JP2003125699A - ソーセージ用ケーシングの製造方法 - Google Patents

ソーセージ用ケーシングの製造方法

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JP2003125699A
JP2003125699A JP2001324151A JP2001324151A JP2003125699A JP 2003125699 A JP2003125699 A JP 2003125699A JP 2001324151 A JP2001324151 A JP 2001324151A JP 2001324151 A JP2001324151 A JP 2001324151A JP 2003125699 A JP2003125699 A JP 2003125699A
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intestine
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Tetsuo Sakata
鉄夫 阪田
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WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
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WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羊腸を継ぎ足し接続して長尺のソーセージ用
のケーシングを製造する方法において、羊腸の端部どう
しを傷めることなく、容易確実に接着する。 【解決手段】 治具2の支持腕3に、外周に羊腸Cがそ
れぞれ装着された2本のパイプ1a・1bを抜き差し自
在に外嵌装着する。支持腕3の外周には、弾性膜7が装
着されている。一方のパイプ1aから一方の羊腸Cの第
1端部C1を弾性膜7の外周に引き出し、第1端部C1
の外周面に接着成分19を塗り付けた後、他方のパイプ
1bから他方の羊腸Cの第2端部C2を引き出して第1
端部C1の外周に重ね合わせる。支持腕3内に圧縮エア
を送り込み、弾性膜7を膨らませることにより、両羊腸
の第1・第2端部C1・C2どうしを、接着成分19を
はさんで膨張した状態に維持して接着する。支持腕3内
の圧縮エアを抜いて、弾性膜7および第1・第2端部を
収縮させたのち、支持腕3から両パイプ1a・1bを抜
き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然腸の端部どう
し継ぎ足して所望の長さのソーセージ用ケーシングを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソーセージ用のケーシングとして羊、
豚、やぎ、牛などの天然腸を用いる場合、品質のバラつ
きもさることながら、特に長さの不足するものはソーセ
ージの生産性が悪くなるので、廃棄されていた。かかる
観点からも、短い天然腸の有効利用を図ったり、天然腸
を更に長尺化するために、天然腸どうしを継ぎ足し接続
することが望まれる。
【0003】かかる要望に応える従来技術のひとつに、
特開2001−128613公報がある。そこでは、大
径パイプと小径パイプとの外周にそれぞれに天然腸を装
着し、大径パイプの端部に小径パイプの端部を嵌合す
る。そして、大径パイプ上の一方の天然腸の第1端部を
繰り出して、小径パイプ上の他方の天然腸の第2端部に
重ね合わせたのち、大径パイプを抜き出し、両天然腸の
端部どうしをコラーゲンなどの接着成分で接着して接続
することが開示されている。しかし、上記の従来例で
は、小径パイプの外周面で両天然腸の端部どうしを重合
するだけであるから、端部どうしが接着成分を介して圧
着されておらず、接着不良を招いたり、端部どうしが皺
付き状態のままで接合される不利がある。
【0004】先の従来例には、径大化するよう膨張変形
可能な小径パイプに一方の天然腸を装着し、大径パイプ
の内周面に他方の天然腸の端部を真空引きして拡径状態
にしておき、大径パイプに小径パイプを嵌合し、小径パ
