JP2003124757A - アーリー効果の影響を低減する方法および装置 - Google Patents

アーリー効果の影響を低減する方法および装置

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/301Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in MOSFET amplifiers
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    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/14Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements by use of neutralising means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3端子デバイスを含む回路の性能を向上させ
る方法を提供する。 【解決手段】 3端子デバイス10を含む回路の動作に
おける、例えばFETのような3端子デバイスに関係す
るアーリー効果の影響を低減する。この影響の低減のた
め、3端子デバイスに起因するアーリー効果成分を低減
するための制御部30を設け、これによって、デバイス
の第1の端子(例えばゲート)に受ける入力信号に関係
した第1の信号に応答して、デバイスの第2の端子(例
えばドレイン)の電位を制御することによって、デバイ
スの第2端子(ドレイン)と第3端子(例えばソース)
との間の電位差を実質上一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3端子デバイスを
使用する方法およびこれを使用した回路に関するもので
ある。また、本発明は、3端子デバイスのアーリー効果
による影響を低減するための方法および回路、並びにこ
の方法または回路を利用したバッファ等の回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高精度のバッファリングには、オ
ペアンプを用いた閉ループのバッファが用いられ、また
エミッタフォロアに代表される開ループのバッファも用
いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペアンプを
用いた閉ループのバッファは、フィードバックループを
有するため、高速化が難しかった。また、このような閉
ループ・バッファは、バイポーラプロセスを用いたもの
でも、市販の汎用ICでは、数十ns程度のセトリング
時間を実現するのがやっとであり、その1桁下の数ns
のセトリング時間を実現するのは困難であった。まし
て、CMOSプロセスを用いた閉ループ・バッファで
は、数nsのセトリング時間を実現することは、望むべ
くもなかった。さらに詳しく述べると、図1には、オペ
アンプを用いた閉ループのバッファの一般的構成例を示
している。オペアンプの非反転入力端子が信号入力であ
り、信号出力をそのまま反転入力端子につなぎ、帰還率
1のフィードバックをかけている。これでゲイン1倍の
バッファ(ボルテージフォロア)となる。オペアンプ動
作により、非反転入力と反転入力の電圧は、若干のオフ
セットはあるにしても、ほぼ等しくなるので、出力が入
力に完全に追随し、ゲインエラーや高調波歪みなどの精
度はかなり良い。一方、通常、オペアンプは数個以上の
トランジスタからなり、信号経路にもそれなりの数のト
ランジスタが含まれ、またフィードバックをかけて用い
られるので、余程特殊なプロセスを用いない限り、高速
動作は望めない。さらに、オフセットを減らすために、
アンプのDCゲインを上げたり、入力差動トランジスタ
のサイズを大きくしたりすれば、ますますスピードは落
ちてくる。最先端のCMOSプロセスを用いても、12
bitのセトリングを数nsで実現するのは至難の業であ
る。
【0004】一方、エミッタフォロアのような開ループ
・バッファでは、高速である反面、ゲインエラーや高調
波歪みが大きいといった精度上の問題があった。詳細に
述べると、図2に、NMOSトランジスタM1を用いた
ソースフォロアの一般的構成を示している。M1のゲー
トが信号入力であり、ドレインは電源に接地されてお
り、ソースは定電流源を介してグラウンドに終端されて
いる。ソースが信号出力である。また、バックゲート
は、精度向上のためソースに吊っている。この構成で
は、入力インピーダンスはほぼ無限大になり、出力イン
ピーダンスはM1のg m(トランスコンダクタンス)の
逆数となり、かなり小さくなる。また、出力シンク電流
は、最大で定電流源の大きさIになり、出力ソース電流
の最大は、それよりはるかに大きい。このため、ソース
フォロアは、ドライブ能力の大きなバッファ(緩衝器)
として用いられる。入力信号レベルと出力信号レベル
は、M1のゲート−ソース間電圧(Vgs)分ずれるが、V
gsが常にほぼ一定ならば、単なるDCシフトとなり、出
力は入力に完全に追随するので、ゲイン1倍のバッファ
となる。DCシフト自体は、恒常的オフセットであり、
あまり問題にはならず、特にACカップリングの入る用
途などでは、全く問題にならない。
【0005】いま、このソースフォロアが、スイッチト
キャパシタ回路などの容量性の負荷をドライブする場合
を考える。この場合、出力電圧が完全にセトリングした
状態では、出力電流がゼロとなるので、定電流源の電流
IはすべてトランジスタM1を流れる。このとき、電流
Iは、M1のゲート−ソース間電圧(Vgs)、ドレイン
−ソース間電圧(Vds)とボディ(バックゲート)−ソ
ース間電圧(Vbs)との関数となる。すなわち、電流I
は式1で表すことができる。
【0006】
【数1】 I=f(Vgs,Vds,Vbs) (1) この電流Iが常に一定であると仮定すると、Vgs=一定
となるためには、Vds=一定でかつVbs=一定であれば
よい。いまバックゲートをソースに吊っているので、常
にVbs=0となる。しかし、ドレインを電源(一定)に吊
