JP2003130443A - 空調設備 - Google Patents
空調設備Info
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- JP2003130443A JP2003130443A JP2001325421A JP2001325421A JP2003130443A JP 2003130443 A JP2003130443 A JP 2003130443A JP 2001325421 A JP2001325421 A JP 2001325421A JP 2001325421 A JP2001325421 A JP 2001325421A JP 2003130443 A JP2003130443 A JP 2003130443A
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- Japan
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- air
- air conditioner
- conditioner
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 床面吹き出し方式の空調設備において、空調
機の設置スペースを節約し、外気導入、ペリメーター負
荷の処理を可能とし、省エネルギーを図る。 【解決手段】 外壁7に面しサプライチャンバー2に通
じるペリカウンター8を設けてその内部に空調機3を設
置する。空調機は、横長のケーシング9内の両端側に配
置したレタンファンとサプライファン11の間にフィル
ター、冷却加熱コイル、加湿器等の機器を組み込んでな
るユニットであり、その空調機は外壁に設けた外気取入
口16から外気を取り入れ可能とする。ケーシングにペ
リカウンターを兼用させる。空調機には全熱交換機を組
み込み、かつ全熱交換機をバイパスさせるための経路と
ダンパーを設ける。ペリカウンターの上面にサプライエ
アSAの一部を窓面19に沿って上向きに吹き出すペリ
メーター用の吹出口18を設ける。躯体蓄熱運転を可能
とするダンパーを設ける。
機の設置スペースを節約し、外気導入、ペリメーター負
荷の処理を可能とし、省エネルギーを図る。 【解決手段】 外壁7に面しサプライチャンバー2に通
じるペリカウンター8を設けてその内部に空調機3を設
置する。空調機は、横長のケーシング9内の両端側に配
置したレタンファンとサプライファン11の間にフィル
ター、冷却加熱コイル、加湿器等の機器を組み込んでな
るユニットであり、その空調機は外壁に設けた外気取入
口16から外気を取り入れ可能とする。ケーシングにペ
リカウンターを兼用させる。空調機には全熱交換機を組
み込み、かつ全熱交換機をバイパスさせるための経路と
ダンパーを設ける。ペリカウンターの上面にサプライエ
アSAの一部を窓面19に沿って上向きに吹き出すペリ
メーター用の吹出口18を設ける。躯体蓄熱運転を可能
とするダンパーを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所ビル等の建
物に適用する空調設備に関する。
物に適用する空調設備に関する。
【0002】
【従来の技術】事務所ビル等の建物に適用する空調設備
としては、温湿度を調整した給気(サプライエア)を天
井面から室内に吹き出すものが最も一般的であるが、近
年、床面に通気性を持たせるとともに床面下にサプライ
チャンバーを設け、空調機からサプライチャンバーに供
給したサプライエアを床全面から低速で室内に上向きに
吹き出し、室内上部から環気(レタンエア)を空調機に
戻して循環させるという方式のものが提案され実用化さ
れている。このような床面吹き出し方式の空調設備によ
れば、通常の天井吹き出し方式に比べて床面近くの温度
分布を改善できかつ空気清浄度の向上を図ることがで
き、広く普及する気運にある。
としては、温湿度を調整した給気(サプライエア)を天
井面から室内に吹き出すものが最も一般的であるが、近
年、床面に通気性を持たせるとともに床面下にサプライ
チャンバーを設け、空調機からサプライチャンバーに供
給したサプライエアを床全面から低速で室内に上向きに
吹き出し、室内上部から環気(レタンエア)を空調機に
戻して循環させるという方式のものが提案され実用化さ
れている。このような床面吹き出し方式の空調設備によ
れば、通常の天井吹き出し方式に比べて床面近くの温度
分布を改善できかつ空気清浄度の向上を図ることがで
き、広く普及する気運にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
床面吹き出し方式の空調設備は室内に空調機の設置スペ
ースを確保する必要があり、また外気導入やペリメータ
ー負荷の処理、省エネルギーについても考慮する必要が
ある。そのため、空調機の設置スペースをさほど必要と
せず、外気導入やペリメーター負荷の処理も可能であ
り、省エネルギーを図ることもできる有効かつ合理的な
床面吹き出し方式の空調設備の実現が望まれていた。
床面吹き出し方式の空調設備は室内に空調機の設置スペ
ースを確保する必要があり、また外気導入やペリメータ
ー負荷の処理、省エネルギーについても考慮する必要が
ある。そのため、空調機の設置スペースをさほど必要と
せず、外気導入やペリメーター負荷の処理も可能であ
り、省エネルギーを図ることもできる有効かつ合理的な
床面吹き出し方式の空調設備の実現が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、床面
に通気性を持たせるとともに床面下にサプライチャンバ
ーを設け、空調機によりサプライチャンバーに供給した
サプライエアを床面から室内に上向きに吹き出し、室内
上部からレタンエアを空調機に戻して循環させる構成の
空調設備であって、室内の外周部に外壁に面しかつサプ
ライチャンバーに通じるペリカウンターを設けてそのペ
リカウンター内に空調機を設置し、その空調機は、横長
のケーシング内の両端側に配置したレタンファンとサプ
ライファンの間にフィルター、冷却加熱コイル、加湿器
等の機器を組み込んでなるユニットであり、その空調機
は外壁に設けた外気取入口から外気を取り入れ可能とし
たことを特徴とする。
に通気性を持たせるとともに床面下にサプライチャンバ
ーを設け、空調機によりサプライチャンバーに供給した
サプライエアを床面から室内に上向きに吹き出し、室内
上部からレタンエアを空調機に戻して循環させる構成の
空調設備であって、室内の外周部に外壁に面しかつサプ
ライチャンバーに通じるペリカウンターを設けてそのペ
リカウンター内に空調機を設置し、その空調機は、横長
のケーシング内の両端側に配置したレタンファンとサプ
ライファンの間にフィルター、冷却加熱コイル、加湿器
等の機器を組み込んでなるユニットであり、その空調機
は外壁に設けた外気取入口から外気を取り入れ可能とし
たことを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明の空調
設備におけるペリカウンターを省略し、空調機を室内の
外周部に露出状態で設置してその空調機のケーシングが
ペリカウンターを兼用する構成としたことを特徴とす
る。
設備におけるペリカウンターを省略し、空調機を室内の
外周部に露出状態で設置してその空調機のケーシングが
ペリカウンターを兼用する構成としたことを特徴とす
る。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、空調機はレタンエアの一部を排気として外
壁に設けた排気口から排出可能であり、その空調機には
外気と排気との間で全熱交換を行う全熱交換機を組み込
み、かつ全熱交換機をバイパスさせるための経路とダン
パーを設けたことを特徴とする。
明において、空調機はレタンエアの一部を排気として外
壁に設けた排気口から排出可能であり、その空調機には
外気と排気との間で全熱交換を行う全熱交換機を組み込
み、かつ全熱交換機をバイパスさせるための経路とダン
パーを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項1,2または3
の発明において、ペリカウンターもしくはペリカウンタ
ーを兼ねるケーシングの上面に、サプライエアの一部を
窓面に沿って上向きに吹き出すペリメーター用の吹出口
を設けたことを特徴とする。
の発明において、ペリカウンターもしくはペリカウンタ
ーを兼ねるケーシングの上面に、サプライエアの一部を
窓面に沿って上向きに吹き出すペリメーター用の吹出口
を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項1,2,3また
は4の発明において、空調機に、躯体に対する蓄熱運転
を行うためのダンパーを設けたことを特徴とする。
は4の発明において、空調機に、躯体に対する蓄熱運転
を行うためのダンパーを設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図2は本発明の実施形態で
ある空調設備の概要を示すものである。本実施形態の空
調設備は床面吹き出し方式のものであって、図1に示す
ように空調対象室の床面1に通気性を持たせるととも
に、その床面下にサプライチャンバー2を設け、後述の
空調機3からサプライチャンバー2に供給したサプライ
エアSAを床全面から低速で室内に上向きに吹き出すよ
うにしている。また、天井面4にも通気性を持たせる
か、天井面4あるいは照明器具に環気口を設け、天井裏
空間にレタンチャンバー5を設けるとともに、レタンチ
ャンバー5に通じる立ダクト6を柱の周囲に設け、レタ
ンエアRAをレタンチャンバー5から立ダクト6を通し
て空調機3に戻して循環させるようにしている。
ある空調設備の概要を示すものである。本実施形態の空
調設備は床面吹き出し方式のものであって、図1に示す
ように空調対象室の床面1に通気性を持たせるととも
に、その床面下にサプライチャンバー2を設け、後述の
空調機3からサプライチャンバー2に供給したサプライ
エアSAを床全面から低速で室内に上向きに吹き出すよ
うにしている。また、天井面4にも通気性を持たせる
か、天井面4あるいは照明器具に環気口を設け、天井裏
空間にレタンチャンバー5を設けるとともに、レタンチ
ャンバー5に通じる立ダクト6を柱の周囲に設け、レタ
ンエアRAをレタンチャンバー5から立ダクト6を通し
て空調機3に戻して循環させるようにしている。
【0010】本実施形態では、室内の外周部の窓面下す
なわちペリメーターゾーンに、外壁7に面するペリカウ
ンター8を設けて、その内部空間と床面下のサプライチ
ャンバー2を通じるようにしておき、そのペリカウンタ
ー8の内部に上記の空調機3を設置するようにしてい
る。
なわちペリメーターゾーンに、外壁7に面するペリカウ
ンター8を設けて、その内部空間と床面下のサプライチ
ャンバー2を通じるようにしておき、そのペリカウンタ
ー8の内部に上記の空調機3を設置するようにしてい
る。
【0011】本実施形態における空調機3は、図2に示
すように、横長のケーシング9内の両端側にレタンファ
ン10およびサプライファン11を配置して、それらレ
タンファン10とサプライファン11の間に、全熱交換
機12、フィルター13、冷却加熱コイル14、加湿器
15をその順で配列して組み込んだユニットである。そ
して、図1に示すように、この空調機3は、外壁7に設
けた外気取入口16から所要量の外気OAを取り入れる
ことができ、かつレタンエアRAの一部を排気EAとし
て外壁7に設けた排気口17から排出できるようにされ
ている。
すように、横長のケーシング9内の両端側にレタンファ
ン10およびサプライファン11を配置して、それらレ
タンファン10とサプライファン11の間に、全熱交換
機12、フィルター13、冷却加熱コイル14、加湿器
15をその順で配列して組み込んだユニットである。そ
して、図1に示すように、この空調機3は、外壁7に設
けた外気取入口16から所要量の外気OAを取り入れる
ことができ、かつレタンエアRAの一部を排気EAとし
て外壁7に設けた排気口17から排出できるようにされ
ている。
【0012】レタンファン10は、レタンエアRAを上
記の立ダクト6から吸引して空調機3に戻すとともに、
その一部を排気口17から排気EAとして排出するもの
である。サプライファン11は、この空調機3により処
理したサプライエアSAをサプライチャンバー2に供給
して上記の経路で循環させ、かつサプライエアSAの一
部をペリカウンター8の上面に設けた吹出口18から窓
面19に向けて吹き出すものであり、それにより日射負
荷等のペリメーター負荷も処理できるものである。
記の立ダクト6から吸引して空調機3に戻すとともに、
その一部を排気口17から排気EAとして排出するもの
である。サプライファン11は、この空調機3により処
理したサプライエアSAをサプライチャンバー2に供給
して上記の経路で循環させ、かつサプライエアSAの一
部をペリカウンター8の上面に設けた吹出口18から窓
面19に向けて吹き出すものであり、それにより日射負
荷等のペリメーター負荷も処理できるものである。
【0013】全熱交換機12は、外気取入口16から取
り入れた外気OAと、排気口17から排出される排気E
Aとの間で全熱交換を行って排熱回収するためのもので
あるが、ダンパー20a,20b,20cの操作により
この全熱交換機12をバイパスさせるための経路も設け
られ、中間期においてはダンパー20a,20b,20
cの開度を調節することで外気冷房を行うことが可能と
されている。
り入れた外気OAと、排気口17から排出される排気E
