JP2003130374A - 暖房床構造 - Google Patents
暖房床構造Info
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Abstract
提供する。 【解決手段】 暖房床構造は、放熱ユニット2と複数の
床材5とで構成される。放熱ユニット2は、内部に中空部
31を有しかつ前後方向に所定間隔をおいて床下地1上に
載置された複数の放熱用パネル3と、全パネル3を連結す
るように、隣接パネル3間に露出部41を残して、各パネ
ルの中空部3aに長さの一部ずつ収容された、可撓性を有
する温水パイプ4とよりなる。床材5は、下面の周縁部を
除いた部分にパネル嵌入凹所51を有し、下面の前後縁部
に前記凹所51に通じる温水パイプ露出部嵌入溝52を有
し、かつ隣接床材5との対向辺部に継手加工部53A,53Bを
有するものであって、隣り合う床材5の継手加工部53A,5
3Bどうしが接合されかつ床下地1上に敷設される。
Description
する。
の暖房床構造として、下面に両端に開口した直線溝が設
けられた複数の第1床材を床下地上に並列状に配置固定
するとともに、下面に隣り合う直線溝の端部どうしを連
結しうるU形曲線溝が設けられた複数の第2床材を第1
床材の端に隣接するように床下地上に仮置きし、次い
で、第2床材を一旦取り外しておいてから、可撓性を有
する温水パイプを第1床材の直線溝に順次通して蛇行状
に配設し、その後、温水パイプの露出したターン部が曲
線溝に収まるように第2床材を床下地上に配置固定する
ことによって形成されるものが知られている。
長さを有する温水パイプを、床下地上に施工された複数
の第1床材の直線溝に通す必要があるが、その作業は困
難を極め、相当な手間と時間を要していた。また、第2
床材については、位置決めの目的で床下地上に仮置きし
ておいてから、温水パイプの配設作業のために一旦取り
外し、その後、床下地上に施工する必要があるため、無
駄が多く、作業効率に劣るものであった。
11−248179号公報等に開示されたものが知られ
ている。この暖房床構造は、可撓性を有する温水パイプ
と、1対の端部床材と、複数の中間床材とで構成されて
いる。1対の端部床材は、床下地上の所定位置に間隔を
おいて配置固定される。温水パイプは、全体の配管パタ
ーンが蛇行状であって、2つの端部床材どうしを連結す
るように、両側のターン部が両端部床材に埋設されてお
り、互いに平行な複数の直線部が両端部床材間に露出し
ている。複数の中間床材は、幅方向にのびかつ温水パイ
プの複数の直線部の長さの一部が収容される複数の溝を
下面に有しており、床下地上における両端部床材どうし
の間の部分に並列状に配置固定される。
まず、温水パイプによって一体化された両端部床材を、
床下地上の所定箇所に配置して釘等で仮止めし、次い
で、複数の中間床材をこれらの溝に温水パイプの直線部
の一部が収まるように床下地上に順次配置固定してい
く。
に述べるような難点があり、かなりの熟練を要するもの
であった。即ち、まず、1対の端部床材を床下地上に正
確に配置するのが難しく、これらがきちんと位置決めさ
れていないと、最後に施工される中間床材とこれに隣接
する床材との間に隙間が生じたり、最後に施工される中
間床材を嵌め込むだけの隙間が施工済みの2つの床材間
にできなかったりすることがあった。このような場合、
例えば、施工済みの床材の一部または全部を取り外し
て、床材の位置を調整してから、再度床材を施工してい
く必要があり、非常に面倒であった。また、中間床材を
施工する際、温水パイプの露出した複数の直線部が弛ん
でいると中間床材の溝にうまく収まらず、そのため、特
別な治具(特開2000−199630号公報参照)を
使って、温水パイプの複数の直線部を均一に緊張させて
おく必要があり、その作業が難しかった。
うな施工上の問題がなく、簡単にかつ効率良く施工でき
る暖房床構造を提供することにある。
明による暖房床構造は、少なくとも1つの放熱ユニット
と、複数の床材とで構成されている。放熱ユニットは、
内部に所定パターンの中空部を有しかつ前後方向に所定
間隔をおいて床下地上に載置された複数の放熱用パネル
と、全てのパネルを連結するように、隣り合うパネル間
に前後方向に伸びる露出部を残して、各パネルの中空部
に長さの一部ずつ収容された、可撓性を有する少なくと
も1本の温水パイプとよりなる。床材は、下面における
周縁部を除いた部分にパネル嵌入凹所を有し、下面の前
後縁部のうち少なくとも一方に前記凹所に通じる温水パ
イプ露出部嵌入溝を有し、かつ隣接床材との対向辺部に
継手加工部を有するものであって、隣り合う床材の継手
加工部どうしが接合されかつ床下地上に敷設されてい
る。
施工を行うことができる。即ち、まず、予め工場で製造
された放熱ユニットおよび床材を施工現場に搬入する。
ここで、放熱ユニットは、複数のパネルを可撓性を有す
