JP2003125033A - 介護用携帯電話機 - Google Patents

介護用携帯電話機

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JP2003125033A JP2001313142A JP2001313142A JP2003125033A JP 2003125033 A JP2003125033 A JP 2003125033A JP 2001313142 A JP2001313142 A JP 2001313142A JP 2001313142 A JP2001313142 A JP 2001313142A JP 2003125033 A JP2003125033 A JP 2003125033A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護を要する老人等の被介護者と遠隔地にい
る介護者間のコミュニケーションを補助するための介護
用携帯電話機を提供する。 【解決手段】 特定の発信者から発信された電子メール
を受信した場合に、この電子メールの内容を音声化して
音声出力するメール音声化手段と、被介護者の音声を受
けた場合に、この音声を文書データに変換し、さらにこ
の文書データを電子メールに含め発信者に向け返信し、
被介護者による所定のボタン操作を受けた場合に、この
ボタン操作に応じたメッセージを電子メールに含め発信
者に向け返信する応答手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護用に好適な携
帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、少子高齢化および核家族化が進ん
でいるが、高齢となった親の介護が必要な状況であって
も、別居あるいは就労のために常時介護をすることが困
難な環境となっている。こうしたなか、介護を必要とす
る者の様子を知るため、電話を利用したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固定電話の場合、設置
場所が固定されており、介護を必要とする老人が電話に
応答するのは、電話機が設置された場所まで行き応答す
ることになるので身体的負担となる。一方、携帯電話の
場合、電話機を身につけたり手近な場所に置くことがで
きるので、負担は固定電話よりも軽減されるが、それで
も被介護者の体調等によってはやはり負担になったり、
老人にとっては操作が難しいものであったりする。
【0004】また、介護者の方は、被介護者と電話によ
りコミュニケーションをとることは、日中、就労中であ
ったりするので、思うように行えない。一方、現在用い
られている携帯電話機では、音声による通話機能に加
え、電子メールの送受信等の機能も付加されており、こ
うした電子メールを利用すれば、好きな時間に電子メー
ルの送受信を行える利点がある。しかし、被介護者であ
る老人には、操作が難しいものであった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、介護を要する老人等の被介護者と遠隔地にいる介護
者間のコミュニケーションを補助するための介護用携帯
電話機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の介護用携帯電話
機は、被介護者に携帯される介護用携帯電話機であっ
て、該携帯電話機は、特定の発信者から発信された電子
メールを受信した場合に、該電子メールの内容を音声化
して音声出力するメール音声化手段と、被介護者の音声
を受け、該音声を文書データに変換し、該文書データを
電子メールに含め前記発信者に向け返信する応答手段
と、を具備することを特徴とする。
【0007】本発明の介護用携帯電話機は、被介護者に
携帯される介護用携帯電話機であって、該携帯電話機
は、特定の発信者から発信された電子メールを受信した
場合に、該電子メールの内容を音声化して音声出力する
メール音声化手段と、被介護者による所定のボタン操作
を受け、該ボタン操作に応じたメッセージを電子メール
に含め前記発信者に向け返信する応答手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明の介護用携帯電話機におい
て、前記メール音声化手段は、被介護者の音声または所
定のボタン操作を受けるまで、前記音声出力を繰り返す
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0010】本実施の形態の老人介護用携帯電話機(以
下、携帯電話機と称す)は、遠隔地に居る介護者や就労
のため離れた場所にいる介護者が、老人等の被介護者に
負担をかけることなく、また、自身にかかる負担(時間
的な負担等)を最小限にして、被介護者とコミュニケー
ションをとることができるようにするためのものであ
る。図1に示した概念図では、介護者が電子メールの送
受信機能をもつ一般の携帯電話機やコンピュータ端末等
を用いて、被介護者宛に電子メールを送信し、被介護者
の携帯電話機1がこの電子メールを受信する様子を示し
ている。
【0011】本実施の形態の携帯電話機1の第一の特徴
は、介護者から受けた電子メールに対してのみ、着信と
同時に、この電子メールに含まれるメール本文を音声合
成により音声化し出力する点にある。この機能により、
被介護者は、この携帯電話機1に触れることなく介護者
