JP2003125658A - シート回収機 - Google Patents

シート回収機

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JP2003125658A
JP2003125658A JP2001328008A JP2001328008A JP2003125658A JP 2003125658 A JP2003125658 A JP 2003125658A JP 2001328008 A JP2001328008 A JP 2001328008A JP 2001328008 A JP2001328008 A JP 2001328008A JP 2003125658 A JP2003125658 A JP 2003125658A
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Japan
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sheet
backward
movable
box
annular chain
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JP2001328008A
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English (en)
Inventor
Kanji Akamatsu
寛二 赤松
Sueji Sato
末治 佐藤
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Minoru Industrial Co Ltd
Original Assignee
Minoru Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを均一にツヅラ折りして回収すること
ができるようにする。 【解決手段】 本発明のシート回収機は、シートとして
のマルチフィルムを連続的に引き込んで回収箱9に送り
込むシート送り部5と、マルチフィルムが回収箱9の中
に折り畳まれながら収納されるようにシート送り部5の
送り速度に合わせて回収箱9を往復移動させる回収箱駆
動部6とを備えている。回収箱駆動部6は、回収箱9を
往復移動自在に支持する可動部61と、該可動部61を
往方向及び復方向に交互にそれぞれ移動させる往方向駆
動部62及び復方向駆動部63とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌の表面に配設
されるマルチフィルムや、ハウス栽培などでハウスの屋
根などに張られるハウスシートなどのシートをツヅラ折
り状に折り畳んで回収するシート回収機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のシート回収機として、特開200
1−78587号公報に開示されたシート剥ぎ取り装置
を例示する。この装置は、束ねるように案内されたマル
チシートを一対の駆動ローラにより噛み込んで排出す
る。そして、排出されたマルチシートは、首振運動する
筒状の振分けガイド内を経由させられることにより、左
右に振分けられてツヅラ折り状に折り畳まれながら、荷
台に収納されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記振分け
ガイドは、荷台の上方で一定の角度に首振り運動するこ
とによりマルチシートをツヅラ折りするようになってい
るため、次の問題がある。 (1)マルチシートに土が付着していたりすると、その
重みによりマルチシートの振れ方が乱れ、不均一な状態
に折り畳まれることがある。 (2)ツヅラ折りされたマルチシートの量が多くなって
前記振分けガイドとの間隔が狭くなると、振り分け中の
マルチシートを介して、既に折り畳まれたマルチシート
と前記振分けガイドとが干渉し、既に折り畳まれたマル
チシートが乱れたりすることがある。 (3)上記(1)、(2)によって乱れたマルチシート
を手作業で整えようとしても、振分けガイドが首振り運
動をしているため、やり難い。
【0004】さらに、従来のシート剥ぎ取り装置は土を
十分に取り除くための手段を備えていないため、土が付
着したままの状態でシートが回収されることになる。こ
のため、土が付着している分、回収されたシートの重量
が増加し、そのシートを回収業者に引き取ってもらうと
きの費用が増加する。また、土が付着したままになって
いると、回収業者においてもシート再生作業の手間が増
えるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決し、シー
トを均一にツヅラ折りして回収することができるシート
回収機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート回収機は、シートを連続的に引き込
んで回収箱に送り込むシート送り部と、前記シートが前
記回収箱の中に折り畳まれながら収納されるように該シ