る温水パイプによって連結してなるものであるので、温
水パイプの露出部のところで湾曲状に折り曲げてユニッ
ト全体をロール状に巻回することが可能である。したが
って、巻回した状態で放熱ユニットの搬入を行えば、嵩
張らず、作業がし易い。また、現場などでも一時的なこ
の場合、放熱ユニットを、パネル上面が内側になるよう
に巻回しておくのが好ましく、そのようにすれば、施工
現場の床下地上に置いて巻き戻すだけで、簡単に床下地
上に載置することができるので、作業効率が良い。次
に、床材を、その下面の前記凹所に放熱用パネルが、前
記溝に温水パイプの露出部がそれぞれ嵌まり込むよう
に、かつ継手加工部が隣接床材の継手加工部に接合され
るように、床下地上に1枚ずつ配置し固定する。床材の
床下地への固定は、通常の床材の固定手段と同様の手
段、即ち、釘類の打ち込み、接着、これらの併用等によ
って行うことができる。こうして、暖房床構造が出来上
がる。
ば、その施工を簡単にかつ効率良く行うことができる。
材におけるパネル嵌入凹所の底面に該凹所の深さとほぼ
同じ高さを有する下方凸部が設けられているとともに、
下方凸部が嵌まり込む垂直貫通孔が各パネルに設けられ
ているのが好ましい。この場合において、下方凸部の下
端が床下地上に接合されているのが、より好ましい。
いれば、歩行時に床材の中央部が凹み難いので、歩行者
に不快な浮沈感を与えるおそれがない。さらに、下方凸
部の下端が床下地上に接合されていれば、施工後の床材
の変形、より具体的には、特に床暖房システムの不使用
時に床材が吸湿等によってその中央部が盛り上がるよう
に変形するのが確実に防止され、床面が平坦に保たれ
る。
て、隣り合うパネルの対向辺部に前後に向かい合って設
けられた2つの中空部開口のうち少なくとも一方の中空
部開口の近傍に、中空部の長さの一部を構成しかつ温水
パイプの外径よりも大きな幅を有する温水パイプ露出部
長さ調節用中空拡大部が設けられているのが好ましい
(図5〜7参照)。中空拡大部は、例えば、温水パイプ
の外径の2〜4倍、好ましくは2.5〜3倍の最大幅を
有するものとなされる。なお、パネルの中空部における
中空拡大部以外の部分は、通常、温水パイプの外径より
も若干大きい幅を有するものとなされる。
少なくとも一方のパネルを前後左右方向に動かすと、そ
れに応じて中空拡大部内で温水パイプが移動して、両パ
ネル間に位置する温水パイプの露出部の長さが増減す
る。したがって、この動作を利用すれば、床材を施工す
る際に、パネルの位置ズレを簡単に矯正することができ
る。また、床材を施工する際に、これの凹所に嵌入すべ
きパネルを引っ張って、該パネルと施工済み床材との間
隔を広げておけば、凹所にパネルを容易に嵌め込むこと
ができる上、該床材をそのまま施工済み床材の方にずら
すだけで、両床材の継手加工部どうしを接合することが
できるので、施工性が向上する。また、床下地上の所定
箇所に載置された床材を、継手加工部への釘類の打ち込
みによって床下地に固定する際にも、これに隣接するパ
ネルを引っ張って両者の間隔を広げておけば、釘類の打
ち込み作業を容易にかつ確実に行うことができる。
ネルが、下面に所定パターンの溝を有する基材と、基材
上面に接合された折り曲げ可能な上部シートと、溝の開
口を覆うように基材下面に接合された伸長可能または伸
縮可能な下部シートとで構成され、パネルの中空部が、
基材の溝と下部シートの溝開口被覆部とによって形成さ
れており、基材に、左右方向にのびかつ下面から上面ま
たは上面近傍まで達する少なくとも1つの切れ目が設け
られている場合がある(図4、10参照)。
ば、放熱ユニットの製造が容易である。また、パネル自
体を基材の切れ目の箇所で上面を内側にして折り曲げる
ことができるので、放熱ユニットの巻回が容易となる。
しかも、放熱ユニットを巻回した際、パネル自体が折れ
曲がることによって、温水パイプの露出部の曲がりの度
合いが少なくなるため、温水パイプの折れ曲がりによる
座屈や損傷のおそれが少なくなる。各パネルに形成する
切れ目の数は、パネルの前後幅等にもよるが、通常1〜
2個である。もっとも、パネルには必ずしも切れ目を設
けることを要しない。例えば、パネルの前後幅が150
mm程度までであれば、パネルに切れ目がなくても放熱
ユニットの巻回を支障なく行うことができる。
て、パネルの中空部に収容された温水パイプ部分が、パ
ネルの切れ目に沿うように左右方向に伸びた第1ストレ
ート部と、切れ目を避けて左右方向に伸びた第2ストレ
ート部と、前記温水パイプ部分の配管パターンが蛇行状
となるようにかつ切れ目を横切る部分が生じないように
2つのストレート部の左端どうしまたは右端どうしを繋
いでいる複数のターン部とを有するものである場合があ
る(図3、14参照)。
が上記の構成を有していれば、該温水パイプ部分に切れ
目を横切る箇所が生じないので、放熱ユニットの巻回に
伴ってパネルが折り曲げられた際に、温水パイプの折れ
