JP2003126793A - ドライアイス噴射洗浄装置および方法 - Google Patents

ドライアイス噴射洗浄装置および方法

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JP2003126793A
JP2003126793A JP2001325418A JP2001325418A JP2003126793A JP 2003126793 A JP2003126793 A JP 2003126793A JP 2001325418 A JP2001325418 A JP 2001325418A JP 2001325418 A JP2001325418 A JP 2001325418A JP 2003126793 A JP2003126793 A JP 2003126793A
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dioxide gas
dry ice
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liquid carbon
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Shoji Sekihara
章司 関原
Hidetoshi Ota
英俊 太田
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射されるドライアイス中の不純物量を低減
することができるドライアイス噴射洗浄装置および方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 液体炭酸ガス貯槽4と、該液体炭酸ガス
を気化させ炭酸ガスにする蒸発器5と、該炭酸ガスを昇
圧する圧縮機6と、該炭酸ガス中の不純物を除去する精
製部7と、炭酸ガスを再液化する凝縮部8と、液体炭酸
ガス中の不純物を除去する液体フィルタ9と、液体炭酸
ガスを膨張させる絞り部10と、膨張により得られたド
ライアイススノーを被洗浄物Wに向けて噴射する洗浄ノ
ズル11とを備え、絞り部10が、液体炭酸ガスを膨張
させるオリフィスを有し、このオリフィスは、表面硬化
処理が施されているか、または表面硬化処理により形成
された表面硬化層と同等の硬度を有する材料から構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スノー状のドライ
アイス(以下ドライアイススノーと記す)を用いた洗浄
装置および方法に関し、例えば複写機のリサイクル部
品、半導体ウェハー、電気・電子部品、MRヘッド、プ
ラスチック成形品、精密部品などに付着した不純物(例
えば有機物、酸化剤、炭化水素、パーティクル)や、プ
ラスチック成形品のバリを除去する洗浄装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ドライアイススノーを噴射して被洗浄物
を洗浄する方法としては、特公平6−22224号公報
に開示された方法がある。この公報に記載された洗浄方
法では、液体炭酸ガスを蒸発器により気化させ、得られ
た炭酸ガス中のパーティクルをフィルタにより除去し、
この炭酸ガスを凝縮器により再液化させ、これをニード
ル弁等を用いて膨張させ、生成したドライアイススノー
を被洗浄物に吹き付ける。
【0003】図5は、上記方法を実施可能な洗浄装置を
示すもので、この洗浄装置は、ドライアイススノーを噴
射するドライアイススノー噴射機構31と、ドライアイ
ススノーを加速させる加速用ガスを供給する加速用ガス
供給機構32と、被洗浄物Wが配置される洗浄室3とを
備えている。ドライアイススノー噴射機構31は、液体
炭酸ガスを貯留する液体炭酸ガス貯槽4と、該液体炭酸
ガスを気化させ炭酸ガスにする蒸発器5と、該炭酸ガス
を昇圧する圧縮機6と、該炭酸ガス中の不純物を除去す
る精製部7と、該炭酸ガス中のパーティクルを除去する
ガスフィルタ26と、炭酸ガスを再液化する凝縮部8
と、液体炭酸ガスを膨張させる絞り部30と、生成した
ドライアイススノーを被洗浄物Wに向けて噴射する洗浄
ノズル11とを備えている。加速用ガス供給機構32
は、加速用ガスとなる液体窒素を貯留する液体窒素貯槽
12と、該液体窒素を気化させ窒素ガスとする蒸発器1
3と、該窒素ガスの圧力を調整する圧力調整器14と、
窒素ガス中のパーティクルを除去するガスフィルタ15
