JP2003124545A - レーザシステムにおいて熱的に管理されたビームダンプへレーザビームを向ける装置及び方法 - Google Patents

レーザシステムにおいて熱的に管理されたビームダンプへレーザビームを向ける装置及び方法

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ウィリアム・コンラッド・ステントン
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Edward Malcolm Benneyworth
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザシステムの熱管理されたビームダンプ
にレーザビームを向ける装置及び方法を提供する。 【解決手段】 レーザシステムのレーザ光を処理する光
学ベンチ34が、光学ベンチハウジング60と、光学ベ
ンチハウジングと光学的に連通するように光学ベンチハ
ウジングに取り付けられたビームダンプ50と、光学ベ
ンチハウジング内に設けられていてレーザ光をレーザ光
入力から出力に経路をなして向けるかじ取り光学系5
4,58,62,64,66等と、レーザシステム中の
指定条件の認識時にレーザ光が経路から逸れてビームダ
ンプへ向けられるようにする機構38,40とを有す
る。この機構は、少なくとも1つの光学的反射要素38
が経路中へ挿入されるようにし、かじ取り光学系の少な
くとも1つの光学要素が経路に対して位置の変化を生じ
るようにすると共に(或いは)かじ取り光学系の少なく
とも1つの光学要素が経路から外されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザシステム用
の光学ベンチに関し、特に、ある条件を認識するときに
レーザビームを熱的に管理されたビームダンプへ向ける
かじ取り光学系を備えた光学ベンチを有するレーザシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】レーザ
システムの形態をしたエネルギ発生器が外科手技を介し
て多くの病状を治療するのに用いられてきていることが
良く知られている。かかるレーザシステムは、一般的に
緊急事態又は他の異常状態が生じた場合にレーザビーム
の放出を止める安全機構を持つ。この機能を実行する1
つの例示の安全機構は、レーザシステムが異常状態を検
出するときに、レーザ光経路中へ動くことができる金属
プレートを含む。この機構は、レーザ光を効果的に遮断
することにより、その意図した安全機能を実行すること
ができる。一方、金属プレートはレーザからのレーザ光
エネルギを吸収すると、必ずこれに対応してレーザシス
テムの光学ベンチ内での温度上昇が生じる。このことは
レーザシステムの光学系の熱損傷を生じさせるという悪
影響がある。レーザ光はまた金属プレートから粒子及び
デブリ(破壊物の断片)を放出させる場合があり、これ
ら粒子等は光学要素上に散乱してこれらを物理的に損傷
させる場合がある。したがって、レーザシステムの光学
系は、一般的にかかる安全装置を起動させるときに修理
又は交換の必要がある。
【0003】上記問題及びレーザ治療システムの安全機
構に関する要望が引き続き存在していることに照らし
て、起動されてもレーザ光学系に損傷を生じさせない安
全機構を提供することが有利であろう。したがって、か
かる安全機構を備えたレーザ治療システムの光学ベンチ
はレーザビームから放散された熱エネルギを管理して損
傷を引き起こすエネルギ及び粒子を光学系から遠ざけた
ままにする機能を有する。また、この点に関し治療シス
テムが光学系から熱的に隔離されたビームダンプを含む
ことが望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
れば、レーザシステムのレーザ光を処理する光学ベンチ
が、光学ベンチハウジングと、光学ベンチハウジングと
光学的に連通するように光学ベンチハウジングに取り付
けられたビームダンプと、光学ベンチハウジング内部に
設けられていてレーザ光をレーザ光入力から出力に経路
をなして向けるかじ取り光学系と、レーザシステム内の
指定条件を認識するときにレーザ光が経路から逸れてビ
ームダンプへ向けられるようにする機構とを含むものと
して開示される。この機構は、少なくとも1つの光学的
反射要素が経路中へ挿入されるようにし、かじ取り光学
系の少なくとも1つの光学要素が経路に対して位置の変
化を生じるようにする、及び/又は、かじ取り光学系の
少なくとも1つの光学要素が経路から外されるようにす
ることができる。
【0005】本発明の第2の特徴によれば、レーザシス
テムが、レーザ光を生じさせるレーザと、レーザ光と光
学的に連通している第1の光ファイバと、第2の光ファ
イバと、レーザ光を第1の光ファイバから第2の光ファ