っているため、入力信号に追随して出力信号(ソースの
電圧)が動くと、ほぼそれに比例してVdsも変化してし
まう。電流IのVdsに対する感度はそれほど大きくはな
く、IはほぼVgsで決まるが、入力信号の変化が大きい
と、Vdsの変化の影響が無視できない。すなわち、上記
の関係式において、I=一定のとき、入力信号に追随し
て、Vdsが変化するので、Vgsも若干変化してしまう。
そのためゲインエラーが生ずる。またVgsの信号依存性
が完全にリニアではないので、出力に高調波歪みが生ず
る。したがって、図2の構成の回路では、信号経路に含
まれるトランジスタが一つしかないため、根本的に高速
動作が望めるが、上記のごとく精度上の問題が付きまと
う。
【0007】以上の議論は、PMOSトランジスタを用
いた図3のソースフォロアにも全く同様に当てはまり、
さらに、NPN、PNPなどのバイポーラトランジスタ
を用いたエミッタフォロアにも当てはまる。
【0008】したがって、本発明の目的は、3端子デバ
イスを含む回路の動作の高速化かつ高精度化等の所定の
目標を達成するのに使用できる、3端子デバイスを使用
する方法、およびこの方法を使用した回路を提供するこ
とである。
【0009】本発明の別の目的は、3端子デバイスを含
む回路の動作の高速化かつ高精度化等の所定の目標を達
成するのに使用できる、アーリー効果成分低減の方法お
よび回路を提供することである。
【0010】本発明のさらに別の目的は、アーリー効果
成分低減法を用いた信号バッファの方法および回路を提
供することである。さらに、本発明の別の目的は、上記
のようなバッファ回路を用いた各種の信号処理回路を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の3端子デバイスを使用する方法は、該3端
子デバイスを含む回路の動作における、前記3端子デバ
イスに関係するアーリー効果の影響を低減すること、を
特徴とする。
【0012】この本発明においては、前記アーリー効果
の影響の低減は、前記回路の動作を高速かつ精度を高く
するために行うことができる。また、前記3端子デバイ
スの第1、第2および第3の端子の全てを無接地状態で
使用するようにすることができる。さらに、前記3端子
デバイスは、入力端子として機能する第1の端子と、第
2の端子と、出力端子として機能する第3の端子とを有
し、前記3端子デバイスの前記第2端子を非接地状態で
使用するか、あるいは前記第1端子および第3端子も非
接地で使用することにより、前記3端子デバイスを無接
地状態で動作させるようにすることができる。この場
合、前記第2端子と前記第3端子間の第1電位差を、前
記入力信号の変化に拘わらず実質上一定に保持するよう
にすることができる。
【0013】また、本発明によるアーリー効果成分低減
方法は、入力端子として機能する第1の端子と、第2の
端子と、出力端子として機能する第3の端子とを有し、
前記第1端子に入力される入力信号に応答して前記第3
端子に出力信号を発生する3端子デバイスにおいて、該
デバイスの出力信号におけるアーリー効果による成分を
低減させるため、第1の端子に受ける前記入力信号に関
係した第1の信号に応答して、前記デバイスの前記第2
端子の電位を制御することによって、前記デバイスの前
記第2端子と前記第3端子との間の第1の電位差(Vd
s)を実質上一定にすること、を特徴とする。
【0014】この本発明においては、前記第1端子と前
記第3端子との間の第2の電位差(Vgs)は、前記第2
端子と前記第3端子との間の前記第1電位差(Vds)に
対し第1の関数(f1)の関係を有するようにすること
ができる。
【0015】また、前記制御は、前記第1信号を入力端
子に受けて第2の信号を出力端子に発生することによ
り、前記第1電位差(Vds)が前記第2電位差(Vgs)
に対し第2の関数(f2)の関係を有するようにするこ
とができる。この場合、前記第2関数は、前記第2電位
差(Vgs)を変数とする1次関数、または前記第2電位
差(Vgs)を変数とする定数関数、またはこれら1次関
数と定数関数の組み合わせの関数とすることができる。
【0016】また、本発明による、3端子デバイスを含
むバッファ回路を使用して信号をバッファする信号バッ
ファ方法は、前記バッファ回路の動作における前記3端
子デバイスに関係するアーリー効果成分を低減するこ
と、を特徴とする。
【0017】この本発明においては、前記3端子デバイ
スは、入力端子として機能する第1の端子と、第2の端
子と、出力端子として機能する第3の端子とを有し、前
記第1端子に入力される入力信号に応答して前記第3端
子に出力信号を発生するようになっており、前記のアー
リー効果成分を低減することは、イ)前記3端子デバイ
スの前記第1端子に、入力信号を受けるステップと、
ロ)前記入力信号に関係した第1の信号を発生するステ
ップと、ハ)前記第1信号に応答して、前記デバイスの
前記第2端子の電位を制御することによって、前記デバ
イスの前記第2端子と前記第3端子との間の第1の電位
差(Vds)を実質上一定にするステップと、ニ)前記第
1端子に受けた前記入力信号をバッファした出力信号
を、前記3端子デバイスの前記第3端子から発生するス
テップと、を含むようにできる。
【0018】また、本発明によるアーリー効果成分低減
回路は、入力端子として機能する第1の端子と、第2の
端子と、出力端子として機能する第3の端子とを有し、
前記第1端子に入力される入力信号に応答して前記第3
端子に出力信号を発生する3端子デバイスにおいて、該
デバイスの出力信号におけるアーリー効果による成分を
低減させるため、前記入力信号に関係した第1の信号を
受け、該第1信号に応答して前記デバイスの前記第2端
子の電位を制御する制御手段、を備え、これにより、前
記デバイスの前記第2端子と前記第3端子との間の第1
の電位差(Vds)を実質上一定にすることによってアー
リー効果成分を低減すること、を特徴とする。
【0019】この本発明においては、前記第1端子と前
記第3端子との間の第2の電位差(Vgs)は、前記第2
端子と前記第3端子との間の前記第1電位差(Vds)に