とを備えている。液体炭酸ガス貯槽4から圧縮機6まで
の配管L1、L2にはSUS304が用いられ、圧縮機
6から洗浄ノズル11までの配管L3〜L7にはSUS
316が用いられている。なお圧縮機6の入口側(蒸発
器5側)には、炭酸ガス中のパーティクルを除去するフ
ィルタ(図示略)を設けた。
【0004】図5に示す洗浄装置を用いて、以下に示す
試験を行った。まず、予備試験として、貯槽4からの液
体炭酸ガスを蒸発器5で気化させた後、圧縮機6で6M
Paに昇圧し、凝縮部8を稼働させずに、ガス状のまま
洗浄ノズル11に供給した。また貯槽12からの窒素ガ
スを、ガス状のまま洗浄ノズル11に供給した。これら
炭酸ガスおよび窒素ガスを洗浄ノズル11から噴射させ
たところ、フィルター26にパーティクルが捕集されて
おり、洗浄室3ではパーティクルがほとんど存在しなか
ったことから、炭酸ガス、窒素ガス、およびフィルター
26以降の各機器がパーティクルで汚染されていないこ
とが確認された。次に、液体炭酸ガス貯槽4からの液体
炭酸ガスを蒸発器5で気化させて炭酸ガスとし、圧縮機
6、精製部7、ガスフィルタ26を経て凝縮部8で液化
させ、絞り部30で膨張させ、生成したドライアイスス
ノーを洗浄ノズル11から被洗浄物W(表面が清浄なベ
アウエハー。表面のパーティクル(0.1μm以上)数:10
個以下)に向けて噴射した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】試験終了後、被洗浄物
Wを観察した結果、被洗浄物Wにパーティクルが付着し
ていたことが明らかとなった。この試験結果からわかる
とおり、上記従来技術では、洗浄ノズル11から噴射さ
れるドライアイススノー中に、パーティクルが混入する
ことがあった。本発明は、前記事情に鑑みてなされたも
ので、噴射されるドライアイス中のパーティクル数を低
減することができるドライアイス噴射洗浄装置および方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記洗浄試験の結果よ
り、炭酸ガスをガス状のまま供給したときには、噴射さ
れたガス中にパーティクルが観察されなかったのに対
し、液体炭酸ガスを気化、再液化を経て噴射した場合に
は、噴射されたドライアイススノー中にパーティクルが
含まれていたことがわかる。被洗浄物Wに付着したパー
ティクルを採取し、エネルギー分散型分光器(EDX)
により成分分析を行った結果、捕集されたパーティクル
は、SUS316の主成分であるFe、Ni、Cr、M
oを含むものであることが確認された。このことから、
パーティクルの発生源は、液体炭酸ガス等が流れる箇所
(特に凝縮部8以降の配管および機器内)であり、パー
ティクルは液体炭酸ガス等が配管や各機器を流れる際
に、液体炭酸ガス中に混入すると考えられた。本発明
は、この知見に基づいてなされたもので、本発明のドラ
イアイス噴射洗浄装置は、炭酸ガスを液化する凝縮部
と、この液体炭酸ガスを膨張させる絞り部と、膨張によ
り得られたドライアイスを被洗浄物に向けて噴射する洗
浄ノズルとを備え、該絞り部が、液体炭酸ガスを膨張さ
せる膨張手段を備え、この膨張手段が、表面硬化処理を
施されているか、または表面硬化処理により形成された
表面硬化層と同等の表面硬度を有する材料から構成され
ていることを特徴とする。本発明では、凝縮部以降の接
液部が、表面硬化処理を施されているか、または表面硬
化処理により形成された表面硬化層と同等の表面硬度を
有する材料が用いられていることが望ましい。本発明で
は、凝縮部と絞り部を一体に設けることができる。ま
た、洗浄ノズルを、凝縮部および絞り部と一体に設ける
こともできる。本発明では、凝縮部と絞り部との間に、
液体炭酸ガス中のパーティクルを除去するフィルタを設
けることができる。
【0007】本発明の洗浄方法は、炭酸ガスを液化し、
この液体炭酸ガスを、絞り部で膨張させ、得られたドラ
イアイスを洗浄ノズルから被洗浄物に向けて噴射してこ
の被洗浄物を洗浄する方法であって、絞り部が、液体炭
酸ガスを膨張させる膨張手段を備え、この膨張手段が、
表面硬化処理を施されているか、または表面硬化処理に
より形成された表面硬化層と同等の表面硬度を有する材
料から構成されていることを特徴とする。本発明では、
液体炭酸ガスの膨張時に発生する寒冷を、炭酸ガスを液
化する際の冷却源として用いることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるドライアイ
ス噴射洗浄装置の第1の実施形態を示すもので、ここに
示す洗浄装置は、ドライアイススノーを噴射するドライ
アイススノー噴射機構1と、ドライアイススノーを加速
させる加速用ガスを供給する加速用ガス供給機構2と、
被洗浄物Wが配置される洗浄室3とを備えている。
【0009】ドライアイススノー噴射機構1は、液体炭
酸ガスを貯留する液体炭酸ガス貯槽4と、該液体炭酸ガ
スを気化させ炭酸ガスにする蒸発器5と、該炭酸ガスを
昇圧する圧縮機6と、該炭酸ガス中の不純物を除去する
精製部7と、精製部7を経た炭酸ガスを再液化する凝縮
部8と、再液化した液体炭酸ガス中のパーティクルを除
去する液体フィルタ9と、液体フィルタ9を経た液体炭
酸ガスを膨張させる絞り部10と、得られたドライアイ
ススノーを被洗浄物Wに向けて噴射する洗浄ノズル11
とを備えている。
【0010】精製部7としては、油分などの不純物を吸
着可能な吸着剤を用いた吸着器を用いることができる。
この吸着剤としては、シリカゲル、活性炭などが好適で
ある。精製部7には、吸着剤が下流側へ流出するのを防
止する構成、例えば焼結金属などからなる流出防止材を
設けるのが好ましい。精製部7としては、炭酸ガス中の
油分を0.5ppm以下(好ましくは0.1ppm以
下)とすることができるものが好ましい。
【0011】凝縮部8としては、炭酸ガスが流通するコ
イル状配管を冷媒容器内に設け、配管内の炭酸ガスを冷
媒(エチレングリコールなど)により冷却するチラー冷
却器を用いることができる。上記コイル状配管の内面に
は、酸化、窒化、浸炭、焼入れ、放電硬化、金属浸透法
(拡散被覆法、イオンプレーティング)、メッキおよび
コーティングなどの表面硬化処理を行い、表面硬度を高
めることが望ましい。凝縮部8は、可能な限り絞り部1
0に近い位置に設置するのが望ましい。
【0012】液体フィルタ9は、再液化した液体炭酸ガ
ス中のパーティクルなどの不純物を除去するためのもの
で、パーティクルを捕集する捕集材(ろ過材)を備えた
ものが好適である。この捕集剤は、ステンレスなどから
なる焼結金属材で構成するのが好ましい。なお、本発明
の洗浄装置では、液体フィルタ9を設けない構成も可能
である。
【0013】絞り部10としては、図2または図3に示
す構成のものを用いることができる。図2に示す絞り部
10Aは、ガス流通方向上流側の上流部材21と、下流
側の下流部材22との間に、オリフィス20が挟持され
て構成されている。オリフィス20は、液体炭酸ガスを
膨張させる膨張手段であって、液体炭酸ガスが流れる流
通孔部23が形成されており、液体炭酸ガスを上流側か
ら下流方向に向けて流通孔部23に流すことによって、
流通孔部23の出口23aにおいて液体炭酸ガスを膨張
させることができるようになっている。流通孔部23
は、下流方向に向けて内径が徐々に小さくなるテーパ部
23bと、テーパ部23bの下流側に形成された一定内
径の定径部23cとを有する。定径部23cの内径は、
テーパ部23bの最小内径にほぼ等しくなるように設定
することができる。定径部23cを有することから、以
下、この構造の絞り部10Aを定径型ということがあ
る。
【0014】図3に示す絞り部10Bは、液体炭酸ガス
を膨張させるオリフィス(膨張手段)25を備えてい
る。オリフィス25は、導入管部25aと、オリフィス
本体25bと、導出管部25cとを備えている。オリフ
ィス25には、切削加工などによって流通孔部24が形
成されている。流通孔部24は、第1テーパ部24b
と、その下流側に形成された第2テーパ部24cとを有
する。第1テーパ部24bは下流方向に向けて内径が徐
々に小さくなるように形成され、第2テーパ部24cは
下流方向に向けて内径が徐々に大きくなるように形成さ
れている。絞り部10Bでは、液体炭酸ガスを下流方向
に向けて流通孔部24に流すことによって、第1テーパ
部24bの出口である最小内径部24aを通る液体炭酸
ガスを膨張させることができるようになっている。最小
内径部24aの下流側に第2テーパ部24cが形成され
ているため、以下、この構造の絞り部10Bをテーパ型
と言うことがある。
【0015】オリフィス20、25は、ステンレス鋼な
どで形成し、その表面(特に流通孔部23、24の内
面)に硬化処理を施した構成とすることができる。この
表面処理方法としては、酸化、窒化、浸炭、焼入れ、放
電硬化、金属浸透法(拡散被覆法、イオンプレーティン
