JP2003129609A - 建築用パネル及びそのコーナーブロック - Google Patents

建築用パネル及びそのコーナーブロック

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JP2003129609A JP2001330936A JP2001330936A JP2003129609A JP 2003129609 A JP2003129609 A JP 2003129609A JP 2001330936 A JP2001330936 A JP 2001330936A JP 2001330936 A JP2001330936 A JP 2001330936A JP 2003129609 A JP2003129609 A JP 2003129609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接を用いることなく,建築用パネルのL字
折曲片のコーナーにおける切欠き端縁の突合せ部を簡易
且つ確実にシールする。 【解決手段】 金属薄板の外周をL字状に折曲した建築
用パネルAにおけるコーナー部にコーナーブロック4を
嵌合固定して装着し,コーナーブロック4の背面に開口
したシール注入口5から誘導ガイド6を介して先端のシ
ール溜り10にシーリング剤を供給してL字状折曲片1
における側面の切欠き端縁の突合せ部をシールし,また
シール溜り10から溢出したシーリング剤によって同じ
くL字状折曲片1における背面の切欠き端縁をシールす
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の内装又は外装
に使用する建築用パネルに関し,特に外周端部を背面側
にL字状に折曲したパネルにおけるコーナーにコーナー
ブロックを用いてシーリングを施すようにした建築用パ
ネル及びそのコーナーブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】この種建築用パネルは,例えばステンレ
ス,アルミ等金属の板材の所定位置に切欠きを施しその
切欠き端縁をコーナーにおいて突合せるように外周を折
曲することによって外周端部背面側にフランジを形成具
備したものとされ,このとき該パネルのコーナーは,フ
ランジの切欠き端縁同士を相互に突き合せて溶接を施し
てその水密措置を施したものとされており,このとき該
建築用パネルは,その上記フランジに目地底壁をなすよ
うに鋼製のフレームをネジ止め配置し,該鋼製のフレー
ムを胴縁材に更にネジ止めすることによって行なう,鋼
製のフレームを介したものとされており,このとき鋼製
のフレームは,例えばS字状,2連のS字状等に形成さ
れ,一般に胴縁材へのネジ止めは正面側の上記目地底壁
部分から胴縁材に対してネジ等の固定金具によって行な
うものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合上記建築用パ
ネルには,目地底壁をなすフレームの胴縁材への固定金
具の露出を避けられないため固定金具目隠し用の目地処
理が必須となること,コーナーに溶接を必要とすること
によってパネルが金属板製のものに限られ,金属以外の
板材を使用できないこと,金属板も溶接可能な板厚の,
例えば1mm程度以上とする必要があり板厚の薄肉化が
制約されコスト低下の障害となっていること,溶接を必
要とするによってパネルの生産性が必ずしも良好とはい
えないこと等の問題点が残されている。
【0004】このため本発明者は特願2001−286
803号により,板材の所定位置に切欠きを施しその切
欠き端縁をコーナーにおいて突合せるように外周を折曲
することによって外周端部背面側に少なくとも側面及び
背面に至るL字状折曲片を形成具備し,該L字状折曲片
の背面を胴縁材に胴縁材側からの固定金具によって固定
できるようにすることによって固定金具の露出を防止し
得るパネル装置を提案済である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,上記L字状折曲片を
備えたパネルのコーナーにおける切欠き端縁の突合せ部
を,溶接を使用することなく簡易且つ確実にシーリング
し得るようにして,上記溶接に伴う問題点を解消した建
築用パネル及びそのコーナーブロックを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,コーナーブロックのシール注入口からシーリング剤
を注入し,コーナーブロックに形成した誘導ガイドを経
由してシール位置に供給し,切欠き端縁の突合せ部をL
字状折曲片の内側からシーリングし得るようにしたもの