ート送り部の送り速度に合わせて前記回収箱を往復移動
させる回収箱駆動部とを備えている。
【0007】本発明では、このように回収箱を前後に往
復移動させることにより、連続的に送り込まれてくるシ
ートをツヅラ折り状に折り畳む構成を採用しており、言
い換えるとシートを前後に振り動かさない構成を採用し
ている。このため、シートの折り畳まれ方がシートの状
態や既に回収されて折り畳まれたシートの量に影響され
難い。
【0008】前記回収箱駆動部は、前記回収箱を往復移
動自在に支持する可動部と、該可動部を往方向及び復方
向に交互にそれぞれ移動させる往方向駆動部及び復方向
駆動部とを備え、前記往方向駆動部は、一辺が往方向へ
送られるように回転駆動される往方向環状チェーンと、
該往方向環状チェーンに取り付けられ該一辺での往方向
への移動時に前記可動部に係合して該可動部を往方向に
移動させる往方向フックとを備え、前記復方向駆動部
は、一辺が復方向へ送られるように回転駆動される復方
向環状チェーンと、該復方向環状チェーンに取り付けら
れ該一辺での復方向への移動時に前記可動部に係合して
該可動部を復方向に移動させる復方向フックとを備えた
態様を例示する。
【0009】この構成によれば、シートを折り畳むため
の機構を簡単な構造で実現できるので、コストを低減す
ることができ、また、故障も発生し難い。
【0010】前記シート回収機においては、下位側でシ
ートの表面側に当接し該シートを上方へ向けてガイドす
るへ字状に配設された一対の下位ガイドローラと、該下
位ガイドローラから送られてきたシートの裏面側に当接
し該シートを前記シート送り部へ向けてガイドするへ字
状に配設された一対の上位ガイドローラとを備えた土除
き部を有する態様を例示する。
【0011】この構成によれば、両下位ガイドローラ
と、両上位ガイドローラとは、それぞれ出っ張っている
両ガイドローラの接続部付近を中心にシートを左右に広
げるようにガイドする。そして、シートは前記シート送
り部により上位ガイド部側へ引っ張られるので、シート
は下位ガイド部から上位ガイド部までの間で上下左右に
広げられた状態でガイドされるようになっている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明を具体化し
た一実施形態のシート回収機を示している。このシート
回収機1は、図1〜図3に示すように箱枠状の機体2
と、該機体2の前側に設けられ、シートとしてのマルチ
フィルムFを広げた状態にする土除き部3と、該機体2
の上側に設けられ、該広げられた状態のマルチフィルム
Fを束ねるように案内するシート案内部4と、該シート
案内部4により束ねられたマルチフィルムFを連続的に
引き込んで回収箱9に送り込むシート送り部5と、該シ
ート送り部5の下側に設けられ、該マルチフィルムFが
回収箱9の中に折り畳まれながら収納されるように該シ
ート送り部5の送り速度に合わせて回収箱9を往復移動
させる回収箱駆動部6と、機体2の上側に支持された原
動機としてのエンジン7と、該エンジン7の駆動力をシ
ート送り部5及び回収箱駆動部6に伝動する伝動機構8
とを備えている。
【0013】機体2は、平面視で矩形枠状に形成された
上枠15及び下枠16と、該上枠15及び下枠16の四
隅を連結する4つの支柱17とにより箱枠状に形成され
ている。この機体2は、下枠16の前部左右側に固定さ
れた下方に延びる前脚18と、下枠16の後部左右側に
回転自在に支持された一対の走行車輪19とによって支
持されている。機体2前側の左右の支柱17には、折り
畳み状態である略垂下位置と使用状態である略水平位置
との間で回動可能に取り付けられた折り畳み式ハンドル
20が設けられており、使用状態にしたハンドル20を
手で持って機体2前側を持ち上げると、走行車輪19に
より走行可能な状態になるようになっている。
【0014】土除き部3は、下位側でマルチフィルムF
の表面側に当接し該マルチフィルムFを上方へ向けてガ
イドする下位ガイド部21と、該下位ガイド部21から
送られてきたマルチフィルムFの裏面側に当接し該マル
チフィルムFを後方へ向けてガイドする上位ガイド部2
2とを備えている。
【0015】下位ガイド部21は、機体2の前端側下部
に取り付けられた左右に延びる横アーム25と、該横ア
ーム25の両端部から前方かつ斜め上方に延びる左右一
対の支持アーム26とを備えている。両支持アーム26
の先端部には、接続部27が後方かつ斜め下方に出っ張
るようにへ字状に配設された左右一対の軸28が支持さ
れており、該両軸28にはそれぞれ下位ガイドローラ2
9が回転自在に支持されている。また、両支持アーム2
6の先端部には左右に延びる補強フレーム30が架設さ
れ、該補強フレーム30の中央部には連結部材31を介
して両軸28の接続部27が支持されている。さらに、
両支持アーム26の先端部には、マルチフィルムFの縁
部が下位ガイドローラ29の端部からはみ出さないよう
にガイドする略前後に延びるガイドポール32がそれぞ
れ取り付けられている。
【0016】上位ガイド部22は、機体2の前端側上部