グ)、メッキおよびコーティングなどを採用できる。オ
リフィス20、25の表面硬度Hv(ビッカーズ硬さ)
は、600〜2000(好ましくは1200〜1400)とするのが好
ましい。この表面硬度が上記範囲未満であると、ドライ
アイススノー中のパーティクル数を低減させる効果が不
十分となる。表面硬度は、高ければ高いほどパーティク
ル数を低減させる効果があるが、Hvを2000以下の
範囲とすれば、材料費、加工費等からも工業的に使用可
能であり、かつ十分な洗浄が可能となる。なおビッカー
ズ硬さはJIS Z2244に準じて定めることができ
る。オリフィス20、25は、表面硬度がステンレス鋼
より高くなるように構成するのが好ましい。
【0016】オリフィス20、25は、表面硬化処理に
より形成された表面硬化層と同等の表面硬度を有する材
料から構成してもよい。例えば表面硬度Hvが600〜2000
(好ましくは1200〜1400)である材料で構成するのが好
ましい。表面硬度Hvが600〜2000である材料としては、
金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、セラミックス
(サーメット)などが挙げられ、例えば、タングステ
ン、シリコン、チタン、アルミニウム、タンタルなどの
酸化物、窒化物、炭化物を用いることができる。また、
硬度Hv1600〜2000である鉱物(サファイヤガラス、ルビ
ーなど)を用いることもできる。特に、表面硬度Hvが10
00前後である超鋼(タングステンカーバイド)を使用す
るのが好ましい。
【0017】オリフィス20、25の材料は、被洗浄物
の性質に応じて選択するのが好ましい。例えば、被洗浄
物が、Fe、Ni、Cr、Moなどの付着を避ける必要
があるものである場合には、これらをほとんど含まない
サファイヤガラス、ルビーなどの鉱物を用いるのが好ま
しい。オリフィス20、25の材料は、液体炭酸ガスの
圧力、要求される清浄度などに応じて、最も低コスト化
できるように選択するのが好ましい。また、絞り部10
Aにおいて、上流部材21と下流部材22についても、
オリフィス20と同様、表面硬化処理を施されている
か、または表面硬化処理により形成された表面硬化層と
同等の表面硬度を有する材料から構成されているのが好
ましい。なお、本発明では、絞り部としてニードル弁を
用いることもできる。
【0018】洗浄ノズル11は、外管11a内に内管1
1bを設けた二重管構造物である。洗浄ノズル11は、
ドライアイススノーが内管11bを通して噴射され、窒
素ガス(加速用ガス)が内外管11a、11bの隙間を
通して噴射されるようになっている。
【0019】凝縮部8以降の接液部(凝縮部8、液体フ
ィルタ9、配管L5、L6,L7)は、オリフィス2
0、25と同様に、表面硬化処理を施されているか、ま
たは表面硬化処理により形成された表面硬化層と同等の
表面硬度を有する材料から構成されていることが好まし
い。表面処理方法としては、酸化、窒化、浸炭、焼入
れ、放電硬化、金属浸透法(拡散被覆法、イオンプレー
ティング)、メッキおよびコーティングなどを採用する
ことができる。この接液部の表面硬度Hvは、600〜2000
(好ましくは1200〜1400)とするのが好ましい。この表
面硬度が上記範囲未満であると、ドライアイススノー中
のパーティクル数を低減させる効果が不十分となる。表
面硬度は、高ければ高いほどパーティクル数を低減させ
る効果があるが、Hvを2000以下の範囲とすれば、
材料費、加工費等からも工業的に使用可能であり、かつ
十分な洗浄が可能となる。この表面硬度は、ステンレス
鋼より高くなるように構成するのが好ましい。
【0020】上記接液部を、上記表面硬化処理により形
成された表面硬化層と同等の表面硬度を有する材料から
構成する場合には、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化
物、セラミックス(サーメット)などが使用可能であ
り、例えば、タングステン、シリコン、チタン、アルミ
ニウム、タンタルなどの酸化物、窒化物、炭化物を用い
ることができる。また、硬度Hv1600〜2000である鉱物
(サファイヤガラス、ルビーなど)を用いることもでき
る。また超鋼(タングステンカーバイド)を使用するこ
ともできる。
【0021】加速用ガス供給機構2は、加速用ガスとな
る液体窒素を貯留する液体窒素貯槽12と、該液体窒素
を気化させ窒素ガスとする蒸発器13と、該窒素ガスの
