JP2003130014A - ボルト摩擦接合方法およびボルト摩擦接合用フィラー材 - Google Patents

ボルト摩擦接合方法およびボルト摩擦接合用フィラー材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性が良好で、接合安定性に優れるボルト
摩擦接合方法、その方法に用いるフィラー材を提供す
る。 【解決手段】 突き合わせ状に配置した被接合鋼板1、
1に時効硬化性金属によって形成されたフィラー材3,
3を介してスプライス板2,2を重ね合わせ、前記被接
合鋼材1,1とスプライス板2,2とをボルト4によっ
て締結し、その後前記フィラー材3を加熱による時効処
理を施して時効硬化させる。前記フィラー材は、被接合
鋼板の合わせ面側の表面粗さをRzj(μm )および降伏強
度Ypjとし、スプライス板の合わせ面側の表面粗さをRzs
(μm)および降伏強度をYpsとし、フィラー材の厚さをtf
(μm)、時効処理前の降伏強度をYpf および時効処理後
の降伏強度をYpfaとしたとき、Ypf/Yps、Ypf/Ypj:各
30〜60%、Ypfa/Ypf :150%以上、(Rzj+Rzs)
/tf:50〜1500%を満足するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建築、橋梁などの
鋼構造物における鋼板同士の摩擦接合に利用されるボル
ト摩擦接合方法およびその方法に用いられるフィラー材
に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルト摩擦接合方法は、接合対象の被接
合鋼板同士を突き合わせ状に配置し、スプライス板(添
え板)を当て、両者をボルトにて締結し、被接合鋼板と
スプライス板との摩擦接合によって鋼板同士を接合する
方法である。このボルト摩擦接合方法においては、被接
合鋼板とスプライス板との摩擦接合力が接合強度を左右
するため、両者の間に働く摩擦接合力を向上させる試み
が種々なされている。
【0003】例えば、特開平8−209809号公報、
特開2000−141064号公報にはスプライス板と
被接合鋼板との硬さ、表面粗さを規定することによっ
て、また特開平11−247831号公報にはスプライ
ス板のボルトの穴の周りに同心円状の凹凸を設けること
によって摩擦接合力を向上させるようにしている。一
方、特開平8−159116号公報には被接合鋼板とス
プライス板との間に鋼線メッシュを挟み込むことによっ
て、また特開平6−330566号公報には被接合鋼板
とスプライス板との間にこれらの板材よりも表面硬さお
よび表面粗さが大きい介在鋼板を挟み込むことによって
摩擦力を向上させようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術は、被接合鋼板あるいはスプライス板の表面の凹
凸、鋼線メッシュあるいは介在鋼板を相手材に食い込ま
せることによって摩擦接合力を上げようとするものであ
り、高力ボルトを用いて大きなトルクでボルトを締め付
けなければならず、また締め付けトルクによって摩擦接
合力が大きく変化し、施工性、接合安定性に問題があ
る。本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、施工性
が良好で、接合安定性に優れるボルト摩擦接合方法等を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、時効処理前
には軟質で、時効処理後に硬化する時効硬化性金属に着
目し、この時効硬化性金属によって形成したフィラー材
を被接合鋼板とスプライス板との間に介在させて、両者
をボルト締結することにより、ボルト締結時にはフィラ
ー材がスプライス板、被接合鋼材の表面の凹凸に容易に
変形して食い込み、接合面積が増大する一方、ボルト締
結後に時効処理(加熱)を施してフィラー材を時効硬化
させ、これによって食い込んだ部分の塑性変形を抑制す
ることで、大きな摩擦接合力が得られるとの着想の下に
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、突き合わせ状に配置
した被接合鋼板に時効硬化性金属によって形成されたフ
ィラー材を介してスプライス板を重ね合わせ、前記フィ
ラー材を介在させたまま前記被接合鋼板とスプライス板
とをボルトによって締結し、その後前記フィラー材を加
熱による時効処理を施して時効硬化させるボルト摩擦接
合方法であって、前記フィラー材は時効硬化性金属によ
