JP2003127939A - 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造 - Google Patents

鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造

Info

Publication number
JP2003127939A
JP2003127939A JP2001322090A JP2001322090A JP2003127939A JP 2003127939 A JP2003127939 A JP 2003127939A JP 2001322090 A JP2001322090 A JP 2001322090A JP 2001322090 A JP2001322090 A JP 2001322090A JP 2003127939 A JP2003127939 A JP 2003127939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
battery power
support
power source
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001322090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4129905B2 (ja
Inventor
Takeshi Nagase
猛 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2001322090A priority Critical patent/JP4129905B2/ja
Priority to TW91122846A priority patent/TW557273B/zh
Priority to CN 02148002 priority patent/CN1258459C/zh
Publication of JP2003127939A publication Critical patent/JP2003127939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129905B2 publication Critical patent/JP4129905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気、電子的な機器を強度の大きい車両構成
部品で囲まれた空間に収納させることにより、機器が車
体の外部からの外力に対しより確実に保護されるように
し、かつ、このようにした場合でも、機器に対する保
守、点検作業が容易にできるようにする。 【解決手段】 車両1が、車体フレーム3と、この車体
フレーム3に結合されてバッテリ電源51をその下方か
ら支持する支持体69とを備える。支持体69の下方近
傍に、電気、電子的な機器53を収納する収納空間80
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両構成部品であ
る電気、電子的な機器を収納させる収納空間を設けた鞍
乗型車両における車両構成部品の収納構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鞍乗型車両には、車体フレームと、この
車体フレームに結合されてバッテリ電源をその下方から
支持する支持体とを備えたものがあり、この支持体から
電力が電気、電子的な機器に供給されることにより、車
両の走行が可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した機
器は車体の外方からの外力で損傷し易いものであるた
め、強度の大きい車両構成部品で囲まれた空間に上記機
器を収納させることにより、この機器がより確実に保護
されるようにすることが望まれる。
【0004】しかし、単に、上記したように部品で囲ま
れた空間に上記機器を収納すると、この機器に対し車体
の外部から保守、点検作業をしようとするとき、この作
業は上記部品に邪魔されて、し難くなるおそれを生じ
る。
【0005】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、電気、電子的な機器を強度の大きい車両
構成部品で囲まれた空間に収納させることにより、上記
機器が車体の外部からの外力に対しより確実に保護され
るようにし、かつ、このようにした場合でも、上記機器
に対する保守、点検作業が容易にできるようにすること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造
は、次の如くである。
【0007】請求項1の発明は、車体フレーム3と、こ
の車体フレーム3に結合されてバッテリ電源51をその
下方から支持する支持体69とを備えた鞍乗型車両にお
いて、
【0008】上記支持体69の下方近傍に、電気、電子
的な機器53を収納する収納空間80を設けたものであ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、車体フレーム3が、ヘッドパイプ5から後下方に向
