JP2003124361A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JP2003124361A
JP2003124361A JP2001320145A JP2001320145A JP2003124361A JP 2003124361 A JP2003124361 A JP 2003124361A JP 2001320145 A JP2001320145 A JP 2001320145A JP 2001320145 A JP2001320145 A JP 2001320145A JP 2003124361 A JP2003124361 A JP 2003124361A
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JP
Japan
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floating gate
diffusion layer
gate
insulating film
semiconductor memory
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Application number
JP2001320145A
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English (en)
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Hideaki Fujiwara
英明 藤原
Kazumi Kurooka
和巳 黒岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡散層と浮遊ゲートとのカップリング比を増加
させることによって、低電圧化を図ることが可能な半導
体メモリを提供する。 【解決手段】この半導体メモリは、浮遊ゲート5と、浮
遊ゲート5と容量結合され、浮遊ゲート5の電位を制御
するためのソース拡散層2と、ソース拡散層2に電気的
に接続され、浮遊ゲート5の上面および側面と容量結合
するソース電極10と、浮遊ゲート5と対向するように
配置された制御ゲート7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリに
関し、より特定的には、不揮発性の半導体メモリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気メモリであるハードディスク
およびフロッピー(登録商標)ディスクに代替可能な半
導体メモリとして、EPROM(Erasable a
nd Programmable Read Only
Memory)やEEPROM(Electrica
lly Erasable and Programm
able Read Only Memory)などの
不揮発性の半導体メモリが注目されている。
【0003】EPROMやEEPROMのメモリセルで
は、浮遊ゲート電極にキャリアを蓄積し、キャリアの有
無によりデータの記憶を行うとともに、キャリアの有無
によるしきい値電圧の変化を検出することによりデータ
の読み出しを行っている。特に、EEPROMには、メ
モリセルアレイ全体でデータの消去を行うか、または、
メモリセルアレイを任意のブロックに分けて各ブロック
単位でデータの消去を行うフラッシュEEPROMがあ
る。このフラッシュEEPROMは、フラッシュメモリ
とも呼ばれ、大容量化、低消費電力化および高速化が可
能で耐衝撃性に優れるという特長を有する。このため、
フラッシュEEPROMは、種々の携帯機器で使用され
ている。また、フラッシュEEPROMのメモリセル
は、EEPROMと比べて高集積化が容易であるという
利点を有する。
【0004】従来、フラッシュEEPROMを構成する
メモリセルとして、スタックトゲート型およびスプリッ
トゲート型が提案されている。
【0005】スタックトゲート型メモリセルにおいて、
浮遊ゲート電極に電子を蓄積させる書き込み動作では、
半導体基板のチャネル中の電子をホットエレクトロンに
して浮遊ゲートに注入する。その際、制御ゲート電極に
10数Vの電圧を印加する必要がある。また、スタック
トゲート型メモリセルにおいて、浮遊ゲート電極に蓄積
した電子を引き抜く消去動作では、ソース領域から浮遊
ゲート電極にファウラーノルドハイム・トンネル電流
(Fowler−Nordheim Tunnel C
urrent、以下、FNトンネル電流という)を流
す。その際、ソース領域に10数Vの電圧を印加する必
要がある。
【0006】スプリットゲート型メモリセルにおいて、
浮遊ゲート電極に電子を蓄積させる書き込み動作では、
半導体基板のチャネル中の電子をホットエレクトロンに
して浮遊ゲート電極に注入する。その際、ソース領域に
10数Vの電圧を印加する必要がある。また、スプリッ
トゲート型メモリセルにおいて、浮遊ゲート電極から電
子を引き抜く消去動作では、制御ゲート電極から浮遊ゲ
ート電極にFNトンネル電流を流す。その際、制御ゲー
ト電極に10数Vの電圧を印加する必要がある。
【0007】このように、従来のスタックトゲート型お
よびスプリットゲート型のメモリセルでは、書き込み動
作において浮遊ゲート電極に電子を注入するのにホット
エレクトロンを利用し、消去動作において浮遊ゲート電
極に蓄積された電子を引き抜くのにFNトンネル電流を
利用している。
【0008】ところで、浮遊ゲート電極に蓄積されたキ
ャリアを長期間にわたって保持するには、浮遊ゲート電
極を取り囲む絶縁膜の膜厚を厚くする必要がある。しか
し、浮遊ゲート電極に電子を注入または引き抜く際に、
ホットエレクトロンまたはFNトンネル電流を利用して
いる。このため、浮遊ゲート電極を取り囲む絶縁膜の膜
厚を厚くするほど、書き込み動作または消去動作におい
て制御ゲート電極やドレイン領域に印加する電圧(以
下、メモリセルの動作電圧)を高くする必要がある。
【0009】また、メモリセルの動作電圧は昇圧回路で
生成される。この場合、実用的な電圧は10数Vまでで
ある。一方、浮遊ゲート電極を取り囲む絶縁膜としてシ
リコン酸化膜を用いた場合、メモリセルの動作電圧を1
0数Vとすると、そのシリコン酸化膜の膜厚を、10数
nm以上にするのは困難である。したがって、従来は、
メモリセルの動作電圧を10数Vに抑えるために、浮遊
ゲート電極を取り囲む絶縁膜としてシリコン酸化膜を用
いる場合、シリコン酸化膜の膜厚を10数nm以下とし
ている。そのシリコン酸化膜の膜厚が、8nm以上であ
れば、浮遊ゲート電極に蓄積された電子を実用上ある程
度満足できる期間保持することができることが知られて
いる。
【0010】なお、浮遊ゲート電極に正孔を蓄積させる
場合も、上記した電子を蓄積させる場合と同様、浮遊ゲ
ート電極を取り囲む絶縁膜としてのシリコン酸化膜の膜
厚を8nm以上で10数nm以下にすることによって、
メモリセルの動作電圧を10数Vに抑えるとともに、浮
遊ゲート電極に蓄積された正孔を実用上ある程度満足で
きる期間保持するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、フラッシュEE
PROMにおいて、浮遊ゲート電極に蓄積されたキャリ
アの保持期間を十分に長く(10年以上)確保した上
で、今までよりもさらに、低電圧化、動作の高速化、低
消費電力化および高集積化を目指すことが求められてい
る。
【0012】上記したように、従来では、浮遊ゲート電