であって,即ち請求項1に記載の発明を,板材の所定位
置に切欠きを施しその切欠き端縁をコーナーにおいて突
合せるように外周を折曲することによって外周端部背面
側に少なくとも側面及び背面に至るL字状折曲片を形成
具備したパネルであって,上記コーナーに装着したコー
ナーブロックのパネル面内方向に露出するシール注入口
から注入したシーリング剤をコーナーブロックのコーナ
ー先端方向に向けた誘導ガイドを経由してコーナーの上
記側面及び背面における切欠き端縁の突合せ部に誘導,
溢出又は滲出等することによって該切欠き端縁の突合せ
部にL字状折曲片内側から供給したシーリング剤による
シーリングを該突合せ部に施してなることを特徴とする
建築用パネルとしたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
パネルのコーナー納まりを外観良くすることによって商
品価値を高めたものとするように,これを,上記切欠き
端縁の突合せ部を,L字状折曲片の背面において留め接
合状の突合せ部とし且つ上記コーナーブロックを該突合
せ部の両側に跨るように形成してなることを特徴とする
請求項1に記載の建築用パネルとしたものである。
【0008】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,L字状折曲片における切欠き端縁の突合せ部にシ
ーリング剤を可及的確実に供給することによってシーリ
ングの確実性を向上する好ましい形態とするように,こ
れを,上記コーナーブロックのコーナー先端側に凹陥部
を設置し該凹陥部設置の空隙によってパネルのコーナー
との間にシール溜りを形成するとともに上記シール注入
口からのシーリング剤を誘導ガイドによって該シール溜
りに誘導し,該シール溜りに誘導したシーリング剤の側
面への接触によって該側面の切欠き端縁の突合せ部を,
シール溜りからの溢出又は滲出による背面への接触によ
って該背面の切欠き端縁の突合せ部をシーリングしてな
ることを特徴とする請求項1及び2に記載の建築用パネ
ルとしたものである。
【0009】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,胴縁材への固定を確実に行ない得るものとするよ
うに,これを,上記パネルの少なくとも側面及び背面に
至るL字状折曲片によって表面との間に形成されるコ字
状溝のコーナーを除く全長に亘り又は部分的に固定用芯
材を嵌合設置して躯体設置の胴縁材にL字状折曲片の背
面を接触し胴縁材背面側からのネジ,釘等の固定金具を
固定用芯材に対して螺入又は打込みすることによってパ
ネルの金具固定をL字状折曲片背面において自在とし且
つコ字状溝のコーナーに上記コーナーブロックを装着し
て切欠き端縁の突合せ部に上記シーリングを施してなる
ことを特徴とする請求項1,3又は3に記載の建築用パ
ネルとしたものである。
【0010】請求項5に記載の発明は,上記L字状折曲
片を備えたパネルのコーナーにおける切欠き端縁の突合
せ部を,溶接を使用することなく簡易且つ確実にシーリ
ングし得るようにして,溶接に伴う問題点を解消した建
築用パネに好適に使用し得るコーナーブロックを提供す
るように,これを,シール注入口と,該シール注入口か
らコーナー先端方向に向けた誘導ガイドとを備え,外周
にL字状折曲片を備えたパネルのコーナーに装着するこ
とによって上記シール注入口から注入したシーリング剤
を上記誘導ガイドを経由してコーナーの側面及び背面の
切欠き端縁の突合せ部に誘導,溢出又は滲出等すること
によって該切欠き端縁の突合せ部にL字状折曲部内側か
ら供給したシーリング剤による該突合せ部のシーリング
を自在としてなることを特徴とする建築用パネルのコー
ナーブロックとしたものである。
【0011】本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨とし
て上記課題解決の手段としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは建築用パネルであって,該
建築用パネルAは,板材の所定位置に切欠きを施しその
切欠き端縁をコーナーにおいて突合せるように外周を折
曲することによって外周端部背面側に少なくとも側面及
び背面に至るL字状折曲片1を形成具備したものとして
あり,このとき本例の建築用パネルAは,その少なくと
も側面及び背面に至るL字状折曲片1によって表面との
間に形成されるコ字状溝のコーナーを除く全長に亘り又
は部分的に固定用芯材2を嵌合設置して躯体設置の胴縁
材15にL字状折曲片1の背面を接触し胴縁材15背面
側からのネジ,釘等の固定金具18を固定用芯材2に対
