JPH0235578B2 - - Google Patents

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JPH0235578B2
JPH0235578B2 JP58194342A JP19434283A JPH0235578B2 JP H0235578 B2 JPH0235578 B2 JP H0235578B2 JP 58194342 A JP58194342 A JP 58194342A JP 19434283 A JP19434283 A JP 19434283A JP H0235578 B2 JPH0235578 B2 JP H0235578B2
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JP
Japan
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alcohol
amount
fragrance
transparent solid
aromatic
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JP58194342A
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Susumu Asagoe
Hiroshi Muto
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T Hasegawa Co Ltd
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T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0235578B2 publication Critical patent/JPH0235578B2/ja
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえば車内、船内、航空機内、室
内、トイレツト内などの如き室内透明固型芳香
剤、更には、各種香粧料、整髪料、ハンドクリー
ナー、洗浄剤、それらの基剤、各種外用薬基材そ
の他の広汎な用途を包含する広義の透明固型芳香
剤組成物に関し、優れた透明性美観及びその持続
性、優れた芳香性及び芳香持続性ならびに芳香バ
ランス持続性、優れた形状保持安定性とくに多量
の香気成分を含有しても優れた安定性及び透明性
を確保できる特性、広汎な香気成分の使用可能
性、などの優れた諸性質を有し、更に、変質、着
色、異臭化などのトラブルの発生のおそれがなく
且つ調製容易で、ジベンザルソルビツト固化剤利
用のトラブルからも解放された改善された透明固
型芳香剤に関する。 更に詳しくは、炭化水素化合物、アルコール
類、ステアリン酸ナトリウム固化剤及び水から主
として成り且つジベンザルソルビツト固化剤不含
有の組成物の加熱溶解後冷却固化物からなる固型
芳香剤において、該アルコール類が芳香族一価ア
ルコールであることを特徴とする透明固型芳香剤
に関する。 従来、炭化水素化合物の固化剤として、ステア
リン酸ナトリウムに代表される飽和脂肪酸金属塩
やジベンザルソルビツト(例えば商品名ゲルオー
ルD)が代表的なものとして知られており、この
ような固化剤を利用した固型芳香剤や固形塗布剤
についても幾つかの提案が知られている。 たとえば、特開昭55−75493号には、ステアリ
ン酸ナトリウム固化剤、炭化水素化合物、アルコ
ール類および水から主としてなる組成物を加熱溶
解混合し、注型後冷却固化させることを特徴とす
る炭化水素固形物の製造方法が開示されている。 この提案においては、テルペン類、植物精油、
主留分の沸点が130〜280℃の飽和炭化水素系石油
留分の如き炭化水素化合物が例示されている。
又、上記アルコール類として、多価アルコール、
エーテルアルコールを包含して、エタノール、セ
ロソルブ、メチルカルビトール、カルビトール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、ポリエチレングリコールが例示され、
好ましいアルコール類はエタノールとカルビトー
ル(ジエチレングリコールエチルエーテル)であ
ることが記載されている。しかしながら、芳香族
