JP2003124569A - 端面窓型半導体レーザ装置 - Google Patents

端面窓型半導体レーザ装置

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JP2003124569A
JP2003124569A JP2001316925A JP2001316925A JP2003124569A JP 2003124569 A JP2003124569 A JP 2003124569A JP 2001316925 A JP2001316925 A JP 2001316925A JP 2001316925 A JP2001316925 A JP 2001316925A JP 2003124569 A JP2003124569 A JP 2003124569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間わたって安定に窓効果を発揮すること
ができ、レーザバー状態で電極形成する必要の無い量産
性に優れた端面窓型半導体レーザ装置およびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 AlP第1バリア層204およびAlP
第2バリア層206の端面近傍204a,206aは、
化学的に安定な酸化物になっている。そして、これらの
安定な酸化物に挟まれたInGaAlP多重量子井戸層
205、つまりInGaAlP多重量子井戸層205の
光出射端面近傍205aは、組織が無秩序で、且つ、レ
ーザ光を透過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高出力動作
をする端面窓型半導体レーザ装置、特に書き込み可能な
光ディスク(CD−R(Compact Disk Recordable)、
DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、
MO(Magnet Optical)等)などの光情報処理用の光源
として用いるのに最適な端面窓型半導体レーザ装置およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−RやDVDなどの光ディス
クへの書き込みの高速化に対応するために、その書き込
み用光源として50mW以上の光出力を有する可視光半
導体レーザ装置が要求されている。このような高出力半
導体レーザ装置では、レーザ光を出射する光出射端面で
の大きな光密度により、半導体結晶が溶融したり欠陥が
増殖する光学損傷(Catastrophic Optical Damage:以
下、CODと略称する)が起こり問題となっている。こ
のCODは、半導体レーザ装置の光出射端面が吸着した
酸素原子等の深い準位にレーザ光が吸収されて発熱を起
こすために発生する。したがって、半導体レーザ装置の
光出射端面に酸素等の深い準位がなく、しかもレーザ光
のエネルギーよりもバンドギャップエネルギーが大きい
半導体層を光出射端面上に形成すれば、その半導体層は
レーザ光に対して透明になり、光出射端面での光吸収に
よる発熱は起こらなくなるのでCODを抑制することが
できる。このような半導体レーザ装置は端面窓型半導体
レーザ装置と呼ばれており、高出力レーザでは必要な構
造である(特公昭55−27474号公報および特開昭
52―74292号公報参照)。
【0003】図4は従来の端面窓型半導体レーザ装置の
一例における共振器方向の概略断面図である。この端面
窓型半導体レーザ装置によれば、n型GaAs基板40
1上に、n型AlGaAs第1クラッド層402、Al
GaAs第1ガイド層403、AlGaAs量子井戸層
405、AlGaAs第2ガイド層407、p型AlG
aAs第2クラッド層408およびp型GaAsキャッ
プ層409が順次積層されてなるウェハを共振器長が3
00〜1000μmになるようにへき開してレーザバー
を作製し、レーザバーのへき開面にAlGaAs窓層4
16,417をMOCVD(有機金属金属気相成長)法
またはMBE(分子線エピタキシャル成長)法により形
成した後に、レーザバー状態で、p型GaAsキャップ
層409上にp型電極410を形成し、n型GaAs基
板401下にn型電極411を形成している。また、上
記AlGaAs窓層416上にAl光透過膜41
4を設けると共に、AlGaAs窓層417上にAl
/a−Si光反射多層膜415を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来の端面窓型半導体レーザ装置は以下(1)〜
(3)のような問題点を有しており実用化に到っていな
い。
【0005】(1)AlGaAs窓層416,417に
おけるAl組成比を大きくする程、窓効果が大きくなる
が、Alは大気中の酸素や水分と反応しやすくAl酸化
物が形成される。この酸化物は化学的に不安定であり長
時間のレーザ動作中に光吸収が起こるようになり窓効果
がなくなってくる。特に、窓層をAlAsを用いて形成