極を取り囲む絶縁膜としてシリコン酸化膜を用いる場
合、10年以上のキャリア保持期間を確保するために
は、シリコン酸化膜の膜厚を8nmよりも薄くすること
は避ける必要がある。
【0013】ところで、メモリセルの動作電圧の低電圧
化を図れば、昇圧するための時間(リードタイム)が短
くなり、その分、書き込み動作および消去動作の高速化
を図ることができる。また、低消費電力化も図ることが
できる。
【0014】また、メモリセルの動作電圧を生成するた
めの昇圧回路は、生成する電圧が高くなるほど回路規模
が増大する。そして、フラッシュEEPROMの周辺回
路(デコーダ、センスアンプ、バッファなど)を構成す
るトランジスタは、耐電圧が高くなるほど、基板上の占
有面積(トランジスタサイズ)が増大する。このため、
メモリセルの動作電圧を低電圧化すれば、昇圧回路の回
路規模が小さくなるとともに、昇圧回路を構成するトラ
ンジスタのサイズも小さくなるので、高集積化を図るこ
とができる。
【0015】したがって、メモリセルの動作電圧の低電
圧化を図ることにより、動作の高速化、低消費電力化お
よび高集積化をすべて同時に実現することができる。
【0016】しかしながら、従来のスタックトゲート型
およびスプリットゲート型のメモリセルでは、浮遊ゲー
ト電極に電子を注入または引き抜く際に、ホットエレク
トロンまたはFNトンネル電流を利用している。そのた
め、浮遊ゲート電極を取り囲む絶縁膜としてシリコン酸
化膜を使用する場合、そのシリコン酸化膜の膜厚を今ま
で通り8nm以上に維持したままでは、メモリセルの動
作電圧を現在よりも低下させるのは困難である。つま
り、従来のスタックトゲート型およびスプリットゲート
型のメモリセルの構造を変えない限り、現在と同水準の
寿命を維持しつつ、メモリセルの動作電圧の低電圧化を
図ることは困難である。
【0017】また、従来、ソース拡散層を浮遊ゲートと
容量結合させることによって浮遊ゲートの電位をソース
拡散層の電位によって制御するスプリットゲート型のフ
ラッシュEEPROMが知られている。この構造では、
ソース拡散層が浮遊ゲートに容量カップリングしている
とともに、制御ゲートも浮遊ゲートに対して容量カップ
リングしている。この場合、従来のスプリットゲート型
のフラッシュEEPROMの構造では、制御ゲートが浮
遊ゲートの上方にオーバーラップしているために、制御
ゲートと浮遊ゲートとの対向面積が大きい。このため、
制御ゲートと浮遊ゲートとのカップリング比がある程度
大きくなる。したがって、ソース拡散層と制御ゲートと
のカップリング比が減少するので、ソース拡散層の電位
によって浮遊ゲートの電位を制御するためには、ソース
拡散層に高い電圧を印加する必要があった。その結果、
従来のスプリットゲート型でソース拡散層の電位によっ
て浮遊ゲートの電位を制御する構造のフラッシュEEP
ROMでは、動作電圧の低電圧化を図ることが困難であ
った。
【0018】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
長寿命化を図りながら、低電圧化を図ることによって、
動作の高速化、低消費電力化および高集積化を達成する
ことが可能な半導体メモリを提供することである。
【0019】この発明のもう1つの目的は、上記の半導
体メモリにおいて、拡散層と浮遊ゲートとのカップリン
グ比を増加させることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1による半導体メ
モリは、浮遊ゲートと、浮遊ゲートと容量結合され、浮
遊ゲートの電位を制御するための拡散層と、拡散層に電
気的に接続され、少なくとも浮遊ゲートの上面と容量結
合する第1導電層と、浮遊ゲートと対向するように配置
された制御ゲートとを備えている。
【0021】請求項1では、上記のように、拡散層に電
気的に接続され、少なくとも浮遊ゲートの上面と容量結
合する第1導電層を設けることによって、拡散層のみで
浮遊ゲートと容量結合している場合に比べて、第1導電
層および拡散層と、浮遊ゲートとの間の容量を増加させ
ることができるので、第1導電層を含めた拡散層と、浮
遊ゲートとのカップリング比を増加させることができ
る。これにより、拡散層に低い電圧を印加した場合に
も、容易に浮遊ゲートの電位を上昇させることができる
ので、低い電圧で書き込みを行うことができる。また、
電圧が低くなった分、昇圧するための時間が短くなるの
で、高速な書き込みを行うことができる。また、第1導
電層は、拡散層および浮遊ゲートの上方に設けるので、
第1導電層を設けたとしても、メモリセルの面積が増加
することはない。したがって、請求項1では、メモリセ
ルの面積を増加することなく、低電圧で高速な書き込み
を行うことができる。また、浮遊ゲートを取り囲むシリ
コン酸化膜の膜厚は、従来通り、8〜10nmにするこ
とができるので、長寿命化を図ることができる。
【0022】請求項2による半導体メモリは、請求項1
の構成において、第1導電層は、第1絶縁膜を介して、
浮遊ゲートの側面に対向するように形成されるととも
に、第2絶縁膜を介して、浮遊ゲートの上面に対向する
ように形成されている。このように構成すれば、第1導
電層は、浮遊ゲートの上面のみならず、側面とも容量結
合するので、第1導電層および拡散層と、浮遊ゲートと
の間の容量をより増加させることができる。これによ
り、第1拡散層を含めた拡散層と、浮遊ゲートとのカッ
プリング比をより増加させることができるので、より低
い電圧で書き込みを行うことができる。
【0023】請求項3による半導体メモリは、請求項1
または2の構成において、第1導電層は、拡散層に接続
され、第1絶縁膜を介して、浮遊ゲートの側面に対向す
るように配置された第1部分と、第1部分と接続され、
第2絶縁膜を介して、浮遊ゲートの上面に対向するよう
に配置されたサイドウォ−ル形状の第2部分とを含む。
このように構成すれば、容易に浮遊ゲート電極の上面お
よび側面と容量結合する第1導電層を形成することがで
きる。
【0024】請求項4による半導体メモリは、請求項1
〜3のいずれかの構成において、第1導電層は、浮遊ゲ
ート形成用のマスク層の側壁を基準として自己整合的に
形成されている。このように自己整合的に第1導電層を
形成すれば、容易に、微細化することができる。
【0025】請求項5による半導体メモリは、請求項1
〜4のいずれかの構成において、浮遊ゲートと、拡散層
とがオーバーラップしている部分のゲート長方向の長さ
は、浮遊ゲートのゲート長方向の長さの1/2以下であ
る。請求項1〜4に記載の発明では、拡散層に接続され
る第1導電層によって、第1導電層を含めた拡散層と、
浮遊ゲートとのカップリング比を大きくすることができ
るので、請求項5のように、浮遊ゲートと容量結合して
いる拡散層自体を、浮遊ゲートのゲート長方向の長さの
1/2以下だけ浮遊ゲートとオーバーラップさせたとし
ても、十分に高い拡散層と浮遊ゲートとのカップリング
比を得ることができる。したがって、小さい電圧範囲で
浮遊ゲートの電位を制御することができる。また、浮遊
ゲートと拡散層(ソース拡散層)とのオーバラップ長さ
を小さくすることによって、ソース拡散層とドレイン拡
散層との距離が従来よりも大きくなるので、浮遊ゲート
および制御ゲートの長さを短くした場合にも、短チャネ
ル効果を抑制することができる。その結果、容易に微細
化および高速化を図ることができる。
【0026】請求項6による半導体メモリは、請求項1
〜5のいずれかの構成において、浮遊ゲートと拡散層と
