JP2003124291A - 位置測定システム、ロードポート装置及び基板搬送方法 - Google Patents

位置測定システム、ロードポート装置及び基板搬送方法

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JP2003124291A
JP2003124291A JP2001313696A JP2001313696A JP2003124291A JP 2003124291 A JP2003124291 A JP 2003124291A JP 2001313696 A JP2001313696 A JP 2001313696A JP 2001313696 A JP2001313696 A JP 2001313696A JP 2003124291 A JP2003124291 A JP 2003124291A
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load port
substrate
door
port door
position measuring
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JP2001313696A
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English (en)
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Kenji Tokunaga
謙二 徳永
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Semiconductor Leading Edge Technologies Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロードポートドアと基板収納容器のドアをド
ッキングして開閉する際、レジストレーションピン及び
レジストレーションピン穴が擦れることによる異物の発
生を防止する。 【解決手段】 基板の出し入れを行うためのロードポー
ト装置であって、基板を収納する基板収納容器を載置す
る載置台36と、基板収納容器のドアにドッキングして
基板収納容器のドアを開放するためのロードポートドア
と、を備え、ロードポートドアは、基準位置からのドア
のずれを測定するための位置基準マーク2を有し、載置
台は、位置基準マークを読み取ることによりロードポー
トドアの基準位置からのずれを測定することができる位
置測定手段300を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置測定システ
ム、ロードポート装置並びに基板搬送方法に関する。さ
らに具体的には、基板収納容器と基板処理装置の間で基
板の出し入れを行う際に用いられるロードポート装置の
備えられたロードポートドアの位置測定及び位置の決定
のために用いられる位置測定システムの構造及び使用に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、半導体装置の製造時に用いられ
る既知の横ドア一体型の基板収納容器を説明するための
斜視図である。基板収納容器としては、例えば、FLU
OROWARE(フルオロウエア)社製カタログに記載
されているものである。このタイプのものは、SEMI
規格でFOUPと呼ばれている。以下、FOUPを例に
とって、従来の基板収納容器について説明する。なお、
FOUPとは、フロント・オープニング・ユニファイド
・ポッド(Front Opening Unifie
d Pod)の略である。詳細な寸法などの情報は、S
EMI規格E52、E1.9、E47.1等に記載され
ている。
【0003】図8において、500は、基板収納容器で
あるウェーハキャリアを示す。ウェーハキャリア500
は、キャリアシェル10及びキャリアドア20を有す
る。キャリアシェル10は一面に開放面を有する筐体で
あり、この開放面においてキャリアドア20がキャリア
シェル10に嵌合する。キャリアドア20がキャリアシ
ェル10に嵌合した状態、即ち、キャリアドア20が閉
じた状態においては、ウェーハキャリア500は、密閉
された状態となる。基板は、上述したようなウェーハキ
ャリア500に収納された状態で、例えばOHT(Ov
erhead Hoist Transport)と呼
ばれる自動搬送機器によって、ウェーハキャリア500
ごと、必要な処理を施す基板処理装置に自動搬送され
る。
【0004】図9は、基板の収容された基板収納容器
を、ロードポート装置の載置台に載置した状態を説明す
るための断面図である。図9に示すように、基板40が
収納されOHTで自動搬送されたウェーハキャリア50
0は、基板処理装置に備えられたロードポート装置60