って形成され、被接合鋼板の合わせ面側の表面粗さをR
zj(μm )および降伏強度Ypjとし、スプライス板
の合わせ面側の表面粗さをRzs(μm )および降伏強
度をYpsとし、フィラー材の厚さをtf(μm )、時
効処理前の降伏強度をYpfおよび時効処理後の降伏強
度をYpfaとしたとき、Ypf/Yps、Ypf/Y
pj:各30〜60%、Ypfa/Ypf:150%以
上、(Rzj+Rzs)/tf:50〜1500%の各
条件を満足するものである。この方法によると、時効処
理前のフィラー材は硬化していないため、被接合鋼板や
スプライス板の表面の凹凸にボルトの締結により容易に
食い込むために施工が簡単容易であり、また時効処理に
より降伏強度が50%以上向上するため、フィラー材が
変形し難くなり、安定した摩擦接合力の向上を得ること
ができる。
【0007】前記フィラー材としては、室温超塑性を有
するZn−Al合金が好適である。このZn−Al合金
は、ボルト締結時には降伏強度が110MPa程度と軟
質で高い変形能を有し、300℃程度の比較的低温の加
熱による時効処理により降伏強度が2倍以上に上昇する
ため、本発明方法に好適に使用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のボルト摩擦接合方法は、
図1に示すように、被接合鋼板1,1の端部を突き合わ
せ状に所定の隙間を設けて配置し、その両面に時効硬化
性金属薄板からなるフィラー材3,3を介してスプライ
ス板2,2を重ね合わせ、前記フィラー材3,3を介在
させたまま前記被接合鋼板1,1とスプライス板2,2
とをボルト4によって締結し、その後、フィラー材3,
3を加熱して、時効硬化させることによって実施され
る。なお、本発明における被接合鋼板とは、例えばH形
鋼材のフランジ、リブなどの接合対象となる鋼板部分を
も含む。
【0009】前記フィラー材3、3の時効処理は、接合
部材が比較的小さいものでは、大気炉にて加熱すればよ
い。炉に収容できないような大形の接合部材では、図1
に示すように接合部材を組み立てた後、バーナーや熱風
送風機によりスプライス板3,3および接合部の近傍を
加熱し、これらの部材を伝導した熱によって前記フィラ
ー材2を加熱するようにすればよい。
【0010】前記フィラー材3は、被接合鋼板1,1の
合わせ面側の表面粗さをRzj(μm )および降伏強度
をYpjとし、スプライス板3の合わせ面側の表面粗さ
をRzs(μm )および降伏強度をYpsとし、フィラ
ー材2の厚さをtf(μm )、時効処理前の降伏強度を
Ypfおよび時効処理後の降伏強度をYpfaとしたと
き、Ypf/Yps、Ypf/Ypj:各30〜60
%、Ypfa/Ypf:150%以上、(Rzj+Rz
s)/tf:50〜1500%の各条件を満足するもの
を用いる。
【0011】前記Ypf/YpsおよびYpf/Ypj
は、時効処理前のスプライス板、被接合鋼板に対するフ
ィラー材の降伏強度比であり、この値が小さいほど、ス
プライス板および被接合鋼板に比してフィラー材が変形
し易く、スプライス板および被接合鋼板の表面の凹凸に
フィラー材が食い込み易い。しかし、この比が30%未
満では、フィラー材が軟質過ぎるため、ボルト締め付け
時の変形し易さという点では好ましいが、せん断力がか
かった場合にフィラー材が横滑りを起こして十分な摩擦
力が得られ難くなる。一方、60%超ではフィラー材が
硬過ぎるためにボルト締め付け時に変形し難くなり、摩
擦面積を十分確保するには大きなボルト締め付けトルク
が必要となり、不十分な締め付けでは十分な摩擦力を得
ることが困難になる。このため、Ypf/Yps、Yp
f/Ypjを各々30〜60%とすることが好ましく、
より好ましくは30〜50%、さらに好ましくは35〜
45%とするのがよい。
【0012】前記Ypfa/Ypfは、時効処理前のフ
ィラー材に対する時効処理後のフィラー材の降伏強度比
であり、この値が大きいほど、時効処理後のフィラー材
が変形し難く、すなわちスプライス板の表面の凹凸に食
い込んだフィラー材の凹凸が塑性変形し難く、摩擦力を
維持、確保するのに好適である。この比が150%未満
では、時効硬化量が少なく、フィラー材の食い込み部が
変形し易くなるため、十分な摩擦力を確保することがで
きないようになる。このため、Ypfa/Ypは150
%以上とすることが好ましく、200%以上とすること
がより好ましい。
【0013】前記(Rzj+Rzs)/tfは、フィラ
ー材の厚さ(μm )に対する被接合鋼板およびスプライ
ス板の表面粗さ(μm )を示し、1500%超ではフィ