がオーバーラップしている部分の面積は、浮遊ゲートと
第1導電層とが対向している部分の面積よりも小さい。
このように構成すれば、拡散層と浮遊ゲートとのオーバ
ーラップ量を少なくしたとしても、第1導電層によって
浮遊ゲートとのカップリング比を大きな状態で維持する
ことができるので、拡散層(ソース拡散層)と浮遊ゲー
トとのオーバーラップ量を少なくすることができる。こ
れにより、ソース拡散層とドレイン拡散層との距離が従
来よりも大きくなるので、浮遊ゲートおよび制御ゲート
の長さを短くした場合にも、短チャネル効果を抑制する
ことができる。
【0027】請求項7による半導体メモリは、請求項1
〜6のいずれかの構成において、浮遊ゲートと制御ゲー
トとの間に形成された段差部をさらに備える。このよう
に構成すれば、その段差部によって、書き込み動作時に
電子の加速される方向が浮遊ゲートが置かれている方向
になるので、浮遊ゲートへの電子の注入効率(書き込み
効率)を増大させることができる。
【0028】請求項8による半導体メモリは、請求項1
〜7のいずれかの構成において、浮遊ゲートの電位を制
御する拡散層は、ダイオード構造を有する。このように
構成すれば、いわゆるトリプルウェル構造を用いなくて
も、ダイオード構造を有する拡散層に接続される第1導
電層に負電圧を印加することができる。これにより、消
去時に用いる電圧を正負に振り分けることができるの
で、昇圧回路で生成する最高電圧を約1/2にすること
ができる。その結果、昇圧回路の負担が減少するので、
チップ上で電源の占める面積を減少させることができ
る。
【0029】請求項9による半導体メモリは、請求項8
の構成において、浮遊ゲート下に位置する第1ゲート絶
縁膜と、制御ゲート下に位置する第2ゲート絶縁膜とを
さらに備え、第2ゲート絶縁膜の膜厚は、第1ゲート絶
縁膜の膜厚よりも小さい。請求項8により昇圧回路で生
成する最高電圧を約1/2にすることができるので、正
の電圧を印加する制御ゲートの電圧も約1/2にするこ
とができる。これにより、制御ゲートの耐圧も約1/2
で良くなるので、請求項9のように、制御ゲート下に位
置する第2ゲート絶縁膜の膜厚を小さくすることができ
る。このため、チャネルに印加される電界が強くなるの
で、読み出し電流を増加することができる。その結果、
高速な読み出しを行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態による半導体メモリのメモリセルを示した断面図
である。まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態
による半導体メモリのメモリセル100の構造について
説明する。第1実施形態による半導体メモリのメモリセ
ル100では、シリコン基板1の表面に、ソース拡散層
2とドレイン拡散層3とが所定の間隔を隔てて形成され
ている。なお、ソース拡散層2は、本発明の「拡散層」
の一例である。また、ソース拡散層2とドレイン拡散層
3との間のドレイン拡散層3側のシリコン基板1上に
は、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜6を介して、
ポリシリコン膜からなる制御ゲート(コントロールゲー
ト;CG)7が形成されている。
【0032】また、ソース拡散層2とドレイン拡散層3
との間のソース拡散層2側のシリコン基板1上には、約
8nmの厚みを有するシリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜4を介して、約50nm〜約100nmの厚みを有
する浮遊ゲート(フローティングゲート;FG)5が形
成されている。また、制御ゲート7と浮遊ゲート5との
間には、約10nmの厚みを有するシリコン酸化膜から
なるトンネル絶縁膜6aが形成されている。
【0033】ここで、第1実施形態では、ソース拡散層
2に電気的に接続するように、ポリシリコン膜からなる
ソースプラグ10aが形成されているとともに、ソース
プラグ10aに電気的に接続するように、ポリシリコン
サイドウォール10bが形成されている。ソースプラグ
10aは、浮遊ゲート5の側面に、シリコン酸化膜から
なるサイドウォール絶縁膜9を介して、対向するように
配置されている。ポリシリコンサイドウォール10b
は、浮遊ゲート5の上面上に、約10nmの厚みを有す
るシリコン酸化膜からなる絶縁膜8を介して、対向する
ように配置されている。このような構造により、ソース
プラグ10aは、浮遊ゲート5の側面に容量結合してい
るとともに、ポリシリコンサイドウォール10bは、浮
遊ゲート5の上面に容量結合している。ソースプラグ1
0aとポリシリコンサイドウォール10bとによって、
ソース電極10が構成されている。また、ソースプラグ
10aとポリシリコンサイドウォール10bとソース拡
散層2とが一体となって、ソース電極層が構成されてい
る。
【0034】なお、絶縁膜9は、本発明の「第1絶縁
膜」の一例であり、絶縁膜8は、本発明の「第2絶縁
膜」の一例である。また、ソース電極10は、本発明の
「第1導電層」の一例である。また、ソースプラグ10
aは、本発明の「第1部分」の一例であり、ポリシリコ
ンサイドウォール10bは、本発明の「第2部分」の一
例である。
【0035】また、ソース拡散層2と浮遊ゲート5とが
オーバーラップしているゲート長方向の長さは、浮遊ゲ
ート5のゲート長方向の長さの1/3程度である。ま
た、ソース拡散層2と浮遊ゲート5とがオーバーラップ
している部分の面積は、浮遊ゲート5がソース電極10
と対向している部分の面積よりも小さい。また、制御ゲ
ート7とポリシリコンサイドウォール10bとの間に
は、約40nmの厚みを有するシリコン酸化膜からなる
絶縁膜11が形成されている。また、制御ゲート7のド
レイン拡散層3側の側面には、サイドウォール絶縁膜1
2が形成されている。
【0036】図2は、第1実施形態のメモリセル100
を用いた半導体メモリ150の全体構成を示したブロッ
ク図である。図2を参照して、以下に半導体メモリ15
0の全体構成について説明する。メモリセルアレイ15
1は、複数のメモリセル1がマトリックス状に配置され
て構成されている(図2では図面を簡略化するために、
4個のメモリセルのみを示している)。
【0037】行(ロウ)方向に配列された各メモリセル
1において、各制御ゲート7は、共通のワード線WL1
〜WLnに接続されている。列(カラム)方向に配列さ
れた各メモリセル100において、ドレイン拡散層3
は、共通のビット線BL1〜BLnに接続され、ソース電
極10は、共通のソース線SLに接続されている。
【0038】各ワード線WL1〜WLnは、ロウデコーダ
152に接続され、各ビット線BL 1〜BLnは、カラム
デコーダ153に接続されている。
【0039】外部から指定されたロウアドレスおよびカ
ラムアドレスは、アドレスピン154に入力される。そ
のロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスピン
154からアドレスラッチ155へ転送される。アドレ
スラッチ155でラッチされた各アドレスのうち、ロウ
アドレスはアドレスバッファ156を介してロウデコー
ダ152へ転送され、カラムアドレスは、アドレスバッ
ファ156を介してカラムデコーダ153へ転送され
る。
【0040】ロウデコーダ152は、各ワード線WL1
〜WLnのうち、アドレスラッチ155でラッチされた
ロウアドレスに対応したワード線を選択するとともに、
ゲート電圧制御回路157からの信号に基づいて、各ワ
