JP2003127892A - サスペンションメンバ - Google Patents

サスペンションメンバ

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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を向上すると共に軽量化を可能とす
る。 【解決手段】 フロントサスペンションメンバ10のロ
アアーム取付部14Aにおける下壁部54及び図示を省
略した上壁部には、真空ダイキャストにて、ロアアーム
取付部14Aを形成する型を横方向(図の矢印C方向)
へ抜く場合の機械加工代70を考慮した所定幅W1の凸
形状部72が車幅方向に沿って形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサスペンションメン
バに係り、特に、ロアアームが取付けられボデーに取付
けるサスペンションメンバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサスペンションメンバと
しては、例えば、図17に示されているものがある。
【0003】このサスペンションメンバでは、フロント
サスペンションメンバ100の前方側取付部100A
に、ロアアーム102の前方側アーム102Aがボルト
104によって取付けられており、フロントサスペンシ
ョンメンバ100の後方側取付部100Bに、ロアアー
ム102の後方側アーム102Bがボルト106によっ
て取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このサ
スペンションメンバでは、ロアアーム102の入力荷重
に対して強度、締結性能及び剛性を確保するため、フロ
ントサスペンションメンバ100における後方側取付部
100Bの下方に別部品のブレース108を配設し、こ
のブレース108とボデーとに間に後方側取付部100
Bを挟み込む構成としている。この結果、部品点数が増
加するという不具合がある。これを改善するには、ブレ
ース108を含めたフロントサスペンションメンバ10
0全体を鋳造により製造することが考えられるが、この
場合には、機械加工による仕上げが必要になる部位が多
くなり生産性が低下すると共に、厚肉部が多くなり重量
増加が問題になる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、生産性を向上
できると共に軽量化が可能なサスペンションメンバを得
ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
おけるサスペンションメンバは、少なくともロアアーム
取付部が、他の部位よりも肉厚とされた凸形状部であ
り、該凸形状部は機械加工部であることを特徴とする。
【0007】従って、サスペンションメンバにおける少
なくともロアアーム取付部が、他の部位よりも肉厚とさ
れた凸形状部であり、凸形状部が機械加工部であるた
め、機械加工部を凹形状とする場合に比べ、加工代を考
慮しても、機械加工範囲が狭くなくなると共に機械加工
が容易になり、生産性を向上できる。また、厚肉部を最
小にすることができるので、軽量化が可能になる。
【0008】請求項2記載の本発明におけるサスペンシ
ョンメンバは、ロアアーム取付部が袋形状であり、該ロ
アアーム取付部がボデーに取付けられるボデー取付部と
異なる位置に設定されていることを特徴とする。
【0009】従って、ロアアーム取付部が袋形状であ
り、ロアアーム取付部がボデーに取付けられるボデー取
付部と異なる位置に設定されているため、機械加工が容
易になり、生産性を向上できる。また、厚肉部を最小に
することができるので、軽量化が可能になる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項2に記載
のサスペンションメンバにおいて、前記ロアアーム取付
部の上壁部が傾斜部を有し、前記ロアアーム取付部の下
壁部がボデー取付部と真っ直ぐに繋がっているこたとを
特徴とする。
【0011】従って、請求項2に記載の内容に加えて、
ロアアーム組付時、カラーをロアアーム取付部の上壁部
と下壁部との間に挟む際に、上壁部の傾斜部により、上
壁部が組付け方向に容易に撓む。この結果、上壁部また
は下壁部とカラーとの間に隙間を設定する必要がないの
で組付歪が無くなる。また、ロアアーム取付部の下壁部
がボデー取付部と真っ直ぐに繋がっているため、ロアア
ームの入力に対して、上壁部と下壁部との剛性差によ
り、上壁部側の分担荷重に比べ、下壁部側の分担荷重を
大きくできる。このため、下壁部とボデー取付部との間
を補強することでロアアームからの入力に対する強度も
向上できる。
【0012】請求項4記載の本発明におけるサスペンシ
ョンメンバは、ロアアーム取付部にブッシュが装着され
ていることを特徴とする。