からのメッセージ(例えば、図中の「朝ごはん、食べた
?」)を聞くことができる。
【0012】また、本実施の形態の携帯電話機1の第二
の特徴として、被介護者による応答を電子メールとして
介護者に返信する点にある。被介護者が、この携帯電話
機1を用いて、音声もしくは所定の(簡単な)キー操作
による応答をすると、音声による応答の場合では、入力
された音声(例えば、図中の「あー」)を音声認識して
テキストデータに変換し、このテキストデータを電子メ
ールのメール本文に含めて介護者宛に返信する。また、
所定のキー操作がなされた場合には、操作されたキーに
対応するメッセージを電子メールのメール本文に含めて
介護者宛に返信する。このようにして、介護者と被介護
者間でコミュニケーションをとることができる。
【0013】このように本実施の形態の携帯電話機1を
利用したコミュニケーションは、被介護者にかかる負担
は軽く、また、介護者は、電子メールを利用するので、
通常の電話を利用するのと異なり時間的な制約を受けず
に被介護者の様子を知ることができるものとなってい
る。
【0014】次に、本発明の一実施の形態である携帯電
話機1の構成について、図2のブロック図を参照して説
明する。
【0015】図2において、符号11は、CPU(中央
処理装置)であり、各種制御プログラムを実行すること
により携帯電話機1の各部の動作を制御する。符号11
は、RAM(Random Access Memor
y)であり、CPU11のワークエリアや、ダウンロー
ドされた楽曲データや伴奏データの格納エリア、およ
び、受信した電子メールのデータが格納されるメールデ
ータ格納エリア、ならびに、下記の操作入力部18に備
わるダイヤルボタン等のキーに対応して編集・設定され
るメッセージが格納されるメッセージ格納エリアや介護
者のメールアドレスが格納されるアドレス格納エリア等
が設定される。
【0016】また、符号13は、ROM(Read O
nly Memory)であり、CPU11が実行する
送信・着信等の制御をする各種電話機能プログラムや電
子メールの送受信を制御するメール送受信機能プログラ
ムや、楽曲再生処理を補助するプログラム、および、音
声合成/認識処理を補助するプログラムや、予め記録さ
れた楽曲データや伴奏データや下記の操作入力部18に
備わるダイヤルボタン等のキーに対応して予め設定され
るメッセージデータ等の各種データが格納されている。
【0017】また、符号14は、通信部であり、この通
信部14に備わるアンテナで受信された信号の復調を行
うとともに、送信する信号を変調してアンテナに供給し
ている。通信部14で復調された着信信号は、音声CO
DEC(コーダ/デコーダ)15において復号され、マ
イク21から入力された音声信号はデジタル化され音声
CODEC15において圧縮符号化される。音声COD
EC15は、例えばCELP(Code Excite
d LPC)系やADPCM(適応差分PCM符号化)
方式により、音声データを高能率圧縮符号化/復号化し
ている。符号16は、楽曲再生部であり、音声CODE
C15からの音声信号を背面拡声スピーカから出力した
り、選択された楽曲データを再生して着信音あるいは保
留音として出力する。なお、着信音は背面拡声スピーカ
から出力され、保留音は着信信号とミキシングされてイ
ヤスピーカから出力される。
【0018】また、符号17は、音声合成/認識部であ
り、受信した電子メールの内容を音声合成し、音声信号
として出力するとともに、特定のメール発信者からのメ
ール受信に対しその応答が音声によりなされた場合に
は、マイクから入力された音声信号を音声認識し、テキ
ストデータとして出力する。この音声合成/認識部17
から出力されるテキストデータは、CPU11において
実行されるメール送受信機能プログラムにより、介護者
宛の電子メールのメール本文として含められ自動的に返
信される。また、介護者からの電子メールの着信があっ
た場合、CPU11は、直ちに、マイクのスイッチをオ
ンにし被介護者の音声による応答が可能となるように制
御する。また、被介護者による応答が一定時間ない場合
には、受信したメッセージ(メール本文)の再生を繰り
返す。
【0019】なお、介護者からのメッセージは、定型文
を用いるようにしてもよく、この場合、予めROM13
に登録された定型文の音声データを再生するようにして
もよい。そして、非定型文の場合は、50音それぞれに
対応する音声データを組み合わせて再生するようにして
もよい。また、音声による応答の音声認識は、文節を基
準に認識し、これを電子メールに含め返信するようにし
てもよいし、一通りの被介護者の応答(返事)の入力を
受け、さらに電子メールによる返信をするためのキーワ
ードを受けることで、このキーワードをトリガとして、
入力された応答の内容を電子メールに含め返信するよう
にしてもよい。また、本実施の形態において、音声合成
に関する技術は、特開平13−007937号公報等に
開示された技術を利用して、また、音声認識に関する技
術は、特開2001−236089号公報等に開示され
た技術を利用して実現できる。
【0020】また、符号18は、操作入力部であり、携
帯電話機1の本体に設けられた「0」〜「9」のダイヤ
ルボタンを含む各種ボタン(図示せず)からの入力を検
知する入力手段である。CPU11は、特定のメール発
信者からのメール受信に対しその応答がこの操作入力部
