JP2018013572A - 画像形成装置、プロセスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、作業手順の混同を生じることなく、現像剤収容器やプロセスユニットの脱離作業を容易に可能とする画像形成装置を提供することを課題としている。【解決手段】感光体2と感光体2にトナーを供給する現像装置4とを備え、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設けられたプロセスユニット1と、トナーを収容すると共に、現像装置4の装着部に対して着脱可能に設けられたトナーカートリッジ7とを有する画像形成装置において、トナーカートリッジ7は、装着部に係合したロック状態と当該ロック状態を解除したロック解除状態とを切換可能なロック部26c1を備え、トナーカートリッジ7内のトナー量を検知する検知機構と、検知機構によって検知されるトナー量に基づいて、ロック部26c1をロック状態からロック解除状態へ切り換えるカム57とを有する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置あるいはプロセスユニットに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置においては、像担持体や現像装置を備えたプロセスユニットを着脱可能に設けたものが存在する。さらに、このプロセスユニットに対して、現像剤を現像装置に供給する現像剤収容器としてのトナーカートリッジが着脱可能に設けられる場合がある。
そして、トナーカートリッジは、内部に収容したトナーを使い切って交換する際にプロセスユニットから取り外しされ、プロセスユニットは、転写部分における用紙の詰まりを取り除く作業の際等に、一時的に取り外しされる。
例えば、特許文献1(特開2014−232270号公報)では、トナーカートリッジのプロセスユニットに対するロック状態と、ロック解除状態とを切換可能なロック部がトナーカートリッジに設けられる。このロック部の切り換えは、操作者が画像形成装置のカバーを開いた状態で、トナーカートリッジに設けられた操作部材を操作することにより行われる。
つまり、操作者は、トナーカートリッジ単体を取り外しする際には、操作部材の操作によりロック部をロック解除状態としたうえで、トナーカートリッジに設けられた把持部を把持してトナーカートリッジの取り外しを行う。一方、プロセスユニットをトナーカートリッジごと取り外しする際には、操作部材を操作せずにロック部をロック状態としたままで、把持部を把持してトナーカートリッジとプロセスユニットを一体として取り外しを行う。
特許文献1の発明では、ロック部の状態を切り換えることにより、トナーカートリッジ単体の取り外しか、トナーカートリッジとプロセスユニットの一体としての取り外しかを切り換える事ができ、簡易な操作により、いずれの取り外し作業も可能にすることができる。
しかし一方で、現像剤収容器(トナーカートリッジ)とプロセスユニットを一体として取り外したい場合に、操作者が誤って操作部を操作してロック部を解除してしまい、現像剤収容器を単体で取り外してしまったり、逆に、現像剤収容器を単体で取り外したい場合に、ロック部の解除を行わずに取り外し作業を行ったりしてしまう等、二つの取り外し作業の手順を混同する虞がある。
この様な事情から、本発明では、作業手順の混同を生じることなく、現像剤収容器やプロセスユニットの脱離作業を容易に可能とする画像形成装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、像担持体と前記像担持体に現像剤を供給する現像装置とを備え、画像形成装置に対して着脱可能に設けられたプロセスユニットと、現像剤を収容すると共に、前記現像装置の装着部に対して着脱可能に設けられた現像剤収容器とを有する画像形成装置において、前記現像剤収容器は、前記装着部側に備えられた装着部側係合部に係合したロック状態と当該ロック状態を解除したロック解除状態とに切換可能なロック部を備え、前記現像剤収容器内の現像剤量を検知する検知機構と、前記検知機構によって検知される現像剤量に基づいて、前記ロック部を前記ロック状態から前記ロック解除状態へ切り換える駆動部材とを有することを特徴とする。
本発明では、現像剤収容器内の現像剤量を検知する検知機構を設け、この検知機構によって検知される現像剤量に基づいて、装置側で自動的にロック部をロック状態からロック解除状態へと切り換える。このため、現像剤収容器を交換時に操作者がロック部を操作する必要がなく、現像剤収容器単体の脱離作業とプロセスユニットの脱離作業を混同する虞がなくなり、作業の容易化が可能になる。
本発明を適用する画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。 プロセスユニットの着脱方法を示す図である。 トナーカートリッジをプロセスユニットに装着した状態の斜視図である。 トナーカートリッジをプロセスユニットから取り外した状態の斜視図である。 トナーカートリッジを手前側から見た図である。 プロセスユニットにトナーカートリッジが装着された状態での、プロセスユニット及びトナーカートリッジの右側面側の構成を示す斜視図であって、(a)は、ロックが解除された状態を示す図、(b)は、ロックした状態を示す図である。 プロセスユニットにトナーカートリッジが装着された状態での、プロセスユニット及びトナーカートリッジの右側面側の構成を内側から見た図であって、(a)は、ロックが解除された状態を示し、(b)は、ロックする途中の状態を示し、(c)はロックした状態を示す。 トナーカートリッジの手前側からロックする途中の状態を見た図である。 カムの構成を示す斜視図である。 カムの構成を示す平面図である。 トナーカートリッジの左側面側の構成を示す図である。 廃トナー導入口が開放された状態を示すトナーカートリッジの斜視図である。 廃トナー導入口が閉鎖された状態を示すトナーカートリッジの斜視図である。 廃トナー排出口が閉鎖された状態を示すプロセスユニットの要部斜視図である。 廃トナー排出口が開放された状態を示すプロセスユニットの要部斜視図である。 補給トナー出口シャッタの配置箇所を示すトナーカートリッジの斜視図である。 連係部材の配置箇所を示すプロセスユニットの斜視図である。 トナーカートリッジの断面図であって、(a)は、補給トナー排出口が閉鎖された状態を示す図、(b)は、補給トナー排出口が開放された状態を示す図である。 補給トナー排出口が閉鎖された状態のトナーカートリッジ及びプロセスユニットの側面図である。 補給トナー排出口が開放された状態のトナーカートリッジ及びプロセスユニットの側面図である。 