イバに向ける光学ベンチとを含むものとして開示され
る。光学ベンチは、光学ベンチハウジングと、光学ベン
チハウジングと光学的に連通するように光学ベンチハウ
ジングに取り付けられたビームダンプと、光学ベンチハ
ウジング内に設けられていて、レーザ光を、経路をなし
て第1の光ファイバから第2の光ファイバへ向けるかじ
取り光学系と、レーザシステム中の指定条件の認識時に
レーザ光が経路から逸れてビームダンプ中へ向けられる
ようにする機構とを更に含み、レーザ光は、かじ取り光
学系から熱的に隔離される。さらに機構を制御するプロ
セッサが設けられている。この機構は、少なくとも1つ
の光学的反射要素が経路中へ挿入されるようにし、かじ
取り光学系の少なくとも1つの光学要素が経路に対して
位置の変化を生じるようにする、及び/又は、かじ取り
光学系の少なくとも1つの光学要素が経路から外される
ようにすることができる。
【0006】本発明の第3の特徴によれば、レーザシス
テム中のレーザ光が、光学ベンチを介して光ファイバと
光学的に連通するように経路をなして向けられるのを阻
止する方法が、レーザシステム内の指定条件を検出する
段階と、指定条件を認識するときにレーザ光が経路から
ビームダンプ中へ逸れるようにする段階と、レーザ光を
光学ベンチから熱的に隔離する段階と含むものとして開
示される。
【0007】本明細書は、本発明を具体的に記載してそ
の特徴を明確に示した特許請求の範囲を含むが、本発明
の内容は、添付の図面を参照して以下の説明を読むと一
層よく理解されると考えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】今、図面を詳細に参照すると(図
中、同一の符号は、同一の要素を示している)、図1
は、光ファイバ20からの光によりエネルギを人の組織
に伝えるレーザ治療システム10を示している。第1の
レーザダイオード12は、病気の医学的治療に役立つ所
定の出力(好ましくは約2ワット乃至20ワットの範囲
内にある)及び所定の波長(好ましくは約800ナノメ
ートル乃至850ナノメートルの範囲内にある)を有す
る第1のレーザビーム14を生じさせるためにレーザ治
療システム10内に設けられている。さらに、図1で分
かるように、接続ブロック16が、レーザ治療システム
10用のハウジング18のフロント部内部に配置されて
いる。接続ブロック16は、コネクタ24を介して第1
のレーザビーム14を光ファイバ20の第1の端部22
に光学的に結合して第1のレーザビーム14を光ファイ
バ20の第2の端部(又は先端部)26から伝送できる
ようにするのに役立つ。
【0009】図2は、全体が符号34で示されていて、
通常の作動中、第1のレーザビーム14を光ファイバの
第1の端部22と光学的に連通するように向ける光学ベ
ンチを露出させるようハウジング18を取り除いた状態
のレーザ治療システム10を示している。さらに、コン
トローラボード28が示されており、このコントローラ
ボード28は、構成部品としてとりわけ、各種電子信号
を受けかつ処理し、それによりレーザ治療システム10
の動作を制御するメインプロセッサ30を有している。
本明細書において詳細に説明するように、メインプロセ
ッサ30は、レーザ治療システム10が作動していると
きに、光学ベンチ34内部の、ある幾つかの光学部品へ
エネルギをもたらす。このように、メインプロセッサ3
0は、エネルギをかかる光学部品から除去することによ
り異常状態を認識するときに第1のレーザビーム14が
光ファイバ20に入るのを阻止することができる。ま
た、光学ベンチ34の光学部品は、好ましくはレーザシ
ステム10がフェイルセーフ構成の特徴として作動して
いない(即ち、レーザ発光していない)とき、好ましく
は第1のレーザビーム14が光ファイバ20に入るのを
阻止することがまた理解される。本明細書においては他
の異常状態が何であるかということを説明することにな
るが、レーザ治療システム10が望ましくない状態、例
えば、組織の高い温度状態、組織の焦げ状態又は光ファ
イバに過大応力が加わっている状態又は光ファイバが破
損している状態を検出すると、かかる光学部品を非動作
状態にすることが理解される。
【0010】光学ベンチ34の動作に関し、図3及び図
4から分かることとして、第1のレーザビーム14の経
路は、好ましくは第1のレーザダイオードと光学的に連
通された光ファイバ13を介して光学ベンチ34に入
る。光ファイバ13は、適切な位置決め(アラインメン
ト)状態が得られるように光学ベンチ34内部に設けら
れたコネクタ35内部に配置されている。第1のレーザ
ビーム14は、レンズ56を有するビームコリメータ5
4を介して伝送され、好ましくは光学ベンチ34のハウ
ジング60に取り付けられた全反射(TIR)プリズム
58へ向けられる。第1のレーザビーム14は、好まし
