JP2003127077A - 作業ロボットのロボットプログラム修正装置。 - Google Patents

作業ロボットのロボットプログラム修正装置。

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JP2003127077A
JP2003127077A JP2001322345A JP2001322345A JP2003127077A JP 2003127077 A JP2003127077 A JP 2003127077A JP 2001322345 A JP2001322345 A JP 2001322345A JP 2001322345 A JP2001322345 A JP 2001322345A JP 2003127077 A JP2003127077 A JP 2003127077A
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robot program
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Nobuyoshi Yamanaka
伸好 山中
Tetsuya Ogawa
哲也 小川
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットプログラムの実行中、オペレータが時
間的に拘束されることにないようにして、ロボットプロ
グラムの修正に要する労力を軽減し人的コストを低減さ
せ作業効率を向上させることができるようにするととも
に、ロボットプログラムの修正を漏れなく行えるように
する。 【解決手段】ロボットプログラムの実行中に、作業ロボ
ット1が外部の装置(ワーク10、スライダ4、ポジシ
ョナ9)に干渉した時点で、そのときに実行されている
ロボットプログラムの実行位置が記録される。そして、
その記録内容に基づいて、ロボットプログラムが修正さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接ロボット等の作
業ロボットのロボットプログラムを修正する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接等を行う溶接ロボットは、最
適溶接位置を確保するポジショナやスライダ(走行台
車)や治具と組み合わせてワークを溶接する作業を行
う。なお、これらポジショナ、スライダ、治具などを、
以下ロボットの「周辺装置」という。またワークと周辺
装置を合わせてロボットの「外部の装置」という。
【0003】溶接ロボットでは、ロボット各軸が駆動制
御されることにより、溶接トーチの先端が溶接線に沿っ
て移動され、溶接作業が行われる。ここで溶接作業を行
わせるためには、ロボットの作業内容を教示して、ロボ
ットの制御プログラムとしてのロボットプログラムを作
成する必要がある。
【0004】ロボットに作業内容を教示する方法には、
作業者がロボットを手動動作させることにより所望の位
置、姿勢角度を教示するティーチングプレイバック方式
と、ロボットのコントローラとは独立したコンピュータ
上にロボットやワークのモデルを構築し、そのモデルを
使用してロボットの位置、姿勢角度を教示するオフライ
ンティーチング方式とがある。
【0005】ティーチングプレイバック方式によるとき
は、生産設備や治具、対象ワークが現実に揃っている必
要があり、ティーチング作業をしているときは設備等を
占有する。
【0006】そこで溶接分野でのティーチングは、外部
から数値データやプログラム形式で情報を入力すること
により生産ラインから離れてティーチングできるオフラ
インティーチング方式が主流となっている。
【0007】従来のオフラインティーチングを図7を参
照して説明する。たとえば溶接対象のワークは図4に示
すようなワーク10であるとする。
【0008】図7に示すように3次元CAD用端末11
で、3次元CAD(コンピュータ・エイデッド・デザイ
ン)のソフトウエアによって、ロボットの3次元モデ
ル、溶接対象のワーク10、周辺装置の3次元モデルが
作成される。なお3次元CAD用端末11の代わりに2
次元CAD用端末11′を使用してもよい。
【0009】つぎに3次元CAD用端末11から、ロボ
ットの3次元モデルのデータおよびワーク10、周辺装
置の3次元モデルのデータがオフラインティーチング用
端末6に取り込まれる。オフラインティーチング用端末
6では、ワーク10の座標位置のデータから溶接線のデ
ータが作成され、ロボットのツール先端が移動すべき移
動経路L上の各移動点(図4参照)がロボット座標系上
で定義される。
【0010】すなわち溶接ロボットがたとえば6軸
(X、Y、Z、A、B、C)のロボットであれば、ツー
ル先端の位置および姿勢角度のデータ(X、Y、Z、
A、B、C)が各移動点毎に教示されることになる。ま
たポジショナあるいはスライダの各軸のデータ(R、
S、T、U、V、W、J、K、L)についても各移動点
毎に教示される。
【0011】このようにして図3に示すようにワーク1
0に対応したロボットプログラムが作成される。オフラ
インティーチング用端末6では以上のようにしてロボッ
トプログラムとしてのジョブデータが作成される。
【0012】作成されたジョブデータは、プログラム作
成用端末12に送られる。プログラム作成用端末12で
はテキスト/バイナリ変換などの処理がなされジョブデ
ータがフロッピディスクに書き込まれる。
【0013】このフロッピディスクがロボット1のコン