プロセスユニットの現像装置側にトナーカートリッジが装着された際の操作部材とシャッタと連係部材の連結状態を示す斜視図である。 プロセスユニットの現像装置側にトナーカートリッジが装着された際の操作部材とシャッタと連係部材の連結状態を示す側面図である。 トナーカートリッジとプロセスユニットとが一体となったプロセスカートリッジを持ち上げた状態を示す図である。 間接転写方式のカラー画像形成装置の概略構成図である。 直接転写方式のカラー画像形成装置の概略構成図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明を適用する画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、モノクロ画像形成装置である。その装置本体(画像形成装置本体)100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。プロセスユニット1は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等を備える。また、感光体2に対向する位置に、感光体2の表面を露光する露光手段としてのLEDヘッドアレイ6が設けられている。
また、現像剤収容器としてのトナーカートリッジ7が、プロセスユニット1が備える現像装置4の上面(装着部)に対して着脱可能に設けられている。トナーカートリッジ7は、その容器本体22に、現像装置4へ補給する現像剤であるトナーを収容するトナー収容部8を有する。さらに、本実施形態のトナーカートリッジ7は、クリーニングブレード5で除去されたトナー(廃トナー)を回収するトナー回収部9も一体的に有している。
また、画像形成装置は、記録媒体としての用紙に画像を転写する転写装置10と、用紙を供給する給紙装置11と、用紙に転写された画像を定着させる定着装置12と、用紙を装置外へ排出する排紙装置13とを備える。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。転写ローラ14は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と当接しており、両者の当接部において転写ニップが形成されている。また、転写ローラ14は、電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pを収容した給紙カセット15や、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16を備える。また、給紙ローラ16に対して用紙搬送方向下流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ17が設けてある。なお、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。また、用紙以外の記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
定着装置12は、定着部材としての定着ローラ18と、加圧部材としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱源によって加熱されるようになっている。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧されて定着ローラ18に当接し、その当接箇所において定着ニップが形成されている。
排紙装置13は、一対の排紙ローラ20を備える。排紙ローラ20によって装置外に排出された用紙は、装置本体100の上面を凹ませて形成された排紙トレイ21上に積載されるようになっている。
続けて、図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。そして、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、LEDヘッドアレイ6からの露光により、感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このように感光体2上に形成された静電潜像に、現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、レジストローラ17によって搬送を一旦停止される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動を開始し、感光体2上のトナー画像が転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを転写ニップへ搬送する。
このとき、転写ローラ14には、感光体2上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、転写部において転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。なお、用紙Pに転写しきれなかった感光体2上の残留トナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7内のトナー回収部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19との間の定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上にストックされる。
図2は、プロセスユニットの着脱方法を示す図である。
図2に示すように、本実施形態では、装置本体100の前部に設けられたカバー101が開閉可能となっている。また、カバー101を開いた状態にすると、リンク機構を介してLEDヘッドアレイ6が上方へ退避するようになっている。このように構成されていることで、カバー101を開いた状態で、プロセスユニット1をLEDヘッドアレイ6との干渉を回避しつつ装置前方(排出される用紙Pの進行方向と向かい合う側。図2の右側)から取り外すことが可能となっている。このとき、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着した状態で、一体のプロセスカートリッジとして、装置本体100の前方から取り外すことができる。また、トナーカートリッジ7は、プロセスユニット1が装置本体100に装着された場合と取り外された場合のいずれの場合も、プロセスユニット1に対して着脱可能となっている。