18を用いてなされた場合、被介護者が操作したキーを
検出し、RAM12あるいはROM13からこのキーに
対応するメッセージデータを読み出し、介護者宛に当該
メッセージデータを電子メールのメール本文に含めて返
信する。また、符号19は、LCD(Liquid C
rystal Display)であり、電話機能や電
子メール送受信機能のメニューや、ダイヤルボタン等の
各種ボタンの操作に応じた表示がされる表示器である。
なお、各機能ブロックはバス20を介してデータや命令
の授受を行っている。
【0021】ここで、送受信される電子メールのデータ
構造の概要について、図3を参照し説明する。
【0022】図3に示すように、送受信される電子メー
ルには、少なくとも、別途定められるヘッダ情報と、送
信先のアドレスと、送信元のアドレスと、メール本文と
を含んでいる。介護者が被介護者宛(当該携帯電話機
1)に電子メールを送る場合、この電子メールの送信先
アドレスには、被介護者(当該携帯電話機1)のメール
アドレスが設定され、送信元アドレスには、介護者のメ
ールアドレスが設定される。そして、介護者から被介護
者宛に電子メールが送信されると、この電子メールを受
信した携帯電話機1は、送信元アドレスをチェックし、
介護者としてそのメールアドレス(介護者アドレス)が
設定されている特定の送信者(介護者)からのものであ
るか判定し、介護者からのものである場合、音声合成/
認識部17によりメール本文が音声合成され、合成され
た音声が背面拡声スピーカから出力される。なお、介護
者以外から受けた電子メールは、通常の使われ方と同様
にして、着信した電子メールに含まれるメール本文が、
LCD19に表示される。
【0023】次に、このように構成された本実施形態の
携帯電話機1の動作について説明する。
【0024】この携帯電話機1に対し、予め、介護者の
メールアドレスの設定がなされる(図4参照)。ここで
は、入力された介護者のメールアドレスを介護者アドレ
スとしてRAM12に格納する(ステップS41)。も
ちろん、登録される介護者アドレスは、複数あってもよ
い。また、必要に応じて携帯電話機1の本体に備わるキ
ーに割り当てられるメッセージの設定・編集がなされる
(図5参照)。ここでは、数値キーや、*、#等のキー
に対し予め対応付け設定されたメッセージの変更や、割
当て内容の変更をする(ステップS51)。なお、キー
に割り当てられるメッセージは、例えば、0〜8(4,
9は除かれている),*,#等のキーに対し、1:「は
い」、2:「いいえ」、3:「絶好調!」、5:「まあ
まあ」、6:「いまいち」、7:「つらい」、8:「死
にそう」、0:「たまには顔を見せろ」、*:「腹減っ
た」、#:「うるさい!」などのように割り当てられ
る。このような設定が、デフォルトとしてROM13に
設定されており、編集により変更された設定はRAM1
2の領域に設定される。なお、RAM12は、電池バッ
クアップされており、編集された設定が優先されるもの
とする。
【0025】ここで、携帯電話機1が電子メールを受信
し、被介護者が音声で応答する場合の動作を、図6〜8
を参照して説明する。
【0026】携帯電話機1がメールを受信すると、CP
U11は、前述した着信データに含まれる送信元アドレ
スと、先に設定されている介護者アドレスとを比較し、
送信元アドレスが介護者アドレスと一致するか判断する
(ステップS11)。ここで、着信メールの送信元アド
レスが介護者アドレスではないと判定されると、着信メ
ロディやバイブレーションやLCD表示等による通常の
メール着信通知をする(ステップS12)。一方、ステ
ップS11の判断で、着信メールの送信元アドレスが介
護者アドレスであると判定されると、CPU11は、音
声合成/認識部17に、メール本文を音声合成させ再生
させる(ステップS13)。
【0027】次に、被介護者の音声による応答があるか
判断する(ステップS14)。メールの再生後、被介護
者の音声による応答があると、ステップS14の判断
で、音声による応答があったと判定される。すると、C
PU11は、音声合成/認識部17に、マイクで受けた
被介護者の音声を音声認識させるとともにテキストデー
タに変換させる(ステップS15)。そして、CPU1
1は、音声合成/認識部17により変換されたテキスト
データを電子メールとして送信元である介護者に向け返
信する(ステップS16)。
【0028】一方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答がなく、キー入力による応答があると、ステッ
プS17の判断で、キー入力による応答があったと判定
される。すると、CPU11は、RAM12あるいはR
OM13に設定された各種キーに対応するメッセージを
参照し、被介護者のキーによる応答を、対応するメッセ
ージ(テキスト)に変換する(ステップS18)。そし
て、CPU11は、このメッセージを電子メールに含め
送信元である介護者に向け返信する(ステップS1
6)。
【0029】他方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答も、キー入力による応答もなく所定時間(図6
の例では、1分間)が経過したか判断する(ステップS
19)。この判断で、所定時間の1分間が経過したと判
定されると、CPU11は、RAM12の未応答回数エ
リアに「未応答(1回)」を格納する(ステップS2