トローラ(ロボット制御装置)に読み出し可能に装着さ
れ、これによりロボット1が駆動される。なお教示され
た移動点と実際の移動点との誤差は、実際にロボット1
を動かして現場で修正される。なおオフラインティーチ
ングで対処できないコマンドは現場で教示される。
【0014】上述したようにオフラインティーチング用
端末6には、ロボット1の3次元モデルのデータおよび
ワーク10、周辺装置の3次元モデルのデータが取り込
まれることから、オフラインティーチング用端末6でロ
ボットプログラムを実行させれば、画面上でロボットの
作業をシミュレーションすることができる。
【0015】そこで、従来より、現場で教示された教示
データに基づきロボットプログラムを作成し、これを上
述したオフラインティーチング用端末6と同機能のシミ
ュレーション用端末に取り込み、このシミュレーション
用端末でロボットプログラムを実行させ、画面上でロボ
ット1の作業をシミュレーションするという試みがなさ
れている。このシミュレーションの目的は、ロボット1
が実際に作業を行った場合の作業時間を知ることと、ロ
ボット1と外部装置(ワーク10、周辺装置)とが干渉
しないか否かを確認するためである。
【0016】シミュレーション用端末でロボットプログ
ラム実行中に、画面上で干渉が発生すると、画面上に
「干渉発生」を示す表示がなされる。たとえば干渉箇所
が周囲と異なる色で表示される。オペレータは、画面上
で「干渉発生」を確認すると、該当するロボットプログ
ラムのプログラム文を、干渉が発生しないように修正す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に画面上の「干渉発生」の表示を根拠に、ロボットプロ
グラムを修正することにすると、オペレータとしてはロ
ボットプログラム実行中、常時、画面を監視する必要が
ある。このためロボットプログラムが実行されている間
中オペレータは時間的に拘束されることになり、オペレ
ータに多大な負担がかかる。これによりロボットプログ
ラムの修正作業の人的コストが上昇し作業効率が損なわ
れる。また常時監視する必要があることから、怠惰やミ
スなどによって干渉を見逃すと、ロボットプログラムの
修正に漏れが生じることがある。
【0018】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、ロボットプログラムの実行中にオペレータが
時間的に拘束されることにないようにして、ロボットプ
ログラムの修正に要する労力を軽減し人的コストを低減
させ作業効率を向上させることができるようにするとと
もに、ロボットプログラムの修正を漏れなく行えるよう
にすることを、第1の解決課題とするものである。
【0019】また、シミュレーション用端末では、画面
上でロボット1を擬似的に動作させワーク10、周辺装
置と干渉した場合に、「干渉発生」という表示がなされ
る。しかし画面上でのロボット1の擬似的な動作と、実
際のロボット1の動作との間には、誤差がある。すなわ
ち画面上で干渉が発生したとしても、実際には干渉しな
いことがあり得る。逆に画面上で干渉が発生しなくて
も、実際には干渉することがあり得る。
【0020】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、実際のロボット1で起こり得る干渉を想定し
て、ロボットプログラムの修正を行えるようにすること
を、第2の解決課題とするものである。
【0021】また、シミュレーション用端末の画面上で
は、ロボット1のいずれか一箇所でもワーク10、周辺
装置に干渉すると、「干渉発生」を示す表示がなされ
る。
【0022】しかしロボット1のトーチは、ワーク1
0、周辺装置に接触する直前まで近づけることができ
る。一方で、ロボット1のトーチ以外の部分は、ワーク
10、周辺装置に接触する直前まで近づけてしまうと、
実際のロボット1では接触してしまうことがある。
【0023】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、ロボット1の各部分ごとに「干渉発生」の基
準を異ならせるようにして、ロボット1の部分ごとに異
なる基準でロボットプログラムの修正をなし得るように
することを、第3の解決課題とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段および効果】第1発明は、
作業ロボットのプログラム修正装置において、ロボット
プログラムを予め作成し、この作成されたロボットプロ
グラムにしたがって作業ロボットを画面上で擬似的に動
作させ、画面上で作業ロボットが外部の装置に干渉した
場合に、前記ロボットプログラムを修正するように際し
て、前記ロボットプログラムの実行中に、前記作業ロボ
ットが外部の装置に干渉した時点で、そのときに実行さ
れているロボットプログラムの実行位置を記録し、前記
記録内容に基づいて、ロボットプログラムを修正するこ
とを特徴とする。
【0025】第1発明によれば、図3に示すロボットプ
ログラムの実行中に、図2に示す作業ロボット1が外部
の装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライダ
4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのときに実行
されているロボットプログラムの実行位置(たとえば図
3の「ステップ0004」)が記録される。そして、そ
の記録内容に基づいて、ロボットプログラムが修正され