アルコールについて全く言及されておらず、上記
のとおりエタノールもしくはカルビトールが好ま
しいアルコールとして推奨されている。 しかしながら、この提案方法による固型芳香剤
は、経時的にアルコール及び水分が蒸発すること
によつて形態が縮小する速度が速すぎるという形
状保持安定性が著るしく悪い欠陥があり、又、香
料の揮発速度が速く芳香持続性ならびに芳香バラ
ンス持続性に乏しい難点がある。更に、得られる
固型芳香剤は透明性美観を具備せず、初期は半不
透明であるが経時的に容易に完全な不透明となる
不都合がある。 他の提案として、特公昭49−48727号には、ジ
ベンザルソルビツト固化剤2〜9部、エタノール
又はイソプロパノール或いはこの混合物5〜20
部、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレー
ト、フエルエチルアルコール、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、ヘリオトロピンジメ
チルアセタール中の1種又はそれ以上の混合物21
〜88部に、有効成分5〜50部を加えてその合計が
100部となるようにした配合物を加熱混和して均
一溶液となし、これを冷却固化せしめることを特
徴とする透明固型塗布剤の製造方法が開示されて
いる。 この提案においては、たとえば筋肉消炎鎮痛
剤、止痒剤、虫よけ剤、頭髪保護剤、防臭剤など
の有効成分を低級アルコールに溶かしステアリン
酸ナトリウム固化剤に代表される飽和脂肪酸アル
カリ塩で固化した従来品は、形状保持安定性が悪
く縮小して商品価値を失うばかりか、使用不能の
状態になる欠点があり、また透明でない難点のあ
ることを記載した後、この提案の透明固型塗布剤
においては、ベンザルソルビツト固化剤を必須と
する上記特定の組成の組成物を加熱溶解後冷却固
化物としたことにより、そのような欠点乃至難点
を克服した透明固型塗布剤が得られることを記載
している。 しかしながら、この提案においては、ステアリ
ン酸ナトリウム固化剤に比べて高価につくジベン
ザルソルビツト固化剤の利用を必須とする不利益
がある。更に該ジベンザルソルビツト固化剤は、
該固化剤を用いて製造された固型塗布剤を、各種
の合成樹脂製容器に収容した際に、樹脂中へ浸透
移行する性質があり、従つて樹脂製容器の安定性
の点にトラブルを有し、斯くて該固型塗布剤を収
容する容器に制約のあることがわかつた。又更
に、この提案においては得られた塗布剤は完全に
透明で、その透明感は三年間以上保存しても、ま
た50〜60℃に加温しても損われないと記載されて
いるが長期透明性持続を示すデーターは具体的に
示されておらず、形状保持安定性も悪くクリアー
な透明性とはいい難い製品となることがわかつ
た。 本発明者等は、上記不利益乃至トラブルを有す
るジベンザルソルビツト固化剤の利用を回避し、
しかも優れた透明性美観を有する透明固型芳香剤
を提供すべく研究を行つた。 その結果、前記後者の提案において透明でない
難点のあることが指摘されている前記特開昭55−
75493号の提案が推奨するエタノールやカルビト
ールとの組合わせとは異なつて、炭化水素化合
物、芳香族一価アルコール、ステアリン酸ナトリ
ウム固化剤及び水の組み合わせを主として成り且
つジベンザルソルビツト固化剤不含有の組成物の
加熱溶解後冷却固化物からなる固型芳香剤が、ク
リアーな優れた透明性美観を具備した透明固型芳
香剤となることを発見した。 更に、芳香族一価アルコールを必須とする上記
組み合わせ組成物の加熱溶解後冷却固化物からな
る固型芳香剤は、優れた透明性美観を具備するだ
けではなく、該透明性美観の持続性を有し、更
に、優れた芳香性と共に芳香持続性ならびに芳香
バランス持続性を示し、且つ又優れた形状保持安
定性とくに多量の香気成分を含有しても優れた安
定性及び透明性を確保できる特性、広汎な香気成
分の使用可能性、などの優れた諸性質を有し、更
に、巾広い温度差にも安定で、変質、変形、着
色、異臭化などのトラブルの発生のおそれがなく
且つ調製容易で、ジベンザルソルビツト固化剤利
用のトラブルからも解放された改善された透明固
型芳香剤となることを発見した。 従つて、本発明の目的は、上述の如き改善諸特
性を有する透明固型芳香剤を提供するにある。 本発明の上記目的ならびに更に多くの他の目的
ならびに利点は以下の記載から一層明らかとなる