0)。そして、さらにタイマーによる計時を開始させる
(ステップS21)。一方、ステップS19の判断で、
所定時間の1分間が経過していないと判定されると、ス
テップS14の判断へ移行しステップS14以降の処理
を繰り返す。
【0030】次に、図6に示したフローの処理後、第2
の所定時間(例えば、15分)が経過すると、RAM1
2の未応答回数エリアを参照し、「未応答(1回)」で
あるか判断する(ステップS22)。この判断で「未応
答(1回)」であると判定されると、CPU11は、未
応答となっているメールのメール本文を、再度、音声合
成/認識部17に音声合成させ再生させる(ステップS
23)。
【0031】次に、被介護者の音声による応答があるか
判断する(ステップS24)。メールの再生後、被介護
者の音声による応答があると、ステップS24の判断
で、音声による応答があったと判定される。すると、C
PU11は、音声合成/認識部17に、マイクで受けた
被介護者の音声を音声認識させるとともにテキストデー
タに変換させる(ステップS25)。そして、CPU1
1は、音声合成/認識部17により変換されたテキスト
データを電子メールに含め送信元である介護者に向け返
信するとともに、タイマーによる計時を停止する(ステ
ップS26)。
【0032】一方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答がなく、キー入力による応答があると、ステッ
プS27の判断で、キー入力による応答があったと判定
される。すると、CPU11は、RAM12あるいはR
OM13に設定された各種キーに対応するメッセージを
参照し、被介護者のキーによる応答を、対応するメッセ
ージ(テキスト)に変換する(ステップS28)。そし
て、CPU11は、このメッセージを電子メールに含め
送信元である介護者に向け返信するとともに、タイマー
による計時を停止する(ステップS26)。
【0033】他方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答も、キー入力による応答もなく所定時間(図7
の例では、1分間)が経過したか判断する(ステップS
29)。この判断で、所定時間の1分間が経過したと判
定されると、CPU11は、RAM12の未応答回数エ
リアに「未応答(2回)」を格納する(ステップS3
0)。そして、さらにタイマーによる計時を開始させる
(ステップS31)。一方、ステップS29の判断で、
所定時間の1分間が経過していないと判定されると、ス
テップS24の判断へ移行しステップS24以降の処理
を繰り返す。
【0034】また、図7に示したフローのステップS2
2の判断で、「未応答(1回)」ではないと判定される
と、CPU11は、未応答となっているメールを、再
度、音声合成/認識部17に音声合成させ大音量で再生
させる(ステップS32)。このとき、さらに再生速度
を遅くし、ゆっくりと再生するようにしてもよい。
【0035】次に、被介護者の音声による応答があるか
判断する(ステップS33)。メールの再生後、被介護
者の音声による応答があると、ステップS33の判断
で、音声による応答があったと判定される。すると、C
PU11は、音声合成/認識部17に、マイクで受けた
被介護者の音声を音声認識させるとともにテキストデー
タに変換させる(ステップS34)。そして、CPU1
1は、音声合成/認識部17により変換されたテキスト
データを電子メールに含め送信元である介護者に向け返
信するとともに、タイマーによる計時を停止する(ステ
ップS35)。
【0036】一方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答がなく、キー入力による応答があると、ステッ
プS36の判断で、キー入力による応答があったと判定
される。すると、CPU11は、RAM12あるいはR
OM13に設定された各種キーに対応するメッセージを
参照し、被介護者のキーによる応答を、対応するメッセ
ージ(テキスト)に変換する(ステップS37)。そし
て、CPU11は、このメッセージを電子メールに含め
送信元である介護者に向け返信するとともに、タイマー
による計時を停止する(ステップS35)。
【0037】他方、メールの再生後、被介護者の音声に
よる応答も、キー入力による応答もなく、ステップS3
8の判断で、所定時間(図8の例では、1分間)が経過
したと判定されると、CPU11は、所定の未応答メッ
セージからなる電子メールを介護者に向け返信する(ス
テップS39)。これにより、介護者は、被介護者の異
常を知ることができる。そして、タイマーによる計時を
停止する(ステップS40)。一方、ステップS38の
判断で、所定時間の1分間が経過していないと判定され
ると、ステップS33の判断へ移行しステップS33以
降の処理を繰り返す。なお、上記で説明した動作フロー
は一例であり、上記の処理の流れに限定されるものでは
ない。
【0038】以上、この発明の実施形態を、図面を参照
して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の構成等も含まれる。上記説明においては、本発明の一
実施の形態を、携帯電話機として説明したが、もちろん
PHS(登録商標)を利用してもよく、少なくとも音声
による入出力および電子メールの送受信の機能を持つ装
置に上記各部の機能を組み込みこむことで実施できるこ
