JP2003127602A - ホイールキャップ - Google Patents

ホイールキャップ

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JP2003127602A
JP2003127602A JP2001325375A JP2001325375A JP2003127602A JP 2003127602 A JP2003127602 A JP 2003127602A JP 2001325375 A JP2001325375 A JP 2001325375A JP 2001325375 A JP2001325375 A JP 2001325375A JP 2003127602 A JP2003127602 A JP 2003127602A
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stationary
case
wheel
weight
wheel cap
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JP2001325375A
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Hideyuki Matsubara
秀幸 松原
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車輪の回転によらず静止状態を維持
する構成とされたホイールキャップに関し、夜間時にお
ける表示機能及び広告機能の向上を図ると共に、静止部
材の静止位置への安定性を高めることを課題とする。 【解決手段】車輪の回転に伴いディスクホイールと一体
的に回転するケース12と、ケース12の支軸22に回
転自在に軸承される静止部材13,14と、ケース12
と第1静止板13との間及び第1静止板13と第2静止
板14との間に配設される第1及び第2のベアリング3
0,31と、ケース12の回転に拘わらず静止板13,
14を略静止した位置に付勢するおもり38,65と、
静止板13に配設されたLED40と、LED40に給
電する電力を生成する発電手段とを設けてなるホイール
キャップにおいて、第2のベアリング31を第1静止板
13と第2静止板14との外周部に配設し、かつ、第3
のおもり70を第2のベアリング31に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホイールキャップに
係り、特に車輪の回転によらず静止状態を維持する構成
とされたホイールキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に設けられたホイールキャ
ップを利用し、このホイールキャップにエンブレム或い
は広告等を表示したものが知られている。この種のホイ
ールキャップは、大略するとディスクホイールに固定さ
れるケースと、このケースに回転自在に配設される静止
部材とにより構成されている。
【0003】この静止部材は下部におもりが装着されて
おり、またケースと静止部材との間には滑らかに動作す
るベアリングが配設されている。よって、自動車の走行
により車輪が回転し、車輪に一体的に配設されたディス
クホイールが回転しても、ホイールキャップに設けられ
た静止部材は略静止した状態を維持する。
【0004】従って、この静止部材にエンブレム或いは
広告等を表示した場合、通常ならば車輪の回転と共に回
転するはずのホイールキャップに、回転しないエンブレ
ム或いは広告が表示されることとなり、ホイールキャッ
プを見た者に意外感を与えることができる。よって、上
記構成とされたホイールキャップによれば、高い表示機
能性及び広告性を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホイールキャップは、エンブレム或いは広告が表示され
た静止部材を発光させる機能を有していなかったため、
夜間においては上記の表示機能及び広告機能が十分に機
能しないという問題点があった。
【0006】また、従来のホイールキャップは、下部に
装着されたおもりによってのみ静止部材は静止するよう
構成されていたため、高速走行時のようにキャップが高
速回転する場合には、静止部材は静止状態を維持しきれ
なくなり、キャップの回転と共に回転してしまう場合が
あるという問題点があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、夜間時における表示機能及び広告機能の向上を図
ると共に、静止部材の静止位置への安定性を高めたホイ
ールキャップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0009】請求項1記載の発明は、ディスクホイール
に一体的に取り付けられ、車輪の回転に伴い前記ディス
クホイールと一体的に回転するケースと、単数または複
数の静止板により構成され、前記ケースの支軸に回転自
在に軸承される静止部材と、前記ケースと前記静止部材
との間及び/或いは静止部材同士の間に配設される軸受
部材と、前記ケースの回転に拘わらず前記静止部材を略