【0013】従って、ロアーム取付部にブッシュが装着
されているため、スペースに余裕のあるロアアーム側に
撓み代を形成することができると共に、ロアアーム側に
厚肉等による補強を行うことが可能となる。この結果、
サスペンションメンバの肉厚を薄くすることができるた
め、サスペンションメンバの生産性を向上できると共に
軽量化が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明におけるサスペンションメ
ンバの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0015】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0016】図2に示される如く、本実施形態のフロン
トサスペンションメンバ10は、前部の車幅方向両端部
に形成された前方取付部12と、後部の車幅方向両端部
に形成された後方取付部14において、例えば、直接あ
るいはゴムブッシュのような弾性を持つマウント機構を
介してボデーとしての左右のフロントサイドメンバ16
に取り付けられている。
【0017】図1に示される如く、フロントサスペンシ
ョンメンバ10の後方取付部14においては、Iアーム
2本のからなるダブルジョイントのロアアーム20の後
方側アーム20Aを支持するロアアーム取付部14A
と、ロアアーム取付部14Aの後方へ延設された、ロア
アーム取付部14Aと異なる位置にボデー取付部14B
が一体的に形成されている。
【0018】フロントサスペンションメンバ10のロア
アーム取付部14Aとフロントサイドメンバ16との間
には、ロアアーム20の後方側アーム20Aが締結手段
としてのボルト22によってカラー21を介して軸支さ
れており、ロアアーム取付部14Aには、後方側アーム
20Aを上方から覆うブラケットカバー22が配設され
ている。また、ボルト22は、ワッシャ23、ロアアー
ム取付部14A、カラー21、ブラケットカバー22及
びフロントサイドメンバ16を下方から貫通しており、
フロントサイドメンバ16の断面内部上面に配設された
ナット24に螺合している。
【0019】一方、フロントサスペンションメンバ10
のボデー取付部14Bは、ブラケットカバー22を挟ん
でフロントサイドメンバ16に締結手段としてのボルト
26によって固定されており、ボルト26は、ボデー取
付部14B、ブラケットカバー22及びフロントサイド
メンバ16を下方から貫通しており、フロントサイドメ
ンバ16の断面内部上面に配設されたナット28に螺合
している。
【0020】図3に示される如く、フロントサスペンシ
ョンメンバ10の前方取付部12においては、ロアアー
ム20の前方側アーム20Bを取付けるロアアーム取付
部12Aと、ロアアーム取付部12Aと異なる位置とな
るロアアーム取付部12Aの上方に形成され、フロント
サイドメンバ16へ取付けるボデー取付部12Bと、が
一体構造とされている。
【0021】図4に示される如く、ロアアーム取付部1
2Aに車両前後方向に沿って形成された貫通孔30に
は、ブッシュ32が圧入されており、このブッシュ32
に介して、ロアアーム20の前方側アーム20Bが、ボ
ルト34とナット36とで取付けられている。従って、
ドライブシャフト39等の干渉が無く、車両前後方向等
にスペースの余裕があるロアアーム20の前方側アーム
20Bに撓み代Tを設定すると共に、ロアアーム20側
に厚肉等による補強を行うことが可能となっている。
【0022】また、フロントサスペンションメンバ10
の前方取付部12のロアアーム取付部12Aとボデー取
付部12Bは、縦壁部12Cによって真っ直ぐに連結さ
れており、縦壁部12Cの車両前後方向となる両面に
は、それぞれロアアーム取付部12Aとボデー取付部1
2Bとを繋ぐ補強用のリブ40、42が形成されてい
る。
【0023】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0024】本実施形態では、ロアアーム20の後方側
アーム20Aを、フロントサイドメンバ16と、フロン
トサスペンションメンバ10のロアアーム取付部14A
とで挟持し、ボルト22で共締めすると共に、フロント
サスペンションメンバ10を延設しボデー取付部14B
を形成し、このボデー取付部14Bをボルト26によっ
て、フロントサイドメンバ16に固定したため、部品点
数が低減でき、コストも低減できる。
【0025】また、ロアアーム取付部におけるへたり面
が、フロントサスペンションメンバ10のロアアーム取
付部14Aにおける、ロアアーム20の後方側アーム2
0Aとの当接面S1と、ワッシャ23との当接面S2と
の2面に減少する。この結果、へたりによる取付部の軸
力の損失を低減でき、設定軸力を下げることができる
の。このため、ボルト22に細いボルトを使用できるの
で、コスト及び重量も低減できる。
