JP2003131322A - 照明装置および投射型表示装置とその駆動方法 - Google Patents

照明装置および投射型表示装置とその駆動方法

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JP2003131322A
JP2003131322A JP2001326518A JP2001326518A JP2003131322A JP 2003131322 A JP2003131322 A JP 2003131322A JP 2001326518 A JP2001326518 A JP 2001326518A JP 2001326518 A JP2001326518 A JP 2001326518A JP 2003131322 A JP2003131322 A JP 2003131322A
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liquid crystal
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Hidefumi Sakata
秀文 坂田
Hideto Iizaka
英仁 飯坂
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像表現力や使用環境への順応性の面で優れ
た効果を発揮することのできる投射型表示装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明の投射型表示装置30は、光源2
と、光源2から出射される光の照度分布を均一化する2
枚のフライアイレンズ3,4と、フライアイレンズ3,
4から出射される光を変調する液晶ライトバルブ22,
23,24と、液晶ライトバルブにより変調された光を
投射する投射レンズ26とを有している。そして、2枚
のフライアイレンズ3,4の間に場所によって透過率を
変化させ得る調光素子5を備え、例えば映像信号等の外
部からの情報に基づいて調光素子5を制御することによ
って光量がスクリーン27上の領域によって調節可能と
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置に
関し、特に映像表現力に優れ、使用環境や使用者の好み
に合った明るさの映像が得られる投射型表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の発達はめざましく、解
像度が高く、低消費電力でかつ薄型の表示装置の要求が
高まり、研究開発が進められている。中でも液晶表示装
置は液晶分子の配列を電気的に制御して、光学的特性を
変化させることができ、上記のニーズに対応できる表示
装置として期待されている。このような液晶表示装置の
一形態として、液晶ライトバルブを用いた光学系から出
射される映像を投射レンズを通してスクリーンに拡大投
射する投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】投射型液晶表示装置は
光変調手段として液晶ライトバルブを用いたものである
が、投射型表示装置には、液晶ライトバルブの他、デジ
タルミラーデバイス(Digital Mirror Device,以下、D
MDと略記する)を光変調手段としたものも実用化され
ている。ところが、この種の従来の投射型表示装置は以
下のような問題点を有している。
【0004】光学系を構成する様々な光学要素で生じる
光漏れや迷光のため、充分なコントラストが得られな
い。そのため、表示できる階調範囲(ダイナミックレン
ジ)が狭く、陰極線管(Cathode Ray Tube, CRT)を
用いた既存のテレビ受像機に比較すると、映像の表現力
や迫力の点で劣ってしまう。また、各種の映像信号処理
により映像の品質向上を図ろうとしても、ダイナミック
レンジが固定されているために充分な効果を発揮するこ
とができない。
【0005】このような投射型表示装置の問題点に対す
る解決策、つまり映像の表現力や迫力を向上させる方法
としては、映像信号に応じて光変調手段(ライトバル
ブ)に入射させる光の量を変化させることが考えられ
る。それを実現するのに最も簡便な方法は、ランプの光
出力強度を変化させることである。投射型液晶表示装置
において、メタルハライドランプの出力光の制御を行う
方法が、特開平3−179886号公報に開示されてい
る。
【0006】しかしながら、投射型液晶表示装置に用い
るランプとしては高圧水銀ランプが現在主流となってお