して螺入又は打込みすることによってパネルAの金具固
定をL字状折曲片1背面において自在としたものとして
ある。
【0013】即ち本例にあって建築用パネルAは,例え
ば板厚を0.4乃至0.6程度とする薄肉のアルミ,ス
テンレス,チタン等の金属板等適宜の板材を用い,該板
材のコーナー位置に切欠きを行ってその切欠き端縁を突
合せるように外周をL字状に2度曲げして正面の外周端
部背面側に側面と背面とを備えるようにL字状折曲片1
を形成したものとしてあり,このとき本例の上記切欠き
端縁の突合せ部は,これを,L字状折曲片1の背面にお
いて留め接合状の突合せ部としたものとしてある。
【0014】固定用芯材2は,例えば固定金具による固
定が可能な木材,合成樹脂等で上記コ字状溝に嵌合する
断面形状のバー材によるものとし,該芯材2はこれをパ
ネルAの表面部分とL字状折曲片1とによってコ字状を
なす上記コ字状溝に上記コーナーを除く四周に嵌合固定
して装着してあり,上記固定に際して固定金具,本例に
あっては胴縁材15の背面から正面側に向けたネジ18
をL字状折曲片1の背面を介して螺入することによって
パネルAを胴縁材15に固定支持して,建物の外装乃至
内装をなすものとしてある。
【0015】建築用パネルAは,そのコーナーに装着し
たコーナーブロック4のパネルA面内方向に露出するシ
ール注入口5から注入したシーリング剤をコーナーブロ
ック4のコーナー先端方向に向けた誘導ガイド6を経由
してコーナーの上記側面及び背面における切欠き端縁の
突合せ部に誘導,溢出又は滲出等することによって該切
欠き端縁の突合せ部にL字状折曲部1内側から供給した
シーリング剤によるシーリングを該突合せ部に施したも
のとしてある。
【0016】コーナーブロック4は,シール注入口5
と,該シール注入口5からコーナー先端方向に向けた誘
導ガイド6とを備えた,例えば硬質樹脂,半硬質樹脂,
多孔質樹脂,アルミ鋳物等の一体又は分離一体化した成
型品によるものとしてあり,本例のコーナーブロック4
は,これを,上記固定用芯材2を装着した上記コ字状溝
のコーナーに装着して切欠き端縁の突合せ部にシーリン
グを施してあり,このとき該コーナーブロック4はこれ
を上記突合せ部の両側に跨るように形成したものとして
あり,またそのコーナー先端側に凹陥部7を設置し該凹
陥部7設置の空隙によってパネルAのコーナーとの間に
シール溜り10を形成するとともに上記シール注入口5
からのシーリング剤を誘導ガイド6によって該シール溜
り10に誘導し,該シール溜り10に誘導したシーリン
グ剤のL字状折曲片1の側面への接触によって該側面の
切欠き端縁の突合せ部を,シール溜り10からの溢出又
は滲出によるL字状折曲片1の背面への接触によって該
背面の切欠き端縁の突合せ部をシーリングしたものとし
てある。
【0017】本例にあってシール注入口5は,これをコ
ーナーブロック4の背面厚み方向中間位置に設置して背
面に向けて開口し,閉塞用のキャップ8を備えたものと
し,誘導ガイド6は,該厚み方向中間位置のシール注入
口5から正面,即ちパネルAのコーナーに向けて厚み方
向中間位置を貫通するように透設した円形,短形,方形
等,トンネル状の透孔によるものとするとともに本例に
あって上記凹陥部7にその先端を開口したものとしてあ
り,該厚み方向中間のシール注入口5及びこれと連通す
る誘導ガイド6は,これを一体成型することによって一
体の成型品によるものとするか,例えば分割面に半円,
矩形等の溝を形成するようにコーナーブロック4を厚さ
方向に2分割して成型し,成型後にこれを接合すること
によって上記分割一体化の成型品によるものとして,そ
の形成を行なったものとしてある。
【0018】コーナーブロック4は,これをパネルAに
おけるコーナーのコ字状溝に嵌合し,必要に応じてこれ
をL字状折曲片1の背面からネジ9止めして固定するこ
とによってコーナーに装着し,例えばシリコーン系,変
性シリコーン系,ポリサルファイド系,プチルゴム系等
1成分形,2成分形等適宜のシーリング剤を,カートリ
ッジ乃至コーキングガン等によって上記シール注入口5
に対して圧入供給することによってその注入を行ない,
その注入圧によって誘導ガイド6を介してその先端に開
口した凹陥部7によって形成されたシール溜り10に誘
導し,パネルAの側面における切欠き端縁の突合せ部に
接触させるとともに該シール溜り10から溢出させパネ
ルAとコーナーブロック4間に浸透させてパネルAの背
面における切欠き端縁の突合せ部に接触させ,シーリン
グ剤の硬化接合とこれによるこれら側面及び背面におけ
る切欠き端縁の突合せ部のシーリングを行なうものとし
てある。
【0019】シール注入口5はシーリング剤の供給後に