0の載置台36の上に載置される。
【0005】その後、キャリアドア20とロードポート
ドア30がドッキングする。この際、ロードポートドア
に備えられたラッチキー32は、ウェーハキャリア50
0に備えられたラッチキー穴22に挿入される。ラッチ
キー32は、ラッチキー穴22内で回転することによ
り、キャリアドア20に備えられたクランピング機構の
係合片26をキャリアシェル10から外し、キャリアド
ア20をキャリアシェルから外すことができる。この状
態で、ロードポートドア30によりキャリアドア20が
キャリアシェル10から引き抜かれる。このようにし
て、ロードポート装置600により、キャリアドア20
が開放され、ウェーハキャリア500の内部に収納され
た基板40を、基板処理装置内部に取り込むことができ
る。
【0006】ところで、基板は、密閉可能な容器に収納
され、OHTなどにより基板処理装置に自動搬送され
る。また、一般に基板処理装置は、クリーンルームとい
う温度や湿度がコントロールされ、粉塵対策の施された
室内に置かれ、従って基板の搬送も、このクリーンルー
ム内で行われる。このように、密閉可能な容器に基板を
収納し、クリーンルーム内で搬送、処理を行うのは、大
気中の異物や化学的な汚染から、基板を防御するためで
ある。
【0007】しかし、このように、異物等を排除するよ
うな環境において基板を搬送しても、上述したような方
法によりキャリアドア20を開閉する場合、ラッチキー
32のラッチキー穴22への挿入や、ラッチキー穴22
内での回転の際に、ラッチキー32とラッチキー穴22
が擦れることにより異物が発生する場合がある。この異
物の発生を抑えるため、ロードポートドア30とキャリ
アドア20がドッキングする際には、ロードポートドア
30とキャリアドア20との位置を、正確に決めること
が必要である。このため、ロードポートドア30にレジ
ストレーションピン34を設け、一方、キャリアドア2
0には、レジストレーションピン穴24を設けている。
ロードポートドア30とキャリアドア20とがドッキン
グする際には、レジストレーションピン34が、レジス
トレーションピン穴24に挿入され、これによって、正
確に位置決めがされるようになっている。
【0008】しかし、これによって、ラッチキー32の
挿入や回転の際のラッチキー穴22との擦れによる異物
の発生を抑えることはできるが、レジストレーションピ
ン34をレジストレーションピン穴24に挿入する際の
擦れにより異物が発生することがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
レジストレーションピンとレジストレーションピン穴と
を挿入して正確な位置決めを行う方法では、基板収納容
器のドアと、ロードポート装置のロードポートドアの位
置にずれが生じていた場合、レジストレーションピン穴
とレジストレーションピンとが擦れて、異物が発生する
ことが考えられる。このような異物は、半導体装置の欠
陥にもつながる恐れがあるため、抑える必要がある。
【0010】また、レジストレーションピンとレジスト
レーションピン穴とを用いて載置位置を決定する場合、
ロードポートドアにはレジストレーションピンを、基板
収納容器のドアにはレジストレーションピン穴を、それ
ぞれ設ける工程が必要となり、時間的なロスや、コスト
の増加にもつながり問題である。
【0011】従ってこの発明は、ロードポート装置によ
る基板収納容器のドア開閉の際、ロードポートドアと基
板収納容器のドアとがドッキングすることによる異物の
発生を抑えて、ドアの開閉を行うことを目的とするもの
である。また、この発明は、ロードポートドアと基板収
納容器のドアとの位置を決める際に用いられるレジスト
レーションピンとレジストレーションピン穴との設置に
よる時間的なロスやコストの増加をも抑えることを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の位置測定シス
テムは、基板の出し入れを行うロードポート装置のロー
ドポートドアの位置を測定するための位置測定システム
であって、前記ロードポートドアに取り付けられた位置
基準マークと、前記位置基準マークを読み取ることによ
り前記ロードポートドアの基準位置からのずれを測定す
る位置測定手段と、を備えたものである。
【0013】また、この発明の位置測定システムは、前
記位置測定手段は、位置基準マークの位置を目視するこ
とができる目視用拡大鏡を有するものである。
【0014】また、この発明の位置測定システムは、前
記ロードポート装置は、前記位置測定手段または基板を
収納する基板収納容器を載置できる載置台を備え、前記
載置台は、前記位置測定手段または前記基板収納容器を
載置する際の載置位置を決める位置決めピンを備え、前
記位置測定手段は、前記位置決めピンに係合する位置決