ード線WL1〜WLnの電位を後述する各動作モードに対
応して制御する。
【0041】カラムデコーダ153は、各ビット線BL
1〜BLnのうち、アドレスラッチ155でラッチされた
カラムアドレスに対応したビット線を選択し、ドレイン
電圧制御回路158からの信号に基づいて、各ビット線
BL1〜BLnの電位を後述する各動作モードに対応して
制御する。
【0042】外部から指定されたデータは、データピン
159に入力される。そのデータは、データピン159
から入力バッファ160を介してカラムデコーダ153
へ転送される。カラムデコーダ153は、各ビット線B
1〜BLnの電位を、そのデータに対応して後述するよ
うに制御する。
【0043】任意のメモリセル100から読み出された
データは、各ビット線BL1〜BLnからカラムデコーダ
153を介してセンスアンプ群161へ転送される。セ
ンスアンプ群161は、複数の電流センスアンプからな
る。センスアンプ群161で判別されたデータは、出力
バッファ162からデータピン159を介して外部へ出
力される。
【0044】ソース電圧制御回路163は、ソース線S
Lの電位を後述する各動作モードに対応して制御する。
【0045】なお、上記した各回路(152〜163)
の動作は、制御コア回路164によって制御される。
【0046】次に、上記のように構成された第1実施形
態の半導体メモリ150の各動作(書き込み動作、消去
動作、読み出し動作)について説明する。ソース拡散層
2(ソース電極10)には、ソース線SLを介してソー
ス電圧Vsが印加される。ドレイン拡散層3には、ビッ
ト線BL1〜BLnを介して、ドレイン電圧Vdが印加さ
れる。制御ゲート7には、ワード線WL1〜WLnを介し
て、制御ゲート電圧Vcgが印加される。
【0047】(書き込み動作)書き込み動作を行う前に
は、浮遊ゲート5は、消去状態(電子が引き抜かれてい
る状態)にあり、本実施形態において、消去状態にある
浮遊ゲート5は、約2Vの電位を保っている。また、第
1実施形態では、浮遊ゲート5をゲートとするトランジ
スタおよび制御ゲート7をゲートとするトランジスタの
それぞれのしきい値電圧Vtは、共に0.5Vとする。
【0048】書き込み動作においては、メモリセル10
0の動作電圧を、ソース電圧Vs:7V、ドレイン電圧
Vd:0.5V、制御ゲート電圧Vcg:1Vとする。
【0049】第1実施形態では、上記のように、ソース
拡散層2に電気的に接続されるソースプラグ10aが浮
遊ゲート電極5の側面にサイドウォール絶縁膜9を介し
て容量結合しているとともに、ソースプラグ10aに電
気的に接続されるポリシリコンサイドウォール10bが
浮遊ゲート5の上面上に絶縁膜8を介して容量結合して
いるので、ソース拡散層2と浮遊ゲート5とのオーバー
ラップ長さを小さくしたとしても、浮遊ゲート5と、ソ
ース電極10を含めたソース拡散層2との間の容量を増
加させることができる。これにより、ソース拡散層2と
浮遊ゲート5とのカップリング比を増加させることがで
きるので、ソース拡散層2の電位を7Vの比較的低電圧
にしたとしても、容易に浮遊ゲート5の電位を上昇させ
ることができる。それにより、浮遊ゲート5をゲートと
するトランジスタがオン状態になる。また、制御ゲート
7には、1Vが印加されているので、制御ゲート7をゲ
ートするトランジスタもオン状態になる。これにより、
ドレイン拡散層3からソース拡散層2に向かって電子が
流れるとともに、その電子は制御ゲート7と浮遊ゲート
5との間で加速されてホットエレクトロンとなり、浮遊
ゲート5に注入される。
【0050】第1実施形態では、上記のように、ソース
拡散層2に電気的に接続され、浮遊ゲート5の上面およ
び側面と容量結合するソース電極10を設けることによ
って、ソース拡散層2のみで浮遊ゲート5と容量結合し
ている場合に比べて、ソース電極10およびソース拡散
層2と、浮遊ゲート5との間の容量を増加させることが
できるので、ソース電極10を含めたソース拡散層2
と、浮遊ゲート5とのカップリング比を増加させること
ができる。これにより、ソース拡散層2に低い電圧(7
V)を印加した場合にも、容易に浮遊ゲート5の電位を
上昇させることができるので、低い電圧で書き込みを行
うことができる。また、電圧が低くなった分、昇圧する
ための時間が短くなるので、高速な書き込みを行うこと
ができる。
【0051】また、ソースプラグ10aおよびポリシリ
コンサイドウォール10bからなるソース電極10は、
ソース拡散層2および浮遊ゲート5の上方に設けている
ので、ソース電極10を設けたとしても、メモリセルの
面積が増加することはない。したがって、第1実施形態
では、メモリセルの面積を増加することなく、低電圧で
高速な書き込みを行うことができる。
【0052】また、ソース拡散層2に接続されるソース
電極10によって、ソース電極10を含めたソース拡散
層2と、浮遊ゲート5とのカップリング比を大きくする
ことができるので、浮遊ゲート5と容量結合しているソ
ース拡散層2自体を、浮遊ゲート5のゲート長方向の長
さの1/3程度だけ浮遊ゲート5とオーバーラップさせ
たとしても、十分に高いソース拡散層2と浮遊ゲート5
とのカップリング比を得ることができる。したがって、
小さい電圧範囲で浮遊ゲート5の電位を制御することが
できる。また、浮遊ゲート5とソース拡散層2とのオー
バラップ長さを小さくすることによって、ソース拡散層
2とドレイン拡散層3との距離が従来よりも大きくなる
ので、浮遊ゲート5および制御ゲート7の長さを短くし
た場合にも、短チャネル効果を抑制することができる。
その結果、容易に微細化および高速化を図ることができ
る。
【0053】なお、浮遊ゲート5を取り囲む絶縁膜(シ
リコン酸化膜)の厚みは、従来と同様、8nm以上に設
定しているので、長寿命化も図ることができる。
【0054】(消去動作)消去動作においては、メモリ
セル100の動作電圧を、ソース電圧Vs:0V、ドレ
イン電圧Vd:0V、制御ゲート電圧Vcg:8Vに設
定する。この場合、浮遊ゲート5の上面および側面に容
量結合しているソース電極10が電気的に接続されたソ
ース拡散層2は、浮遊ゲート5とは静電容量的に強くカ
ップリングしているので、浮遊ゲート5の電位はほぼ0
Vとなる。
【0055】一方、制御ゲート7の電位は8Vであるの
で、制御ゲート7と浮遊ゲート5との間に位置するトン
ネル絶縁膜6aには、高電界が発生する。その結果、F
Nトンネル電流が流れ、浮遊ゲート5から制御ゲート7
に電子が引き抜かれて、データの消去が行われる。
【0056】第1実施形態では、浮遊ゲート5に尖った
形状の先端部5aを設けることによって、その尖った形
状の先端部5aに電界集中が発生するので、尖った形状
がない場合より消去時に制御ゲート7に印加する電圧が
低い場合でも、電子を浮遊ゲート5から容易に引き出す
ことができる。これにより、尖った形状のない構造に比
べて低い電圧(8V)で容易に消去動作を行うことがで
きる。また、電圧が低くなった分、昇圧時間が短くなる
ので、消去動作の高速化を図ることができる。
【0057】(読み出し動作)読み出し動作において
は、メモリセル100の動作電圧を、ソース電圧Vs:
0V、ドレイン電圧Vd:2.5V、制御ゲート電圧V
cg:2.5Vとする。
【0058】浮遊ゲート5に電子が蓄積されていない状
態(消去状態)では、浮遊ゲート5が正に帯電するた
め、浮遊ゲート5下のチャネル領域は、オンの状態とな
る。また、浮遊ゲート5に電子が蓄積されている状態
(書き込み状態)では、浮遊ゲート5が負に帯電するた