ラー材の厚さが薄過ぎて、被接合鋼板、スプライス板の
接合表面の凹凸へのフィラー材の食い込みが不十分とな
るため、摩擦面積が増大せず、十分な摩擦力が得られ難
い。一方、50%未満では、前記表面の凹凸に対してフ
ィラー材が厚過ぎて、せん断力がかかった時にフィラー
材自身の横滑りが生じて、十分な摩擦力を得ることが困
難になる。このため、(Rz+Rzs)/tfを50〜
1500%とすることが好ましく、100〜1000%
とすることがより好ましい。なお、表面粗さは種々の表
示方法があるが、本発明では局部的な表面粗さはあまり
重要でないので、十点平均粗さ(JISB0601)よ
って表示するものとする。
【0014】前記フィラー材を形成する時効硬化性金属
の好適な具体例としては、ナノ結晶化した室温超塑性を
有するZn−Al合金を挙げることができる。このZn
−Al合金は、特開平11−222643号公報に記載
されているように、Zn:30〜80wt%、残部Al
及び不可避不純物からなり、平均結晶粒径が5μm 以下
のα相又はα′相中に、平均結晶粒径が0.05μm 以
下のβ相が微細分散した組織を有している。あるいは、
Zn:75〜99wt%、残部Al及び不可避不純物か
らなり、平均結晶粒径が5μm 以下のα相又はα′相、
及びβ相を主要組織とし、前記α相又はα′相中に、平
均結晶粒径が0.05μm 以下のβ相が微細分散した組
織を有している。これらの室温超塑性Zn−Al合金
は、室温で160%超の伸びを有しており、300℃程
度の加熱により、時効硬化し、硬化量も大きいので好適
である。
【0015】この室温超塑性Zn−Al合金で形成され
たフィラー材を用いると、ボルト締め時(時効処理前)
には110MPaという軟質で高い変形能を活用して被
接合鋼板およびスプライス板の接合表面の凹凸にフィラ
ー材を十分に食い込ませることができる。その後、比較
的低温での時効処理(300℃、1分程度の加熱)を施
し、ナノ結晶化したZn−Al合金を通常粒径(μm オ
ーダー)の結晶粒に変化させ、時効硬化を生じさせるこ
とにより、フィラー材の変形を抑制し、これによって摩
擦力を確保することができ、摩擦係数を向上させること
ができる。
【0016】フィラー材に用いる時効硬化性金属として
は、前記室温超塑性Zn−Al合金に限らず、JIS
6000系のアルミ合金のように歪時効により時効硬化
するものも利用することができる。このアルミ合金の場
合でも、300℃程度の比較的低温の加熱により、時効
硬化を発現する。
【0017】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はかかる実施例により限定的に
解釈されるものではない。
【0018】
【実施例】図1および図2に示すボルト接合鋼板部材を
準備した。被接合鋼板1(板厚21.2mm)、スプライ
ス板2(板厚22.0mm)は降伏強度が320MPaの
JIS SN490(建築用厚鋼板)である。これらの
鋼板の接合側の表面を、表1に示すように、ブラスト処
理、発錆処理(発錆剤:商品名「ヒットロック」、タイ
ホー工業製)、ローレット加工あるいは研削紙によるペ
ーパー加工を行い、種々の表面粗さに形成した。表面粗
さについては、レーザ顕微鏡を用いて十点平均粗さ(J
ISB0601)を測定した。
【0019】一方、フィラー材として、表1に示すよう
に、室温超塑性Zn−Al合金のほか、前記SN490
材、軟鋼(JIS SS400)、純アルミ(JIS
8000系)を用いた。フィラー材の厚さおよび時効処
理前後の降伏強度を同表に示す。フィラー材の降伏強度
は、図3に示す引張試験片を用いて測定した。時効処理
は300℃の大気炉で1分間保持した。
【0020】前記ボルト接合鋼板部材は、M22(強度
クラスF10T)のボルトをQL型トルクレンチを用い
て1次締め(締め付けトルク150N・m)および本締
め(締め付けトルク230N・m)により締結して組み
立てられた。その後、大気炉に装入され、300℃で1
分間加熱し、これによって被接合鋼板1とスプライス板
2との間に挟持されたフィラー材3を時効処理した。冷
却後、両端部の被接合鋼板1,1を把持して引張試験を
行い、降伏荷重を測定し、これをスプライス板2の接触
面積で除し、平均の摩擦係数を求めた。これらの測定結
果を表1に併せて示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1より、被接合鋼板およびスプライス板
の表面粗さに比してフィラー材の厚さが不適当なNo.