って延出するダウンチューブ6と、このダウンチューブ
6の延出端部から上方に向って延出する左右一対のバッ
クステー7,7とを備えた鞍乗型車両において、
【0010】上記左右バックステー7,7の間に上記バ
ッテリ電源51と支持体69とを配設して、この支持体
69を上記各バックステー7にそれぞれ結合したもので
ある。
【0011】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記バッテリ電源51と支持体69と
をその前方から開閉自在に覆うカバー体56を設けた鞍
乗型車両において、
【0012】上記カバー体56の下端部82で、上記収
納空間80の少なくとも一部分をその下方から開閉自在
に覆ったものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0014】図1において、符号1は鞍乗型車両であっ
て、具体的には、電動式自動二輪車が例示されている。
また、矢印Frは、この車両1の前方を示し、下記する
左右とは上記前方に向っての車両1の車体2の幅方向を
いうものとする。
【0015】上記車体2の車体フレーム3は、その前上
端部を構成し軸心4が縦向きで前下がり状に延びるヘッ
ドパイプ5と、このヘッドパイプ5から後下方に向って
延出する左右一対のダウンチューブ6,6と、これらダ
ウンチューブ6,6の延出端部から後上方に向って延出
する左右一対のバックステー7,7と、これらバックス
テー7,7の延出端部を互いに結合させる上部フレーム
8とを備え、上記車体フレーム3は、車体2の幅方向の
車体中央9を通る仮想鉛直面を基準として左右対称形と
されている。
【0016】上記ヘッドパイプ5の長手方向の中途部で
あって、かつ、その左右各側部に、上記左右ダウンチュ
ーブ6,6の各上端部が固着されている。上記左右ダウ
ンチューブ6,6の上部は、上記ヘッドパイプ5側から
後下方に向って進むに従い車体2の幅方向で互いに離れ
るよう形成され、上記左右ダウンチューブ6,6の下部
同士はそれぞれ互いにほぼ平行に延びると共にクロスメ
ンバで互いに結合されている。また、上記左右バックス
テー7,7同士は後上方に向って進むに従い車体2の幅
方向で互いに離れるよう形成されている。
【0017】上記軸心4上で上記ヘッドパイプ5に嵌入
されるステアリングシャフト11が設けられ、このステ
アリングシャフト11は上記軸心4回りに回転自在とな
るよう上記ヘッドパイプ5に軸受により支承されてい
る。
【0018】上記ステアリングシャフト11の下端部側
から下方に向って延出し、その上端部が上記ステアリン
グシャフト11の下端部に支持されるフロントフォーク
12が設けられている。このフロントフォーク12の延
出端部である下端部に車軸13により前車輪14が回転
自在に支承され、上記フロントフォーク12は緩衝器1
5を備えている。上記前車輪14をその上方から覆う樹
脂製のフロントフェンダ17が設けられ、このフロント
フェンダ17は、上記フロントフォーク12の下端部に
締結具18により固着されて支持されている。一方、上
記ステアリングシャフト11の上端部には操向用ハンド
ル20が支持装置21により折り畳み可能に支持されて
いる。
【0019】上記左右ダウンチューブ6,6の延出端部
と、左右バックステー7,7の下端部との互いの結合部
24の後方で前後方向に直線的に延びるリヤアーム25
が配設されている。上記結合部24には左右一対のブラ
ケット27,27が突設され、これらブラケット27,
27に枢支軸26が架設されている。上記リヤアーム2
5の後部側が上下に揺動自在となるよう、このリヤアー
ム25の前端部が上記結合部24に上記ブラケット2
7,27を介し上記枢支軸26により枢支されている。
【0020】上記リヤアーム25の後端部には、車軸3
1により後車輪32が回転自在に支承されている。この
後車輪32をその上方から覆う樹脂製のリヤフェンダ3
3が設けられ、このリヤフェンダ33は上記リヤアーム
25に前、後締結具34,35により着脱自在に固着さ
れて支持されている。
【0021】上記バックステー7,7の後方、かつ、上
記リヤアーム25の上方に配置されて後下がり状に直線
的に延びる一本の緩衝器28が設けられている。この緩
衝器28の上端部は上記バックステー7の長手方向の中
途部に枢支軸29により枢支され、上記緩衝器28の下
端部は、上記リヤアーム25の前端部よりも後部側で、
前後方向の中途部に他の枢支軸29により枢支されてい
る。
【0022】上記車両1の側面視(図1)で、上記各バ
ックステー7,7は上記結合部24から後上方に向って
直線的に延出しており、このように直線的に延出してき
た上記バックステー7の延出部分(上記バックステー7
の長手方向の中途部)に上記緩衝器28の上端部が枢支
軸29により枢支されている。また、上記緩衝器28の
下端部は、上記リヤアーム25の前端部の枢支軸26か
ら後車輪32の車軸31に至る間のほぼ中央に上記他の
枢支軸29により枢支されている。