感光体2を備えたプロセスユニット1を装置本体100から取り外すことにより、転写部分(転写ローラ14との対向部分)やその周辺に詰まった用紙Pを取り除くことができる。また、トナーカートリッジ7内のトナーが無くなった際には、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外すことにより、新たなトナーカートリッジ7への交換が可能になる。
図3は、トナーカートリッジをプロセスユニットに装着した状態の斜視図、図4は、トナーカートリッジをプロセスユニットから取り外した状態の斜視図である。
図3において、矢印A1で示す方向は、プロセスユニット1及びトナーカートリッジ7を装置本体100に対して装着する際の装着方向で、矢印A2で示す方向は、プロセスユニット1及びトナーカートリッジ7を装置本体100から取り外す際の取り外し方向である。
また、図4において、矢印B1で示す方向は、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して装着する際の装着方向で、矢印B2で示す方向は、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外す際の取り外し方向である。
以下、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1において、装着方向A1(又は装着方向B1)の前方を奥側、それとは反対側の後方を手前側と称し、装着方向A1(又は装着方向B1)の前方を向いて右側、左側と規定して説明する。
トナーカートリッジ7の装着方向の手前側には、装置本体100又はプロセスユニット1に対する着脱時に操作者が把持するための把持部25が設けられている。把持部25は、容器本体22の長手方向に水平に配置された円柱状の棒材である支軸35(図4参照)に対して回動可能に取り付けられている。トナーカートリッジ7及びプロセスユニット1を装置本体100から取り外すとき、あるいは、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外すときは、図4に示すように、把持部25を手前側に回動させることで、把持部25を把持することができるようになる。一方、トナーカートリッジ7及びプロセスユニット1を装置本体100に装着した後は、図3に示すように、把持部25を奥側へ回動させることで、把持部25を収納状態にすることができる。また、図2に示すようなプロセスユニット1の装着状態において、操作者が把持部25を奥側に回動させることをし忘れても、カバー101を下から回動させて把持部25に当て、把持部25を一緒に回動させて収納状態にできるよう、把持部25の回動中心(支軸35)は、把持部25の重心G(図18(a)(b)参照)よりも下方に設けられている。
以下、図3〜図18に基づき、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1の構成についてさらに詳しく説明する。
図4に示すように、容器本体22の右側面22aには、回動可能な操作部材26が設けられている。操作部材26は支軸35の右側端部に固定されており、支軸35と一緒に回転する。支軸35は回転可能なように、容器本体22の両端にそれぞれある軸受27a,27b(図5参照)で回動可能に支持されている。
図6及び図7に示すように、操作部材26は、支軸35が挿入され、支軸35を固定する固定部26aと、固定部26aから支軸35の軸方向と垂直の方向に延在する延在部26bと、支軸35の軸方向から見て延在部26bから折れてさらに延在する平板部26c、言い換えるなら支軸35の中心からの放射方向とは角度を持って延在する平板部26cと、支軸35の端部においてその軸方向に対して垂直に設けられた円盤状の垂直板部26dとを有する。
操作部材26を回動させることで、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して固定できるようになっている。具体的には、図6(a)に示すように、操作部材26における平板部26cの右側端面には、トナーカートリッジ7の右側面と対向する内壁面であるところのプロセスユニット1の右側面1aに設けられた装着部側係合部としての係合部1cと係合可能な突起がロック部26c1として設けられている。
また、係合部1cは、言い換えれば上記内壁面に形成され、上記突起であるロック部26c1が進入可能なガイド溝である。係合部1cは、右側面1aの手前側垂直辺から右側面1aの中に進入するようにその溝が始まる開放部1c1と、途中で溝が屈曲する屈曲部1c2と、右側面1aの上方水平辺に抜けるように形成されている開放部1c3とを有する。さらに、支軸35の軸方向から見て係合部1cの溝の両側面のうち、軸中心から遠い側であって、開放部1c1から屈曲部1c2までの側面は、ロック部26c1が当接して摺りながら移動していく面であるところの摺動面1c4である。さらには、摺動面1c4に繋がり、屈曲部1c2から開放部1c3まで垂直方向に延在し、ロック部26c1が係合する係合面1c5がある。
次に、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着した状態での、操作部材26の一連の動作について説明する。
まず、図6(a)及び図7(a)に示すように、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着し、ロックする前の状態で、操作者は、操作部材26の平板部26cを指で上下から挟むか、下方から押すかして、操作部材26に押圧力を作用させ、操作部材26を奥側へ押し込むように回動させる。そうすると、ロック部26c1が係合部1cの手前側垂直辺側の開放部1c1に至る。さらに操作部材26の平板部26cに押圧力を作用させて奥側へ回動させると、図7(b)に示すように、ロック部26c1は、摺動面1c4と当接しながら(摺りながら)移動する。また、このロック部26c1と摺動面1c4との当接によって、上述の操作部材26の押圧力Xとは反対方向に(押圧力に抗して)制動力Jが作用する。このとき、平板部26cはある程度、弾性変形可能なポリスチレン等の樹脂製の一枚板で形成されているので、図8のように、ロック部26c1を起点に平板部26cが歪みつつ奥側に押し込まれる。その後、図7(c)に示すように、ロック部26c1が屈曲部1c2に至ると、ロック部26c1と摺動面1c4との摺動状態が終了し、クリック音とともにロック部26c1が係合面1c5に当接する。このように、ロック部26c1が係合面1c5に当接した状態が、ロック状態である。また、ロック状態では、平板部26cが弾性変形から開放されて元の形状に戻っており、ロック部26c1が係合面1c5に突き当たる位置になるような姿勢を平板部26cがとる。すなわち、操作部材26の平板部26cを手前側に回動させる不意の力が作用したとしても相当大きな力でない限り平板部26cは変形しないのでロック部26c1も係合面1c5を乗り越えることはない。
