JP3586755B2 - 画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成ユニット及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3586755B2
JP3586755B2 JP08116896A JP8116896A JP3586755B2 JP 3586755 B2 JP3586755 B2 JP 3586755B2 JP 08116896 A JP08116896 A JP 08116896A JP 8116896 A JP8116896 A JP 8116896A JP 3586755 B2 JP3586755 B2 JP 3586755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image forming
receiving portion
image
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08116896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09274347A (ja
Inventor
守通 高鹿
辰美 島也
隆雄 依藤
訓紀 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP08116896A priority Critical patent/JP3586755B2/ja
Publication of JPH09274347A publication Critical patent/JPH09274347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3586755B2 publication Critical patent/JP3586755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体を排出する副ユニットと排出された粉体を収容する副ユニットが係脱自在に一体に構成される画像形成ユニット及びその画像形成ユニットを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機やプリンタとして用いられている電子写真方式の画像形成装置がある。この画像形成装置は、感光体に光書込みによって潜像を形成し、この潜像をトナー像化(現像)して、その現像したトナー像を用紙に転写して定着させている。
【0003】
このような画像形成を行うために、画像形成装置内の画像形成部には、感光体ドラム、初期化帯電器、露光ヘッド、現像ローラ、トナー供給器、転写帯電器、クリーナ等の諸装置が配設されている。一般に、オフイス等で使用される画像形成装置では比較的頻繁に保守作業が必要とされ、また上述の各内部装置の新旧の交換等を行う場合も多い。このため、これらの作業が容易であるように、上記の内部装置を適宜に組装置(ユニット)として一体化し、これを本体の画像形成装置に着脱自在に装着して用いるようにしたものが実用化されている。
【0004】
但しこのように内部装置をユニット化すると、ユニットの寿命が尽きたからといってユニットをそのまま廃棄したとき、ユニットに組み付けられている個々の装置は夫々寿命が異なるから、まだ使用可能な組み付け装置が内部にある場合は不経済であり、これでは資源の浪費であるという謗りは免れない。したがって、近年では、ユニットを複数の副ユニットに分割して、これらを1個のユニットに一体化したものが実用化されている。
【0005】
図11(a),(b),(c) は、そのようなユニットの例を示す図である。同図(a) はユニットを2つの副ユニットに分離した状態を斜視図で示しており、同図(b) は2つの副ユニットを一体にした斜視図、同図(c) はその係合部の様子を示す断面図である。このユニットは、同図(a) に示すように、現像セット1とドラムセット2の2つの副ユニットから成り、現像セット1は、トナー容器3と現像ローラ4を備え、ドラムセット2は、感光体ドラム5と図には見えないがクリーナを備えている。これらが、同図(b) に示すように、一体に係合して1個のユニットを形成する。
【0006】
このユニットが装置本体(画像形成装置)に装着されると、感光体ドラム5のギア5−1が装置本体の駆動機構に連結してユニット全体が駆動される。このユニットは、クリーナによって感光体ドラム5上から取り除いた残留トナーを現像セット1に回収するように構成されている。そのための除去トナーを送るための送りパイプ6がドラムセット2に設けられ、その除去トナーを受ける受けパイプ7が現像セット1に配設されている。
【0007】
送りパイプ6及び受けパイプ7の先端には、筒蓋状のシャッタ6−1及び7−1が夫々取り付けられている。同図(b) に示すように、現像セット1とドラムセット2を一体に組み付けた後、シャッタ6−1及び7−1を夫々回転させて、一方では送りパイプ6の送り口6aとシャッタ6−1の開口(図では見えない)を一致させ、他方では受けパイプ7の受け口7aとシャッタ7−1の開口7−1aを一致させ、これらを係合させて除去トナーの通行路を形成する。そして、各パイプ内に配設されている搬送機8を回転させて、除去トナーをドラムセット2から現像セット1へ搬送するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記筒蓋状のシャッタ6−1及び7−1は、夫々送りパイプ6及び受けパイプ7に単に被せてあるだけであるから、現像セット1とドラムセット2が分離しているときに、大きな振動を加えたり、誤って触れただけでもシャッタ6−1又は7−1が容易に回転して、送りパイプ6の送り口や受けパイプ7の受け口7aが開いてしまう。送りパイプ6及び受けパイプ7共に、装置稼働中における搬送で除去トナーが受け渡し口まで来ているから、いずれも上記のようにパイプ口が開くと除去トナーがこぼれて周囲に飛散し、ユーザの手足や着衣を汚してしまうという不都合が発生する。
【0009】
また、セット分離時のシャッタの閉成は、セットの分離と同時に行わなければならないから、操作が極めてやっかいであり、したがってトナーこぼれが生じ易い。こぼれたトナーが飛散して本体装置(画像形成装置)内を汚染すると、形成される画像の質が著しく低下するという不具合が発生する。
【0010】
更に送りパイプ6と受けパイプ7の受け渡し口の係合が不安定で間隙があるため、セットを合体した完成ユニットの状態で工場からの輸送を行うと、振動で浮揚したトナーがこぼれ出るという問題もあった。