【0023】上記車体2の幅方向で、上記前車輪14と
後車輪32とは車体中央9上に配置され、上記車体2の
車体フレーム3は、上記前車輪14と後車輪32とによ
り走行路面36上に支持されている。
【0024】上記緩衝器28の下端部を枢支させた上記
リヤアーム25の後部側は、上記車体中央9から一側方
(左側方)に偏位させられて、上記後車輪32の一側方
(左側方)に配置され、この後車輪32は上記リヤアー
ム25の後端部に上記車軸31により片持ち支持されて
いる。
【0025】上記左右バックステー7,7のうち、上記
一側方(左側方)のバックステー7に上記緩衝器28の
上端部が上記枢支軸29により枢支され、上記緩衝器2
8の下端部は、上記車体中央9から上記一側方(左側
方)に偏位した上記リヤアーム25の後部側に上記他の
枢支軸29により枢支されている。
【0026】上記車体フレーム3の上部フレーム8に
は、ライダー37の着座用のシート38が支持されてい
る。上記各ダウンチューブ6の後部には、上記シート3
8に着座したライダー37用のフートレスト39が支持
されている。
【0027】上記リヤアーム25の下方近傍に配置され
て前後方向に延びるメインスタンド41が設けられ、こ
のメインスタンド41の後部側が前下方に向って往、復
回動自在となるようその前端部が上記リヤアーム25に
枢支軸42により枢支され、上記リヤアーム25は復回
動(図1中実線矢印)する方向にばね43で付勢されて
いる。この場合、上記メインスタンド41は枢支軸42
により車体フレーム3に枢支させてもよい。
【0028】特に、図2において、上記メインスタンド
41は、その前端部側から後端部側に向うに従い車体2
の幅方向の寸法が増加する形状とされている。そして、
上記メインスタンド41の後端部(回動端部)における
上記一側方(左側方)の端部41aよりも、他側方(右
側方)の端部41bが上記車体中央9により近くなるよ
う上記メインスタンド41が上記車体中央9を中心とし
て左右非対称形に成形されている。
【0029】車両1を駐車させる場合には、上記ばね4
3に抗して上記メインスタンド41を往回動(図1中一
点鎖線矢印)させ、その回動端部を上記走行路面36に
接地させれば、上記車両1は前車輪14とメインスタン
ド41とによって、上記走行路面36上に自立可能とさ
れる(図1中一点鎖線)。
【0030】上記車両1の走行用駆動源である電動機4
5が設けられ、この電動機45は上記後車輪32と同じ
軸心上に配置されて上記リヤアーム25の後端部に支持
され、上記電動機45の出力軸に後車輪32が連動連結
されている。また、上記後車輪32を制動可能とする制
動装置46が設けられている。この制動装置46は上記
後車輪32と同じ軸心上に配置されるドラム式ブレーキ
47と、制動操作力を入力してこのブレーキ47を制動
動作可能とさせる制動操作装置48とを備えている。
【0031】上記車両1はバッテリ電源51を搭載して
おり、このバッテリ電源51は、上記左右バックステー
7,7の間に配置されて、車体2の側面視でこれら各バ
ックステー7と互いにほぼ平行に延びている。上記バッ
テリ電源51は、その下方から支持装置52を介し車体
フレーム3に着脱自在に支持され、上記バッテリ電源5
1に電気的や電子的な車両構成機器53が電気的に接続
されている。また、上記バッテリ電源51に対し上記機
器53を電気的に断接自在とするメインスイッチ54が
設けられ、このメインスイッチ54は、上記車体フレー
ム3に支持装置55により支持されている。
【0032】上記バッテリ電源51と支持装置55と
を、その前方から開閉自在に覆って車体フレーム3のバ
ックステー7に着脱自在に支持される樹脂製のカバー体
56が設けられ、このカバー体56によって、車両1の
外観上の見栄えが向上させられている。
【0033】上記機器53は、上記電動機45を電子的
に制御するコントローラ58、車両1の前方を照射する
ヘッドランプ59、およびメータ60を備えている。
【0034】また、図3〜5において、上記機器53
は、上記バッテリ電源51を電子的に制御するコントロ
ーラ(BMC)62、このコントローラ62から延出す
るワイヤハーネス63、このワイヤハーネス63に対
し、上記ダウンチューブ6内を通り上記コントローラ5
8から延出してきたワイヤハーネス64と上記ヘッドラ
ンプ59やメータ60から延出してきたワイヤハーネス
65との各延出端を接続させるカプラ66等を備えてい
る。
【0035】上記支持装置52は、上記バッテリ電源5
1の下方で上記バックステー7,7の間に配置され、上
記バッテリ電源51をその下方から支持する樹脂製の支
持体69を備えている。
【0036】上記支持体69は、上記バックステー7,
7の各下部の間に配置されて、車体2の側面視(図1,
3)で、軸心70が上記バックステー7とほぼ平行に上
下方向に延びる断面矩形状で強度の大きい筒状体71
と、この筒状体71に支持され、この筒状体71の内部
空間を上下に仕切る仕切体72と、上記筒状体71の外
面に一体的に突設されるフランジ73とを備えている。
上記支持体69における上記仕切体72よりも上側の空