であろう。 本発明の透明固型芳香剤は、炭化水素化合物、
アルコール類、ステアリン酸ナトリウム固化剤及
び水から主として成り且つジベンザルソルビツト
固化剤不含有の組成物の加熱溶解後冷却固化物か
らなる固型芳香剤において、該アルコール類が芳
香族一価アルコールであることを特徴とする。 本発明の透明固型芳香剤は、炭化水素化合物、
芳香族一価アルコール類、ステアリン酸ナトリウ
ム固化剤及び水を、例えば約60゜〜約100℃程度よ
り好ましくは約70゜〜約80℃程度に加熱混合溶解
し、たとえば室温に放冷もしくは強制冷却固化し
て製造することができる。 炭化水素化合物及び/又は芳香族一価アルコー
ルに芳香成分としての役を兼ねさせることができ
るが、更に他の芳香成分として各種の合成香料、
天然香料などを配合することができる。この際、
上記加熱混合溶解物の温度を例えば約50゜〜約60
℃程度に低下させてから香料を加えて均一に混合
してから更に室温もしくはそれ以下にまで冷均固
化させることができる。 本発明で用いるステアリン酸ナトリウム固化剤
は、市場で安価且つ容易に入手できる。特別に高
純度のものは必要でなく、通常、市場で容易に入
手できる工業製品を使用できる。ステアリン酸ナ
トリウムの使用量は適宜に選択できるが、炭化水
素化合物、芳香族一価アルコール、ステアリン酸
ナトリウム及び水の合計重量に基いて、例えば、
約1〜約10重量%程度の範囲を挙げることができ
る。約1重量%未満の少量にすぎると適度なかた
さの安定したゲルが得られず、一方、約10重量%
を超えて過剰量にすぎると溶解しにくくなつてし
まうので、上記例示範囲量で利用するのがよい。 本発明の透明固型芳香剤に利用する炭化水素化
合物としては、テルペン系炭化水素又はテルペン
系炭化水素とパラフイン(インパラフインを包含
する呼称)系炭化水素の混合物を好ましく例示で
きる。テルペン系炭化水素としては、主留分の沸
点が、例えば約130゜〜約280℃程度の範囲を有す
る炭化水素が良い。このようなテルペン系炭化水
素の具体例としては、たとえば、α−ピネン、β
−ピネン、ミルセン、ソモネン、テルピネン、ピ
ネン、カンフエン、カンフアン、フエランドレ
ン、テルピノーレン、サビネンなどを挙げること
ができ、又これら化合物を主成分とする例えば、
オレンジ油、レモン油、テレビン油などの如き天
然精油も使用することができる。又、パラフイン
(インパラフインを含む)系炭化水素としては、
例えば、主留分の沸点も約150゜〜約350℃程度の
範囲を有する炭化水素が良い。このような炭化水
素としては、例えばn−デカン、n−テトラデカ
ンなどのノルマルパラフイン及び1Pソルベント
(出光石油化学)1620、2028などのイソパラフイ
ンを例示することができる。又、石油精製留分で
ある脱臭ケロシンなども使用することができる。
このような炭化水素化合物は単独若しくは複数種
混合して用いることが出来る。その混合割合には
特別の制約はなく、任意に選択混合して使用する
ことができる。上記テルペン系炭化水素及び芳香
族アルコールは香料としての役目を兼ねさせるこ
ともでき、特に柑橘系及びフローラル系の各科組
成物を混合する場合は好都合である。 炭化水素化合物の量は適宜に選択できるが、該
炭化水素化合物、該芳香族一価アルコール、該ス
テアリン酸ナトリウム固化剤及び水の合計重量に
基いて、たとえば約10〜約90重量%の量を例示で
きる。炭化水素化合物の量が過少量にすぎると、
透明にならず、また、過剰量にすぎても透明にな
らないので、上記例示範囲量で適宜に選択するの
がよい。より少ましくは、上記合計重量に基いて
約10〜約80重量%の量を例示できる。 本発明の透明固型芳香剤に利用する芳香族一価
アルコール類として、香気的に余り強い化合物
は、例えば室内芳香剤などを製造する場合、匂い
の調整が複雑になるので避けた方が好ましい。こ
れら芳香族一価アルコール類の具体例としては、
例えば、ベンジルアルコール、メチルベンジルア
ルコール、フエニルエチルアルコール、フエノキ
シエタノール、フエニルプロピルアルコール、ト
リアルコール、メチルβ−フエニルエチルアルコ
ール、p−イソプロピルフエニルエチルアルコー
ル、フエニルブチルアルコール、メチルフエニル
カルビノール、エチルフエニルカルビノール、メ
チルベンジルカルビノール、メチルフエニルエチ
ルカルビノール、メトキシベンジルアルコールな
どを挙げることができるが、より好ましくは、例
えばベンジルアルコール、メチルベンジルアルコ
ール、フエニルエチルアルコール、フエニルプロ
ピルアルコール、フエノキシエタノールなどが例
示できる。これら芳香族一価アルコール類は、1
種若しくは複数種を混合して用いることができ
る。該アルコール類を用いることにより、優れた
透明性美観を有する固型物が得られるものであ
り、他のアルコールを配合しても満足し得る透明
性の固型物は得られない。又、該アルコールは香
料成分としての役目を兼ねて用いることもでき
る。芳香族一価アルコールの量は適宜に選択でき
るが、該炭化水素化合物、該芳香族一価アルコー
ル、該ステアリン酸ナトリウム固化剤及び水の合
計重量に基いて、たとえば約10〜約90重量%の量
を例示できる。芳香族一価アルコールの量が過少
量すぎると、透明にならず、また過剰量すぎても
透明にならないので、上記例示範囲量で適宜に選
択するのがよい。より好ましくは、上記合計重量
に基いて約10〜約60重量%の量を例示できる。 本発明の透明固型芳香剤において、炭化水素化
合物と芳香族一価アルコールとの使用量割合は適
宜に選択変更できるが、重量比で例えば、炭化水
素化合物:芳香族一価アルコール=3:97〜97:
3の如き使用量割合を例示することができる。上
記例示範囲を離れて炭化水素化合物の使用割合が
過少で芳香族一価アルコールの使用量が過剰にす
ぎる場合には、完全な透明にならない。また、炭
化水素化合物の使用割合が過剰で芳香族一価アル
コールの使用量が過少にすぎる場合には透明性が
不満足となる傾向があるので、上記例示の使用割
合範囲において適宜に選択するのがよい。 更に、本発明の透明固型芳香剤において、炭化
水素化合物と芳香族一価アルコールの合計量も適
宜に選択できるが、該炭化水素化合物、芳香族一
価アルコール、該ステアリン酸ナトリウム固化剤
及び水の合計重量に基いて約40重量%以上、たと
えば約40〜約90重量%程度の量を例示できる。炭
化水素化合物と芳香族一価アルコールの合計量が
約40重量%未満の過少量にすぎると適度なかたさ
の安定な固化物を形成し難くなる傾向があり、ま
た透明性の点でも満足すべき透明感を賦与し難く
なるので、約40重量%以上の合計量で利用するの
がよい。 更に、本発明の透明固形芳香剤において、必須
成分である炭化水素化合物、芳香族一価アルコー
ル及びステアリン酸ナトリウム固化剤の他の必須
成分である水は、ステアリン酸ナトリウム固化剤
を溶解するための必須成分であるが、またその量
を適宜に選択することによつて原料組成物の加熱
溶解時の溶解温度を調節するのにも役立つ。 該水の量は適宜に選択できるが、該炭化水素化
合物、該芳香族一価アルコール、該ステアリン酸
ナトリウム固化剤及び水の合計重量に基いて約
0.1〜約15重量%の量を例示できる。上述のよう
に、水の量によつて、原料組成物の溶解温度が調
節でき、水の量が少ない程、溶解温度が高くな
り、従つて型成された固型物の溶解温度が高くな
り、又水の量が多い場合は、その逆になる。水の
量が過少量にすぎると固化剤を溶解できなくな
り、又、過剰量すぎると、適当なかたさの安定な
固化物を形成し難くなるので、上記例示範囲にお
いて適当に選択するのがよい。 本発明の透明固型芳香剤は、炭化水素化合物、
芳香族一価アルコール、ステアリン酸ナトリウム
固化剤及び水の必須成分のほかに、適宜に、透明
固型芳香剤に利用される他の添加剤を含有するこ
とができる。このような添加剤の例としては、香
料としての役目を兼ねる炭化水素化合物及び/又
は芳香族一価アルコール以外の香料成分、ゲル化
(固化)温度上昇成分、色素、防腐剤、殺菌剤、
酸化防止剤、殺虫剤、消臭剤、界面活性剤などを
例示することができる。上記香料成分の例として
は、香料成分としての役目を兼ねる炭化水素化合
物及び/又は芳香族一価アルコール以外の任意の
香料成分が利用でき、各種の合成香料、天然香
料、天然精油、柑橘油、調合香料などを例示でき
る。これらは一種でも複数種でも利用できる。該
香料成分の使用量は適宜に選択できるが、例え
ば、透明固型芳香剤重量に基いて約0.1〜約60重
量%の量を例示できる。過剰にすぎる量での利用
は、得られる透明固型芳香剤の溶融温度が低くな
りすぎる場合があるので、上記例示量範囲で選択
するのがよい。 このような香料成分中、調合香料の数例を例示
すると、以下の如き例を挙げることができる。 1 オレンジ系調合香料(A) オレンジオイル 70部 オクタナール 5部 ノナナール 1部 デカナール 8部 シトロネラール 5部 メチルヘプテノン 4部 シトラール 7部 100部 2 ジヤスミン系調合香料(B) ベンジルアセテート 40部 ベンジルプロピオネート 15部 ベンジルアルコール 10部 リナロール 18部 リナリルアセテート 5部 インドール10(ジプロピレングリコール溶液)
3部 ジヒドロジヤスモン 2部 メチルジヒドロジヤスモネート 5部 メチルアンスラニレート(10%ジプロピレング
リコール溶液) 2部 100部 3 ローズ系調合香料(C) フエニルエチルアルコール 40部 ゲラニオール 20部 シトロネロール 20部 フエニルエチルアセテート 3部 ローズオキサイド 1部 デカナール 1部 トリクロロメチルフエニルカルビニルアセテー
ト 5部 ゼラニウム油 10部 100部 又、次のような通常の液体芳香剤を香料とする
ことができる。 オレンジ系調合香料(A) 60部 イソアミルアセテート 10部 イソパラフイン 30部 100部 ジヤスミン系調合香料(B) 60部 エチルアセチルアセテート 20部 ブチルグリコール 20部 100部 ローズ系調合香料(C) 30部 イソアミルアセテート 10部 エチルグリコール 20部 イソパラフイン 40部 100部 又、上記ゲル化温度上昇成分の例としてはテル
ペン系アルコール類を例示でき、得られる透明固
型芳香剤の温度に対する安定性の向上に役立つ。
このようなテルペン系アルコール類の例として
は、リナロール、ターピオネール、シトロネロー
ル、ゲラニオール、ネロール、ミルセノール、ジ
ヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノー
ル、ジヒドロリナロールなどを例示することがで
きる。これらは上述の炭化水素化合物及び/又は
芳香族一価アルコール以外の香料成分の一部に包
含される。 更に、色素の例としては、赤色225号、黄色204
号、青色403号、赤色227号、黄色203号、青色1
号などが例示できる。その使用量は適宜に選択で
きるが、例えば、透明固型芳香剤重量に基いて約
0.001〜約0.1重量%の量を例示できる。 上記防腐剤及び殺菌剤の例としては、安息香
酸、サルチル酸、パラクロロメタキシレノール、
イソプロピルメチルフエノール、オルトフエニル
フエノール、パラオキシ安息香酸エステル、チモ
ールなどが例示でき、その使用量は適宜に変更で
きるが、例えば、透明固型芳香剤重量に基いて約
1〜約8重量%の量を例示できる。 更に、酸化防止剤の例としては、BHT BH
A dl−α−トコフエロール 没食子酸プロピ
ル、2,5−t−ブチルハイドロキノンなどが例
示できる。その使用量は適宜に選択できるが、例
えば、透明固型芳香剤重量に基いて約0.1〜約3
重量%の使用量を例示できる。又、防殺虫剤の例
としては、パラジクロールベンゼン、ナフタレ
ン、カンフアー、ジベンゾフラン、天然ピレスロ
イド、合成ピレトリンなどが例示でき、その使用
量は適宜に選択できるが、例えば、透明固型芳香
剤重量に基いて約1〜約20重量%の使用量を例示
できる。さらに又、消臭剤の例としてはラウリル
メチルアクリレート、アルキルクロトネート、植
物油出物などが例示でき、例えば、透明固型芳香
剤重量に基いて約1〜約20重量%の如き使用量を
例示することができる。更に界面活性剤の例とし
ては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレングリコール、アルキロールアミドなど
の如き非イオン界面活性剤;ベタイン型、スルホ
ベタイン型、スルホアミノ酸型等の如き両性界面
活性を例示することができる。 本発明の透明固型芳香剤は種々の形態であるこ
とができ、例えば香粧品、整髪料、それらの基剤
類、外用薬基剤類、筋肉消炎鎮痛剤、止痒剤、虫
よけ剤、防臭剤、芳香剤類、消臭剤類、ハンドク
リーナー、洗浄剤など広い用途分野に適した形態
であることができる。又透明であるので該芳香剤
中に各種の装飾品例えば模造の動植物、果実、文
字、記号などを入れることができ、視覚的に美感
を高めることができる。 以下、実施例により、本発明の数態様について
更に詳しく説明する。 実施例 1〜4 表1に掲げる香料以外の各成分を配合し、約70