対し第1の関数(f1)の関係を有するようにできる。
【0020】また、前記制御手段は、前記第1信号を入
力端子に受けて第2の信号を出力端子に発生することに
より、前記第1電位差(Vds)が前記第2電位差(Vg
s)に対し第2の関数(f2)の関係を有するようにする
ことができる。
【0021】さらに、前記第2関数は、前記第2電位差
(Vgs)を変数とする1次関数、または前記第2電位差
(Vgs)を変数とする定数関数、またはこれら1次関数
と定数関数の組み合わせの関数とすることができる。
【0022】また、本発明によるバッファ回路は、上記
のアーリー効果成分低減回路を備えたことを特徴とす
る。また、本発明によるアナログ回路、あるいはミック
スド・シグナル回路は、上記バッファを回路を含むこと
を特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。先ず、図4を参照して、本発明による
3端子デバイス使用の基本的概念について説明する。図
4は、3端子デバイス(図示せず)を含む任意の信号処
理回路1と、この信号処理回路を高性能化するためのア
ーリー効果影響低減回路3と、から成る回路Aを示して
いる。この信号処理回路としては、バッファ回路、この
バッファ回路を含むアナログ回路あるいはミックスド・
シグナル回路、その他の処理回路、等が含まれる。この
信号処理回路1は、入力端子5に入力信号を受け、そし
て出力端子7に入力信号を処理した後の出力信号を発生
する。この信号処理回路1に接続したアーリー効果影響
低減回路3は、信号処理回路1における信号処理の速
度、精度等の性能を向上させるため、本発明に従い、上
記3端子デバイスのアーリー効果による影響を低減させ
るように動作する。
【0024】図7には、3端子デバイスのアーリー効果
の影響を低減するための回路を詳細に示している。図7
に示すように、3端子デバイス10に対し、アーリー効
果影響低減回路3の1実施形態として制御部30を設け
ている。3端子デバイス10は、ゲート、ドレイン、ソ
ースをもつFET、あるいはベース、コレクタ、エミッ
タを有するバイポーラトランジスタであり、そしてゲー
トまたはベースが第1端子12として、ドレインまたは
コレクタが第2端子14として、ソースまたはエミッタ
が第3端子16として機能する。
【0025】ここで、図5を参照して、3端子デバイス
である電界効果トランジスタFETのアーリー効果につ
いて説明する。FETのドレイン電流IDは、飽和状態
では式2で表すことができる。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、μは易動度、COXはゲート−ボデ
ィ間の単位容量、Wはチャンネル幅、Lはチャンネル
長、Vgsはゲート−ソース間電圧VTはスレッシュホー
ルド電圧1/λはアーリー電圧Vdsはドレイン−ソース
間電圧である。
【0028】図5に示したように、ドレイン電流I
Dは、Vdsがある値より上の飽和状態では、点線で示し
たようにほほ一定となるが、アーリー効果により、実線
で示すようにVdsの増加にしたがってわずかに大きくな
る。このドレイン電流におけるアーリー効果成分は、式
2のλVdsに起因するものであって、この式から分かる
ように、Vdsに比例している。3端子デバイスにおける
このアーリー効果成分を低減するため、制御部30は、
3端子デバイスの第1端子に受けた入力信号に関係した
第1の信号を受けるように接続した入力端子32を有
し、そしてこの出力端子34は、その第1信号に応答し
て3端子デバイス10の第2端子14の電位を制御す
る。これにより、制御部30は、3端子デバイス10の
第2端子14と第3端子16との間の第1の電位差(例
えば、FETのVds)を実質上一定にすることによっ
て、式2から分かるようにアーリー効果成分を低減す
る。
【0029】図6を参照して、3端子デバイス10と制
御部30の動作について詳細に説明する。ここで、3端
子デバイス10がFETであるとして説明する。図6
は、FETを図2に示すソースフォロア接続で使用した
場合に、その各端子電圧を示している。入力信号である
ゲート電圧Vgが、図示のような直流電圧に正弦波が重
畳された波形を有するとした場合、ソース電圧Vsは、
ゲート−ソース間電圧Vgsだけゲート電圧Vgから低い
が、ゲート電圧Vgと同じ波形を有している。ドレイン
電圧Vdは、図2の従来のソースフォロア回路では、電
源電圧VDDに等しいV Dである。
【0030】しかし、本発明では、点線で示したよう
に、ゲート電圧Vgの波形に追従した波形で、しかもド
レイン−ソース間電圧が一定となるようにする。言い換
えれば、従来技術のソースフォロアでは、ドレイン端子
を接地しているが、本発明では、ドレイン端子を無接地
状態で使用し、そしてソースフォロア構成においては、
ゲート、ドレインおよびソースの全ての端子を無接地状
態で使用する。すなわち、本発明では、3端子デバイス
を無接地状態で使用することも特徴としている。これに
より、ドレイン電圧を制御することによって、ドレイン
−ソース間電圧を一定に保持するようにする。ドレイン
−ソース間電圧を一定にすることにより、アーリー効果
による影響、すなわちドレイン電流のアーリー効果成分
を低減させることができる。尚、従来技術では、図6に
見られるように、ゲート電圧Vgの電圧変化に依存して
ドレイン−ソース間電圧が大幅に変化していることが分
かる。
【0031】次に、制御部30の制御の具体的な方法に
ついて、図2の従来技術のソースフォロア回路を参照し
て説明する。本発明では、上記の式(1)のVdsを入力
信号であるゲート電圧Vgによらずほぼ一定になるよう
にすることであり、そのためにソースフォロアのトラン
ジスタM1のドレインが入力レベルに追随して変化する
ようにする。具体的には、前述のように、式1におい
て、Vbs=0でI=一定としたとき、f(Vgs,Vds)
=定数となるため、式1は、式3と書き直せる。
【0032】
【数3】 Vgs=f1(Vds) (3) すなわち、Vgsは、Vdsの関数f1で表される。ここ
