JP2003130885A - 回転速度検出システム - Google Patents
回転速度検出システムInfo
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- JP2003130885A JP2003130885A JP2001322666A JP2001322666A JP2003130885A JP 2003130885 A JP2003130885 A JP 2003130885A JP 2001322666 A JP2001322666 A JP 2001322666A JP 2001322666 A JP2001322666 A JP 2001322666A JP 2003130885 A JP2003130885 A JP 2003130885A
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Abstract
速度をサンプリング周期毎に高精度に検出する。 【解決手段】パルスエンコーダの出力であるA相信号1
2a、B相信号12bを4逓倍して、逓倍パルス20を
生成する。また、一定周期の高速クロック28を設け
る。CPUは、サンプリングパルス24によって区分さ
れる周期T毎に回転数を演算する処理を実行する。この
処理で、周期Tにおける逓倍パルス20の数であるパル
スカウント値pと、逓倍パルス20のうち所定の区間に
おける高速クロック28の数であるパルス周期dを読み
込む。また、周期Tの開始時から最初の逓倍パルス20
までの間および最後の逓倍パルス20から周期Tの終了
時までの間のそれぞれにおいて、高速クロック28の数
である第1および第2補正カウント値fおよびbを読み
込む。補正パルスカウント値WをW=((f+b)/
d)+p−1として求める。
Description
テムに関し、特に、高速回転体の回転速度を高精度で検
出する回転速度検出システムに関する。
させるためのサーボモータ等の回転部分が存在し、高精
度の加工を行うためには、これらの回転部分の回転速度
や回転位置(角度)を高精度に検出する必要がある。回
転速度や回転位置を検出するためにパルスエンコーダが
広範に用いられている。
より高速、高精度でワークを加工することが加工機械に
要求されている。これにともない、高速回転する工具軸
の回転速度をリアルタイムに、かつ、高精度に検出する
ことが必要となっているが、この高度な要求に対して現
状のパルスエンコーダをそのまま適用しても分解能には
限界があり、前記パルスエンコーダの出力パルスにおけ
る回転速度の検出結果では、量子化誤差等の影響があ
り、十分な検出精度が得られない。
ルスエンコーダのパルスの読み込み方法を変更した装置
が提案されている(例えば、特開平5−188067号
公報参照)。
力パルスをパルスカウンタでカウントし、そのカウント
値をサンプリング信号に基づいて読み込み、読み込んだ
カウント値のうちサンプリング直前のn個のパルスを抽
出する。
カウントしておき、前記n個のパルスが発生した時間内
のクロック数を求める。このクロック数からn個のパル
スが発生した時間を求めることができるので、1個のパ
ルスあたりの平均周期と、その逆数である回転速度とが
算出される。
例においては、サンプリング直前のn個のパルスだけを
抽出して回転速度を算出しているので、サンプリング周
期毎の回転速度を正確に表すものではない。また、前記
n個のパルス以外は利用されないので誤差が大きくな
る。このことは、回転位置を算出するために回転速度を
積分したときには、累積誤差となり不都合である。
出することができないということは、回転体の速度制御
を行う上で極めて不都合である。なぜなら、速度制御に
限らず一般の制御は、一定の制御周期毎に実行されるも
のであり、これに対応した所定サンプリング周期毎に各
種の計測を正確に行うことが前提となっているからであ
る。
工具軸と被研削歯車を回転させるワーク軸とは、砥石の
突出部間隔と被研削歯車の歯のピッチに応じた同期速度
を正確に維持しながら回転することが必要である。この
場合、工具軸は高速回転するが、この回転速度を高精度
に検出することができないと、同期を保つことができな