に取り付けられた左右に延びる横アーム35と、該横ア
ーム35の両端部から前方かつ斜め上方に延びる左右一
対の支持アーム36とを備えている。両支持アーム36
の先端部には、接続部37が前方かつ斜め上方に出っ張
るようにへ字状に配設された左右一対の軸38が支持さ
れており、該両軸38にはそれぞれ上位ガイドローラ3
9が回転自在に支持されている。また、横アーム35の
中央部には連結部材41を介して両軸の接続部37が支
持されている。さらに、両支持アーム36の先端部に
は、マルチフィルムFの縁部が上位ガイドローラ39の
端部からはみ出さないようにガイドする略前後に延びる
ガイドポール42がそれぞれ取り付けられている。
【0017】このように下位ガイド部21及び上位ガイ
ド部22は、それぞれヘ字状に配設された左右一対のガ
イドローラ29,39を備えているので、図4及び図5
に示すように出っ張っている両ガイドローラ29,39
の接続部27,37付近を中心にマルチフィルムFを左
右に広げるようにガイドする。そして、マルチフィルム
Fはシート送り部5により上位ガイド部22側へ引っ張
られるので、マルチフィルムFは下位ガイド部21から
上位ガイド部22までの間で上下左右に広げられた状態
でガイドされるようになっている。この上下左右に広げ
られた状態のマルチフィルムFをはたいたり、ブラシを
かけたりすることによりマルチフィルムFに付着した土
をふるい落とすことができる。
【0018】シート案内部4は、機体2の上枠15に支
持された正面視矩形枠状に形成された枠体45を備えて
いる。該枠体45の内側には上下に延びる左右一対の縦
ガイドローラ46が回転自在に支持されている。また、
枠体45の後側には、左右に延びる上下一対の横ガイド
ローラ47が回転自在に支持されている。また、枠体4
5の後方には略逆U字状に形成されたガイド部材48が
機体2の上枠15に支持されている。そして、図5に示
すように土除き部3により広げられたマルチフィルムF
は、両縦ガイドローラ46と、両横ガイドローラ47と
によって囲まれた空間を通過させられることによって束
ねるように案内され、さらに、ガイド部材48によっ
て、その束ねられた状態が維持されたままでシート送り
部5にガイドされるようになっている。
【0019】シート送り部5は、機体2の上枠15に支
持された前後に延びる左右一対の側枠50を備え、該側
枠50には、左右に延びる駆動軸51が回転自在に支持
されるとともに、該駆動軸51には駆動ローラ52が固
定されている。両側枠50の駆動ローラ52前方には、
それぞれ前後に回動可能に支持アーム53,54が軸支
されるとともに、両支持アーム53,54の先端側には
従動ローラ55が回転自在に軸支されている。そして、
両支持アーム53,54は付勢手段としての弦巻バネ5
6によって駆動ローラ52側へ付勢されている。また、
一方の支持アーム54には前方かつ斜め上方に延びるハ
ンドル部57が一体形成されており、該ハンドル部57
を下方に回動させることにより、従動ローラ55を駆動
ローラ52から引き離すことができるようになってい
る。
【0020】回収箱駆動部6は、機体2の下枠16に支
持された前後に延びる左右一対のレール部60と、該レ
ール部60に沿って回収箱9を往復移動自在に支持する
可動部61と、該可動部61を往方向及び復方向にそれ
ぞれ移動させる往方向駆動部62及び復方向駆動部63
とを備えている。
【0021】レール部60は、その前後に可動部61の
ガイド部材72(後述)に衝突して可動部61の可動範
囲を規制するストッパ部65が取り付けられている。ス
トッパ部65は、ガイド部材72と衝突する部分に配設
された、衝撃吸収用の弾性部材としてのスポンジ65a
を備えている。
【0022】可動部61は、回収箱9を載置するベース
部70を備え、該ベース部70の左右側は、左右のレー
ル部60に沿って転動する前後一対の車輪71によって
それぞれ走行自在に支持されている。ベース部70の各
車輪71の両側には、レール部60の略側方まで延びる
ガイド部材72が設けられており、各車輪71がレール
部60から脱線しないようにガイドするようになってい
る。ベース部70の前後方向略中央部には、往方向駆動
部62と、復方向駆動部63とが交互に係合する被係合
部73が設けられている。ベース部70の上面には、回
収箱9の前面下端側に配設された左右に延びる突条9a
を係止する係止部75と、回収箱9の下面後端部に突設
された左右一対のピン9bが嵌入する嵌合穴77とが設
けられている。そして、この係止部75及び嵌合穴77
により往復移動中に可動部61から回収箱9が外れない
ように保持するようになっている。
【0023】往方向駆動部62は、前後に間隔を置いて
それぞれ回転自在に下枠16に支持された一対のスプロ
ケット80,81と、両スプロケット80,81に巻き
掛けられて、一辺としての上辺82aが往方向(本例で
は前方)へ送られるように回転駆動される往方向環状チ
ェーン82と、該往方向環状チェーン82に取り付けら
れ上辺82aでの往方向への移動時に可動部61の被係
