JP2003130412A - 安全キャビネット - Google Patents

安全キャビネット

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JP2003130412A
JP2003130412A JP2001321752A JP2001321752A JP2003130412A JP 2003130412 A JP2003130412 A JP 2003130412A JP 2001321752 A JP2001321752 A JP 2001321752A JP 2001321752 A JP2001321752 A JP 2001321752A JP 2003130412 A JP2003130412 A JP 2003130412A
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一義 大重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部への汚染エアロゾルの流出防止による作
業者保護に加えて、外部からの汚染エアロゾルの流入防
止と、給気の清浄化による試料保護を実現しつつ、小型
軽量化、構造の簡素化、製造コストの低減が可能なバイ
オハザード対策及びケミカルハザード対策無菌安全キャ
ビネットを提供する。 【解決手段】 作業台2の上側に形成された作業室3
は、順傾斜した前面開口部にはシャッター35を設け、
背面に給気フィルター5を設け清浄空気吹出部42とし
てある。作業台2の前後端縁の吸込口21、22を含む
作業台下面から清浄空気吹出部42に至る空気流路(2
3、45、44)を形成すると共に、該空気流路の内部
に送風手段(6)を設け、該送風手段吐出側(44)の
一部の空気を清浄化して外部に排出する排気口9と排気
フィルター8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病原菌及び人、環
境に対し有害な化学物質を取扱う実験、作業に使用する
安全キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】安全キャビネットは、キャビネット本体
内部に作業用開口部を除き準密閉状態の作業室を形成す
ると共に、該作業室内で発生する汚染エアロゾルを吸引
し、作業者側に流出させないようにする一方、吸引回収
した汚染空気はHEPAフィルターで無菌・清浄化して
排気する機能を備えており、取扱える病原体のレベルに
よってクラスI、II、IIIに分類されている。
【0003】クラスI型は、図7(g)に示すように排
気型であり、周囲環境への危険な菌の拡散は防止できる
が、作業用開口部から作業台上に外気が流入するため、
作業台上の無菌度は確保できない。クラスIII型は、図
7(h)に示すように完全密閉型であり、最も危険度の
高い菌を取扱えるが、グローブを介して作業を行うので
作業性は良くない。
【0004】一般に広く用いられているのはクラスII型
である。クラスII型は屋内排気のA型と屋外排気のB型
とに分類され、B型は更に気流方式などによりB1、B
2、B3型に分類されている。図7(a)〜(f)及び
図8の表に各々の特徴を示す。図7(b)〜(d)は、
屋内排気の場合はA型、屋外排気の場合はB型となる。
クラスI型と比べクラスII型は高性能である代わりに高
価である。
【0005】クラスII型の基本性能は以下の3点であ
る。 (1)作業台上のエアロゾルが流出しない。(作業者保
護、図9(a)) (2)作業台上に汚染エアロゾルが流入しない。(試料
保護、図9(b)) (3)作業台上で左右の空気が混合しない。(試料相互
汚染防止、図9(c)) 医薬品工業や病院等では、上記項目を全て満足するクラ
スIIA型までの機能は不要であるが、上記(1)のみ満
足するクラスI型に、空気清浄機能を追加し上記(2)
の試料保護が行える無菌安全キャビネットの要望が多
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記の点に鑑みて、外部への汚染エアロゾルの流出防止
による作業者保護に加えて、外部からの汚染エアロゾル
の流入防止と、給気の清浄化による試料保護を実現しつ
つ、小型軽量化、構造の簡素化、製造コストの低減が可
能なバイオハザード対策及びケミカルハザード対策無菌
安全キャビネットを提供することを目的としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の安全キャビネットは、作業室の背面を清浄
空気吹出部とすることで小型軽量化、構造の簡素化を図
る一方、作業室前面を順傾斜面とすることで、水平に吹
出された清浄空気が作業台に向けて流下する垂直気流を
形成するようにし、作業台上の無菌性能を確保する構成
とした。即ち、本発明の安全キャビネットは、作業台の
上側に作業室が形成され、該作業室は、前面下部に作業
用小開口部を有し、シャッターにより開閉可能な前面上
部は順傾斜面とする一方、背面に給気フィルターを設け
清浄空気吹出部としてなり、更に、前記作業台の前端縁
及び後端縁に沿って吸込口を設け、該吸込口から吸引回
収した空気を清浄空気吹出部に送給するための空気流路
と送風手段とを備え、且つ、該送風手段吐出側の空気の
一部を清浄化して外部に排出する排気口と排気フィルタ
ーを設けた。
【0008】そして、上記安全キャビネットにおいて、
作業室前面のシャッターとの接合縁に沿って吸込スリッ
トを設け、該吸込スリットから前記空気流路の送風手段
吸込側に連通する副空気流路を形成した。また、作業室
前面下部に前面パネルを設け、該前面パネルに作業用小
開口部を開口すると共に、該作業用小開口部を開閉可能
なカバーを設けた。更に、作業室背面の清浄空気吹出部
及び給気フィルターの背後を空気流路内部において区画
して陽圧部を形成し、該陽圧部内に送風手段としてター
ボファンを設け、該陽圧部が前記空気流路の陰圧部で囲
まれるように構成した。
【0009】また、上記安全キャビネットにおいて、送
風手段を作業台の下側に配置し、且つ、該送風手段の吸
込側に給気フィルターを配置すると共に、送風手段吐出
側の空気の一部を外部に直接排出するための排気口を設
けるようにすることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明安全キャ
ビネットの代表的な実施形態を示すものである。図にお
いて、安全キャビネット1は、作業台2、該作業台2の
上側に形成される作業室3、及び本体ケース4で構成さ
れるキャビネット本体11を、脚部フレーム12上に支
持してなる。
【0011】作業室3は鋼製角パイプで構成された作業
室枠31の両側面及び天井面を強化ガラス製の側板3
2、32及び天板33で遮蔽すると共に、前面下部には
透明な樹脂製(耐UVポリカーボネート)の前面パネル
34を設ける一方、順傾斜した前面上部には強化ガラス
製のシャッター35を設け、開閉可能としてある。
【0012】図示例のシャッター35は前面上端部で作
業室枠31にヒンジ等で取り付けられた跳ね上げ式であ
るが、作業室枠31の傾斜部分に沿って昇降できるスラ
イド式とすることもできる。また、前面パネル34には
左右2箇所の作業用の小開口部37、37を開口すると
共に、各小開口部37、37にはスライドカバーを設け
開閉可能としている。
【0013】そして、作業室枠31の後部には本体ケー
ス4を設け、作業室3の背面を構成する本体ケース4の
隔壁41中央にはHEPAフィルターからなる給気フィ
ルター5を設けている。該給気フィルター5の前面には
多孔板(パンチメタル)からなる気流拡散部材を設け、
清浄空気吹出部42を構成している。
【0014】本体ケース4の内部は隔壁43によって陽
圧部44と陰圧部45とに仕切られ、陽圧部44内には
送風手段としてターボファン6及びファンモータ7が設
けられている。また、陽圧部44の上部には排気フィル
ター8を設け、排気口9を形成している。尚、13は照
明灯、14は殺菌灯、15は制御部である。
【0015】作業台2は、前端縁及び後端縁に沿って吸
込口21、22を設けると共に、作業台2の下部は空洞
とし陰圧部23を形成している。該陰圧部23は前記本
体ケース4の陰圧部45に連通しており、吸込口21、
22から陰圧部23、45、陽圧部44を経て給気フィ
ルター5、清浄空気吹出部42に至る空気流路を形成し
ている。
【0016】また、作業室3の前面両側のシャッター3
5及び前面パネル34と、作業室枠31との接合縁に沿
って該作業室枠31を内部に貫通する吸込スリット2
4、25を設けている。先述の通り作業室枠31は中空
の角パイプで構成されているが、その内部空洞を作業台
2との接合部分において該作業台2下部の陰圧部23に
連通することで陰圧部26とし、吸込スリット24、2
5から陰圧部26を経て陰圧部23に至る副空気流路を
形成している。
【0017】上記吸込スリット24は、図4(a)に示
すようにシャッター35に当接する戸当たり部材39の
外側に設ける場合、図4(b)に示すようにシャッター
35と作業室枠31との接合面内に設ける場合がある。
更に、図4(c)に示すように戸当たり部材39の内側
に設けることもできる。尚、各吸込スリット24、25
は長手方向に更に複数に分割されていても良い。
【0018】以上のように構成された安全キャビネット
1は、ターボファン6により陰圧部23、45内の空気
が陽圧部44に圧送され、給気フィルター5で清浄化さ
れて清浄空気吹出部42より作業室3内に吹出される
が、給気フィルター5及び清浄空気吹出部42を作業室
3の背面に設けたことにより、清浄空気は作業室3内に
水平に吹出される。
【0019】しかし、作業室3前面上部のシャッター3
5は順傾斜面をなしているため、水平に吹出された気流
はシャッター35により下方向に案内され作業台2上で
は垂直気流を形成する(図5)。これにより、作業室3
の前面上部でも渦を発生することもなく、作業台2上の
無菌性能が確保される。
【0020】そして、作業台2上に達した空気は、作業
台2前後の吸込口21、22から陰圧部23内に吸引回
収され、陰圧部45、陽圧部44、給気フィルター5を
経て清浄化され作業室3内に循環されるが、該空気の一
部は陽圧部44上方の排気フィルター8で清浄化され排
気口9から外部に排出される。
【0021】これにより、作業室3内は恒常的に弱陰圧
に保持され、外部に排出される空気量に相当する外部空
気が作業室3前面下部の小開口部37から流入するが、
この流入空気は作業台2前端の吸込口21から直接陰圧
部23内に吸引回収され、流入外気による作業台2上の
汚染を防止する一方、該流入空気流によって作業台2上
で発生した汚染エアロゾルの流出が防止される。
【0022】前面上部開口部はシャッター35により極
力密閉構造とするが、また、シャッター35を完全密閉
構造とする場合、却って装置の利便性が損なわれること
になりかねず、シャッター35の仕様や前面の開口度に
より完全密閉とは言えない場合もある。実施形態の安全
キャビネット1では前面パネル34を設け、外気の流入
量を制限する構成であるため、小開口部37の開度が低
下し作業室3内の陰圧度が高くなれば、シャッター35
の周囲の隙間から外気が誘引されることも考えられる。
【0023】しかし、実施形態の安全キャビネット1で
は、シャッター35の周囲の隙間から誘引される外気
は、シャッター35と作業室枠31との接合縁に沿って
設けた吸込スリット24、25により吸引回収される。
吸込スリット24をシャッター35に当接する戸当たり
部材39の外側に設けた場合には図4(a)に矢印a
で、吸込スリット24をシャッター35と作業室枠31
との接合面内に設けた場合には図4(b)に矢印bで、
吸込スリット24を戸当たり部材39の内側に設けた場
合には図4(c)に矢印cで、それぞれ示されるように
吸込スリット24から作業室枠31内部の陰圧部26に
吸引され、微粒子などの作業室3内への侵入を阻止でき
る。パーティクルカウンター走査テストを行った結果、
シャッター35の周囲の隙間、上端付近における外部か
らの誘引及び内部からの漏洩は全く見られなかった。
【0024】図6は、本発明の安全キャビネットと、ク
ラスI及びクラスIIAの安全キャビネットの性能を比較
したものである。表に示されるように本発明の安全キャ
ビネットはクラスIIA型にほぼ匹敵する性能を備えてい
る。また、クラスI、クラスIIAの安全キャビネットに
比べて排気風量が少なく、循環気率が87%(スライド
カバー全開の場合)と極めて高いのが特徴である。これ
は前面パネル34により流入空気量が減少したことによ
るが、排気風量が少ないことは室内排気を行う上で有利
であり、また、排気フィルター8を小型にできるという
利点もある。
【0025】このため、本発明実施形態の安全キャビネ
ット1では、排気フィルター8を本体ケース4内に埋め
込み、且つ、ターボファン7及び給気フィルター5を作
業室3の背面に配置し、天井部を平坦にした構成によ
り、安全キャビネット1の高さ寸法を小さく抑えてい
る。
【0026】また、ターボファン7、給気フィルター
5、排気フィルター8を作業室3背面に配置した構成に
より、吸込口21、22から陰圧部23、45、陽圧部
44を経て給気フィルター5、清浄空気吹出部42に至
る空気流路がクラスIIAに比べ大幅に短縮され、構造の
簡素化と小型軽量化に寄与している。
【0027】尚、上記実施形態では、送風手段として薄
型のターボファン7を用い、作業室3背面に配置する場
合を示したが、送風手段を作業台の下側に配置すること
もできる。更に、給気フィルターを作業台の下側の送風
手段吸込側に配置して負圧型とすることもでき、その場
合、排気フィルターは省略できる。
【0028】また、上記実施形態では、前面下部の前面
パネル34の左右の小開口部37を他形状(四角形な
ど)としたり、1つに統合することもでき、更に、循環
気率は低下するが、前面パネル34自体を省略すること
もできる。
【0029】
【発明の効果】本発明の安全キャビネットは、以上詳述
した通り、作業台の上側に作業室が形成され、該作業室
は、前面下部に作業用小開口部を有し、シャッターによ
り開閉可能な前面上部は順傾斜面とする一方、背面に給
気フィルターを設け清浄空気吹出部としてなり、更に、
前記作業台の前端縁及び後端縁に沿って吸込口を設け、
該吸込口から吸引回収した空気を清浄空気吹出部に送給
するための空気流路と送風手段とを備え、且つ、該送風
手段吐出側の空気の一部を清浄化して外部に排出する排
気口と排気フィルターを設けたので、外部への汚染エア
ロゾルの流出防止による作業者保護に加えて、外部から
の汚染エアロゾルの流入防止と、給気の清浄化による試
料保護を実現しつつ、小型軽量化、構造の簡素化、製造
コストの低減が可能である。
【0030】また、上記安全キャビネットにおいて、作
業室前面のシャッターとの接合縁に沿って吸込スリット
を設け、該吸込スリットから前記空気流路の送風手段吸
込側に連通する副空気流路を形成したので、作業空間内
の陰圧度を高めてもシャッター周囲からの外気及び汚染
粒子の侵入を防止できると共に、シャッターの構造も利
便性に優れた簡便なものにできる。そして、作業室前面
下部に前面パネルを設け、該前面パネルに作業用小開口
部を開口すると共に、該作業用小開口部を開閉可能なカ
バーを設けたので、流入風量、排気風量を少なくし循環
気率を高くすることができ、排気フィルターの小型化が
可能となり、装置の全高を低く抑え装置自体の小型化に
寄与でき、且つ、設置空間への気流の影響を小さくでき
る。
【0031】また、作業室背面の清浄空気吹出部及び給
気フィルターの背後を空気流路内部において区画して陽
圧部を形成し、該陽圧部内に送風手段としてターボファ
ンを設け、該陽圧部が前記空気流路の陰圧部で囲まれる
ように構成したので、吸込口から陰圧部、陽圧部を経て
給気フィルター、清浄空気吹出部に至る空気流路が最短
となり、装置の小型軽量化、構造の簡素化、製造コスト
の低減に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の安全キャビネットを示す縦断
面図である。
【図2】本発明実施形態の安全キャビネットを示す一部
切除した正面図である。
【図3】本発明実施形態の安全キャビネットを示す斜視
図である。
【図4】(a)は図2のX−X断面図、(b)(c)は
夫々異なる実施形態のX−X断面図である。
【図5】本発明実施形態の安全キャビネットにおける気
流及び内部空気圧を示す縦断面図である。
【図6】本発明実施形態の安全キャビネットと従来の安
全キャビネットの性能を比較した表である。
【図7】従来の安全キャビネットにおける各クラス毎の
形態を示す縦断面図である。
【図8】従来の安全キャビネットにおける各クラス毎の
特徴を示す表である。
【図9】従来のクラスII型安全キャビネットにおける主
な性能を示す概略図である。
【符号の説明】
1 安全キャビネット 2 作業台 3 作業空間 4 本体ケース 5 給気フィルター 6 ターボファン(送風手段) 8 排気フィルター 9 排気口 21、22 吸込口 23、45、 陰圧部(空気流路) 24、25 吸込スリット 26 陰圧部(副空気流路) 31 作業室枠 32 側板 33 天板 34 前面パネル 35 シャッター 41、43 隔壁 42 清浄空気吹出部 44 陽圧部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月25日(2002.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図示例のシャッター35は前面上端部で作
業室枠31にヒンジ等で取り付けられた跳ね上げ式であ
るが、作業室枠31の傾斜部分に沿って昇降できるスラ
イド式とすることもできる。また、前面パネル34には
左右2箇所の作業用の小開口部37、37を開口すると
共に、各小開口部37、37にはスライドカバー38、
38を設け開閉可能としている。尚、スライドカバー3
8は省略しても良い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】しかし、作業室3前面上部のシャッター3
5は順傾斜面をなしているため、水平に吹出された気流
はシャッター35により下方向に案内され作業台2上で
は垂直気流を形成する(図5)。これにより、作業室3
の前面上部でも渦を発生することもなく、作業台2上の
無菌性能が確保され、且つ、作業台2上で左右の空気が
混合せず試料相互汚染を防止できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】本発明の安全キャビネットは、以上詳述
した通り、作業台の上側に作業室が形成され、該作業室
は、前面下部に作業用小開口部を有し、シャッターによ
り開閉可能な前面上部は順傾斜面とする一方、背面に給
気フィルターを設け清浄空気吹出部としてなり、更に、
前記作業台の前端縁及び後端縁に沿って吸込口を設け、
該吸込口から吸引回収した空気を清浄空気吹出部に送給
するための空気流路と送風手段とを備え、且つ、該送風
手段吐出側の空気の一部を清浄化して外部に排出する排
気口と排気フィルターを設けたので、外部への汚染エア
ロゾルの流出防止による作業者保護に加えて、外部から
の汚染エアロゾルの流入防止と、給気の清浄化による試
料保護と試料相互汚染防止を実現しつつ、小型軽量化、
構造の簡素化、製造コストの低減が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽柴 友弘 埼玉県草加市青柳2−10−20 日本エアー テック株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BD02 BE08 BF03 BG01 BG03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台の上側に作業室が形成され、該作
    業室は、前面下部に作業用小開口部を有し、シャッター
    により開閉可能な前面上部は順傾斜面とする一方、背面
    に給気フィルターを設け清浄空気吹出部としてなり、更
    に、前記作業台の前端縁及び後端縁に沿って吸込口を設
    け、該吸込口から吸引回収した空気を清浄空気吹出部に
    送給するための空気流路と送風手段とを備え、且つ、該
    送風手段吐出側の空気の一部を清浄化して外部に排出す
    る排気口と排気フィルターを設けたことを特徴とする安
    全キャビネット。
  2. 【請求項2】 作業室前面のシャッターとの接合縁に沿
    って吸込スリットを設け、該吸込スリットから前記空気
    流路の送風手段吸込側に連通する副空気流路を形成した
    請求項1記載の安全キャビネット。
  3. 【請求項3】 作業室前面下部に前面パネルを設け、該
    前面パネルに作業用小開口部を開口すると共に、該作業
    用小開口部を開閉可能なカバーを設けた請求項1または
    2記載の安全キャビネット。
  4. 【請求項4】 作業室背面の清浄空気吹出部及び給気フ
    ィルターの背後を空気流路内部において区画して陽圧部
    を形成し、該陽圧部内に送風手段としてターボファンを
    設け、該陽圧部が前記空気流路の陰圧部で囲まれるよう
    に構成した請求項1、2または3記載の安全キャビネッ
    ト。
  5. 【請求項5】 送風手段を作業台の下側に配置し、且
    つ、該送風手段の吸込側に給気フィルターを配置すると
    共に、送風手段吐出側の空気の一部を外部に直接排出す
    るための排気口を設けた請求項1、2または3記載の安
    全キャビネット。
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