した場合は、窓層と大気中の酸素との反応が激しく、窓
層は短時間で不安定な酸化物に変質してしまう。
【0006】(2)AlGaAs窓層416,417は
ノンドープであっても完全な電気的絶縁膜にはならず、
動作時にAlGaAs窓層416,417を通して電流
リークが発生する。
【0007】(3)レーザバー状態で電極を形成するの
で、電極を形成しない端面に金属が付着しないようにマ
スク蒸着等のプロセスが必要であり量産性が悪い。
【0008】本発明は、これらの問題点の認識に基づく
ものである。すなわち、その目的は、長期間わたって安
定に窓効果を発揮し、レーザバー状態で電極形成する必
要の無い量産性に優れた端面窓型半導体レーザ装置およ
びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の端面窓型半導体
レーザ装置の一例は、n型GaAs基板上に、n型Al
GaAs第1クラッド層、AlGaAs第1ガイド層、
AlAs第1バリア層、AlGaAs多重量子井戸層、
AlAs第2バリア層、AlGaAs第2ガイド層、p
型AlGaAs第2クラッド層およびp型GaAsキャ
ップ層が順次エピタキシャル成長されたウェハの両面に
電極を形成した後に、共振器長が300〜1000μm
になるようにへき開してレーザバーを作製し、レーザバ
ーを水蒸気酸化炉内で300〜450℃に加熱する。こ
のとき、上記第1,第2バリア層は端面から約10μm
の距離まで水蒸気により化学的に非常に安定な酸化膜
(AlAs)に変化する(v,wは負でない整
数)。これと同時に、この端面から約10μmの酸化膜
(AlAs)の間に挟まれた活性層(量子井戸
層)は無秩序化されバンドギャップが広がりレーザー光
に対して透明な窓領域となる。
【0010】一般的に高出力レーザでは、光出射端面に
はAl等の誘電体薄膜による光透過膜(反射率1
0%程度)を、その光出射端面と反対側の後端面にはA
とa−Siの多層膜による高反射膜(反射率9
5%程度)を電子ビーム蒸着機等により形成する。この
ようなプロセスを本発明の端面窓型半導体レーザ装置に
適用することにより、光出射端面からの光取り出し効率
を大きくする。このプロセスの後、電極上に廻り込んだ
誘電体薄膜は両端面をレジスト等で保護した後、フッ酸
等で除去される。
【0011】このようにして、従来の課題を解決した量
産性に優れた端面窓型高出力レーザが可能となった。
【0012】すなわち、上記課題を解決するため、本発
明の端面窓型半導体レーザ装置は、基板上に、第1バリ
ア層、量子井戸層および第2バリア層が順次積層された
本体を備え、上記第1バリア層、量子井戸層および第2
バリア層が、Alを含む化合物半導体で構成された端面
窓型半導体レーザ装置において、上記第1,第2バリア
層の端面近傍が化学的に安定な酸化物になっていると共
に、上記量子井戸層の光出射端面近傍は、組織が無秩序
で、且つ、光を透過することを特徴としている。
【0013】上記構成の端面窓型半導体レーザ装置によ
れば、上記量子井戸層の光出射端面近傍は、組織が無秩
序で、且つ、光を透過するから、長時間のレーザ動作中
に光吸収が生じず、長期間わたって安定に窓効果を発揮
することできる。
【0014】また、上記量子井戸層の光出射端面近傍は
電気的絶縁領域となるから、量子井戸層の光出射端面近
傍を通して電流リークが発生することもない。
【0015】また、上記量子井戸層の光出射端面近傍が
無秩序化されていることでCODの発生を阻止できるか
ら、レーザ光のエネルギーよりもバンドギャップエネル
ギーが大きい半導体層を本体の端面上に設けなくてもよ
い。したがって、CODの発生を阻止するための半導体
層を本体の端面上に設けない分、量産性を向上させるこ
とができる。
【0016】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
は、上記第1,第2バリア層の端面近傍は、加熱された
水蒸気中で強制的に酸化されている。
【0017】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
は、上記本体の端面上に、Alを含む化合物半導体の化
学的に安定な酸化物からなる端面保護膜を設けている。
【0018】上記実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
によれば、上記本体の端面上に端面保護を設けているか
ら、例えば、汚染物質から本体の端面を保護することが
できる。
【0019】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
は、上記化合物半導体は、AlAs、AlGaAs、A
lP、InAlP、AlNおよびAlGaNの少なくと
も1つを含有する。
【0020】上記実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
によれば、上記化合物半導体が、AlAs、AlGaA
s、AlP、InAlP、AlNおよびAlGaNの少
なくとも1つを含有する場合、その化合物半導体を強制