合部73に係合して該可動部61を往方向に移動させる
往方向フック83とを備えている。
【0024】復方向駆動部63は、往方向駆動部62と
同一仕様のスプロケット85,86と環状チェーン87
とを備え、往方向駆動部62よりも往方向にずらされた
位置において、該往方向駆動部62に平行に配設されて
いる。具体的には、復方向駆動部63は、前後に間隔を
置いてそれぞれ回転自在に下枠16に支持された一対の
スプロケット85,86と、両スプロケット85,86
に巻き掛けられて、一辺としての上辺87aが復方向
(本例では後方)へ流れるように回転駆動される復方向
環状チェーン87と、該復方向環状チェーン87に取り
付けられ上辺87aでの復方向への移動時に可動部61
の被係合部73に係合して該可動部61を復方向に移動
させる復方向フック88とを備えている。
【0025】往方向フック83と、復方向フック88と
は、往方向駆動部62及び復方向駆動部63の前端側
と、後端側とで互いに行き違う位置にそれぞれ配設され
ており、これによって、上辺82a,87aに交互に移
動し、可動部61を往方向及び復方向に交互に移動させ
るようになっている。
【0026】伝動機構8は、次のように構成されてい
る。上枠15の後端側に支持されたエンジン7の駆動力
は減速ミッション7aを介して横向きの出力軸90に伝
動されるようになっている。出力軸90の駆動力は、出
力軸90と駆動軸51の一端側とにそれぞれ設けられた
スプロケット91,92と、該両スプロケットに巻き掛
けられた環状チェーン93とにより、駆動軸51に伝動
されるようになっている。そして、上枠15の後端部に
は、左右に延びる中継軸94が回転自在に支持されてお
り、駆動軸51に伝動された駆動力は、駆動軸51の他
端側と、中継軸94とに設けられたスプロケット95,
96と、該両スプロケットに巻き掛けられた環状チェー
ン97とにより、中継軸94に伝動されるようになって
いる。さらに、中継軸94に伝動された駆動力は、中継
軸94と、往方向駆動部62の後側スプロケット81の
軸98とに設けられたスプロケット99,100と、該
両スプロケットに巻き掛けられた環状チェーン101と
により、後側スプロケット81の軸98に伝動されるよ
うになっている。また、往方向駆動部62及び復方向駆
動部63の後側スプロケット81,86の軸98,10
2には、互いに噛合するギヤー103,104がそれぞ
れ取り付けられており、ここで往方向駆動部62の軸9
8の回転方向を反転させて、復方向駆動部63の軸10
2に駆動力を伝動するようになっている。
【0027】次に、このシート回収機1の動作について
図6を参照しながら説明する。なお、図6では、往方向
駆動部62と復方向駆動部63の動作を分かりやすくす
るために、復方向駆動部63の位置を下方にずらすとと
もに、その分復方向フック88の高さを高くして表示し
ている。
【0028】まず、手作業でマルチフィルムFの各部を
一旦畝から持ち上げることにより、畝から剥がれやすく
しておく。次いで、マルチフィルムFの長さ方向の一端
側を土除き部3及びシート案内部4を経由してシート送
り部5の手前まで通す。このとき土除き部3では、マル
チフィルムFが広がった状態になるようにしておく。次
いで、シート送り部5のハンドル部57を押し下げて、
従動ローラ55を駆動ローラ52から引き離しておき、
両ローラ52,55の間にマルチフィルムFを通し、図
6(a)に示すように、マルチフィルムFの先端側が回
収箱9内にたれ下がるようにする。次いで、エンジン7
を始動させると、シート送り部5がマルチフィルムFを
連続的に引き込んで回収箱9に送り込む。これと同時に
シート送り部5の送り速度に合わせて回収箱駆動部6が
回収箱9を前後に往復移動させる(図6(b),図6
(c)参照)。こうして、マルチフィルムFをツヅラ折
り状に折り畳んだ状態で回収箱9に回収するようになっ
ている。
【0029】以上のように構成された本発明のシート回
収機1によれば、回収箱9を前後に往復移動させること
により、連続的に送り込まれてくるマルチフィルムFを
ツヅラ折り状に折り畳むように構成されており、即ちマ
ルチフィルムFを前後に振り動かさないので、マルチフ
ィルムFの折り畳まれ方がマルチフィルムFの状態や既
に回収されて折り畳まれたマルチフィルムFの量に影響
され難い。従って、マルチフィルムFを均一にツヅラ折
りして回収することができる。
【0030】また、回収箱駆動部6は、回収箱9を往復
移動自在に支持する可動部61と、該可動部61を往方
向及び復方向に交互にそれぞれ移動させる往方向駆動部
62及び復方向駆動部63とを備え、該往方向駆動部6
2と復方向駆動部63は、回転自在に支持された一対の
スプロケット(80,81と85,86)と、該両スプ
ロケットに巻き掛けられた環状チェーン(82と87)
と、該環状チェーンに取り付けられたフック(83と8
8)とによりそれぞれ構成されており、このようにマル
チフィルムFを折り畳むための機構が簡単な構造で実現
できるので、コストを低減することができ、また、故障
も発生し難い。
