JP2003124501A - 発光ダイオードチップおよびその製造方法 - Google Patents
発光ダイオードチップおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光取り出し効率と生産効率の向上を図る。
【解決手段】 光透過性の半導体ウエハ1の一面側に、
複数の発光ダイオード領域Zを平面状に配置した発光ダ
イオード層2を形成するとともに、半導体ウエハ1の他
面側を各発光ダイオード領域Z毎に山形に突出させ、こ
れら突出部11の表面を半導体ウエハ材料の屈折率に近
い屈折率を有する高屈折率の低融点ガラス層4で覆い、
半導体ウエハ1を各発光ダイオード領域Z毎に切断して
発光ダイオードチップとし、各発光ダイオードチップの
低融点ガラス層4を溶融させてその表面張力によりドー
ム状をなす光射出面を形成させる。
複数の発光ダイオード領域Zを平面状に配置した発光ダ
イオード層2を形成するとともに、半導体ウエハ1の他
面側を各発光ダイオード領域Z毎に山形に突出させ、こ
れら突出部11の表面を半導体ウエハ材料の屈折率に近
い屈折率を有する高屈折率の低融点ガラス層4で覆い、
半導体ウエハ1を各発光ダイオード領域Z毎に切断して
発光ダイオードチップとし、各発光ダイオードチップの
低融点ガラス層4を溶融させてその表面張力によりドー
ム状をなす光射出面を形成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光取り出し効率を向
上させた発光ダイオードチップとこれを製造する方法に
関する。
上させた発光ダイオードチップとこれを製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】光取り出し効率を向上させた発光ダイオ
ードチップとして、例えば特開平11−68153号公
報には、図5に示すように、光透過性のGaAs半導体
基板(ウエハ)61を半球面に成形してドーム形の光射
出面としたものが提案されている。すなわち、上記半導
体ウエハ61の下面には、活性層621を含む発光ダイ
オード層62が、GaAsやInGaP、InGaAs
等の薄膜を積層して形成されており、アノード電極63
からカソード電極64へ通電することによって、多重量
子井戸構造の上記活性層621から光Lが出力される。
活性層621は半球面のほぼ中心に位置していることか
ら、活性層621から放射状に発する光Lは半球状の半
導体ウエハ61の表面にほぼ垂直に入射してここでの反
射が大幅に減少し、外方へ効率的に射出される。このよ
うな発光ダイオードチップでは、半導体ウエハ61を半
球面に成形するのに、発光ダイオード層62側を所定の
治具に固定して、これと反対側のウエハ面を半球凹面の
みがき皿によりレンズ研磨の要領で研磨している。しか
し、この方法では、0.6mm角程度の小さな上記チッ
プをそれぞれ治具に固定して、個別にみがき皿を当てて
研磨する必要があるため、生産効率が極めて悪いという
問題があった。
ードチップとして、例えば特開平11−68153号公
報には、図5に示すように、光透過性のGaAs半導体
基板(ウエハ)61を半球面に成形してドーム形の光射
出面としたものが提案されている。すなわち、上記半導
体ウエハ61の下面には、活性層621を含む発光ダイ
オード層62が、GaAsやInGaP、InGaAs
等の薄膜を積層して形成されており、アノード電極63
からカソード電極64へ通電することによって、多重量
子井戸構造の上記活性層621から光Lが出力される。
活性層621は半球面のほぼ中心に位置していることか
ら、活性層621から放射状に発する光Lは半球状の半
導体ウエハ61の表面にほぼ垂直に入射してここでの反
射が大幅に減少し、外方へ効率的に射出される。このよ
うな発光ダイオードチップでは、半導体ウエハ61を半
球面に成形するのに、発光ダイオード層62側を所定の
治具に固定して、これと反対側のウエハ面を半球凹面の
みがき皿によりレンズ研磨の要領で研磨している。しか
し、この方法では、0.6mm角程度の小さな上記チッ
プをそれぞれ治具に固定して、個別にみがき皿を当てて
研磨する必要があるため、生産効率が極めて悪いという
問題があった。
【0003】そこで、例えば特開平12−216435
号公報には、発光ダイオード層の各発光ダイオード領域
上に感光性樹脂層を形成した後、これを加熱溶融させて
その表面張力によって半球状の光射出面を形成させたも
のが提案されており、これによれば、発光ダイオードチ
ップの効率的な製造が可能である。
号公報には、発光ダイオード層の各発光ダイオード領域
上に感光性樹脂層を形成した後、これを加熱溶融させて
その表面張力によって半球状の光射出面を形成させたも
のが提案されており、これによれば、発光ダイオードチ
ップの効率的な製造が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記発光ダ
イオードチップでは、活性層を構成するGaAs材の屈
折率が3.6程度であるのに対して、樹脂材の屈折率は
1.5程度であるために、活性層から発した光の多くが
樹脂層との境界で反射してしまい、光取り出し効率の向
上に限界があるという問題がある。
イオードチップでは、活性層を構成するGaAs材の屈
折率が3.6程度であるのに対して、樹脂材の屈折率は
1.5程度であるために、活性層から発した光の多くが
樹脂層との境界で反射してしまい、光取り出し効率の向
上に限界があるという問題がある。
【0005】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、光取り出し効率を飛躍的に向上させることがで
き、しかも生産効率も良い発光ダイオードチップとこれ
を製造する方法を提供することを目的とする。
もので、光取り出し効率を飛躍的に向上させることがで
き、しかも生産効率も良い発光ダイオードチップとこれ
を製造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明における発光
ダイオードチップは、光透過性の半導体基板(1)の一
面側に発光ダイオード層(2)を形成するとともに、半
導体基板(1)の他面側を突出させ、この突出部(1
1)を、半導体基板材料の屈折率に近い屈折率を有しド
ーム状の表面をなす低融点ガラス層(4)で覆ったもの
である。ここで、上記突出部(11)は山形に成形する
のが好ましい。「山形」とは、頂部に比して裾部の断面
形状が大きいものをいう。その一例としては角錐台形で
ある。また、「ドーム状」には、半球状の他、半楕円球
状等も含む。
ダイオードチップは、光透過性の半導体基板(1)の一
面側に発光ダイオード層(2)を形成するとともに、半
導体基板(1)の他面側を突出させ、この突出部(1
1)を、半導体基板材料の屈折率に近い屈折率を有しド
ーム状の表面をなす低融点ガラス層(4)で覆ったもの
である。ここで、上記突出部(11)は山形に成形する
のが好ましい。「山形」とは、頂部に比して裾部の断面
形状が大きいものをいう。その一例としては角錐台形で
ある。また、「ドーム状」には、半球状の他、半楕円球
状等も含む。
【0007】本第1発明においては、発光ダイオード層
の活性層から放射された光は、発光ダイオード層からこ
れと同質の半導体基板内に入射した後、半導体基板の突
出部とガラス層の境界面での反射は互いの屈折率が近い
ことにより小さく抑えられ、続いて、ガラス層のドーム
状の表面に入射してここでの反射も抑えられて、外方へ
効率的に射出される。
の活性層から放射された光は、発光ダイオード層からこ
れと同質の半導体基板内に入射した後、半導体基板の突
出部とガラス層の境界面での反射は互いの屈折率が近い
ことにより小さく抑えられ、続いて、ガラス層のドーム
状の表面に入射してここでの反射も抑えられて、外方へ
効率的に射出される。
【0008】本第2発明の発光ダイオードチップの製造
方法は、光透過性の半導体基板(1)の一面側に、複数
の発光ダイオード領域(Z)を平面状に配置した発光ダ
イオード層(2)を形成するとともに、半導体基板
(1)の他面側を各発光ダイオード領域(Z)毎に山形
に突出させ、これら突出部(11)の表面を半導体基板
材料の屈折率に近い屈折率を有する高屈折率の低融点ガ
ラス層(4)で覆い、半導体基板(1)を各発光ダイオ
ード領域(Z)毎に切断して発光ダイオードチップ(C
H)とし、各発光ダイオードチップ(CH)の低融点ガ
ラス層(4)を溶融させてその表面張力によりドーム状
をなす光射出面を形成させたものである。上記突出部
(11)は、各発光ダイオード領域(Z)の境界に沿っ
て縦横移動させられるダイサー(3)を半導体基板
(1)内に所定深さで切り込むことにより形成すること
ができる。上記高屈折率低融点ガラス層(4)は、As2S
3ガラス、As-S-Brガラス、As-S-Iガラスのいずれかで好
適に構成することができる。
方法は、光透過性の半導体基板(1)の一面側に、複数
の発光ダイオード領域(Z)を平面状に配置した発光ダ
イオード層(2)を形成するとともに、半導体基板
(1)の他面側を各発光ダイオード領域(Z)毎に山形
に突出させ、これら突出部(11)の表面を半導体基板
材料の屈折率に近い屈折率を有する高屈折率の低融点ガ
ラス層(4)で覆い、半導体基板(1)を各発光ダイオ
ード領域(Z)毎に切断して発光ダイオードチップ(C
H)とし、各発光ダイオードチップ(CH)の低融点ガ
ラス層(4)を溶融させてその表面張力によりドーム状
をなす光射出面を形成させたものである。上記突出部
(11)は、各発光ダイオード領域(Z)の境界に沿っ
て縦横移動させられるダイサー(3)を半導体基板
(1)内に所定深さで切り込むことにより形成すること
ができる。上記高屈折率低融点ガラス層(4)は、As2S
3ガラス、As-S-Brガラス、As-S-Iガラスのいずれかで好
適に構成することができる。
【0009】本第2発明においては、低融点ガラス層を
溶融させてその表面張力によりドーム状をなす光射出面
を形成させるから、本第1発明の作用効果を有する発光
ダイオードチップを、研磨工程を行なうことなく効率的
に製造することができる。
溶融させてその表面張力によりドーム状をなす光射出面
を形成させるから、本第1発明の作用効果を有する発光
ダイオードチップを、研磨工程を行なうことなく効率的
に製造することができる。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、GaAs等の光透
過性の半導体基板(ウエハ)1にはその一面(図1では
下面)全面にGaAsやInGaP、InGaAs等の