イプをエア圧で膨らませて小径パイプ上の天然腸の端部
と大径パイプ側の天然腸の端部とをコラーゲンをはさん
で圧着する実施例も開示されてはいる。この実施形式で
は、両天然腸の端部どうしを膨張下で圧着接合できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大径パイプの
内周面に他方の天然腸の端部を真空引きして拡径状態に
保持するまでの作業工程が煩雑である。更に言及する
と、小径パイプ上の天然腸の端部に付けたコラーゲン
は、天然腸の端部を膨張させたとき浸透して小径パイプ
の外周面に到り、天然腸端部が小径パイプにも接着して
おり、抜き外すときに接着部分で破れるおそれがある。
【0006】そこで本発明の目的は、両天然腸の端部ど
うしを皺付きや傷付きなく確実にかつ能率よく継ぎ足し
接続できるソーセージ用ケーシングの製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るソーセージ
用ケーシングの製造方法を実施例に則して具体的に説明
すると、次の工程からなる。 (前処理工程) 外周に天然腸Cがそれぞれ装着された
2本のパイプ1a・1bを用意する。
【0008】(パイプ装着工程) 図1に示すごとく、
長手方向の中間部位に弾性膜7が外嵌装着されて、弾性
膜7で覆われた部分にエア通孔5が設けられた中空の支
持腕3を備えた治具2を用意し、治具2の支持腕3の外
周に、天然腸C・Cがそれぞれ装着された2本のパイプ
1a・1bを挿嵌し、2本のパイプ1a・1bはエア通
孔5をはさんで所定の間隔を置いて位置決めセットす
る。
【0009】(重合工程) 図4に示すごとく一方のパ
イプ1aからこれに装着した一方の天然腸Cの第1端部
C1を弾性膜7の外周に引き出し、第1端部C1の外周
面に接着成分19を塗り付けた後、他方のパイプ1bか
らこれに装着の他方の天然腸Cの第2端部C2を引き出
して第1端部C1の外周に重ね合わせる。接着成分19
としては、食用に適し、かつ天然腸どうしを接着できる
ものであればよく、特に加熱乾燥により接着できるもの
が好ましく、例えば蛋白の水溶液を使用することができ
る。その接着成分にはコラーゲン、卵白、血漿蛋白など
があるが、採取した動物、部位を限定するものではな
く、大豆蛋白や小麦蛋白などの植物性蛋白でもよい。こ
れらの成分は単独で用いてもよく、適宜組み合わせても
よい。
【0010】(膨張行程) 図5に示すごとく、支持腕
3内に圧縮エアを送り込み、エア通孔5を介して弾性膜
7を膨らませることにより、両天然腸C・Cの第1・第
2端部C1・C2を接着成分19をはさんで膨張した状
態に維持する。
【0011】(接着工程) 両天然腸C・Cの第1・第
2端部C1・C2どうしを膨張させた状態で接着成分1
9にて接着する。この接着工程では、接着成分19を温
風などで加熱乾燥することができる。 (収縮工程) 支持腕3内の圧縮エアを抜いて、弾性膜
7および第1・第2端部C1・C2を元の状態に収縮さ
せる。
【0012】(湿潤工程) 両天然腸C・Cの第1・第
2端部C1・C2を水で浸す。 (剥離工程) 図6に示すごとく、支持腕3と両パイプ
1a・1bとの間にエアを吹き込み、弾性膜7からこれ
に密着していた一方の天然腸Cの第1端部C1を剥離す
る。 (取り出し工程) 治具2の支持腕3から両パイプ1a
・1bを両天然腸C・Cの第1・第2端部C1・C2が
つながった状態で抜き出す。
【0013】
【発明の作用効果】請求項1記載の本発明によれば、用
意すべきパイプとしては、これに天然腸Cを敢えて拡張
するまでもなく装着できるものを選べばよい。したがっ
て、パイプ1への天然腸Cの装着、パイプ上での天然腸
Cの端部の引き出し作業などが極めて容易に行え、これ
らの作業中に天然腸を傷付けることがない。
【0014】2本のパイプ1a・1bに装着の両天然腸
C・Cの第1・第2端部C1・C2は、両パイプ1a・
1b間の支持腕3上にそれぞれ引き出して重合する。し
たがって、この重合作業が容易に行え、後は圧縮エアを
吹き込み弾性膜7を介して両端部C1・C2を膨らませ
る。すると、両端部C1・C2の間には接着成分19が
予め介在しているので、両端部C1・C2どうしは展張