り、高圧水銀ランプで光出力強度を制御するのは極めて
困難な状況である。したがって、ランプの光出力強度自
体は変化させなくても、光変調手段への入射光量を映像
信号に応じて変化させることができ、映像の表現力や迫
力を向上させ得る方法が求められている。さらに上記の
問題点に加えて、現行の投射型表示装置では光源の明る
さが一様に固定されているため、例えば映像を鑑賞する
部屋の中で場所によって明るさが異なるような場合にそ
れに対応することができない。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、ランプの光出力強度を変化させる
ことなく光変調手段への入射光量を変化させることがで
き、映像表現力や使用環境への順応性の面で優れた効果
を発揮することのできる投射型表示装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の照明装置は、投射型表示装置の光変調手
段を照明するために用いられる照明装置であって、光源
と、光源から出射される光の照度分布を均一化する2枚
のフライアイレンズを有する均一照明手段と、これら2
枚のフライアイレンズの入射側もしくは出射側、または
2枚のフライアイレンズの間に設置され、場所によって
透過率を変化させ得る調光手段とを備え、外部からの情
報に基づいて前記調光手段を制御することによって前記
均一照明手段から出射される光の照度分布を調節可能と
したことを特徴とする。
【0009】なお、上記の「外部からの情報」には、例
えば、光変調手段に供給される映像信号に基づく情報、
使用環境下における明るさの状況に基づく情報、使用者
の好みに基づく情報などが挙げられる。また、上記の
「場所によって…」とは、「投射型表示装置内の各位置
における光軸方向から光束の断面を見たときの断面上の
場所によって」という意味である。
【0010】通常、投射型表示装置には、被照明領域に
おける照度ムラの発生を防止する目的で、照明手段から
出射される光の照度分布を均一化するための均一照明手
段が備えられることが多い。均一照明手段にはロッド状
導光体(ロッドレンズとも呼ばれる)を用いたもの、も
しくは2枚のフライアイレンズを組み合わせたものなど
が知られているが、本発明は均一照明手段として2枚の
フライアイレンズを用いたものを対象としている。本発
明者らは、この種の均一照明手段を備えた投射型表示装
置において2枚のフライアイレンズの前後で光を局所的
に遮断した場合、被照明領域において照度分布が生じ、
フライアイレンズの入射端面または出射端面の中のどの
領域を遮光するかによって被照明領域上の照度分布を変
えることができることを見い出し、この点に着目して本
発明の構成に至った。
【0011】すなわち、本発明の照明装置においては、
2枚のフライアイレンズの入射側もしくは出射側、また
は2枚のフライアイレンズの間に場所によって透過率を
変化させ得る調光手段が備えられ、この調光手段が外部
からの情報に基づいて制御される構成となっているた
め、均一照明手段から出射される光の照度分布が調節で
きるようになっている。この作用により、この照明装置
を投射型表示装置に用いたときに、例えば外部からの情
報が映像信号に基づく情報であれば、1つの画面の中の
明るい個所では光量がより多くなるように、暗い個所で
は光量がより少なくなるように場所による光量を調節す
ることができる。このようにして、光源の光出力強度が
一定のままでも被照明領域において照度分布を有する光
を得ることができる。
【0012】本発明の投射型表示装置は、照明手段と、
該照明手段から出射される光を変調する光変調手段と、
該光変調手段により変調された光を投射する投射手段と
を有する投射型表示装置であって、前記照明手段とし
て、上記本発明の照明装置を備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の投射型表示装置は、本発明の照明
装置を備えたことによって光変調手段に対して所望の照
度分布を有する光を照射することができるので、例えば
映像信号に基づく情報によって調光手段を制御すれば、
映像画面の明るい個所は照明光も明るく、暗い個所は照
明光も暗くするように調整することでダイナミックレン
ジやコントラストを増すことができ、映像の迫力や表現
力を向上することができる。また、映像の迫力や表現力
を向上できるばかりでなく、使用環境における明るさの
状況や使用者の好みに応じて映像の明るさを画面上の場
所によって変化させることができる。