くはTIRプリズム58で反射して第1のビームスプリ
ッタ62によって受光される。このビームスプリッタ
は、第1のレーザビーム14を反射して第2のビームプ
スリッタ64の方へ向ける。次に、第1のレーザビーム
14は、出力レンズ68を収納した出力ビームレンズ組
立体66を介して第2のビームスプリッタ64で反射さ
れ、それにより、第1のレーザビーム14がコネクタ2
4を介して光ファイバの第1の端部22と光学的に連通
するように配置される。第1のレーザビーム14のうち
数%の部分(これは、参照符号15で示されている)
が、好ましくは回転ミラー72を用いることにより第1
のビームスプリッタ62によってレーザ出力検出器70
へ伝送され、第1のレーザビーム14の出力をモニター
可能であることが理解される。第1のビームスプリッタ
62、レーザ出力検出器70及びレーザビーム15につ
いての詳細な説明は、本願と同日に出願された関連の米
国特許出願(発明の名称:ApparatusAnd Method Of Mon
itoring And Controlling Power Output Of A Laser Sy
stem(レーザビームの出力をモニターして制御する装置
及び方法)、なお本願出願時においては出願番号が未付
与である)に記載されている。なお、この関連出願も本
発明の譲受人によって所有されており、かかる米国特許
出願の開示内容は引用することによって本明細書の一部
を形成する。勿論、第1のレーザビーム14によって与
えられる光の波長を一層よく隔離かつ減衰させるため
に、フィルタ74、補正フィルタ76及びND(中性濃
度)フィルタ78によって例示されているように種々の
フィルタを用いるのがよい。
【0011】これと同様に、第2のレーザダイオード8
0が、好ましくは第2のレーザビーム82(これは、マ
ーカーレーザビームとも呼ばれている)を光ファイバ8
1によって光学ベンチ34へ供給する。光ファイバ81
は、好ましい位置決め状態が得られるように光学ベンチ
34内に設けられたコネクタ85内に配置されている。
第2のレーザビーム82は、光学ベンチハウジング60
に取り付けられたマーカービームコリメータ84、マー
カーレンズ86及びマーカーフィルタ87を介して伝送
される。マーカーレーザビーム84は、好ましくは所定
の出力(好ましくは約0.5ミリワット乃至2ミリワッ
トの範囲内にある)及び所定の波長(好ましくは約60
0ナノメートル乃至650ナノメートルの範囲内にあ
る)を持つ。マーカーレーザビーム82は、好ましくは
光ファイバ20内の蛍光物質のスラグ(以下、「蛍光ス
ラグ」という場合がある)を光学的に刺激してこれから
所望の光学的蛍光応答を生じさせる光源として用いられ
ることが理解される。コネクタ24を介してマーカーレ
ーザビーム82を光ファイバの第1の端部22と光学的
に連通するように配置するためには、マーカーレーザビ
ームを第1のレーザ回転ミラー88へ向け、この回転ミ
ラーは、これを反射して第2のレーザ回転ミラー90へ
向ける。次に、マーカーレーザビーム82は、第1のビ
ームスプリッタ62に当たり、この第1のビームスプリ
ッタは、マーカーレーザビーム82の大部分を(その波
長の関数として)透過させて、これが第1のビームスプ
リッタを介して第2のビームスプリッタ64へ向かうよ
うにする。マーカーレーザビーム82は次に、第2のビ
ームスプリッタ64で反射し、出力レンズ68付きの出
力ビームレンズ組立体66を通る。したがって、第1
(治療)レーザビーム14と第2(マーカー)レーザビ
ーム82の両方は、レーザ治療システム10の通常の動
作中、参照符号92で示すように第1のビームスプリッ
タ62から第2のビームスプリッタ64へ向けられ、そ
して光ファイバ20の第1の端部22中へ向けられるよ
うになる。
【0012】マーカーレーザビーム82は、光学的刺激
を光ファイバの第2の端部内の蛍光スラグにもたらし、
この蛍光スラグは、マーカーレーザビーム82のエネル
ギを吸収してこれに応答して蛍光を発する。マーカーレ
ーザビーム82による蛍光スラグの刺激から蛍光スラグ
の蛍光発生までの時間の遅れは、光ファイバの第2の端
部26の温度の関数であり、これを測定して用いると、
かかる温度を計算することができる。参照符号94で示
す光学的蛍光応答は、光ファイバ20へ戻されて光ファ
イバの第1の端部22から出て光学ベンチ34に入る。
光学的蛍光応答94は、好ましくは極めて低い出力(約
5ナノワット乃至100ナノワットの範囲内にある)を
有し、約680ナノメートル乃至780ナノメートルの
好ましい波長を有する。次に、光学的蛍光応答94は、
出力レンズ68及び出力ビームレンズ組立体66を介し
て第2のビームスプリッタ64に達する。第2のビーム
スプリッタ64は、光学的蛍光応答94がそこを介して