で、Vgs=一定とするには、Vds=一定とすればよい。
すなわち、このVgsを入力信号であるゲート電圧Vgに
拘わらず一定に保つには、Vdsを一定にすればよい。こ
のため、
【0033】
【数4】Vds=f2(Vgs) (4) とする制御を、図2のソースフォロアに追加すれば、以
下となる。
【0034】
【数5】 Vgs=f1(f2(Vgs))=f3(Vgs) (5) ここで、Vgsについて式5を解くと、以下となる。
【0035】
【数6】 Vgs=一定 (6) 以上から、式4のようにVdsをVgsの関数とすれば、式
6で示すようにゲート−ソース間電圧Vgsを一定にする
ことができる。
【0036】したがって、本発明では、図7に示す制御
部30において、式4における関数f2を実現する。こ
こで、関数f2の例としては、定数関数、1次関数、ま
たはこれら1次関数と定数関数の組み合わせの関数が含
まれる。すなわち、f2は、定数関数f2=kとしたり
(但しkは定数)、1次関数f2=xとしたり(但しx
=Vgs)、あるいは1次関数と定数関数の組み合わせで
あるf2=x+kとすることができる。さらにまた、f2
は、適当な場合には、その他の任意の関数とすることも
できる。
【0037】次に、図8−図13を参照して、本発明の
アーリー効果成分低減回路を組み込んだバッファ回路の
実施形態について説明する。図8および図9のバッファ
回路は、アーリー効果成分低減に使用する関数f2が定
数関数である場合の実施形態であり、そして図8は、3
端子デバイス10として使用するFETがN形の回路を
示し、他方、図9は、P形の回路の場合を示している。
先ず、図8のバッファ回路は、N形のMOSFET10
0を含む主たるNMOSソースフォロアSF1に対し、
P形のMOSFET300を含むPMOSのソースフォ
ロアSF2を付加し、そしてFET100のドレインを
FET300の出力レベルにクランプしている。この場
合、図7の制御部30として、3端子デバイス10と同
じデバイスを使用している。詳しくは、このバッファ回
路は、N形のMOSFET100を含み、これは、ゲー
トが入力端子120に接続され、ソースが定電流Iを流
す定電流源130を介してグラウンドに接続され、ソー
スが出力端子160に接続されている。また、ボディ電
極は、ソース端子に接続されている。この接続により、
主たるソースフォロアSF1が形成される。また、この
バッファ回路は、P形のMOSFET300を備え、こ
れは、ゲートがFET100のソースに接続され、ドレ
インがグラウンドに接続され、そしてソースが定電流2
Iを流す定電流源320を介して電源端子に接続される
と共にFET100のドレインにも接続されている。ま
た、このFET300のボディ電極は、ソースに接続さ
れている。この接続により、上記の追加のPMOSのソ
ースフォロアSF2が構成される。尚、主たるNMOS
ソースフォロアSF1の出力ソース電流および出力シン
ク電流の最大がともに電流Iとなるように、PMOSソ
ースフォロアSF2の定電流源320の大きさを2Iと
している。これにより、定常状態において、FET10
0とFET300の各々のドレイン−ソース間には、互
いに等しい定電流Iが流れる。
【0038】このような構造を有する本発明のバッファ
回路では、各部の電圧は、図6に示したようになる。詳
細には、FET100のソース電圧Vs1は、入力信号
であるゲート電圧Vg1よりもゲート−ソース間電圧Vg
s1だけ例えば低くなる。FET100のソース電圧Vs
1がゲート電圧Vg2となるFET300では、そのソ
ース電圧Vs2が、ゲート電圧Vg2よりもゲート−ソー
ス間電圧Vgs2だけ高くなり、そしてこのソース電圧V
s2がFET100のドレイン電圧Vd1となる。尚、F
ET300のドレイン端子はグラウンドに接続されてい
る。この結果、FET100のドレイン−ソース間電圧
Vds1がゲート−ソース間電圧Vgs2と等しくなる(V
ds1=Vgs2)。ここで、FET300には、一定の電
流I(=2I−I)がドレイン−ソース間に流れるた
め、ドレイン−ソース間電圧Vds2は一定ではないにし
ても、式2からも明らかなようにλが小さいので、第1
次近似ではFET300のゲート−ソース間電圧Vgs2
はほぼ一定となる。このため、FET100のドレイン
−ソース間電圧Vds1も実質上一定となる。このよう
に、実質上一定のVds1により、図6の波形図にも示し
たように、FET100のドレイン電圧(図6のV
d’)は、入力信号のレベルであるゲート電圧Vg(図6
のVg)に同調して動くため、FET100のドレイン
−ソース間電圧Vdsは入力信号レベルによらず、ほぼ一
定となり、したがって式2におけるアーリー効果成分を
大幅に低減することができる。この実施形態では、Vds
1=Vgs2=一定であるため、上述の式4からも分かる
ように、アーリー効果成分低減のための関数f2として
定数関係が得られる。
【0039】まとめると、図8のバッファ回路では、元
来高速なソースフォロアSF1を基調とする構成を用い
つつ、従来接地ノードであったドレインを接地せず、入
力信号に同調した電圧レベルに追随させることにより、
トランジスタのドレイン−ソース間電圧を常に一定に保
つようにしたことにより、ゲート−ソース間電圧の入力
信号レベル依存性が極力抑えられ、ゲインエラーや高調
波歪みの小さい高速バッファが得られた。
【0040】図9は、図8とは3端子デバイスの導電形
を逆にしたバッファ回路の実施形態であり、P形MOS
FET102と定電流源132とを備えた主たるPMO
SのソースフォロアSF1と、N形のMOSFET30
2と定電流源322とを備えた追加のソースフォロアS
F2とから構成されている。このバッファ回路は、3端
子デバイスの極性が逆であることによる点を除けば、図
8のバッファ回路と同様の動作をするため、その詳細な
説明は省略する。尚、この実施形態でも、図8の回路と
同様に、定数関数の関数f2が実現され、これによっ
て、大幅なアーリー効果成分低減が達成できる。
【0041】図10および図11に示すバッファ回路
は、アーリー効果成分低減に使用する関数f2が1次関