とは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、特定の発信者から発信された電子メールを受信
した場合に、該電子メールの内容を音声化して音声出力
するメール音声化手段と、被介護者の音声を受け、該音
声を文書データに変換し、該文書データを電子メールに
含め前記発信者に向け返信する応答手段とを備えるの
で、被介護者は、介護者から電子メールとして送られた
メッセージを、あたかも介護者がそばにいるかのように
聞くことができ、また、声で答えるだけでこのメッセー
ジに対する応答ができ、介護者は、電子メールを利用す
ることから時間の制限を受けることなく被介護者とのコ
ミュニケーションをとることができ、被介護者の様子を
知ることができる。
【0040】また、本発明によれば、特定の発信者から
発信された電子メールを受信した場合に、該電子メール
の内容を音声化して音声出力するメール音声化手段と、
被介護者による所定のボタン操作を受け、該ボタン操作
に応じたメッセージを電子メールに含め前記発信者に向
け返信する応答手段と、を備えるので、被介護者は、介
護者から電子メールとして送られたメッセージを、あた
かも介護者がそばにいるかのように聞くことができ、ま
た、簡単なボタン操作だけでメッセージに対する応答が
でき、介護者は、電子メールを利用することから時間の
制限を受けることなく被介護者とのコミュニケーション
をとることができ、被介護者の様子を知ることができ
る。さらに、コミュニケーションをとりながら、指の運
動を行い、老化防止・ボケ防止にも有効な指の運動を促
すことも可能である。
【0041】また、本発明によれば、前記メール音声化
手段が、被介護者の音声または所定のボタン操作を受け
るまで、前記音声出力を繰り返すので、被介護者に確実
に介護者からの電子メールの内容を伝達することがで
き、逆に、被介護者の応答がない場合には、介護者は、
被介護者の異常を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を説明する概念図であ
る。
【図2】 同実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 同実施の形態の電子メールのデータ構造の概
要を示す図である。
【図4】 同実施の形態の携帯電話機における介護者ア
ドレス設定時のフローチャートである。
【図5】 同実施の形態の携帯電話機におけるキー割当
て編集時のフローチャートである。
【図6】 同実施の形態の携帯電話機におけるメール受
信時のフローチャートである。
【図7】 同実施の形態の携帯電話機におけるメール受
信後のフローチャート(一部)である。
【図8】 図7に続く同実施の形態の携帯電話機におけ
るメール受信後のフローチャート(一部)である。
【符号の説明】
1…携帯電話機(介護用携帯電話機),11…CPU
(メール音声化手段および応答手段の一部),12…R
AM,13…ROM,14…通信部,15…音声COD
EC,16…楽曲再生部,17…音声合成/認識部(メ
ール音声化手段および応答手段の一部),18…操作入
力部(応答手段の一部),19…LCD

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被介護者に携帯される介護用携帯電話機
    であって、 該携帯電話機は、 特定の発信者から発信された電子メールを受信した場合
    に、該電子メールの内容を音声化して音声出力するメー
    ル音声化手段と、 被介護者の音声を受け、該音声を文書データに変換し、
    該文書データを電子メールに含め前記発信者に向け返信
    する応答手段と、を具備することを特徴とする介護用携
    帯電話機。
  2. 【請求項2】 被介護者に携帯される介護用携帯電話機
    であって、 該携帯電話機は、 特定の発信者から発信された電子メールを受信した場合
    に、該電子メールの内容を音声化して音声出力するメー
    ル音声化手段と、 被介護者による所定のボタン操作を受け、該ボタン操作
    に応じたメッセージを電子メールに含め前記発信者に向
    け返信する応答手段と、を具備することを特徴とする介
    護用携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記メール音声化手段は、 被介護者の音声または所定のボタン操作を受けるまで、
    前記音声出力を繰り返すことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の介護用携帯電話機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328776A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Kyudenko Corp 携帯端末装置
JP2016110654A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 日本圧着端子製造株式会社 携帯機器用の充電器および携帯機器
JP2017120988A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本圧着端子製造株式会社 充電器

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