静止した位置に付勢するおもりと、前記静止部材に配設
された発光素子と、前記ケースに配設されたマグネット
と、前記静止部材に配設された巻き線コアに巻回された
コイルとにより構成されており、前記マグネットが前記
コイルに対し移動することより前記発光素子に給電する
電力を生成する発電手段とを設けてなるホイールキャッ
プであって、前記軸受部材を前記ケースと前記静止部材
との外周部及び/或いは静止部材同士の外周部に配設
し、かつ、前記おもりを前記軸受部に配設したことを特
徴とするものである。
【0010】上記発明によれば、軸受部材におもりが配
設されるため、静止部材の静止した位置への付勢力を増
大させることができる。よって、車輪の回転速度が速く
なったとしても、静止部材は確実に静止した状態を維持
するため、静止部材の視認性を向上させることができ
る。また、おもりが軸受部に配設されることにより、ホ
イールキャップ内に新たなおもりの配設位置を設ける必
要はなく、よってホイールキャップの大型化を伴うこと
なく、静止部材の視認性を向上させることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のホイールキャップにおいて、前記軸受部材を内輪と
外輪との間にボールを介装した構成とすると共に、前記
おもりを前記内輪或いは前記外輪に一体的に配設したこ
とを特徴とするものである。
【0012】上記発明によれば、軸受部材を内輪と外輪
との間にボールを介装した構成のもの(いわゆる、ベア
リング)を用いると共におもりを内輪或いは外輪に一体
的に配設したことにより、軸受部材を配設した時点でお
もりも配設される。このため、ホイールキャップの組み
立て時におもりを別個に配設する作業が不要となり、ホ
イールキャップの組み立て作業の容易化を図ることがで
きる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のホイールキャップにおいて、前記内輪及び外輪は樹
脂成形されていることを特徴とするものである。
【0014】上記発明によれば、例えばインサート成形
等を利用しておもりを内輪或いは外輪に設けることがで
きるため、おもりの軸受部材への配設を容易に行なうこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0016】図1乃至図4は、本発明の一実施例である
ホイールキャップ10を説明するための図である。図1
に示すように、ホイールキャップ10は自動車のディス
クホイール11に配設されるものである。ディスクホイ
ール11は、自動車のタイヤを装着するものである。よ
ってディスクホイール11は、自動車の走行時にタイヤ
と共に回転する。
【0017】図2は、ホイールキャップ10の外観図で
ある。図2(A)はホイールキャップ10の側面図であ
り、図2(B)はホイールキャップ10の正面図であ
る。ホイールキャップ10はケース12を有しており、
このケース12の全面には透明なカバー26が取り付け
られている。
【0018】この透明なカバー26を介し、ケース12
の内部には表示板63(後述するように第2静止板14
に配設されている)が見える構成となっている。本実施
例では、表示板63には「A」の文字が描かれている例
を示している。
【0019】ケース12は、前記したディスクホイール
11に固定される。具体的には、ケース12には取り付
け孔21が設けられており、この取り付け孔21に取り
付けボルト(図示せず)を挿通し、ケース12をディス
クホイール11に固定する。よって、ケース12はディ
スクホイール11と一体的に(即ち、タイヤと一体的
に)回転する。しかしながら、本実施例に係るホイール
キャップ10では、表示板63は回転することなく、図
1または図2(B)に示す状態を略維持する。
【0020】続いて、上記外観を有したホイールキャッ
プ10の内部構成について、主に図3及び図4を用い
て、また必要に応じて図5を参照して説明する。尚、図
3は図2(B)におけるA−A線に沿うホイールキャッ
プ10の縦断面図であり、図4は図3におけるB−B線
に沿うホイールキャップ10の横断面図である。また、
図5はホイールキャップ10に設けられる第2のベアリ
ング31を拡大して示す正面図である。
【0021】ホイールキャップ10は、大略するとケー
ス12,第1静止板13,第2静止板14,及びコア部
材15等により構成されている。ケース12は樹脂成型
されたものであり、円盤状の基部20の中央に支軸22
が立設した構成とされている。また、前記したように基
部20の最外周にはディスクホイール11に固定するた
めの取り付け孔21が形成されている。
【0022】また、取り付け孔21の形成位置より内側
には、外筒23が形成されている。この外筒23は円筒
状とされており、後述する第1静止板13,第2静止板
14,コア部材15等は、この外筒23の内部に配設さ
れる。更に、外筒23の前面には、前記した透明なカバ
ー26が配設される。尚、図3において、矢印X2で示
す方向側がディスクホイール11に固定される側であ
り、同図中矢印X1で示す方向側が正面側(表示板63