め、浮遊ゲート5下のチャネル領域は、オフの状態とな
る。
【0059】チャネル領域がオンの状態では、オフの状
態よりもソース拡散層2とドレイン拡散層3との間に電
流が流れやすい。したがって、ソース拡散層2とドレイ
ン拡散層3との間に流れる電流(セル電流)の量を検出
することによって、浮遊ゲート5に電子が蓄積されてい
るか否かを判別することが可能となる。これにより、メ
モリセル100に記憶されたデータを読み出すことがで
きる。
【0060】図3〜図13は、図1に示した第1実施形
態による半導体メモリのメモリセルの製造プロセスを説
明するための断面図である。以下、図1、図3〜図13
を参照して、第1実施形態の半導体メモリのメモリセル
部分の製造プロセスについて説明する。
【0061】まず、図3に示すように、シリコン基板1
上に、シリコン酸化膜(SiO2膜)からなるゲート絶
縁膜4を形成した後、そのゲート絶縁膜4上に、ポリシ
リコン膜5bを形成する。ポリシリコン膜5b上に、S
iN膜21を堆積した後、SiN膜21をストライプ状
に開口する。そして、SiN膜21をマスクとしてポリ
シリコン膜5bに不純物をドーピングする。
【0062】この後、SiN膜21をマスクとして、ポ
リシリコン膜5bを等方性エッチングすることによっ
て、図4に示されるような形状のポリシリコン膜5bを
形成する。
【0063】次に、図5に示すように、SiO2膜を約
30nmの厚みで堆積した後、そのSiO2膜をエッチ
バックすることによって、開口部側面を覆うSiO2
11を形成する。
【0064】そして、SiO2膜からなる絶縁膜8を約
10nmの厚みで堆積した後、ポリシリコン膜を約18
0nmの厚みで堆積する。そのポリシリコン膜を異方性
エッチングすることによって、図6に示されるような、
ポリシリコンサイドウォール10bを自己整合的に形成
する。そして、ポリシリコンサイドウォール10bをマ
スクとして絶縁膜8を異方性エッチングした後、ポリシ
リコンサイドウォール10bおよび絶縁膜8をマスクと
して、ポリシリコン膜5bおよびその下のゲート絶縁膜
4をエッチングすることによって、図6に示されるよう
な形状が得られる。
【0065】次に、図7に示すように、SiO2膜から
なる絶縁膜9aを約30nmの厚みで堆積した後、絶縁
膜9aをマスクとしてシリコン基板1に燐イオン
(P+)を約30keV、1×1013cm-2の条件下で
イオン注入することによって、ソース拡散層2を形成す
る。この後、SiO2膜からなる絶縁膜9aを異方性エ
ッチングすることによって、ソース拡散層2上とポリシ
リコンサイドウォール10bの側面上部上とに位置する
絶縁膜9aが除去されることによって、図8に示される
ような絶縁膜9が形成される。この後、全面を覆うよう
に、約400nmの厚みを有するポリシリコン膜10a
を堆積した後、そのポリシリコン膜10aおよびポリシ
リコンサイドウォール10bにn型の不純物をドーピン
グすることによって、ポリシリコン膜10aおよびポリ
シリコンサイドウォール10bの平均不純物濃度が1×
1020cm-3以上になるようにする。
【0066】この後、ポリシリコン膜10aをエッチン
グすることによって、SiN膜23よりも低い上面を有
するソースプラグ10aが自己整合的に形成される。こ
れにより、ソース拡散層2に電気的に接続されるソース
プラグ10aとポリシリコンサイドウォール10bとか
らなるソース電極10が自己整合的に形成される。この
後、ソースプラグ10aの上面にSiO2を形成するこ
とによって、ソースプラグ10aの上面を酸化膜24に
よって覆う。
【0067】この後、SiN膜21、ポリシリコン膜5
bおよびゲート絶縁膜4を順次エッチングすることによ
って、図10に示されるような、尖った先端部5aを有
する浮遊ゲート5が形成される。
【0068】次に、図11に示すように、SiO2膜を
堆積した後、ポリシリコン膜7aを約200nmの厚み
で堆積する。そして、ポリシリコン膜7aにn型不純物
をドーピングすることによって、ポリシリコン膜7aの
n型不純物の平均不純物濃度が、1×1020cm-3以上
になるようにする。
【0069】この後、ポリシリコン膜7aを異方性エッ
チングすることによって、図12に示されるようなサイ
ドウォール形状のポリシリコン膜からなる制御ゲート7
が形成される。
【0070】この後、全面にSiO2膜を堆積した後、
エッチバックすることによって、図13に示すように、
ソースプラグ10a上に形成されたSiO2膜を除去す
るとともに、制御ゲート7の側壁に、SiO2膜からな
るサイドウォール絶縁膜12を形成する。
【0071】最後に、サイドウォール絶縁膜12をマス
クとして、シリコン基板1に砒素イオン(As+)をイ
オン注入することによって、図1に示したドレイン拡散
層3を形成する。
【0072】このようにして、第1実施形態による半導
体メモリのメモリセル100が形成される。
【0073】第1実施形態の製造プロセスでは、上記の
ように、ソース電極10を構成するソースプラグ10a
とポリシリコンサイドウォール10bとを、浮遊ゲート
5を形成するためのマスク層としてのSiN膜21の側
壁を基準として自己整合的に形成することによって、容
易に、微細化を図ることができる。
【0074】(第2実施形態)図14は、本発明の第2
実施形態による半導体メモリのメモリセルを示した断面
図である。図14を参照して、この第2実施形態による
半導体メモリのメモリセル200では、シリコン基板3
1の表面に、ソース拡散層32とドレイン拡散層33と
が所定の間隔を隔てて形成されている。なお、ソース拡
散層32は、本発明の「拡散層」の一例である。また、
ソース拡散層32とドレイン拡散層33との間のドレイ
ン拡散層33側のシリコン基板31上には、約10nm
〜約15nmの厚みを有するシリコン酸化膜からなるゲ
ート絶縁膜36を介して、ポリシリコン膜からなる制御
ゲート(コントロールゲート;CG)37が形成されて
いる。
【0075】また、ソース拡散層32とドレイン拡散層
33との間のソース拡散層32側のシリコン基板31上
には、約8nmの厚みを有するシリコン酸化膜からなる
ゲート絶縁膜34を介して、約50nm〜約100nm
の厚みを有するポリシリコン膜からなる浮遊ゲート(フ
ローティングゲート;FG)35が形成されている。ま
た、制御ゲート37と浮遊ゲート35との間には、約8
nmの厚みを有するシリコン酸窒化膜(SiON膜)か
らなるトンネル絶縁膜43が形成されている。
【0076】ここで、第2実施形態においても、上記し
た第1実施形態と同様、ソース拡散層32に電気的に接
続されたポリシリコン膜からなるソースプラグ40a
が、浮遊ゲート35に絶縁膜41を介して容量結合され
ているとともに、ソースプラグ40aに接続されるポリ
シリコンサイドウォール40bが浮遊ゲート35の上面
に絶縁膜42を介して容量結合している。このポリシリ
コン膜からなるソースプラグ40aとポリシリコンサイ
ドウォール40bとによって、ソース電極40が構成さ
れている。このような浮遊ゲート35の側面および上面
に容量結合しているソース電極40がソース拡散層32
に接続されているので、ソース拡散層32と浮遊ゲート
35とのカップリング比が非常に高くなる。
【0077】なお、絶縁膜41は、本発明の「第1絶縁
膜」の一例であり、絶縁膜42は、本発明の「第2絶縁
膜」の一例である。また、ソース電極40は、本発明の
「第1導電層」の一例である。また、ソースプラグ40
aは、本発明の「第1部分」の一例であり、ポリシリコ
ンサイドウォール40bは、本発明の「第2部分」の一
例である。
【0078】また、第2実施形態では、浮遊ゲート35
が形成されるシリコン基板31の表面31bと制御ゲー
ト37が形成されるシリコン基板31の表面31aとの
間に、段差部31cが形成されている。また、ソース拡
散層32と浮遊ゲート35とがオーバーラップしている
ゲート長方向の長さは、浮遊ゲート35のゲート長方向
の長さの1/3程度である。また、ソース拡散層32と
浮遊ゲート35とがオーバーラップしている部分の面積
は、浮遊ゲート35がソース電極40と対向している部
分の面積よりも小さい。
【0079】ポリシリコンサイドウォール40bと制御
ゲート37との間には、サイドウォール絶縁膜44が形
成されている。制御ゲート37の外側面には、サイドウ
ォール絶縁膜45が形成されている。
【0080】次に、上記のような構造を有する第2実施
形態の半導体メモリのメモリセル200の各動作(書き
込み動作、消去動作および読み出し動作)について説明
する。なお、第2実施形態の半導体メモリの全体構成
は、図2に示した第1実施形態の全体構成と同様であ
る。
【0081】(書き込み動作)書き込み動作において
は、メモリセル200の動作電圧を、ソース電圧Vs:
7V、ドレイン電圧Vd:0.5V、制御ゲート電圧V
cg:1Vとする。
【0082】上記のように、ソース拡散層32と浮遊ゲ
ート35とは静電容量的に強くカップリングしているの
で、ソース拡散層32の電位を7Vの比較的低電圧にし
たとしても、容易に浮遊ゲート35の電位を上昇させる
ことができる。これにより、浮遊ゲート35をゲートと
するトランジスタがオン状態となる。また、制御ゲート
37には1Vが印加されているので、制御ゲート37を
ゲートするトランジスタもオン状態になる。これによ
り、ドレイン拡散層33からソース拡散層32に向かっ
て電子が流れるとともに、その電子は制御ゲート37と
浮遊ゲート35との間に位置する段差部31cによって
加速されてホットエレクトロンとなり、浮遊ゲート35
に注入される。
【0083】第2実施形態では、上記のように、ソース
拡散層32に電気的に接続され、浮遊ゲート35の上面
および側面と容量結合するソース電極40を設けること
によって、ソース拡散層32のみで浮遊ゲート35と容
量結合している場合に比べて、ソース電極40に電気的
に接続されたソース拡散層32と、浮遊ゲート35との
間のカップリング比を増加させることができる。これに
より、ソース拡散層32に低い電圧(7V)を印加した
場合にも、容易に浮遊ゲート35の電位を上層させるこ
とができるので、低い電圧で書き込みを行うことができ
る。また、電圧が低くなった分、昇圧するための時間が
短くなるので、高速な書き込みを行うことができる。
【0084】また、ソース電極40は、ソース拡散層3
2および浮遊ゲート35の上方に設けているので、ソー
ス電極40を設けたとしても、メモリセルの面積が増加
することはない。したがって、第2実施形態では、上記
第1実施形態と同様、メモリセルの面積を増加すること
なく、低電圧で高速な書き込みを行うことができる。
【0085】また、第2実施形態では、浮遊ゲート35
と制御ゲート37との間に段差部31cを設けることに
よって、書き込み動作時に電子の加速される方向が浮遊
ゲート35が置かれている方向になるので、浮遊ゲート
35への電子の注入効率(書き込み効率)を増大させる
ことができる。
【0086】また、ソース拡散層32に接続されるソー
ス電極40によって、ソース電極40を含めたソース拡
散層32と、浮遊ゲート35とのカップリング比を大き
くすることができるので、浮遊ゲート35と容量結合し
ているソース拡散層32自体を、浮遊ゲート35のゲー
ト長方向の長さの1/3程度だけ浮遊ゲート35とオー
バーラップさせたとしても、十分に高いソース拡散層3
2と浮遊ゲート35とのカップリング比を得ることがで
きる。したがって、小さい電圧範囲で浮遊ゲート35の
電位を制御することができる。また、浮遊ゲート35と
ソース拡散層32とのオーバラップ長さを小さくするこ
とによって、ソース拡散層32とドレイン拡散層33と
の距離が従来よりも大きくなるので、浮遊ゲート35お
よび制御ゲート37の長さを短くした場合にも、短チャ
ネル効果を抑制することができる。その結果、容易に微
細化および高速化を図ることができる。
【0087】なお、浮遊ゲート35を取り囲む絶縁膜
(シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜)の厚みは、従来
と同様、8nm以上に設定しているので、長寿命化も図
ることができる。
【0088】図15〜図23は、図14に示した第2実
施形態の半導体メモリのメモリセルの製造プロセスを説
明するための断面図である。図14〜図23を参照し
て、以下に第2実施形態の半導体メモリのメモリセルの
製造プロセスについて説明する。なお、図15〜図23
に示した断面図では、図14に示した構造の右側半分の
製造プロセスを示している。
【0089】まず、図15に示すように、シリコン基板
31上に、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜34を
約8nmの厚みで形成した後、ゲート絶縁膜34上に約
200nmの厚みを有するポリシリコン膜35aを形成
する。そして、そのポリシリコン膜35aにn型不純物
をドーピングする。ポリシリコン膜35a上に、SiO
2膜からなる絶縁膜42を約8nmの厚みで堆積した
後、その絶縁膜42上に、SiN膜51を約400nm
の厚みで堆積する。そして、SiN膜51、絶縁膜4
2、ポリシリコン膜35aおよびゲート絶縁膜34をパ
ターンニングすることによって、ソース形成領域をスト
ライプ状に開口する。
【0090】次に、図16に示すように、SiN膜51
をマスクとして、シリコン基板31の上面およびポリシ
リコン膜35aの側面を等方性エッチングした後酸化す
ることによって、ポリシリコン膜35aの側面およびシ
リコン基板31の表面を酸化膜で覆う。その後、その酸
化膜(図示せず)を異方性エッチングすることによっ
て、ポリシリコン膜35aの側面のみに酸化膜(絶縁
膜)41を残す。この絶縁膜41は、8nm以上の厚み
で形成する。この後、シリコン基板31の表面に、燐イ
オン(P+)を、30keV、1×1013cm-2の条件
下でイオン注入することによって、ソース拡散層32を
形成する。この後、開口部に約1×1020cm-3のn型
不純物濃度を有するようにドーピングされたポリシリコ
ン膜からなるソースプラグ40aにより、ストライプ状
の開口部を埋め込む。これにより、ソースプラグ40a
が自己整合的に形成される。
【0091】その後、SiN膜51を除去した後、全面
にポリシリコン膜(図示せず)を約200nmの厚みで
堆積した後、そのポリシリコン膜にn型不純物を約1×
10 20cm-3の平均不純物濃度になるようにドーピング
する。そして、そのポリシリコン膜を異方性エッチング
することによって、図17に示されるようなポリシリコ
ンサイドウォール40bを自己整合的に形成する。これ
により、ソースプラグ40aとポリシリコンサイドウォ
ール40bとからなるソース電極40が自己整合的に形
成される。
【0092】この後、全面にSiO2膜を約100nm
の厚みで堆積した後、そのSiO2膜を異方性エッチン
グすることによって、ポリシリコンサイドウォール40
bの側面に、図18に示されるような、サイドウォール
絶縁膜44が形成される。このサイドウォール絶縁膜4