的に酸化、つまり急速酸化することにより、化合物半導
体が化学的に安定な化合物半導体酸化膜に変化する。し
たがって、上記第1,第2バリア層の端面近傍を化学的
に安定な酸化物で構成する観点上、化合物半導体は、A
lAs、AlGaAs、AlP、InAlP、AlNお
よびAlGaNの少なくとも1つを含有するのが好まし
い。
【0021】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
は、上記本体は、AlGaAs/GaAs基板、InG
aAlP/GaAs基板およびAlGaN/GaN基板
のいずれか1つを含む。
【0022】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
は、上記本体の一方の端面上に誘電体薄膜からなる光透
過膜を設けると共に、上記本体の他方の端面上に誘電体
多層膜からなる高反射膜を設けている。
【0023】上記実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
によれば、上記本体の一方の端面上に誘電体薄膜からな
る光透過膜を設けると共に、本体の他方の端面上に誘電
体多層膜からなる高反射膜を設けているから、光出射端
面からの光取り出し効率を高めることができる。
【0024】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置の
製造方法は、上記端面窓型半導体レーザ装置の製造方法
であって、上記端面保護膜を形成するためにMBE法を
用いることを特徴としている。
【0025】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置の
製造方法は、両面に電極が形成されると共に、複数の上
記本体を整列した状態で且つ非分割状態で含むウェハを
短冊状にへき開して、上記本体を複数整列した状態で含
むレーザバーを作製し、このレーザバーのへき開面上
に、上記端面保護膜の材料の上記化合物半導体を450
℃以下の温度でMBE法により設けている。
【0026】上記実施形態の端面窓型半導体レーザ装置
の製造方法によれば、両面に電極が形成されたウエハを
用いてレーザバーを作製しているから、レーザバーの状
態なってから電極を設ける必要がない。したがって、上
記レーザバーの状態で電極を形成する際に必要だったマ
スク蒸着などのプロセスが不要であり、量産性は良好で
ある。
【0027】一実施形態の端面窓型半導体レーザ装置の
製造方法は、上記端面保護膜の材料の上記化合物半導体
を、300〜500℃に加熱された水蒸気雰囲気中で酸
化して化学的に安定な酸化膜に変化させることにより、
上記端面保護膜および上記無秩序化領域を得ている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、実施例を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0029】(実施例1)図1に、本発明の実施例1の
端面窓型半導体レーザ装置としてのAlGaAs系半導
体レーザ装置の共振器方向(ストライプ方向)の概略断
面図を示す。このAlGaAs系半導体レーザ装置の本
体10は、n型GaAs基板101と、このn型GaA
s基板101上に順次積層されたn型AlGaAs第1
クラッド層102、AlGaAs第1ガイド層103、
AlAs第1バリア層104、AlGaAs多重量子井
戸層105、AlAs第2バリア層106、AlGaA
s第2ガイド層107、p型AlGaAs第2クラッド
層108およびp型GaAsコンタクト層109とを有
している。上記AlGaAs多重量子井戸層105は、
AlGaAsウェル層とAlGaAsバリア層とからな
っている。
【0030】上記AlAs第1バリア層104およびA
lAs第2バリア層106の端面近傍104a,106
aは、化学的に安定な酸化物になっている。そして、こ
れらの安定な酸化物に挟まれたAlGaAs多重量子井
戸層105、つまりAlGaAs多重量子井戸層105
の光出射端面近傍105aは、組織が無秩序で、且つ、
レーザ光を透過する。
【0031】本明細書中で「安定な酸化物」とは、加熱
された水蒸気中で、Alを含む化合物半導体を強制的に
酸化して形成される酸化物程度のものを指す。
【0032】また、上記本体10において光出射側の端
面10a上には、誘電体薄膜からなるAl光透過
膜114を設けると共に、本体10において端面10a
と反対側の端面10b上には、誘電体多層膜からなる高
反射膜の一例としてのAl/a−Si光反射多層
膜115を設けている。そして、上記p型GaAsコン
タクト層109上にはp型電極110が形成され、n型
GaAs基板101下にはn型電極111が形成されて
いる。
【0033】図5は、上記本体10の中央部におけるn
型AlGaAs第1クラッド層102からp型AlGa
As第2クラッド層108までのバンドギャップを表わ
した図である。図5では、ウェル(量子井戸)層105