数である場合の実施形態であり、図10は、3端子デバ
イス10として使用するFETがN形の回路を示し、他
方、図11は、P形の回路の場合を示している。先ず、
図10のバッファ回路は、N形のMOSFET104を
含むNMOSソースフォロアSFに対し、ソースフォロ
アのFET104のドレインをボルテージフォロアVF
を用いて、入力信号レベルに同調させた実施形態であ
る。この場合、図7の制御部30として、3端子デバイ
ス10とは異なったデバイスまたは回路を使用してい
る。すなわち、このバッファ回路は、N形のMOSFE
T104を含み、これは、ゲートが入力端子124に接
続され、ソースが定電流Iを流す定電流源134を介し
てグラウンドに接続され、ソースが出力端子164に接
続されている。また、ボディ電極は、ソース端子に接続
されている。この接続により、ソースフォロアSFが形
成される。また、このバッファ回路は、オペアンプ30
4を備え、これは、非反転入力が入力端子124に接続
され、出力端子が2Iの定電流源324を介して電源端
子に接続されると共にFET104のドレインにも接続
されている。また、このオペアンプ304の出力端子
は、これの反転入力にも接続されている。この接続によ
り、オペアンプ304によるボルテージフォロアVFを
構成している。図8の回路と同じ理由で、ドレイン側の
定電流源324の大きさは、2Iとしている。
【0042】このバッファ回路の動作については、スタ
ティックな状態では、ボルテージフォロアVFが電流I
をシンクしている。このとき、オペアンプ304の反転
入力と非反転入力との間の電位差はゼロであるため、オ
ペアンプ304の出力端子の電位は、入力端子124の
電位、すなわちFET104のゲート電圧Vgと等しく
なる。これにより、FET104のドレイン電圧Vd
は、ゲート電圧Vgと等しいため(Vd=Vg)、ドレイ
ン−ソース間電圧Vdsはゲート−ソース間電圧Vgsと等
しくなる(Vds=Vgs)。ここで、Vgsが実質上一定と
すれば、Vdsも実質上一定となることから、図8の回路
と同様に、FET104のドレイン電圧(図6のV
d’)は、入力信号のレベルであるゲート電圧Vg(図6
のVg)に同調して動くため、FET104のドレイン
−ソース間電圧Vdsは入力信号レベルによらず、ほぼ一
定となり、アーリー効果成分を大幅に低減することがで
きる。この実施形態では、Vds=VgsでかつVdsがVgs
に依存して変化するため、上述の式4からも分かるよう
に、アーリー効果成分低減のための関数f2として1次
関数関係が得られる。
【0043】この図10のバッファ回路は、図8および
図9のバッファ回路と比較すると、図10のボルテージ
フォロアVF自体の応答速度は、図8および図9の追加
のソースフォロアSFよりも遅いが、主たるソースフォ
ロアのドレイン電圧レベルのセトリングが出力端子16
4における最終出力のセトリングに与える影響は小さ
い。本発明のようなバッファ回路を例えばアナログ−デ
ジタル変換器またはデジタル−アナログ変換器のような
ミックスド・シグナル回路の場合、最終出力のセトリン
グを12bit精度としたとき、FET104のドレイン
のようなドレイン電圧レベルのセトリングは、6−8bi
t程度の精度でよい。そのため、ボルテージフォロアV
Fのオペアンプ304に比較的高速なものを使えば、図
10のバッファ回路構成でも十分に高速動作が可能であ
る。
【0044】図11は、図10とは3端子デバイスの導
電形を逆にしたバッファ回路の実施形態であり、P形M
OSFET106と定電流源136とを備えた主たるP
MOSのソースフォロアSFと、オペアンプ306を備
えたボルテージフォロアとから構成している。これで
は、図7の制御部30として、3端子デバイス10とは
異なったデバイスまたは回路を使用している。このバッ
ファ回路は、3端子デバイスの極性が逆であることによ
る点を除けば、図10のバッファ回路と同様の動作をす
るため、その詳細な説明は省略する。尚、この実施形態
でも、図10の回路と同様に、1次関数の関数f2が実
現され、これによって、大幅なアーリー効果成分低減が
達成できる。
【0045】次に、図12および図13を参照して、ア
ーリー効果成分低減に使用する関数f2が1次関数と定
数関数との組み合わせである場合のバッファ回路の実施
形態を説明する。尚、図12は、3端子デバイス10と
して使用するFETがN形の回路を示し、図13は、P
形の回路の場合を示している。
【0046】先ず、図12のバッファ回路は、N形のM
OSFET108を含む主たるNMOSソースフォロア
SF1に対し、P形のMOSFET308を含むPMO
SのソースフォロアSF2を付加し、そしてFET10
8のドレインをFET308の出力レベルにクランプし
ている。詳しくは、このバッファ回路は、N形のMOS
FET108を含み、これは、ゲートが入力端子128
に接続され、ソースが定電流Iを流す定電流源138を
介してグラウンドに接続され、ソースが出力端子168
に接続されている。また、ボディ電極は、ソース端子に
接続されている。この接続により、主たるソースフォロ
アSF1が形成される。また、このバッファ回路は、P
形のMOSFET308を備え、これは、ゲートがFE
T108と同様に入力端子128に接続され、ドレイン
がグラウンドに接続され、そしてソースが定電流2Iを
流す定電流源328を介して電源端子に接続されると共
にFET108のドレインにも接続されている。また、
このFET308のボディ電極は、ソースに接続されて
いる。この接続により、上記の追加のPMOSのソース
フォロアSF2が構成される。尚、図8および図9と同
様に、主たるNMOSソースフォロアSF1の出力ソー
ス電流および出力シンク電流の最大がともに電流Iとな
るように、PMOSソースフォロアSF2の定電流源3
28の大きさを2Iとしている。
【0047】このような構造を有する本発明のバッファ
回路では、各部の電圧は、図6に示したようになる。詳
細には、FET108のソース電圧Vs1は、入力信号
Viであるゲート電圧Vg1よりもゲート−ソース間電圧