キャップ8を圧入嵌合してこれを閉塞することによって
そのシール注入口5からのシーリング剤の脱漏を防止す
る一方,シーリング剤の硬化によってコーナーブロック
4に一体的に固定するようにしてある。このように構成
した建築用パネルAは,矩形,方形等適宜寸法形状のも
のとしてコーナーが直角にして,溶接を用いることな
く,外観が良好で,水密性に優れたものとなるので,建
物の内装,外装のいずれにも使用可能であり,例えば上
記のように躯体に配置した胴縁材15にその背面を対接
するようにして胴縁材15背面からの固定金具18によ
って固定配置することによって建物の壁面等をなすよう
に用いることができ,このとき背面固定によって,建築
用パネルAの固定にフレームを使用する必要がないた
め,目地を形成しない形態,目地を形成する形態の双方
の建築用パネルAの固定配置が可能となるとともに目地
を形成するときもその目地幅を任意に設定し得るように
なる。
【0020】図中3は固定用芯材2の嵌合固定用金具,
11はアンカーボルト,12は躯体設置のブラケット,
13は該ブラケット12によって定位置に設置した縦胴
縁用の胴縁支持部材,14は必要に応じて該胴縁支持部
材13に設置した排水用樋,16は上記胴縁材15を本
例においてスライド自在に分離構成し,上記目地の形成
及び不形成に際して建築用パネルAの間隔を調整自在と
した胴縁構成部材,17は該胴縁材15(本例にあって
は胴縁構成部材16)に突設し,上記固定用芯材2に形
成した嵌合溝に嵌合することによってパネルAを安定保
持するようにした嵌合突起を示す。
【0021】図示した例は以上のとおりとしたが,建築
用パネルを,不燃性芯材の表面乃至表裏面に化粧材を積
層した積層板によるものとすること,このとき外周の折
曲は折曲線に沿ってV字状切り込みを形成することによ
って行なうようにすること,金属板を用いるときも,そ
の板圧を薄肉化し得ることによって,例えばチタン等の
比較的貴な金属により高級感に富んだものとすること,
コーナーブロックのシール注入口及び/又は誘導ガイド
を,コーナーブロックとL字状折曲片が対面するこれら
との間に形成されるようにコーナーブロックに刻設し
た,例えば半円,短形等の溝によるものとし,また該溝
と部分的又は全長に亘る透孔との併用によるものとする
こと,上記シール注入口及び誘導ガイドを溝とすると
き,L字状折曲片間でシール注入口を塞ぐ適宜形状のキ
ャップを併用するようにすること,溝又は透孔によるシ
ール注入口乃至誘導ガイドを複数配置すること,コーナ
ーブロックの一部又は全部を多孔質のものとしてシーリ
ング剤の滲出を行なって上記切欠き端縁の突合せ部のシ
ーリングを行なうようにすること等を含めて,本発明の
実施に当って,パネル,その板材,L字状折曲片,コー
ナーブロック,そのシール注入口,誘導ガイド,切欠き
端縁の突合せ部,シーリング剤,必要に応じて用いるシ
ール溜り,固定用芯材等の各具体的形状,構造,材質,
これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要
旨に反しない限り様々な形態のものとすることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,コーナーブロックのシール注
入口からシーリング剤を注入し,コーナーブロックに形
成した誘導ガイドを経由してシール位置に供給し,切欠
き端縁の突合せ部をL字状折曲片の内側からシーリング
し得るようにしたことによって,L字状折曲片を備えた
パネルのコーナーにおける切欠き端縁の突合せ部を,溶
接を使用することなく簡易且つ確実にシーリングし得る
ようにして,溶接に伴う問題点を解消した建築用パネル
を提供することができる。
【0023】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
パネルのコーナー納まりを外観良くすることによって商
品価値を高めたものとすることができる。
【0024】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,L字状折曲片における切欠き端縁の突合せ部にシ
ーリング剤を可及的確実に供給することによってシーリ
ングの確実性を向上する好ましい形態とすることができ
る。
【0025】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,胴縁材への固定を確実に行ない得るものとするこ
とができる。
【0026】請求項5に記載の発明は,上記L字状折曲
片を備えたパネルのコーナーにおける切欠き端縁の突合
せ部を,溶接を使用することなく簡易且つ確実にシーリ