曲がりによる座屈や損傷を招くおそれがない。
部に収容された温水パイプ部分が、パネルの切れ目に沿
うように左右方向に伸びた第1ストレート部と、切れ目
を避けて左右方向に伸びた第2ストレート部と、前記温
水パイプ部分の配管パターンが蛇行状となるように2つ
のストレート部の左端どうしまたは右端どうしを繋いで
いる複数のターン部とを有するものであって、切れ目を
横切って伸びるターン部が、切れ目と斜めに交差してい
る場合もある(図12参照)。同様に、前記温水パイプ
部分が、切れ目を避けて左右方向に伸びた複数のストレ
ート部と、前記温水パイプ部分の配管パターンが蛇行状
となるように2つのストレート部の左端どうしまたは右
端どうしを繋いでいる複数のターン部とを有するもので
あって、切れ目を横切って伸びるターン部が、切れ目と
斜めに交差している場合もある。
が上記の構成を有していれば、放熱ユニットの巻回に伴
ってパネルが折り曲げられた際、前記温水パイプ部分の
うち切れ目を横切って伸びるターン部が、切れ目との交
差部分で折れ曲がるものの、前記ターン部は切れ目と斜
めに交差しているので、ターン部が切れ目と直交してい
る場合と比べて、折れ曲がりの角度が小さくなる上に折
れ曲がり断面積が大きくなり、温水パイプの折れ曲がり
による座屈や損傷のおそれが少ない。
部に収容された温水パイプ部分が、パネルの切れ目に沿
うように左右方向に伸びた第1ストレート部と、切れ目
を避けて左右方向に伸びた第2ストレート部と、前記温
水パイプ部分の配管パターンが蛇行状となるように2つ
のストレート部の左端どうしまたは右端どうしを繋いで
いる複数のターン部とを有するものであって、切れ目を
横切って伸びるターン部が、切れ目に近づくにつれて切
れ目との角度が次第に小さくなるようにカーブし、切れ
目においてこれにほぼ沿うように伸び、切れ目から離れ
るにつれて切れ目との角度が次第に大きくなるようにカ
ーブしている場合もある。同様に、前記温水パイプ部分
が、切れ目を避けて左右方向に伸びた複数のストレート
部と、前記温水パイプ部分の配管パターンが蛇行状とな
るように2つのストレート部の左端どうしまたは右端ど
うしを繋いでいる複数のターン部とを有するものであっ
て、切れ目を横切って伸びるターン部が、切れ目に近づ
くにつれて切れ目との角度が次第に小さくなるようにカ
ーブし、切れ目においてこれにほぼ沿うように伸び、切
れ目から離れるにつれて切れ目との角度が次第に大きく
なるようにカーブしている場合もある(図13参照)。
ようなものとなされていれば、放熱ユニットの巻回に伴
ってパネルが折り曲げられた際、前記ターン部のうち切
れ目にほぼ沿う部分が捻れるのみであって、温水パイプ
の折れ曲がりによる座屈や損傷を招くおそれがない。
部を構成する温水パイプ露出部長さ調節用中空拡大部
は、通常、中空部開口とこれに最も近いストレート部の
一端との間に設けられる。この中空拡大部は、通常、湾
曲状となされるとともに、その両端から長さ中央に向か
って次第に幅が大きくなるようなものとなされる。
底面が、基材と下部シートの間に部分的に介在された中
間シートによって構成されているのが好ましい。中間シ
ートの材料としては、アルミニウム箔等の金属箔や金属
シート、紙、合成樹脂製のシートやフィルム、これらを
複合したシート等が挙げられる。
のための接着(または粘着)層が全面に渡って設けられ
ているため、そのままでは、中空部に収容された温水パ
イプが、前記層に接着(または粘着)して固定されてし
まうおそれがある。そこで、上記のように、中空拡大部
の底面を中間シートで構成するようにすれば、中空拡大
部内での温水パイプ部分の移動が阻害されるおそれがな
く、床材の施工を前記の要領でスムーズに行いうる。
質スチレンフォームやフェノール樹脂発泡体等の硬質発
泡体、合板や木質繊維板等の木質材、合成樹脂の非発泡
体や低発泡体、これらを複数組み合わせたもの等が挙げ
られる。なお、軽量化および放熱ユニット巻回時の温水
パイプへの負荷の低減の点から言えば、硬質発泡体やイ
ンシュレーションボード等の低比重の材料によって基材
を形成するのが好ましい。この場合、耐久性向上のた
め、前記低比重材料の上に、中比重繊維板、高比重繊維
板、合成樹脂の非発泡体や低発泡体等よりなる硬質層を
設けるのが好ましい。
主としてパネルとしての一体性を保持する役割を果たす
ものである。上部シートの材料としては、例えば、アル
ミニウム、ステンレス等の金属シートや金属箔、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シートや合成樹脂
フィルム等が挙げられる。なお、上部シートに均熱層と
しての役割を持たせたい場合には、該シートを金属シー
トや金属箔で形成すればよい。
基材の溝に収容された温水パイプ部分を保持するととも
に、上部シートと相俟ってパネルとしての一体性を保持
する役割を果たしており、放熱ユニットの巻回に伴うパ