【0031】さらに、マルチフィルムFを上下左右に広
げた状態で通過させる土除き部3を備えているので、マ
ルチフィルムFから土を十分に取り除いてから回収箱9
に回収することができる。このため、従来とは異なり、
マルチフィルムFから土が取り除かれているので回収さ
れたマルチフィルムFの重量を軽減することができ、そ
れを回収業者に引き取ってもらうときの費用を低減する
ことができる。また、土が取り除かれているので、回収
業者においてマルチフィルムFを再生する作業の手間を
軽減することができる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)土除き部3にブラシを設け、該ブラシでマルチフ
ィルムFに付着した土を自動的に取り除くようにするこ
と。 (2)土除き部3にマルチフィルムFを振動させる手段
を設け、該振動によりマルチフィルムFに付着した土を
自動的に取り除くように構成すること。 (3)土除き部3を省き、ハウス栽培などでハウスの屋
根などに張られるハウスシートを回収するためのシート
回収機として構成すること。 (4)前脚18及び走行車輪19を省き、車両の荷台に
搭載するように構成すること。
【0033】
【発明の効果】本発明のシート回収機によれば、シート
を均一にツヅラ折りして回収することができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るシート回収機の側面
図である。
【図2】 同回収機のII−II線断面図である。
【図3】 同回収機のIII−III線断面図である。
【図4】 同回収機の下位ガイドローラの作用を示す図
である。
【図5】 同回収機の上位ガイドローラ等の作用を示す
図である。
【図6】 同回収機の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 シート回収機 3 土除き部 4 シート案内部 5 シート送り部 6 回収箱駆動部 7 エンジン 8 伝動機構 9 回収箱 29 下位ガイドローラ 39 上位ガイドローラ 61 可動部 62 往方向駆動部 63 復方向駆動部 82 往方向環状チェーン 83 往方向フック 87 復方向環状チェーン 88 復方向フック F シートとしてのマルチフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを連続的に引き込んで回収箱に送
    り込むシート送り部と、前記シートが前記回収箱の中に
    折り畳まれながら収納されるように該シート送り部の送
    り速度に合わせて前記回収箱を往復移動させる回収箱駆
    動部とを備えたシート回収機。
  2. 【請求項2】 前記回収箱駆動部は、前記回収箱を往復
    移動自在に支持する可動部と、該可動部を往方向及び復
    方向に交互にそれぞれ移動させる往方向駆動部及び復方
    向駆動部とを備え、 前記往方向駆動部は、一辺が往方向へ送られるように回
    転駆動される往方向環状チェーンと、該往方向環状チェ
    ーンに取り付けられ該一辺での往方向への移動時に前記
    可動部に係合して該可動部を往方向に移動させる往方向
    フックとを備え、 前記復方向駆動部は、一辺が復方向へ送られるように回
    転駆動される復方向環状チェーンと、該復方向環状チェ
    ーンに取り付けられ該一辺での復方向への移動時に前記
    可動部に係合して該可動部を復方向に移動させる復方向
    フックとを備えた請求項1記載のシート回収機。
  3. 【請求項3】 下位側でシートの表面側に当接し該シー
    トを上方へ向けてガイドするへ字状に配設された一対の
    下位ガイドローラと、該下位ガイドローラから送られて
    きたシートの裏面側に当接し該シートを前記シート送り
    部へ向けてガイドするへ字状に配設された一対の上位ガ
    イドローラとを備えた土除き部を有する請求項1又は2
    記載のシート回収機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100618194B1 (ko) 2004-10-27 2006-08-31 박규식 멀칭비닐지 회수장치
JP2008125414A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Minoru Industrial Co Ltd マルチフィルムの巻取回収機

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KR100618194B1 (ko) 2004-10-27 2006-08-31 박규식 멀칭비닐지 회수장치
JP2008125414A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Minoru Industrial Co Ltd マルチフィルムの巻取回収機

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