Vgs1だけ例えば低くなってこれが出力電圧Voとな
る。FET108のゲート電圧Vg1と同じ電圧がゲー
ト電圧Vg2(=Vi)となるFET308では、そのソ
ース電圧Vs2が、ゲート電圧Vg2よりもゲート−ソー
ス間電圧Vgs2だけ高くなり、そしてこのソース電圧V
s2がFET108のドレイン電圧Vd1となる。尚、F
ET308のドレイン端子はグラウンドに接続されてい
る。この結果、FET108のドレイン−ソース間電圧
Vds1は、FET308のゲート−ソース間電圧Vgs2
とFET108のゲート−ソース間電圧Vgs1の和に等
しくなる(Vds1=Vgs1+Vgs2)。ここで、図8と
同様に、FET308には、一定の電流I(=2I−
I)がドレイン−ソース間に流れるため、ドレイン−ソ
ース間電圧Vds2は一定ではないにしても、Vgs2は第
1次近似ではほぼ一定となる。このため、FET108
のドレイン−ソース間電圧Vds1=Vgs1+Constとな
り、関数f2として、1次関数と定数関数の組み合わせ
が生ずる。したがって、Vgs1が実質上一定であること
が加われば、Vds1は実質上一定となることになり、図
6の波形図にも示したように、FET108のドレイン
電圧(図6のVd’)は、入力信号Viのレベルであるゲ
ート電圧Vg(図6のVg)に同調して動くため、FET
108のドレイン−ソース間電圧Vds1は入力信号レベ
ルViによらず、ほぼ一定となり、したがって式2にお
けるアーリー効果成分を大幅に低減することができる。
【0048】図13は、図12とは3端子デバイスの導
電形を逆にしたバッファ回路の実施形態であり、P形M
OSFET109と定電流源139とを備えた主たるP
MOSのソースフォロアSF1と、N形のMOSFET
309と定電流源329とを備えた追加のソースフォロ
アSF2とから構成している。このバッファ回路は、3
端子デバイスの極性が逆であることによる点を除けば、
図12のバッファ回路と同様の動作をするため、その詳
細な説明は省略する。尚、この実施形態でも、図12の
回路と同様に、(1次関数+定数関数)の関数f2が実
現され、これによっても、大幅なアーリー効果成分低減
が達成できる。
【0049】以上に説明した図8〜図13のバッファ回
路の特性について説明する。付加回路に反対極性のソー
スフォロアSFを用いた実施例とボルテージフォロアV
Fを用いた実施例とを比べると、一般に前者はより高速
であり、後者はより高精度である。
【0050】以下に、図3の従来技術のバッファ回路
と、本発明による図9および図11のバッファ回路での
シミュレーション結果の比較を示す。
【0051】
【表1】
【0052】上記表から分かるように、セットリング時
間は、従来技術のものと比べ、ほぼ同様の高速動作が得
られている。さらに、ゲインエラーは、本発明のもので
は、従来のものよりも最大で2桁減少しており、そして
全高調波歪みは、従来のものと比べほぼ2〜6dB向上
している。但し、本発明のバッファ回路では、付加回路
の分だけ消費電力は大きくなっている。
【0053】以上に、本発明の実施形態について説明し
たが、種々の変更が可能である。第1に、本発明はFE
Tを用いる実施形態で説明したが、バイポーラトランジ
スタを用いた回路について全く同様に適用でき、そして
同様の結果が得られる。この場合、ソースフォロアの代
わりにコレクタ接地すなわちエミッタフォロアを使用す
れば良い。また、バイポーラトランジスタの場合も、導
電形は、NPN型またはPNP型のいずれも使用するこ
とができる。第2に、上記の実施形態では、信号処理回
路1の動作の高速、高精度を、アーリー効果の影響低減
の目標としたが、それ以外の所望の目標を達成するのに
も本発明を使用することも可能である。第3に、上記実
施形態では、バッファ回路は、1段構成のみとしたが、
必要に応じて上述のバッファ回路を複数段設けてバッフ
ァ回路を構成することもできる。第4に、本発明のバッ
ファ回路は、アナログ回路だけでなく、ミックスド・シ
グナル回路にも使用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上に詳細に述べた本発明によれば、3
端子デバイスを含む回路の動作を、より一層高速化かつ
高精度化する等のように高性能化することができる。ま
た、アーリー効果の影響を、回路動作におけるアーリー
効果成分を低減させることによって、簡単に実現するこ
とができる。さらに、本発明を用いたバッファ回路のバ
ッファ動作のセトリング時間を、従来よりも一層短縮す
ることができ、かつエラーや歪みがさらに少ない高精度
なバッファの動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、オペアンプを用いた従来の閉ループの
バッファの一般的構成例を示す回路図。
【図2】図2は、NMOSトランジスタM1を用いた従
来のソースフォロア形の開ループ・バッファの一般的構
成を示す回路図。
【図3】図3は、PMOSトランジスタM1を用いた従
来のソースフォロア形の開ループ・バッファの一般的構
成を示す回路図。
【図4】図4は、本発明にしたがって構成した、3端子
デバイスを含む任意の信号処理回路1と、この信号処理
回路を高性能化するためのアーリー効果影響低減回路3
と、から成る回路Aを示すブロック図。
【図5】図5は、電界効果トランジスタFETにおける
ドレイン電流IDとドレイン−ソース間電圧Vdsとの関
係を示すグラフ。
【図6】図6は、3端子デバイスの1例であるFETを
ソースフォロアに用いた場合のゲート、ドレイン、ソー
スを含む各部の電圧の波形を示す波形図。
【図7】図7は、図4の信号処理回路に含まれる3端子
デバイスのアーリー効果の影響を低減するためのアーリ
ー効果影響低減回路をより詳しく示す図。
【図8】図8は、アーリー効果成分低減に使用する関数
2が定数関数である場合の本発明によるバッファ回路
の実施形態を示す回路図。
【図9】図9は、図8とは3端子デバイスの導電形を逆
にした本発明によるバッファ回路の実施形態を示す回路
図。
【図10】図10は、アーリー効果成分低減に使用する