反対に、操作部材26を操作者が指で平板部26cを上方から押圧して手前側へ回動させると、平板部26cはロック部26c1を起点にして、先の奥側に押し込んだときとは逆の方向に弾性変形する。そしてロック部26c1と係合部1cとの係合が解除され、ロック解除状態に切り換えられる。
以上の様に、ロック部26c1と係合部1cとの係合の有無により、ロック部26c1のロック状態及びロック解除状態の切り換えをし、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して固定した状態とそうでない状態との切り換えをすることができる。そして、前述した様に、操作者は、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1を一体として画像形成装置から取り外す(脱離させる)際には、ロック部26c1をロック状態のまま、把持部25(図4参照)を把持して取り外し動作を行い、トナーカートリッジ7を単体で取り外す際には、ロック部26c1を操作してロック解除状態とした上で、把持部25を把持して取り外し動作を行う。
この様に、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1の取り外し、および、トナーカートリッジ7単体での取り外しを、共にカバー101(図2参照)を開いた位置から把持部25(図3参照)を把持して取り外し動作を行うことができる。このため、取り外しの作業性が良く、それぞれの脱着のための機構を独立して設ける構成と比較して、部品数を少なくして画像形成装置の構造を簡略化できる。
しかし一方で、これらの動作が、共に把持部25を把持しての取り外し動作であるため、操作者によっては、これらの作業手順を混同し、間違った動作を行ってしまう虞がある。つまり、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1を一体として取り外ししたい場合に、誤ってロック部26c1を操作してロック解除状態とし、トナーカートリッジ7単体で取り外してしまったり、逆に、トナーカートリッジ7単体での取り外しをしたい場合に、ロック部26c1のロック解除を行わず、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1を一体として取り外してしまったりする場合がある。特に、本実施形態では、把持部25および操作部材26のロック部26c1が同じ側(トナーカートリッジ7の装着方向の手前側)にあり、共にトナーカートリッジ7に設けられているため、上記の様に、作業の誤りが生じやすい。さらに、ロック部26c1を手動で操作してロック解除状態とする構成の場合、ロック部26c1を操作者に注目されやすくするために、周辺の部材よりも目立つ着色を施す場合があり、ロック部26c1の操作が必要でない場合でも、ロック部26c1に注意が引き付けられて誤ってロック解除をしてしまうということが生じやすい。
この様な課題に対して、本実施形態では、図9に示すように、操作部材26を自動で駆動させることのできる駆動部材としてのカム57を右側面1aの隣に設けた。カム57は軸58の一端側に連結され、この軸58を中心に回転可能である。また、軸58は、他端側に連結されたモータ等の駆動源により、その駆動力をカム57に伝達することができる。
また、画像形成装置には、トナーカートリッジ7のトナー残量を検知する検知機構が設けられる。この検知機構により、トナーエンド(トナーが無くなった状態)が検知されると、画像形成装置1内の信号により、軸58に連結された駆動源が駆動する。
図10に示すように、カム57は、駆動源によって駆動される以前は図の2点鎖線の位置に配置され、操作部材26と非接触の状態を維持している。そして、上記の様に駆動源が駆動されて、軸58を介してその駆動力がカム57に伝達されると、図の反時計回りの方向へ回転し、操作部材26の操作部分を図の左方向へ押圧する。これにより、図7(c)に示すように、平板部26cがロック部26c1を起点にして、ロック部26c1を押し込む方向とは逆の方向に弾性変形する。これにより、図7(c)の状態から図7(a)の状態へ切り換えられ、ロック部26c1がロック解除状態となる。
以上のように、本実施形態では、操作部材26を装置側で自動で操作するカム57を設けている。そして、検知機構によって検知されたトナー残量(現像剤量)に基づいて、カム57を駆動させ、ロック部26c1を自動でロック状態からロック解除状態へ切り換えている。このため、操作者は、取り外し動作時に操作部材26の操作をする必要がなく、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1を一体として取り外ししたい場合、そして、トナーカートリッジ7単体で取り外したい場合のいずれの場合であっても、把持部25を把持して取り外し動作を行うだけでよい。従って、前述した作業手順の混同を生じる虞も無い。また、取り外し動作において、操作者が操作部材26を操作することがないので、操作部材26を目立った色に着色する等して操作者の目につきやすくする必要もない。このため、取り外し動作時に、誤って操作者が操作部材26を操作することを防止できる。
なお、カム57は、ロック部26c1をロック解除状態とした後に自動で操作部材26と非接触の位置(図10の2点鎖線の位置)まで戻る構成としてもよいし、操作者が新しいトナーカートリッジ7をプロセスユニット1に取り付ける動作の時であって、ロック部26c1をロック状態とする際に、操作部材26の操作部分に押し戻されて、操作部材26と非接触の位置まで回転する構成とすることもできる。
次に、トナーカートリッジ7の位置決め機構について説明する。
図4に示すように、容器本体22の右側面22aには、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して位置決めするための円筒状の突出部であるところの位置決め凸部29が設けられている。同様に、図12に示す容器本体22の左側面22bにも、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して位置決めするための半月状の断面を有する突出部であるところの位置決め凸部31が設けられている。一方、プロセスユニット1の右側面1aと左側面1bには、位置決め凸部29,31の曲面が突き当たるよう溝形状に形成された突き当て部30,32が設けてある(図4参照)。