間は、上記筒状体71の上部で囲まれて後上方に向って
開口する上部空間74とされ、上記仕切体72よりも下
側の空間は、上記筒状体71の下部で囲まれて前下方に
向って開口する下部空間75とされている。
【0037】上記各バックステー7,7の下部にそれぞ
れブラケット77が突設され、これらブラケット77に
上記フランジ73が締結具78により締結され、もっ
て、上記支持体69の左右各側部が上記各バックステー
7の下部に結合されている。
【0038】上記支持体69の上部空間74には、上記
バッテリ電源51の下端部がその上方から嵌脱自在に嵌
入されて、このバッテリ電源51が上記支持体69に着
脱自在に支持されている。一方、上記支持体69の下部
空間75は、上記支持体69の下方(直下)の近傍に配
置され、上記機器53のうち、コントローラ62および
カプラ66と、これらから延出するワイヤハーネス63
〜65の各延出部分とを収納する収納空間80とされ、
上記コントローラ62とカプラ66は上記支持体69に
着脱自在に取り付けられている。
【0039】そして、上記したように支持体69にバッ
テリ電源51を着脱自在に支持させると、このバッテリ
電源51は自動的に上記コントローラ62に電気的に断
接自在に接続されるようになっている。
【0040】上記カバー体56は、上記バッテリ電源5
1と支持体69とを一体的にその前方から開閉自在に覆
うと共に、上記カバー体56は、その下端部82で上記
収納空間80の少なくとも一部分である下端開口の前部
をその下方から開閉自在に覆っている。
【0041】そして、上記メインスイッチ54を操作し
て、上記バッテリ電源51に対し機器53を電気的に接
続させ、もって、上記機器53を介しバッテリ電源51
から電動機45に電力を供給して駆動させれば、上記車
両1は走行路面36上を走行可能とされる。この走行
中、ライダー37によるハンドル20の操向操作で、ハ
ンドル20、ステアリングシャフト11、およびフロン
トフォーク12を介して前車輪14が操向され、また、
走行路面36から車両1に与えられる衝撃力は、上記前
車輪14側のフロントフォーク12の緩衝器15と、上
記後車輪32側の緩衝器28とによって緩和される。
【0042】上記構成によれば、車両1の側面視で、上
記バックステー7を上記結合部24から後上方に向って
直線的に延出させ、この延出部分に上記緩衝器28の上
端部を枢支させてある。
【0043】このため、上記車体2の側面視で、上記バ
ックステー7、リヤアーム25、および緩衝器28は各
辺が直線状の三角形状をなすことから、車両1の走行時
に、上記走行路面36側から後車輪32を介して上記バ
ックステー7、リヤアーム25、および緩衝器28に衝
撃力が与えられるとき、これら衝撃力は上記バックステ
ー7、リヤアーム25、および緩衝器28においてそれ
ぞれ軸方向力として支持される。この場合、特に、上記
バックステー7は、従来、これが屈曲されていたことに
比べて、強度の向上が達成され、その分、このバックス
テー7を軽量にすることができる。
【0044】よって、上記バックステー7を備える車体
フレーム3の強度を向上させることができ、これに伴
い、この車体フレーム3を軽量にできる分、車両1の取
り回し操作がより容易にできる。
【0045】また、前記したように、緩衝器28の下端
部は、上記リヤアーム25の前端部の枢支軸26と、リ
ヤアーム25の後端部の後車輪32の車軸31との間の
ほぼ中央に枢支されている。
【0046】このため、上記枢支軸26を中心として揺
動する上記緩衝器28に対する上記緩衝器28の下端部
の枢支点のレバー比は2程度に抑制されることから、上
記後車輪32側からリヤアーム25の後端部に与えられ
る外力に基づき、上記緩衝器28を介し上記バックステ
ー7に与えられる外力の大きさは2倍程度に抑制され
る。
【0047】よって、その分、上記バックステー7の強
度を小さくできて、このバックステー7をより軽量にす
ることができ、上記した車両1の取り回し操作が更に容
易となる。
【0048】また、前記したように、車体2の幅方向
で、上記メインスタンド41における上記一側方の端部
41aよりも他側方の端部41bが上記車体中央9によ
り近くなるよう上記メインスタンド41を成形してあ
る。
【0049】このため、上記メインスタンド41の他側
方の端部41bが外側方に向って大きく突出する、とい
うことは防止される。また、上記メインスタンド41の
一側方の端部41aは、上記他側方の端部41bよりも
外側方に向ってより大きく突出するが、上記一側方は上
記リヤアーム25の後部側が配置されていて、このリヤ
アーム25の存在により、上記一側方の端部41aだけ
が外側方に大きく突出するということは防止される。
【0050】よって、車両1の取り回し操作時に、上記
メインスタンド41の各端部41a,41bが操作者の
邪魔になるということが防止されて、上記取り回し操作
が更に容易にできる。
【0051】また、前記したように、左右バックステー
7,7のうち、上記一側方のバックステー7に上記緩衝
器28の上端部を枢支させてある。
【0052】このため、上記緩衝器28の上、下端部は