【0014】前記光変調手段は、液晶ライトバルブで構
成することができる。この構成によれば、映像表現力に
優れるとともに、映像の場所毎の明るさに対して使用環
境や使用者の好みへの順応性の高い投射型液晶表示装置
を実現することができる。
【0015】前記調光手段は、透過率が個々に制御可能
とされた複数のセグメントを有する液晶素子で構成する
ことができる。この構成によれば、液晶素子の複数のセ
グメントを有する液晶素子を個別に階調制御することに
よって、場所によって透過率を段階的に変化させ得る調
光素子を容易に実現することができる。
【0016】本発明の投射型表示装置の駆動方法は、上
記本発明の投射型表示装置の駆動方法であって、前記光
変調手段における照度分布のパターンと前記調光手段に
おけるセグメント毎の透過率の制御パターンとを予め対
応付けておき、この対応に基づいて所望の前記照度分布
のパターンが得られるように前記透過率の制御パターン
を決定することを特徴とする。
【0017】ロッドレンズからなる均一照明手段を用い
た場合、ロッドレンズの出射側と被照明領域とが光学的
に共役な関係にあるため、本発明と同様の目的を達成す
るためには、被照明領域上で欲しい照度分布をそのまま
ロッドレンズの出射側で作ってやればよい。すなわち、
被照明領域上で明るくしたい個所に相当するロッドレン
ズの出射部分の透過率を上げ、被照明領域上で暗くした
い個所に相当するロッドレンズの出射部分の透過率を下
げてやればよいことになる。これに対して、2枚のフラ
イアイレンズからなる均一照明手段を用いた場合、フラ
イアイレンズと被照明領域は光学的に共役な関係にない
ため、被照明領域上で明るくしたい個所に相当するレン
ズの部分の透過率を上げ、暗くしたい個所に相当するレ
ンズの部分の透過率を下げるような操作をしたところ
で、被照明領域上で所望の照度分布は得られない。
【0018】したがって、調光手段におけるセグメント
毎の透過率の制御パターンと光変調手段における照度分
布のパターンとの対応関係、すなわち、調光手段におい
てどのセグメントをどれ位の透過率とするかによって光
変調手段における照度分布がどのようになるかという対
応関係を種々のケースについて予め把握しておけばよ
い。これにより、光変調手段上で欲しい照度分布のパタ
ーンを得るためには、調光手段におけるセグメント毎の
透過率の制御パターンをどのようにすればよいかを決定
することができる。このような手法に基づいて投射型表
示装置を駆動することにより、所望の明るさ分布を持っ
た映像を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図8を参照して説明する。本実施の形態の投射型表
示装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色光
毎に透過型液晶ライトバルブを備えた3板式の投射型カ
ラー液晶表示装置である。図1はこの投射型液晶表示装
置を示す概略構成図であって、図中、符号1は照明装
置、2は光源、3,4はフライアイレンズ(均一照明手
段)、5は調光素子(調光手段)、13,14はダイク
ロイックミラー、15,16,17は反射ミラー、2
2,23,24は液晶ライトバルブ(光変調手段)、2
5はクロスダイクロイックプリズム、26は投射レンズ
(投射手段)を示している。
【0020】本実施の形態における照明装置1は、光源
2とフライアイレンズ3,4と調光素子5と偏光変換素
子6とから構成されている。光源2は高圧水銀ランプ等
のランプ7とランプ7の光を反射するリフレクタ8とか
ら構成されている。また、均一照明手段として、光源2
側から第1のフライアイレンズ3、第2のフライアイレ
ンズ4が順次設置されている。本実施の形態の場合、光
源2から出射された光の光量をエリア毎に調節する調光
手段として、第1のフライアイレンズ3と第2のフライ
アイレンズ4との間に調光素子5が設置されている。ま
た、第2のフライアイレンズ4の後段に偏光変換素子6
が設置されている。偏光変換素子6は、光源2から出射
された不定偏光状態の光を振動方向が一方向に揃った偏
光に変換するためのものであり、例えばPBS(Polari
zed Beam Splitter)アレイと1/2波長板などから構
成されている。
【0021】調光素子5の位置は、第1のフライアイレ
ンズ3と第2のフライアイレンズ4との間に限らず、光
源2と第1のフライアイレンズ3との間、もしくは第2
のフライアイレンズ4と偏光変換素子6との間に配置し
てもよい。ただし、第2のフライアイレンズ4と偏光変