ングし得るようにして,溶接に伴う問題点を解消した建
築用パネに好適に使用し得るコーナーブロックを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用パネルの背面図である。
【図2】建築用パネルのコーナー部分の拡大背面図であ
る。
【図3】建築用パネルとコーナーブロックの関係を示す
斜視図である。
【図4】コーナーブロックの先端側からの斜視図であ
る。
【図5】コーナーブロックの注入口側からの斜視図であ
る。
【図6】建築用パネルの設置状態を示す横断面図であ
る。
【図7】建築用パネルの設置状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 建築用パネル 1 L字状折曲片 2 固定用芯材 4 コーナーブロック 5 シール注入口 6 誘導ガイド 7 凹陥部 10 シール溜り 15 胴縁材 18 固定金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 FA73 HF02 MA06 2E110 AA14 AB04 AB22 BA12 DD03 DD05 GA33W 2E162 BA02 BB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の所定位置に切欠きを施しその切欠
    き端縁をコーナーにおいて突合せるように外周を折曲す
    ることによって外周端部背面側に少なくとも側面及び背
    面に至るL字状折曲片を形成具備したパネルであって,
    上記コーナーに装着したコーナーブロックのパネル面内
    方向に露出するシール注入口から注入したシーリング剤
    をコーナーブロックのコーナー先端方向に向けた誘導ガ
    イドを経由してコーナーの上記側面及び背面における切
    欠き端縁の突合せ部に誘導,溢出又は滲出等することに
    よって該切欠き端縁の突合せ部にL字状折曲片内側から
    供給したシーリング剤によるシーリングを該突合せ部に
    施してなることを特徴とする建築用パネル。
  2. 【請求項2】 上記切欠き端縁の突合せ部を,L字状折
    曲片の背面において留め接合状の突合せ部とし且つ上記
    コーナーブロックを該突合せ部の両側に跨るように形成
    してなることを特徴とする請求項1に記載の建築用パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 上記コーナーブロックのコーナー先端側
    に凹陥部を設置し該凹陥部設置の空隙によってパネルの
    コーナーとの間にシール溜りを形成するとともに上記シ
    ール注入口からのシーリング剤を誘導ガイドによって該
    シール溜りに誘導し,該シール溜りに誘導したシーリン
    グ剤の側面への接触によって該側面の切欠き端縁の突合
    せ部を,シール溜りからの溢出又は滲出による背面への
    接触によって該背面の切欠き端縁の突合せ部をシーリン
    グしてなることを特徴とする請求項1及び2に記載の建
    築用パネル。
  4. 【請求項4】 上記パネルの少なくとも側面及び背面に
    至るL字状折曲片によって表面との間に形成されるコ字
    状溝のコーナーを除く全長に亘り又は部分的に固定用芯
    材を嵌合設置して躯体設置の胴縁材にL字状折曲片の背
    面を接触し胴縁材背面側からのネジ,釘等の固定金具を
    固定用芯材に対して螺入又は打込みすることによってパ
    ネルの金具固定をL字状折曲片背面において自在とし且
    つコ字状溝のコーナーに上記コーナーブロックを装着し
    て切欠き端縁の突合せ部に上記シーリングを施してなる
    ことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の建築用パ
    ネル。
  5. 【請求項5】 シール注入口と,該シール注入口からコ
    ーナー先端方向に向けた誘導ガイドとを備え,外周にL
    字状折曲片を備えたパネルのコーナーに装着することに
    よって上記シール注入口から注入したシーリング剤を上
    記誘導ガイドを経由してコーナーの側面及び背面の切欠
    き端縁の突合せ部に誘導,溢出又は滲出等することによ
    って該切欠き端縁の突合せ部にL字状折曲部内側から供
    給したシーリング剤による該突合せ部のシーリングを自
    在としてなることを特徴とする建築用パネルのコーナー
    ブロック。
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