が見える側)となる。
【0023】更に、ケース12には内筒24が形成され
ている。この内筒24は、外筒23の形成位置より内側
に設けられている。この内筒24の内側位置には、にリ
ング状のマグネットヨーク27が配設される。また、マ
グネットヨーク27には、図3及び図4に示すように、
リング状のマグネット28が配設される。
【0024】このマグネット28は、周方向にN極,S
極が例えば16極着磁された構成とされている。このマ
グネットヨーク27は、後述するコイル52と共に発電
手段を構成する。尚、マグネットヨーク27は必ずしも
リング状とする必要はなく、部分的に配設する構成とし
てもよい。また、着磁数も2極以上の偶数極であれば、
特に16極に限定されものではない。
【0025】上記構成とされたケース12には、静止部
材となる第1静止板13及び第2静止板14が回動自在
な構成で装着される。本実施例では、この2個の静止板
13,14により静止部材が構成される。
【0026】第1静止板13は円盤状形状とされてお
り、またプリント基板16が配設される。プリント基板
16の上面には図示しない配線パターンが形成されると
共に、所定のLED配設位置にはLED40が配設され
ている。
【0027】また、LED40はプリント基板16を第
1静止板13に配設した時点で、第2静止板14に形成
された第1の光通過孔44を介してカバー26と対向す
るよう構成されている。従って、各LED40が点燈し
た場合、その光は第1の光通過孔44を通過して図3に
おけるX1方向側に照射される。尚、本実施例では2個
のLED40のみが図示されているが、LED40の配
設数は特に限定されるものではない。また、LED40
の発光色も同一色であっても、また複数の色のものを適
宜組み合わせた構成としてもよい。
【0028】一方、第1静止板13にはコア部材装着部
36が設けられており、このコア部材装着部36には図
4に示すようにコア部材15が配設される。このコア部
材15は、コア51とコイル52とにより構成されてい
る。
【0029】コア51は複数の磁性金属板を積層形成し
たものであり、組み立てられた状態においてその外周端
部はマグネット28と対向離間するよう構成されてい
る。このコア51には、コイル52が巻回される(尚、
図4にコイル52を一点鎖線で示す)。このコイル52
は、後述するようにマグネット28が回転することによ
り発電を行なう。発電された電流は、図示しない整流回
路で直流化された上、各LED40に供給され、これに
よりLED40は発光する。
【0030】尚、本実施例では、ケース12(即ち、デ
ィスクホイール11)が回転している車両走行時におい
ては、マグネット28とコイル52とからなる発電手段
は、常に電力を発電する構成となっている。
【0031】また、整流回路からLED40に至る配線
に、マグネット28とコイル52がLED40を点燈す
るのに必要とされる電力以上の電力を発電している場
合、その余剰電力を充電する充電装置を接続する構成と
してもよい。この充電装置を設けることにより、ディス
クホイール11の非回転時、即ち車両が停止した場合に
おいても、充電装置からLED40に向け充電されてい
る電力を供給することが可能となる。よって、車両停止
時においても,即ち非発電状態においても、ホイールキ
ャップ10に発光表示を行なうことが可能となる。
【0032】上記構成とされたコア部材15は、コイル
52を巻回された上で第1静止板13に固定される。こ
の第1静止板13の外周位置には、第1のおもり装着部
37が形成されている。この第1のおもり装着部37は
溝であり、第1のおもり38はこの第1のおもり装着部
37内に固定される。また、第1のおもり38の配設位
置は、コア部材装着部36の下部位置となるよう選定さ
れている。
【0033】上記構成とされた第1静止板13は、第1
のベアリング30を介してケース12の支軸22に配設
される。これにより、第1静止板13は、ケース12に
対して回転自在な構成となる。
【0034】一方、第2静止板14は、第2のベアリン
グ31を介して第1静止板13に装着される。第2静止
板14は、中央にベアリング係合部61が形成されてお
り、第2のベアリング31はこのベアリング係合部61
内に配設される。また、第2静止板14が第1静止板1
3に装着された状態において、第2のベアリング31は
第1静止板13のベアリング装着部内に係合するよう構
成されている。これにより、第2静止板14は第1静止
板13に対して回動可能な状態で装着される。
【0035】図5は、第2のベアリング31を拡大して
示す正面図である。同図に示すように、第2のベアリン
グ31は外輪32と内輪33との間に複数のボール34
(図では、一部のみ図示)を配設した構成とされてお
り、よって外輪32と内輪33は自在に回転しうる構成
とされている。本実施例では、外輪32及び内輪33
は、いずれも樹脂成形されたものであるが、ボール34
は金属製のボールを使用している。
【0036】また、本実施例では、内輪33に第3のお
もり70を一体的に配設した構成としている。この第3
のおもり70はインサート成形法を用いることにより、