換素子6との間に配置する場合、できるだけ第2のフラ
イアイレンズ4に近い側に配置することが望ましい。第
2のフライアイレンズ4から遠い位置に配置すると、光
が拡散してしまうので、フライアイレンズの各セグメン
ト毎に調光するのが難しくなるのと、セグメントの境界
で光量の損失が生じるからである。
【0022】照明装置1の後段の構成を以下、各構成要
素の作用とともに説明する。青色光・緑色光反射のダイ
クロイックミラー13は、光源2からの光束のうちの赤
色光LRを透過させるとともに、青色光LBと緑色光LG
とを反射させるものである。ダイクロイックミラー13
を透過した赤色光LRは反射ミラー17で反射されて赤
色光用液晶ライトバルブ22に入射される。一方、ダイ
クロイックミラー13で反射した色光のうち、緑色光L
Gは緑色光反射用のダイクロイックミラー14によって
反射され、緑色光用液晶ライトバルブ23に入射され
る。一方、青色光LBはダイクロイックミラー14も透
過し、リレーレンズ18、反射ミラー15、リレーレン
ズ19、反射ミラー16、リレーレンズ20からなるリ
レー系21を経て青色光用液晶ライトバルブ24に入射
される。
【0023】各液晶ライトバルブ22,23,24によ
って変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプ
リズム25に入射される。このプリズムは4つの直角プ
リズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘
電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状
に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つ
の色光が合成されてカラー画像を表す光が形成される。
合成された光は投射光学系である投射レンズ26により
スクリーン27上に投射され、拡大された画像が表示さ
れる。
【0024】調光素子5は、例えば透過率が個々に制御
可能とされた複数のセグメントを有するセグメント型液
晶素子で構成することができる。具体的には、内面に透
明電極が形成された2枚のガラス基板間にTN型液晶が
挟持され、外面に偏光板が配置されたものであり、一方
の基板上にマトリクス状に配置されたセグメント電極が
設けられ、他方の基板上に全面にわたって共通電極が設
けられている。この調光用液晶素子は、液晶表示素子で
言えばノーマリーホワイトモードで動作するものであ
り、電圧無印加状態で白(明)状態、電圧印加状態で黒
(暗)状態となり、その間が階調表示されることによ
り、図7に示すように、例えば48分割(縦が6列、横
が8行)された各セグメント40毎に透過率が階調制御
される。
【0025】調光素子5のセグメント40の数や配置
は、第1、第2のフライアイレンズ3,4を構成する各
レンズの数や配置と一致させてもよいし、例えば第1、
第2のフライアイレンズ3,4のレンズ4個(縦横2×
2)に対して1個のセグメントを対応させるようにして
もよい。また、調光素子5の階調数は、大雑把な明るさ
の分布を決めるためのものであるから、液晶ライトバル
ブ22,23,24の階調数よりも低くてかまわない。
例えば、液晶ライトバルブ22,23,24が256階
調であれば、調光素子5は10階調程度でもよい。極端
な例では調光素子5は2階調でもよく、透過率0%(1
00%遮光した状態)以外の値であれば、例えば5〜1
00%の間の2種類の透過率を採用すればよい。
【0026】本発明者らは、調光素子を用いてフライア
イレンズのどの領域の透過率を変化させるか(換言する
と、調光素子のどのセグメントの透過率を変化させる
か)のパターンを変えることにより、液晶ライトバルブ
上での照度分布を実際に変化させることができるか否か
を検証するシミュレーションを行った。以下、その結果
について説明する。
【0027】図8(a)〜(d)は液晶ライトバルブ上
での照度分布の様子を示しており、図において、外側の
四角形の輪郭が液晶ライトバルブ50の輪郭、白っぽく
見える部分が明るい個所、黒っぽく見える部分が暗い個
所を示している。図8(a)〜(d)は透過率の制御パ
ターンがそれぞれ異なるものであり、図8(a)は図7
の左上のセグメント(図7中の「1」と示したセグメン
ト)のみを光が透過した場合の照度分布のパターン、図
8(b)は図7の最上行の左から3個目のセグメント
(図7中の「2」と示したセグメント)のみを光が透過
した場合の照度分布のパターン、図8(c)は図7の上