ネルの折り曲げを阻害しないように伸長可能または伸縮
可能なものとなされている。伸長可能な下部シートの材
料としては、例えば不織布が挙げられる。また、伸縮可
能な下部シートの材料としては、例えば、軟質樹脂発泡
体、伸縮性不織布、伸縮性織物、多孔質ゴムシート、こ
れらの複合体等が挙げられる。
これらの両端が揃うように配置されていてもよいし、パ
ネル両端が階段状、く字状またはジグザグ状にずれるよ
うに配置されていてもよい。
ポリエチレン等の合成樹脂製パイプによって構成され
る。温水パイプの両端部は、床下地の所定箇所にあけら
れた貫通孔に挿通された管継手を介して、床下の温水配
管に接続される。温水パイプの配管パターンは、通常、
全てのパネルを往復するようなものとなされ、隣り合う
パネルどうしの間に2つの露出部が設けられる。ここ
で、隣り合うパネル間の2つの露出部は、放熱ユニット
の巻回が容易となるように、左右方向に間隔をおいて配
されるのが好ましい。もっとも、紙管等を芯にして放熱
ユニットの巻回を行う場合には、2つの露出部どうしの
間隔をそれ程大きくとらなくても、巻回を支障なく行う
ことが可能である。温水パイプが2本以上の場合も、通
常、各温水パイプの配管パターンが上記同様のものとな
され、隣り合うパネルどうしの間に温水パイプの本数の
2倍の数の露出部が設けられる。この場合、放熱ユニッ
トの巻回を容易にする目的で、全ての露出部を互いに広
い間隔があくように離して配置することは、必ずしも要
しない。例えば、温水パイプが2本の場合、それぞれの
温水パイプの2つの露出部どうしは近接していてもよ
く、一方の温水パイプの2つの露出部と他方の温水パイ
プの2つの露出部とを、放熱ユニットの巻回が容易とな
るように、左右方向に間隔をおいて配しておけばよい。
放熱ユニットの巻回を考慮した温水パイプの複数の露出
部の配置は、ユニット巻回時にパネルの左右両端部また
は中央部が撓まないようなものとすればよく、例えば、
隣接パネル間の露出部が2つの場合、パネルの左右両端
寄りに配置される。なお、各パネル内における温水パイ
プの配管パターンは、パネルの基材に切れ目が設けられ
ている場合には、放熱ユニット巻回時の温水パイプの座
屈や損傷を防止するため、上述のようなものとなされる
のが好ましいが、それ以外の場合には、特に限定はな
く、適宜の配管パターンを採用することができる。
設けられた化粧層とで構成される。基材層の材料として
は、例えば、合板、木質繊維板、集成材等の木質材、繊
維混入スラグセメント板、パルプ・水酸化アルミニウム
・フェノール樹脂混合成形品、ガラス繊維混入水酸化ア
ルミニウム発泡成形板、繊維混入水酸化アルミニウム発
泡成形板、パルプセメント板等の無機質板、ABS樹脂
板等の合成樹脂板等、またはこれらを複数組み合わせた
もの等が挙げられる。化粧層は、例えば、化粧単板、合
成樹脂シート、柄模様印刷、塗装等によって形成され
る。床材の形状および寸法は特に限定されないが、施工
性や取り扱い易さを考慮すれば、一般に多用されている
床材と同様のもの、即ち、厚さ9〜15mm程度、幅3
03mm程度、長さ1818mm程度の長方形のものと
するのが好ましい。
たは該底面と床材上面との中間に、均熱層が設けられて
いてもよい。均熱層は、通常、アルミニウム箔等の金属
箔や金属シート等によって形成されるが、アルミニウム
箔の場合、0.05〜0.2mm程度の厚みを有するも
のが好ましい。
出部嵌入溝は、床材自体へのくり抜き加工や溝付け加工
によって形成することができる他、床材を板体と板体下
面の周縁部に接合された縁部材とで構成することによっ
て形成することもできる。
される継手加工部は、例えば、本実矧ぎ、雇い実矧ぎ、
相じゃくり実矧ぎ等が可能な形状のものとなされる。
られる下方凸部は、床材自体へのくり抜き加工によって
形成することができる他、床材のパネル嵌入凹所底面へ
の下方凸部形成部材の接合によって形成することもでき
る。この下方凸部は、歩行時に床材の中央部が凹むのを
防止できるようなものであれば、その形状、配置および
数は特に限定されないが、通常、パネル内における温水
パイプの配管を妨げないように、複数の下方凸部が断続
的に設けられる。例えば、左右方向に長い複数の下方凸
部を左右方向に間隔をおいて1直線状に配置する場合、
前後方向に長い複数の下方凸部を左右方向に間隔をおい
て並列状に配置する場合、左右方向に長い下方凸部と前
後方向に長い下方凸部とを左右方向に交互に配置する場
合等が挙げられる。下方凸部の下端を床下地上に接合す
る場合、通常、接着剤や両面接着・粘着テープ等を用い
て行われる。両者の接合によって、床暖房システムの不
使用時に吸湿等により床材の中央部が盛り上がり状に変
形するのが確実に防止され、床面が平坦に保たれる。
場合には、床材のパネル嵌入凹所の底面と放熱用パネル
の上面とを、接着剤や両面接着・粘着テープ等を用い