【0011】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、副ユニット間で清掃した除去トナーの還流を行い且つトナー漏れの発生しない画像形成ユニット及びこれを用いた画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、本発明の構成を述べる。
先ず請求項1記載の発明は、像担持体ドラムを有する第1のユニットと、現像剤を用いて上記像担持体ドラム上に形成される潜像を現像する現像器を有する第2のユニットとを分離可能に構成し、両ユニットを係合させて一体的に装置本体に対して着脱自在とした画像形成ユニットを前提とする。
【0013】
この発明の画像形成ユニットにおいては、上記第1のユニットは、上記像担持体ドラムを回転自在に支持する支持紬と、上記像担持体ドラム上に残留する現像剤を該像担持体ドラム上から除去するクリーナと、該クリーナで除去した現像剤を排出する排出口を備え、上記第2のユニットは、上記像担持ドラムの支持軸と係合する係合受け部を有し上記第1のユニットを着脱自在に支持する支持手段と、上記第1のユニットが装着された際に上記排出口から排出される除去現像剤を受け取り上記現像器へ搬送する搬送手段と、該搬送手段の上記除去現像剤の受け取りのための受け口を開閉するシャッタ部材と、上記支持軸を上記係合受け部とで挟持すべくロックするロック位置と上記支持軸の上記係合受け部への着脱を妨げない退避位置とに移動操作可能に設けられ上記第1のユニットを上記支持手段に係脱可能にロックするロックレバーとを備え、上記ロックレバーと上記シャッタ部材とに、上記ロックレバーの上記ロック位置への操作と同時に上記シャッタ部材を開成させる連動手段を設け、上記係合受け部に装着された上記支持軸と係合して上記ロックレバーの上記退避位置から上記ロック位置への操作を許容し、上記支持軸が上記係合受け部に未装着の際は上記ロックレバーの上記退避位置からの移動操作を阻止するストッパ機構を設けて構成される。
【0014】
上記ストッパ機構は、例えば請求項2記載にように、係止爪と解除突起を備えた回動部材を有し、該回動部材は付勢部材により付勢されて上記係止爪が上記シャッタ部材の開口内に進入し該開口部の縁に当接して上記シャッタの回動を禁止すると共に上記解除突起が上記係合受け部の内方向に突出するよう配置され、該係合受け部に上記支持軸が装着されたとき該支持軸が上記解除突起を上記係合受け部の外方向に押圧し上記回動部材を上記付勢部材の付勢力に抗して回動させて上記係止爪を上記シャッタ部材の開口内から退出させることにより、該シャッタ部材に連動する上記ロックレバーの上記待避位置からの移動操作を可能ならしめるように構成される。
【0015】
次に請求項3記載の発明は、像担持体を有する第1のユニットと、現像剤を用いて上記像担持体上に形成される潜像を現像する現像器を有する第2のユニットとを分離可能に構成し両ユニットを係合させて一体的に形成した画像形成ユニットを着脱自在に装着する画像形成装置に適用される。
【0016】
この発明の画像形成装置においては、上記第1のユニットは、上記像担持体ドラムを回転自在に支持する支持紬と、上記像担持体ドラム上に残留する現像剤を該像担持体ドラム上から除去するクリーナと、該クリーナで除去した現像剤を排出する排出口を備え、上記第2のユニットは、上記像担持ドラムの支持軸と係合する係合受け部を有し上記第1のユニットを着脱自在に支持する支持手段と、上記第1のユニットが装着された際に上記排出口から排出される除去現像剤を受け取り上記現像器へ搬送する搬送手段と、該搬送手段の上記除去現像剤の受け取りのための受け口を開閉するシャッタ部材と、上記支持軸を上記係合受け部とで挟持すべくロックするロック位置と上記支持軸の上記係合受け部への着脱を妨げない退避位置とに移動操作可能に設けられ上記第1のユニットを上記支持手段に係脱可能にロックするロックレバーとを備え、上記ロックレバーと上記シャッタ部材とに、上記ロックレバーの上記ロック位置への操作と同時に上記シャッタ部材を開成させる連動手段を設け、上記係合受け部に装着された上記支持軸と係合して上記ロックレバーの上記退避位置から上記ロック位置への操作を許容し、上記支持軸が上記係合受け部に未装着の際は上記ロックレバーの上記退避位置からの移動操作を阻止するストッパ機構を設けて構成された画像形成ユニットを装着するように構成される。
【0017】
上記ストッパ機構は、例えば請求項4記載のように、係止爪と解除突起を備えた回動部材を有し、該回動部材は付勢部材により付勢されて上記係止爪が上記シャッタ部材の開口内に進入し該開口部の縁に当接して上記シャッタの回動を禁止すると共に上記解除突起が上記係合受け部の内方向に突出するよう配置され、該係合受け部に上記支持軸が装着されたとき該支持軸が上記解除突起を上記係合受け部の外方向に押圧し上記回動部材を上記付勢部材の付勢力に抗して回動させて上記係止爪を上記シャッタ部材の開口内から退出させることにより、該シャッタ部材に連動する上記ロックレバーの上記待避位置からの移動操作を可能ならしめるように構成される。
【0018】
そして、この画像形成装置は、例えば請求項5記載のように、上記の画像形成ユニットを複数装着して多色画像を形成するように構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a),(b),(c) は、一実施の形態における画像形成ユニットの現像ユニットと像担持ユニット間の粉体受け渡し部の連結状態及び固定レバーと支持部材との係合機構を示す側断面図であり、図2(a),(b),(c) は、その現像ユニットと像担持ユニットを組み付ける順序を示す組み付け状態斜視図である。上記図1(a),(b),(c) 及び図2(a),(b),(c) はいずれも両副ユニットの一部、すなわち、係合部近傍の構成を示している。また、図3は、それら現像ユニットと像担持ユニットとの合体により完成した画像形成ユニットの斜視図、図4は、その反対側(図3の右上)から見下ろした斜視図、そして、図5は、図4の右側から見た側断面図である。
【0020】
先ず、画像形成ユニットの全体構成を、図2(a),(b),(c) の組み付け状態図、図3及び図4の完成斜視図、並びに図5の側断面図を用いて説明する。図2〜図5に示すように、画像形成ユニット10は、現像ユニット11(第2のユニット)と像担持ユニット12(第1のユニット)の2つの副ユニットで構成されている。現像ユニット11は(図5を参照)、トナー容器兼用の匡体13と、この匡体13内に回転可能に保持された攪拌器14、供給ローラ15、及び現像ローラ16並びにドクターブレード17が配設されている。そして、その下部には(図3及び図4を参照)、像担持ユニット12を組み付けるためのフレーム18が匡体13と一体に配設方向下流側(図3では斜右下方向、図4では斜め左下方向)に張り出して形成されている。また、匡体13の下部側面からは、現像ローラ16の支持軸16−1が外部に突出している。