信号フィルタセット96に伝えられるように構成されて
いる。この信号フィルタセットは、反射マーカー及び治
療光を遮断するよう機能する。蛍光波長及び黒体波長だ
けを通過するよう濾波された残りの信号は、信号光学組
立体99内に信号フィルタセット96と一緒に保持され
た合焦レンズ98を介して蛍光/黒体検出器100と遭
遇する。黒体放射線は、光学的蛍光信号94と同一の経
路に沿って戻るが、第4の波長帯で第2のビームスプリ
ッタ64を介して通されることが理解される。蛍光/黒
体検出器100はこのようにして、フェイルセーフモー
ドのための2次又は副次的温度機構としてこの信号を捕
捉して分析し、ここで、適正な動作のためには温度が高
すぎることを示す黒体放射線は、第1のレーザダイオー
ドへの電力を止めることになろう。
【0013】センサボード102が、蛍光/黒体検出器
100及びレーザ出力検出器70と接続するように光学
ベンチハウジング60に隣接して設けられていることが
分かる。センサボード102上に設けられた回路構成
は、コントローラボード28に接続されていて、光ファ
イバの第2の端部26の温度を計算するためにコントロ
ーラボード28と情報のやりとりをする。光学ベンチハ
ウジング60は、または光学ベンチ34を覆い、迷光が
入らないようにするのに役立つ。本発明の好ましい実施
形態では、周囲光の反射及び散乱を最小限に抑えるため
に黒色でアルマイト処理された6061−T6アルミニ
ウムが光学ベンチハウジング60に利用されている。し
かし、光学ベンチハウジング60を第1のレーザビーム
14との直接的な経路中に意図的に配置しない場合、光
学ベンチハウジング60を吸収材料で被覆した反射材料
で形成してもよいことが理解される。
【0014】好ましい実施形態では、ソレノイド36
が、光学ベンチハウジング60に取り付けられていて、
シャッターアーム40の端部のところにミラー38を保
持している。ソレノイド36は、シャッターアーム40
を作動させて、ミラー38をビームコリメータ54によ
る通過後の第1のレーザビーム14の経路に出し入れさ
せることができるということが理解される。図3は、ミ
ラー38をレーザ治療システム10の通常の作動中にお
いて第1のレーザビーム14の経路の外部に配置された
状態で示している。これにより、レーザ光は光学ベンチ
34の残部内へ入ることができる。シャッターアーム4
0は図5に示す位置から約90°回転した状態で示され
ているが、ソレノイド36は、ミラー38を第1のレー
ザビーム14の経路から出すのに必要な量だけシャッタ
ーアーム40を回転させるだけでよいことが理解され
る。全体が符号42で示された位置検出機構(図5参
照)は、シャッターアーム40の位置を連続的にモニタ
ーするよう設けられている。具体的には、位置検出シス
テム42は、好ましくはシャッターアーム40上に配置
されたマグネット46の近くに配置されている1対のホ
ール効果センサ44を含む。理解されるように、ホール
効果センサ44はミラー38の位置を検出し、その位置
をメインプロセッサ30へ伝える。特に、ホール効果セ
ンサ44のうち一つのみが、ミラー38が第1のレーザ
ビーム14をビームダンプ50内へ偏向するとき(即
ち、閉鎖又は遮断位置にあるとき)、マグネット46が
存在していることを検出し、ホール効果センサ44のそ
の他のみが、ミラー38が第1のレーザビーム14がレ
ーザフィルタ74へ引き続き反射するとき(即ち、開放
位置にあるとき)、マグネット46の存在を検出する。
【0015】レーザフィルタ74は、好ましくは第1の
レーザビーム14の側波帯を濾波して(第1のレーザビ
ーム14がレーザフィルタ74に至るようになっている
場合)レーザ光の最適波長が通過することができるよう
にすることを目的としてミラー38に隣接して設けられ
ていることは注目されよう。それと同時に、最適波長よ
りも僅かに長い又は短い波長の光(図3において参照符
号11で示されている)が、好ましくは光学ベンチ34
に隣接してそのハウジング60に取り付けられたビーム
ダンプ50中へ反射される。
【0016】具体的に説明すると、ビームダンプ50
は、好ましくは逆円錐形の光吸収物質の層(以下、「吸
収体層」という)51及び吸収体層51を包み込んだビ
ームダンプハウジング52(例えばアルミニウムで作ら
れている)を含む。層51の円錐角及び光吸収性によ
り、ビームダンプ50は、光学ベンチ34の内部の方へ
向けられた開口部55からビームダンプに入る光のほぼ
全てを取り入れることができる。被覆ガラスで作られた
透明な窓57が、好ましくはビームダンプ50のキャビ
ティ65内を密封状態にするために開口部55を覆い、
それにより、吸収体層51からの放出ガスが光ベンチ3
4の高感度内部光学系の上に付着しないようにする。フ
ィン59が、好ましくはビームダンプハウジング52の