内輪33の樹脂成形時に一括的に組み込まれる。よっ
て、容易に第3のおもり70を内輪33に配設すること
ができる。また、第3のおもりを個別にホイールキャッ
プに配設する構成に比べ、ホイールキャップ10の組み
立て時に第3のおもり70を別個に配設する作業が不要
となり、よってホイールキャップ10の組み立て作業の
容易化を図ることができる。
【0037】次に、表示板63について説明する。表示
板63は背面から照射されるLED40の光により照明
されるものであり、よって光を透過しうる材料(例え
ば、樹脂材)により形成されている。
【0038】この表示板63には、前記したようにエン
ブレム,広告等の文字や図形を表示することが可能であ
り、本実施例では図1及び図2に示したように、表示板
63に「A」の文字が描かれている例を示している。こ
の表示板63は、第2静止板14に設けられた表示板装
着位置に例えば接着剤を用いて固定される。
【0039】更に、第2静止板14の外周には第2のお
もり装着部64が形成されている。この第2のおもり装
着部64は環状の溝であり、図4に示すように、第2の
おもり65はこの第2のおもり装着部64内に固定され
る。また、第2のおもり65の配設位置は、第2静止板
14の下部位置となるよう選定されている。
【0040】上記構成とされた第2静止板14は、前記
のように第2のベアリング31を介して第1静止板13
に装着される。ここで、第2のベアリング31の配設位
置に注目すると、第2のベアリング31は第2静止板1
4の外周位置に配設されている。
【0041】このため、第2のベアリング31(内輪3
3)に配設された第3のおもり70は、支軸22から離
間した位置に配設されることとなり、大きなモーメント
を持つこととなる。即ち、第3のおもり70が配設され
た内輪33は回転させるのに大きなエネルギーが必要と
なり、よって内輪33は回動し難くなる。
【0042】上記のように、第1静止板13及び第2静
止板14がケース12に装着されると、ケース12には
カバー26が装着され、図3及び図4に示すホイールキ
ャップ10が完成する。
【0043】続いて、上記構成とされたホイールキャッ
プ10の動作について説明する。前記したように、第1
静止板13及び第2静止板14は、第1及び第2のベア
リング30,31により、ケース12内に回転自在に装
着されている。また、第1静止板13には第1のおもり
38が配設されており、また第2静止板14には第2の
おもり65が配設され、更に第2のベアリング31の内
輪33には第3のおもり70が配設されている。このた
め、ディスクホイール11に固定されたケース12がデ
ィスクホイール11と共に回転しても、第1静止板13
及び第2静止板14は略静止した状態を維持する。
【0044】本実施例では、前記したように第2のベア
リング31を第1及び第2静止板13,14間の外周位
置に配設し、かつ第2のベアリング31の内輪33に第
3のおもり70を配設した構成としている。このため、
第2のベアリング31(内輪33)に配設された第3の
おもり70は、支軸22から離間した位置に配設される
こととなり、大きなモーメントを持つこととなる。
【0045】即ち、第3のおもり70が配設された内輪
33は回転させるのに大きなエネルギーが必要となり、
よって車輪の回転速度が速くなったとしても、第1及び
第2静止板13,14(特に、第1静止板13)は確実
に静止した状態を維持するため、表示板63の視認性を
向上させることができる。
【0046】また、第3のおもり70が第2のベアリン
グ31に配設されることにより、ホイールキャップ10
内に新たなおもりの配設位置を設ける必要はない。この
ため、ホイールキャップ10が大型化することを防止で
きる。
【0047】一方、第1及び第2静止板13,14がケ
ース12に配設された状態において、コア部材15のコ
イル52が巻回された各コア51は,マグネット28と
対向する。前記したように、コア部材15が配設された
第1静止板13はケース12が回転しても静止状態を維
持するものであり、またマグネット28はケース12に
配設されているため、ディスクホイール11の回転に伴
い回転する。
【0048】この回転に伴い、マグネット28とコイル
52との間には相対的な移動が発生し、これによりコイ
ル52には起電力が発生する。このマグネット28とコ
イル52により発電された電力は、プリント基板16に
形成された電源パターンを介してLED40に送られ、
これによりLED40は発光する。よって、暗い環境下
においても、上記のように発光するLED40によりホ
イールキャップ10に発光表示を行なうことができる。
【0049】この際、本実施例に係るホイールキャップ
10は自己で発電してLED40を発光させるため、従
来のように外部電源とホイールキャップとをケーブル等
で接続する必要はない。また、自動車の走行に伴い回転
する車輪の回転を利用して発電を行なうため、効率のよ
い発電を行なうことができる。
【0050】尚、上記した実施例では樹脂よりなる外輪
32,内輪33を有した構成の第2のベアリング31を
使用したが、金属よりなる外輪及び内輪を金属製とする