て、全面的または部分的に接合することによって、上記
のような吸湿等による床材中央部の盛り上がり状変形を
防止することができる。
工部への釘類の打ち込み、接着剤や両面接着・粘着テー
プ等を用いた接着、またはこれらの併用といった、一般
に床材の固定手段として多用されている手段を採用する
ことができる。なお、釘類には、釘、スクリューネイ
ル、木ねじ、タッピンねじ、およびその他の公知のねじ
が含まれる。
を参照して以下に説明する。なお、以下の説明におい
て、図2の下を「前」、同上を「後」といい、「左右」
は前から見た左右をいうものとする。
造の全体を示すものである。この暖房床構造は、1つの
放熱ユニット(2)と、複数の床材(5)とで構成されてい
る。放熱ユニット(2)は、内部に所定パターンの中空部
(3a)を有しかつ前後方向に所定間隔をおいて床下地(1)
上に載置された複数の放熱用パネル(3)と、全てのパネ
ル(3)を連結するように、隣り合うパネル(3)間に前後方
向に伸びる露出部(41)を残して、各パネル(3)の中空部
(3a)に長さの一部ずつ収容された、可撓性を有する2本
の温水パイプ(4)とよりなる。床材(5)は、下面における
周縁部を除いた部分にパネル嵌入凹所(51)を有し、下面
の前後縁部に前記凹所(51)に通じる温水パイプ露出部嵌
入溝(52)を有し、かつ隣接床材(5)との対向辺部に継手
加工部(53A)(53B)を有するものであって、隣り合う床材
(5)の継手加工部(53A)(53B)どうしが接合されかつ床下
地(1)上に敷設されている。
ネル嵌入凹所(51)の底面に該凹所(51)の深さとほぼ同じ
高さを有する複数の下方凸部(54)が設けられているとと
もに、下方凸部(54)が嵌まり込む垂直貫通孔(3b)が各パ
ネル(3)に設けられており、下方凸部(54)の下端が床下
地(1)上に接合されている。
の床材(5)の周囲には、ダミー床材(5X)が敷設されてい
る。これらのダミー床材(5X)は、床材(5)の厚みとほぼ
同じ厚みを有している。なお、図示は省略したが、ダミ
ー床材(5X)における床材(5)との対向辺部には、床材(5)
の継手加工部(53A)(53B)に接合される継手加工部が形成
されている。
ものである。これらの図に示すように、放熱用パネル
(3)は全部で5枚あって、左右方向に長い長方形をして
いる。これらのパネル(3)は、左右それぞれの端部どう
しがジグザグ状にずれるように配置されている。
中央部に、左右方向に長い複数の貫通孔(3b)が、所定間
隔おきに1直線状に並んで設けられている。
プ(4)が各パネル(3)の左半部に、他方の温水パイプ(4)
が各パネル(3)の右半部にそれぞれ一部ずつ埋設されて
いる。温水パイプ(4)は、架橋ポリエチレン製パイプよ
りなる。各温水パイプ(4)の配管パターンは、後方から
前方に向かって各パネル(3)内を蛇行状にのびた後、折
り返して、前方から後方に向かって各パネル(3)内を蛇
行状にのびるようなものとなっている。温水パイプ(4)
の両端部は、後端に位置するパネル(3)の後辺部から露
出しており、これらの端部に管継手(図示略)の一端部
が接続されている。隣り合うパネル(3)間には、計4つ
の温水パイプ露出部(41)が設けられている。隣り合うパ
ネル(3)間において、左側の温水パイプ(4)の2つの露出
部(41)は、互いに近接して両パネル(3)の左端側部分ど
うしにまたがっており、右側の温水パイプ(4)の2つの
露出部(41)は、互いに近接して両パネル(3)の右端側部
分どうしにまたがっている。
に所定パターンの溝(311)を有する基材(31)と、基材(3
1)上面に接合された折り曲げ可能な上部シート(32)と、
溝(311)の開口を覆うように基材(31)下面に接合された
伸長可能な下部シート(33)とで構成されている。パネル
(3)の中空部(3a)は、基材(31)の溝(311)と、下部シート
(33)における溝の開口を被覆している部分とによって形
成されている。基材(31)には、左右方向にのびかつ下面
から上面または上面近傍まで達する2つの切れ目(312)
が前後方向に間隔をおいて設けられている。基材(31)
は、硬質スチレンフォームよりなる下部材(31A)と、中
質繊維板よりなる上部材(31B)とを接合することによっ
て形成されており、前記溝(311)は下部材(31A)に形成さ
れている。溝(311)は、基材(31)下面への溝付け加工に
よって形成されたものであって、図4(a)および
(c)に示すように、横断面U形をしている。上部シー
ト(32)はアルミニウム箔よりなり、下部シート(33)は不
織布よりなる。
中空部(3a)に収容された温水パイプ(部分(42)は、パネ
ル(3)の基材(31)の2つの切れ目(312)に沿うように左右
方向に伸びた第1ストレート部(42A)と、切れ目(312)を
避けてパネル(3)の前後縁寄りを左右方向に伸びた第2
ストレート部(42B)と、切れ目(312)を横切る部分が生じ