bが3層からなる場合を示しているが、ウェル(量子井
戸)層105bは1層または2層以上の複数層でもよ
い。図5の縦軸は、各層を構成する結晶のバンドギャッ
プエネルギーEgであり、AlGa1−xAs系材料
の場合、Alの混晶比に対応する。そして、図5の横軸
は基板からの距離である。
【0034】上記ウェル層105bは、両側のバリア
(障壁)層105cに比べ、Alの混晶比xが小さい結
晶が用いられているので、Egが小さい。そのため、上
記ウェル層105bは井戸のように見える。また、上記
ウェル層105bの厚さが電子のド・ブロイ波長に比し
て同等または充分薄い200Å以下程度とされるので、
ウェル層105bは量子井戸と呼ばれる。また、本明細
書中の「多重」とは、バリア層で分離されたウェル層を
複数用いていることを意味している。
【0035】また、上記AlGaAs第1ガイド層10
3,AlGaAs第2ガイド層107は、図5の横軸方
向へのレーザ光の閉じ込めの程度を調整する層である。
【0036】また、上記本体10の端面10a,10b
は、レーザ光に対し部分反射鏡となって内部で発生した
光の一部を再度内部に戻すことによりレーザ発振を発生
させる。その端面10a,10bは結晶構造が途切れて
おり、各層のエネルギーギャップが小さくなっている。
そのため内部で発生した光のうち、端面10a,10b
を透過する光の一部はウェル層105bそのものに吸収
され、これが熱となって端面10a,10bの温度を上
昇させる。このような光吸収や温度上昇は発光層近傍が
最も大きいが、光はn型AlGaAs第1クラッド層1
02からp型AlGaAs第2クラッド層108まで広
がっているので、クラッド層やガイド層でも温度上昇が
生じる。
【0037】図6は、上記本体10の端面10a,10
b近傍におけるn型AlGaAs第1クラッド層102
からp型AlGaAs第2クラッド層108までのバン
ドギャップを表わした図である。図6の縦軸は各層を構
成する結晶のバンドギャップエネルギーEgであり、図
6の横軸は基板からの距離である。
【0038】上記本体10の端面10a,10b近傍で
は、ウェル層105b,バリア層105cの周期構造が
無くなり、バンドギャップエネルギーEgはウェル層1
05bとバリア層105cの平均的な値となっている。
つまり、上記AlGaAs多重量子井戸層105の光出
射端面近傍105aは、量子井戸構造が無秩序化されて
いる。このような無秩序化は、端面10a,10bから
拡散した酸素原子によって生じる。この無秩序化によ
り、端面10a,10b近傍でのウェル層105bによ
る光吸収がなくなので、より高いレーザ出力が得られ
る。
【0039】上記量子井戸構造の無秩序化は、高解像電
子線像(HRTEM)により観察される。なお、このよ
うな無秩序化が起こる原因については、歪説、不純物拡
散説等があるが完全には解明されていない。
【0040】また、上記AlAs第1バリア層104お
よびAlAs第2バリア層106の端面近傍104a,
106aは酸化膜となって、その端面近傍104a,1
06aのバンドギャップエネルギーEgが、AlAs第
1バリア層104およびAlAs第2バリア層106の
中央部のバンドギャップエネルギーEgよりも大きくな
っている。
【0041】上記構成のAlGaAs系半導体レーザ装
置によれば、AlGaAs多重量子井戸層105の光出
射端面近傍105aは、組織が無秩序で、且つ、光を透
過するから、長時間のレーザ動作中に光吸収が生じず、
長期間わたって安定に窓効果を発揮することできる。
【0042】上記AlGaAs多重量子井戸層105の
光出射端面近傍105aは電気的絶縁領域となるから、
AlGaAs多重量子井戸層105の光出射端面近傍1
05aを通しての電流リークを防げる。
【0043】また、上記AlGaAs多重量子井戸層1
05の光出射端面近傍105aが無秩序化されているこ
とでCODの発生を阻止できるから、レーザ光のエネル
ギーよりもバンドギャップエネルギーが大きい半導体層
を本体10の端面10a上に設けなくてもよい。したが
って、CODの発生を阻止するための半導体層を設けな
い分、量産性を向上させることができる。
【0044】以下、上記AlGaAs系半導体レーザ装
置の製造プロセスについて説明する。なお、以下の説明
では、レーザチップ状態で用いた参照番号と同一の参照
番号を、ウエハ状態においても用いている。
【0045】まず、n型GaAs基板101上にn型A
lGaAs(Al組成比x=0.4〜0.6)からなる
第1クラッド層102を形成し、その第1クラッド層1
02上に、AlGaAs(Al組成比x=0.3〜0.
4)からなる第1ガイド層103、AlAs第1バリア
層104、AlGaAs(Al組成比x=0.1)ウェ
ル層とAlGaAs(Al組成比x=0.4〜0.6)
バリア層とからなるAlGaAs多重量子井戸層10
5、AlAs第2バリア層106、AlGaAs(Al
組成比x=0.3〜0.4)からなる第2ガイド層10
7、p型AlGaAs(Al組成比x=0.4〜0.