くなり加工誤差を生じる。
たものであり、回転体の回転速度が高速であっても、そ
の回転速度を所定のサンプリング周期毎に高精度に検出
することを可能にする回転速度検出システムを提供する
ことを目的とする。
出システムは、回転体の回転にともなってパルスを発生
する回転センサと、前記パルスの発生周波数より高い周
波数のクロックを発生するクロック発生部と、サンプリ
ングの時間内に前記パルスをカウントするパルスカウン
タと、サンプリング開始時から最初のパルスまでの時間
内の前記クロックの数、または、サンプリング終了時直
前のパルスからサンプリング終了時までの時間内の前記
クロックの数をカウントする補正カウンタと、前記パル
スカウンタでカウントしたパルスカウント値と、前記補
正カウンタでカウントした補正カウント値とを用いて、
補正パルスカウント値を演算するパルス演算部とを有す
ることを特徴とする。
算パルスカウント値と前記補正パルスカウント値を積算
した積算補正パルスカウント値との大小関係に基づき、
前記積算補正パルスカウント値に定数を加算または減算
する積算データ補正部を有するようにしてもよい。
もつ2相の信号からなり、前記位相差に基づき、前記パ
ルスを4逓倍して用いてもよい。
値から1を減算し、前記補正カウント値と前記パルスの
周期との比を加算して前記補正パルスカウント値を演算
してもよい。
ト値だけで検出した量子化誤差を含む回転速度の値を、
補正カウント値によってパルスの分解能を補間補正する
ことにより、回転体の回転速度が高速であっても、その
回転速度を所定の周期毎に高精度に検出することができ
る。
システムについて好適な実施の形態を挙げ、図1〜図4
を参照しながら説明する。
ムは、基本的には、パルスエンコーダの出力するパルス
を所定のサンプリング周期の間でカウントするととも
に、パルスカウントの端数部に相当する区間で、端数部
を高速クロックのカウントにより補うものである。
10は、工具軸108(図3参照)の回転速度をA相信
号12a(パルス)およびB相信号12b(パルス)に
よって出力するパルスエンコーダ(回転センサ)14
と、A相信号12aおよびB相信号12bを処理する処
理回路16と、処理回路16の出力する信号に基づき工
具軸108の回転速度を演算するマイコン18とを備え
る。
相信号12bを4逓倍した逓倍パルス20を出力する4
逓倍回路22と、サンプリングパルス24を発振回路に
よって生成して出力するサンプリング信号発生回路26
と、高速クロック28を発振回路によって生成して出力
する高速クロック発振回路(クロック発生部)30とを
備える。
の周期T(図2参照)の間で逓倍パルス20の数をパル
スカウント値pとしてカウントするパルスカウント部3
2と、パルスカウント値pを補正するための第1および
第2補正カウント値fおよびbを生成する第1および第
2補正カウント部34、36と、逓倍パルス20の周期
で高速クロック28の数をカウントしパルス周期dとし
て出力するクロックカウント部38を備える。
ウェアにより構成してもよく、専用IC化することや、
マイコン18の有する機能で置き換えることも可能であ
る。
れた2つのパルス状信号であるA相信号12aおよびB
相信号12bを出力するものであり、この出力は工具軸
108の回転速度に応じて刻々変化する。図2に示す例
では、A相信号12a、B相信号12bがともにパルス
幅が微少幅変動している状態を示す。
逓倍回路22に供給されており、4逓倍回路22はA相
信号12a、B相信号12bの立ち上がりおよび立ち下
がりを検出して4逓倍し、瞬時的な逓倍パルス20とし
て出力する(図2参照)。A相信号12aおよびB相信
号12bの出力周波数をFとすると、逓倍パルス20の
周波数はその4倍である4Fとなる。
発振回路を有し、この発振回路により一定の周期Tのサ
ンプリングパルス24を出力する。周期Tは、逓倍パル
ス20より遅い周期に設定される。従って、この周期T
の間に複数の逓倍パルス20が発生することとなる。
ト部32、第1および第2補正カウント部34、36に
供給されるとともに、マイコン18にも供給されてい
る。
回路を有し、この発振回路により一定の周期の高速クロ
ック28を出力する。この高速クロック28は、逓倍パ
ルス20より速い周期に設定される。従って、逓倍パル
ス20の周期の間に複数の高速クロック28が発生する
こととなる。
いて、高速クロック28は、逓倍パルス20の周波数の
10倍以上に設定されると好適である。
をカウントするパルスカウンタ32aと、パルスカウン
タ32aのカウント値をラッチしてパルスカウント値p
を出力するパルスラッチ回路32bとから構成されてい
る。パルスラッチ回路32bは、パルスカウンタ32a
がカウントする逓倍パルス20のカウント値を読み込む
とともに、サンプリングパルス24の立ち上がりによっ
てそのカウント値をラッチしパルスカウント値pとす
る。このとき、パルスカウンタ32aのカウント値も0
にクリアされ、その直後から、逓倍パルス20のカウン
トを継続する。
も、ソフトウェアにより前サンプリング時のパルスカウ
ント値pとの差を求め、その差によりパルスカウント値
pを更新して求めるようにしてもよい。
4の立ち上がりによって区分される3つの区間T1、T
2およびT3において、逓倍パルス20の数であるパル
スカウント値pが、それぞれp=6、p=5およびp=
7としてカウントされた例を示す。
ける工具軸108の回転速度を表すものであるが、逓倍
パルス20の数を単位とした整数、つまりデジタル値と
して表されており、所謂、量子化誤差の影響により精密
加工に要求される精度には不十分である。例えば、図2
の区間T1では、p=6であるが、逓倍パルス20の個
数を単位としてタイムチャートから読みとると、5.6
程度がより正確な数値である。
ウント部36は、上記量子化誤差の影響を補うものであ
り、まず、第1補正カウント部34は、高速クロック2
8をカウントする第1補正カウンタ34aと、第1補正
カウンタ34aのカウント値を逓倍パルス20によって
ラッチして第1補正カウント値fを出力する第1補正ラ
ッチ回路34bとを有する。第1補正ラッチ回路34b
は、第1補正カウンタ34aがカウントする高速クロッ
ク28のカウント値を読み込むとともに、逓倍パルス2
0の立ち上がりによってそのカウント値をラッチし第1
補正カウント値fとする。また、第1補正カウンタ34
aはサンプリングパルス24の立ち上がりによってカウ
ント値が0にクリアされる。
に示す例では、区間T1、T2およびT3において、第
1補正カウント値fは、それぞれf=2、f=6および
f=1としてカウントされる。
28をカウントする第2補正カウンタ36aと、第2補
正カウンタ36aのカウント値をサンプリングパルス2
4によってラッチして第2補正カウント値bを出力する
第2補正ラッチ回路36bとを有する。第2補正ラッチ
回路36bは、第2補正カウンタ36aがカウントする
高速クロック28のカウント値を読み込むとともに、第
2サンプリングパルス24の立ち上がりによってそのカ
ウント値をラッチし第2補正カウント値bとする。ま
た、第2補正カウンタ36aは逓倍パルス20の立ち上
がりによってカウント値が0にクリアされる。
に示す例では、区間T1、T2およびT3において、第
2補正カウント値bは、それぞれb=4、b=9および
b=1としてカウントされる。
28をカウントするクロックカウンタ38aと、クロッ
クカウンタ38aのカウント値をラッチしてパルス周期
dを出力するクロックラッチ回路38bとから構成され
ている。クロックラッチ回路38bは、クロックカウン
タ38aがカウントする高速クロック28のカウント値
を読み込むとともに、逓倍パルス20の立ち上がりによ
ってそのカウント値をラッチしパルス周期dとする。こ
のとき、クロックカウンタ38aのカウント値も0にク
リアされ、その直後から、高速クロック28のカウント
を継続する。
4の立ち上がり箇所直前の2つの逓倍パルス20によっ
て区分される区間d1、d2およびd3において、パル
ス周期dは、それぞれd=10、d=10およびd=1
1としてカウントされる。なお、クロックカウント部3
8は、これ以外の任意の区間においてもパルス周期dを
カウントすることが可能である。
ンであり、信号の入出力を行うインターフェース(I
F)40と、制御および演算手段としてのCPU42
と、記憶部としてのROM44、RAM46とを備えて
いる。
0の処理を行うプログラム48が記録されており、CP
U42はこのプログラム48に従って処理を行う。ま
た、処理過程において使用する数値および変数はRAM
46に記憶可能である。
よび積算データ補正部52が組み込まれている。
ウントしたパルスカウント値pを、第1および第2補正
カウント部34、36でカウントした第1および第2補
正カウント値f、bを用いて補正し、補正パルスカウン
ト値Wを演算する機能をもつ。
値pを積算した積算パルスカウント値Psと補正パルス
カウント値Wを積算した積算補正パルスカウント値Ws
との大小関係に基づいて、積算補正パルスカウント値W
sを補正する機能をもつ。
車研削機100の基本構成について図3を参照しながら
説明する。
削歯車102の歯面を研削する加工機械であり、被研削
歯車102が配設される切込テーブル104と、被研削
歯車102を研削する螺旋状の突起106aをもつ砥石
106を有する。砥石106は工具軸108を介してス
ピンドルモータ110に接続されている。工具軸108
の上端部には、回転速度を検出するためのパルスエンコ
ーダ14がカップリング112を介して接続されてい
る。
02aが形成されているワークであり、切込テーブル1
04の上面に設けられた軸受ブラケット114に着脱自
在に配設される。歯102aは、砥石106の突起10
6aに対向する向きに設定されている。また、被研削歯
車102は、図示しないモータによって回転可能であ
る。
可能であり、砥石106の方向へ移動することで砥石1
06の突起106aと被研削歯車102の歯102aが
噛合して当接する。この状態で歯102aと突起106
aのそれぞれのピッチに応じた同期速度で被研削歯車1
02および砥石106を回転させることにより被研削歯
車102の歯面を研削する。
削歯車102が1ピッチ分だけ回転する間に砥石106
は1回転することから、被研削歯車102に比較して、
砥石106および工具軸108は高速で回転することと
なる。
システム10の動作について図4を参照しながら説明す
る。
格納されたプログラム48に従って処理するものであ
る。また、この処理はサンプリングパルス24に同期し
て周期T毎に実行される割り込み処理とする。
グパルス24の立ち上がり信号(例えば、図2の時刻t
1の立ち上がり信号)によりCPU42に割り込み指令
が伝わり、割り込み処理を開始する。
はインターフェース40を介して、パルスラッチ回路3
2bにラッチされたパルスカウント値pを読み込む。ま
た、第1および第2補正ラッチ回路34b、36bにラ
ッチされた第1および第2補正補正カウント値fおよび
bを読み込む。
10、f=2およびb=4として読み込まれる。
実行される時間の近傍において適当な平均化処理を行っ
てもよいことはもちろんであり、さらに、回転速度がほ
ぼ一定である工具軸108に対して適用する場合には、
パルス周期dは前回サンプリング時の補正パルスカウン
ト値Wとサンプリング周期Tから算出してもよい。ま
た、第1補正カウント値fについても前回サンプリング
時のパルス周期dおよび第2補正カウント値bから算出
してもよい。この場合、パルス周期dはd=T/Wとし
て求められ、第1補正カウント値fは、f=d−bとし
て求められる。
カウント値Psに対してパルスカウント値pを積算す
る。この処理は、回転速度を表すパルスカウント値pを
積分することと等価の処理であることから、積算パルス
カウント値Psは工具軸108の総回転角位置を表す。
おいて0に初期化されたものと仮定すれば、時刻t1か
ら実行される処理においてはPs=6となる。この積算
パルスカウント値PsはRAM46に記憶しておく。
部50の機能により、補正パルスカウント値Wを次の
(1)式により演算する。
は、パルス周期dに対する第1および第2補正カウント
値f、bの和であり、パルスカウント値pで計測不能で
ある端数部を表す。より具体的には、±1の範囲の分数
値を表す。
とを加算することにより、パルスカウント値pを基準に
して、±1の範囲で端数部を補った値として補正パルス
カウント値Wが求まる。
((2+4)/10)+6−1=5.6となり、タイム
チャートから目視により読みとった値とほぼ一致する。
ルスカウント値としての積算補正パルスカウント値Ws
に対して補正パルスカウント値Wを積算する。この積算
補正パルスカウント値Wsは、積算パルスカウント値P
sと同様に工具軸108の総回転角位置を表す。
化誤差を含むものであるが、パルスカウント値pを積算
したものなので演算による累積誤差はない。一方、積算
補正パルスカウント値Wsは補正パルスカウント値Wを
積算したものなので量子化誤差による影響は小さくなる
ものの、補正にともなう演算誤差が累積される。
ト値Wsが時刻t0において0に初期化されたものとす
れば、時刻t1から実行される処理において、Ws=
5.6となる。この積算補正パルスカウント値WsはR
AM46に記憶しておく。
されている積算補正パルスカウント値Wsと積算パルス
カウント値Psとの偏差ε(ε=Ws−Ps)を求め
る。
おいては、積算パルスカウント値Psは、Ps=6+5
+7=18である。
ト値Wは、p=5、b=6、f=9、d=10(区間d
2)であるから、W=((6+9)/10)+5−1=
5.5である。同様に、区間T3における補正パルスカ
ウント値Wは、W=((1+1)/11)+7−1=
6.2である。従って、時刻t3における積算補正パル
スカウント値WsはWs=5.6+5.5+6.2=1
7.3である。
−18=−0.7となる。
ステップS7へ移り、ε>0であればステップS8へ移
る。またε=0であれば処理を終了する。上記の例で
は、偏差εはマイナス値であることからステップS7へ
移る。
カウント値Wsに定数αを加算し、またステップS8に
おいては、積算補正パルスカウント値Wsから定数αを
減算する。
ムに応じて適宜設定しておけばよい。すなわち、積算補
正パルスカウント値Wsはパルスカウント値pより高精
度である補正パルスカウント値Wから算出された数値で
あるので、パルスカウント値pから算出された積算パル
スカウント値Psよりも高い精度を持つ一方、演算誤差
等の誤差を含んでいる可能性もある。そこで、偏差εの
符号が誤差の符号と一致すると推定し、定数αだけ加減
算することで誤差を排除するものである。このように、
定数αを適切に設定することにより、積算補正パルスカ
ウント値Wsの誤差が累積されることを防ぐことができ
る。
を0.1と設定したときは、Ws=17.3+0.1=
17.4とすることができる。
値Wおよび積算補正パルスカウント値Wsは、インター
フェース40を介して図示しない外部機器へ供給した
り、またはROM44に格納される他のプログラム(例
えば、工具軸108の回転数制御のプログラム)で利用
する。
データ補正部52の機能によって実行される。
り込み処理を一度終了し、その後周期T毎に再度実行す
る。
検出システム10によれば、パルスエンコーダ14が発
生するA相信号12aおよびB相信号12bの周波数よ
り高い周波数の高速クロック28を利用することにより
精度の高い回転数検出が可能である。すなわち、A相信
号12aおよびB相信号12bを4逓倍した逓倍パルス
20をカウントするパルスカウント部32によりパルス
カウント値pをカウントするとともに、周期Tの開始時
および周期Tの終了時に、逓倍パルス20までの間に高
速クロック28の数をカウントして第1および第2補正
カウント値fおよびbを得ることができる。第1および
第2補正カウント値fおよびbによってパルスカウント
値pを補正して、補正パルスカウント値Wを求めること
ができる。
倍パルス20より十分に速い高速クロック28に基づい
てカウントされたものであるため、パルスカウント値p
間の検出不可能な端数部を補間補正することができる。
また、補間補正は簡便な式である上記(1)式によって
演算可能である。
ば、A相信号12a、B相信号12bは、90°の位相
差をもつ2相の信号であり、この位相差を利用して4逓
倍して用いている。このことは、A相信号12a、B相
信号12bの立ち上がりおよび立ち下がりの全ての情報
を利用していることなので、パルスエンコーダ14の有
する性能を十分に発揮することができる。
算パルスカウント値Psと補正パルスカウント値Wを積
算した積算補正パルスカウント値Wsとの大小関係に基
づいて、積算補正パルスカウント値Wsに定数αを加算
または減算するので、積算補正パルスカウント値Wsの