Aとの間で全熱交換を行って排熱回収するためのもので
あるが、ダンパー20a,20b,20cの操作により
この全熱交換機12をバイパスさせるための経路も設け
られ、中間期においてはダンパー20a,20b,20
cの開度を調節することで外気冷房を行うことが可能と
されている。
【0014】また、空調機3には躯体蓄熱のためのダン
パー21a,21bが設けられ、それらのダンパー21
a,21bおよび上記のダンパー20a,20b,20
cの切替操作により、躯体蓄熱運転を行うことも可能と
されている。すなわち、空調機3には給気SAをサプラ
イチャンバー2から全熱交換機12の手前側に戻すダン
パー21aと、吹出口18への給気SAの供給を遮断す
る位置にダンパー21bが設けられ、表1に示すよう
に、夏期あるいは冬季の夜間等の低負荷時にはダンパー
を21bを閉じ、ダンパー21aを開き、かつダンパー
20a,20bを閉じ、ダンパー20cを開いて、給気
SAをサプライチャンバー2と空調機3との環で循環さ
せることによりスラブに対する蓄熱運転を行うことが可
能である。また、中間期には外気を利用した蓄熱運転も
可能である。以上で説明した躯体蓄熱運転モード、通常
空調運転モード、外気冷房運転モードの場合の各ダンパ
ーの状態を表1にまとめて示す。
パー21a,21bが設けられ、それらのダンパー21
a,21bおよび上記のダンパー20a,20b,20
cの切替操作により、躯体蓄熱運転を行うことも可能と
されている。すなわち、空調機3には給気SAをサプラ
イチャンバー2から全熱交換機12の手前側に戻すダン
パー21aと、吹出口18への給気SAの供給を遮断す
る位置にダンパー21bが設けられ、表1に示すよう
に、夏期あるいは冬季の夜間等の低負荷時にはダンパー
を21bを閉じ、ダンパー21aを開き、かつダンパー
20a,20bを閉じ、ダンパー20cを開いて、給気
SAをサプライチャンバー2と空調機3との環で循環さ
せることによりスラブに対する蓄熱運転を行うことが可
能である。また、中間期には外気を利用した蓄熱運転も
可能である。以上で説明した躯体蓄熱運転モード、通常
空調運転モード、外気冷房運転モードの場合の各ダンパ
ーの状態を表1にまとめて示す。
【0015】
【表1】
【0016】フィルター13は外気OAおよびレタンエ
アRAに対する粉塵除去のためのもので、プレフィルタ
ーと中性能フィルターとを組み合わせて用いることが好
適である。
アRAに対する粉塵除去のためのもので、プレフィルタ
ーと中性能フィルターとを組み合わせて用いることが好
適である。
【0017】冷却加熱コイル14は冷水コイルと温水コ
イルあるいは冷温水コイルからなり、図示しない熱源機
器から供給される冷水および温水によりサプライエアS
Aの温度調整を行うものである。加湿器15は水噴霧等
により湿度調整を行うものである。なお符号21はドレ
ンパンである。
イルあるいは冷温水コイルからなり、図示しない熱源機
器から供給される冷水および温水によりサプライエアS
Aの温度調整を行うものである。加湿器15は水噴霧等
により湿度調整を行うものである。なお符号21はドレ
ンパンである。
【0018】上記構成の空調機3は所定規格のユニット
として予め工場製作されたものであるから、これを搬入
してペリカウンター8内に据え付けることのみで、現場
での組み立てを要することなく簡単に設置できるし、標
準規格により大量工場生産することで十分に安価に製作
することができるものである。なお、空調機3の容量、
寸法は適宜設定すれば良いが、通常の事務所ビルを対象
とするものとしては、例えば処理風量3000m3/H
程度とし、ケーシング9の外形寸法を幅600mm程
度、高さ700mm程度、奥行き(長さ)5000mm
程度とすることが適当である。また、必要に応じて制御
弁等の制御機器類や制御盤その他の機器類も組み込んで
おくと良い。
として予め工場製作されたものであるから、これを搬入
してペリカウンター8内に据え付けることのみで、現場
での組み立てを要することなく簡単に設置できるし、標
準規格により大量工場生産することで十分に安価に製作
することができるものである。なお、空調機3の容量、
寸法は適宜設定すれば良いが、通常の事務所ビルを対象
とするものとしては、例えば処理風量3000m3/H
程度とし、ケーシング9の外形寸法を幅600mm程
度、高さ700mm程度、奥行き(長さ)5000mm
程度とすることが適当である。また、必要に応じて制御
弁等の制御機器類や制御盤その他の機器類も組み込んで
おくと良い。
【0019】本実施形態の空調設備は、ユニット化した
空調機3をペリカウンター8内に隠蔽して設置するの
で、通常のエアハンドリングユニットやパッケージエア
コンを機械室内に設置する場合に比較すると設置スペー
スを節約できるし、意匠的な制約を受けることもなく、
設置工事も簡単で済み、外気OAも直近位置から支障な
く取り入れることができる。また、全熱交換機12を備
えるとともにそのバイパス経路も確保して外気冷房を可
能としたので省エネルギー効果が得られるし、サプライ
エアSAの一部をペリカウンター8の上面から吹き出す
ことでペリメーター負荷の処理も行うことが可能であ
り、躯体蓄熱運転も可能であってそれによっても省エネ
ルギー効果が得られ、床面吹き出し方式の空調設備とし
て極めて有効である。
空調機3をペリカウンター8内に隠蔽して設置するの
で、通常のエアハンドリングユニットやパッケージエア
コンを機械室内に設置する場合に比較すると設置スペー
スを節約できるし、意匠的な制約を受けることもなく、
設置工事も簡単で済み、外気OAも直近位置から支障な
く取り入れることができる。また、全熱交換機12を備
えるとともにそのバイパス経路も確保して外気冷房を可
能としたので省エネルギー効果が得られるし、サプライ
エアSAの一部をペリカウンター8の上面から吹き出す
ことでペリメーター負荷の処理も行うことが可能であ
り、躯体蓄熱運転も可能であってそれによっても省エネ
ルギー効果が得られ、床面吹き出し方式の空調設備とし
て極めて有効である。
【0020】なお、上記の空調機3のケーシング9をペ
リカウンター8を兼用するものとしておき、その空調機
3をペリメーターゾーンに露出状態で設置することで上
記実施形態におけるペリカウンター8を省略することも
可能である。
リカウンター8を兼用するものとしておき、その空調機
3をペリメーターゾーンに露出状態で設置することで上
記実施形態におけるペリカウンター8を省略することも
可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明の空調設備は、外壁に面
しかつサプライチャンバーに通じるペリカウンター内に
ユニットとしての空調機を設置し、その空調機には外壁
に設けた外気取入口から外気を取り入れ可能としたの
で、空調機の設置スペースを節約できるとともに設置作
業が容易であり、ローコスト化を実現でき、外気を直近
位置から支障なく取り入れることができ、床面吹き出し
方式の空調設備として極めて有効である。
しかつサプライチャンバーに通じるペリカウンター内に
ユニットとしての空調機を設置し、その空調機には外壁
に設けた外気取入口から外気を取り入れ可能としたの
で、空調機の設置スペースを節約できるとともに設置作
業が容易であり、ローコスト化を実現でき、外気を直近
位置から支障なく取り入れることができ、床面吹き出し
方式の空調設備として極めて有効である。
【0022】請求項2の発明は、空調機のケーシングが
ペリカウンターを兼用するので、空調機を露出状態で設
置することのみで良く、格別のペリカウンターを設置す
る必要がない。
ペリカウンターを兼用するので、空調機を露出状態で設
置することのみで良く、格別のペリカウンターを設置す
る必要がない。
【0023】請求項3の発明は、空調機に全熱交換機を
組み込み、かつそれをバイパスさせるための経路とダン
パーを設けたので、外気負荷を削減でき、かつ中間期に
おいて外気冷房も可能であるので、省エネルギー効果が
得られる。
組み込み、かつそれをバイパスさせるための経路とダン
パーを設けたので、外気負荷を削減でき、かつ中間期に
おいて外気冷房も可能であるので、省エネルギー効果が
得られる。
【0024】請求項4の発明は、ペリカウンターもしく
はペリカウンターを兼ねるケーシングの上面にサプライ
エアの一部を窓面に沿って上向きに吹き出すペリメータ
ー用の吹出口を設けたので、日射負荷等のペリメーター
負荷も処理することができる。
はペリカウンターを兼ねるケーシングの上面にサプライ
エアの一部を窓面に沿って上向きに吹き出すペリメータ
ー用の吹出口を設けたので、日射負荷等のペリメーター
負荷も処理することができる。
【0025】請求項5の発明は、躯体蓄熱運転が可能で
あるので、低負荷時に躯体蓄熱運転を行うことで省エネ
ルギー効果が得られる。
あるので、低負荷時に躯体蓄熱運転を行うことで省エネ
ルギー効果が得られる。
【図1】 本発明の実施形態である空調設備の概要を示
す立断面図である。
す立断面図である。
【図2】 同、正断面図(図1におけるII−II線視断面
図)である。
図)である。
1 床面
2 サプライチャンバー
3 空調機
7 外壁
8 ペリカウンター
9 ケーシング
10 レタンファン
11 サプライファン
12 全熱交換機
13 フィルター
14 冷却加熱コイル
15 加湿器
16 外気取入口
17 排気口
18 吹出口
19 窓面
20 ダンパー
SA サプライエア
RA レタンエア
OA 外気
EA 排気
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F24F 5/00 F24F 5/00 102C
102 1/00 411
(72)発明者 福地 学
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設
株式会社内
Fターム(参考) 3L051 BJ10
Claims (5)
- 【請求項1】 床面に通気性を持たせるとともに床面下
にサプライチャンバーを設け、空調機によりサプライチ
ャンバーに供給したサプライエアを床面から室内に上向
きに吹き出し、室内上部からレタンエアを空調機に戻し
て循環させる構成の空調設備であって、室内の外周部に
外壁に面しかつサプライチャンバーに通じるペリカウン
ターを設けてそのペリカウンター内に空調機を設置し、
その空調機は、横長のケーシング内の両端側に配置した
レタンファンとサプライファンの間にフィルター、冷却
加熱コイル、加湿器等の機器を組み込んでなるユニット
であり、その空調機は外壁に設けた外気取入口から外気
を取り入れ可能としたことを特徴とする空調設備。 - 【請求項2】 請求項1記載の空調設備におけるペリカ
ウンターを省略し、空調機を室内の外周部に露出状態で
設置してその空調機のケーシングがペリカウンターを兼
用する構成としたことを特徴とする空調設備。 - 【請求項3】 空調機はレタンエアの一部を排気として
外壁に設けた排気口から排出可能であり、その空調機に
は外気と排気との間で全熱交換を行う全熱交換機を組み
込み、かつ全熱交換機をバイパスさせるための経路とダ
ンパーを設けたことを特徴とする請求項1または2記載
の空調設備。 - 【請求項4】 ペリカウンターもしくはペリカウンター
を兼ねるケーシングの上面に、サプライエアの一部を窓
面に沿って上向きに吹き出すペリメーター用の吹出口を
設けたことを特徴とする請求項1,2または3記載の空
調設備。 - 【請求項5】 空調機に、躯体に対する蓄熱運転を行う
ためのダンパーを設けたことを特徴とする請求項1,
2,3または4記載の空調設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325421A JP2003130443A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 空調設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325421A JP2003130443A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 空調設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003130443A true JP2003130443A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19141986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001325421A Pending JP2003130443A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | 空調設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003130443A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007139300A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Shimizu Corp | 空調システム |
JP2007303795A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Shimizu Corp | 空調設備の制御方法 |
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