【0026】また、本実施形態では、ロアアーム取付部
12Aに形成された貫通孔30にブッシュ32を圧入
し、このブッシュ32に介して、ロアアーム20の前方
側アーム20Bがロアアーム取付部12Aに取付けられ
ており、スペースに余裕のあるロアアーム20の前方側
アーム20Bに撓み代を設定したため、ロアアーム取付
部12A側に組付歪により応力は発生しない。この結
果、組付歪により発生する応力に備えてロアアーム取付
部12Aを厚肉にし補強する必要がないので、フロント
サスペンションメンバ10の生産性を向上できると共に
軽量化が可能になる。更にフロントサスペンションメン
バ10をコンパクトにできる。
【0027】また、フロントサスペンションメンバ10
の前方取付部12のロアアーム取付部12Aとボデー取
付部12Bが、縦壁部12Cによって真っ直ぐに連結さ
れているため、ロアアーム20からの入力をフロントサ
イドメンバ16へ効率良く伝達できると共に、リブ4
0、42の補強により、ボデー取付部12Bの強度及び
剛性を確保することができる。また、フロントサスペン
ションメンバ10の前方取付部12のロアアーム取付部
12Aとボデー取付部12Bとが一体構造とされている
ため、別部材との機械的結合を無くすことができ、重量
及びコストを低減できる。
【0028】また、ロアアーム取付部12Aに形成され
た貫通孔30にブッシュ32を圧入し、このブッシュ3
2に介して、ロアアーム20の前方側アーム20Bがロ
アアーム取付部12Aに取付けられているため、図4に
示される如く、ボデー取付部12Bの中心線M1と前方
側アーム20Bの中心点P1とのオフセット量L1が、
図5に示される従来技術のように、フロントサスペンシ
ョンメンバ120のロアアーム取付部120Aと別部材
122との間でロアアームの取付部124を支持する場
合の、ボデー取付部120Bの中心線M2とロアアーム
の取付部124の中心点P2とのオフセット量L2に比
べ小さくすることができる。この結果、本実施形態で
は、ロアアーム取付部12Aの剛性がアップする。
【0029】なお、ロアアームにLアームを使用する場
合には、図6に示される如く、ロアアーム取付部12A
に図6に矢印Aで示す車両前後方向のこじりが発生す
る。このため、ロアアーム取付部12Aの後方側に車両
後方に延びるリブ46を形成することで、このこじり力
に対する剛性及び強度を向上できる。
【0030】次に、本発明におけるサスペンションメン
バの第2実施形態を図7及び図8に従って説明する。
【0031】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】図7に示される如く、本実施形態では、ロ
アアーム20の後方側アーム20Aを取付けるフロント
サスペンションメンバ10における後方取付部14のロ
アアーム取付部14Aが、車幅方向外側が開口された袋
形状となっている。
【0033】図8に示される如く、ロアアーム取付部1
4Aの上壁部50は、車両前後方向に傾斜部50A、5
0Bを有する山形状となっており、車両後側の傾斜面5
0Bは、ボデー取付部14Bの上面52に繋がってい
る。また、ロアアーム取付部14Aの下壁部54は、車
両後方に向かって延設され、ボデー取付部14Bの下面
56に真っ直ぐ繋がっている。
【0034】また、ボデー取付部14Bの上面52は、
ロアアーム20の後方側アーム20Aにおける入力中心
P3の高さの位置に設定されている。
【0035】ロアアーム取付部14Aの上壁部50と下
壁部54との間には、ロアアーム20の後方側アーム2
0Aが締結手段としてのボルト60によってカラー62
を介して軸支されており、ボルト60は、下壁部54、
カラー62及び上壁部50を下方から貫通しており、上
壁部50の上面に配設されたナット64に螺合してい
る。
【0036】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0037】本実施形態では、第1実施形態に記載の作
用効果に加えて以下の作用効果がある。
【0038】フロントサスペンションメンバ10のロア
アーム取付部14Aに、ロアアーム20の後方側アーム
20Aを組付ける際に、カラー62を上壁部50と下壁
部54との間に挟みボルト60で締結する。この時、組
付作業性及び各部品のばらつきを考慮して上壁部50及
び下壁部54とカラー62との間に隙間を設定すると、
これらの隙間により締結時に発生する歪によって応力が
発生する。しかしながら、本実施形態では、上壁部50
の車両前後方向に傾斜部50Aと傾斜部50Bを設けた
ことにより、上壁部50が組付け方向(図8の矢印B方
向)に撓み易くなっている。この結果、前記隙間を設定
する必要がないので、前記組付歪が無くなる。
【0039】また、本実施形態では、ロアアーム取付部
14Aの上壁部50が、車両後側の傾斜面50Bによっ
