JP2003125640A - 穀粒搬送筒の搬送螺旋 - Google Patents

穀粒搬送筒の搬送螺旋

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JP2003125640A
JP2003125640A JP2001323027A JP2001323027A JP2003125640A JP 2003125640 A JP2003125640 A JP 2003125640A JP 2001323027 A JP2001323027 A JP 2001323027A JP 2001323027 A JP2001323027 A JP 2001323027A JP 2003125640 A JP2003125640 A JP 2003125640A
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JP
Japan
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grain
spiral
plate
discharge
discharge plate
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JP2001323027A
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English (en)
Inventor
Shinzo Ishibashi
新三 石橋
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒搬送筒の搬送終端に設けた放出口に臨む
搬送螺旋の穀粒放出部において、その穀粒放出部を形成
する熱処理した放出板の耐摩耗性を維持する。 【解決手段】 搬送螺旋27の穀粒放出部Eを形成する
熱処理した放出板31を螺旋板27bの搬送終端に連設
し、前記放出板31を穀粒搬送筒23終端の放出口25
に臨ませると共に、当該放出板31に折り曲げ部31b
を形成し、その折り曲げ部31bを螺旋軸27aの終端
に固着した円板32と衝合させた状態で、該円板32と
前記放出板31の曲げ部31b先端Wを溶接接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀した穀粒を選
別した後、更に再選別を行う構造の脱穀機における穀粒
搬送筒の搬送螺旋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等に搭載される脱穀機
は、扱胴で脱穀した穀粒を受網から漏下させ、これを選
別部で選別して一番物と二番物に分別し、横方向に搬送
する一番樋と揚上螺旋を内装した揚穀筒とで一番物を穀
粒タンクに揚上搬送する一方、横方向に搬送する二番樋
と揚上搬送を行う揚上螺旋を内装した二番還元筒とによ
って、二番物を選別部に還元搬送し、還元搬送された二
番物の再度の選別等を行う構造となっているものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記揚上螺旋は、螺旋
軸に捩れ板で形成した螺旋板を巻き付けて固着すると共
に、その上端に搬送終端である放出口に臨む放出板を設
けている。そして、図4に示すように前記放出板31は
略L字状に曲げ加工してあり、その下端側折り曲げ部3
1aと螺旋板27bの上端、及び放出板31基部と螺旋
軸27aの衝合部を溶接すると共に、螺旋軸27aの終
端に固着した円板32と衝合する図中W1部を溶接して
一体的に接合されている。ところが、前記放出板31
は、穀粒の衝突による耐摩耗性を維持するための熱処理
を施しており、その溶接部W1近傍は溶接による硬度低
下を生じ、しかもこの溶接部W1近傍には穀粒タンクや
選別部に放出される穀粒が集中的に衝突することから、
当該溶接部W1近傍の摩耗が早く進行して穴が開くとい
う課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決することを目的として創案したものであって、穀粒
搬送用の螺旋軸と螺旋板からなる搬送螺旋を備えた穀粒
搬送筒において、前記螺旋板の搬送終端に放出板を連設
し、その放出板を穀粒搬送筒終端の放出口に臨ませると
共に、当該放出板に折り曲げ部を形成し、その折り曲げ
部を螺旋軸の終端に固着した円板と衝合させた状態で、
該円板と前記放出板の曲げ部先端を溶接接合することに
よって、前記搬送螺旋の穀粒放出部を形成したことを第
1の特徴としている。
【0005】また、前記放出板の折り曲げ部を当該螺旋
の回転方向下手側に向け折り曲げて形成したことを第2
の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1において、1は図示しない走行機体
に搭載された脱穀機であって、該脱穀機1に構成される
扱室2に沿ってフィードチェン3を前後方向に張架する