6)からなる第2クラッド層108、p型GaAsから
なるコンタクト層109をMBE法により順次エピタキ
シャル成長する。これにより得られたウェハにリッジ型
ストライプを形成した後、p型GaAsコンタクト層1
09上にp型電極110を形成し、n型GaAs基板1
01下にn型電極111を形成する。このようにp,n
型電極が形成されたウエハは、複数の本体10を整列し
た状態で且つ非分割状態で含んでいる。
【0046】次に、共振器長Lが800μmとなるよう
にウェハを短冊状にへき開して、本体10を複数整列し
た状態で含む短冊状のレーザバーを作製する。引き続い
て、このレーザーバーを酸化炉中のホルダーに設置し、
窒素ガス中で450℃に加熱する。このとき、気化器で
発生させた水蒸気を酸化炉内に導入した。このように水
蒸気中でレーザバーを加熱することにより、AlAs第
1バリア層およびAlAs第2バリア層は端面から水蒸
気により急速酸化される。そして、AlAs第1バリア
層およびAlAs第2バリア層は、約30分で端面から
の距離約10μmの部分が酸化された。急速酸化された
AlAs第1,第2バリア層は化学的に非常に安定で高
抵抗の酸化膜(AlAs)に変化する(v,wは
負でない整数)。これと同時に、その2つの酸化膜(A
As)に挟まれた量子井戸層は無秩序化され
る。この量子井戸層において無秩序化された領域は、バ
ンドギャップが広がりレーザ光に対して透明な完全な窓
領域となる。さらに、上記無秩序化された領域は高抵抗
なので、量子井戸層の光出射端面近傍で電流が流れない
という効果もある。
【0047】次に、上記光出射端面からの光取出し効率
を大きくするために、レーザバーの光出射側のへき界面
上にAlの光透過膜(反射率10%程度)を、光
出射側と反対側のへき界面上にAlとa−Siの
多層膜による光反射多層膜(反射率95%程度)を電子
ビーム蒸着機により形成した。このプロセスの後、電極
表面上に廻り込んで付着したAl、a−Siは、
光透過膜および光反射多層膜をフォトレジストで保護し
た後、フッ酸液に浸けることにより除去する。このよう
に作製されたレーザバーを分割すると、レーザチップが
完成する。すなわち、図1に示すAlGaAs系半導体
レーザ装置が完成する。
【0048】このAlGaAs系半導体レーザ装置(レ
ーザチップ)をφ5.6mmのパッケージに実装し、I
−L(電流−光出力)特性を測定した。このI−L特性
の測定結果によると、CW駆動で発振波長λ=783n
m、しきい値電流Ith=28mA、スロープ効率η=
1.02W/Aであり、端面破壊(COD)する最大光
出力は320mWであった。これに対して、従来型の半
導体レーザ装置では、端面破壊する最大光出力は210
mWであった。したがって、上記AlGaAs系半導体
レーザ装置は、その従来型の半導体レーザ装置の約1.
5倍の光出力が得られたことになる。
【0049】また、本発明の製造方法で製造された20
個の半導体レーザ装置に対して信頼性試験をCW150
mW、70℃の条件で行ったところ、現在約1000時
間で故障した装置は1つもない。これに対して、同じ条
件(CW150mW、70℃)で、20個の従来型の半
導体レーザ装置の信頼性試験を行った所、100時間以
内にすべての装置が故障した。
【0050】上記実施例1では、AlGaAs多重量子
井戸層105の光出射端面近傍105aはレーザ光を透
過していたがが、レーザ光を略透過するものであっても
よい。
【0051】また、上記実施例1では、第1,第2バリ
ア層をAlAsで構成し、多重量子井戸層をAlGaA
sで構成していたが、第1,第2バリア層および多重量
子井戸層を、クラッド層よりAlを多く含有する化合物
半導体で構成すれば、これらの層の酸化が早く本実施例
と同じ効果が得られる。例えば、AlGaAs、Al
P、InAlP、AlNおよびAlGaNの少なくとも
1つを用いて、第1,第2バリア層および多重量子井戸
層を構成してもよい。
【0052】上記本体10は、AlGaAs/GaAs
基板を含んでいたが、InGaAlP/GaAs基板ま
たはAlGaN/GaN基板を含んでもよい。
【0053】(実施例2)図2に、本発明の実施例2の
端面窓型半導体レーザ装置としてのInGaAlP系半
導体レーザ装置の共振器方向(ストライプ方向)の断面
図を示している。このInGaAlP系半導体レーザの
本体20は、n型GaAs基板201と、このn型Ga
As基板201上に順次積層されたn型InGaAlP
第1クラッド層202、InGaAlP第1ガイド層2
03、AlP第1バリア層204、InGaAlP多重
量子井戸層205、AlP第2バリア層206、InG
aAlP第2ガイド層207、p型InGaAlP第2
クラッド層208およびp型GaAsコンタクト層20
9とを有している。上記InGaAlP多重量子井戸層
205は、InGaPウェル層とInGaAlPバリア
層とからなっている。
【0054】上記AlP第1バリア層204およびAl
P第2バリア層206の端面近傍204a,206a
は、化学的に安定な酸化物になっている。そして、これ