てボデー取付部14Bの上面52に繋がっており、ロア
アーム取付部14Aの下壁部54が、ボデー取付部14
Bの下面56に真っ直ぐ繋がっている。この結果、ロア
アーム20の後方側アーム20Aの入力(図8の矢印F
1)に対して、上壁部50と下壁部54との剛性差によ
り、上壁部50側の分担荷重F2に比べ、下壁部54側
の分担荷重F3を大きくできる。このため、例えば、ロ
アアーム取付部14Aの袋形状内に下壁部54とボデー
取付部14Bとを繋ぐリブ66を形成し、下壁部54と
ボデー取付部14Bとを補強することでロアアーム20
の後方側アーム20Aに対する入力強度を満足させるこ
とができる。
【0040】次に、本発明におけるサスペンションメン
バの第3実施形態を図9〜図13に従って説明する。
【0041】なお、第2実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図9に示される如く、本実施形態のフロン
トサスペンションメンバ10のロアアーム取付部14A
における下壁部54には、真空ダイキャストにて、ロア
アーム取付部14Aを形成する型を横方向(図9の矢印
C方向)へ抜く場合の機械加工代70を考慮した所定幅
W1の凸形状部72が車幅方向に沿って形成されてい
る。
【0043】図10に示される如く、ロアアーム取付部
14Aにおける上壁部50も同様に、加工代70を考慮
した凸形状部72が車幅方向に沿って形成されている。
なお、型を抜く際の抜き勾配は角度θとなっており、ロ
アアームブッシュ取付面は間隔Tとなっている。
【0044】また、凸形状部72における加工代70を
設けた機械加工部72Aの車幅方向内側部(奥側部)7
2Bには、上方(図10の矢印D方向)または下方(図
10の矢印E方向)に、上型と下型によりそれぞれ肉抜
部74が形成されており、図11に示す機械加工部72
Aの肉厚M1と、図12に示す車幅方向内側部72Bの
肉厚M2とが均一に近づくようになっている。
【0045】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0046】本実施形態では、フロントサスペンション
メンバ10のロアアーム取付部14Aにおける上壁部5
0と下壁部54とに加工代70を考慮した所定幅W1の
凸形状部72が車幅方向に沿って形成されており、凸形
状部72における加工代70を設けた機械加工部72A
の車幅方向内側部72Bには、肉抜部74が形成されて
いる。この結果、補強のための厚肉部となる凸形状部7
2を最小にできると共に、加工代70となる加工範囲も
最小にできる。更に、凸形状部72の肉厚を均一にする
ことができる。このため、真空ダイキャストにおいて厚
肉部に発生し易い鋳造欠陥を防止でき強度を向上でき
る。また、無駄肉が少なくなり重量を低減できる。
【0047】また、本実施形態では、図13に示される
如く、袋形状とされたロアアーム取付部14A内に小径
のカッター80を挿入し、カッター80を同一面内、即
ち2次元方向に移動することで、必要最小限とされた幅
W1の機械加工部72Aを容易に加工できる。
【0048】従って、本実施形態では、フロントサスペ
ンションメンバ10の生産性を向上できると共に軽量化
が可能になる。
【0049】また、本実施形態では、抜き型により、凸
形状部72の側面の72C、72Dをなだらかな傾斜面
とすることで、この部位の断面変化が少なくなり応力が
集中し難い構造にできる。
【0050】これに対して、図14に示される比較例に
おいては、厚肉部140にカッタ142を使用して所定
の肉厚となる凹形状の機械加工部144を形成するた
め、所定の必要幅W1に対して加工幅W2が、本実施形
態に比べて広くなる。また、図14に矢印Kで示すよう
に、カッター148による3次元での加工が必要とな
る。更に、応力集中を緩和するため、機械加工部144
の側面144A、144Bをなだらかな傾斜面とする場
合には、カッター148を大径とする必要があり、カッ
ター148を大径とすると、袋形状内に入り難いという
不具合がある。
【0051】なお、本実施形態では、袋形状とされたロ
アアーム取付部14Aに凸形状部72を形成したが、こ
れに代えて、図15に示される如く、矢印Y1、Y2、
Y3の3方向に抜く型を使用し、コ字状のロアアーム取
付部14Aに凸形状部72を形成した構成としても良
い。また、図16に示される如く、矢印Y4、Y5の2
方向に抜く型のみで、ロアアーム取付部14Aに肉抜部
を無くした凸形状部72を形成した構成としても良い。
【0052】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の本発明におけるサスペン
ションメンバは、少なくともロアアーム取付部が、他の
部位よりも肉厚とされた凸形状部であり、凸形状部は機
械加工部であるため、生産性を向上できると共に軽量化
が可能であるという優れた効果を有する。