関数f2が1次関数である場合の本発明によるバッファ
回路の実施形態を示す回路図。
【図11】図11は、図10とは3端子デバイスの導電
形を逆にした本発明によるバッファ回路の実施形態を示
す回路図。
【図12】図12は、アーリー効果成分低減に使用する
関数f2が1次関数と定数関数との組み合わせである場
合の本発明によるバッファ回路の実施形態の回路図。
【図13】図13は、図12とは3端子デバイスの導電
形を逆にした本発明によるバッファ回路の実施形態を示
す回路図。
【符号の説明】
1 信号処理回路 3 アーリー効果影響低減回路 10 3端子デバイス 30 制御部 100,102,104,106,108,109 F
ET 300,302,308,309 FET 304,306 オペアンプ SF,SF1,SF2 ソースフォロア VF ボルテージフォロア

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3端子デバイスを使用する方法であって、 該3端子デバイスを含む回路の動作における、前記3端
    子デバイスに関係するアーリー効果の影響を低減するこ
    と、を特徴とする3端子デバイス使用方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記アーリー効果の影響の低減は、前記回路の動作を高
    速にするために行うこと、を特徴とする3端子デバイス
    使用方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 前記アーリー効果の影響の低減は、前記回路の動作の精
    度を高くするために行うこと、を特徴とする3端子デバ
    イス使用方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の方法に
    おいて、 前記3端子デバイスの第1、第2および第3の端子の全
    てを無接地状態で使用すること、を特徴とする3端子デ
    バイス使用方法。
  5. 【請求項5】請求項1から3のいずれかに記載の方法で
    あって、 前記3端子デバイスは、入力端子として機能する第1の
    端子と、第2の端子と、出力端子として機能する第3の
    端子とを有し、 前記3端子デバイスの前記第2端子を非接地状態で使用
    すること、を特徴とする3端子デバイス使用方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の方法であって、さらに、前
    記第1端子および第3端子も非接地で使用することによ
    り、前記3端子デバイスを無接地状態で動作させるこ
    と、を特徴とする3端子デバイス使用方法。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の方法において、
    前記第2端子と前記第3端子間の第1電位差を、前記入
    力信号の変化に拘わらず実質上一定に保持すること、を
    特徴とする3端子デバイス使用方法。
  8. 【請求項8】入力端子として機能する第1の端子と、第
    2の端子と、出力端子として機能する第3の端子とを有
    し、前記第1端子に入力される入力信号に応答して前記
    第3端子に出力信号を発生する3端子デバイスにおい
    て、該デバイスの出力信号におけるアーリー効果による
    成分を低減させるアーリー効果成分低減方法であって、 第1の端子に受ける前記入力信号に関係した第1の信号
    に応答して、前記デバイスの前記第2端子の電位を制御
    することによって、前記デバイスの前記第2端子と前記
    第3端子との間の第1の電位差(Vds)を実質上一定に
    すること、から成るアーリー効果成分低減方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の方法において、前記3端子
    デバイスは、 前記第1端子と前記第3端子との間の第2の電位差(V
    gs)は、前記第2端子と前記第3端子との間の前記第1
    電位差(Vds)に対し第1の関数(f1)の関係を有す
    ること、を特徴とするアーリー効果成分低減方法。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載の方法におい
    て、前記制御は、 前記第1信号を入力端子に受けて第2の信号を出力端子
    に発生することにより、前記第1電位差(Vds)が前記
    第2電位差(Vgs)に対し第2の関数(f2)の関係を
    有するようにすること、を特徴とするアーリー効果成分
    低減方法。
  11. 【請求項11】請求項10記載の方法において、前記第
    2関数は、前記第2電位差(Vgs)を変数とする1次関
    数、または前記第2電位差(Vgs)を変数とする定数関
    数、またはこれら1次関数と定数関数の組み合わせの関
    数であること、を特徴とするアーリー効果成分低減方
    法。
  12. 【請求項12】3端子デバイスを含むバッファ回路を使
    用して信号をバッファする信号バッファ方法において、 前記バッファ回路の動作における前記3端子デバイスに
    関係するアーリー効果成分を低減すること、を特徴とす
    る信号バッファ方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の方法において、 前記3端子デバイスは、入力端子として機能する第1の
    端子と、第2の端子と、出力端子として機能する第3の
    端子とを有し、前記第1端子に入力される入力信号に応
    答して前記第3端子に出力信号を発生するようになって
    おり、 前記のアーリー効果成分を低減することは、 イ)前記3端子デバイスの前記第1端子に、入力信号を
    受けるステップと、 ロ)前記入力信号に関係した第1の信号を発生するステ
    ップと、 ハ)前記第1信号に応答して、前記デバイスの前記第2