状態で皺付きなく良好に継ぎ足し接続できる。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記接着
工程において、接着成分19が加熱乾燥されるようにし
たので、両天然腸C・Cの第1・第2端部C1・C2ど
うしを短時間で確実に接着でき、生産性が向上する。と
くに加熱乾燥した場合には、弾性膜7の内部に圧縮エア
が充満し、弾性膜7を介して天然腸が接しているため、
断熱効果が高く、乾燥に必要な熱量も少なく済む。
【0016】もともと接着成分19は、両天然腸C・C
の第1・第2端部C1・C2どうしの接着に有効に作用
するものであるが、とくに両端部C1・C2が膨張する
と、接着成分19が第1端部C1を透過して接着力は弱
いながらも、第1端部C1が弾性膜7の表面に接着す
る。しかるに、請求項3記載の本発明によれば、支持腕
3内の圧縮エアを抜いて、弾性膜7および第1・第2端
部C1・C2を収縮させたのち、支持腕3と両パイプ1
a・1bとの間にエアを吹き込み、弾性膜7から一方の
天然腸Cの第1端部C1を剥離するようになっている。
したがって、接着成分19が第1端部C1に浸透して、
第1端部C1と弾性膜7とが接着成分19で接着してい
ても、弾性膜7の表面から第1端部C1を傷付けること
なく確実に引き剥がすことができる。
【0017】請求項4記載の本発明によれば、前記剥離
工程に先立って、両天然腸C・Cの第1・第2端部C1
・C2を水で浸してある。したがって、乾燥後の天然腸
Cの柔軟性を取り戻すことができ、弾性膜7の表面から
天然腸Cの第1端部C1を傷付けることなく更に容易確
実に引き剥がすことができる。また、付着した余分な成
分も洗い流すことができる。湿潤する水に次亜塩素酸、
オゾンなどの殺菌剤を含ませて殺菌作用を付与でき、衛
生性を高めることもできる。
【0018】なお、本発明は、上記処理によってつなぎ
合わせた天然腸Cは、さらに同じ処理を繰り返すことも
可能であり、より長寸の天然腸につなぎ合わせることが
できる。複数のパイプを用いて、支持腕3上で一度にま
とめて3本以上の天然腸をつなげ合わせることもでき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明方法の実施に際しては、多
数の中空パイプ1と、多数の治具2とが用意される。そ
のパイプ1は、長さが30〜40cmで、外径が天然腸C
の内径よりも小さい10mmのものを用いることが望まし
い。
【0020】図1において治具2は、左右方向に長く、
先の中空パイプ1よりも小径の中空の支持腕3と、支持
腕3の基端側に一体化した取り付け用部材4とからな
る。支持腕3は、先端側が閉じられ、長手方向の中央部
位にエア通孔5を設け、基端側に逆止弁付きのエア吸入
口6を設けてある。支持腕3の長手方向中央部位の外周
には、エア通孔5を覆う状態で所定の左右長さを有する
チューブ状の弾性膜7が装着されている。弾性膜7の左
右端は止め輪8・8で支持腕3の外周面に気密状に固定
してある。弾性膜7は、薄いゴム膜であってゴム風船の
機能を果たすものであればよい。
【0021】図2および図3は本発明方法を実施する処
理装置の全体を概念的に示しており、符号10はコンベ
アである。コンベア10は、図において右から左方向に
進むよう循環移動する。コンベア10の右側の進行方向
上手側のセット位置Lから順に圧縮エアの供給ノズル1
1、乾燥機構12、エア吸引ノズル13、湿潤機構1
5、ついでエア吐出ノズル16が配置されている。コン
ベア10には、多数の平坦なプレート17を一定間隔ご
とに設置してある。
【0022】次に、本発明方法の実施例を説明すると、
水を入れた容器内において、水の中で各パイプ1の外周
に天然腸、具体的には羊腸Cを手繰り寄せて装着する。
羊腸Cが装着された2本のパイプ1a・1bを治具2の
支持腕3にこれの先端側から挿嵌し、支持腕3の左右方
向中央部位に2本のパイプ1a・1bを所定の間隔を置
いて位置決めセットする。すなわち、前記弾性膜7をは
さんだ状態で2本のパイプ1a・1bを左右に離して対
向配置する。かくして、図4に示すごとく一方のパイプ
1aからこれに装着した一方の羊腸Cの第1端部C1を
弾性膜7の外周に引き出し、第1端部C1の外周面に接
着成分であるコラーゲン液19を塗り付ける。コラーゲ
ン液19を塗り付けた後、他方のパイプ1bからこれに