から3行目の左端のセグメント(図7中の「3」と示し
たセグメント)のみを光が透過した場合の照度分布のパ
ターン、図8(d)は図7の上から3行目の左から3個
目のセグメント(図7中の「4」と示したセグメント)
のみを光が透過した場合の照度分布のパターン、をそれ
ぞれ示している。なお、図7はフライアイレンズを入射
側から見た状態、図8は液晶ライトバルブを入射側から
見た状態を示している。
【0028】図8(a)〜(d)のシミュレーション結
果から明らかなように、調光素子のどのセグメントで光
を透過させるかというパターンを変えることによって、
液晶ライトバルブ上での照度分布を変化させることがで
きることが確かに実証された。これは種々のパターンの
中のほんの一例であるが、他の個所は図7の「1」、
「2」、「3」、「4」の位置と対称的に考えることが
できる。また、図8(a)〜(d)は1個のセグメント
のみを光が透過した場合を想定しているが、複数のセグ
メントの透過率パターンを種々組み合わせることによっ
て図8(a)〜(d)以外の様々な照度分布パターンを
得ることができる。
【0029】このことから、調光素子においてどのセグ
メントをどれ位の透過率とするかによって液晶ライトバ
ルブ上における照度分布がどのようになるかという対応
関係を様々なパターンについて予め把握しておき、投射
型表示装置の駆動回路における任意の記憶手段に記憶さ
せておけば、液晶ライトバルブ上で所望の照度分布のパ
ターンを得るためには、調光素子におけるセグメント毎
の透過率の制御パターンをどのようにすればよいかを決
定することができる。
【0030】以下、調光素子の制御方法について図2〜
図6を用いて説明する。図2は本実施の形態の投射型表
示装置30の駆動回路の構成を示すブロック図である。
調光機能を持たない従来の投射型液晶表示装置の場合、
入力された映像信号は適当な補正処理を経て、そのまま
液晶パネルドライバに供給されるが、調光機能を有し、
かつそれを映像信号に基づいて制御する本実施の形態の
場合、基本的な構成として、以下に説明するようにデジ
タル信号処理ブロックであるDSP(1)、DSP
(2)などの回路が必要となる。
【0031】本実施の形態では、図2に示すように、ア
ナログ信号として入力された映像信号がADコンバータ
31を経て第1のデジタル信号処理回路であるDSP
(1)32に入力される。DSP(1)32では、映像
信号から明るさ制御信号が決定される。DSP(2)3
3では、明るさ制御信号に基づいて調光素子ドライバ3
4を制御し、最終的には調光素子ドライバ34が調光素
子5を実際に駆動する。一方、映像信号はDAコンバー
タ37により再びアナログ信号に変換された後、パネル
ドライバ38に入力され、パネルドライバ38から液晶
ライトバルブ22,23,24に供給される。
【0032】調光素子5の制御方法に関しては、表示映
像に適応して制御する方法と使用環境や使用者の好みに
対応して制御する方法が考えられる。以下にそれぞれの
方法について説明する。
【0033】[1]表示映像適応型の制御 まず、表示映像適応型の制御、すなわち一つの画面の中
の明るい個所では光量を多くし、暗い個所では光量を少
なくするような表示映像に適応した明るさ制御を行う場
合について考える。また、本実施の形態では調光素子5
を分割したセグメント40毎に透過率を制御するが、セ
グメント40間で明るさ制御信号の比較を行い、どこが
明るく、どこが暗いかを判断しながら明るさ制御信号の
重み付けとそれによる補正を行い、明るさの違いをより
強調する方法と、明るさ制御信号の比較を行なわずに単
にセグメント40毎に個別に明るさ制御信号を決定する
方法を採ることができる。ここでは前者の方法を例に挙
げて説明する。
【0034】本例では、図5に示すように、画面45を
9分割し、A11,…,A33の9個のブロック毎に明るさ
制御信号を決定することとする。なお、ブロックの分割
数は6〜200程度とすることが望ましい。この場合、
上記で説明したように、DSP(1)32で映像信号に
基づいて明るさ制御信号が決定されるが、その方法には
次の(a)、(b)の2通りが考えられる。
【0035】(a)注目しているフレームに含まれてい
る画素データのうち、明るさが最大の階調数を明るさ制
御信号とする方法。 例えば0〜255の256ステップの階調数を含む映像
信号を想定する。連続した映像を構成する任意の1フレ
ームに着目した場合、そのフレームに含まれる画素デー
タの階調数毎の出現数分布(ヒストグラム)が、図3の
ようになったとする。この図の場合、ヒストグラムに含