めピン係合部を備えるものである。
【0015】次に、この発明のロードポート装置は、基
板の出し入れを行うためのロードポート装置であって、
基板を収納する基板収納容器を載置する載置台と、前記
基板収納容器のドアにドッキングして前記基板収納容器
のドアを開放するためのロードポートドアと、を備え、
前記ロードポートドアは、基準位置からのロードポート
ドアのずれを測定するための位置基準マークを有し、前
記載置台は、前記位置基準マークを読み取って、前記ロ
ードポートドアの基準位置からのずれを測定することが
できる位置測定手段を有するものである。
【0016】また、この発明のロードポート装置は、前
記位置測定手段は、目視用拡大鏡を有するものである。
【0017】また、この発明のロードポート装置は、前
記載置台は、前記基板収納容器を載置する際の載置位置
を決める位置決めピンを有し、前記位置測定手段は、前
記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンと
係合する位置決めピン係合部を有するものである。
【0018】次に、この発明の基板搬送方法は、基板の
出し入れを行うロードポート装置を用いた基板の搬送方
法において、前記ロードポート装置に備えられた載置台
に、前記ロードポート装置に備えられたロードポートド
アの位置を測定するための位置測定手段を載置する載置
工程と、前記ロードポートドアに備えられた位置基準マ
ークを読み取って、前記ロードポートドアの基準位置か
らのずれを測定する位置測定工程と、前記位置測定工程
における測定結果に応じて、前記ロードポートドアの位
置のずれを修正する位置修正工程と、前記載置台に基板
を収納する基板収納容器を載置して、前記基板収納容器
内に収納された基板と基板処理装置内の間で前記基板の
出し入れを行う基板搬送工程と、を含むものである。
【0019】また、この発明の基板搬送方法は、前記位
置測定工程は、目視用拡大鏡を用いて測定するものであ
る。
【0020】また、この発明の基板搬送方法は、前記載
置工程は、前記載置台に備えられ、前記基板収納容器ま
たは前記位置測定手段を載置する際の載置位置を決定す
るための位置決めピンと、前記位置決めピンに対応する
ように前記位置測定手段に備えられた位置決め用ピン係
合部とを係合させることにより載置するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、この発明の
実施の形態について説明する。なお、各図において、同
一または相当する部分には同一符号を付してその説明を
省略ないし簡略化する。
【0022】実施の形態.図1は、この発明の実施の形
態で用いられる基板収納容器を示す斜視図である。図1
において、ウェーハキャリア100は、基板を収納する
基板収納容器であり、この実施の形態1では、SEMI
規格のFOUPを使用する。
【0023】キャリアシェル10は、内部に基板を収納
することができる筐体であり、一面に開放面を有する。
キャリアドア20は、この開放面において、キャリアシ
ェル10と嵌合するウェーハキャリア100のドアであ
る。また、キャリアシェル10及びキャリアドア20
は、一般には高機能プラスチックで成型されている。キ
ャリアドア20を開閉することにより、ウェーハキャリ
ア100内に基板を出し入れすることができる。また、
キャリアドア20がキャリアシェル10に当接する面に
はシール材(図示せず)が設けられ、キャリアシェル1
0との密閉性が保たれるようになっている。
【0024】ウェーハティース12は、棚状の形状を有
し、キャリアシェル10の内壁に備えられている。ウェ
ーハティース12は、キャリアドア20の内側に備えら
れたリテーナ(図示せず)と共に、ウェーハキャリア1
00内に収納される基板を、水平に、複数枚支持するこ
とができる。
【0025】ロボットフランジ14、マニュアルハンド
ル16、サイドレール18は、キャリアシェル10の外
部に備えられ、ウェーハキャリア100の搬送のために
用いられるものである。
【0026】クランピング機構の係合片26は、キャリ
アドア20の上部に突出して設けられ、キャリアシェル
10側に備えられたクランピング機構の係合片(図示せ
ず)と係合することにより、キャリアドア20をキャリ
アシェル10に固定する。ラッチキー穴22は、クラン
ピング機構の係合片26をキャリアシェル10から外す
ことにより、キャリアドア20を開閉するために用いら
れるものであるが、これについては、後述する。ラッチ
キー穴22及びクランピング機構の係合片26は、共に
キャリアドア20に備えられている。
【0027】図2は、ロードポート装置に備えられた載
置台に載置されたウェーハキャリア100を示す断面図
である。図2において、ロードポート装置200は、基
板に所定の処理を施すための基板処理装置700に備え