共に、上記車体中央9から一側方に偏位することから、
上記緩衝器28は上記車体中央9に対し、より平行に配
置される。
【0053】よって、上記緩衝器28を介し上記バック
ステー7に与えられる車体2の幅方向の分力は小さく抑
えられることから、上記バックステー7の強度を小さく
させることができて、より軽量にすることができる。
【0054】また、前記したように、左右バックステー
7,7の間に上記バッテリ電源51と支持体69とを配
置し、上記各バックステー7,7にそれぞれ上記支持体
69を結合させてある。
【0055】このため、上記バッテリ電源51を支持す
る支持体69が上記各バックステー7の補強材として利
用されることとなり、よって、上記各バックステー7は
簡単な構成によって強度向上が達成される。また、この
強度向上により、上記各バックステー7を更に軽量にで
きる。
【0056】また、前記したように、車体フレーム3
と、この車体フレーム3に結合されてバッテリ電源51
をその下方から支持する支持体69とを備え、上記支持
体69の下方近傍に、電気、電子的な機器53の少なく
とも一部であるコントローラ62とカプラ66等を収納
する収納空間80を設けてある。
【0057】ここで、上記支持体69は、一般的に重量
の重いバッテリ電源51を支持するものであって、十分
に大きい強度を有している。
【0058】このため、上記した支持体69の下方近傍
に設けられる収納空間80に収納される機器53は、上
記した強度の大きい支持体69によって、車体2の外部
からの外力に対しより確実に保護される。
【0059】また、上記収納空間80は、軸心70が上
下方向に延びる筒状体71の下部の内部の下部空間75
により成形され、上記筒状体71の上部の内部の上部空
間74には、バッテリ電源51の下端部が嵌入されてい
るため、上記収納空間80に収納された機器53は、上
記支持装置52と筒状体71とにより、上方、前後、左
右から囲まれることとなり、よって、上記機器53は、
更に確実に保護される。
【0060】しかも、上記支持体69は、上記バッテリ
電源51をその下方から支持するものであって、このバ
ッテリ電源51は上記支持体69の上方に配置されてい
るため、上記支持体69の下方の収納空間80に収納さ
れた機器53に対し保守、点検作業をしようとすると
き、上記バッテリ電源51が邪魔になるということは防
止される。
【0061】よって、前記したように、機器53がより
確実に保護されるようにした場合でも、この機器53に
対する保守、点検作業は容易にできる。
【0062】また、前記したように、車体フレーム3
が、ヘッドパイプ5から後下方に向って延出するダウン
チューブ6と、このダウンチューブ6の延出端部から上
方に向って延出する左右一対のバックステー7,7とを
備え、上記左右バックステー7,7の間に上記バッテリ
電源51と支持体69とを配設して、この支持体69を
上記各バックステー7にそれぞれ結合してある。
【0063】このため、上記収納空間80に収納された
上記機器53は、車体フレーム3を構成して強度の大き
い左右バックステー7,7によっても左右から囲まれ
る。しかも、上記支持体69は、上記左右バックステー
7,7にそれぞれ結合されることにより両持ち支持され
て強度がより向上させられる。
【0064】よって、上記機器53は、上記バックステ
ー7,7と支持体69とにより、更に確実に保護され
る。
【0065】また、前記したように、バッテリ電源51
と支持体69とをその前方から開閉自在に覆うカバー体
56を設け、上記カバー体56の下端部82で、上記収
納空間80の少なくとも一部分をその下方から開閉自在
に覆っている。
【0066】このため、上記カバー体56は、上記収納
空間80をその前方と下方とから覆うことから、上記収
納空間80に収納された上記機器53は、車体2の外部
からの外力に対しより確実に保護されると共に、車両1
の走行中に跳ね上げられた砂などが上記機器53に向う
ことからも保護される。
【0067】しかも、上記カバー体56は、上記収納空
間80を開閉自在とするものであることから、上記カバ
ー体56の取り外しにより、上記収納空間80に収納し
た機器53に対する保守、点検作業は容易にできる。
【0068】更に、前記したように、収納空間80は、
筒状体71の下部の内部の下部空間75により成形され
ていて、前下方に向って開口させられている。
【0069】このため、上記収納空間80に収納された
機器53に対する保守、点検作業は、上記車体2のヘッ
ドパイプ5、ダウンチューブ6、およびバックステー7
で囲まれたこの車体2における空間を通してすることが
できる。よって、車両1が狭いところに駐車されている
場合でも、上記作業は容易することができる。
【0070】なお、以上は図示の例によるが、上記車両
1は三輪であってもよい。また、上記車両1の走行駆動
源は内燃機関であってもよく、また、この内燃機関は、
リヤアーム25と別体とされて上記車体フレーム3に支
持されるものであってもよい。また、上記カバー体56