る。
【0026】本発明によれば、ロボットプログラムの実
行中に自動的に干渉のチェックが行われそれらの記録す
るようにしたので、オペレータとしてはロボットプログ
ラム実行中に記録されたデータに基づいてロボットプロ
グラムを修正することができる。このためロボットプロ
グラムの修正に要する労力が軽減され人的コストが低減
し作業効率が向上する。またロボットプログラム実行
中、常時画面を監視する必要がなくなり、自動的に記録
されたデータに基づいて、ロボットプログラムを修正す
ることができるので、ロボットプログラムの修正を漏れ
なく行うことができるようになる。
【0027】第2発明は、作業ロボットのプログラム修
正装置において、ロボットプログラムを予め作成し、こ
の作成されたロボットプログラムにしたがって作業ロボ
ットを画面上で擬似的に動作させ、画面上で作業ロボッ
トが外部の装置に干渉した場合に、前記ロボットプログ
ラムを修正するように際して、前記ロボットプログラム
の実行中に、前記作業ロボットが外部の装置に干渉する
毎に、その時点で実行されているロボットプログラムの
実行位置を逐次記録し、前記ロボットプログラムの実行
終了後に、前記記録内容に基づいて、ロボットプログラ
ムを修正することを特徴とする。
【0028】第2発明によれば、図3に示すロボットプ
ログラムの実行中に、図2に示す作業ロボット1が外部
の装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライダ
4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのときに実行
されているロボットプログラムの実行位置(たとえば図
3の「ステップ0004」)が記録される。そして、ロ
ボットプログラム実行終了後に、ロボットプログラム実
行中の全記録内容に基づいて、ロボットプログラムが修
正される。本発明によれば、ロボットプログラムの実行
終了に至るまで自動的に干渉のチェックが行われそれら
の記録するようにしたので、オペレータとしてはロボッ
トプログラム終了後に、記録されたデータに基づいてロ
ボットプログラムをまとめて修正することができる。こ
のためロボットプログラム実行中、オペレータが時間的
に拘束されることがなくなりロボットプログラムの修正
に要する労力が軽減され人的コストが低減し作業効率が
向上する。またロボットプログラム実行中、常時画面を
監視する必要がなくなり、自動的に記録されたデータに
基づいて、ロボットプログラムを修正することができる
ので、ロボットプログラムの修正を漏れなく行うことが
できるようになる。
【0029】第3発明は、作業ロボットのプログラム修
正装置において、ロボットプログラムを予め作成し、こ
の作成されたロボットプログラムにしたがって作業ロボ
ットを画面上で擬似的に動作させ、画面上で作業ロボッ
トが外部の装置に干渉した場合に、前記ロボットプログ
ラムを修正するように際して、前記作業ロボットまたは
前記外部装置の実際の境界線の外側に所定距離離間させ
て、擬似的な境界線を設定して、前記ロボットプログラ
ムの実行中に、実際の境界線または擬似的な境界線が干
渉した点で、実行されているロボットプログラムの実行
位置を記録し、前記記録内容に基づいて、ロボットプロ
グラムを修正することを特徴とする。
【0030】第3発明によれば、図2に示すように、作
業ロボット1の実際の境界線20の外側に所定距離離間
させて、擬似的な境界線21、21′が設定される。ま
た外部装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライ
ダ4、ポジショナ9)に同様な擬似的な境界線を設定し
てもよい。そして図3に示すロボットプログラムの実行
中に、図2に示す作業ロボット1の実際の境界線20が
外部の装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライ
ダ4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのときに実
行されているロボットプログラムの実行位置(たとえば
図3の「ステップ0004」)を、「干渉あり」と記録
する。また図3に示すロボットプログラムの実行中に、
図2に示す作業ロボット1の擬似的な境界線21、2
1′が外部の装置(図4に示すワーク10、図1に示す
スライダ4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのと
きに実行されているロボットプログラムの実行位置(た
とえば図3の「ステップ0006」)を、「接近した」
と記録する。そして、その記録内容に基づいて、ロボッ
トプログラムが修正される。
【0031】本発明によれば、ロボット1の実際の境界
線21の外側に疑似境界線21、21′を設定して、ロ
ボット1が「干渉」する場合だけではなくワーク10等
に「接近」している場合も記録をとり、その記録したデ
ータに基づきロボットプログラムを修正可能としてい
る。これにより実際のロボット1で起こり得る干渉を図
1に示す画面7a上で再現でき、必要に応じてロボット
プログラムを修正することが可能となる。
【0032】第4発明は、作業ロボットのプログラム修
正装置において、ロボットプログラムを予め作成し、こ
の作成されたロボットプログラムにしたがって作業ロボ
ットを画面上で擬似的に動作させ、画面上で作業ロボッ
トが外部の装置に干渉した場合に、前記ロボットプログ
ラムを修正するように際して、前記作業ロボットまたは