薄膜を積層した公知の発光ダイオード層2が形成されて
いる。この発光ダイオード層2には、発光源としての活
性層21を含んだ多数の発光ダイオード領域Zが平面状
に形成されている。このような半導体ウエハ1に対し
て、発光ダイオード層2側を下面にして、ウエハ上面
を、発光ダイオード領域Zの境界に沿ってダイサー3で
縦横に切り込みを入れる。図1に示すように、ダイサー
3として、厚肉でその外周刃先31が台形断面となった
ものを使用すると、各発光ダイオード領域Zの直上位置
にそれぞれ角錐台形の突出部11が形成される。
過性の半導体基板(ウエハ)1にはその一面(図1では
下面)全面にGaAsやInGaP、InGaAs等の
薄膜を積層した公知の発光ダイオード層2が形成されて
いる。この発光ダイオード層2には、発光源としての活
性層21を含んだ多数の発光ダイオード領域Zが平面状
に形成されている。このような半導体ウエハ1に対し
て、発光ダイオード層2側を下面にして、ウエハ上面
を、発光ダイオード領域Zの境界に沿ってダイサー3で
縦横に切り込みを入れる。図1に示すように、ダイサー
3として、厚肉でその外周刃先31が台形断面となった
ものを使用すると、各発光ダイオード領域Zの直上位置
にそれぞれ角錐台形の突出部11が形成される。
【0012】その後、図2に示すように、突出部11を
覆って半導体ウエハ1の上面全面に、低融点で高屈折率
のガラス層4を蒸着形成する。このガラス層4としては
例えば三硫化ヒ素ガラス(As2S3)を使用し、これを1
00μm程度の厚さで形成する。三硫化ヒ素ガラスは屈
折率が約2.6程度と大きく、GaAs材の屈折率3.
6に近い。また、その融点は、発光ダイオード層2の限
界温度400℃に対して十分低い200℃程度である。
なお、三硫化ヒ素ガラス以外にも、As-S-Brガラス、As-
S-Iガラス等を使用することができる。
覆って半導体ウエハ1の上面全面に、低融点で高屈折率
のガラス層4を蒸着形成する。このガラス層4としては
例えば三硫化ヒ素ガラス(As2S3)を使用し、これを1
00μm程度の厚さで形成する。三硫化ヒ素ガラスは屈
折率が約2.6程度と大きく、GaAs材の屈折率3.
6に近い。また、その融点は、発光ダイオード層2の限
界温度400℃に対して十分低い200℃程度である。
なお、三硫化ヒ素ガラス以外にも、As-S-Brガラス、As-
S-Iガラス等を使用することができる。
【0013】続いて、図3に示すように、ガラス層4を
蒸着した半導体ウエハ1に対し、発光ダイオード層2を
形成した下面側から発光ダイオード領域Zの境界に沿っ
て薄肉のダイサー5で縦横に切り込みを入れて、各発光
ダイオード領域Zを切り離し、原チップCH´とする。
これら原チップCH´を加熱炉に装入して200℃以上
に加熱し、三硫化ヒ素ガラスのガラス層4を溶融させる
と、当該ガラス層4はその大きな表面張力によって図4
に示すように、突出部11を覆うような、活性層21を
中心とする半球面のドーム状となって、発光ダイオード
チップCHが完成する。
蒸着した半導体ウエハ1に対し、発光ダイオード層2を
形成した下面側から発光ダイオード領域Zの境界に沿っ
て薄肉のダイサー5で縦横に切り込みを入れて、各発光
ダイオード領域Zを切り離し、原チップCH´とする。
これら原チップCH´を加熱炉に装入して200℃以上
に加熱し、三硫化ヒ素ガラスのガラス層4を溶融させる
と、当該ガラス層4はその大きな表面張力によって図4
に示すように、突出部11を覆うような、活性層21を
中心とする半球面のドーム状となって、発光ダイオード
チップCHが完成する。
【0014】このような発光ダイオードチップCHの活
性層21に図略の電極を介して通電すると、活性層21
から放射される光Lは図4の矢印で示すように、同質の
発光ダイオード層2から半導体ウエハ1内に入射した
後、屈折率の近い半導体ウエハ1の突出部11とガラス
層4の境界面でその反射が小さく抑えられ、さらにガラ
ス層4の半球状の光射出面にほぼ垂直に入射してここで
の反射が減少させられ、外方へ効率的に射出される。
性層21に図略の電極を介して通電すると、活性層21
から放射される光Lは図4の矢印で示すように、同質の
発光ダイオード層2から半導体ウエハ1内に入射した
後、屈折率の近い半導体ウエハ1の突出部11とガラス
層4の境界面でその反射が小さく抑えられ、さらにガラ
ス層4の半球状の光射出面にほぼ垂直に入射してここで
の反射が減少させられ、外方へ効率的に射出される。
【0015】このように本実施形態によれば、半導体ウ
エハ1に突出部11を形成して、この突出部11を、表
面張力で半球面となった高屈折率の低融点ガラス層4で
覆う構造としたことにより、活性層21から発した光L
の、発光ダイオードチップCH内での反射を大幅に低減
させ、光取り出し効率を大きく向上させることができ
る。加えて、研磨工程を行なうことなく効率的に発光ダ
イオードチップCHを製造することができる。
エハ1に突出部11を形成して、この突出部11を、表
面張力で半球面となった高屈折率の低融点ガラス層4で
覆う構造としたことにより、活性層21から発した光L
の、発光ダイオードチップCH内での反射を大幅に低減
させ、光取り出し効率を大きく向上させることができ
る。加えて、研磨工程を行なうことなく効率的に発光ダ
イオードチップCHを製造することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の発光ダイオード
チップおよびその製造方法によれば、光取り出し効率を
飛躍的に向上させることができるとともに、生産効率も
向上させることができる。
チップおよびその製造方法によれば、光取り出し効率を
飛躍的に向上させることができるとともに、生産効率も
向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す、発光ダイオードチ
ップの製造工程を示す断面図である。
ップの製造工程を示す断面図である。
【図2】発光ダイオードチップの製造工程を示す断面図
である。
である。
【図3】発光ダイオードチップの製造工程を示す断面図
である。
である。
【図4】発光ダイオードチップの断面図である。
【図5】従来の発光ダイオードチップの断面図である。
1…半導体ウエハ、11…突出部、2…発光ダイオード
層、3…ダイサー、4…ガラス層、CH…発光ダイオー
ドチップ、Z…発光ダイオード領域。
層、3…ダイサー、4…ガラス層、CH…発光ダイオー
ドチップ、Z…発光ダイオード領域。
Claims (4)
- 【請求項1】 光透過性の半導体基板の一面側に発光ダ
イオード層を形成するとともに、前記半導体基板の他面
側を山形に突出させ、この突出部を、前記半導体基板の
材料の屈折率に近い屈折率を有しドーム状の表面をなす
低融点ガラス層で覆ったことを特徴とする発光ダイオー
ドチップ。 - 【請求項2】 光透過性の半導体基板の一面側に、複数
の発光ダイオード領域を平面状に配置した発光ダイオー
ド層を形成するとともに、前記半導体基板の他面側を前
記各発光ダイオード領域毎に突出させ、これら突出部の
表面を前記半導体基板の材料の屈折率に近い屈折率を有
する高屈折率の低融点ガラス層で覆い、前記半導体基板
を前記各発光ダイオード領域毎に分離して発光ダイオー
ドチップとし、前記各発光ダイオードチップの低融点ガ
ラス層を溶融させてその表面張力によりドーム状の光射
出面を形成させたことを特徴とする発光ダイオードチッ
プの製造方法。 - 【請求項3】 前記突出部を、前記各発光ダイオード領
域の境界に沿って縦横移動させられるダイサーを前記半
導体基板内に所定深さで切り込むことにより形成した請
求項2に記載の発光ダイオードチップの製造方法。 - 【請求項4】 前記高屈折率低融点ガラス層を、As2S3
ガラス、As-S-Brガラス、As-S-Iガラスのいずれかで構
成した請求項2又は3に記載の発光ダイオードチップの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001318994A JP2003124501A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 発光ダイオードチップおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001318994A JP2003124501A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 発光ダイオードチップおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003124501A true JP2003124501A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19136608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001318994A Pending JP2003124501A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 発光ダイオードチップおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003124501A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007299997A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Asahi Glass Co Ltd | 発光装置の製造方法 |
EP2023408A1 (en) * | 2006-05-18 | 2009-02-11 | Asahi Glass Company, Limited | Process for manufacturing light emitting device and light emitting device |
JP2011233939A (ja) * | 2004-06-24 | 2011-11-17 | Toyoda Gosei Co Ltd | 発光素子の製造方法 |
-
2001
- 2001-10-17 JP JP2001318994A patent/JP2003124501A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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