JP2003123772A - 電極材料、固体電解質型燃料電池、固体電解質型ガスセンサおよび電極材料の製造方法 - Google Patents
電極材料、固体電解質型燃料電池、固体電解質型ガスセンサおよび電極材料の製造方法Info
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Abstract
用できる電極材料において、電子伝導性、酸素イオン伝
導性、および耐久性を向上させる。 【解決手段】 母材であるp型伝導性を示すペロブスカ
イト型酸化物111に添加材として、p型伝導性を示す
蛍石型酸素イオン伝導性酸化物112を添加したものを
電極材料とする。この電極材料は、それぞれ平均粒径が
0.2μm〜10.0μmであるp型伝導性を示すペロ
ブスカイト型酸化物紛111と、p型伝導性を示す蛍石
型酸素イオン伝導性酸化物紛112を準備し、両酸化紛
を混合して、蛍石型酸素イオン伝導性酸化物を2〜20
重量%含む混合紛を作製した後、この混合紛を焼成する
ことで得られる。
Description
成する電極材料に関し、特に固体電解質型燃料電池及び
固体電解質型ガスセンサに使用できる電極材料に関す
る。
素センサや天然ガス等の燃焼による固体電解質型燃料電
池の電極材料としては、白金、ロジウム及びパラジウム
等の貴金属が用いられていたが、これらの電極材料はコ
ストが高く、使用環境によっては特性劣化が生じる場合
があった。
〜1000℃で運転されるため、その電極材料には耐熱
性、および耐久性が要求される。また、固体電解質型燃
料電池を自動車の駆動源として用いたり、家庭用の電源
として用いる場合には、始動性の向上という意味で低温
度領域から発電可能な固体電解質型燃料電池が求められ
ている。一方、固体電解質型酸素センサにおいても、自
動車用のエンジン制御用に使用する場合は、始動時の低
温域(コールドスタート時)からのエンジン制御を可能
にするため、始動温度の低温化が望まれている。従っ
て、これらの電極材料には、上記要求に見合うよう広い
温度領域で良好な電気特性を示すことが必要とされてい
る。
としてペロブスカイト型酸化物を使用すると、センサの
作動開始温度を低温化することができ、特性の改善を図
ることができることが報告されている(Y.Takeda、R.Ka
nno 、M.Noda、Y.Tomida、and O.Yamamoto、J.Electroc
hem.Soc.,134, 11, 2656, (1987))。
サ用電極材料として白金などの従来の金属電極を用いた
場合、酸素イオンの固体電解質への侵入が、気相−電極
−電解質の接する三相界面という限られたところでしか
起きないのに対し、ペロブスカイト型酸化物を電極材料
として用いた場合は、電極内を酸素イオンが移動できる
ため、三相界面のみならず電極と固体電解質のみが接す
る二相界面でも固体電解質への酸素イオンの侵入が可能
になることで説明される。即ち、ペロブスカイト型酸化
物を電極材料として使用することにより、固体電解質と
ペロブスカイト型電極界面の電極反応抵抗を減少させる
ことができ、より低温での作動を可能にすることができ
る(H. Arai、K. Eguchi、and T. Inoue 、Proc. of
the Symposium on Chemical Sensors (Hawaii) 、87-9
(1987) 、p.2247.)。
させるため、例えば燃料極については、固体電解質層と
金属Ni等からなる電極の間に中間層として、CeO 2
等の電子伝導性を示す添加剤を含んだイットリア安定化
ジルコニア(YSZ)層を設ける構成が提案されている
(特開平7−254418号公報)。この固体電解質型
燃料電池では、中間層中のCeO2等による電子伝導性
材料の働きにより、固体電解質と燃料極との界面の接触
抵抗を下げることができる。即ち、中間層に電子伝導性
を持たせることにより、固体電解質と燃料極間での電流
パスを増やし、燃料電池の発電効率を上げることができ
る。