外面61上に設けられていて熱をこの外面からより良く
消散させるようになっている。このように、吸収体層5
1内部に取り込まれた熱はビームダンプハウジング52
及びフィン59へ熱伝導することが理解される。
【0017】吸収体層51は、好ましくはビームダンプ
50全体を通じて単一の材料(例えば、カーボングラフ
ァイト)であり、したがって、たとえ円錐形の凹み63
の表面上の材料が除去された場合でさえ、光吸収表面が
常時入射光ビームを捕捉するよう存在していることにな
る。この種の吸収体層51は、反射材料に被着された吸
収膜を有しているに過ぎない吸収体と比べて有利であ
り、この反射材料は、吸収膜が除去されると、レーザ光
を捕捉してこれを熱エネルギに変換するのではなく、レ
ーザ光を散乱させる。吸収体層51は、好ましくは幅広
の端部がビームダンプハウジングの開口部55に隣接し
て位置していて、ビームダンプ50へのレーザ光の入射
方向へ向くように向けられた円錐形の凹み63を有して
いる。円錐形の凹み63は、極めて少量の非吸収光をビ
ームダンプ50から外へ出すのではなくこの中へ向ける
よう設計されている。吸収体層51の全ての内面は、好
ましくは反射性ではなく吸収性であり、吸収体層51に
入射する光エネルギの後方散乱を無くすようになってい
る。
【0018】図3は、レーザ治療システム10が作動中
であって第1のレーザビーム14が用いられていると
き、第1のレーザビーム14が、光ファイバ13を介し
て光学ベンチ34に入射し、そしてビームコリメータ5
4のレンズ56を通過して進む状態を示している。レー
ザ治療システム10はエラーが検出されること無く作動
しているとき、図3に示すように、ソレノイド36は、
ミラー38を第1のレーザビーム14の経路から外れた
状態に保持し、これがミラー38を通過してレーザフィ
ルタ74に進むことができるようにする。本明細書で説
明されているように、レーザフィルタ74は、光ファイ
バ20内の蛍光スラグによって放出された光学的蛍光応
答94の波長に近い側波帯波長を遮断する。
【0019】レーザフィルタ74によって遮断された第
1のレーザビーム14の部分(参照符号11で示されて
いる)は、好ましくは反射されてビームダンプ50に入
射する。したがって、ビームダンプ50は、レーザフィ
ルタ74によって反射されたレーザ光の少なくとも一部
を捕捉するようレーザフィルタ74の近くに配置されて
いる。ビームダンプ50によって捕捉されたレーザ光エ
ネルギは熱に変換され、光学ベンチ34内の光学系から
運び出されてかかる光学系が低温に保たれるようになる
ことが理解される。また、光学ベンチ34からの治療光
の不適格な波長を除くことは、第1のレーザビーム14
からのかかる光を蛍光/黒体検出器100から遠ざけた
ままにし、それにより、蛍光/黒体検出器100によっ
てもたらされる情報を利用する測定の精度が一層高くな
るという利点がある。
【0020】コントローラボード28上のメインプロセ
ッサ30が異常状態を検出すると、メインプロセッサ
は、好ましくはソレノイド30を開き状態に保持する信
号を無くし、その結果ミラー38が第1のレーザビーム
14の経路内に動くようにする。これは、フェイルセー
フ構成である。その理由は、ソレノイド36はビームダ
ンプからの光が光学ベンチ34の残部を通過する代わり
に、デフォルトによって第1のレーザビーム14をビー
ムダンプ50に逸らすからである。一方、ソレノイド3
6を開き位置に維持するのに信号を必要としない場合、
メインプロセッサ30は、ミラー38を第1のレーザビ
ーム14の経路中に動かすために、信号をソレノイド3
6に送ってもよい。いずれの場合においても、第1のレ
ーザビーム14はビームダンプ50に反射される。ソレ
ノイド作動ミラー38が第1のレーザビーム14の経路
内に位置するこの位置は、図5に示されている。
【0021】図5は、第1のレーザビーム14の経路内
のミラー38を示している図である。第1のレーザビー
ム14は、ミラー38から反射され、窓57を介してビ
ームダンプ50内の吸収体層51へ進む。それからビー
ムダンプ50は第1のレーザビーム14を吸収し、その
光エネルギを熱エネルギに変換し、そして熱エネルギを
光学ベンチハウジング60内の光学系から消散させる。
熱伝達係数が高く、第1のレーザビーム14の波長帯の
光に対して吸収性の材料(例えば、カーボングラファイ
ト)で作られた吸収体層51は、当たった光エネルギの
ほぼ全てを吸収する。しかしながら、反射された光エネ
ルギの僅かな部分が吸収体層51内の別の高吸収性表面
に進むことが理解される。円錐の形をした凹み63の角
度により、エネルギを凹み内の深いところへ向ける反射
角が生じるからである。次に、吸収体層51の熱伝導性
により、熱エネルギがビームダンプハウジング52を介
してフィン59に伝わる。ここで対流が生じて熱を周囲
空気中へ逃がすことにより熱を光学ベンチ34から遠ざ
ける。かかる対流は、フィン59と周囲空気との温度差
により生じる自然な空気の動きを利用する自然対流であ
ってもよく、或いは、外部源、例えばファンで送風を行
うことにより生じる強制対流であってもよいことが理解
される。窓57は、光学ベンチ34の光学要素を吸収体
層51とレーザ光との衝突により生じるデブリ又は粒子
から保護するのに役立つと共に、熱を光学ベンチ34か
ら遠ざけたままにするのを助ける断熱材として働く。
【0022】開示した構造に代えて等価な構造を用いて
もよく、本発明の図示の実施形態は、特許請求の範囲に
記載された発明を実施するのに用いることができる唯一
の構造ではないことは認識されよう。本発明の実施に用
いることができる均等な構造体の一例として、フィン5
9に代えて任意の冷却手段を利用できる。例えば、フィ
ン59に代えて循環水を用いて熱をビームダンプハウジ
ング52から運び出すこともできるであろう。しかし、
吸収体層51及びビームダンプハウジング52の熱伝達
性を考慮すると、電子機器回路が高価であり、しかも密
接して配置されているので漏れの生じる恐れのある水冷
方式が使えない医学的レーザ用途ではフィン59を使用
するのがよい。
【0023】本発明の実施に用いることができる均等な
構造体の別の例として、ソレノイド作動式ミラー38に
代えて、第1のレーザビーム14をビームダンプ50中
へ偏向するかじ取り光学系、例えばプリズムを使用でき
る。さらに、かかるかじ取り光学系は、レーザ治療シス
テム10が通常作動状態にあることを示す信号をメイン
プロセッサ30から受け取るまで、第1のレーザビーム
14を自動的にビームダンプ50中へ偏向することがで
きることが理解される。この方式では、例えばミラー3
8は図5で分かるように当初においては第1のレーザビ
ーム14の経路中に配置される。レーザ治療システム1
0が通常動作状態になっているといったん見なされる
と、ミラー38はかかる経路から取り去られ、第1のレ
ーザビーム14が光ファイバ20に入射することができ
るようにする。また、指定条件が認識されるときに、光
学ベンチ34の内部に既に存在している反射面のうち1
又は2以上を回転させ、取り外し、或いは再位置決めし
て第1のレーザビーム14をビームダンプ50中へ偏向
させることができるということも理解されよう。
【0024】本発明の好ましい実施形態を開示したが、
かかる実施形態が例示に過ぎないことは当業者には明ら
かである。当業者であれば、本発明の範囲から逸脱しな
いで多くの変形例、改造例、置換例を想到できよう。し
たがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載にの
み基づいて定められる。
【0025】本発明の他の実施態様は、以下の通りであ
る。 (1)前記機構は、前記経路中に挿入される少なくとも
1つの光学的反射要素を含むことを特徴とする請求項1
記載の光学ベンチ。 (2)前記機構は、(a)前記経路中へ出入り可能な光
学的反射要素と、(b)前記光学的反射要素に取り付け
られたシャッターアームと、(c)前記シャッターアー
ムを動かす動力源と、(d)前記動力源を制御するプロ
セッサとを更に有していることを特徴とする実施態様
(1)記載の光学ベンチ。 (3)前記光学的反射要素の位置を検出し、前記位置を
前記プロセッサへ伝える装置を更に有していることを特
徴とする実施態様(2)記載の光学ベンチ。 (4)前記機構は、指定条件が認識されるときに非動作
状態にされることを特徴とする請求項1記載の光学ベン
チ。 (5)前記機構は、前記かじ取り光学系の少なくとも1
つの光学要素が前記経路に対して位置の変化を生じさせ
ることを特徴とする請求項1記載の光学ベンチ。
【0026】(6)前記機構は、前記かじ取り光学系の
少なくとも1つの光学要素が前記経路から取り去られる
ことを特徴とする請求項1記載の光学ベンチ。 (7)前記レーザ光経路内に配置されていて、指定波長
範囲外にある光を反射して前記ビームダンプ中へ向ける
光フィルタを更に有していることを特徴とする請求項1
記載の光学ベンチ。 (8)前記ビームダンプは、(a)閉鎖端部及び開口端
部を備えており、そこにキャビティが形成された実質的
に円錐形のビームダンプハウジングと、(b)前記リン
グダンプキャビティ内部に設けられていて、前記ビーム
ダンプ中へ向けられたレーザ光を吸収する物質から成る
吸収体層と、(c)前記ビームダンプハウジングの外面
上に設けられた複数のフィンとを有し、前記吸収体層内
に含まれている熱は、前記ビームダンプハウジング及び
前記フィンに伝えられることを特徴とする請求項1記載
の光学ベンチ。 (9)前記ビームダンプは、前記キャビティのシールを
形成するように前記ビームダンプハウジングの前記開放
端部を覆って配置された窓を更に有し、前記ビームダン