ないように隣り合う第1および第2ストレート部(42A)
(42B)の左端どうしまたは右端どうしを繋いでいる複数
のターン部(42C)とを有するものである。さらに、前記
温水パイプ(4)部分は、露出部(41)とこれに最も近い第
2ストレート部(42B)の一端との間に、湾曲部(42D)を有
している。基材(31)の切れ目(312)は、基材(31)下面に
溝付け加工を施すことにより形成されたものであって、
図4(b)および(d)に示すような横断面を有してい
る。但し、切れ目(312)の一部は、第1ストレート部(42
A)が収容されている溝(311)部分によって構成されてい
る。
パネル(3)どうしの連結部付近を拡大して示すものであ
る。図5に示すように、隣り合うパネル(3)の対向辺部
に前後に向かい合って設けられた2つの中空部開口(30)
の近傍には、中空部(3a)の長さの一部を構成しかつ温水
パイプ(4)の外径よりも大きな幅を有する温水パイプ露
出部長さ調節用中空拡大部(30a)が設けられている。こ
の実施形態では、隣り合うパネル(3)の対向辺部にそれ
ぞれ4つずつ中空部(3a)の開口(30)が設けられているの
で、これらのそれぞれの近傍に前記中空拡大部(30a)が
設けられている(図3参照)。中空拡大部(30a)は、湾
曲状のものであって、その長さの両端から中央部に向か
って次第に幅が大きくなっている。中空拡大部(30a)の
最大幅は、温水パイプ(4)の外径の2〜4倍程度であ
る。これらの中空拡大部(30a)には、上述した温水パイ
プの湾曲部(42D)が収容されている。温水パイプの湾曲
部(42D)は、隣り合うパネル(3)のうち少なくとも一方を
前後方向に動かすことによって、中空拡大部(30a)内を
その幅方向に移動できるようになっており、それに伴っ
て温水パイプ(4)の露出部(41)の長さが増減し、ひいて
は隣り合うパネル(3)どうしの間隔が増減する。
0a)の底面は、基材(31)と下部シート(33)との間に部分
的に介在された中間シート(34)で構成されている。中間
シート(34)は、アルミニウム箔よりなる。この中間シー
ト(34)により、温水パイプ(4)の湾曲部(42D)を、下部シ
ート(33)上面の粘着層(図示略)に粘着することなく、
中空拡大部(30a)内でスムーズに移動させることができ
る。
である。図7に示すように、温水パイプ露出部長さ調節
用中空拡大部(30a)は、隣り合うパネル(3)の対向辺部に
前後に向かい合って設けられた2つの中空部開口(30)の
うち一方の中空部開口(30)の近傍のみに設けられてい
る。なお、パネル(3)が施工済み床材(5)で覆われた状態
と比べると、パネル(3)が未だ床材(5)で覆われていない
状態の方が、中空拡大部(30a)内において温水パイプ部
分(42)が動き易い。したがって、図7に示す放熱ユニッ
ト(2)を使用する場合、中空拡大部(30a)を有しないパネ
ル(3)側から床材(5)を施工していくのが望ましい。
実施形態では、図2に示す全ての床材(5)が図8に示す
1種類の床材(5)によって構成されている。床材(5)は、
合板製であって、図8(b)および(c)に示すよう
に、パネル嵌入凹所(51)の底面と床材(5)上面との中間
に、アルミニウム箔よりなる均熱層(55)が全面的に設け
られている。床材(5)の継手加工部は、雄実(53A)または
雌実(53B)よりなり、隣り合う床材(5)の対向辺部どうし
が本実矧ぎによって接合されるようになっている。図8
(a)に示すように、床材(5)におけるパネル嵌入凹所
(51)の底面に設けられた下方凸部(54)は、全部で4つあ
って、それぞれ左右方向に長い形をしており、パネル嵌
入凹所(51)の底面の前後幅中央部に所定間隔おきに1直
線状に配されている。床材(5)下面の前後各縁部には、
温水パイプ露出部嵌入溝(52)が、2つずつ近接して計8
つ形成されている。この実施形態では、パネル(3)の配
置が図2に示すようなジグザグ状のものであるため、床
材(5)の全ての温水パイプ露出部嵌入溝(52)のうち、実
際に温水パイプ(4)の露出部(41)が嵌め込まれるのは、
左端に位置する2つと右から2番目に位置する2つ、ま
たは右端に位置する2つと左から2番目に位置する2つ
である。また、図2において前端に位置する床材(5)下
面の前縁部の温水パイプ露出部嵌入溝(52)は、全く使用
されない。
図9の床材(5)において、パネル嵌入凹所(51)の底面に
は、左右方向に長い下方凸部(54)どうしの間に、さら
に、前後方向に長い下方凸部(54A)が設けられている。
これらの下方凸部(54)(54A)の先端が、床下地(1)上に接
合されることによって、床材(5)の吸湿による変形が更
に確実に防止される。
態を示すものである。放熱ユニット(2)の巻回は、次の
ようにして行われる。即ち、放熱ユニット(2)をパネル