4の異方性エッチング時には、ソースプラグ40aの上
部に形成されたSiO2膜も除去される。
【0093】次に、図19に示すように、ソースプラグ
40aおよびポリシリコンサイドウォール40bを覆う
とともに、サイドウォール絶縁膜44の一部を覆うよう
にフォトレジスト52を形成する。フォトレジスト52
およびサイドウォール絶縁膜44をマスクとしてポリシ
リコン膜35aおよびその下のゲート絶縁膜34を異方
性エッチングすることによって、図19に示されるよう
なポリシリコン膜からなる浮遊ゲート35およびその下
のゲート絶縁膜34が形成される。この後、フォトレジ
スト52を除去する。
【0094】次に、図20に示すように、全面にSiO
N膜(図示せず)を約8nmの厚みで堆積した後、その
SiON膜をエッチバックすることによって、浮遊ゲー
ト35の側面およびサイドウォール絶縁膜44の側面の
一部を覆うSiON膜からなるトンネル絶縁膜43を形
成する。そして、再び、フォトレジスト54を形成した
後、シリコン基板31を約30nmの厚み分だけ等方性
エッチングする。これにより、シリコン基板31の表面
31aと31bとの間に、段差部31cが形成される。
この後、フォトレジスト54を除去する。
【0095】次に、図21に示すように、シリコン基板
31の表面31aを酸化することによって、約10nm
の厚みを有するシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜3
6を形成する。
【0096】この後、全面にポリシリコン膜(図示せ
ず)を約20nmの厚みで堆積した後、エッチバックす
ることによって、図22に示されるようなサイドウォー
ル形状のポリシリコン膜からなる制御ゲート37が形成
される。
【0097】この後、全面に、SiO2膜(図示せず)
を堆積した後、そのSiO2膜をエッチバックすること
によって、図23に示されるような、SiO2膜からな
るサイドウォール絶縁膜45を形成する。
【0098】最後に、サイドウォール絶縁膜45をマス
クとして、シリコン基板31の表面に、砒素イオン(A
+)を40keV、5×1014cm-2の条件下でイオ
ン注入することによって、ドレイン拡散層33を形成す
る。この後、熱処理を施すことによって、注入した不純
物を拡散および活性化する。これにより、図14に示さ
れるような第2実施形態の半導体メモリのメモリセル2
00が形成される。
【0099】第2実施形態の製造プロセスでは、上記の
ように、ソース電極40を構成するソースプラグ40a
とポリシリコンサイドウォール40bとを、浮遊ゲート
35を形成するためのマスク層としてのSiN膜51の
側壁を基準として自己整合的に形成することによって、
容易に、微細化を図ることができる。
【0100】(第3実施形態)図24は、本発明の第3
実施形態による半導体メモリのメモリセルを示した断面
図である。図24を参照して、この第3実施形態の半導
体メモリのメモリセル300では、図1に示した第1実
施形態の構造において、ソース拡散層を、ダイオード構
造にした構造を有する。
【0101】すなわち、この第3実施形態では、図24
に示すように、ソース拡散層62は、p型ソース拡散層
62aとn型ソース拡散層62bとからなるダイオード
構造によって構成される。n型ソース拡散層62bは、
p型ソース拡散層62aを全体的に覆うように形成され
ている。p型ソース拡散層62aには、p型のポリシリ
コン膜からなるソースプラグ70aが接続されている。
ソースプラグ70aには、p型のポリシリコン膜からな
るポリシリコンサイドウォール70bが形成されてい
る。ソースプラグ70aと、ポリシリコンサイドウォー
ル70bとによって、ソース電極70が構成されてい
る。その他の構造は、第1実施形態と同様である。
【0102】第3実施形態では、上記のように、ソース
拡散層62をダイオード構造に構成することによって、
いわゆるトリプルウェル構造を用いなくても、ダイオー
ド構造を有するソース拡散層62のp型ソース拡散層6
2aに負電圧を印加することができる。これにより、消
去時に用いる電圧を正負に振り分けることができるの
で、昇圧回路で生成する最高電圧を約1/2にすること
ができる、その結果、昇圧回路の負担が減少するので、
チップ上で電源の占める面積を減少させることができ
る。また、消去時に用いる電圧を正負に振り分けること
ができるので、低電圧化を図ることもできる。
【0103】(第4実施形態)図25は、本発明の第4
実施形態による半導体メモリのメモリセルを示した断面
図である。図25を参照して、この第4実施形態のメモ
リセル400では、制御ゲート7下に位置するシリコン
酸化膜からなるゲート絶縁膜66の厚みを、浮遊ゲート
5下に位置するゲート絶縁膜4の厚み(約8nm)より
も小さくなるように構成している。具体的には、ゲート
絶縁膜66の厚みを、約5nmの厚みに形成している。
なお、ゲート絶縁膜4は、本発明の「第1ゲート絶縁
膜」の一例であり、ゲート絶縁膜66は、本発明の「第
2ゲート絶縁膜」の一例である。この第4実施形態にお
けるその他の構造は、第3実施形態の構造と同様であ
る。
【0104】この第4実施形態では、第3実施形態と同
様、ソース拡散層62をダイオード構造に構成すること
によって、消去時に用いる電圧を正負に振り分けること
ができるので、昇圧回路で生成する最高電圧を約1/2
にすることができる。これにより、正の電圧を印加する
制御ゲート7の電圧も約1/2にすることができるの
で、制御ゲート7の耐圧も約1/2にすることができ
る。その結果、制御ゲート7下に位置するゲート絶縁膜
66の膜厚を約5nm程度まで低減することができる。
このため、チャネルに印加される電界が強くなるので、
読み出し電流を増加することができる。その結果、高速
な読み出しを行うことができる。
【0105】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0106】例えば、上記第1実施形態では、ソース拡
散層と浮遊ゲートとがオーバーラップしているゲート長
方向の長さを、浮遊ゲートのゲート長方向の長さの1/
3程度にしたが、本発明はこれに限らず、1/2以下で
あればよい。
【0107】また、上記実施形態では、ソース拡散層に
接続されるソース電極が浮遊ゲートの側面および上面と
容量結合する例を示したが、本発明はこれに限らず、ソ
ース電極が浮遊ゲートの上面のみと容量結合するような
構造を採用してもよい。この場合にも、ソース電極が接
続されるソース拡散層と、浮遊ゲートとのカップリング
比を増加することができる。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、浮遊ゲ
ート電位を制御する拡散層に接続される第1導電層を浮
遊ゲートの少なくとも上面と容量結合するように構成す
ることによって、拡散層と浮遊ゲートとのカップリング
比を増加させることができるので、拡散層に低い電圧を
印加した場合にも、容易に浮遊ゲートの電位を上昇させ
ることができる。その結果、低い電圧で書き込みを行う
ことができる。このように低電圧化を図ることによっ
て、動作の高速化、低消費電力化および高集積化を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体メモリのメ
モリセルを示した断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体メモリの全
体構成を示したブロック図である。