【0021】
フレーム18の左の側壁上部には(図3参照)、軸受け孔19aが穿設され、右の側壁上部には(図1、図2及び図4参照)、上から斜めに切り欠くように形成されて軸受け部19bが設けられている。軸受け部19bには、その上開口部を閉ざす固定レバー21が配設される。固定レバー21はフレーム18の係合部32に取り付けられ、図1(b) の矢印Aに示すように上下に略90度回動する。
【0022】
一方、像担持ユニット12は(図5を参照)、内部に感光体ドラム22(像担持体)を回転可能に保持し、その周面に当接する初期化帯電器23及びクリーナ24を備えている。この像担持ユニット12の(図3及び図4を参照)、感光体ドラム22の真上に当たる上面には、感光体ドラム22の軸方向に平行して溝孔25が設けられている。この画像形成ユニット10が詳しくは後述する装置本体(画像形成装置)に装着された後、上蓋部材に配設された書込みヘッド26(図5を参照)が図5の矢印Eに示すように降下して、その先端が上記の溝孔25に嵌合する。この像担持ユニット12の両側面からは、感光体ドラム22の感光体ドラム軸22a、22bが外部に突出している。
【0023】
その感光体ドラム22の下部周面を覆っていた保護蓋27を、下流側上方に滑動させて感光体ドラム22の下部周面を露出させた後(図1(a) 参照)、像担持ユニット12の一方の感光体ドラム軸22aを現像ユニット11のフレーム18の軸受け孔19aに貫通させ、しかる後、他方の感光体ドラム軸22bを、図1(a) の矢印Bで示すように現像ユニット11のフレーム18の軸受け部19bに嵌入させて、像担持ユニット12を現像ユニット11に装填する(図1(b) 及び図2(b) 参照)。そして装填後は、図1(b) に示すように、予め開いておいた固定レバー21を同図の矢印Aで示すように閉じて感光体ドラム軸22bを逸脱しないように仮固定する。この状態において感光体ドラム軸22a、22bは、画像形成ユニット10(フレーム18)の側面から外部に突出する。この現像ユニット11と像担持ユニット12が一体になった画像形成ユニット10を画像形成装置内の所定の位置に装着する。
【0024】
上記の固定レバー21による感光体ドラム軸22bの仮固定のための回動に連動して、現像ユニット11の受納パイプ28と像担持ユニット12の送出パイプ29(図5を参照)のトナー受け渡し口が夫々開口して連結する。この画像形成ユニット10は、上記現像ユニット11の受納パイプ28と像担持ユニット12の送出パイプ29のトナー受け渡し口を連結して、像担持ユニット12側で発生する除去トナーを現像ユニット11側に還流させるようにしている。
【0025】
続いて、上記のトナーを還流させるための現像ユニット11の受納パイプ28と像担持ユニット12の送出パイプ29の連結部の構成を説明する。先ず現像ユニット11の受納パイプ28は、その外端部が、図2(c) に示すように、匡体13の下部からフレーム18内に出ており、フレーム18の軸受部19bよりもやや下流側寄り(図の斜め右下方向)上部に受納口28−1が設けられている。この上に、図2(a) に示す基準位置に鉛直に設定された固定レバー21とこれに一体の受納部シャッタ31が、筒蓋の周半面を切り取った形に形成され、その切り取り開口部を上に向け、フレーム18に固定された支持部材32に回動自在に支持されて、その回動軸方向を受納パイプ28の軸方向と直角にして、残る半周面下部を受納口28−1に当接させている。
【0026】
そして、上記の図1(a) 及び図2(a) に示すように、2つの副ユニットが分離している状態(図は現像ユニット11が像担持ユニット12と連結する直前の状態を示している)では、固定レバー21及び受納部シャッタ31は、支持部32と軸受け部19b間に配設されている回動部材30の係止爪30aによって回動を禁止されている。
【0027】
この状態において、図1(b) 及び図2(c) に示す受納パイプ28の受納口28−1の縁周囲には、図では定かに見えないが受納部シャッタ31の当接面との間に適宜の弾性を有するパッキング部材が配設されている。したがって受納部シャッタ31と受納口28−1双方の間に間隙はなく、これにより、図2(c) に示した受納口28−1は封止されている。受納部シャッタ31の上流側(図1の左方及び図2の斜め左上方向)を向く周面には、開口部31−1が穿設され、その縁周囲内面には弾性パッキング部材33が貼着されている。固定レバー21が、図1(c) に示すように、上流側に90度回動して感光体ドラム22の感光体ドラム軸22bを仮固定したとき、上記の開口部31−1が受納パイプ28の受納口28−1に一致する位置まで移動する。
【0028】
受納部シャッタ31の蓋底内面には、図1(b) に示す基準配置で断面がやや斜め上方を向く2条の突起部によって溝34が形成されている(この溝34は、2条の突起とせず蓋底底面に穿設して形成してもよい)。この溝34の斜め上方向の傾斜は、上述した上から斜めに切り欠くように形成されている軸受け部19bの傾斜と同一の傾斜を有して形成されている。一方、これと係合する側の像担持ユニット12側端部には、図2(a),(b) に示すように、感光体ドラム22の感光体ドラム軸22bの下流側近傍に送出部シャッタ35が配置されている。
【0029】
図6(a),(b) は、この像担持ユニット12の側端部の構成を示している。同図(a) に示すように、像担持ユニット12の側端部からは送出パイプ29の端部が出ており、この送出パイプ29端部に、筒蓋状の送出部シャッタ35が外嵌している。送出部シャッタ35の筒底外面には縦方向に凸条35−1が突設されている。この凸条35−1が、受納部シャッタ31の溝34に案内されて嵌入して(図2(b) 参照)、像担持ユニット12が現像ユニット11に係合する。このとき、凸条35−1の受け入れを容易にするために、溝34の上部は図1(a),(b),(c) に示すように、幅広に形成されている。
【0030】
上記の図6(a) において、送出パイプ29端部周面下部には、図には見えないが送出口が穿設されている。また、送出部シャッタ35のこれも同図では見えない上流側(図6(a) の斜め右上方向)周面に開口部が穿設されている。図6(a) の状態では、送出パイプ29の送出口と送出部シャッタ35の開口部とは90度位置がずれている。そして、送出部シャッタ35が図の時計回り方向に90度回転すると、送出部シャッタ35の開口部が、送出パイプ29の送出口に一致する位置まで移動する。
【0031】