らの安定な酸化物に挟まれたInGaAlP多重量子井
戸層205、つまりInGaAlP多重量子井戸層20
5の光出射端面近傍205aは、組織が無秩序で、且
つ、レーザ光を透過する。
【0055】また、上記本体20において光出射側の端
面20a上には、誘電体薄膜からなるAl光透過
膜214を設けると共に、本体20において端面20a
と反対側の端面20b上には、誘電体多層膜からなる高
反射膜の一例としてのAl/a−Si光反射多層
膜215を設けている。そして、上記p型GaAsコン
タクト層209上にはp型電極210が形成され、n型
GaAs基板201下にはn型電極211が形成されて
いる。
【0056】上記構成のInGaAlP系半導体レーザ
装置によれば、InGaAlP多重量子井戸層205の
光出射端面近傍205aは、組織が無秩序で、且つ、光
を透過するから、長時間のレーザ動作中に光吸収が生じ
ず、長期間わたって安定に窓効果を発揮することでき
る。
【0057】また、上記AlP第1バリア層204およ
びAlP第2バリア層206の端面近傍204a,20
6aは高抵抗であるから、その端面近傍204a,20
6を通して電流リークが発生するのを阻止することがで
きる。
【0058】また、上記InGaAlP多重量子井戸層
205の光出射端面近傍205aが無秩序化されている
ことでCODの発生を阻止できるから、レーザ光のエネ
ルギーよりもバンドギャップエネルギーが大きい半導体
層を本体20の端面20a上に設けなくてもよい。した
がって、CODの発生を阻止するための半導体層を設け
ない分、量産性を向上させることができる。
【0059】以下、上記InGaAlP系半導体レーザ
装置の製造プロセスについて説明する。
【0060】まず、n型GaAs基板上にn型InGa
AlPからなる第1クラッド層を形成し、その第1クラ
ッド層上に、InGaAlPからなる第1ガイド層、A
lP第1バリア層、InGaPウェル層とInGaAl
Pバリア層とからなるInGaAlP多重量子井戸層、
AlP第2バリア層、InGaAlPからなる第2ガイ
ド層、p型InGaAlPからなる第2クラッド層、p
型GaAsからなるコンタクト層をMBE法により順次
エピタキシャル成長する。これにより得られたウェハに
リッジ型ストライプを形成した後、p型GaAsコンタ
クト層上にp型電極を形成し、n型GaAs基板下にn
型電極を形成する。このようにp,n型電極が形成され
たウエハは、複数の本体20を整列した状態で且つ非分
割状態で含んでいる。
【0061】次に、共振器長Lが600μmとなるよう
にウエハを短冊状にへき開して、本体20を複数整列し
た状態で含む短冊状のレーザーバーとよばれるものを作
製する。引き続いて、このレーザーバーを酸化炉中のホ
ルダーに設置し、窒素ガス中で450℃に加熱する。こ
のとき、気化器で発生させた水蒸気を酸化炉内に約10
分間導入した。このように水蒸気中でレーザバーを加熱
することにより、AlP第1バリア層およびAlP第2
バリア層は端面から水蒸気により急速酸化される。そし
て、AlP第1バリア層およびAlP第2バリア層は、
約30分で端面からの距離約10μmが酸化された。急
速酸化されたAlP第1,第2バリア層は化学的に非常
に安定で高抵抗の酸化膜(AlP)に変化する。
これと同時に、その2つの酸化膜(AlP)に挟
まれた量子井戸層は無秩序化される。この無秩序化され
た領域は、バンドギャップが広がりレーザ光に対して透
明な完全な窓領域となる。
【0062】次に、上記光出射端面からの光取出し効率
を大きくするために、レーザバーの光出射側のへき界面
上にAlの光透過膜(反射率10%程度)を、光
出射側と反対側のへき界面上にAlとa−Siの
多層膜による光反射多層膜(反射率95%程度)を電子
ビーム蒸着機により形成した。このプロセスの後、電極
表面上に廻り込んで付着したAl、a−Siは、
光透過膜および光反射多層膜をフォトレジストで保護し
た後、フッ酸液に浸けることにより除去する。このよう
に作製されたレーザバーを分割すると、レーザーチップ
が完成する。すなわち、図2に示すInGaAlP系半
導体レーザ装置が完成する。
【0063】このInGaAlP系半導体レーザ装置
(レーザチップ)をφ5.6mmのパッケージに実装
し、I−L(電流‐光出力)特性を測定した。このI−
L特性の測定結果によると、CW駆動で発振波長λ=6
65nm、しきい値電流Ith=35mA、スロープ効
率η=1.1W/Aであり、端面破壊(COD)する最
大光出力は170mWであった。これに対して、従来型
の半導体レーザ装置では、端面破壊する最大光出力は8
5mWであった。したがって、上記InGaAlP系半
導体レーザ装置は、その従来型の半導体レーザ装置の約
2倍の光出力が得られたことになる。
【0064】また、本発明の製造方法で製造された20
個の半導体レーザ装置で信頼性試験をCW100mW、
60℃の条件で行ったところ、現在約1000時間で故
障した素子はない。これに対して、同じ条件(CW10
0mW、60℃)で、20個の従来型の半導体レーザ装
置の信頼性試験を行った所、100時間以内にすべての
素子が故障した。
【0065】上記実施例2では、InGaAlP多重量
子井戸層205の光出射端面近傍205aはレーザ光を
透過していたがが、レーザ光を略透過するものであって
もよい。
【0066】また、上記実施例2では、第1,第2バリ
ア層をAlPで構成し、多重量子井戸層をInGaAl
Pで構成していたが、第1,第2バリア層および多重量
子井戸層を、Alを含有する化合物半導体で構成しても
よい。例えば、AlGaAs、AlP、InAlP、A
lNおよびAlGaNの少なくとも1つを用いて、第
1,第2バリア層および多重量子井戸層を構成してもよ
い。
【0067】上記本体20は、InGaAlP/GaA
s基板を含んでいたが、AlGaAs/GaAs基板ま
たはAlGaN/GaN基板を含んでもよい。
【0068】(実施例3)実施例3において実施例1,
2と違うのは、MBE法により両端面にもAlAs層を
エピタキシャル成長させ、そのAlAs層を水蒸気酸化
炉中で急速酸化することにより化学的に安定なAlAs
酸化膜(AlAs)を形成したことである。
【0069】以下、実施例3の端面窓型半導体レーザ装
置について具体的に説明する。
【0070】図3に、実施例3の端面窓型半導体レーザ
装置としてのAlGaAs系半導体レーザ装置の共振器
方向(ストライプ方向)の概略断面図を示す。このAl
GaAs系半導体レーザ装置の本体30は、n型GaA
s基板301と、このn型GaAs基板301上に順次
積層されたn型AlGaAs第1クラッド層302、A
lGaAs第1ガイド層303、AlAs第1バリア層
304、AlGaAs多重量子井戸層305、AlAs
第2バリア層306、AlGaAs第2ガイド層30
7、p型AlGaAs第2クラッド層308およびp型
GaAsコンタクト層309とを有している。上記Al
GaAs多重量子井戸層305は、AlGaAsウェル
層とAlGaAsバリア層とからなっている。
【0071】上記AlAs第1バリア層304およびA
lAs第2バリア層306の端面近傍304a,306
aは、化学的に安定な酸化物になっている。そして、こ
れらの安定な酸化物に挟まれたAlGaAs多重量子井
戸層305、つまりAlGaAs多重量子井戸層305
の光出射端面近傍305aは、組織が無秩序で、且つ、
レーザ光を透過する。
【0072】また、上記本体30の両端面30a,30
b上には、化学的に安定な酸化物からなる端面保護膜の
一例としてのAlAs酸化膜(AlAs)31
6,317を設けている。このAlAs酸化膜(Al
As)316,317は、AlAs層をエピタキシ
ャル成長させ、そのAlAs層を水蒸気酸化炉中で急速
酸化(強制酸化)することにより形成される。そして、
上記AlAs酸化膜316上には、誘電体薄膜からなる
Al光透過膜314を設けると共に、AlAs酸
化膜317上には、誘電体多層膜からなる高反射膜の一
例としてのAl/a−Si光反射多層膜315を
設けている。また、上記p型GaAsコンタクト層30
9上にはp型電極310が形成され、n型GaAs基板
301下にはn型電極311が形成されている。
【0073】上記構成のAlGaAs系半導体レーザ装
置は、上記実施例1のAlGaAs系半導体レーザ装置
と同様の効果を奏すると共に、AlAs酸化膜316,
317をレーザー端面結晶に設けているから、レーザー
端面結晶に吸着される酸素や汚れを防止できる。
【0074】このように、レーザー端面結晶に酸素が吸
着せず、レーザー端面結晶が汚れないので、実施例1の
AlGaAs系半導体レーザ装置よりもさらに高出力動
作に効果的である。実際に、実施例1のAlGaAs系
半導体レーザ装置に比べて信頼性歩留りが1.5倍程向
上した。
【0075】
【発明の効果】本発明の端面窓型の高出力半導体レーザ
装置は、比較的簡単な製造プロセスで端面窓層が形成で
きるので量産性に優れている。また、レーザ端面での破
壊または劣化が防止できるので、特に100mW以上の
光出力で使用する用途、例えばCD−RやDVD−Rな
どの光ディスクへの情報の高速書込み用の光源として最
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の端面窓型半導体レ
ーザ装置の共振器方向(ストライプ方向)の断面図であ
る。
【図2】 図2は本発明の実施例2の端面窓型半導体レ
ーザ装置の共振器方向の概略断面図である。
【図3】 図3は本発明の実施例2の端面窓型半導体レ
ーザ装置の共振器方向の概略断面図である。
【図4】 図4は従来の端面窓型半導体レーザ装置の共
振器方向の概略断面図である。
【図5】 図5は実施例1の端面窓型半導体レーザ装置
の本体の中央部のバンドギャップを表わした図である
【図6】 図6は実施例1の端面窓型半導体レーザ装置
の本体の端面近傍のバンドギャップを表わした図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30 本体 104,304 AlAs第1バリア層 104a,304a AlAs第1バリア層の端面近傍 105,305 AlGaAs多重量子井戸層 105a,305a AlGaAs多重量子井戸層の光