【図3】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図4】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図5】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図6】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図7】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図8】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図9】図1に示した第1実施形態による半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図10】図1に示した第1実施形態による半導体メモ
リのメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図
である。
【図11】図1に示した第1実施形態による半導体メモ
リのメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図
である。
【図12】図1に示した第1実施形態による半導体メモ
リのメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図
である。
【図13】図1に示した第1実施形態による半導体メモ
リのメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図
である。
【図14】本発明の第2実施形態による半導体メモリの
メモリセルを示した断面図である。
【図15】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図16】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図17】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図18】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図19】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図20】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図21】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図22】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図23】図14に示した第2実施形態の半導体メモリ
のメモリセルの製造プロセスを説明するための断面図で
ある。
【図24】本発明の第3実施形態による半導体メモリの
メモリセルを示した断面図である。
【図25】本発明の第4実施形態による半導体メモリの
メモリセルを示した断面図である。
【符号の説明】 1、31 シリコン基板 2、32、62 ソース拡散層(拡散層) 3、33 ドレイン拡散層 4 ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜) 5、35 浮遊ゲート 6a、43 トンネル絶縁膜 7、37 制御ゲート 8、42 絶縁膜(第2絶縁膜) 9、41 絶縁膜(第1絶縁膜) 10a、40a、70a ソースプラグ(第1部分) 10b、40b、70b ポリシリコンサイドウォール
(第2部分) 10、40、70 ソース電極(第1導電層) 66 ゲート絶縁膜(第2ゲート絶縁膜)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA01 AC01 AE05 AE07 AF04 5F083 EP03 EP13 EP15 EP25 EP56 EP67 ER02 ER17 ER29 GA01 GA05 GA22 JA05 LA03 LA04 LA05 LA07 MA03 MA06 MA19 PR09 PR10 PR29 PR36 5F101 BA03 BA04 BA07 BA15 BA24 BA29 BA34 BA36 BB04 BC11 BD02 BE02 BE05 BE07 BH09 BH13 BH14 BH19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートと、 前記浮遊ゲートと容量結合され、前記浮遊ゲートの電位
    を制御するための拡散層と、 前記拡散層に電気的に接続され、少なくとも前記浮遊ゲ
    ートの上面と容量結合する第1導電層と、 前記浮遊ゲートと対向するように配置された制御ゲート
    とを備えた、半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記第1導電層は、第1絶縁膜を介し
    て、前記浮遊ゲートの側面に対向するように形成される
    とともに、第2絶縁膜を介して、前記浮遊ゲートの上面
    に対向するように形成されている、請求項1に記載の半
    導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記第1導電層は、 前記拡散層に接続され、前記第1絶縁膜を介して、前記
    浮遊ゲートの側面に対向するように配置された第1部分
    と、 前記第1部分と接続され、前記第2絶縁膜を介して、前
    記浮遊ゲートの上面に対向するように配置されたサイド
    ウォ−ル形状の第2部分とを含む、請求項1または2に
    記載の半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記第1導電層は、前記浮遊ゲート形成
    用のマスク層の側壁を基準として自己整合的に形成され
    ている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体メ
    モリ。
  5. 【請求項5】 前記浮遊ゲートと、前記拡散層とがオー
    バーラップしている部分のゲート長方向の長さは、前記
    浮遊ゲートのゲート長方向の長さの1/2以下である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記浮遊ゲートと前記拡散層とがオーバ
    ーラップしている部分の面積は、前記浮遊ゲートと前記
    第1導電層とが対向している部分の面積よりも小さい、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 前記浮遊ゲートと前記制御ゲートとの間
    に形成された段差部をさらに備える、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 前記浮遊ゲートの電位を制御する拡散層
    は、ダイオード構造を有する、請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 前記浮遊ゲート下に位置する第1ゲート
    絶縁膜と、 前記制御ゲート下に位置する第2ゲート絶縁膜とをさら
    に備え、 前記第2ゲート絶縁膜の膜厚は、前記第1ゲート絶縁膜
    の膜厚よりも小さい、請求項8に記載の半導体メモリ。
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