〜80℃に加熱し均一に溶解した後約50〜60℃で香
料を加え、型に流し込み室温まで冷却して固化さ
せることにより、透明で、安定でありなおかつ芳
香持続性の優れた透明固型芳香剤を得た。配合処
方は表1に示す。
【表】 ゲル化温度は組成物が固化する時の温度巾を測
定したものである。透明度は水質試験法の中の十
字標識板による透視度法により測定した。又形状
保持安定性は40℃の条件に一ケ月保存した時の透
明固型芳香剤の性状であらわした。以上の事項を
表2に示す。
【表】 である 安定で 安定で 安定で
ある ある ある
透明固型芳香剤の揮散減少率は透明固型芳香剤
の重量変化にて示した。 芳香持続性に関しては約4m3の無臭室にてパネ
ルテストを行つた。パネラーの構成は以下の通り
である。
【表】 上記評価によるグレードの全パネラーの合計を
パネラー数で割つた算術平均(小数点以下第2位
を4捨5入)で平均グレードを決定した。芳香バ
ランス持続性は各パネラーの意見をまとめて総合
的コメントとして表わした。 上記揮散減少率、芳香持続性、芳香バランス持
続性は60gの試料についてスタート時2週間、4
週間、6週間後にテストを行つた。その結果は表
3に示す。
【表】 比較例 1〜2 製造方法は実施例1〜4に同じである。 配合処方は表4に示す。
【表】 比較例1、2のゲル化温度、透明度及び形状保
持安定性を表5に示す。
【表】 形状保持安定 一部が溶解して 一部が溶解して
性 不安定である。 不安定である。
又、揮散減少率、芳香持続性及び芳香バランス
持続性については表6に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭化水素化合物、アルコール類、ステアリン
    酸ナトリウム固化剤及び水から主として成り且つ
    ジベンザルソルビツト固化剤不含有の組成物の加
    熱溶解後冷却固化物からなる固型芳香剤におい
    て、該アルコール類が芳香族一価アルコールであ
    ることを特徴とする透明固型芳香剤。 2 該芳香族一価アルコールが、ベンジルアルコ
    ール、メチルベンジルアルコール、フエニルエチ
    ルアルコール、フエニルプロピルアルコール及び
    フエノキシエタノールより成る群からえらばれた
    少なくとも一種であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の透明固型芳香剤。 3 該炭化水素化合物が、テルペン系炭化水素化
    合物、又はテルペン系炭化水素化合物とパラフイ
    ン系(イソパラフイン系を包含する呼称)炭化水
    素化合物、であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項もしくは第2項記載の透明固型芳香剤。 4 該芳香族一価アルコールの量が、該炭化水素
    化合物、該芳香族一価アルコール、該ステアリン
    酸ナトリウム固化剤及び水の合計重量に基いて約
    10〜約90重量%である特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の透明固型芳香剤。 5 該炭化水素化合物の量が、該炭化水素化合
    物、該芳香族一価アルコール、該ステアリン酸ナ
    トリウム固化剤及び水の合計重量に基いて約10〜
    約90重量%である特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかに記載の透明固型芳香剤。 6 該ステアリン酸ナトリウム固化剤の量が、該
    炭化水素化合物、該芳香族一価アルコール、該ス
    テアリン酸ナトリウム固化剤及び水の合計重量に
    基いて約1〜約10重量%である特許請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の透明固型芳香
    剤。 7 該水の量が、該炭化水素化合物、該芳香族一
    価アルコール、該ステアリン酸ナトリウム固化剤
    及び水の合計重量に基いて約0.1〜約15重量%で
    ある特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の透明固型芳香剤。
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