圧力を調整する圧力調整器14と、窒素ガス中のパーテ
ィクルを除去するガスフィルタ15とを備えている。加
速用ガス供給機構2は、窒素ガスを配管L11を経て洗
浄ノズル11に送り込み、ドライアイススノーを加速す
ることができるようになっている。また貯槽4、12の
上部には、配管L14、L15が接続されており、ガス
状の炭酸ガスおよび窒素ガスを供給することができるよ
うになっている。
【0022】次に、上記洗浄装置を用いた場合を例とし
て、本発明のドライアイス噴射洗浄方法の第1の実施形
態を説明する。以下に説明する洗浄方法では、絞り部1
0として、図2に示す絞り部10Aを用いることとす
る。ドライアイススノー噴射機構1において、液体炭酸
ガス貯槽4からの液体炭酸ガスを蒸発器5で気化させて
炭酸ガスとし、圧縮機6で昇圧した後、精製部7におい
て油分などの不純物を除去する。次いで、精製部7で精
製された炭酸ガスを凝縮部8で再液化させ、液体フィル
タ9に導入する。再液化された液体炭酸ガス中には、配
管L5に起因するパーティクルが混入する可能性がある
が、このパーティクルは液体フィルタ9で除去される。
液体フィルタ9を経た液体炭酸ガスは、絞り部10Aに
導入される。
【0023】絞り部10Aでは、液体炭酸ガスが、オリ
フィス20の流通孔部23の出口23aにおいて膨張す
る。液体炭酸ガスが流通孔部23を通過する際には、液
体炭酸ガスやドライアイスによって流通孔部23内面に
摩擦力が加えられるが、オリフィス20が、表面硬度が
高い材料(表面硬化処理を施されている材料、または表
面硬化処理により形成された表面硬化層と同等の表面硬
度を有する材料)から構成されているため、オリフィス
20の材料の一部が液体炭酸ガス中に混入するのを防ぐ
ことができる。
【0024】液体炭酸ガスは、絞り部10Aで膨張した
後、洗浄ノズル11の内管11bに導入され、その先端
からドライアイススノーとして噴射され、被洗浄物Wに
吹き付けられる。この際、液体窒素貯槽12からの液体
窒素を、蒸発器13で気化させ窒素ガスとし、圧力調整
器14、ガスフィルタ15を経て洗浄ノズル11に導入
する。窒素ガスは、ドライアイススノーを加速しつつ、
ノズル先端から噴射される。ドライアイススノーおよび
窒素ガスの噴射によって、被洗浄物W表面の付着物が取
り除かれ、被洗浄物Wの表面が清浄化される。
【0025】なお、加速用ガスは窒素ガスに限定され
ず、空気、炭酸ガス、アルゴンガス、これらの混合ガス
などを用いてもよい。また、加速用ガスとして炭酸ガス
を用いる場合には、噴射機構1の配管L14と、供給機
構2の配管L15とを接続する配管を設け、液体炭酸ガ
ス貯槽4からの炭酸ガスを加速用ガス供給機構2に供給
し、この炭酸ガスを加速用ガスとして用いることができ
る。また、液体窒素貯槽12に代えて液化炭酸ガスボン
ベを用いることができる。また液体炭酸ガス貯槽4に代
えて液化炭酸ガスボンベを用いることもできる。また、
共通の液化炭酸ガスボンベからの液化炭酸ガスを、ドラ
イアイススノー用、加速用ガス用の両方に用いることも
できる。また、加速用ガスは、被洗浄物の結露を防ぐた
め、低露点であることが望ましい。例えば露点が−20
℃以下の乾燥したガスを用いるのが好ましい。
【0026】上記洗浄装置では、オリフィス20、25
が、表面硬化処理を施されているか、または表面硬化処
理により形成された表面硬化層と同等の表面硬度を有す
る材料から構成されているので、液体炭酸ガスがオリフ
ィス20を通過する際に、オリフィス20の材料の一部
が液体炭酸ガス中に混入するのを防ぐことができる。従
って、洗浄ノズル11から噴射されるドライアイススノ
ー中のパーティクル数を低減することができる。
【0027】また炭酸ガスを圧縮機6で昇圧することに
よって、凝縮部8においてわずかな温度低下で炭酸ガス
を液化することができるようになる。炭酸ガスの圧力は
高ければ高いほど効果的である。この圧力は装置の仕
様、求められる洗浄力に応じて適宜決めれば良い。炭酸
ガスの昇圧によって、凝縮部8での冷却に必要なエネル
ギーを低く抑え、低コスト化を図ることができる。
【0028】次に、本発明のドライアイス噴射洗浄装置
の第2の実施形態を説明する。図4は、第2の実施形態
の洗浄装置を示すもので、ここに示す洗浄装置は、凝縮
膨張部16と、洗浄ノズル11とが一体とされた洗浄ノ
ズルユニット19を備えている。凝縮膨張部16は、凝
縮部17と、絞り部10(図3に示す絞り部10B)と
