JP2003127576A - 吸着盤クリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石や画鋲も使えないガラス面に、告示書な
どを挟んで止めるクリップの開発。 【解決手段】 吸着盤の後部中央にある軸部に梁棒又は
梁板を設け、該梁棒又は、梁板の内側に保持具を設け
る。又は、吸着盤及び軸部と梁棒、或いは、梁板並びに
保持具部も含め一体成形をする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主としてガラス窓
などに告示書などを貼るための吸着盤クリップに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ガラス面に使える適当なクリップ
はなかった、従って、ガラス窓などに告示書などを貼る
ときは、殆ど透明な粘着テープを用いていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】粘着テープを用いる
と、告示書などを剥がす場合に紙が破けたり、粘着テー
プがガラス窓にコビリ付いて奇麗に剥がすのが大変など
の問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】横穴式又は、横溝式など
の取り付け軸のある吸着盤の穴又は、溝などに梁棒又
は、梁板などを設け、その梁棒又は、梁板など、それぞ
れの内側に保持具を設ける。又は、吸着盤の後方中央に
ある軸部に、梁棒又は、梁板及び保持具部も含め一体成
形仕上げをする。

【０００５】本発明は、上記のような構成でその作用は
次の通りである。先ず、吸着盤をガラス面に押し付けて
吸着させると、吸着盤の伸縮作用で保持具が吸着盤の背
面に圧接する、又は、ガラス面に圧接する。そして又、
この軸部も梁棒又は、梁板などを支えると共にバネの役
目を果たしている。そして、梁棒又は、梁板などを指で
少し摘み上げて隙間を空け、その隙間に告示書などを挟
んで用いる。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１、図２で、横穴式の吸着盤
（１）の軸（２）の横穴（３）に、梁棒（４）を通す、
そして、該梁棒（４）の両端の内側にゴム質系の保持具
（５）を固着する。それを、窓ガラス（６）の面に吸着
させて、告示書（７）を挟む。図３は、梁棒（４）の下
方を長くして、保持具（５）が吸着盤（１）の背面に当
たらないように設ける。或いは、上下両方を長くしても
よい。図４、図５は横溝式の吸着盤の場合で、梁板
（９）の取り付けは、横溝（８）に食い込むようにして
設ける。他は、横穴式と同様である。図６、図７で、吸
着盤（１）の後方中央の軸（２）部に、アーチ形の梁棒
（１０）を一体成形で仕上げる。尚、保持具部も一体と
して含まれている。尚、本発明に於いて、梁棒や梁板又
はアーチ形の梁棒などの、大きさ形状などは何れも任意
である、但し、吸着及びクリップ保持が確実である事が
条件。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、吸着盤が持つ特性を活用したもので下記の如き効果
を奏する。

【０００８】磁石や画鋲も使えないガラス面に、告示書
などを一切の損傷もなく容易に付け外しの出来る大変便
利なクリップである。

【０００９】又、梁棒の下方を長く伸ばしたものは、告
示書などの挟み部を折り曲げない効果がある。

【００１０】又、一体成形の製品は、梁や保持具などの
取り付け作業が不用で生産性が良いためより安価に提供
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の横穴式の吸着盤クリップの実施例を示
す側面図である。

【図２】図１の平面図である。

【図３】図１で、梁棒の下方を長く伸ばした場合の実施
例を示す側面図である。

【図４】横溝式の吸着盤の溝に梁板と保持具を設けたと
ころの側面図である。

【図５】横溝式の吸着盤の軸の下方にのみ梁板と保持具
を設けた場合の側面図である。

【図６】吸着盤と軸及びアーチ形の梁棒及び保持具部も
一体成形したところの側面図である。

【図７】図６の平面図である。

【符号の説明】

１ 吸着盤 ６ 窓ガラス ２ 軸 ７ 告知書 ３ 横穴 ８ 横溝 ４ 梁棒 ９ 梁板 ５ 保持具 １０ アーチ形梁棒

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 横穴式の吸着盤の穴に梁棒を通す、該梁
   棒の両方の内側に保持具を設けた吸着盤クリップ。
2. 【請求項２】 横溝式の吸着盤の溝に梁板を取り付け、
   該梁板の内側に保持具を設けた吸着盤クリップ。
3. 【請求項３】 吸着盤の後方中央にある軸部に梁材を設
   け、該梁材の内側に保持具を設けた吸着盤クリップ。
4. 【請求項４】 吸着盤の後方中央にある軸部に、梁棒又
   は、梁板及び保持具部も含め一体成形仕上げをした吸着
   盤クリップ。