と支持体69は金属製であってもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0072】請求項1の発明は、車体フレームと、この
車体フレームに結合されてバッテリ電源をその下方から
支持する支持体とを備えた鞍乗型車両において、
【0073】上記支持体の下方近傍に、電気、電子的な
機器を収納する収納空間を設けてある。
【0074】ここで、上記支持体は、一般的に重量の重
いバッテリ電源を支持するものであって、十分に大きい
強度を有している。
【0075】このため、上記した支持体の下方近傍に設
けられる収納空間に収納される機器は、上記した強度の
大きい支持体によって、車体の外部からの外力に対しよ
り確実に保護される。
【0076】しかも、上記支持体は、上記バッテリ電源
をその下方から支持するものであって、このバッテリ電
源は上記支持体の上方に配置されているため、上記支持
体の下方の収納空間に収納された機器に対し保守、点検
作業をしようとするとき、上記バッテリ電源が邪魔にな
るということは防止される。
【0077】よって、前記したように、機器がより確実
に保護されるようにした場合でも、この機器に対する保
守、点検作業は容易にできる。
【0078】請求項2の発明は、車体フレームが、ヘッ
ドパイプから後下方に向って延出するダウンチューブ
と、このダウンチューブの延出端部から上方に向って延
出する左右一対のバックステーとを備えた鞍乗型車両に
おいて、
【0079】上記左右バックステーの間に上記バッテリ
電源と支持体とを配設して、この支持体を上記各バック
ステーにそれぞれ結合してある。
【0080】このため、上記収納空間に収納された上記
機器は、車体フレームを構成して強度の大きい左右バッ
クステーによっても左右から囲まれる。しかも、上記支
持体は、上記左右バックステーにそれぞれ結合されるこ
とにより両持ち支持されて強度がより向上させられる。
【0081】よって、上記機器は、上記バックステーと
支持体とにより、更に確実に保護される。
【0082】請求項3の発明は、上記バッテリ電源と支
持体とをその前方から開閉自在に覆うカバー体を設けた
鞍乗型車両において、
【0083】上記カバー体の下端部で、上記収納空間の
少なくとも一部分をその下方から開閉自在に覆ってい
る。
【0084】このため、上記カバー体は、上記収納空間
をその前方と下方とから覆うことから、上記収納空間に
収納された上記機器は、車体の外部からの外力に対しよ
り確実に保護されると共に、車両の走行中に跳ね上げら
れた砂などが上記機器に向うことからも保護される。
【0085】しかも、上記カバー体は、上記収納空間を
開閉自在とするものであることから、上記カバー体の取
り外しにより、上記収納空間に収納した機器に対する保
守、点検作業は容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の全体側面図である。
【図2】車両の後部平面図である。
【図3】図1の部分拡大部分断面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視部分断面図である。
【図5】図3の5‐5線矢視部分断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 車体 3 車体フレーム 5 ヘッドパイプ 6 ダウンチューブ 7 バックステー 9 車体中央 11 ステアリングシャフト 12 フロントフォーク 14 前車輪 24 結合部 25 リヤアーム 26 枢支軸 28 緩衝器 31 車軸 32 後車輪 36 走行路面 38 シート 41 メインスタンド 41a 端部 41b 端部 51 バッテリ電源 52 支持装置 53 機器 55 支持装置 56 カバー体 69 支持体 80 収納空間 82 下端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームと、この車体フレームに結
    合されてバッテリ電源をその下方から支持する支持体と
    を備えた鞍乗型車両において、 上記支持体の下方近傍に、電気、電子的な機器を収納す
    る収納空間を設けた鞍乗型車両における車両構成部品の
    収納構造。
  2. 【請求項2】 車体フレームが、ヘッドパイプから後下
    方に向って延出するダウンチューブと、このダウンチュ
    ーブの延出端部から上方に向って延出する左右一対のバ
    ックステーとを備えた鞍乗型車両において、 上記左右バックステーの間に上記バッテリ電源と支持体
    とを配設して、この支持体を上記各バックステーにそれ
    ぞれ結合した請求項1に記載の鞍乗型車両における車両
    構成部品の収納構造。
  3. 【請求項3】 上記バッテリ電源と支持体とをその前方
    から開閉自在に覆うカバー体を設けた鞍乗型車両におい
    て、 上記カバー体の下端部で、上記収納空間の少なくとも一
    部分をその下方から開閉自在に覆った請求項1、もしく
    は2に記載の鞍乗型車両における車両構成部品の収納構
    造。