この送出部シャッタ35の周面上部には突起35−2が形成されている。この突起35−2を下方開口内に覆って保護カバー36が像担持ユニット12端面に配設されている。保護カバー36内には、鍵型レバー37が1端を像担持ユニット12の側面に回動自在に支持されて配置され、その自由端は不図示の付勢部材により下方に付勢されて至端を送出部シャッタ35の突起35−2に当接させている。この突起35−2の当接部は送出部シャッタ35の回転方向であるため、上記鍵型レバー37の当接により、送出部シャッタ35は回転を禁止されている。これにより、像担持ユニット12が画像形成ユニット10から抜脱されて単独の状態となっているときは、上記送出部シャッタ35の回転禁止により、送出パイプ29の送出口の封止が維持される。
【0032】
この像担持ユニット12が合体する現像ユニット11の係合部近傍(図2(a) 及び同図(c) 参照)には、解除レバー38が立設している。像担持ユニット12が現像ユニット11と係合すべく、図1(b) 及び図2(b) に示すように、フレーム18内の所定位置に装着されると、図6(b) に示すように、解除レバー38の先端が鍵型レバー37の自由端側を押圧して、鍵型レバー37を付勢部材の付勢力に抗して上に回動させ、鍵型レバー37と突起35−2との当接を解除する。これにより、送出パイプ29の送出部シャッタ35は回転可能な状態で受納部シャッタ31と係合する。また、この状態(図1(b) 、図2(b) 及び図6(b) に示す状態)で、送出部シャッタ35の開口部は受納部シャッタ31の開口部31−1に接合する。そして、送出部シャッタ35は、凸条35−1が受納部シャッタ31の溝34に嵌入していることにより、受納部シャッタ31が回転(すなわち固定レバー21が回動)すれば、その回転(回動)に従動して同方向に回転する。
【0033】
上述したように、受納部シャッタ31(つまり固定レバー21)は、支持部32と軸受け部19b間に配設されている回動部材30によって回動を禁止されている。以下に、この固定レバー21(つまり受納部シャッタ31)と支持部32との係合機構を示し、これにより固定レバー21の回動禁止と、その解除を説明する。
【0034】
回動部材30は、図1(a) に示すように、上に伸び出して右に曲がる係止爪30aと左に伸び出して上に曲がる解除突起30bとを備えており、それらの中間を支点にして回動自在に設けられる。この回動部材30は、捻りバネ30−1によって図の時計回り方向に付勢されており、2つの副ユニットが図1(a) に示すように分離しているときは、一方では解除突起30bの先端が軸受部19bの底部よりも上方に突出し、他方では係止爪30aの先端が受納部シャッタ31の開口部31−1内に突出して、開口部31−1の上縁に当接し、これにより、固定レバー21(受納部シャッタ31)の図1(a) に示す退避位置から同図(c) に示すロック位置への回動を禁止している。したがって、固定レバー21は、図1(a) 又は図2(a) に示した鉛直位置に設定されたまま、多少の振動等では動くようなことはない。これによって、現像ユニット11が単独であるときは受納パイプ28の受納口28−1の封止が維持される。このように、固定レバー21の退避位置からロック位置への移動操作を阻止するストッパ機構が形成されている。
【0035】
そして、像担持ユニット12が、図1(b) 、図2(b) 及び図6(b) に示したように、現像ユニット11に係合したとき、感光体ドラム軸22bが、回動部材30の解除突起30bの先端を下方に押し付けて回動部材30を反時計回り方向に回動させる。これにより、回動部材30の係止爪30aの先端が受納部シャッタ31の開口部31−1内から退出し、開口部31−1の上縁と係止爪30aとの当接が解除される。すなわち、受納部シャッタ31つまり固定レバー21の回動禁止が解除される。
【0036】
このように、像担持ユニット12との係合によって回動禁止が解除された固定レバー21を、図1(b) の矢印Aで示す方向に回動させて、図1(c) に示すように、感光体ドラム22の感光体ドラム軸22bを仮固定する。これにより、固定レバー21と一体の受納部シャッタ31が図の反時計回り方向に90度回転し、図1(a),(b) に示した開口部31−1が、90度下方に回転移動して受納パイプ28の受納口28−1に一致する。また、受納部シャッタ31の回転に従動して送出部シャッタ35も90度回転しており、これによって、送出部シャッタ35の開口部と送出パイプ29の送出口が一致する。
【0037】
図7に、送出パイプ29と受納パイプ28との連結状態を断面図で示す。尚、同図は、図4に示す画像形成ユニット10のフレーム18内に隠れて見えない送出パイプ29と受納パイプ28の連結部のJ矢視断面図である。図7において、上述したように受納部シャッタ31の溝34に嵌入した凸条35−1によって、送出部シャッタ35は受納部シャッタ31の回転に従動して90度回転している。両シャッタの係合時にすでに受納部シャッタ31の開口部31−1に接合している送出部シャッタ35の開口部35−3が、上記回転により、一方では、受納部シャッタ31の開口部31−1、パッキング部材39を介して受納パイプ28の受納口28−1と連結し、他方では、送出パイプ29の送出口29−1と連結する。これにより送出パイプ29と受納パイプ28が連通する。
【0038】
送出パイプ29内には搬送コイル41が配設されており、この搬送コイル41が像担持ユニット12の駆動に伴って回転する。搬送コイル41は、像担持ユニット12内に滞留してくる除去トナーを送出パイプ29に沿って上記連結端まで搬送する。一方、受納パイプ28内にも他の搬送コイル42が配設されており、現像ユニット11の駆動に伴って回転する。この搬送コイル42は、送出パイプ29の送出口29−1から送出部シャッタ35の開口部35−3、受納部シャッタ31の開口部31−1及びパッキング部材39を介して受納口28−1に流入して来るトナーを受け取って、このトナーを現像ユニット11内に搬入する。
【0039】
このように、像担持ユニット12及び現像ユニット11は、単体の状態であるときは、外部からの衝撃等では不動なシャッタによって、トナー受け渡し口が封止され、両ユニットが係合すると、シャッタの移動禁止が解除されて、仮固定のレバーの回動に連動して、両ユニットの受け渡し口が連結する。
【0040】
尚、図7に示す送出パイプ29、送出部シャッタ35、受納パイプ28、及び受納部シャッタ31を、透明な樹脂を用いて形成すると、一旦、ユニットを使用したとき、送出パイプ29、送出部シャッタ35、受納パイプ28、及び受納部シャッタ31の内部に付着した還流トナーを外部から視認することができる。このように両ユニットの係合部で、トナーの色を確認することができるから、カラー印字の場合のように複数の画像形成ユニット10を取り扱う場合に誤りを防止できて便利である。また、図4に示す現像ユニット11の受納パイプ28が配置される部分の上面や側面の適宜な位置に透視窓を設けると、現像ユニット11と像担持ユニット12を組み付けた後の画像形成ユニット10の状態でも、外部からトナーの色を確認できるから、これを装置本体内に装着するとき、直ちに正しい配置で装着することができ、したがって作業が容易になる。
【0041】
次に、このような画像形成ユニット10を装着する画像形成装置について説明する。図8は、上記の画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置の内部装置の外観斜視図である。同図に示すように、この画像形成装置45は、デスクトップ型のパソコン用ラックに載置可能な大きさの、小型の画像形成装置である。この画像形成装置45は、前面(図の右方)に開閉トレー46を備え、下部に用紙カセット47を着脱自在に備えている。また上蓋部材48には、その上面に排紙トレー49が形成されており、そこには上部排紙口51から排出される画像形成済みの用紙が積載される。その上蓋部材48の前部側方には電源スイッチ52、液晶表示装置53、複数の入力キー54等が配設されている。
【0042】
図9は、その画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。この画像形成装置の内部は、同図に示すように、略中央に、駆動回転ローラ55と従動回転ローラ56に保持されて循環移動する用紙搬送用のベルト57が配設される。このベルト57の上方には、上述した複数の画像形成ユニット10(10−1、10−2、10−3、10−4)が用紙搬送方向に多段式に並設される。画像形成ユニット10のそれぞれの感光体ドラム22(22−1、22−2、22−3、22−4)の真上に、上蓋部材48裏面に配設されている書込みヘッド26(26−1、26−2、26−3、26−4)が、上蓋部材48の閉成により挿入されて配置される。書込みヘッド26は、LEDヘッドで構成される。上蓋部材48は、装置本体45後方の支軸58を中心にして開閉する。上記の感光体ドラム22は、ベルト57の用紙搬送面に当接しており、そのベルト57の裏面から感光体ドラム22と対向配置されて転写ブラシ59(図では1個にのみ番号を付して示している)が配設される。
【0043】
ベルト57の用紙搬送方向上流側(図の右方)には、待機ロール対61、用紙検出センサ62が配設され、それより上流は横(装置前方)と下に分岐して、横方向には給紙ローラ63、捌き部材64、及び上述の開閉トレー46が配設されている。また、下方には2枚のガイド板から形成される搬送路65が配設され、その上流に、上述の用紙カセット47が多枚数の用紙Pを収容してその給紙端を覗かせている。給紙端には上方に給紙コロ66が配設されている。そしてベルト57の用紙搬送方向下流には、分離爪67、定着器68、排紙コロ69、切り換えレバー71が設けられる。定着器68は、断熱性の匡体内に組み付けられた圧接ローラ、発熱ローラ、周面清掃器、オイル塗布ローラ、サーミスタ等から構成され、用紙上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させる。切り換えレバー71は、同図に示すように下の位置にあるときは用紙を上方の排出路72へ案内し、上に回動しているときは用紙を装置後面に開口する排紙口73へ案内する。上記の排出路72の下流は排紙ロール対74を介して上部排紙口51に連絡する。
【0044】
また、ベルト57と用紙カセット47の間にクリーナボトル75が着脱自在に配設される。この、クリーナボトル75の上部にはブレードスクレーパ76が取り付けられて、その先端が搬送転写ベルト57の下循環部の表面に当接している。ブレードスクレーパ76は、搬送転写ベルト57の表面に残留するトナーを掻き取って搬送転写ベルト57を清掃し、掻き取った不要のトナーをクリーナボトル75に貯留する。
【0045】
上記のベルト57は、画像形成ユニット10−1〜10−3間を固定支持ロール77と移動支持ロール78によって支持されている。固定支持ロール77は装置本体のフレームに回転自在に位置固定され、移動ロール78は、固定ロール77の支軸を中心にして揺動する支持部材79の他端に保持されている。支持部材79の下部にはカム81が係合して、図の位置と時計回り方向に90度回転した位置とに左右に選択的に回動する。
【0046】
図10は、上記多段式に並設される画像形成ユニット10(10−1、10−2、10−3、10−4)の配置を拡大して示している。この画像形成ユニット10の構成については図5で説明したので、ここでは機能について説明する。尚、画像形成ユニット10−1、10−2、10−3及び10−4は、内部に収容するトナーの色が異なるだけで、いずれも同一の構成である。また、上述のように画像形成ユニット10−4は、黒トナーの画像形成を受け持つために現像ユニット11には黒トナーが収容され、他の画像形成ユニット10(10−1、10−2、10−3)にはY(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シアン)の色トナーが夫々収容されている。
【0047】
これら画像形成ユニット10の、現像ユニット11内部下方の攪拌器14は、図の二点鎖線で示すように回転して、トナー82を攪拌しながら下方の供給ローラ15へトナー82を送り込む。供給ローラ15は、スポンジ部材からなり、現像ローラ16に圧接し、攪拌器14から送られるトナー82を擦り付けるようにして現像ローラ16周面に供給する。現像ローラ16の回転方向周面には板バネ状のドクターブレード17が当接してトナー82に摩擦電荷を与え、現像ローラ16への付着性を増強すると共に付着するトナー層を一定の厚さに抑制する。
【0048】
帯電器23と現像ローラ16との間には、書込みヘッド26が、図9に示した上蓋部材48の閉成に伴って図10の二点鎖線84で示すように円弧状の軌跡を描いて降下して画像形成位置に定位する。上蓋部材48を開成して書込みヘッド26を引き上げると、画像形成ユニット10を、図の二点鎖線85で示す斜め右上に傾斜する直線方向に夫々単独に機外へ取り出すことができる。このように画像形成ユニット10を取り出したとき保護蓋27が反時計回り方向に回動して感光体ドラム22の露出面を覆ってこれを保護するようになっている。
【0049】
このように外部に取り出したとき、次に再装着する際に、前述したように透視窓等を設けると、装着位置(配置)に誤りのないようトナーの色を確認することができる。
【0050】
続いて、この画像形成装置における画像形成処理の動作を、再び図9及び図10を参照しながら説明する。
先ず、画像形成装置45(図8参照)に電源が投入され、用紙枚数やその他の指定がキー入力され、さらにフルカラーの印字(画像形成)が指定されると、不図示の駆動機構によりカム81が駆動されて反時計回り方向に90度回動し、これにより支持部材79が上方に回動し、これにより移動支持ロール78が上方に移動して、ベルト57を、4個全ての感光体ドラム22(22−1、22−2、22−3、22−4)に当接させる。
【0051】
続いて、給紙コロ66が用紙カセット47に載置収容されている用紙Pを搬送路65を介して待機ロール対61へ給送する。又は、給紙ローラ63が開閉トレー46に載置された用紙を待機ロール対61へ給送する。この給送されてくる用紙Pを用紙検出センサ62が検知する。待機ロール対61は回転を停止し、用紙Pの先端を挟持部に当接させて待機させる。
【0052】
駆動回転ローラ55が反時計回り方向に回転を開始し、従動回転ローラ56が従動して同じく反時計回り方向に回転を開始する。これによりベルト57は、上循環部が4個の感光体ドラム22に当接して図10の矢印Hで示す右から左方向へ移動する方向へ、全体が循環移動する。
【0053】
これと共に、画像形成ユニット10−1〜10−4が、印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム22−1〜22−4が、順次時計回り方向に回転駆動される。そして、夫々の画像形成ユニット10に対応する書込みヘッド26が順次駆動される。この駆動により、初期化帯電器23は感光体ドラム22の周面に一様な電荷を付与し、書込みヘッド26は、その感光体ドラム周面に画像信号に応じて露光による書込みを行って感光体ドラム周面上に静電潜像を形成する。現像ローラ16は、静電潜像の低電位部にトナー82を転移させて感光体ドラム周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0054】
最上流の感光体ドラム22−1周面上のトナー像の先端が、ベルト57との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に用紙Pの印字開始位置が一致するように、待機ロール対61が回転を開始して用紙Pを画像形成部の用紙搬入口へ給送する。押えローラ86と従動回転ローラ56は、給送された用紙Pをベルト57と共に挟持し、押えローラ86は、用紙Pの先端をベルト57に押し込むように押圧しながら用紙Pを搬送する。用紙Pの先端は、従動回転ローラ56と押えローラ86による挟持により逐次送り出されてその挟持部を離れた後も、ベルト57に安定して吸着されて感光体ドラム22−1と転写ブラシ59とで形成される最上流の転写部まで搬送される。この後、ベルト57と用紙Pとの間で転写部の電界による静電吸着が生じるため、用紙Pはベルト57に沿って次段の転写部へと順次搬送される。
【0055】
このように搬送されながら用紙Pは、各転写ブラシ59からの電圧印加により各感光体ドラム22との間に形成される電界によって、各感光体ドラム22周面上のトナー像を紙面上に順次転写される。
【0056】
4色のトナー像を転写された用紙Pは、分離爪67によってベルト57から分離され、定着器68に搬入される。用紙Pは、定着器68で上記トナー像を熱定着された後、排紙コロ69によって、後部排紙口73からトナー像を上にして、又は上部排紙口51からトナー像を下にして機外に排出される。
【0057】
このような画像形成処理に連動して、図7に示した搬送コイル41及び42が回転駆動される。クリーナ24が感光体ドラム22周面上に残留するトナー82を掻き取って除去し、搬送コイル41及び42が上記の除去によって像担持ユニット12内に滞留する除去トナー82を現像ユニット11に還流させる。
【0058】
尚、この画像形成装置45は、黒のみの印字を行うことも容易にできる。黒のみの印字の場合は、カム81が図9の位置から時計回り方向へ90度回動する。このときカム81による支持部材79への当接点はカム81の支点から最も近い点となり、したがって支持部材79は下方に回動する。これにより、移動支持ロール78が下方に移動してベルト57を支持する位置から離脱する。
【0059】
この移動支持ロール78の移動により、ベルト57は固定支持ロール77の上流側が、固定支持ロール77と従動回転ローラ56とで直接支持され、上流側へ斜め下方に傾斜して、感光体ドラム22−4を除き、他の感光体ドラム22−3、22−2、22−1との当接から離隔して転写不能位置に移動する。
【0060】
ベルト57は、駆動回転ローラ55と固定支持ロール77間では上下の移動が無く、したがって感光体ドラム22−4との当接状態を維持し、これによって、黒のみの印字が可能になる。画像形成及び除去トナーの搬送は、上記カラー印字の場合と同様である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、単体であるときは像担持体側ユニットと現像側ユニットが共にトナー受け渡し口のシャッタの回転を禁止するロック機構を設けているので、両ユニットを合体させるための操作中もトナー受け渡し口が誤って開くことがなく、したがって、トナー汚れが防止できて快適な作業環境を維持することができる。また、シャッタのロック機構を合体時に両ユニット同志で相互に解除し合うので、手数がかからず誤まった操作を行う心配もなく、したがって、両ユニット組み付けの作業能率が向上する。また、シャッタの封止解除が像担持体の仮固定レバーに連動するので、手数がかからないばかりでなく封止解除のタイミングや操作を正しく設定でき、したがって、トナーの漏洩を心配することなく安心して作業を行うことができる。また、画像形成装置にこのようにトナー漏れの起きない画像形成ユニットを装着して用いるので、装置内部が漏洩トナーで汚染されることがなく、したがって、常に良質な画像を印字出力することができて作業環境が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c) は一実施の形態における画像形成ユニットの現像ユニットと像担持ユニット間の粉体受け渡し部の連結状態及び固定レバーと支持部材との係合機構を示す側断面図である。
【図2】(a),(b),(c) は一実施の形態における画像形成ユニットの現像ユニットと像担持ユニットを組み付ける順序を示す組み付け状態斜視図である。
【図3】現像ユニットと像担持ユニットとの合体により完成した画像形成ユニットの斜視図である。
【図4】図3の画像形成ユニットを右上から見下ろした斜視図である。
【図5】図4の画像形成ユニットを右側から見た側断面図である。
【図6】(a),(b) は像担持ユニットの側端部の構成を示す図である。
【図7】送出パイプと受納パイプとの連結状態を示す断面図である。
【図8】画像形成ユニットを着脱自在に備える画像形成装置の外観斜視図である。
【図9】画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。
【図10】多段式に並設される画像形成ユニットの配置を拡大して示す図である。
【図11】従来のユニットの例を示す図であり、(a) はユニットを2つの副ユニットに分離した状態を示す斜視図、(b) は2つの副ユニットを一体にした斜視図、(c) はその係合部の様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 現像器セット
2 ドラムセット
3 トナー容器
4 現像ローラ
5 感光体ドラム
5−1 ギア
6 送りパイプ
6a 送り口
6−1 筒蓋状シャッタ
7 受けパイプ
7a 受け口
7−1 筒蓋状シャッタ
7−1a シャッタ開口
10(10−1、10−2、10−3、10−4) 画像形成ユニット
11 現像ユニット(第2のユニット)
12 像担持ユニット(第1のユニット)
13 匡体
14 攪拌器
15 供給ローラ
16 現像ローラ
16−1 支持軸
17 ドクターブレード
18 フレーム
19a 軸受け孔
19b 軸受け部
21 固定レバー
22(22−1、22−2、22−3、22−4) 感光体ドラム
22a、22b 感光体ドラム軸
23 初期化帯電器
24 クリーナ
25 溝孔
26(26−1、26−2、26−3、26−4) 書込みヘッド
27 保護蓋
28 受納パイプ
28−1 受納口
29 送出パイプ
29−1 送出口
30 回動部材
30a 係止爪
30b 解除突起
30−1 捻りバネ
31 受納部シャッタ
31−1 開口部
32 支持部
33 弾性パッキング部材
34 溝
35 送出部シャッタ
35−1 凸条
35−2 突起
35−3 開口部
36 保護カバー
37 鍵型レバー
38 解除レバー
39 パッキング部材
41、42 搬送コイル
45 画像形成装置(装置本体)
46 開閉トレー
47 用紙カセット
48 上蓋部材
49 排紙トレー
51 上部排紙口
52 電源スイッチ
53 液晶表示装置
54 入力キー
55 駆動回転ローラ
56 従動回転ローラ
57 用紙搬送ベルト
58 支軸
59 転写ブラシ
61 待機ロール対
62 用紙検出センサ
63 給紙ローラ
64 捌き部材
65 搬送路
66 給紙コロ
67 分離爪
68 定着器
69 排紙コロ
71 切り換えレバー
72 排出路
73 排紙口
74 排紙ロール対
75 クリーナボトル
76 ブレードスクレーパ
77 固定支持ロール
78 移動支持ロール
79 支持部材
81 カム
82 トナー
84 ヘッド軌跡
85 画像ユニット引き出し方向
86 押えローラ

Claims (5)

  1. 像担持体ドラムを有する第1のユニットと、現像剤を用いて前記像担持体ドラム上に形成される潜像を現像する現像器を有する第2のユニットとを分離可能に構成し、両ユニットを係合させて一体的に装置本体に対して着脱自在とした画像形成ユニットにおいて、
    前記第1のユニットは、前記像担持体ドラムを回転自在に支持する支持紬と、前記像担持体ドラム上に残留する現像剤を該像担持体ドラム上から除去するクリーナと、該クリーナで除去した現像剤を排出する排出口を備え、
    前記第2のユニットは、前記像担持ドラムの支持軸と係合する係合受け部を有し前記第1のユニットを着脱自在に支持する支持手段と、前記第1のユニットが装着された際に前記排出口から排出される除去現像剤を受け取り前記現像器へ搬送する搬送手段と、該搬送手段の前記除去現像剤の受け取りのための受け口を開閉するシャッタ部材と、前記支持軸を前記係合受け部とで挟持すべくロックするロック位置と前記支持軸の前記係合受け部への着脱を妨げない退避位置とに移動操作可能に設けられ前記第1のユニットを前記支持手段に係脱可能にロックするロックレバーとを備え、
    前記ロックレバーと前記シャッタ部材とに、前記ロックレバーの前記ロック位置への操作と同時に前記シャッタ部材を開成させる連動手段を設け、
    前記係合受け部に装着された前記支持軸と係合して前記ロックレバーの前記退避位置から前記ロック位置への操作を許容し、前記支持軸が前記係合受け部に未装着の際は前記ロックレバーの前記退避位置からの移動操作を阻止するストッパ機構を設けたことを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記ストッパ機構は、係止爪と解除突起を備えた回動部材を有し、該回動部材は付勢部材により付勢されて前記係止爪が前記シャッタ部材の開口内に進入し該開口部の縁に当接して前記シャッタの回動を禁止すると共に前記解除突起が前記係合受け部の内方向に突出するよう配置され、該係合受け部に前記支持軸が装着されたとき該支持軸が前記解除突起を前記係合受け部の外方向に押圧し前記回動部材を前記付勢部材の付勢力に抗して回動させて前記係止爪を前記シャッタ部材の開口内から退出させることにより、該シャッタ部材に連動する前記ロックレバーの前記待避位置からの移動操作を可能ならしめることを特徴とする請求項1記載の画像形成ユニット。
  3. 像担持体を有する第1のユニットと、現像剤を用いて前記像担持体上に形成される潜像を現像する現像器を有する第2のユニットとを分離可能に構成し両ユニットを係合させて一体的に形成した画像形成ユニットを着脱自在に装着する画像形成装置において、
    前記第1のユニットは、前記像担持体ドラムを回転自在に支持する支持紬と、前記像担持体ドラム上に残留する現像剤を該像担持体ドラム上から除去するクリーナと、該クリーナで除去した現像剤を排出する排出口を備え、前記第2のユニットは、前記像担持ドラムの支持軸と係合する係合受け部を有し前記第1のユニットを着脱自在に支持する支持手段と、前記第1のユニットが装着された際に前記排出口から排出される除去現像剤を受け取り前記現像器へ搬送する搬送手段と、該搬送手段の前記除去現像剤の受け取りのための受け口を開閉するシャッタ部材と、前記支持軸を前記係合受け部とで挟持すべくロックするロック位置と前記支持軸の前記係合受け部への着脱を妨げない退避位置とに移動操作可能に設けられ前記第1のユニットを前記支持手段に係脱可能にロックするロックレバーとを備え、前記ロックレバーと前記シャッタ部材とに、前記ロックレバーの前記ロック位置への操作と同時に前記シャッタ部材を開成させる連動手段を設け、前記係合受け部に装着された前記支持軸と係合して前記ロックレバーの前記退避位置から前記ロック位置への操