    端子の電位を制御することによって、前記デバイスの前
    記第2端子と前記第3端子との間の第1の電位差(Vd
    s)を実質上一定にするステップと、 ニ)前記第1端子に受けた前記入力信号をバッファした
    出力信号を、前記3端子デバイスの前記第3端子から発
    生するステップと、を含むこと、を特徴とする信号バッ
    ファ方法。
  14. 【請求項14】入力端子として機能する第1の端子と、
    第2の端子と、出力端子として機能する第3の端子とを
    有し、前記第1端子に入力される入力信号に応答して前
    記第3端子に出力信号を発生する3端子デバイスにおい
    て、該デバイスの出力信号におけるアーリー効果による
    成分を低減させるアーリー効果成分低減回路であって、 前記入力信号に関係した第1の信号を受け、該第1信号
    に応答して前記デバイスの前記第2端子の電位を制御す
    る制御手段、を備え、これにより、前記デバイスの前記
    第2端子と前記第3端子との間の第1の電位差(Vds)
    を実質上一定にすることによってアーリー効果成分を低
    減すること、を特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  15. 【請求項15】請求項14記載の回路において、前記3
    端子デバイスは、 前記第1端子と前記第3端子との間の第2の電位差(V
    gs)は、前記第2端子と前記第3端子との間の前記第1
    電位差(Vds)に対し第1の関数(f1)の関係を有す
    ること、を特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  16. 【請求項16】請求項14または15に記載の回路にお
    いて、前記制御手段は、 前記第1信号を入力端子に受けて第2の信号を出力端子
    に発生することにより、前記第1電位差(Vds)が前記
    第2電位差(Vgs)に対し第2の関数(f2)の関係を
    有するようにすること、を特徴とするアーリー効果成分
    低減回路。
  17. 【請求項17】請求項16記載の回路において、前記第
    2関数は、前記第2電位差(Vgs)を変数とする1次関
    数、または前記第2電位差(Vgs)を変数とする定数関
    数、またはこれら1次関数と定数関数の組み合わせの関
    数であること、を特徴とするアーリー効果成分低減回
    路。
  18. 【請求項18】請求項14から17のいずれかに記載の
    回路において、前記制御手段は、前記3端子デバイスと
    同じ種類のデバイスであること、を特徴とするアーリー
    効果成分低減回路。
  19. 【請求項19】請求項14から17のいずれかに記載の
    回路において、前記制御手段は、オペアンプから成るこ
    と、を特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  20. 【請求項20】請求項14から19のいずれかに記載の
    回路において、前記制御手段は、 イ)前記第1信号を前記3端子デバイスの前記第1端子
    から得るため、前記3端子デバイスの前記第1端子に接
    続した前記入力端子と、 ロ)前記3端子デバイスの前記第2端子に接続した前記
    出力端子と、を有すること、を特徴とするアーリー効果
    成分低減回路。
  21. 【請求項21】請求項14から19のいずれかに記載の
    回路において、前記制御手段は、 イ)前記第1信号を前記3端子デバイスの前記第3端子
    から得るため、前記3端子デバイスの前記第3端子に接
    続した前記入力端子と、 ロ)前記3端子デバイスの前記第2端子に接続した前記
    出力端子と、を有すること、を特徴とするアーリー効果
    成分低減回路。
  22. 【請求項22】請求項14から21のいずれかに記載の
    回路において、 前記3端子デバイスは、FETであり、 前記第1,2,3端子は、それぞれゲート、ドレイン、
    ソースであること、を特徴とするアーリー効果成分低減
    回路。
  23. 【請求項23】請求項22記載の回路において、前記3
    端子デバイスは、ソースフォロア回路に含まれること、
    を特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  24. 【請求項24】請求項22または23のいずれかに記載
    の回路において、 前記FETの導電形は、N型またはP型であること、を
    特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  25. 【請求項25】請求項14から21のいずれかに記載の
    回路において、 前記3端子デバイスは、バイポーラトランジスタであ
    り、 前記第1,2,3端子は、それぞれベース、コレクタ、
    エミッタであること、を特徴とするアーリー効果成分低
    減回路。
  26. 【請求項26】請求項25に記載の回路において、前記
    3端子デバイスは、エミッタフォロア回路に含まれるこ
    と、を特徴とするアーリー効果成分低減回路。
  27. 【請求項27】請求項25または26のいずれかに記載
    の回路において、 前記バイポーラトランジスタの導電形は、NPN型また
    はPNP型であること、を特徴とするアーリー効果成分
    低減回路。
  28. 【請求項28】請求項14から27のいずれかに記載の
    アーリー効果成分低減回路を備えたバッファ回路。
  29. 【請求項29】請求項28記載のバッファ回路を複数段
    備えたバッファ回路。
  30. 【請求項30】請求項28または29記載のバッファ回
    路を備えたアナログ回路。
  31. 【請求項31】請求項28または29記載のバッファ回
    路を備えたミックスド・シグナル回路。
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