プ内の前記レーザ光の物理的効果は、前記かじ取り光学
系から隔絶されていることを特徴とする実施態様(8)
記載の光学ベンチ。 (10)前記吸収体層は、単一の物質で作られているこ
とを特徴とする上記実施形態(8)記載の光学ベンチ。
【0027】(11)前記機構は、前記経路中に挿入さ
れる少なくとも1つの光学的反射要素を有していること
を特徴とする請求項2記載のレーザシステム。 (12)前記機構は、(a)前記経路中へ出入可能な光
学的反射要素と、(b)前記光学的反射要素に取り付け
られたシャッターアームと、(c)前記シャッターアー
ムを動かす動力源とを有し、前記プロセッサは、前記光
学的反射要素を動かすために前記動力源を制御すること
を特徴とする実施態様(11)記載の光学ベンチ。 (13)前記光学的反射要素の位置を検出し、前記位置
を前記プロセッサに伝える装置を更に有していることを
特徴とする実施態様(12)記載の光学ベンチ。 (14)前記機構は、指定条件が認識されるときに非動
作状態にされることを特徴とする請求項2記載の光学ベ
ンチ。 (15)前記機構は、前記かじ取り光学系の少なくとも
1つの光学要素が前記経路に対して位置の変化を生じさ
せるようにすることを特徴とする請求項2記載の光学ベ
ンチ。
【0028】(16)前記機構は、前記かじ取り光学系
の少なくとも1つの光学要素が前記経路から取り除かれ
るようにされていることを特徴とする請求項2記載の光
学ベンチ。 (17)前記レーザ光経路内に配置されており、指定波
長範囲外にある光を反射して前記ビームダンプ中へ向け
る光フィルタを更に有していることを特徴とする請求項
2記載の光学ベンチ。 (18)前記ビームダンプは、(a)閉鎖端部及び開口
端部を備えており、キャビティが形成された実質的に円
錐形のビームダンプハウジングと、(b)前記リングダ
ンプキャビティ内部に設けられていて、前記ビームダン
プ中へ向けられたレーザ光を吸収する物質から成る吸収
体層と、(c)前記ビームダンプハウジングの外面上に
設けられた複数のフィンとを有し、前記吸収体層内に含
まれている熱は、前記ビームダンプハウジング及び前記
フィンへ伝えられることを特徴とする請求項2記載の光
学ベンチ。 (19)前記ビームダンプは、前記キャビティのシール
を形成するように前記ビームダンプハウジングの前記開
放端部を覆って配置された窓を更に有し、前記ビームダ
ンプ内の前記レーザ光の物理的効果は、前記かじ取り光
学系から隔絶されていることを特徴とする実施態様(1
8)記載の光学ベンチ。 (20)前記吸収体層は、単一の物質で作られているこ
とを特徴とする実施態様(18)記載の光学ベンチ。
【0029】(21)前記光学ベンチから前記レーザ光
を物理的に隔絶する段階を更に有していることを特徴と
する請求項3記載の方法。 (22)指定波長範囲外にあるレーザ光を反射して前記
ビームダンプ中へ反射する段階を更に有していることを
特徴とする請求項3記載の方法。 (23)前記レーザ光を逸らすようにする段階は、前記
光学ベンチ内の光学的反射要素を前記経路中へ挿入する
段階を更に含むことを特徴とする請求項3記載の方法。 (24)前記方法は、(a)前記光学的反射要素の位置
を検出する段階と、(b)前記位置を前記光学的反射要
素の運動を制御するプロセッサに伝える段階とを更に有
していることを特徴とする実施態様(23)記載の方
法。 (25)前記レーザ光を逸らすようにする段階は、前記
光学ベンチ内の光学要素を前記経路から取り去る段階を
更に含むことを特徴とする請求項3記載方法。 (26)前記レーザ光が逸らすようにする段階は、前記
光学ベンチ内の光学要素を前記経路に対して再位置決め
する段階を更に含むことを特徴とする請求項3記載の方
法。
【0030】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3の発明によれば、
レーザシステム内の異常状態の検出時にレーザ光をレー
ザシステム内の所定の経路から逸らしてこれを光学系か
ら熱的に管理された光学ベンチ内のビームダンプに差し
向け、かくして、レーザ光は、かじ取り光学系から熱的
に隔離されるようになるので、光学系の熱損傷が回避さ
れる。換言すると、本発明の光学ベンチの構成では、レ
ーザ治療に用いられる光レーザビームからの熱エネルギ
を管理して損傷を引き起こす熱エネルギ及び粒子をレー
ザシステム内の光学系から遠ざけたままにすることがで
きる。かくして、レーザ治療システムのレーザ光学系を
修理し又は交換しなければならないような従来技術にお
ける熱損傷の問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ治療システムの等角図である。
【図2】コントローラボード及びこの中に収納された光
学ベンチの外部が見えるようにハウジングを取り外した
状態の図1に示すレーザ治療システムの等角図である。
【図3】図2に示す光学ベンチの断面図であり、光学ベ
ンチ内に設けられたかじ取り光学系が、医学的治療手技
に用いられるレーザビームを光学ベンチを通過させて光
ファイバ中へ導くことができるようにするために通常の
動作位置にある状態を示す図である。
【図4】図2及び図3に示す光学ベンチの等角図であ
り、接続ブロック及びセンサボードが、光学ベンチに取
り付けられている状態で示されている図である。
【図5】図3に示す光学ベンチの断面図であり、光学ベ
ンチ内に設けられているかじ取り光学系が、レーザビー
ムを熱管理されたビームダンプ中へ向けるようフェイル
セーフ動作位置にある状態を示す図である。
【符号の説明】
10 レーザ治療システム 14 第1の(治療)レーザビーム 20 光ファイバ 24 コネクタ 30 メインプロセッサ 32 ディジタル信号プロセッサ 34 光学ベンチ 36 ソレノイド 38 ミラー 40 シャッターアーム 50 ビームダンプ 51 放熱フィン 52 ビームダンプハウジング 60 光学ベンチハウジング 62,64 ビームスプリッタ 63 凹み 65 キャビティ 66 出力レンズ組立体 82 第2の(マーカー)レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコット・アレン・ニールド アメリカ合衆国、45215 オハイオ州、リ ーディング、イースト・ベンソン・ストリ ート 743 (72)発明者 ロバート・エム・トラスティ アメリカ合衆国、45241 オハイオ州、シ ンシナティ、コヨーテ・コート 12126 (72)発明者 ウィリアム・コンラッド・ステントン カナダ国、オンタリオ州、ミッドランド、 サンドーナー・ロード 1195 (72)発明者 エイ・ジェームス・ガブラ カナダ国、オンタリオ州、ミッドランド、 ウィリアム・ストリート 1−572 (72)発明者 エドワード・マルコーム・ベニーワース カナダ国、オンタリオ州、ミッドランド、 パークビュー・コート 462 Fターム(参考) 4C026 AA01 FF11 FF60 GG02 GG09 HH02 HH06 HH16 HH17 HH23 5F072 AB13 JJ11 KK05 KK15 KK30 YY01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザシステムにおいてレーザ光を処理
    する光学ベンチであって、 (a)光学ベンチハウジングと、 (b)光学ベンチハウジングと光学的に連通するように
    光学ベンチハウジングに取り付けられたビームダンプ
    と、 (c)光学ベンチハウジング内部に設けられていて、経
    路中の前記レーザ光をレーザ光の入力から出力へ向ける
    かじ取り光学系と、 (d)レーザシステム内の指定条件を認識するときに前
    記レーザ光が前記経路から逸れて前記ビームダンプへ向
    けられるようにする機構とを有し、 前記レーザ光は、前記かじ取り光学系から熱的に隔離さ
    れることを特徴とする光学ベンチ。
  2. 【請求項2】 レーザシステムであって、 (a)レーザ光を供給するレーザと、 (b)前記レーザ光と光学的に連通している第1の光フ
    ァイバと、 (c)第2の光ファイバと、 (d)前記レーザ光を前記第1の光ファイバから前記第
    2の光ファイバに向ける光学ベンチとを有し、 さらに、前記光学ベンチが、 (1)光学ベンチハウジングと、 (2)前記光学ベンチハウジングと光学的に連通するよ
    うに前記光学ベンチハウジングに取り付けられたビーム
    ダンプと、 (3)前記光学ベンチハウジング内部に設けられてい
    て、前記レーザ光を、経路において前記第1の光ファイ
    バから前記第2の光ファイバへ向けるかじ取り光学系
    と、 (4)前記レーザシステム中の指定条件を認識するとき
    に前記レーザ光が前記経路から逸れて前記ビームダンプ
    中へ向けられるようにする機構とを有し、前記レーザ光
    は、前記かじ取り光学系から熱的に隔離され、 (e)前記機構を制御するプロセッサを有していること
    を特徴とするレーザシステム。
  3. 【請求項3】 レーザシステムにおいて、レーザ光が経
    路において光学ベンチを介して光ファイバと光学的に連
    通して向けられるのを阻止する方法であって、 (a)前記レーザシステム内の指定条件を検出する段階
    と、 (b)前記指定条件が認識されるとき前記レーザ光が前
    記経路からビームダンプ中へ逸らすようにする段階と、 (c)前記レーザ光を前記光学ベンチから熱的に隔離す
    る段階とを有していることを特徴とする方法。
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