さらに、容器本体22の左側面22bには、プロセスユニット1の左側面1bに設けられた長円の断面を有する筒形状の突起33(図4参照)と嵌合する嵌合部材34が設けられている。この嵌合部材34は、容器本体22に対して回動可能に取り付けられている。本実施形態では、嵌合部材34は、上記操作部材26と同じ支軸35(図4参照)を介して連結されており、操作部材26を回動操作すると、これに伴い嵌合部材34も回動するようになっている。また、本実施形態では、上記把持部25も、嵌合部材34と操作部材26とを連結する支軸35に取り付けられている。ただし、把持部25は、支軸35に対して独立して回動可能となっており、操作部材26とは連動しないようになっている。
図11に示すように、トナーカートリッジ7の嵌合部材34は、支軸35の軸方向に垂直な面となるよう固定された円盤状の垂直板部34aと、垂直板部34aの支軸35とは反対側の面(プロセスユニット1の左側面1bと対向する面)に突起33と嵌合可能な嵌合部34bとを有する。嵌合部34bは、U字状の溝を形成するリブ34cと突起33が進入可能なU字溝の開放部34dを有する。
また、垂直板部34aとトナーカートリッジ7の左側面22bとの間には、ねじりコイルバネ28が配置されている(図5参照)。このねじりコイルバネ28によって、嵌合部材34、及びこれと支軸35を介して連結された操作部材26は、図11において時計回りの方向に付勢されている。また、ねじりコイルバネ28の付勢に抗するストッパによって、嵌合部材34のU字溝の開放部34dは、斜め下方に向いて開放するよう保持されている(図11参照)。本実施形態では、開放部34dの開放方向、すなわちリブ34cの開放部34d近傍の内側壁面34eは、図11にあるように、トナーカートリッジ7を載置面Zに載置したときの姿勢で、水平面に対する垂直線Vに対して30度奥側に傾いている。同様に、上記突起33も、プロセスユニット1を載置面に載置したときの姿勢で、突起33の筒形状の軸方向から見て、その長円の外形直線部が垂直線Vに対して30度傾いている(図4参照)。
よって、操作者がプロセスユニット1の斜め上方から突起33に向かって開放部34dが嵌め合うようにトナーカートリッジ7を降ろしたとき、突起33とリブ34cの内側壁面34eの傾きが一致しているので位置合わせがしやすい。結果、操作者はスムースにトナーカートリッジ7の左側面22bをプロセスユニット1の左側面1bに嵌め合わせることができる。
また、図12に示すように、容器本体22の左側面22b側には、廃トナーを内部(トナー回収部9)へ導入するための方形の孔であるところの廃トナー導入口36が設けられている。この廃トナー導入口36は位置決め凸部31の下位に形成された円弧状の凹部22dに形成されており、上方へ開口している。廃トナー導入口36の周囲にはスポンジ材で形成されたシール36aが貼り付けられており、シール36aの上方にはシール36aの上面と摺動するように回動可能な廃トナー入口シャッタ37が設けてある(図13参照)。
廃トナー入口シャッタ37は、上記円弧状の凹部22dに倣って回動可能なように湾曲している。また廃トナー入口シャッタ37は、トナーカートリッジ7が単独で在る状態では、廃トナー導入口36を常時閉鎖する回転方向に付勢するねじりコイルバネであるところの付勢部材37aで付勢されている。この付勢部材37aは、廃トナー入口シャッタ37とトナーカートリッジ7の間であって廃トナー入口シャッタ37の回転軸に挿入されて配置されている。廃トナー入口シャッタ37が回動することで、廃トナー導入口36が開放された開放状態(図12に示す状態)と、廃トナー導入口36が閉鎖された閉鎖状態(図13に示す状態)とに切り換えられるようになっている。
図14に示すように、プロセスユニット1の左側面1b側には、筒状の廃トナー搬送路39が内側に突出するように設けられている。この廃トナー搬送路39の先端には、廃トナーを排出する廃トナー排出口38が下方へ開口するように設けられている。また、廃トナー搬送路39の先端外周には、廃トナー排出口38を開閉するための廃トナー出口シャッタ40が取り付けられている。廃トナー出口シャッタ40は、軸心回りに回動するようになっており、廃トナー排出口38が開放された開放状態(図15に示す状態)と、廃トナー排出口38が閉鎖された閉鎖状態(図14に示す状態)とに切り換えられるようになっている。
上記廃トナー入口シャッタ37と廃トナー出口シャッタ40は、共にねじりコイルバネからなる付勢部材37a(図12参照)と付勢部材40a(図14参照)とによって、廃トナー導入口36又は廃トナー排出口38を閉鎖する方向へ付勢されている。また、廃トナー出口シャッタ40には、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着する際、廃トナー入口シャッタ37が当接する凸状の当接部41が設けられている。この当接部41に廃トナー入口シャッタ37が当接すると、両シャッタ37,40は廃トナー導入口36又は廃トナー排出口38を開放する方向(図12、図15に示す矢印方向)へ回動するようになっている。そして、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着した状態にすると、開放された廃トナー導入口36と廃トナー排出口38とが互いに対向する位置に配置される。この状態で、廃トナー導入口36と廃トナー排出口38とが連通した状態となり、上記感光体2の表面から除去された廃トナーをトナーカートリッジ7内(トナー回収部9内)へ導入可能となる。
これに対し、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外した状態では、上記当接部41への廃トナー入口シャッタ37の当接が解除されることで、廃トナー入口シャッタ37及び廃トナー出口シャッタ40は、付勢部材の付勢方向(図13、図14に示す矢印方向)へ回動する。その結果、廃トナー導入口36及び廃トナー排出口38が閉鎖され、廃トナー導入口36及び廃トナー排出口38からのトナー漏れが防止される。
また、図16に示すように、容器本体22の右側面22a側の曲面には、トナー収容部8内に収容されているトナーを排出するための方形の孔であるところの補給トナー排出口42が設けられている。この補給トナー排出口42は下方へ開口しており、補給トナー排出口42のある下方には補給トナー排出口42のある曲面(円弧面)に倣って、補給トナー排出口42を開閉可能な補給トナー出口シャッタ43が設けられている。補給トナー出口シャッタ43は、円筒状の突出部であるところの位置決め凸部29の円筒中心線と同心にして補給トナー排出口42のある曲面(円弧面)に沿って回動可能なように配置されている。