が一体となるよう構成されている。
【0029】この洗浄装置では、凝縮部17で液化した
液体炭酸ガスが配管L12を経て絞り部10Bに導入さ
れ、ここで膨張した後、配管L13を通して洗浄ノズル
11に導入され、ドライアイススノーとして噴射され
る。
【0030】この洗浄装置では、上記第1の実施形態の
洗浄装置と同様に、ドライアイススノー中のパーティク
ル数を低減することができる。さらに、この洗浄装置で
は、凝縮部17と絞り部10Bが一体に設けられている
ので、これら凝縮部17と絞り部10Bとの間の配管L
12の長さを短く設定することができる。このため、配
管L12から液体炭酸ガス中に放出されるパーティクル
数を低く抑えることができる。従って、ドライアイスス
ノー中のパーティクル数をさらに低減することができ
る。また、洗浄ノズル11が、凝縮膨張部16と一体に
設けられているため、配管L13の長さを短くし、ドラ
イアイススノー中のパーティクル数をさらに低減でき
る。
【0031】絞り部10Bでは、液体炭酸ガスがジュー
ルトムソン膨張することにより、その温度が降下する
(例えば約−80℃となる)。この洗浄装置では、凝縮
部17と絞り部10Bが一体に設けられているので、液
体炭酸ガスの膨張時に発生する寒冷を、凝縮部17で炭
酸ガスを液化する際の冷却源である冷媒によって回収す
ることができる。これによって、凝縮部17において冷
却に要するエネルギーを節約し、低コスト化を図ること
ができる。なお、絞り部10Bの代わりに絞り部10A
を用いても同様の効果を得られることは言うまでもな
い。
【0032】
【実施例】(実施例1、2)液体フィルタ9を備えてい
ないこと以外は図1に示すものと同様の構成の洗浄装置
を用いて、以下の条件でパーティクル測定試験を行っ
た。絞り部10としては、図2に示す絞り部10A(定
径型)を使用した。また配管にはステンレス鋼を用い
た。 (1)液体炭酸ガス供給圧力:6MPa (2)液体炭酸ガス流量:0.1kg/min (3)加速用窒素ガス供給圧力:0.7MPa (4)加速用窒素ガス流量:100Nl/min (5)洗浄室3内の圧力:30〜50mmAq (6)凝縮部8の入口から絞り部10Aまでの配管の長
さ:10m(実施例1)または35m(実施例2) (7)絞り部10Aのオリフィス20の材質:タングス
テンカーバイド(硬度Hvは約1000) (8)凝縮部8の冷媒:エチレングリコール(設定温度
10℃) 上記条件のもとで、洗浄室3内に配置した被洗浄物W
(ウェハー)に炭酸ガスを噴射した。この際、洗浄室3
内の雰囲気中のパーティクル数をパーティクルカウンタ
によって測定した。試験結果を表1に示す。なお、表
中、パーティクル数とは、単位容積あたりのパーティク
ル数(個/cF)を示す。
【0033】(実施例3、4)液体フィルタ9を設けた
こと以外は実施例1、2で用いたものと同様の洗浄装置
を用いてパーティクル測定試験を行った。試験結果を表
1に併せて示す。
【0034】(比較例1、2)絞り部10Aのオリフィ
ス20の材質としてSUS304を用いること以外は実
施例3、4で用いたものと同様の洗浄装置を用いてパー
ティクルの測定試験を行った。試験結果を表1に併せて
示す。
【0035】(比較例3)SUS304製の絞り部10
B(テーパ型)(表面処理せず)を用いること以外は比
較例1で用いたものと同様の洗浄装置を用いてパーティ
クルの測定試験を行った。試験結果を表1に併せて示
す。
【0036】(実施例5)SUS304製の絞り部10
Bを用い、絞り部10Bの接液部(流通孔部24内面)
と、凝縮部8以降の接液部(凝縮部8、液体フィルタ
9、配管L5、L6)に、表面硬化処理(窒化処理)を
行うこと以外は比較例1で用いたものと同様の洗浄装置
を用いてパーティクルの測定試験を行った。窒化処理部
分の表面硬度Hvは1200〜1400となった。試験結果を表1
に併せて示す。
【0037】(実施例6)液体フィルタ9を設けていな
いこと以外は実施例6で用いたものと同様の洗浄装置を
用いてパーティクルの測定試験を行った。試験結果を表
1に併せて示す。
【0038】(実施例7)オリフィス20の材質がサフ
ァイアガラスであること、および凝縮部8以降の接液部
に窒化処理を行うこと以外は実施例3で用いたものと同
様の洗浄装置を用いてパーティクル測定試験を行った。
窒化処理部分の表面硬度Hvは1200〜1400となった。試験
結果を表1に併せて示す。