作を許容し、前記支持軸が前記係合受け部に未装着の際は前記ロックレバーの前記退避位置からの移動操作を阻止するストッパ機構を設けて構成された画像形成ユニットを装着することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記ストッパ機構は、係止爪と解除突起を備えた回動部材を有し、該回動部材は付勢部材により付勢されて前記係止爪が前記シャッタ部材の開口内に進入し該開口部の縁に当接して前記シャッタの回動を禁止すると共に前記解除突起が前記係合受け部の内方向に突出するよう配置され、該係合受け部に前記支持軸が装着されたとき該支持軸が前記解除突起を前記係合受け部の外方向に押圧し前記回動部材を前記付勢部材の付勢力に抗して回動させて前記係止爪を前記シャッタ部材の開口内から退出させることにより、該シャッタ部材に連動する前記ロックレバーの前記待避位置からの移動操作を可能ならしめるように構成されてなることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成ユニットを複数装着して多色画像を形成することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
JP08116896A 1996-04-03 1996-04-03 画像形成ユニット及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3586755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08116896A JP3586755B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 画像形成ユニット及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08116896A JP3586755B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 画像形成ユニット及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09274347A JPH09274347A (ja) 1997-10-21
JP3586755B2 true JP3586755B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=13738938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08116896A Expired - Fee Related JP3586755B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 画像形成ユニット及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3586755B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001117306A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Fujitsu Ltd 画像形成ユニット、潜像担持体ユニット、現像ユニット、及び、画像形成装置
EP1821157A3 (en) 2006-02-20 2013-08-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Toner cartridge, process cartridge, imaging cartridge, and image forming apparatus to which thoses cartridges are attachable

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09274347A (ja) 1997-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4543077B2 (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置
JP5514697B2 (ja) 現像装置、画像形成ユニットおよび画像形成装置
EP2237112B1 (en) Developer storing body, image forming unit and image forming apparatus
JPH05127524A (ja) 現像器
JP3572500B2 (ja) 現像剤補給装置及び現像剤カートリッジ
JP2004139034A (ja) 現像剤補給容器
JP4419058B2 (ja) 画像形成装置
JP4911728B2 (ja) 画像形成装置
JPH09179363A (ja) 画像形成ユニット及び画像形成装置
JP3586755B2 (ja) 画像形成ユニット及び画像形成装置
JP4380309B2 (ja) 画像形成装置
US5432592A (en) Developer cartridge and image forming apparatus using the same
JP2000276021A (ja) 画像形成装置
JP2006259343A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6248373B2 (ja) 現像剤収容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH11149211A (ja) 現像カートリッジおよび電子写真画像形成装置
JPH09274352A (ja) タンデム式カラー画像形成装置
JP2002072817A (ja) 画像形成装置用ユニット、収納容器、画像形成装置用ユニットと収納容器のアセンブリ、および画像形成装置
JP2005266219A (ja) 画像形成装置
JPH0470779A (ja) トナー補給装置
JP2003195729A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2018013572A (ja) 画像形成装置、プロセスユニット
JP2008286820A (ja) 画像形成装置
JP4256990B2 (ja) 画像形成装置
JP3848016B2 (ja) 現像剤補給容器、現像剤補給方法、及び電子写真画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees