JP2003126233A - 油性透明ゲル状芳香組成物 - Google Patents

油性透明ゲル状芳香組成物

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JP2003126233A
JP2003126233A JP2001325556A JP2001325556A JP2003126233A JP 2003126233 A JP2003126233 A JP 2003126233A JP 2001325556 A JP2001325556 A JP 2001325556A JP 2001325556 A JP2001325556 A JP 2001325556A JP 2003126233 A JP2003126233 A JP 2003126233A
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polyolefin
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polystyrene
gel
fragrance
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Kazutomi Yasuma
一臣 安間
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Ogawa and Co Ltd
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Ogawa and Co Ltd
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】透明で美観に優れ、香り立ちが良く、かつ、製
造が容易な油性ゲル状芳香組成物を提供する。 【解決手段】ポリスチレンとポリオレフィンもしくは水
素添加されたポリオレフィンとのトリブロック共重合体
からなるゲル化剤と、テルペン系炭化水素と、パラフィ
ン系溶剤及び/またはイソパラフィン系溶剤と、香料と
を含むことにより透明で美観に優れ、香り立ちが良く、
かつ、製造が容易な油性ゲル状芳香組成物を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明で美観に優
れ、香り立ちが良く、かつ、製造が容易な油性ゲル状芳
香組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油性ゲル状芳香組成物はゲル化剤
として、ステアリン酸ナトリウム、ベンジリデンソルビ
トールアミノ酸系ゲル化剤などが用いられてきたが、ス
テアリン酸ナトリウムを用いたゲルは、ゲル自体が不透
明で美観が良くない。また、アミノ酸系ゲル化剤やベン
ジリデンソルビトールを用いたゲルは透明で、かつ高温
に比較的安定ではあるが、製造時に高温溶解する必要が
あり非常に手間がかかる工程となる。更に、2−エチル
ヘキサン酸アルミニウムと高級脂肪酸アルミニウムをゲ
ル化剤とするもの(特開平10−43282)や2−エ
チルヘキサン酸アルミニウムのジソープとトリソープの
混在物をゲル化剤としたもの(特許第2767285
号)は透明で美観に優れ、製造も容易であるが、芳香剤
の一番の機能となる香りの付与において、時間の経過、
特に温度負荷がかかることによりゲル強度が増していき
芳香機能が弱くなるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の油性ゲル状芳香組成物の欠点を改良し,透明で美
観に優れ、香り立ちが良く、かつ、製造が容易な油性ゲ
ル状芳香組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、ポリスチレンと
ポリオレフィンもしくは水素添加されたポリオレフィン
とのトリブロック共重合体からなるゲル化剤と、テルペ
ン系炭化水素と、パラフィン系溶剤及び/またはイソパ
ラフィン系溶剤と、香料とを組み合わせることで、透明
で美観に優れ、香り立ちが良く、かつ、製造が容易な油
性ゲル状芳香組成物が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明はポリスチレンとポリオ
レフィンもしくは水素添加されたポリオレフィンとのト
リブロック共重合体からなるゲル化剤と、テルペン系炭
化水素と、パラフィン系溶剤及び/またはイソパラフィ
ン系溶剤と、香料とを含む油性透明ゲル状芳香組成物で
ある。また、該組成物においてポリスチレンとポリオレ
フィンもしくは水素添加されたポリオレフィンとのトリ
ブロック共重合体からなるゲル化剤とテルペン系炭化水
素の混合比が2:1〜1:4の範囲であることを特徴と
する。また、該組成物においてテルペン系炭化水素がリ
モネン及び/またはジペンテンであることを特徴とす
る。
【0006】本発明においてゲル化剤として用いられる
ポリスチレンとポリオレフィンもしくは水素添加された
ポリオレフィンのブロック共重合体は、それ自体公知で
あってゴムの性能を有したプラスチック材料のスチレン
系熱可塑性エラストマーである。このものは両末端相に
ポリスチレン相を持つブロックコポリマーで、ゴム中間
相としてはポリオレフィンもしくは水素添加されたポリ
オレフィンなどがあり、具体的にはポリブタジエン、ポ
リイソプレン、そして水素添加型のポリエチレン/ブチ
レン、ポリエチレン/プロピレンが挙げられる。
【0007】ブロック共重合体には、ジブロック、トリ
ブロック、マルチブロックなどの種類がある。ジブロッ
クには共重合体は一般式A−B、トリブロック共重合体
は一般式A−B−A、A−B−C、マルチブロック共重
合体は一般式−(A−B)n−と表示される。ここにA
及びCは硬質ブロックを表わし、Bは軟質ブロックを表
わす。
【0008】本発明において使用するブロック共重合体
は、ポリスチレンとポリオレフィンもしくは水素添加さ
れたポリオレフィンの共重合体であり、一般式A−Bで
表わされるジブロック共重合体或いは一般式A−B−A
で表わされるトリブロック共重合体で一般式中のAは硬
質ブロックであるポリスチレン相(S)、Bは軟質ブロ
ックであるゴム中間相を示しており、具体的にはポリブ
タジエン(B)、ポリイソプレン(I)、そして水素添
加型のポリエチレン/ブチレン(EB)、ポリエチレン
/プロピレン(EP)が挙げられる。また、このジブロ
ック共重合体とトリブロック共重合体は併用することも
可能である。
【0009】上記のポリスチレン−ポリオレフィン−ポ
リスチレンブロック共重合体(S−B−S、S−I−
S)の例としてクレイトンポリマー社製の「クレイトン
D」(商品名)が挙げられる。また、ポリスチレン−ポ
リオレフィン−ポリスチレンブロック共重合体の水素添
加物(S−EB−S、S−EP−S)の例としては同じ
くクレイトンポリマー社製の「クレイトンG」(商品
名)が挙げられる。
【0010】ポリスチレンとポリオレフィンあるいは水
素添加されたポリオレフィンの共重合体の配合量は、油
性透明ゲル状芳香組成物に対して1〜12%、好ましく
は2〜8%の範囲から適宜選択される。
【0011】また、ポリスチレンとポリオレフィンもし
くは水素添加されたポリオレフィンとのトリブロック共
重合体からなるゲル化剤とテルペン系炭化水素の混合比
は2:1〜1:4、好ましくは1:1〜1:3、特に十
分なゲル強度を持ち外観の美しい透明ゲルを得ると言う
観点からは、1:2〜1:3の範囲であることが好まし
い。
【0012】本発明に用いられるテルペン系炭化水素は
室温でゲル化を進行させるために使用される。テルペン
系炭化水素の種類としては、モノテルペン、セスキテル
ペン、アズレン類、ジテルペン、トリテルペン、ポリテ
ルペンのいずれも使用することができる。モノテルペン
の例としては、オシメン、アロオシメン、ミルセン、メ
ンタン、メンテン、メンタジエン、テルピネン類、フェ
ランドレン、リモネン、ジペンテン、サビネン、ピネ
ン、カンフェンなど、セスキテルペンの例としては、フ
ァルネセン、ビサボレン、カジネン、カリオフィレン、
ツヨプセン、サンタレンなど、アズレン類の例として
は、カマズレン、グアイヤズレンなど、ジテルペン、ト
リテルペン、ポリテルペンの例としては、カンフォレ
ン、アビエチン、フィロクラデン、カウレンスクアレン
などが挙げられるが、価格や芳香製剤としての機能を損
なわないことを考慮するとモノテルペン系炭化水素が好
ましく、さらにはその中でも芳香が穏やかなリモネン、
ジペンテンが特に好ましい。これらは夫々単独でも二種
類以上適宜組み合わせても良い。また、オレンジオイ
ル、レモンオイルなどのテルペン系炭化水素を豊富に含
んだ植物精油を単独或いは上記テルペン系炭化水素と併
用することができる。
【0013】テルペン系炭化水素の配合量は、油性透明
ゲル状芳香組成物に対して0.5〜50%、好ましくは
2〜40%の範囲から適宜選択される。配合量が0.5
%未満の場合、不透明で均一なゲル強度を得ることがで
きず、配合量が50%を超えると透明にはなるものの十
分なゲル強度を得ることができなくなる場合がある。
【0014】本発明に用いられるパラフィン系及びイソ
パラフィン系溶剤は芳香剤機能としての香料のキャリア
及びゲル強度維持のために使用される。パラフィン系及
びイソパラフィン系溶剤の種類としては分留性状により
分けられているが、芳香剤としての機能を損なわないこ
とを考慮すると、乾点が低いものが好ましい。パラフィ
ン系及びイソパラフィン系溶剤の例としては日鉱石油社
製の「ノルマルパラフィン」(商品名)や出光石油化学
社製の「IPソルベント」(商品名)が挙げられる。
【0015】本発明に用いられる香料は芳香を付与する
目的で使用される。香料の種類としては、リナロールな
どのテルペン系アルコール、ベンジルアルコールなどの
芳香族アルコール、シトラールなどのテルペン系アルデ
ヒド、メントンなどのテルペン系ケトン、p−メチルア
セトフェノンなどの芳香族ケトン、ジフェニルエーテル
などのフェノール誘導体、パラサイメンなどの芳香族炭
化水素、デカナールなどの脂肪族アルデヒド、ベンズア
ルデヒドなどの芳香族アルデヒド、シトラールジメチル
アセタールなどのアセタール類、α、β、γ−イオノン
などの脂環式ケトン、ムスコンなどの大環状ケトン、ロ
ーズオキサイドなどの環状エーテル、インドールなどの
複素環式化合物、ギ酸ゲラニルなどの脂肪族酸エステ
ル、安息香酸メチルなどの芳香族酸エステル、γ−デカ
ラクトンなどのラクトン類を任意に調合して得ることが
できるが、上記に限定されるものではない。
【0016】また,香料の溶解助剤としてヘキシレング
リコールなどのグリコール類、3−メトキシ−3−メチ
ルブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルなどのグリコールエーテル類を混合することにより用
いることができる。
【0017】香料の配合量は、油性透明ゲル状芳香組成
物に対して0.1〜30%、好ましくは1〜10%の範
囲から適宜選択される。配合量が0.1%未満の場合、
満足な芳香を得ることができない、また、配合量が30
%を超えると、十分なゲル強度を得ることができなくな
る場合がある。
【0018】本発明の油性透明ゲル状芳香組成物には、
また、上記成分の他に必要に応じてその性質を損なわな
い範囲で他の成分を添加することができる。添加可能な
成分としては、防腐剤、酸化防止剤、抗菌剤、消臭剤、
紫外線吸収剤、色素などが挙げられる。
【0019】本発明の油性透明ゲル状芳香組成物は例え
ばテルペン系炭化水素、パラフィン系及び/又はイソパ
ラフィン系溶剤、香料を混合した後、ポリスチレンとポ
リオレフィンもしくは水素添加されたポリオレフィンの
共重合体を添加し、室温下にて静置することにより調製
される。
【0020】 〔処方例1〕 ライム香料作成処方 ジハイドロミルセノール 200 フェンキルアルコール 100 ノナナール 10 テルピネオール 600 メチルジヒドロジャスモネート 90 合計 1000
【実施例】
【0021】以下に、実施例、及び試験例を挙げて本発
明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって
何ら限定されるものではない。 〔実施例1〕リモネン15%、イソパラフィン系溶剤
(出光石油化学社製 商品名:IPソルベント162
0)75%、ライム香料(処方例1)5%を混合し、ポ
リスチレン−ポリエチレン/ブチレン(水素添加型)ト
リブロック共重合体(クレイトンポリマー社製:クレイ
トンG1654)5%添加して室温にて静置し、無色透
明ゲル状芳香組成物を得た。(ポリスチレンとポリオレ
フィンもしくは水素添加されたポリオレフィンとのトリ
ブロック共重合体からなるゲル化剤とテルペン系炭化水
素の混合比は1:3)。また、このゲル状組成物を得る
際は、高温溶解などの工程を必要とせず操作性は非常に
簡便で良好であった。
【0022】〔実施例2〕リモネン5%、イソパラフィ
ン系溶剤(出光石油化学社製 商品名:IPソルベント
1620)85%、ライム香料(処方例1)5%を混合
し、ポリスチレン−ポリエチレン/ブチレン(水素添加
型)トリブロック共重合体(クレイトンポリマー社製:
クレイトンG1654)5%添加して室温にて静置し、
無色透明ゲル状芳香組成物を得た。(ポリスチレンとポ
リオレフィンもしくは水素添加されたポリオレフィンと
のトリブロック共重合体からなるゲル化剤とテルペン系
炭化水素の混合比は1:1) また、このゲル状組成物を得る際は、高温溶解などの工
程を必要とせず操作性は非常に簡便で良好であった。
【0023】〔実施例3〕リモネン20%、イソパラフ
ィン系溶剤(出光石油化学社製 商品名:IPソルベン
ト1620)65%、ライム香料(処方例1)5%を混
合し、ポリスチレン−ポリエチレン/ブチレン(水素添
加型)トリブロック共重合体(クレイトンポリマー社
製:クレイトンG1654)5%添加して室温にて静置
し、無色透明ゲル状芳香組成物を得た。(ポリスチレン
とポリオレフィンもしくは水素添加されたポリオレフィ
ンとのトリブロック共重合体からなるゲル化剤とテルペ
ン系炭化水素の混合比は1:4) また、このゲル状組成物を得る際は、高温溶解などの工
程を必要とせず操作性は非常に簡便で良好であった。
【0024】〔比較例1〕2−エチルヘキサン酸アルミ
ニウム5%、ステアリン酸アルミニウム2%、リモネン
88%、ライム香料(処方例1)5%を混合放置し、数
時間後に透明ゲル状芳香組成物を得た。また、このゲル
状組成物を得る際は高温溶解などの工程は必要としない
が、ゲル化に長時間を要し、操作性は良くなかった。
【0025】〔比較例2〕リモネン0.1%、イソパラ
フィン系溶剤(出光石油化学社製 商品名:IPソルベ
ント1620)89.9%、ライム香料(処方例1)5
%を混合し、ポリスチレン−ポリエチレン/ブチレン
(水素添加型)トリブロック共重合体(クレイトンポリ
マー社製:クレイトンG1654)5%添加して室温に
て静置したが、部分的にゲル化不良が生じ、かつ、不透
明な状態となりゲル状組成物は得られなかった。(ポリ
スチレンとポリオレフィンもしくは水素添加されたポリ
オレフィンとのトリブロック共重合体からなるゲル化剤
とテルペン系炭化水素の混合比は50:1)
【0026】〔比較例3〕リモネン65%、イソパラフ
ィン系溶剤(出光石油化学社製 商品名:IPソルベン
ト1620)25%、ライム香料(処方例1)5%を混
合し、ポリスチレン−ポリエチレン/ブチレン(水素添
加型)トリブロック共重合体(クレイトンポリマー社
製:クレイトンG1654)5%添加して室温にて静置
したがゲル化しなかった。(ポリスチレンとポリオレフ
ィンもしくは水素添加されたポリオレフィンとのトリブ
ロック共重合体からなるゲル化剤とテルペン系炭化水素
の混合比は1:13)
【0027】〔試験例1〕実施例1〜3及び比較例1〜
3で得られた組成物について、作成時の香り立ち(香り
強度)試験を行った。開口部30mm、高さ50mmの
ガラス容器それぞれに作成直後の組成物30gを入れ、
この組成物試験体を容積150リットルの評価ボックス
内に10分間放置した後、習熟したパネル8人で、香り
立ち(香り強度)を官能により評価した。 (評価基準) 強い : 5 やや強い : 4 普通 : 3 やや弱い : 2 弱い : 1
【0028】 表1から明らかなように、香料を含む実施例1〜3の本
発明油性透明ゲル状芳香組成物は、作成直後に非常に良
好な香り立ち(香り強度)を有していることがわかる。
【0029】〔試験例2〕実施例1〜3及び比較例1〜
3で得られた組成物について、蒸散試験を2週間行った
後香り立ち(香り強度)試験を行った。開口部30m
m、高さ50mmのガラス容器にそれぞれに作成直後の
組成物30gを入れ、室温25℃相対湿度30〜60%
の室内に放置した。2週間経過後、この組成物試験体を
容積150リットルの評価ボックス内に10分間放置し
た後、習熟したパネル8人で、香り立ち(香り強度)を
官能により評価した。 (評価基準) 強い : 5 やや強い : 4 普通 : 3 やや弱い : 2 弱い : 1
【0030】 表2から明らかなように、香料を含む実施例1〜3の本
発明油性透明ゲル状芳香組成物は、室内に2週間放置後
も非常に良好な香り立ち(香り強度)を有していること
がわかる。
【0031】〔試験例3〕実施例1〜3及び比較例1で
得られた組成物について、温度安定性試験を行った。開
口部30mm、高さ50mmのガラス容器にそれぞれに
作成直後のゲル組成物30gを入れ、−10℃及び45
℃の恒温槽の中に一ヶ月保存した。取り出し後、室温ま
で戻し、各ゲル組成物の状態を目視観察した。
【0032】 〔表3〕 −10℃保存品 45℃保存品 実施例1 非常に良好 非常に良好 実施例2 非常に良好 非常に良好 実施例3 良好 良好 比較例1 良好 良好 比較例2 − − 比較例3 − − 表3から明らかなように、実施例1〜3の本発明油性透
明ゲル状芳香組成物は、一ヶ月の温度安定性試験後も良
好な外観を有していることがわかる。
【0033】
【発明の効果】ポリスチレンとポリオレフィンもしくは
水素添加されたポリオレフィンとのトリブロック共重合
体からなるゲル化剤と、テルペン系炭化水素と、パラフ
ィン系溶剤及び/またはイソパラフィン系溶剤と、香料
とを含む本発明の油性透明ゲル状芳香組成物は透明で美
観に優れ、香り立ちが良く、かつ、製造が容易である利
点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/00 103 C09K 3/00 103L C11B 9/00 C11B 9/00 Z Fターム(参考) 4C080 AA04 BB03 CC01 HH06 JJ01 KK03 LL02 LL04 LL06 MM16 NN27 4H059 BA01 BA02 BB13 BB19 BB45 BB52 BB55 BC10 BC23 DA09 DA14 DA30 EA32 4J002 AE05X BP01W EA026 EA047 EC017 EC037 ED017 ED057 EE017 EE027 EE037 EH037 EH127 EL017 EU027 FD206 FD207 GC00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリスチレンとポリオレフィンもしくは水
    素添加されたポリオレフィンとのトリブロック共重合体
    からなるゲル化剤と、テルペン系炭化水素と、パラフィ
    ン系溶剤及び/またはイソパラフィン系溶剤と、香料と
    を含む油性透明ゲル状芳香組成物
  2. 【請求項2】ポリスチレンとポリオレフィンもしくは水
    素添加されたポリオレフィンとのトリブロック共重合体
    からなるゲル化剤とテルペン系炭化水素の混合比が2:
    1〜1:4の範囲であることを特徴とする請求項1記載
    の油性透明ゲル状芳香組成物
  3. 【請求項3】テルペン系炭化水素がリモネン及び/また
    はジペンテンである請求項1又は請求項2記載の油性透
    明ゲル状芳香組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005281489A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Riken Technos Corp 熱可塑性エラストマー組成物
WO2009107814A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 小林製薬株式会社 開閉可能な収納空間用の芳香剤組成物

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