出射端面近傍 106,306 AlAs第2バリア層 106a,306a AlAs第2バリア層の端面近傍 204 AlP第1バリア層 204a AlP第1バリア層の端面近傍 205 InGaAlP多重量子井戸層 205a InGaAlP多重量子井戸層の光出射端面
近傍 206 AlP第2バリア層 206a AlP第2バリア層の端面近傍

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1バリア層、量子井戸層お
    よび第2バリア層が順次積層された本体を備え、上記第
    1バリア層、量子井戸層および第2バリア層が、Alを
    含む化合物半導体で構成された端面窓型半導体レーザ装
    置において、 上記第1,第2バリア層の端面近傍が化学的に安定な酸
    化物になっていると共に、上記量子井戸層の光出射端面
    近傍は、組織が無秩序で、且つ、光を透過することを特
    徴とする端面窓型半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端面窓型半導体レーザ
    装置において、 上記第1,第2バリア層の端面近傍は、加熱された水蒸
    気中で強制的に酸化されていることを特徴とする端面窓
    型半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の端面窓型半導
    体レーザ装置において、 上記本体の端面上に、Alを含む化合物半導体の化学的
    に安定な酸化物からなる端面保護膜を設けたことを特徴
    とする端面窓型半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    端面窓型半導体レーザ装置において、 上記化合物半導体は、AlAs、AlGaAs、Al
    P、InAlP、AlNおよびAlGaNの少なくとも
    1つを含有することを特徴とする端面窓型半導体レーザ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    端面窓型半導体レーザ装置において、 上記本体は、AlGaAs/GaAs基板、InGaA
    lP/GaAs基板およびAlGaN/GaN基板のい
    ずれか1つを含むことを特徴とする端面窓型半導体レー
    ザ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    端面窓型半導体レーザ装置において、 上記本体の一方の端面上に誘電体薄膜からなる光透過膜
    を設けると共に、上記本体の他方の端面上に誘電体多層
    膜からなる高反射膜を設けていることを特徴とする端面
    窓型半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の端面窓型半導体レーザ
    装置の製造方法であって、 上記端面保護膜を形成するためにMBE法を用いること
    を特徴とする端面窓型半導体レーザ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の端面窓型半導体レーザ
    装置の製造方法であって、 両面に電極が形成されると共に、複数の上記本体を整列
    した状態で且つ非分割状態で含むウェハを短冊状にへき
    開して、上記本体を複数整列した状態で含むレーザバー
    を作製し、 このレーザバーのへき開面上に、上記端面保護膜の材料
    の上記化合物半導体を450℃以下の温度でMBE法に
    より設けることを特徴とする端面窓型半導体レーザ装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の端面窓型半導
    体レーザ装置の製造方法において、 上記端面保護膜の材料の上記化合物半導体を、300〜
    500℃に加熱された水蒸気雰囲気中で酸化して化学的
    に安定な酸化膜に変化させることにより、上記端面保護
    膜および上記無秩序化領域を得ていることを特徴とする
    端面窓型半導体レーザ装置の製造方法。
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JP5233987B2 (ja) * 2007-03-09 2013-07-10 日本電気株式会社 窒化物半導体レーザ
JP2016021516A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 株式会社リコー 半導体装置、面発光レーザ、面発光レーザアレイ、光走査装置及び画像形成装置。
JP2019091839A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社東芝 面発光量子カスケードレーザ

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