装着の他方の羊腸Cの第2端部C2を引き出して第1端
部C1の外周に重ね合わせる。その後に余分に付着のコ
ラーゲン液19を手でしごき落とす。上記操作を繰り返
し、羊腸Cが装着された2本一組のパイプ1a・1bを
支持腕3にセットした多数の治具2を用意した。
【0023】次に、コンベア10の進行方向上手側のセ
ット位置Lにおいて、前記治具2を取り付け用部材4を
介してコンベア10の各プレート17に順次連続的に取
り付け、支持腕3をコンベア10の上面に対して水平姿
勢に支持した。この後に圧縮エアを羊腸C・Cの第1・
第2端部C1・C2に吹き付けて、第1・第2端部C1
・C2まわりの水滴を吹き飛ばした。
【0024】いま、ひとつの治具2が供給ノズル11の
位置に来ると、供給ノズル11が突出作動してエア吸入
口6に接続され、支持腕3内に圧縮エアを供給する。支
持腕3内に供給された圧縮エアは、エア通孔5を介して
弾性膜7の内部に流入して弾性膜7を風船の要領で丸く
膨らませる。これで両羊腸C・Cの第1・第2端部C1
・C2が、図5に示すごとく、コラーゲン液19をはさ
んで膨張した状態に維持される。なお、圧縮エア圧は、
弾性膜7の強度と羊腸Cの状態に合わせて適宜設定でき
る。圧が高すぎると天然腸に負荷がかかるため、100
kPa(1.0kgf/cm2 )とした。
【0025】先の治具2が乾燥機構12に到ると、乾燥
機構12は支持腕3の左右中央部が通過する上下に温風
パイプ18を設置してあり、温風パイプ18に設けた孔
から温風が吹き出している。支持腕3が乾燥機構12の
設置領域を通過する間、前記温風が羊腸Cの重合端部の
外面に吹き当たり、コラーゲン液19が加熱乾燥を受け
る。温風の温度は、蛋白が過剰に変性する高温では、ケ
ーシングの品質も劣化するため好ましくなく、低温では
乾燥に時間がかかり実用的でない。したがって約7分間
をかけて38℃から40℃の温度で乾燥処理した。
【0026】続いて治具2がエア吸引ノズル13の配設
位置に到ると、エア吸引ノズル13が突出して支持腕3
のエア吸入口6に接続され、逆止弁の解除により支持腕
3内の圧縮エアが吸引排除される。これで弾性膜7は、
両羊腸C・Cの第1・第2端部C1・C2と共に元の状
態に収縮させた。
【0027】治具2が湿潤機構15に到ると、湿潤機構
15の存在領域では、上方の給水パイプ20から水が噴
霧され下方のパン21で受けられている。これで支持腕
3上における羊腸Cの重合端部C1・C2に噴霧水が降
り掛かり、羊腸C・Cの重合端部C1・C2が柔らかさ
を取り戻し、接着時に付着した不要な成分も洗い流すこ
とができた。
【0028】治具2がエア吐出ノズル16に到ると、エ
ア吐出ノズル16からの圧縮エアが、図6に示すごとく
支持腕3と、支持腕3の基端側のパイプ1aとの間に吹
き込まれ、圧縮エアが支持腕3上の弾性膜7と、これの
表面にコラーゲン液19で密着していた羊腸Cの第1端
部C1との間に分け入り、第1端部C1を弾性膜7の表
面から引き剥がした。
【0029】最後にコンベア10のプレート17から治
具2を取り外す。これまでの全処理工程に要した時間は
約10分であった。
【0030】しかるのち、治具2の支持腕3から両パイ
プ1a・1bを抜き外して処理液槽に浸漬し、処理液中
で一方のパイプ1aの羊腸Cを他方のパイプ1b上にひ
とまとめに手繰り寄せて処理作業を終了した。
【0031】実施例の全容は上記のようになっている
が、天然腸Cの第1端部C1に接着成分19を塗って両
天然腸C・Cの第1・第2端部C1・C2どうしを重合
する工程は、コンベア10に治具2を取り付けた状態で
行ってもよい。治具2の支持腕3から内部の圧縮エアを
吸引する前記収縮工程は、前記湿潤工程の後で行っても
よい。接着工程においては、加熱エアを吹き付けて接着
成分19を加熱乾燥させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】天然腸が装着されるパイプと治具とを示す概略
正面図
【図2】本発明方法を実施するための処理装置の概略正
面図
【図3】本発明方法を実施するための処理装置の概略平
面図
【図4】天然腸の端部どうしを重ね合わせた部分の拡大
縦断正面図
【図5】天然腸の端部を膨らませて圧着した状態での要
部の拡大縦断正面図