まれる最も明るい階調数が190であるので、この階調
数190を明るさ制御信号とする。この方法は、入力さ
れる映像信号に対し、最も忠実に明るさを表現できる方
法である。このようにして、例えば階調数190が明る
さ制御信号に決定された場合、最大明るさ(階調数25
5)の透過率を100%とすると、190/255=7
5%の透過率が得られるように調光素子5を駆動するこ
とになる。
【0036】(b)注目しているフレームに含まれてい
る階調数毎の出現数分布(ヒストグラム)より、最大の
明るさから出現数について一定の割合(例えば10%)
となる階調数を明るさ制御信号とする方法。 例えば映像信号の出現数分布が図4のようであった場
合、ヒストグラムより明るい側から10%の領域をと
る。10%に相当するところの階調数が230であった
とすると、この階調数230を明るさ制御信号とする。
図4に示したヒストグラムのように、階調数255の近
傍に突発的なピークがあった場合でも上記(a)の方法
を採用すると階調数255が明るさ制御信号となる。し
かしながら、この突発的なピーク部分は画面全体におけ
る情報としてはあまり意味をなしていない。これに対し
て、階調数230を明るさ制御信号とする本方法は、画
面全体の中で情報として意味を持つ領域によって判定す
る方法と言うことができる。なお、上記の割合は2〜5
0%程度の範囲で変化させてもよい。
【0037】以上の手順により、個々のブロック毎に明
るさ制御信号を決定したら、次に、そのブロック間で以
下の手順により明るさ制御信号の重み付けを行い、明る
さ制御信号の補正を行う。 (1) 各ブロックから明るさ制御信号を取り出す。例
えば、明るさが最大の階調数を明るさ制御信号とする
(上記(a)の方法)。図5の各ブロックにおいてそれ
ぞれの明るさ制御信号(以下、透過率%で表示する)
が、A11=50%、A12=30%、A13=10
%、A21=50%、A22=30%、A23=10
%、A31=50%、A32=30%、A33=10%
であったとする。ちなみにこの画像は、画面の縦方向に
は明るさの変化がなく、横方向には左側が明るく、右側
にいくにしたがって暗くなるような画像である。
【0038】(2) 画面の横方向、または縦方向の各
断面のプロファイルにおいて隣接するブロック間の傾斜
を大きくするように補正する。例えば、本例で横方向に
めりはりをつけるために10%の補正を行うとすると、
横方向は左側から右側に向けて−20%づつ明るさが減
少しているので、補正後の減少量は、−20×1.1=
−22%となる。これにより、各行の平均輝度ができる
だけ一定となるように平均輝度より高いものはより高
く、低いものはより低くなるように設定する。したがっ
て、補正後は、A11=52%、A12=30%、A1
3=8%、A21=52%、A22=30%、A23=
8%、A31=52%、A32=30%、A33=8%
となる。
【0039】補正前と補正後の透過率の変化を示したも
のが図6である。図6において、横軸がブロック(A1
1,A12,A13)の位置、縦軸が透過率[%]を示
している。2点鎖線で示したものが補正前、実線で示し
たものが補正後である。この図に示す通り、上記の補正
を行うことによって横方向に並ぶブロック間の透過率の
めりはりが大きくなる。なお、縦、横同時に補正を行う
場合には、2次元の輝度分布の中でピークになっている
点をより高く、ボトムになっている点をより低く設定
し、その間の点は補間処理(例えば2次元のスプライン
補間)により決定する。
【0040】(3) A11〜A33の各ブロックに対
応する調光素子の各セグメントB11〜B33が(2)
で計算した透過率となるように制御するための明るさ制
御信号を決定する。ここで、液晶ライトバルブの透過率
は0〜100%の間で使用する。光学系全体の透過率
は、調光素子の透過率と液晶ライトバルブの透過率との
積で表されるので、10%の補正の効果を抜いて考える
と、最大輝度値は同じ値が得られることになる。この場
合、液晶ライトバルブが0〜100%の間で変調できる
ことから、調光素子による変調が加わる分、見かけ上高
階調になったのと同じ効果が得られる。また、本例にお
いては、画像に10%の補正を加えたことによって画面
内で明るい部分と暗い部分のめりはりをつけることがで
き、画面の迫力や表現力をより強調することができる。
【0041】次にDSP(2)33において、上記の方
法で決定した明るさ制御信号に基づいて調光素子ドライ
バ34を制御するが、この方法には例えば次の(a)、