前記外部装置の実際の境界線の外側に所定距離離間させ
て、擬似的な境界線を設定して、前記ロボットプログラ
ムの実行中に、実際の境界線または擬似的な境界線が干
渉する毎に、その時点で実行されているロボットプログ
ラムの実行位置を逐次記録し、前記ロボットプログラム
の実行終了後に、前記記録内容に基づいて、ロボットプ
ログラムを修正することを特徴とする。
【0033】第4発明によれば、図2に示すように、作
業ロボット1の実際の境界線20の外側に所定距離離間
させて、擬似的な境界線21、21′が設定される。ま
た外部装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライ
ダ4、ポジショナ9)に同様な擬似的な境界線を設定し
てもよい。そして図3に示すロボットプログラムの実行
中に、図2に示す作業ロボット1の実際の境界線20が
外部の装置(図4に示すワーク10、図1に示すスライ
ダ4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのときに実
行されているロボットプログラムの実行位置(たとえば
図3の「ステップ0004」)を、「干渉あり」と記録
する。また図3に示すロボットプログラムの実行中に、
図2に示す作業ロボット1の擬似的な境界線21、2
1′が外部の装置(図4に示すワーク10、図1に示す
スライダ4、ポジショナ9)に干渉した時点で、そのと
きに実行されているロボットプログラムの実行位置(た
とえば図3の「ステップ0006」)を、「接近した」
と記録する。そしてプログラム実行終了後に、ロボット
プログラム実行中に記録された内容に基づいて、ロボッ
トプログラムが修正される。
【0034】本発明によれば、ロボットプログラム実行
終了後に、実際のロボット1で起こり得る干渉を図1に
示す画面7a上にまとめて再現でき、必要に応じてロボ
ットプログラムを、まとめて修正することが可能とな
る。これによりオペレータはロボットプログラム実行中
に時間的に拘束されることがなくなり労力が軽減され
る。
【0035】第5発明は、第3発明または第4発明にお
いて、前記作業ロボットの実際の境界線の外側に設定さ
れる擬似的な境界線は、作業ロボットの各部分毎に、実
際の境界線からの距離を異ならせて設定されることを特
徴とする。
【0036】第5発明では、図2(a)に示すように、
トーチ2以外の部分については疑似境界線21′が外部
に接触したことをもって「接近した」と判定され、実際
の境界線20が外部に接触したことをもって「干渉あ
り」と判定される。これに対してロボット1のトーチ2
については実際の境界線20が外部に接触したことをも
って「干渉あり」と判定され「接近した」ことはロボッ
トプログラムを修正する上でチェックの対象とならな
い。このようにロボット1の各部分ごとに「干渉発生」
の基準を異ならせるようにしている。このためロボット
1の部分ごとに異なる基準でロボットプログラムの修正
を行うことができる。
【0037】第6発明は、第3発明または第4発明にお
いて、前記作業ロボットの実際の境界線の外側に設定さ
れる擬似的な境界線は、作業ロボットの特定の部分のみ
に、設定されることを特徴とする。
【0038】第6発明では、図2(a)に示すように、
ロボット1のトーチ2以外の部分についてのみ疑似境界
線21′が設定され、ロボット1の各部分ごとに「干渉
発生」の基準を異ならせるようにしているので、ロボッ
ト1の部分ごとに異なる基準でロボットプログラムの修
正を行うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0040】なお実施形態では、溶接作業を行う溶接ロ
ボットを想定し、その溶接ロボットの各軸を駆動制御す
るためのロボットプログラムを修正する装置を想定して
いる。しかし本発明としては、ツール先端をワーク上の
移動経路に沿って移動させて所定の作業を行うものであ
れば、任意のロボットに適用可能であり、たとえばシー
リングを行うシーリング作業用ロボットにも適用するこ
とができる。
【0041】本実施形態では、ワークをすみ肉溶接する
場合を例にとり説明する。
【0042】図1は実施形態の装置の全体構成を示して
いる。
【0043】同図1に示すようにロボット1は、アーム
3を有しており、このアーム3の先端には、ツールであ
る溶接トーチ2が取り付けられている。
【0044】ロボット1は、たとえば6軸ロボットであ
り、各軸X、Y、Z、A、B、Cが駆動されることによ
りロボット座標系X−Y−Z上で、ツール先端2aの座
標位置およびツール姿勢角(X、Y、Z、A、B、C)
が変化される。なおツール姿勢角(A、B、C)はオイ
ラ角で定義される。
【0045】ロボット1の各軸、スライダ4の各軸、ポ
ジショナ9の各軸は、ロボットコントローラであるロボ
ット制御装置5によって駆動制御され、これによりツー
ル先端2aが、溶接対象であるワーク10上の所定の移
動経路L(図4参照)に沿って移動される。なおスライ
ダ4、ポジショナ9以外に治具を設けてもよい。
【0046】ロボット制御装置5には、「ティーチング
ボックス」と呼ばれる操作盤50が設けられている。こ
の操作盤50を操作することによりロボット1を実際に
動作させることができる。そしてロボット1が実際に動
作したロボット各軸を記憶することにより、作業の各動
作点ごとに、ロボット1の各軸位置、スライダ4の各軸
位置、ポジショナ9の各軸位置を教示することができ
る。操作盤50で教示された教示データに基づいてロボ