【図6】天然腸を弾性膜から剥離する工程を説明する要
部の拡大縦断正面図
【符号の説明】 1 パイプ 2 治具 3 支持腕 5 エア通孔 6 エア吸入口 7 弾性膜 19 接着成分 10 コンベア C 天然腸 C1 天然腸の第1端部 C2 天然腸の第2端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の天然腸をつなぎ合わせて所定長さ
    のソーセージ用ケーシングを製造する方法において、 外周に天然腸(C)がそれぞれ装着された2本のパイプ
    (1a)・(1b)を用意する前処理工程と、 長手方向の中間部位に弾性膜(7)が外嵌装着されて、
    弾性膜(7)で覆われた部分にエア通孔(5)が設けら
    れた中空の支持腕(3)を備えた治具(2)を用意し、
    治具(2)の支持腕(3)の外周に2本のパイプ(1
    a)・(1b)を挿嵌し、2本のパイプ(1a)・(1
    b)はエア通孔(5)をはさんで所定の間隔を置いて位
    置決めセットするパイプ装着工程と、 一方のパイプ(1a)からこれに装着した一方の天然腸
    (C)の第1端部(C1)を弾性膜(7)の外周に引き
    出し、第1端部(C1)の外周面に接着成分(19)を
    塗り付けた後、他方のパイプ(1b)からこれに装着の
    他方の天然腸(C)の第2端部(C2)を引き出して第
    1端部(C1)の外周に重ね合わせる重合工程と、 支持腕(3)内に圧縮エアを送り込み、エア通孔(5)
    を介して弾性膜(7)を膨らませることにより、両天然
    腸(C)・(C)の第1・第2端部(C1)・(C2)
    が接着成分(19)をはさんで膨張した状態に維持する
    膨張工程と、 両天然腸(C)・(C)の膨張した第1・第2端部(C
    1)・(C2)どうしを接着成分(19)で接着する接
    着工程と、 支持腕(3)内の圧縮エアを抜いて、弾性膜(7)およ
    び第1・第2端部(C1)・(C2)を収縮させる収縮
    工程と、 治具(2)の支持腕(3)から両パイプ(1a)・(1
    b)を両天然腸(C)・(C)の第1・第2端部(C
    1)・(C2)がつながった状態で抜き出す取り出し工
    程と、からなるソーセージ用ケーシングの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接着工程において、接着成分(1
    9)が加熱乾燥される請求項1記載のソーセージ用ケー
    シングの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記収縮工程を経たのち、支持腕(3)
    と両パイプ(1a)・(1b)との間にエアを吹き込
    み、弾性膜(7)から一方の天然腸(C)の第1端部
    (C1)を剥離する剥離工程を含む請求項1または2記
    載のソーセージ用ケーシングの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記剥離工程に先立って、両天然腸
    (C)・(C)の第1・第2端部(C1)・(C2)を
    水で浸す湿潤工程を含む請求項3記載のソーセージ用ケ
    ーシングの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234662A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Matsunaga Shokai:Kk ソーセージ用天然ケーシング及びそのソーセージ用天然ケーシングに内容物を詰めたソーセージ並びにその製造方法

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JP2011234662A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Matsunaga Shokai:Kk ソーセージ用天然ケーシング及びそのソーセージ用天然ケーシングに内容物を詰めたソーセージ並びにその製造方法

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