(b)、(c)の3通りが考えられる。
【0042】(a)出力された明るさ制御信号に応じて
リアルタイムで制御する方法。 この場合はDSP(1)32から出力された明るさ制御
信号をそのまま調光素子ドライバ34に供給すればよい
ため、DSP(2)33での信号処理は不要となる。こ
の方法は映像の明るさに完全に追従する点で理想的では
あるが、映像の内容により画面の明暗が短い周期で変化
することもあり、鑑賞時に余計なストレスを感じるなど
の問題が発生する恐れがある。
【0043】(b)出力された明るさ制御信号にLPF
(ローパスフィルター)をかけ、その出力で制御する方
法。 例えばLPFによって1〜30秒以下の明るさ制御信号
の変化分をカットし、その出力によって制御する。この
方法によれば、細かい時間の変化分はカットされるた
め、上記のような短い周期での明暗の変化を避けること
ができる。
【0044】(c)明るさ制御信号の切り替わりエッジ
を検出する方法。 明るさ制御信号に所定の大きさ以上(例えば60階調以
上)の変化があった場合にのみ調光素子34を制御す
る。この方法によれば、シーンの切り替わりなどのみに
応じた制御を行うことができる。
【0045】[2]外部からの制御 上では映像信号に応じて調光素子5を制御する例を説明
したが、その他、使用環境や使用者の好みに応じて調光
素子5を制御することもできる。例えば部屋の中で映像
を鑑賞する際に部屋の中で窓際と奥側というように明る
さの分布がある場合、周囲の環境が明るい側では光量が
多く、暗い側では光量が少なくなるように調光素子5を
制御する。もしくは、使用者の好みにより映像中の字幕
の部分の明るさを落としたいような場合、例えば字幕が
表示される画面下側の領域で光量が少なくなるように調
光素子5を制御する。この場合、使用者がコントローラ
を用いて、または調光素子5を直接操作する等により調
節する構成としてもよいし、明るさセンサなどを設けて
自動的に制御される構成としてもよい。ただし、この制
御を行うためには、図2でDSP(1)32、DSP
(2)33のような回路は不要であるが、それ以外の回
路構成が必要になる。
【0046】本実施の形態の投射型表示装置30におい
ては、第1のフライアイレンズ3と第2のフライアイレ
ンズ4との間に個々に透過率を制御し得る複数のセグメ
ント40を有する調光素子5を備え、これを外部からの
情報に基づいて制御する構成としたことにより、映像表
示領域内に所望の照度分布を作ることができ、例えば外
部からの情報が映像信号に基づく情報であれば、映像の
明るい個所は照明光も明るく、映像の暗い個所は照明光
も暗くするように調整することで高階調化、高コントラ
スト化が図れ、映像の迫力や表現力を向上することがで
きる。さらに画面上の複数のブロック間で調光の程度の
重み付けを行い、明るさ制御信号の補正を行う構成とし
たことによって、映像の迫力や表現力をより強調するこ
とができる。
【0047】また、映像の迫力や表現力を向上できるば
かりでなく、使用環境における明るさの状況や使用者の
好みに応じて映像の明るさを場所によって変化させるこ
とができ、使用環境や使用者の好みへの順応性の面で優
れた効果を発揮することができる。
【0048】本実施の形態の場合、特に分割した領域毎
に透過率を制御し得るセグメント型液晶素子で調光素子
5を構成しているため、場所によって透過率を段階的に
変化させ得る調光素子を簡単な構造で実現することがで
きる。
【0049】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態では調光素子として液晶素子を用い
た例を挙げたが、それ以外にも、例えば印加電界によっ
て偏光状態が変わることで透過率を可変できる電気光学
素子、もしくは回転遮光板などを用いた機械的な透過率
可変素子などを用いることもできる。また、投射型表示
装置のその他の構成要素の具体的な構成等に関しては、
上記実施の形態に限らず、適宜変更が可能である。ま
た、本発明の投射型表示装置は、光変調手段に液晶ライ
トバルブを用いたものだけでなく、光変調手段にDMD
を用いたものにも適用が可能である。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
投射型表示装置においては、フライアイレンズを用いた
均一照明手段の近傍に場所によって透過率が可変な調光
手段を備え、調光手段を外部からの情報に基づいて制御
する構成としたことにより、ランプの光出力強度を変化
させることなく光変調手段への入射光量をエリアによっ