JP2001322090A 2001-10-19 2001-10-19 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造 Expired - Fee Related JP4129905B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322090A JP4129905B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造
TW91122846A TW557273B (en) 2001-10-19 2002-10-03 Vehicle component storage structure for saddle type vehicle
CN 02148002 CN1258459C (zh) 2001-10-19 2002-10-18 坐骑式车辆中车辆的构成部件的收藏结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322090A JP4129905B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003127939A true JP2003127939A (ja) 2003-05-08
JP4129905B2 JP4129905B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=19139193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001322090A Expired - Fee Related JP4129905B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4129905B2 (ja)
CN (1) CN1258459C (ja)
TW (1) TW557273B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096612A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動二輪車
JP2012096596A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096612A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動二輪車
JP2012096596A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
CN1412067A (zh) 2003-04-23
CN1258459C (zh) 2006-06-07
JP4129905B2 (ja) 2008-08-06
TW557273B (en) 2003-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6642837B2 (ja) 鞍乗り型車両のabs配置構造
EP2641822B1 (en) Electric saddled vehicle, and drive device for electric vehicle
TWI529089B (zh) 電動式跨騎型車輛
JP6959442B2 (ja) 鞍乗型電動車両
JP7001819B2 (ja) 鞍乗型電動車両
JP4176610B2 (ja) スクータ型車両
JP6167151B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4151773B2 (ja) 鞍乗型車両におけるフロントフォーク構造
TWI751486B (zh) 跨坐型電動車輛
JP4105538B2 (ja) 電動二輪車
JP5851530B2 (ja) 鞍乗り型車両の施錠構造
JP4129904B2 (ja) 鞍乗型車両における車体構造
JP5951655B2 (ja) 鞍乗り型車両の収納構造
JP2002337780A (ja) 鞍乗型車両における折り畳み式車体構造
JP2003127939A (ja) 鞍乗型車両における車両構成部品の収納構造
JP7063929B2 (ja) 鞍乗型電動車両
JP3900406B2 (ja) 鞍乗型車両における車体前部構造
JP2004243956A (ja) 自動二輪車の燃料タンク配置
JP5453127B2 (ja) 自動二輪車
JP6979436B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2003127958A (ja) 鞍乗型車両における折り畳み式ハンドル装置
JP2021160602A (ja) 鞍乗り型車両
JP2002225771A (ja) 自動二輪車における車両構成部品の配設構造
JP2003127962A (ja) 鞍乗型車両における制動装置
JPH08142965A (ja) パワーアシスト三輪自転車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees