引き剥がされた後に消
耗品ユニットの貼着面に残留するパターンの図柄の例を
示す図、(c) は封印ラベルの上面に登録社名や商標を印
刷して構成した封印ラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 本体基部 3 操作パネル 4 用紙カセット 5 上蓋 6 排紙トレー 7 上部排紙口 8 支持軸 9 ベルト 11 駆動ローラ 12 従動ローラ 13(13a、13b、13c、13d) 感光体ドラ
ム 14 クリーナ 15 初期化帯電ローラ 16 露光ヘッド 17(17a、17b、17c、17d) 現像器 18 転写器 19 支持部材 21 テンションローラ 22 吸着ローラ 23 待機ローラ対 24 給紙案内路 25 給紙ローラ対 26 給紙コロ 27 定着器 28 搬出ローラ対 29 排紙路 31 排紙ローラ対 32 電装部 33 冷却ファン 35 画像形成ユニット 36 現像ユニット 37 ドラムユニット 38 露光ヘッド係合溝 39 クリーナ掬いシート 41 廃トナー送出パイプ 42 廃トナー受入パイプ 43 廃トナー回収袋 44 現像ローラ 45 トナー 46 トナー撹拌部材 47 供給ローラ 48 ドクターブレード 49 現像部掬いシート 50 オペレータ等 51 封印ラベル 52 分解部分 53 支持部材 54 筐体部材 55 固定レバー 56 係合溝 57 搬送パイプ 57−1 廃トナー受入口 57−2 廃トナー渡し口 58 ねじ蓋 59 接着材層 59−1 貼着面 61 剥離紙 62 表示層 63 パターン 64 透明接着剤層 65 表面層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に伴ない消費する消耗品を内蔵
    して画像形成装置本体に着脱自在に構成された消耗品ユ
    ニットの所定の封印個所に貼着されるべく構成された封
    印ラベルであって、 前記消耗品ユニットへの貼着面に所定の接着強度を有す
    る接着材層と、 該接着材層の前記消耗品ユニットへの貼着面に貼着され
    た剥離紙と、 前記接着材層の前記剥離紙と反対側面に積層された表示
    層と、 該表示層の前記接着材層と反対側面に所定のパターンで
    積層され、前記接着材層よりも接着強度が大なる透明接
    着剤層と、 前記表示層に対し前記透明接着剤層に重ねて積層された
    表面層と、 からなることを特徴とする封印ラベル。
  2. 【請求項2】 前記剥離紙を剥離して前記消耗品ユニッ
    トへ貼着した後の剥離時に、前記表示層の一部が前記所
    定のパターンに対応して前記表面層と共に一体的に剥が
    されることにより、前記消耗品ユニットに残留した前記
    表示層によって前記所定のパターンが表示されるべく構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の封印ラベル。
  3. 【請求項3】 前記所定のパターンは「開封済」その他
    の警告表示であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の封印ラベル。
  4. 【請求項4】 前記所定のパターンは、登録商標のロゴ
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の封印ラベ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記表面層に登録商標のロゴが印刷され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    封印ラベル。
  6. 【請求項6】 被貼着部への貼着面に所定の接着強度を
    有する接着材層と、 該接着材層の前記被貼着部への貼着面に貼着された剥離
    紙と、 前記接着材層の前記剥離紙と反対側面に積層された表示
    層と、 該表示層の前記接着材層と反対側面に登録商標ロゴパタ
    ーンで積層され、前記接着材層よりも接着強度が大なる
    透明接着剤層と、 前記表示層に対し前記透明接着剤層に重ねて積層された
    表面層と、 からなり、 前記剥離紙を剥離して前記被貼着部へ貼着された後の剥
    離時に、前記登録商標ロゴパターンに対応して前記表面
    層と共に一体的に剥がされることにより、前記被貼着部
    に残留した前記表示層によって前記登録商標ロゴパター
    ンが表示されるべく構成されたことを特徴とする貼着ラ
    ベル。
  7. 【請求項7】 画像形成に伴ない消費する消耗品を内蔵
    し、画像形成装置本体に着脱自在に構成された消耗品ユ
    ニットであって、 引き剥がし履歴が生ずるように所定の封印個所に貼着さ
    れた封印ラベルを備えることを特徴とする消耗品ユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記封印ラベルが貼着される前記所定の
    封印個所は、所定の分解部分で部材と部材が隣接する部
    分又は前記消耗品の注入口を覆う部分であることを特徴
    とする請求項7記載の消耗品ユニット。
  9. 【請求項9】 前記封印ラベルは、 前記消耗品ユニットへの貼着面に所定の接着強度を有す
    る接着材層と、 該接着材層の前記貼着面と反対側面に積層された表示層
    と、 該表示層の前記接着材層と反対側面に所定のパターンで
    積層され、前記接着材層よりも接着強度が大なる透明接
    着剤層と、 前記表示層に対し前記透明接着剤層に重ねて積層された
    表面層と、 からなることを特徴とする請求項7又は8記載の消耗品
    ユニット。
  10. 【請求項10】 前記所定のパターンは「開封済」その
    他の警告表示であることを特徴とする請求項9記載の消
    耗品ユニット。
  11. 【請求項11】 前記所定のパターンは、登録商標のロ
    ゴであることを特徴とする請求項9記載の消耗品ユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 前記表面層に登録商標のロゴが印刷さ
    れていることを特徴とする請求項9、10又は11記載
    の消耗品ユニット。
  13. 【請求項13】 画像形成に伴ない消費する消耗品を内
    蔵して画像形成装置本体に着脱自在に構成された消耗品
    ユニットの所定の分解部分で部材と部材が隣接する部分
    に封印ラベルを貼着し、 該貼着された封印ラベルを、前記消耗品ユニットへの貼
    着面に所定の接着強度を有する接着材層と、該接着材層
    の前記貼着面と反対側面に積層された表示層と、該表示
    層の前記接着材層と反対側面に所定のパターンで積層さ
    れ、前記接着材層よりも接着強度が大なる透明接着剤層
    と、前記表示層に対し前記透明接着剤層に重ねて積層さ
    れた表面層と、からなるように構成し、 該封印ラベルの前記消耗品ユニットからの剥離時に、前
    記表示層の一部が前記所定のパターンに対応して前記表
    面層と共に一体的に剥がされることにより、前記消耗品
    ユニットの所定の分解部分で部材と部材が隣接する部分
    に前記表示層の残留による前記所定のパターンを表示さ
    せ、該所定のパターンの表示に基づいて、前記消耗品ユ
    ニットが前記所定の分解部分で不適正に分解されたと判
    断する、 ことを特徴とする消耗品ユニットの不適正な分解を識別
    する方法。
  14. 【請求項14】 前記所定のパターンは「開封済」その
    他の警告表示であることを特徴とする請求項13記載の
    消耗品ユニットの不適正な分解を識別する方法。
  15. 【請求項15】 前記所定のパターンは、登録商標のロ
    ゴであることを特徴とする請求項13記載の消耗品ユニ
    ットの不適正な分解を識別する方法。
  16. 【請求項16】 前記表面層に登録商標のロゴが印刷さ
    れていることを特徴とする請求項13、14又は15記
    載の消耗品ユニットの不適正な分解を識別する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148281A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Max Co Ltd 剥離紙付きラベルおよびラベルプリンタ
JP2009098624A (ja) * 2007-09-27 2009-05-07 Seiko Epson Corp 消耗品カートリッジ及びそれを用いた画像形成装置
JP2010096834A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Kyocera Mita Corp 表示ラベルの剥離破断箇所の加工方法、表示ラベル付き製品および表示ラベルの貼付構造

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