【0054】請求項2記載の本発明におけるサスペンシ
ョンメンバは、ロアアーム取付部が袋形状であり、ロア
アーム取付部がボデーに取付けられるボデー取付部と異
なる位置に設定されているため、生産性を向上できると
共に軽量化が可能であるという優れた効果を有する。
【0055】請求項3記載の本発明は、請求項2に記載
のサスペンションメンバにおいて、ロアアーム取付部の
上壁部が傾斜部を有し、ロアアーム取付部の下壁部がボ
デー取付部と真っ直ぐに繋がっているため、請求項2に
記載の効果に加えて、ロアアーム組付時に組付歪が無く
なると共にロアアームからの入力に対する強度も向上で
きるという優れた効果を有する。
【0056】請求項4記載の本発明におけるサスペンシ
ョンメンバは、ロアアーム取付部にブッシュが装着され
ているため、生産性を向上できると共に軽量化が可能で
あるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す車両下方から見た平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す車両前方外側から見た分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す側断面図である。
【図5】比較例のサスペンションメンバを示す図4に対
応する側断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係るサスペン
ションメンバを示す車両前方外側から見た分解斜視図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す車両前方外側から見た分解斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す側断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るサスペンションメ
ンバを示す車両後方外側から見た斜視図である。
【図10】図9の10−10線に沿った断面図である。
【図11】図9の11−11線に沿った断面図である。
【図12】図9の12−12線に沿った断面図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係るサスペンション
メンバの加工を示す側断面図である。
【図14】比較例に係るサスペンションメンバの加工を
示す側断面図である。
【図15】本発明の第3実施形態の変形例に係るサスペ
ンションメンバを示す斜視図である。
【図16】本発明の第3実施形態の他の変形例に係るサ
スペンションメンバを示す斜視図である。
【図17】従来例のサスペンションメンバを示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
10 フロントサスペンションメンバ 12 フロントサスペンションメンバの前方取付部 12A ロアアーム取付部 12B ボデー取付部 12C 縦壁部 14 フロントサスペンションメンバの後方取付部 14A ロアアーム取付部 14B ボデー取付部 16 フロントサイドメンバ(ボデー) 20 ロアアーム 20A ロアアームの後方側アーム 20B ロアアームの前方側アーム 32 ブッシュ 50 ロアアーム取付部の上壁部 50A 上壁部の傾斜部 50B 上壁部の傾斜部 54 ロアアーム取付部の下壁部 70 加工代 72 凸形状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 明範 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 Fターム(参考) 3D001 AA17 AA18 DA04 DA08 3D003 AA01 AA04 BB01 CA18 DA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともロアアーム取付部が、他の部
    位よりも肉厚とされた凸形状部であり、該凸形状部は機
    械加工部であることを特徴とするサスペンションメン
    バ。
  2. 【請求項2】 ロアアーム取付部が袋形状であり、該ロ
    アアーム取付部がボデーに取付けられるボデー取付部と
    異なる位置に設定されていることを特徴とするサスペン
    ションメンバ。
  3. 【請求項3】 前記ロアアーム取付部の上壁部が傾斜部
    を有し、前記ロアアーム取付部の下壁部がボデー取付部
    と真っ直ぐに繋がっているこたとを特徴とする請求項2
    に記載のサスペンションメンバ。
  4. 【請求項4】 ロアアーム取付部にブッシュが装着され
    ていることを特徴とするサスペンションメンバ。
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