2,3,7,13,14,15では摩擦係数が0.75
に止まり、摩擦接合力が劣る。また、フィラー材として
厚さが適正でも、時効処理前後の降伏強度比が113%
以下で時効硬化能が過少であり、また時効処理前におけ
るフィラー材とスプライス板、被接合鋼板との降伏強度
比が不適当なNo. 8〜11についても摩擦係数が0.6
1以下であった。これに対して、本発明のフィラー材の
条件を満足するNo. 1,4,5,6,12,16は、摩
擦係数が0.9以上であり、大きな摩擦接合強度が安定
的に得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ボルト締結時にはフィ
ラー材が容易に変形するので、施工容易にして被接合鋼
板およびスプライス板と十分な摩擦面積を確保すること
ができ、その後、時効処理によりフィラー材を時効硬化
させ、50%以上降伏強度を向上させるので、フィラー
材の変形が抑制され、前記摩擦面積が維持されて安定的
に摩擦接合力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルト摩擦接合鋼板部材の鋼板板厚方向の断面
図である。
【図2】同部材の平面図である。
【図3】フィラー材の降伏強度の測定に用いた引張試験
片の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉崎 康昭 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 櫛部 淳道 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 小川 孝寿 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 Fターム(参考) 2E125 AA48 AA70 AB01 AC15 AE13 AG03 AG12 BA55 BB03 BB22 BD01 BE02 BF06 CA05 DA00 EA27 EB00 3J001 FA05 GA02 GB01 HA04 JA03 KA19 KB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わせ状に配置した被接合鋼板に時
    効硬化性金属によって形成されたフィラー材を介してス
    プライス板を重ね合わせ、前記フィラー材を介在させた
    まま前記被接合鋼板とスプライス板とをボルトによって
    締結し、その後前記フィラー材を加熱による時効処理を
    施して時効硬化させるボルト摩擦接合方法であって、 前記フィラー材は、被接合鋼板の合わせ面側の表面粗さ
    をRzj(μm )および降伏強度Ypjとし、スプライ
    ス板の合わせ面側の表面粗さをRzs(μm )および降
    伏強度をYpsとし、フィラー材の厚さをtf(μm
    )、時効処理前の降伏強度をYpfおよび時効処理後
    の降伏強度をYpfaとしたとき、Ypf/Yps、Y
    pf/Ypj:各30〜60%、Ypfa/Ypf:1
    50%以上、(Rzj+Rzs)/tf:50〜150
    0%である、ボルト摩擦接合方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したボルト摩擦接合方法
    に用いられるフィラー材であって、前記フィラー材は時
    効硬化性金属によって形成され、被接合鋼板の合わせ面
    側の表面粗さをRzj(μm )および降伏強度Ypjと
    し、スプライス板の合わせ面側の表面粗さをRzs(μ
    m )および降伏強度をYpsとし、フィラー材の厚さを
    tf(μm )、時効処理前の降伏強度をYpfおよび時
    効処理後の降伏強度をYpfaとしたとき、Ypf/Y
    ps、Ypf/Ypj:各30〜60%、Ypfa/Y
    pf:150%以上、(Rzj+Rzs)/tf:50
    〜1500%である、ボルト摩擦接合用フィラー材。
  3. 【請求項3】 前記フィラー材は、室温超塑性を有する
    Zn−Al合金によって形成された、請求項3に記載し
    たボルト摩擦接合用フィラー材。
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