ットプログラムが作成される。ロボットプログラムにし
たがいロボット1の各軸、スライダ4の各軸、ポジショ
ナ9の各軸が動作する。
【0047】ワーク10はポジショナ9に装着されてい
る。ポジショナ9は各軸U、Vを有しており、各軸U、
Vの駆動位置が変更されることにより、ロボット1に対
するワーク10の相対位置関係が変化する。
【0048】ロボット1は、走行台車であるスライダ4
上に移動自在に載置されている。スライダ4は各軸R、
Sを有しており、各軸R、Sの駆動位置が変更されるこ
とにより、ロボット1に対するワーク10の相対位置関
係が変化する。
【0049】これらポジショナ9、スライダ4の各軸
は、ロボット1の軸に対して外部(EX)軸と呼ばれ
る。
【0050】したがってロボット1の軸が駆動されるこ
とによりロボット座標系におけるツール先端2aの位置
Pが変化されるとともに、外部軸が駆動されることによ
り、外部座標系におけるツール先端2aの位置(外部軸
位置)Eが変化される。ロボット軸と外部軸が駆動され
たときのツール先端2aの位置は、ロボット座標系上の
位置Pと外部座標系上の位置Eとを合成した位置P+E
として表される。
【0051】シミュレーション装置7は、従来技術で説
明したオフラインティーチング用端末6と同様に、ロボ
ット1の3次元モデルのデータおよびワーク10、周辺
装置の3次元モデルのデータが取り込まれる。またロボ
ット制御装置5の操作盤50で教示された教示データ
は、シミュレーション装置7に取り込まれる。
【0052】シミュレーション装置7では、教示データ
に基づいてロボットプログラムが作成される。なお教示
データに基づきロボットプログラムを予め作成してお
き、ロボットプログラムをシミュレーション装置7に取
り込むようにしてもよい。
【0053】シミュレーション装置7には、ロボットプ
ログラムを実行することによってロボット1、スライダ
4、ポジショナ9の動作をシミュレートするソフトウエ
アがインストールされている。
【0054】つぎに図5、図6を参照してシミュレーシ
ョン装置7で実行される処理内容について説明する。
【0055】まず図3、図4を参照してロボットプログ
ラムの内容およびロボット1が行う作業の内容について
説明する。
【0056】図4はワーク10を斜視的に示している。
このワーク10を溶接開始点P2から溶接終了点P3まで
溶接する場合を想定する。溶接開始点P2から溶接終了
点P3までの区間が溶接線11となる。ロボット1のツ
ール先端2aの移動経路Lは溶接線11を含む経路とな
る。P1は溶接開始前の待機位置であり、P4は溶接を終
了後の待機位置である。したがってロボット1のトーチ
先端2aは、P1→P2→P3→P4の経路を辿って溶接作
業を行う。
【0057】図3に示すように、上記「溶接作業」のロ
ボットプログラムは、「移動命令」と「作業命令」とか
ら構成されており、各ステップ0001〜0006から
なるものとする。ロボット1のツール先端2aの位置お
よび姿勢角度(トーチ姿勢オイラ角)のデータ(X、
Y、Z、A、B、C)は各移動点P1、P2、P3、P4毎
に教示される。なおポジショナ9、スライダ4の各軸の
データ(R、S、U、V)についても各移動点毎に教示
される。このようにしてワーク10に対応したロボット
プログラムが作成されている。
【0058】ただし教示されたP1、P2、P3、P4点以
外の中間の位置は補間によって演算される。
【0059】すなわち、始点をPs(Xs、Ys、Zs、A
s、Bs、Cs)とし、終点をPe(Xe、Ye、Ze、Ae、
Be、Ce)とすると、軌跡補間データLpは下記(1)
式の演算式により補間演算される。
【0060】Lp=f(Ps、Pe、Vr) …(1) 上記(1)式において、Vrは予め設定されたツール先
端2aの移動速度であり、fは予め定められた所定の関
数である。
【0061】各時刻tにおける補間位置P(X、Y、
Z、A、B、C)は下記(2)式で与えられる。
【0062】P=g(Lp、t) …(2) 上記(2)式において、gは予め定められた所定の関数
である。
【0063】ロボット1の各軸角度θi(i=1〜6)
は、下記(3)式にて与えられる。
【0064】θi=invK(P) …(3) 上記(3)式で関数invKは、各軸角度θiからトー
チ先端位置Pを求める関数Kの逆関数である。トーチ先
端位置Pを逆変換することによってロボット1の各軸角
度θiを求めることができる。
【0065】したがって、上記(1)、(2)、(3)
式を行い、各時刻tにおけるロボット1の各軸角度θi
を求め、この時刻tにおける各軸角度θiの姿勢のロボ
ット1をシミュレーション装置7の画面7a上で順次更
新させていけば、ロボット1を画面7a上で擬似的に動
作させることができる。
【0066】画面が更新されるごとに、ロボット1の画
面上の座標位置と、ワーク10、スライダ4、ポジショ
ナ9との座標位置とを比較し、両座標位置が一致してい
るか否かを比較し、その結果両者の座標位置が一致して
いる場合には「干渉あり」と判定することができる。
【0067】ここで図2(b)を参照して干渉の判定の
基準について説明する。
【0068】図2(b)においてロボット1の実際の境
界線20の座標位置が外部装置(ワーク10、スライダ
4、ポジショナ9)の座標位置と一致した場合には、両
者が接触したものと判定し、「干渉あり」と判定する。
【0069】またロボット1の実際の境界線20の外側
に所定距離離間させて疑似境界線21(接近部)を設定
し、この疑似境界線21の座標位置が外部(ワーク1