補給トナー出口シャッタ43は、その回転軸方向に突出する凸部43bを備える。図16にあるように、ねじりコイルバネ43cが補給トナー出口シャッタ43とギア列を隠すカバー部材であるところの右側面22aの間に配置されている。ねじりコイルバネ43cの端部に設けてある引っ掛け部が凸部43bに掛けられており、ねじりコイルバネ43cによって、補給トナー出口シャッタ43は、補給トナー排出口42を閉鎖する方向に付勢されている。
一方、図17に示すように、プロセスユニット1の現像装置4の右側面1a側には、補給トナーを導入するための補給口44が上方に向かって開口するように設けられている。この補給口44は、トナー補給路を介して上記現像装置4と繋がっており、トナーカートリッジ7から補給されたトナーを現像装置4へと搬送できるようになっている。また、補給口44の近傍には、補給トナー入口シャッタ45が設けられており、この補給トナー入口シャッタ45が左右にスライド移動することで、補給口44が開閉されるようになっている。
図18は、トナーカートリッジの概略断面図である。
図18に示すように、容器本体22のトナー収容部8内には、収容されているトナーを撹拌するための撹拌部材としての撹拌羽根46と、収容されているトナーを補給トナー排出口42へ搬送する搬送部材としての搬送スクリュー47とが設けられている。また、トナー回収部9内には、廃トナーをトナー回収部9内で搬送する搬送部材としての搬送スクリュー48が設けてある。
各搬送スクリュー47,48及び撹拌羽根46は、装置本体100に設けられた駆動源からの駆動力が駆動伝達手段を介して伝達されるようになっている。具体的に、本実施形態では、容器本体22の右側面22aに、駆動伝達手段として、駆動連結部49(図4参照)と、この駆動連結部49と各搬送スクリュー47,48及び撹拌羽根46とを連結する複数の伝達ギアが設けられている。トナーカートリッジ7を装置本体100に装着すると、装置本体100側の駆動伝達部材が駆動連結部49に係合することで、装置本体100側の駆動源から各搬送スクリュー47,48及び撹拌羽根46へ駆動伝達可能な状態となる。
また、図18に示すように、補給トナー出口シャッタ43は、補給トナー排出口42が形成された筒状の容器形状に倣って円弧状に形成されており、その一部にトナーを排出するための孔部43aが形成されている。また、補給トナー出口シャッタ43は、補給トナー排出口42が形成された外周面に沿って回動可能となっている。
図18(a)に示すように、補給トナー出口シャッタ43が図の反時計回りに回動すると、補給トナー排出口42が補給トナー出口シャッタ43によって閉鎖された閉鎖状態となる。反対に、図18(b)に示すように、補給トナー出口シャッタ43が図の時計回りに回動すると、補給トナー排出口42の孔部43aが補給トナー排出口42と連通する位置に配置され、補給トナー排出口42が開放された開放状態となる。
ところで、上記ロック機能を有する操作部材26は、補給トナー出口シャッタ43を開閉操作する手段としても機能する。ただし、操作部材26と補給トナー出口シャッタ43は、互いに離れた位置に設けられており、直接連結されていない。すなわち、トナーカートリッジ7単体では、操作部材26と補給トナー出口シャッタ43は非連動状態となっており、操作部材26を操作しても補給トナー出口シャッタ43の開閉操作は行われないようになっている。
図17に示すように、本実施形態では、プロセスユニット1に連係部材51が設けられており、この連係部材51を介することで、操作部材26と補給トナー出口シャッタ43とが連動可能な状態となる。
以下、図19〜図21に基づき、操作部材26、補給トナー出口シャッタ43及び連係部材51の構成について詳しく説明する。
なお、以下の説明において、特に必要な場合を除き、補給トナー出口シャッタを単に「シャッタ」と称する。
図21に示すように、連係部材51は、長手状の部材で構成されており、その一端部側で操作部材26と、他端部側でシャッタ43と、それぞれ係合するようになっている。操作部材26は、垂直板部26dの支軸35を固定している内側の面とは逆の外側の面(プロセスユニット1の右側面1aと対向する面)に、連係部材51の一端部と嵌合可能な凹状の嵌合部26eを有する。別の言葉で述べれば、操作部材26の嵌合部26eは、連係部材51と係合可能な係合部(第1の容器側係合部)として作用する。
嵌合部26eは、垂直板部26dの外側面の上に、U字状の溝を形成するリブ26fと連係部材51の一端部が進入可能なU字溝の開放部26g(図16参照)とを有する。前述したように、トナーカートリッジ7がプロセスユニット1に未装着の状態においては、トナーカートリッジ7の左側の嵌合部34bの開放部34d(図11参照)が斜め下方を向くように回転させるべく、ねじりコイルバネ28(図5参照)が嵌合部材34を付勢している。嵌合部材34と操作部材26とは支軸35を介して一体に固定されているので、ねじりコイルバネ28の付勢力は、操作部材26の嵌合部26eにも及ぼされる。そのように付勢された結果、トナーカートリッジ7がプロセスユニット1への未装着の状態における開放部26gは、図16にあるように水平面に対する垂直線Vから30度右に回転した方向で開放する姿勢、すなわち左側面の嵌合部材34の開放部34dと同じ方向に開放する姿勢をとる。
また、図21に示すように、シャッタ43は、連係部材51と係合可能な係合部(第2の容器側係合部)として、連係部材51の他端部が引っ掛かるようにシャッタ43の回転軸方向に突出する凸部43bを有している。前述したように、シャッタ43はねじりコイルバネ43cによって補給トナー排出口42を閉じる方向(図18(a)の矢印参照)に付勢されている。
連係部材51は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)や含油ポリアセタール(POM)等の比較的軟質で弾性変形をさせやすい樹脂で形成されており、図21及び図22に示すように、回動部52と、その回動部52に一体的に設けられた可撓性を有する帯状又は線状の部材から成る直線移動部53とで構成されている。回動部52は、操作部材26の嵌合部26eの開放部26gから進入し、リブ26fの内側壁面に当接することで嵌合可能な凸形状部52aを有する。直線移動部53は、シャッタ43の凸部43bに係合可能、言い換えれば引っ掛かり可能な連係部材側係合部として、突起部53aを有している。突起部53aは、直線移動部53の長手に対して垂直方向に突出したリブから成る。
また、回動部52には、回動中心となる軸部52bが設けられており、この軸部52bがプロセスユニット1の右側面1aの内側に設けられた軸受54(図17参照)によって回動可能に保持されている。リブ26fの内側壁面うちの凸形状部52aと接触する接触部Q1,Q2は、図22にあるように軸部52bよりも下方になる位置関係にある。
また、直線移動部53には、プロセスユニット1の右側面1aに設けられた溝状のガイド部55(図19参照)に挿入されるガイド突起53bが設けられている。このガイド突起53bがガイド部55に沿って移動することで、直線移動部53は往復直線移動可能となっている。また、ガイド突起53bの先端部には、ガイド突起53bがガイド部55から脱落しないようにガイド部55より幅広の抜止部53cが設けてある。また、直線移動部53のシャッタ43側の端部には付勢部材としての引っ張りバネ56の一端が係合されている(図19、図20参照)。この引っ張りバネ56の他端はプロセスユニット1の右側面1aに係合されている。この引っ張りバネ56により、連係部材51は奥側に付勢されている。
連係部材51は、上記の如く構成されていることで、回動部52が図22の矢印C1方向に回動すると、これに伴い、直線移動部53は引っ張られて図22の矢印D1方向に直線移動する。反対に、回動部52が図22の矢印C2方向に回動すると、これに伴い、直線移動部53は押されて図22の矢印D2方向に直線移動するようになっている。
次に、シャッタ(補給トナー出口シャッタ)の開閉操作について説明する。
図19に示すように、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に装着し、操作部材26の嵌合部26eを連係部材51の回動部52に嵌合させた状態で、図20に示すように、操作部材26を奥側へ回動させると、回動部52が図の時計回りに回動する。これに伴い、直線移動部53が引っ張られて手前側へ直線移動する。このとき、直線移動部53の端部に設けられた突起部53aが、シャッタ43の凸部43bに引っ掛かることで(図21参照)、シャッタ43が開く方向へ回動し、補給トナー排出口42が開放される。
本実施形態では、補給トナー排出口42が開放されたときには、すでに、プロセスユニット1側の補給口44(図17参照)は開放された状態となっている。このため、補給トナー排出口42が開放された時点で、トナーカートリッジ7からプロセスユニット1の現像装置4へトナーを補給可能な状態となる。
反対に、図19に示すように、操作部材26を手前側へ回動させると、回動部52が図の反時計回りに回動し、これに伴い、直線移動部53が引っ張りバネ56によって奥側へ移動する。その結果、シャッタ43は閉じる方向に回動せしめられ、補給トナー排出口42が閉鎖される。
また、本実施形態では、上記のようにシャッタ43を開放操作するために、操作部材26を奥側へ回動させると、同時に、操作部材26に設けられたロック部26c1がプロセスユニット1側の係合部1cに係合しロックされる(図6(b)参照)。反対に、シャッタ43を閉鎖操作するために、操作部材26を手前側に回動させると、同時に、ロック部26c1と係合部1cとの係合が解除される(図6(a)参照)。このように、本実施形態では、操作部材26を操作することによって、シャッタ43の開閉操作と、プロセスユニット1に対するトナーカートリッジ7の固定及び固定解除の操作とを同時に行うことが可能となっている。
ロック状態を解除すると、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外すことができる。そして、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1から取り外した場合、操作部材26とシャッタ43は連動しない非連動状態になるので、この状態で操作者が不用意に操作部材26を動かしても、シャッタ43は回動しない。このように、トナーカートリッジ7を取り外した状態では、シャッタ43の開放操作ができないようにすることで、補給トナー排出口42からのトナー漏れを防止することができる。
以上の様に、往復直線移動可能に構成された連係部材51が設けられる。この連係部材51により、操作部材26とシャッタ43とが互いに離れた位置に配置されていても、コンパクトに繋げて連係させることができる。また、連係部材51がコンパクトな構成になることで、特に部品の配置が高密度化した構成において、他部品との干渉を回避しつつ連係部材の設置スペースを確保することが可能となる。例えば、上記実施形態のように、駆動伝達手段を構成する駆動連結部49が、操作部材26とシャッタ43の各連係部間に配置されている場合(図19)、駆動連結部49との干渉を避けるように連係部材51を配置する必要がある。このような構成においても、連係部材51と駆動連結部49とを、容器本体22とプロセスユニット1の同じ側の側面22a,1aに、各側面22a,1aと直交する方向から見て、互いに重ならないように配設することができ、部品同士の干渉を容易に回避することが可能である。
ところで、ロック状態では、トナーカートリッジ7がプロセスユニット1に対して固定されている。従って、図23に示すように、操作者は、把持部25を持って、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1を一体のプロセスカートリッジとして扱う(操作や移動等を行う)ことができる。このとき、プロセスカートリッジは、自重と充填されているトナーによって相応の重量がある。仮に、このような重量がロック部26c1にかかると、ロック部26c1は小さな突起で構成されているがゆえ、ロックが解除されたり、ロック部26c1が破損したりする虞がある。
そこで、本実施形態では、重量の一部を、連係部材51の凸形状部52aと嵌合する嵌合部26eで受けている。詳しくは、図22に示すように、嵌合部26eは凸形状部52aと嵌合した状態で、凸形状部52aに対して2箇所(接触部Q1,Q2)で接触しているが、図23に示すように、操作者が把持部25を持って、プロセスカートリッジをぶら下げた状態で、そのうちの一方(図22の右側の接触部Q2)が、凸形状部52aの下方に位置する。この下方に位置する接触部Q2において、嵌合部26eが重量Wを受けることできるので、ロック部26c1への負荷を軽減し、ロック部26c1の破損を防止している。
また、図23に示すように、上記重量Wを受ける接触部Q2は、操作部材26の回動中心Oの鉛直方向下方に位置している。このため、接触部Q2に作用する重量Wのベクトル延長線、及び操作者がプロセスカートリッジを持ち上げる際に接触部Q2に作用する持ち上げ力Fの延長線は、操作部材26の回動中心O又はその近傍を通る。このように、接触部Q2に作用する重量W及び持ち上げ力Fの各ベクトル延長線が、操作部材26の回動中心O又はその近傍を通るようになっていることから、重量W及び持ち上げ力Fは、ロック部26c1のロック状態を解除する操作部材26の回動方向Hとは異なる方向に作用する。これにより、操作者がプロセスカートリッジを持ち上げた際に、そのとき操作部材26に作用する力によってロックが解除されて、トナーカートリッジ7とプロセスユニット1とが分離するのを防止することができる。
また、本実施形態では、プロセスユニット1に対するトナーカートリッジ7の位置決めを4箇所の位置決め部で行っている。具体的には、トナーカートリッジ7を装着する際、まず、トナーカートリッジ7の左右奥側に設けられた一対の位置決め凸部29,31(図4、図12参照)が、プロセスユニット1の一対の突き当て部30,32(図4参照)に突き当たることで位置決めがされる。次に、操作部材26を連係部材51の回動部52に嵌合させ(図22参照)、反対側の嵌合部材34をプロセスユニット1の突起33(図4参照)に嵌合させた状態で、操作部材26をロックする方向へ回動させる。これにより、操作部材26と嵌合部材34とが回転することで、回動部52及び突起33に対する位置決めがなされる。このように、本実施形態では、4箇所(左右2箇所ずつ)の位置決め箇所で、トナーカートリッジ7をプロセスユニット1に対して確実に位置決めする構成としているため、プロセスユニット1をトナーカートリッジ7と一体的に着脱操作する際の操作性に優れる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態では、トナーカートリッジをプロセスユニットの装着部に対して着脱可能な構成を例にして本発明について説明したが、トナーカートリッジを装置本体の装着部に直接着脱可能にした構成においても、同様に本発明を適用可能である。すなわち、連係部材は、プロセスユニットではなく、装置本体に設けることも可能である。
また、本発明を適用可能な画像形成装置は、図1に示すようなモノクロ画像形成装置に限らない。本発明は、図24に示すような、複数の感光体2上の画像を、中間転写ベルト(中間転写体)60を介して用紙に間接的に転写する間接転写方式のカラー画像形成装置や、図25に示すような、複数の感光体2上の画像を、搬送ベルト(搬送体)61で搬送される用紙に直接的に転写する直接転写方式のカラー画像形成装置などにも適用可能である。また、本発明を適用可能な画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等も含まれる。
1 プロセスユニット
1a 右側面
1b 左側面
1c 係合部
1c1 開放部
1c2 屈曲部
1c3 開放部
1c4 摺動面
1c5 係合面
2 感光体(像担持体)
4 現像装置(現像手段)
7 トナーカートリッジ(現像剤収容器)
8 トナー収容部
9 トナー回収部
22 容器本体
22a 右側面
22b 左側面
22d 凹部
25 把持部
26 操作部材
26a 固定部
26b 延在部
26c 平板部
26c1 ロック部
26d 垂直板部
26e 嵌合部(係合部、又は第1の容器側係合部)
26f リブ
26g 開放部
27a 軸受
27b 軸受
28 ねじりコイルバネ
29 位置決め凸部
30 突き当て部
31 位置決め凸部
32 突き当て部
33 突起
34 嵌合部材
34a 垂直板部
34b 嵌合部
34c リブ
34d 開放部
34e 内側壁面
35 支軸
36 廃トナー導入口
36a シール
37 廃トナー入口シャッタ
37a 付勢部材
38 廃トナー排出口
39 廃トナー搬送路
40 廃トナー出口シャッタ
40a 付勢部材
41 当接部
42 補給トナー排出口(排出口)
43 補給トナー出口シャッタ(シャッタ)
43a 孔部
43b 凸部(係合部、又は第2の容器側係合部)
43c ねじりコイルバネ
44 補給口
45 補給トナー入口シャッタ
46 撹拌羽根(撹拌部材)
47 搬送スクリュー(搬送部材)
48 搬送スクリュー(搬送部材)
49 駆動連結部
51 連係部材
52 回動部
52a 凸形状部
52b 軸部
53 直線移動部
53a 突起部
53b ガイド突起
53c 抜止部
54 軸受
55 ガイド部
56 引っ張りバネ(付勢部材)
57 カム(駆動部材)
58 軸
60 中間転写ベルト(中間転写体)
61 搬送ベルト(搬送体)
100 装置本体(画像形成装置本体)
A1 装着方向
A2 取り外し方向
B1 装着方向
B2 取り外し方向
F 持ち上げ力
G 重心
O 操作部材の回動中心
P 用紙
Q1 接触部
Q2 接触部
V 垂直線
W 重量
Z 載置面
特開2014−232270号公報

Claims (4)

  1. 像担持体と像担持体に現像剤を供給する現像装置とを備え、画像形成装置に対して着脱可能に設けられたプロセスユニットと、
    現像剤を収容すると共に、前記現像装置の装着部に対して着脱可能に設けられた現像剤収容器とを有する画像形成装置において、
    前記現像剤収容器は、前記装着部に係合したロック状態と当該ロック状態を解除したロック解除状態とを切換可能なロック部を備え、
    前記現像剤収容器内の現像剤量を検知する検知機構と、
    前記検知機構によって検知される現像剤量に基づいて、前記ロック部を前記ロック状態から前記ロック解除状態へ切り換える駆動部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤収容器には把持部が設けられ、
    前記現像剤収容器の前記プロセスユニットに対する脱離動作と、前記画像形成装置に対するプロセスユニットの脱離動作とが、共に把持部を把持して行われる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動部材にカムを用いる請求項1または2いずれか記載の画像形成装置。
  4. 像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給する現像装置とを有し、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスユニットにおいて、
    前記現像装置は、現像剤収容器を着脱可能な装着部を備え、
    当該装着部は、前記現像剤収容器に備えられたロック部と係合可能に設けられ、
    前記現像剤収容器内の現像剤量を検知する検知機構と、
    前記ロック部が前記装着部と係合するロック状態と、当該ロック状態を解除したロック解除状態とを切り換える駆動部材とを有し、
    前記駆動部材は、前記検知機構によって検知される現像剤量に基づいて、前記ロック状態とロック解除状態の切り換えを行うことを特徴とするプロセスユニット。
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