られ、基板処理装置700と、ウェーハキャリア100
との間で基板の出し入れを行うための装置である。
【0028】また、ロードポートドア30は、キャリア
ドア20とドッキングして、キャリアドア20を開閉す
るために用いられる物である。ロードポートドア30
は、基板処理装置700の壁面の一部を構成する。ま
た、ここでは、ウェーハキャリア100として、FOU
Pを使用しているため、ロードポートドア30は、FO
UPに対応するFIMSドアを構成する。
【0029】ラッチキー32は、ロードポートドア30
の表面上に、突出するように設けられている。ラッチキ
ー32は、キャリアドア20に設けられたラッチキー穴
22に挿入して、回転することにより、クランピング機
構の係合片26を、キャリアシェル10から外すことが
できる。ロードポートドア30は、ラッチキー32によ
り、キャリアドア20とドッキングした状態で、キャリ
アドア20をキャリアシェル10から引き離すことがで
きる。
【0030】また、載置台36は、ウェーハキャリア1
00を載置するために備えられた載置台である。キネマ
ティックピン38は、載置台36の上に突出して設けら
れ、ウェーハキャリア100を載置する際の載置位置を
決定する位置決めピンである。V溝28は、ウェーハキ
ャリア100の底部に、キネマティックピン38の位置
に対応するように設けられ、位置決めピンに係合する部
分である。基板40を収納して搬送されたウェーハキャ
リア100は、載置台36に載置される。この際、キネ
マティックピン38と、V溝28とが嵌り合うことによ
り、ウェーハキャリア100がロードポート装置200
に載置される際の位置を正確に決定する。
【0031】図3は、ロードポートドア20を示す図で
あり、図3(a)は、正面図を、図3(b)は上面図を
示す。従来のロードポートドアには、ラッチキーだけで
なく、レジストレーションピンが設けられていた。しか
し、この実施の形態においては、図3に示すように、ラ
ッチキー32のみが設けられている。従って図3(b)
に示すように、ラッチキー32のみがロードポートドア
30から突出している。
【0032】位置基準マーク2は、ロードポートドア3
0の位置を測定するための基準となるマークである。位
置基準マーク2は、+の形状を有し、ロードポートドア
30の基準となる位置に設けられる。
【0033】図4は、この発明の実施の形態における位
置測定システムを示す斜視図である。図4において、位
置測定手段300は、位置基準マーク2を読み取ってロ
ードポートドア30の位置のずれを測定するために用い
られるものである。位置測定手段300は、ロードポー
ト装置200の載置台36の上に載置されている。ま
た、位置測定システム400は、位置基準マーク2と、
位置測定手段300を含んで構成される。
【0034】目視用拡大鏡4は、位置基準マーク2を拡
大して正確に読み取り、ロードポートドア30の位置を
測定するために位置測定手段300に備えられたもので
ある。
【0035】図5は、目視用拡大鏡の内部を示す図であ
る。目視用拡大鏡4内は、図5に示すように、2本の目
盛り線6が、縦方向と、横方向とに設けられている。ロ
ードポートドア30が、所定の基準位置に正確に設置さ
れている時は、位置基準マーク2が2本の目盛り線6の
交点と重なって見えるようになっている。図5に示すよ
うに、位置基準マークと、2本の目盛り線6の交点がず
れている場合には、ロードポートドア30は、所定の基
準位置からずれていることになる。ロードポートドア3
0のずれを修正する場合、位置基準マーク2の中心から
のずれ量を縦方向、横方向のそれぞれについて測定す
る。
【0036】図6は、位置測定手段300の底面図であ
る。V溝8は、位置測定手段300に備えられた位置決
めピン係合部である。V溝8は、ロードポート装置の載
置台36に形成されたキネマティックピン38に対応す
る位置に備えられている。即ち、位置測定手段300の
底面に形成されたV溝の位置及び形状は、ウェーハキャ
リア100の底面に備えられたV溝28の位置及び形状
と一致する。位置測定手段300を載置台に載置する場
合、V溝8とキネマティックピン38とが係合するよう
になっている。
【0037】なお、ロードポートドア30とキャリアド
ア20が対向してドッキングする際、ラッチキー32と
ラッチキー穴22とが同じ高さにあって、ラッチキー3
2は、ラッチキー穴22と擦れることなく挿入できる位
置が基準位置である。また、位置測定手段300は、載
置台36に、ウェーハキャリア100が載置される場合
と同様に正確に載置される。この状態で、ロードポート
ドア30に備えられた位置基準マーク2を、目視用拡大
鏡4で読み取る。ロードポートドア30が、基準位置に
正確に設置されている場合に、位置基準マーク2と、目
視用拡大鏡4の2本の目盛り線6の交点とが重なるよう
に、位置基準マーク2と目視用拡大鏡4は設けられてい
る。
【0038】次に、この実施の形態における基板の搬送
方法について説明する。図7は、この発明の実施の形態
における基板の搬送方法を説明するためのフロー図であ
る。まず、ステップS10に示すように、位置測定手段
300を、ロードポート装置200の載置台36に載置
する。このとき、キネマティックピン38と位置測定手
段300のV溝8とをはめ合わせて、正確に載置位置を
決定する。
【0039】次に、ステップS20に示すように、目視
用拡大鏡4を用いて、ロードポート装置200のロード
ポートドア30に設けられた位置基準マーク2を読み取
って、ロードポートドアの位置を測定する。この場合、
ロードポートドアが基準位置に載置されていれば、縦横
2本の目盛り線6の交点と、位置基準マーク20の+が
重なることになる。図6に示すように、位置基準マーク
が交点と重ならない場合には、ロードポートドア30は
基準位置からずれていることになる。この場合には、位
置基準マーク2の縦方向、横方向のずれをそれぞれ測定
する。
【0040】次に、ステップS30に示すように、測定
した結果に応じて、ロードポート装置200のロードポ
ートドア30の位置を正確な位置に修正する。ロードポ
ート装置200には、ロードポートドア30を修正する
ため、対応する目盛り(図示せず)が設けられており、
その目盛りにあわせて、縦方向、横方向のそれぞれのず
れを修正すればよい。
【0041】次に、ステップS40に示すように、ロー
ドポートドア30のずれを修正し、正確な位置にロード
ポートドア30を戻した状態で、目視用拡大鏡4で再
度、ロードポートドア30の位置を確認する。ステップ
S30において、ロードポートドア30の位置が、基準
位置に正確に修正されていれば、ロードポートドア20
の位置基準マークと目盛り線6の交点は重なっている。
次に、ステップS50に示すように、位置測定手段30
0を、ロードポート装置200の載置台36から取り外
す。
【0042】この状態で、ステップS60に示すよう
に、基板40を収納されたウェーハキャリア100を、
ロードポート装置の載置台36に搬送する。例えば、3
00mm基板を収納した場合、ウェーハキャリア100
の重量は全体で8kg以上になるため、安全上人手によ
る搬送は考えにくい。従って、このときの搬送方法とし
ては、例えばOHT(Overhead Hoist
Transport)や、RGV(Rail Guide
d Vehicle)などを用いた自動搬送や、あるい
は、PGV(Person Guided Vehic
le)などを用いた手動搬送などが考えられる。
【0043】ウェーハキャリア100を、V溝28と、
載置台36に設けられたキネマティックピン38とを嵌
め合わせることにより、ロードポート装置200の載置
台36上の適切な位置に載置する。
【0044】次に、ステップS70に示すように、ウェ
ーハキャリア100と、基板処理装置との間で、基板の
出し入れを行う。ここでは、まず、ウェーハキャリア1
00のキャリアドア20と、ロードポート装置200の
ロードポートドア30とをドッキングし、同時に、キャ
リアドア20に備えられたラッチキー穴22に、ロード
ポートドア30側に備えられたラッチキー32を挿入す
る。次に、ラッチキー32を、ラッチキー穴22内で回
転することにより、クランピング機構の係合片26をキ
ャリアシェル10から外す。これによって、キャリアシ
ェル10から、キャリアドア20を外すことができる。
この状態で、キャリアドア20を引き抜いて、ロードポ
ートドア30とキャリアドア20とをドッキングさせた
まま、ロードポート装置200のミニエンバイロンメン
ト(図示せず)内に取り込む。
【0045】その後、ウェーハキャリア100内に収納
された基板40を、ウェーハキャリア100内から、基
板処理装置内に搬送して、処理を行う。処理が終了した
後、再び、基板40をウェーハキャリア100内に収納
し、キャリアドア20を閉じる。以上のようにして基板
の搬送が行われる。
【0046】このように、レジストレーションピンとレ
ジストレーションピン穴とを使用せず、事前に位置測定
システム400を用いて位置合わせを行う方法を用いれ
ば、レジストレーションピンとレジストレーションピン
穴とによる異物の発生を防止することができる。
【0047】また、レジストレーションピン及びレジス
トレーションピン穴をロードポートドア30及びキャリ
アドア20に設けることなく、位置合わせを行うことが
できる。従って、レジストレーションピンやレジストレ
ーションピン穴の設置のための時間的ロスや、費用の増
加を抑えることができる。
【0048】なお、この実施の形態では、基板収納容器
としてFOUPのレジストレーションピン穴のないもの
を用いて説明した。しかし、これに限るものではなく、
他の基板収納容器であってもよい。
【0049】この実施の形態において説明した方法によ
れば、基板収納容器は、多少形状が異なる物を用いて
も、その都度、その基板収納容器のラッチキー穴の位置
に合わせてロードポートドア30を設置しなおせばよ
い。従って、この発明は、複数の基板収納容器に対応し
て使用することができる。
【0050】また、この実施の形態では、目視用拡大鏡
4を用いたが、これに限る物ではなく、例えば、外部か
ら、位置基準マーク2を確認することができるようにC
CD(Charge Coupled Device)
カメラなどを用いて確認するものなど、他の手段を用い
て位置基準マーク2を測定する物であってもよい。
【0051】また、位置基準マーク2としては、+形状
のものを使用したが、基準位置を縦方向、横方向に読み
取り可能なものであれば他の形状のマークであっても良
い。
【0052】また、この実施の形態では、位置決めピン
に係合する位置決めピン係合部として、V溝8を備える
位置測定手段300を使用した。しかし、この発明はこ
れに限るものではない。
【0053】さらに、ロードポート装置200は、ロー
ドポートドア30の位置を修正するために、対応する目
盛りを備える場合について説明した。しかし、このよう
な目盛りを有しないものであってもよい。
【0054】なお、この発明において、載置工程は、例
えばこの実施の形態のステップS10を実行することに
より実行され、位置測定工程は、例えばこの実施の形態
のステップS20を実行することにより実行される。ま
た、位置修正工程は、例えばこの実施の形態のステップ
S30を実行することにより実行され、基板搬送工程
は、例えばこの実施の形態のステップS70を実行する
ことにより実行される。しかし、これに限る物ではな
い。
【0055】また、この実施の形態における基板搬送方
法では、ステップS20において、ロードポートドア3
0の位置を修正した後、再度ロードポートドア30の位
置を確認するステップS50を含んだ。しかし、この発
明は、このような確認の工程を含まない物であっても良
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、レジストレーションピン及びレジストレーションピ
ン穴を使用せず、事前に位置測定システムを用いて位置
合わせを行う。従って、レジストレーションピンとレジ
ストレーションピン穴とによる異物の発生を防止するこ
とができる。
【0057】また、この発明において、目視用拡大鏡を
使用するものによれば、位置基準マークを拡大して読み
取ることができるため、より正確な位置を測定すること
ができる。
【0058】また、この発明によれば、事前に、ロード
ポートドアの正確な位置決めができるため、レジストレ
ーションピン及びレジストレーションピン穴をそれぞれ
ロードポート装置及びウェーハキャリアに設ける必要が
ない。従って、レジストレーションピン及びレジストレ
ーションピン穴を設ける工程を省くことができ、時間的
ロスあるいはコストの増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態で用いる基板収納容器
を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態における基板収納容器
をロードポート装置に載置した状態を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態で用いるロードポート
ドアを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態で用いる位置測定シス
テムを示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態で用いる目視用拡大鏡
の内部を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態で用いる位置測定手段
の底面図である。
【図7】 この発明の実施の形態における基板搬送方法
を説明するフロー図である。
【図8】 既知の横ドア一体型の基板収納容器を示す斜
視図である。
【図9】 基板収納容器をロードポート装置に載置した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
100、 500 ウェーハキャリア(基板収納容器) 200、 600 ロードポート装置 300 位置測定手段 400 位置測定システム 700 基板処理装置 2 位置基準マーク 4 目視用拡大鏡 6 目盛り線 8 V溝(位置決ピン係合片) 10 キャリアシェル 12 ウェーハティース 14 ロボットフランジ 16 マニュアルハンドル 18 サイドレール 20 キャリアドア 22 ラッチキー穴 24 レジストレーションピン穴 26 クランピング機構の係合片 28 V溝(位置決めピン係合片) 30 ロードポートドア 32 ラッチキー 34 レジストレーションピン 36 載置台 38 キネマティックピン(位置決めピン) 40 基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3065 H01L 21/302 B Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA20 BB13 BB27 CC17 CC19 DD02 DD13 LL04 MM02 PP12 5F004 AA14 BA00 BC06 5F031 CA02 DA08 EA12 EA14 FA01 FA03 FA11 FA15 JA27 JA32 JA38 KA20 MA17 NA10 5F045 BB14 EN05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の出し入れを行うロードポート装置
    のロードポートドアの位置を測定するための位置測定シ
    ステムであって、 前記ロードポートドアに取り付けられた位置基準マーク
    と、 前記位置基準マークを読み取ることにより前記ロードポ
    ートドアの基準位置からのずれを測定する位置測定手段
    と、 を備えたことを特徴とする位置測定システム。
  2. 【請求項2】 前記位置測定手段は、位置基準マークの
    位置を目視することができる目視用拡大鏡を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の位置測定システム。
  3. 【請求項3】 前記ロードポート装置は、前記位置測定
    手段または基板を収納する基板収納容器を載置できる載
    置台を更に備え、 前記載置台は、前記位置測定手段または前記基板収納容
    器を載置する際の載置位置を決める位置決めピンを備
    え、 前記位置測定手段は、前記位置決めピンに係合する位置
    決めピン係合部を備えることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の位置測定システム。
  4. 【請求項4】 基板の出し入れを行うためのロードポー
    ト装置であって、 基板を収納する基板収納容器を載置する載置台と、 前記基板収納容器のドアにドッキングして前記基板収納
    容器のドアを開放するためのロードポートドアと、 を備え、 前記ロードポートドアは、基準位置からのロードポート
    ドアのずれを測定するための位置基準マークを有し、 前記載置台は、前記位置基準マークを読み取って、前記
    ロードポートドアの基準位置からのずれを測定すること
    ができる位置測定手段を有することを特徴とするロード
    ポート装置。
  5. 【請求項5】 前記位置測定手段は、目視用拡大鏡を有
    することを特徴とする請求項4に記載のロードポート装
    置。
  6. 【請求項6】 前記載置台は、前記基板収納容器を載置
    する際の載置位置を決める位置決めピンを有し、 前記位置測定手段は、前記位置決めピンに対応する位置
    に、前記位置決めピンと係合する位置決めピン係合部を
    有することを特徴とする請求項4または5に記載のロー
    ドポート装置。
  7. 【請求項7】 基板の出し入れを行うロードポート装置
    を用いた基板の搬送方法において、 前記ロードポート装置に備えられた載置台に、前記ロー
    ドポート装置に備えられたロードポートドアの位置を測
    定するための位置測定手段を載置する載置工程と、 前記ロードポートドアに備えられた位置基準マークを読
    み取って、前記ロードポートドアの基準位置からのずれ
    を測定する位置測定工程と、 前記位置測定工程における測定結果に応じて、前記ロー
    ドポートドアの位置のずれを修正する位置修正工程と、 前記載置台に基板を収納する基板収納容器を載置して、
    前記基板収納容器内に収納された基板と基板処理装置内
    の間で前記基板の出し入れを行う基板搬送工程と、 を含むことを特徴とする基板搬送方法。
  8. 【請求項8】 前記位置測定工程は、目視用拡大鏡を用
    いて測定することを特徴とする請求項7に記載の基板搬
    送方法。
  9. 【請求項9】 前記載置工程は、前記載置台に備えら
    れ、前記基板収納容器または前記位置測定手段を載置す
    る際の載置位置を決定するための位置決めピンと、前記
    位置決めピンに対応するように前記位置測定手段に備え
    られた位置決め用ピン係合部とを係合させることにより
    載置することを特徴とする請求項7または8に記載の基
    板搬送方法。
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