て変化させることができ、例えば外部からの情報が映像
信号に基づく情報であれば、映像の明るい個所は照明光
も明るく、映像の暗い個所は照明光も暗くするように調
整することで映像の迫力や表現力を向上することができ
る。また、映像の迫力や表現力を向上できるばかりでな
く、使用環境における明るさの状況や使用者の好みに応
じて映像の明るさを場所によって変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の投射型表示装置の概
略構成図である。
【図2】 同、投射型表示装置に用いる調光素子の駆動
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 同、投射型表示装置において、映像信号から
明るさ制御信号を決定する第1の方法を説明するための
図である。
【図4】 同、第2の方法を説明するための図である。
【図5】 ブロック毎に明るさ制御信号を決定する方法
を説明するための図である。
【図6】 明るさ制御信号を補正する方法を説明するた
めの図である。
【図7】 同、調光素子のセグメントの配置を示す図で
ある。
【図8】 同、調光素子のセグメントの透過率変化のパ
ターンを変えたときの液晶ライトバルブ上での照度分布
のパターンの変化の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 光源 3 第1のフライアイレンズ(均一照明手段) 4 第2のフライアイレンズ(均一照明手段) 5 調光素子(調光手段) 22,23,24 液晶ライトバルブ(光変調手段) 26 投射レンズ(投射手段) 30 投射型表示装置 40 セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 A Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA33 HA06 HA21 HA24 HA25 MA04 2H091 FA29Z FA41Z FA50Z FD01 LA18 MA07 2H093 NC54 NC56 NC59 ND07 ND09 NE06 NG02 5C058 AB06 BA06 EA11 EA12 EA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射型表示装置の光変調手段を照明する
    ために用いられる照明装置であって、 光源と、該光源から出射される光の照度分布を均一化す
    る2枚のフライアイレンズを有する均一照明手段と、こ
    れら2枚のフライアイレンズの入射側もしくは出射側、
    または2枚のフライアイレンズの間に設置され、場所に
    よって透過率を変化させ得る調光手段とを備え、外部か
    らの情報に基づいて前記調光手段を制御することによっ
    て前記均一照明手段から出射される光の照度分布を調節
    可能としたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 照明手段と、該照明手段から出射される
    光を変調する光変調手段と、該光変調手段により変調さ
    れた光を投射する投射手段とを有する投射型表示装置で
    あって、 前記照明手段として、請求項1に記載の照明装置を備え
    たことを特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光変調手段が、液晶ライトバルブか
    らなることを特徴とする請求項2に記載の投射型表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記調光手段が、透過率が個々に制御可
    能とされた複数のセグメントを有する液晶素子からなる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の投射型表示
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の投射型表示装置の駆動
    方法であって、 前記調光手段におけるセグメント毎の透過率の制御パタ
    ーンと前記光変調手段における照度分布のパターンとを
    予め対応付けておき、この対応に基づいて所望の前記照
    度分布のパターンが得られるように前記透過率の制御パ
    ターンを決定することを特徴とする投射型表示装置の駆
    動方法。
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