【0039】(実施例8)液体フィルタ9を設けていな
いこと以外は実施例7で用いたものと同様の洗浄装置を
用いてパーティクル測定試験を行った。試験結果を表1
に併せて示す。
【0040】(実施例9)凝縮部8以降の接液部に窒化
処理を行うこと以外は実施例3で用いたものと同様の洗
浄装置を用いてパーティクル測定試験を行った。窒化処
理部分の表面硬度Hvは1200〜1400となった。試験結果を
表1に併せて示す。
【0041】(実施例10)液体フィルタ9を設けてい
ないこと以外は実施例9で用いたものと同様の洗浄装置
を用いてパーティクル測定試験を行った。試験結果を表
1に併せて示す。
【0042】(比較例4、5)液体フィルタ9を設けて
いないこと以外は比較例1、2で用いたものと同様の洗
浄装置を用いてパーティクル測定試験を行った。試験結
果を表1に併せて示す。
【0043】(参考例)上記実施例および比較例の試験
に先だって、凝縮部8を稼働させず、炭酸ガスを液化さ
せずに、ガス状のまま洗浄ノズル11から噴射させ、噴
射ガス中のパーティクル数を測定したところ、噴射ガス
中のパーティクル数はわずかであり、炭酸ガス、窒素ガ
ス、および各機器がパーティクルで汚染されていないこ
とが確認された。
【0044】
【表1】
【0045】表1より、以下の考察が可能である。 (1)実施例3、4と比較例1、2の比較より、絞り部
10Aのオリフィス20に、SUS304を用いる場合
に比べ、硬度の高い超硬(タングステンカーバイド)を
用いる場合には、洗浄室3内のパーティクル数を少なく
することができたことがわかる。 (2)実施例1と実施例2の比較より、凝縮部8から絞
り部10Aまでの配管長さ、すなわち液体炭酸ガスが流
れる配管長さが短いほど、パーティクル数を少なくする
ことができたことがわかる。 (3)比較例1、2と比較例4、5の比較より、液体フ
ィルタ9を設けることによってパーティクル数を少なく
することができたことがわかる。 (4)比較例1と比較例3の比較より、絞り部10とし
て定径型(図2に示す絞り部10A)のものを用いた場
合に比べ、テーパ型(図3に示す絞り部10B)のもの
を用いた場合には、パーティクル数を少なくすることが
できたことがわかる。これは、以下の理由によると推察
できる。絞り部10Bでは、最小内径部24aの下流側
に、下流方向に向けて内径が徐々に大きくなる第2テー
パ部24cを有する。このため、液体炭酸ガスが膨張す
る第2テーパ部24cにおいて液体炭酸ガスの流れが乱
れるのを防ぎ、液体炭酸ガスとオリフィス20との間の
摩擦力が大きくなるのを防ぐことができることから、パ
ーティクル発生を抑えることができたと考えられる。 (5)実施例5と比較例3の比較より、絞り部10Bお
よび接液部への窒化処理によって、パーティクル発生を
抑えることができたことがわかる。 (6)実施例1と実施例3の比較、実施例2と実施例4
との比較より、絞り部10Aのオリフィス20に超硬を
用いると、液フィルターの有無にかかわらず、パーティ
クル数はほとんど同等となった。また、実施例7と実施
例8との比較、実施例9と実施例10との比較より、絞
り部10Aのオリフィス20にサファイアガラスまたは
超硬を用い、さらに接液部の表面処理を行うと、液フィ
ルターの有無にかかわらず、パーティクル数はほとんど
同等となった。さらに実施例5と実施例6の比較より、
絞り部10Aのオリフィス20をステンレス鋼として
も、接液部の表面処理を行うと、液フィルターの有無に
かかわらず、パーティクル数はほとんど同等となった。
これらから、絞り部または接液部の表面処理を行う場合
には、必ずしも液体フィルターを用いる必要はないこと
がわかる。
【0046】なお、上記実施例では、凝縮部8から絞り
部10Aまでの配管長さを最短10mとしたが、この配
管長さは、凝縮部8の熱交換部の配管形状、熱交換部に
おける冷媒流通条件(冷媒の流速等)、冷媒の温度、洗
浄装置の設置場所などにより適宜調整することができ
る。このため、これらの条件を適当に選択すれば、上記
配管長さを10m未満に設定できることはいうまでもな
い。また、配管径を大きくし、液体炭酸ガス流速を低く
することによって、発生するパーティクル数の低減が可
能であり、配管長さの短縮化も可能である。なお、上記
実施例では、絞り部10Bを用いたが、絞り部10Bに
代えて絞り部10Aを用いても、特に問題ないことは言
うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドライア
イス噴射洗浄装置は、絞り部の膨張手段が、表面硬化処
理を施されているか、または表面硬化処理により形成さ
れた表面硬化層と同等の表面硬度を有する材料から構成
されているので、液体炭酸ガスが絞り部を通過する際
に、絞り部の材料の一部が液体炭酸ガス中に混入するの
を防ぐことができる。従って、洗浄ノズルから噴射され
るドライアイススノー中のパーティクル数を低減するこ
とができる。
【0048】また凝縮部と絞り部が、一体に設けられて
いる構成を採用することによって、これら凝縮部と絞り
部との間の配管の長さを短く設定することができ、この
配管からのパーティクル放出量を最小限に抑えることが
できる。従って、ドライアイススノー中のパーティクル
数をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドライアイス噴射洗浄装置の第1の
実施形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示す洗浄装置に用いられる絞り部の一
例を示す断面図。
【図3】 図1に示す洗浄装置に用いられる絞り部の他
の例を示す断面図。
【図4】 本発明のドライアイス噴射洗浄装置の第2の
実施形態を示す概略構成図。
【図5】 従来のドライアイス噴射洗浄装置の一例を示
す概略構成図。
【符号の説明】
8、17・・・凝縮部、9・・・液体フィルタ、10、10
A、10B・・・絞り部、20、25・・・オリフィス(膨張
手段)、11・・・洗浄ノズル、16・・・凝縮膨張部、19
・・・洗浄ノズルユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライアイスを噴射して被洗浄物を洗浄
    する装置であって、 炭酸ガスを液化する凝縮部と、この液体炭酸ガスを膨張
    させる絞り部と、膨張により得られたドライアイスを被
    洗浄物に向けて噴射する洗浄ノズルとを備え、 該絞り部は、液体炭酸ガスを膨張させる膨張手段を備
    え、この膨張手段が、表面硬化処理を施されているか、
    または表面硬化処理により形成された表面硬化層と同等
    の表面硬度を有する材料から構成されていることを特徴
    とするドライアイス噴射洗浄装置。
  2. 【請求項2】 凝縮部以降の接液部が、表面硬化処理を
    施されているか、または表面硬化処理により形成された
    表面硬化層と同等の表面硬度を有する材料が用いられて
    いることを特徴とする請求項1記載のドライアイス噴射
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 凝縮部と絞り部が、一体に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の記載のドラ
    イアイス噴射洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄ノズルが、凝縮部および絞り部と一
    体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3記
    載のドライアイス噴射洗浄装置。
  5. 【請求項5】 凝縮部と絞り部との間に、液体炭酸ガス
    中のパーティクルを除去するフィルタを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至4記載のドライアイス噴射洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 炭酸ガスを液化し、この液体炭酸ガス
    を、絞り部で膨張させ、得られたドライアイスを洗浄ノ
    ズルから被洗浄物に向けて噴射してこの被洗浄物を洗浄
    する方法であって、 該絞り部は、液体炭酸ガスを膨張させる膨張手段を備
    え、この膨張手段が、表面硬化処理を施されているか、
    または表面硬化処理により形成された表面硬化層と同等
    の表面硬度を有する材料から構成されていることを特徴
    とするドライアイス噴射洗浄方法。
  7. 【請求項7】 液体炭酸ガスの膨張時に発生する寒冷
    を、炭酸ガスを液化する際の冷却源として用いることを
    特徴とする請求項6記載のドライアイス噴射洗浄方法。
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