と共に、該フィードチェン3の終端部に排稈チェン4を
連設し、前記扱室2で脱穀した後の穀稈を走行機体の後
部に配設した排稈処理装置(カッター)5に搬送するよ
うにしている。
【0007】前記脱穀機1は、扱室2を構成する扱胴2
a及び扱網2bの終端穂先側に、処理胴6a及び処理網
6bを内装する処理室6を併設してある。そして、これ
らの下方には、波板状の無孔移送板7a及び開度可変な
チャフシーブ8、また該チャフシーブ8の下方に無孔移
送板7bを配設し、該無孔移送板7bの終端部から後方
に向けて濾過体9を張設し、その下方に一番樋10に一
番物を流下させる一番流板11を斜設すると共に、該一
番流板11の後端部に多数のストローラック12を突設
し、その下方に二番樋13に二番物を流下させる二番流
板14を斜設して、これらを一体的に枠組みした揺動選
別体15を形成している。前記揺動選別体15は、その
前後を支持リンク16と駆動機構(リンク)17等で構
成する揺動支持機構により着脱可能に支持してあって、
前記揺動選別体15の組み付け及び挿脱作業が簡単に行
えるようになっている。
【0008】また、前記揺動選別体15の下方には、唐
箕18、一番流板11等からなる選別風路19が形成さ
れ、揺動作動する揺動選別体15に向く下方からの選別
風Aにより一番物を風選し、かつ前記選別風路19の後
方に配設した補助唐箕20から送風する選別風Bによ
り、ストローラック12上の二番物を風選するように構
成し、更に選別分離されてストローラック12から排出
される夾雑物と、前記処理室6から排出される夾雑物
を、横断流ファン21を介して機体後方の排塵口22か
ら機外へ放出するようになっている。尚、一番樋10に
落下した籾は、揚穀筒23により穀粒タンク(図示せ
ず)に揚上搬送され、二番樋13に落下した二番物は、
二番還元筒24を介して揺動選別体15上に還元される
ようになっている。
【0009】次に、穀粒搬送筒である前記揚穀筒23の
構成と動作について説明する。図2に示すように、前記
揺動選別体15の下方には横向きの一番樋10内に一番
螺旋10aを回転可能に設け、その搬送方向の軸端に脱
穀機側壁1aに沿って立設させた揚穀筒23によって、
前記揺動選別体15で選別した穀粒を揚上搬送すると共
に、揚穀筒23の上端に開口させた放出口25から穀粒
タンク(図示せず)内に穀粒を放出するように、前記一
番螺旋10aの搬送方向の軸端に構成する伝動部26に
設けたチェン伝動機構26a、及びベベルギヤ機構26
b等を介して揚穀筒23内の搬送螺旋27を回転駆動さ
せるように構成してある。
【0010】また、前記搬送螺旋27の螺旋軸27aの
下方軸端を支持筒28の下部に設けた伝動ケース29に
軸支すると共に、上方軸端を搬送筒30の上壁30aに
設けたメタル部30bに軸支している。そして、前記搬
送螺旋27は、螺旋軸27aに従来の構成と同様な捩れ
板で形成した螺旋板27bを巻き付けて固着し、その上
端に搬送終端である前記放出口25に臨む放出板31を
連設してあり、その放出板31は穀粒の衝突による耐摩
耗性を維持するための熱処理を施している。
【0011】前記放出板31は、図3に示すように略L
字状に曲げ加工してあり、その下端側折り曲げ部31a
と螺旋板27bの上端、及び放出板31基部と螺旋軸2
7aの衝合部を溶接すると共に、該螺旋軸27aの終端
に固着した円板32と衝合する放出板31の上部に折り
曲げ部31bを形成し、その折り曲げ部31b先端Wと
円板32を溶接接合することによって、前記搬送螺旋2
7の穀粒放出部Eを一体的に形成している。
【0012】即ち、上述した実施形態においては、図4
に示した従来例の如く穀粒タンクや選別部に放出される
穀粒が集中的に衝突する部分(溶接部W1)に、前記円
板32と衝合する放出板31との溶接部Wを設けておら
ず、該放出板31の上部に折り曲げ部31bを形成する
と共に、該折り曲げ部31b先端Wと円板32を溶接接
合してあるので、従来のように放出板31の溶接による
硬度低下によって穀粒が集中的に衝突する部分の摩耗が
早く進行し、その部分に穴が開くという問題を解消する
ことができる。
【0013】また、前記円板32と衝合する放出板31
の上部に形成した折り曲げ部31bの折り曲げ方向を、
図3の矢印で示す螺旋軸27aの回転方向と同一の回転
方向下手側とすることによって、放出板31の曲げ部R
と円板32との隙間Tに藁屑等の夾雑物が挟まることも
ない。
【0014】また、前記揺動選別体15の下方に横設す
る一番樋10内の一番螺旋10aは、その螺旋軸10b
の始端部をボールベアリングで軸承することから、図5
に示す当該軸承部H近傍に高周波焼入焼戻し(二点鎖線
範囲)等の熱処理を施している。ところが、前記熱処理
部(二点鎖線範囲)に続いて螺旋板10cを巻き付けて
固着する際に、該螺旋板10cの基端部Nを溶接すると
近傍の熱処理部の硬度低下を生じるので、その溶接開始
起点を螺旋板10cの基端部NからL寸法ほど穀粒搬送
方向にずらして溶接すると共に、該L寸法範囲には金属