0、スライダ4、ポジショナ9)の座標位置と一致した
場合には、両者は接触していないが「接近した」と判定
する。
【0070】このように「干渉」と「接近」とを区別し
ているのは、画面上で「干渉」しておらず「接近」して
いたとしても、実際にロボット1を動作させると誤差が
あるため、「干渉」することがあるからである。またロ
ボット1の各部分によって干渉の基準は異なり特定の部
分については「接近」しているとしても、更にロボット
1をワーク10等から離すようにロボットプログラムを
修正する必要があるからである。
【0071】図3に示す「溶接作業」のロボットプログ
ラム実行が開始されると、図5に示す処理が実行され
る。
【0072】まずプログラムを1ステップずつ読み取り
(ステップ101)、そのステップの内容が「移動命
令」であるか否かが判断される(ステップ102)。こ
の結果「移動命令」であると判断された場合には(ステ
ップ102の判断Yes)、上記(1)、(2)式にし
たがい軌跡を補間して各目標位置Pを算出する(ステッ
プ103)。
【0073】つぎに上記(3)式にしたがい逆変換によ
って目標位置Pからロボット1の各軸角度θiを算出す
る(ステップ104)。
【0074】つぎに上記ステップ104で演算された各
軸角度θiの姿勢となるようにロボット1の3次元モデ
ルが更新され、画面7aが更新される。なおスライダ
4、ポジショナ9の外部軸Eについても各軸角度が変化
すれば、スライダ4、ポジショナ9の3次元モデルが更
新されることになる(ステップ105)。
【0075】上記ステップ105で画面7a上でロボッ
ト1の姿勢が変化する毎に、干渉チェックが行われる
(ステップ106)。
【0076】ステップ106に示す干渉チェックのサブ
ルーチンは、図6に示される。
【0077】干渉チェックは、まず現在実行されている
ロボットプログラムのステップについて「干渉あり」が
既に記録されているか否かが判断される(ステップ20
1)。
【0078】この結果「干渉あり」が既に記録されてい
る場合には(ステップ201の判断Yes)、干渉チェ
ックのサブルーチンは終了するが、「干渉あり」が未だ
記録されていない場合には(ステップ201の判断N
o)、つぎのステップ202に移行され、ロボット1が
ワーク10と干渉しているか否かが判断される。この判
断は具体的には、図2(b)に示すようにロボット1の
実境界線20の座標位置とワーク10の座標位置とが一
致したことをもって判断する。なおこのステップ202
では、ロボット1がワーク10と干渉することを判断し
ているが、ロボット1がワーク10、スライダ4、ポジ
ショナ9のいずれと干渉していることを判断してもよい
(ステップ202)。
【0079】この結果ロボット1がワーク10(スライ
ダ4、ポジショナ9)と干渉していると判断された場合
には(ステップ202の判断Yes)、その干渉が発生
している時点で実行されているロボットプログラムのス
テップ番号に対応づけて、「干渉あり」と、その時点の
画面7aの情報を記録する。
【0080】たとえば図4において、図3の「ステップ
0004」の実行中つまりロボット1のトーチ線先端2
aが溶接開始点P2から溶接終了点P3まで直線移動中に
干渉が発生していると判断された場合には、「ステップ
0004」に対応づけて、「干渉あり」と、その時点に
おける画面情報が記録される(ステップ206)。
【0081】ステップ202で、ロボット1がワーク1
0(スライダ4、ポジショナ9)と干渉していないと判
断された場合には(ステップ202の判断No)、つぎ
のステップ203に移行され、現在実行されているロボ
ットプログラムのステップについて「接近した」が既に
記録されているか否かが判断される(ステップ20
3)。この結果「接近した」が既に記録されている場合
には(ステップ203の判断Yes)、干渉チェックの
サブルーチンは終了するが、「接近した」が未だ記録さ
れていない場合には(ステップ203の判断No)、つ
ぎのステップ204に移行され、ロボット1がワーク1
0に接近しているか否かが判断される。この判断は具体
的には、図2(b)に示すようにロボット1の疑似境界
線21(接近部)の座標位置とワーク10の座標位置と
が一致したことをもって判断する。なおこのステップ2
04では、ロボット1がワーク10と接近していること
を判断しているが、ロボット1がワーク10、スライダ
4、ポジショナ9のいずれかに接近していることを判断
してもよい(ステップ204)。この結果ロボット1が
ワーク10(スライダ4、ポジショナ9)に接近してい
ると判断された場合には(ステップ204の判断Ye
s)、その接近した時点で実行されているロボットプロ
グラムのステップ番号に対応づけて、「接近した」と、
そのときの画面情報を記録する。
【0082】たとえば図4において、「ステップ000
6」の実行中つまりロボット1のトーチ先端2aが溶接
終了点P3から待機点P4へ直線移動中に、ロボット1が
ワーク10に接近した場合には、「ステップ0006」
に対応づけて、「接近した」と、そのときの画面情報が
記録される(ステップ205)。
【0083】ステップ204で、ロボット1がワーク1
0(スライダ4、ポジショナ9)に接近していないと判
断された場合には(ステップ204の判断No)、干渉
チェックサブルーチンを終了させ、図5のステップ10
7にリターンする。
【0084】図5のステップ107では、軌跡の終わり
まで各移動位置ごとに、同様のステップ103〜ステッ
プ106の処理を繰り返し実行する。
【0085】さらに「移動命令」が終了すると、終了命
令までステップ101〜107の処理を繰り返し実行す
る。
【0086】ロボットプログラム実行が終了された後
に、図6のステップ205で記憶された「接近」の記
録、「干渉」の記録がシミュレーション装置7の画面7
a上に表示される。
【0087】このためオペレータは、「干渉」の記録の
データをもとに、「干渉」が発生したときのロボット1
とワーク10(スライダ4、ポジショナ9)の姿勢を画
面7a上で再現する。そこでオペレータは画面7a上
で、干渉しない位置までロボット1を操作して、「干
渉」が発生したとされるロボットプログラムの「ステッ
プ0004」を修正する。
【0088】またオペレータは、「接近」の記録のデー
タをもとに、「接近」したときのロボット1とワーク1
0(スライダ4、ポジショナ9)の姿勢を画面7a上で
再現する。この結果「接近」している部分がロボット1
のトーチ2である場合には問題がないと判断して、「接
近」したとされる「ステップ0006」のロボットプロ
グラムの修正は行わない。
【0089】しかし「接近」している部分がロボット1
のトーチ2以外の部分たとえばアーム3である場合に
は、必要に応じて、画面上で疑似境界線21がワーク1
0等に接触しない位置までロボット1を操作して、ロボ
ットプログラムの「ステップ0006」を修正する。ト
ーチ2以外のアーム3等は画面7a上でワーク10等と
の干渉が発生しておらずワーク10等に接近している状
態であっても、ロボット1を実際に動作させるとワーク
10等に干渉してしまうことがあるからである。
【0090】なお上述した実施形態では図2(b)に示
すように、ロボット1の全体にわたって実際の境界線2
0の外側に所定距離離間させた疑似境界線21(接近
部)を設定しているが、図2(a)に示すようにロボッ
ト1のトーチ2の部分を除いた境界線20の外側に所定
距離離間させた疑似境界線21′(接近部)を設定して
もよい。
【0091】このようにロボット1に疑似境界線21′
を設定したときのロボットプログラム修正作業は以下の
ように行われる。
【0092】すなわちオペレータは、「干渉」の記録の
データをもとに、「干渉」が発生したときのロボット1
とワーク10(スライダ4、ポジショナ9)の姿勢を画
面7a上で再現する。そこでオペレータは画面7a上で
干渉しない位置までロボット1を操作して、「干渉」が
発生したとされるロボットプログラムの「ステップ00
04」を修正する。
【0093】またオペレータは、「接近」の記録のデー
タをもとに、「接近」したときのロボット1とワーク1
0(スライダ4、ポジショナ9)の姿勢を画面7a上で
再現する。この場合「接近」している部分はロボット1
のトーチ2以外の部分に限定されている。そこでオペレ
ータは、必要に応じて、画面7a上で疑似境界線21′
がワーク10等に接触しない位置までロボット1を操作
して、「接近」が発生したとされるロボットプログラム
の「ステップ0006」を修正する。
【0094】なお以上の説明ではロボット1側に疑似境
界線21、21′を設定しているが、ワーク10、スラ
イダ4、ポジショナ9側に疑似境界線を設定して「干
渉」、「接近」の判断を行うようにしてもよい。
【0095】また本実施形態では、ロボット制御装置5
とシミュレーション装置7とを別体のものとしている
が、ロボット制御装置5にシミュレーション装置7の機
能を組み入れて一体のものに構成してもよい。
【0096】以上のように本実施形態によれば、ロボッ
トプログラムの実行終了に至るまで自動的に「干渉」、
「接近」のチェックが行われそれらの記録するようにし
たので、オペレータとしてはロボットプログラム終了後
にまとめて記録されたデータに基づいてロボットプログ
ラムを修正することができる。このためロボットプログ
ラム実行中にオペレータが時間的に拘束されることがな
くなりロボットプログラムの修正に要する労力が軽減さ
れ人的コストが低減し作業効率が向上する。またロボッ
トプログラム実行中、常時画面を監視する必要がなくな
り、自動的に記録されたデータに基づいて、ロボットプ
ログラムを修正することができるので、ロボットプログ
ラムの修正を漏れなく行うことができるようになる。
【0097】また本実施形態では図2に示すように、ロ
ボット1の実際の境界線20の外側に疑似境界線21、
21′を設定して、ロボット1が「干渉」する場合だけ
ではなくワーク10等に「接近」している場合も記録を
とり、その記録したデータに基づきロボットプログラム
を修正可能としている。これにより実際のロボット1で
起こり得る干渉を画面上で再現でき、必要に応じてロボ
ットプログラムを修正することが可能となる。
【0098】また本実施形態では、図2(a)に示すよ
うに、ロボット1のトーチ2以外の部分について疑似境
界線21′を設定して、ロボット1の各部分ごとに「干
渉発生」の基準を異ならせるようにしているので、ロボ
ット1の部分ごとに異なる基準でロボットプログラムの
修正を行うことができる。
【0099】なお本実施形態では、ロボットプログラム
実行が終了された後に、「接近」、「干渉」の全記録に
基づいてロボットプログラムをまとめて修正している
が、ロボットプログラムの実行中に「接近」、「干渉」
が発生する毎に、逐次、該当するロボットプログラムを
修正するようにしてもよい。
【0100】また本実施形態では図2に示すようにロボ
ット1の実際の境界線20の外側に疑似境界線21、2
1′を設定することにより「干渉」以外に「接近」の記
録をとりこれらに基づきロボットプログラムを修正して
いるが、疑似境界線21、21′の設定を省略して「干
渉」のデータを記録するのみとして、「干渉」の記録デ
ータのみに基づいてロボットプログラムを修正するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施形態のシステムの構成を示す図であ
る。
【図2】図2(a)、(b)は表示画面に擬似的に表示
されるロボットの側面を示す図である。
【図3】図3は実施形態のロボットプログラムを例示す
る図である。
【図4】図4は実施形態のワークを例示した斜視図であ
る。
【図5】図5は実施形態の処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】図6は図5のフローチャートのサブルーチンの
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 ロボット 5 ロボット制御装置 7 シミュレーション装置 10 ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS11 BS10 JS02 KT17 LS19 LS20 MS09 5H269 AB12 AB33 BB13 BB14 CC09 CC15 DD06 EE05 NN01 NN16 QB02 QC01 QD03 QE10 QE38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業ロボットのプログラム修正装置
    において、 ロボットプログラムを予め作成し、この作成されたロボ
    ットプログラムにしたがって作業ロボットを画面上で擬
    似的に動作させ、画面上で作業ロボットが外部の装置に
    干渉した場合に、前記ロボットプログラムを修正するに
    際して、 前記ロボットプログラムの実行中に、前記作業ロボット
    が外部の装置に干渉した時点で、そのときに実行されて
    いるロボットプログラムの実行位置を記録し、 前記記録内容に基づいて、ロボットプログラムを修正す
    ることを特徴とする作業ロボットのロボットプログラム
    修正装置。
  2. 【請求項2】 作業ロボットのプログラム修正装置
    において、 ロボットプログラムを予め作成し、この作成されたロボ
    ットプログラムにしたがって作業ロボットを画面上で擬
    似的に動作させ、画面上で作業ロボットが外部の装置に
    干渉した場合に、前記ロボットプログラムを修正するに
    際して、 前記ロボットプログラムの実行中に、前記作業ロボット
    が外部の装置に干渉する毎に、その時点で実行されてい
    るロボットプログラムの実行位置を逐次記録し、 前記ロボットプログラムの実行終了後に、前記記録内容
    に基づいて、ロボットプログラムを修正することを特徴
    とする作業ロボットのロボットプログラム修正装置。
  3. 【請求項3】 作業ロボットのプログラム修正装置
    において、 ロボットプログラムを予め作成し、この作成されたロボ
    ットプログラムにしたがって作業ロボットを画面上で擬
    似的に動作させ、画面上で作業ロボットが外部の装置に
    干渉した場合に、前記ロボットプログラムを修正するに
    際して、 前記作業ロボットまたは前記外部装置の実際の境界線の
    外側に所定距離離間させて、擬似的な境界線を設定し
    て、 前記ロボットプログラムの実行中に、実際の境界線また
    は擬似的な境界線が干渉した点で、実行されているロボ
    ットプログラムの実行位置を記録し、 前記記録内容に基づいて、ロボットプログラムを修正す
    ることを特徴とする作業ロボットのロボットプログラム
    修正装置。
  4. 【請求項4】 作業ロボットのプログラム修正装置
    において、 ロボットプログラムを予め作成し、この作成されたロボ
    ットプログラムにしたがって作業ロボットを画面上で擬
    似的に動作させ、画面上で作業ロボットが外部の装置に
    干渉した場合に、前記ロボットプログラムを修正するに
    際して、 前記作業ロボットまたは前記外部装置の実際の境界線の
    外側に所定距離離間させて、擬似的な境界線を設定し
    て、 前記ロボットプログラムの実行中に、実際の境界線また
    は擬似的な境界線が干渉する毎に、その時点で実行され
    ているロボットプログラムの実行位置を逐次記録し、 前記ロボットプログラムの実行終了後に、前記記録内容
    に基づいて、ロボットプログラムを修正することを特徴
    とする作業ロボットのロボットプログラム修正装置。
  5. 【請求項5】 前記作業ロボットの実際の境界線の外
    側に設定される擬似的な境界線は、作業ロボットの各部
    分毎に、実際の境界線からの距離を異ならせて設定され
    ることを特徴とする請求項3または4記載の作業ロボッ
    トのロボットプログラム修正装置。
  6. 【請求項6】 前記作業ロボットの実際の境界線の外
    側に設定される擬似的な境界線は、作業ロボットの特定
    の部分のみに、設定されることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載の作業ロボットのロボットプログラム修正装
    置。
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