ことも可能である。この構成の場合に、外輪及び内輪の
鉛直上方近傍部分に孔,溝等を形成することにより重量
を低減し、鉛直下方近傍は孔,溝等を形成しない構成と
することにより、実質的に本実施例で用いた第2のベア
リング31と同様な構成(即ち、下部に第3のおもり7
0を有した構成)とすることができる。
【0051】また、上記した実施例では樹脂よりなる外
輪32,内輪33を有した構成の第2のベアリング31
の内輪33にのみ第3のおもり70を配設した構成とし
たが、外輪32におもりを配設することも可能である。
更に、第2のベアリング31を構成している樹脂との比
重差があれば、第3のおもり70の材質は特に限定され
ものではない。
【0052】更に、おもりをホイールキャップ10の他
の位置に配設することも可能である。具他的には、コア
部材15が配設されるコア部材装着部36の下部位置に
おもりを設けた構成とすることも可能であり、この構成
賭した場合も静止部材(第1及び第2静止板13,1
4)の静止性を向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
【0054】請求項1記載の発明によれば、車輪の回転
速度が速くなったとしても、静止部材は確実に静止した
状態を維持するため、静止部材の視認性を向上させるこ
とができる。また、おもりが軸受部に配設されることに
より、ホイールキャップ内に新たなおもりの配設位置を
設ける必要はなく、よってホイールキャップの大型化を
伴うことなく、静止部材の視認性を向上させることがで
きる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、軸受
部材を配設した時点でおもりも配設されるため、ホイー
ルキャップの組み立て時におもりを別個に配設する作業
が不要となり、ホイールキャップの組み立て作業の容易
化を図ることができる。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、例え
ばインサート成形等を利用しておもりを内輪或いは外輪
に設けることができるため、おもりの軸受部材への配設
を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるホイールキャップを装
着したディスクホイールを示す図である。
【図2】本発明の一実施例であるホイールキャップの外
観を示す図であり、(A)は左側面図、(B)は正面図
である。
【図3】本発明の一実施例であるホイールキャップの縦
断面図であり、具体的には図2(B)におけるA−A線
に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施例であるホイールキャップの横
断面図であり、具体的には図3におけるB−B線に沿う
断面図である。
【図5】本発明の一実施例であるホイールキャップに搭
載される第2のベアリングを示す正面図である。
【符号の説明】
10 ホイールキャップ 11 ディスクホイール 12 ケース 13 第1静止板 14 第2静止板 15 コア部材 26 カバー 28 マグネット 30 第1のベアリング 31 第2のベアリング 38 第1のおもり 40 LED 51 コア 52 コイル 63 表示板 65 第2のおもり 70 第3のおもり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクホイールに一体的に取り付けら
    れ、車輪の回転に伴い前記ディスクホイールと一体的に
    回転するケースと、 単数または複数の静止板により構成され、前記ケースの
    支軸に回転自在に軸承される静止部材と、 前記ケースと前記静止部材との間及び/或いは静止部材
    同士の間に配設される軸受部材と、 前記ケースの回転に拘わらず前記静止部材を略静止した
    位置に付勢するおもりと、 前記静止部材に配設された発光素子と、 前記ケースに配設されたマグネットと、前記静止部材に
    配設された巻き線コアに巻回されたコイルとにより構成
    されており、前記マグネットが前記コイルに対し移動す
    ることより前記発光素子に給電する電力を生成する発電
    手段とを設けてなるホイールキャップであって、 前記軸受部材を前記ケースと前記静止部材との外周部及
    び/或いは静止部材同士の外周部に配設し、 かつ、前記おもりを前記軸受部に配設したことを特徴と
    するホイールキャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホイールキャップにおい
    て、 前記軸受部材を内輪と外輪との間にボールを介装した構
    成とすると共に、前記おもりを前記内輪或いは前記外輪
    に一体的に配設したことを特徴とするホイールキャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のホイールキャップにおい
    て、 前記内輪及び外輪は樹脂成形されていることを特徴とす
    るホイールキャップ。
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