(3)上面が内側になるように前後いずれか一方の端から
巻き込んでいくと、各パネル(3)が基材(31)の切れ目(31
2)の箇所で折れ曲がるとともに、パネル(3)間に位置す
る温水パイプ(4)の露出部(41)が湾曲し、全体がロール
状となる。放熱ユニット(2)の巻回状態において、温水
パイプ(4)は、これらの露出部(41)が僅かに湾曲してい
るとともに、各パネル(3)の中空部(3a)に収容された温
水パイプ部分(42)のうち第1ストレート部(42A)とター
ン部(42C)との連結部分が切れ目(312)において多少捻れ
ているのみである(図3および5参照)。したがって、
放熱ユニット(2)を巻回しても、温水パイプ(4)には、折
れ曲がりによる座屈や破損を生じるおそれがない。
11等を参照して以下に説明する。まず、工場で製造さ
れた放熱ユニット(2)および床材(5)を施工現場に搬入す
る。この際、放熱ユニット(2)は、図10に示すように
ロール状に巻回しておく。そして、巻回状態の放熱ユニ
ット(2)を床下地(1)上で巻き戻していく。こうして、放
熱ユニット(2)を、図3および4に示すように広げた状
態で、床下地(1)上の所定部分に載置することができ
る。その後、床材(5)を一端側から1枚ずつ床下地(1)に
施工していく。具体的には、まず、施工する床材(5)の
下面周縁部および下方凸部(54)下端に対応する床下地
(1)部分に接着剤(図示略)を塗布しておく。なお、前
記床下地(1)部分に代えて、または、前記床下地(1)部分
に加えて、床材(5)の下面周縁部および下方凸部(54)下
端に接着剤を塗布してもよい。また、接着剤に代えて、
または接着剤とともに、両面粘着・接着テープを使用し
てもよい。そして、パネル嵌入凹所(51)にパネル(3)
が、温水パイプ露出部嵌入溝(52)に温水パイプ(4)の露
出部(41)がそれぞれ嵌まり込むように床材(5)を床下地
(1)上に載置するととともに、その継手加工部(53A)(53
B)を隣接する床材(5)またはダミー床材の継手加工部(53
A)(53B)に接合する。床材(5)は、接着剤および/または
両面粘着・接着テープによって床下地(1)上に接合され
るが、さらに、床材(5)における雄実(53A)の付け根部か
ら釘類(N)を打ち込んで床下地(1)に固定する。ここで、
2列目以降の床材(5)の施工は、例えば、次のようにし
て行うことができる。即ち、まず、図11(b)に示す
ように、施工済み床材(5)とこれに隣接する露出したパ
ネル(3)との間隔を、該パネル(3)を引っ張って、少なく
とも床材(5)下面における前後各縁部の前後幅より大き
くなるようにしておく。こうしておいて、図11(c)
に示すように、床材(5)のパネル嵌入凹所(51)にパネル
(3)を嵌め込む。次いで、図11(d)に示すように、
前記凹所(51)にパネル(3)が嵌め込まれた床材(5)を、施
工済み床材(5)の方にスライドさせる。すると、図11
(e)に示すように、該床材(5)と施工済み床材(5)の継
手加工部(53A)(53B)どうしが接合される。このように、
前述したパネル(3)の中空拡大部(30a)内における温水パ
イプ部分(42)の移動を利用した温水パイプ露出部(41)の
長さ調整によって、床材(5)の施工を容易にかつ確実に
行うことができる。こうして、図1および2に示すよう
に、暖房床構造の施工が完了する。
すものである。この実施形態は、以下の点を除いて第1
の実施形態と同じである。即ち、この実施形態の暖房床
構造に用いられる放熱ユニット(2)は、図12に示すよ
うな、温水パイプ(4)の配管パターンを有している。具
体的には、パネル中空部(3a)に収容された温水パイプ(4
2)部分における全てのターン部(420C)が、切れ目(312)
と斜めに交差するように、やや前後方向に膨らんだ形状
をしている。
側になるように巻回すると、各ターン部(420C)が切れ目
(312)との交差部分で折れ曲がる。しかし、各ターン部
(420C)は切れ目(312)と斜めに交差しているので、折れ
曲がりの角度が小さい上、折れ曲がり断面積も大きいの
で、温水パイプ(4)の折れ曲がりによる座屈や損傷のお
それは少ない。
すものである。この実施形態は、以下の点を除いて第1
の実施形態と同じである。即ち、この実施形態の暖房床
構造に用いられる放熱ユニット(2)は、図13に示すよ
うなものとなされている。具体的には、放熱ユニット
(2)における各パネル(3)の基材(31)に切れ目(312)が1
つずつ設けられている。そして、パネル(3)の中空部(3
a)に収容された温水パイプ部分(42)が、切れ目(312)を
避けて左右方向に伸びた複数のストレート部(42B)と、
隣り合うストレート部の左端どうしまたは右端どうしを
繋いでいる複数のターン部(421C)(422C)とを有する。切
れ目(312)を横切って伸びるターン部(422C)は、切れ目