誤差を低減することができる。
機100に適用すると、工具軸108の回転速度を高精
度に検出することができ、回転同期速度を正確に保持す
ることができる。その結果、被研削歯車102の加工誤
差を小さくすることができる。
ダ14に限らず、パルスを出力する形式のものであれば
よい。
上述の実施の形態例に限らず、この発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の構成を採り得ることはもちろんであ
る。
速度検出システムによれば、回転体の回転速度が高速で
あっても、その回転速度を所定のサンプリング周期毎に
高精度に検出することができるという効果が達成され
る。
ロック図である。
クおよびサンプリングパルスのタイムチャートである。
ートである。
ダ 16…処理回路 18…マイコン 20…逓倍パルス 22…4逓倍回路 24…サンプリングパルス 26…サンプリング信
号発生回路 28…高速クロック 30…高速クロック発
振回路 32…パルスカウント部 34…第1補正カウン
ト部 36…第2補正カウント部 38…クロックカウン
ト部 42…CPU 44…ROM 46…RAM 50…パルス演算部 52…積算データ補正部 100…歯車研削機
Claims (4)
- 【請求項1】回転体の回転にともなってパルスを発生す
る回転センサと、 前記パルスの発生周波数より高い周波数のクロックを発
生するクロック発生部と、 サンプリングの時間内に前記パルスをカウントするパル
スカウンタと、 サンプリング開始時から最初のパルスまでの時間内の前
記クロックの数、または、サンプリング終了時直前のパ
ルスからサンプリング終了時までの時間内の前記クロッ
クの数をカウントする補正カウンタと、 前記パルスカウンタでカウントしたパルスカウント値
と、前記補正カウンタでカウントした補正カウント値と
を用いて、補正パルスカウント値を演算するパルス演算
部とを有することを特徴とする回転速度検出システム。 - 【請求項2】請求項1記載の回転速度検出システムにお
いて、 前記パルスカウント値を積算した積算パルスカウント値
と前記補正パルスカウント値を積算した積算補正パルス
カウント値との大小関係に基づき、前記積算補正パルス
カウント値に定数を加算または減算する積算データ補正
部を有することを特徴とする回転速度検出システム。 - 【請求項3】請求項1または2記載の回転速度検出シス
テムにおいて、 前記パルスは、90°の位相差をもつ2相の信号からな
り、 前記位相差に基づき、前記パルスを4逓倍して用いるこ
とを特徴とする回転速度検出システム。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転
速度検出システムにおいて、 前記パルス演算部は、前記パルスカウント値から1を減
算し、前記補正カウント値と前記パルスの周期との比を
加算して前記補正パルスカウント値を演算することを特
徴とする回転速度検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322666A JP3686365B2 (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 回転速度検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001322666A JP3686365B2 (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 回転速度検出システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003130885A true JP2003130885A (ja) | 2003-05-08 |
JP3686365B2 JP3686365B2 (ja) | 2005-08-24 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3686365B2 (ja) |
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