用の接着剤等でコーキング処理を施してある。
【0015】また、図6は、前記脱穀機1の左側面に配
設されている伝動装置等(図示せず)を覆うためのサイ
ドカバー33の取付け構造を示したもので、該サイドカ
バー33の内側には上側取付けフック34,34及び下
側取付けクランプ35,35をボルト止めしている。そ
して、前記上側取付けフック34,34と対置する脱穀
機側壁1aに取り付けた取付け金具(図示せず)に当該
上側取付けフック34,34を掛止させると共に、機体
フレームF側部にボルト止めした棒状の取付けブラット
36に前記下側取付けクランプ35,35を嵌め込むこ
とによってサイドカバー33を脱穀機1の左側面に取り
付けることができる。尚、前記取付けブラット36を強
固な剛体構造に形成すれば、扱室2内の点検整備等の際
にステップとして利用することができる。
【0016】また、図7に示すように、扱室2を上方か
ら覆う扱室カバー37の上面37a、側面37b及び前
面37cを透明な樹脂板を用いて形成することによっ
て、当該扱室カバー37を閉じた状態で扱室2内の脱穀
作業の作業負荷を視認することが可能となり、前記作業
負荷に対応する適切な作業速度の調整ができるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は請求項1の
ように、搬送螺旋27を備えた穀粒搬送筒23の螺旋板
27bの搬送終端に放出板31を連設し、その放出板3
1を穀粒搬送筒23終端の放出口25に臨ませると共
に、当該放出板31に折り曲げ部31bを形成し、その
折り曲げ部31bを螺旋軸27aの終端に固着した円板
32と衝合させた状態で、該円板32と前記放出板31
の曲げ部31b先端Wを溶接接合することによって、前
記搬送螺旋27の穀粒放出部Eを形成しているので、図
4に示した従来例の如く穀粒タンクや選別部に放出され
る穀粒が集中的に衝突する部分(溶接部W1)に、前記
円板32と衝合する放出板31との溶接部Wを設けてお
らず、したがって従来のように放出板31の溶接による
硬度低下によって穀粒が集中的に衝突する部分の摩耗が
早く進行し、その部分に穴が開くという課題を解消する
ことができる。
【0018】また、請求項2のように、前記放出板31
の折り曲げ部31bを当該螺旋27の回転方向下手側に
向け折り曲げて形成したことによって、放出板31の曲
げ部Rと円板32との隙間Tに藁屑等の夾雑物が挟まる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の全体側面図である。
【図2】揚穀筒の断面図である。
【図3】穀粒放出部の要部を示す正面図及び側面図であ
る。
【図4】穀粒放出部の要部の従来例を示す正面図及び側
面図である。
【図5】一番螺旋の側面図である。
【図6】サイドカバーの取付け構造を示す斜視図であ
る。
【図7】扱室カバーの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
23 穀粒搬送筒 25 放出口 27 搬送螺旋 27a 螺旋軸 27b 螺旋板 31 放出板 31b 折り曲げ部 E 穀粒放出部 W (折り曲げ部)先端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒搬送用の螺旋軸(27a)と螺旋板
    (27b)からなる搬送螺旋(27)を備えた穀粒搬送
    筒(23)において、前記螺旋板(27b)の搬送終端
    に放出板(31)を連設し、その放出板(31)を穀粒
    搬送筒(23)終端の放出口(25)に臨ませると共
    に、当該放出板(31)に折り曲げ部(31b)を形成
    し、その折り曲げ部(31b)を螺旋軸(27a)の終
    端に固着した円板(32)と衝合させた状態で、該円板
    (32)と前記放出板(31)の曲げ部(31b)先端
    (W)を溶接接合することによって、前記搬送螺旋(2
    7)の穀粒放出部(E)を形成したことを特徴とする穀
    粒搬送筒の搬送螺旋。
  2. 【請求項2】 前記放出板(31)の折り曲げ部(31
    b)を当該螺旋(27)の回転方向下手側に向け折り曲
    げて形成したことを特徴とする請求項1記載の穀粒搬送
    筒の搬送螺旋。
JP2001323027A 2001-10-22 2001-10-22 穀粒搬送筒の搬送螺旋 Pending JP2003125640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067668A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008067668A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン

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