(312)に近づくにつれて切れ目(312)との角度が次第に小
さくなるようにカーブし、切れ目(312)においてこれに
ほぼ沿うように伸び、切れ目(312)から離れるにつれて
切れ目(312)との角度が次第に大きくなるようにカーブ
している。さらに、前記温水パイプ部分(42)は、露出部
(41)とこれに最も近いストレート部(42B)の一端との間
に、湾曲部(42D)を有している。
側になるように巻回すると、前記ターン部(422C)のうち
切れ目(312)にほぼ沿う部分が捻れるのみであって、温
水パイプ(4)の折れ曲がりによる座屈や損傷を招くおそ
れがない。
すものである。この実施形態は、以下の点を除いて第1
の実施形態と同じである。即ち、この実施形態の暖房床
構造に用いられる放熱ユニット(2)は、図14に示すよ
うなものとなされている。具体的には、放熱ユニット
(2)に備えられた温水パイプ(4)が1本だけであって、パ
ネル(3)の左右長さが、図3に示すパネル(3)の左右長さ
と比べてかなり短くなっている。また、これに伴い、床
材(図示略)に備えられる下方凸部も2つとなされ、こ
れらが嵌まり込む垂直貫通孔(3b)が各パネル(3)に2つ
ずつ設けられている。
ず、特許請求の範囲に記載されたこの発明の要旨を逸脱
しない範囲で適宜に変更の上、この発明を実施すること
は勿論可能である。
て、暖房床構造の垂直断面図である。
を切り欠いて示す底面図である。
て、(a)は図3の4a-4a線に沿う断面図、(b)は図
3の4b-4b線に沿う断面図、(c)は(a)の一部拡大
図、(d)は(c)の一部拡大図である。
連結部付近を拡大して示す水平断面図である。
垂直断面図である。
6に相当する図である。
は底面図、(b)は(a)の8b−8b線に沿う断面図、
(c)は(a)の8c−8c線に沿う断面図である。
面図、(b)は(a)の9b−9b線に沿う断面図、(c)
は(a)の9c−9c線に沿う断面図である。図8に相当す
る図である。
である。
図である。
て、暖房床構造の放熱ユニットを下部シートを省略して
示す底面図である。
て、暖房床構造の放熱ユニットを下部シートを省略して
示す底面図である。
て、暖房床構造の放熱ユニットを下部シートを省略して
示す底面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1つの放熱ユニットと、複数
の床材とで構成されており、 放熱ユニットは、内部に所定パターンの中空部を有しか
つ前後方向に所定間隔をおいて床下地上に載置された複
数の放熱用パネルと、全てのパネルを連結するように、
隣り合うパネル間に前後方向に伸びる露出部を残して、
各パネルの中空部に長さの一部ずつ収容された、可撓性
を有する少なくとも1本の温水パイプとよりなり、 床材は、下面における周縁部を除いた部分にパネル嵌入
凹所を有し、下面の前後縁部のうち少なくとも一方に前
記凹所に通じる温水パイプ露出部嵌入溝を有し、かつ隣
接床材との対向辺部に継手加工部を有するものであっ
て、隣り合う床材の継手加工部どうしが接合されかつ床
下地上に敷設されている、暖房床構造。 - 【請求項2】 各床材におけるパネル嵌入凹所の底面に
該凹所の深さとほぼ同じ高さを有する下方凸部が設けら
れているとともに、下方凸部が嵌まり込む垂直貫通孔が
各パネルに設けられている、請求項1記載の暖房床構
造。 - 【請求項3】 下方凸部の下端が床下地上に接合されて
いる、請求項2記載の暖房床構造。 - 【請求項4】 隣り合うパネルの対向辺部に前後に向か
い合って設けられた2つの中空部開口のうち少なくとも
一方の中空部開口の近傍には、中空部の長さの一部を構
成しかつ温水パイプの外径よりも大きな幅を有する温水
パイプ露出部長さ調節用中空拡大部が設けられている、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の暖房床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329772A JP4048315B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 暖房床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JP2003130374A true JP2003130374A (ja) | 2003-05-08 |
JP4048315B2 JP4048315B2 (ja) | 2008-02-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329772A patent/JP4048315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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