体電解質型燃料電池の燃料極としてYSZと比較して高
い酸素イオン伝導度をもつSc2O3(スカンジア)安定
化ZrO2(ScSZ)と金属Niによるサーメット材
料を用いることが提案されている。
材料としては蛍石型安定化ジルコニアが最も研究がされ
ており、固体電解質材料として広く用いられている。安
定化材としては2価のアルカリ土類の酸化物CaO、M
gO、Y2O3や上述するSc 2O3等の希土類酸化物等
が知られている。安定化ジルコニアは、高温でのイオン
伝導性が高く、例えばCaOを安定化材として添加した
場合は、800℃で0.01(Ωcm) -1のイオン伝導性
を示す。
す材料として、CeO2(セリア)が知られている。C
eO2は室温から融点に至る温度範囲で蛍石型の立方晶
構造をとる。この酸化物に希土類やCaOを添加すると
広範囲に固溶体を形成する(J. Electrochem. Soc., 12
3[3], 416-419(1976))。最近の研究の中心化合物である
CeO2-Gd2O3系ではCe1-xGdxO(2-x)/2と
なり、酸素の空孔が形成される。この系ではCeの価数
が変るため、還元性雰囲気下ではCe金属に還元される
ため電子伝導性が生じる。
の空気極、あるいは酸素センサの電極として使用する電
極材料には、酸素吸着性(触媒作用)、酸素イオン伝導
性および電子伝導性が良好であり、しかも長時間の高温
酸化雰囲気で安定であり、凝集や固体電解質との界面反
応が生じないこと等が望まれている。
ては、500℃以上で高い電子伝導性を有するLa-S
r-Co-O系、La-Sr-Mn-O系などのペロブスカ
イト型電極材料が使用されている。しかし、これらの材
料の酸素イオン伝導性、電子伝導性およびその耐久性は
まだ十分なものとはいえず、さらなる改善が求められて
いる。
燃料極では、固体電解質と金属電極との間に、電子伝導
性が高いCeO2材料を添加したYSZを中間層として
備える構成が提案されているが、CeO2材料の添加
は、La-Sr-Co-O系、La-Sr-Mn-O系などの
ペロブスカイト型酸化物を使用する空気極には応用でき
ない。La-Sr-Co-O系及びLa-Sr-Mn-O系等
のペロブスカイト酸化物がいずれもp型伝導すなわち正
孔による伝導型であるのに対し、CeO2材料はn型で
あるため、それぞれの粒子界面において正孔と電子が打
ち消しあって、絶縁化し、界面抵抗がかえって増大して
しまうからである。
において高い酸化物イオン伝導性を示すLa1-xSr
x1-yMgyO3系(LSGM)材料が発見され(T. Ishihar
a、等J.Am. Chem. Soc., 116, 3801-03(1994)、T. Ishi
hara等、M. Feng and J. B. Goodenough、Eur. J. Soli
d State Inorg. Chem., 31, 663-672(1994))、注目を
集めている。固体電解質として従来の蛍石型YSZに代
えて、この新規な材料であるランタンガレート系ペロブ
スカイト型酸化物を用いることが検討されている。
もがペロブスカイト型酸化物である場合は、結晶構造が
類似しているため、高温度領域や還元雰囲気下での長時
間の使用により、界面で反応、凝集が進行しやすく、固
体電解質と空気極との界面の反応抵抗が増加する虞れが
高い。特に、空気極に高活性な材料(La-Sr-Co-
O系)を使用する場合は、空気極自身、あるいは固体電
解質との間で凝集反応が進行しやすく、凝集反応が生じ
ると、燃料電池の発電効率が低下する。
み、電子伝導性、酸素イオン伝導性、および耐久性が良
好な電極材料、この電極材料を用いた固体電解質型燃料
電池、酸素センサ、およびこの電極材料の製造方法を提
供することである。
解質型燃料電池および固体電解質型酸素センサに使用可
能な種々の材料のゼーベック係数値を独自に測定解析す
る中で、従来完全酸素イオン伝導型であると思われてい
た安定化ジルコニアにおいて、安定化材としてSc2O3
を使用した場合は混合導電性を示し、しかもp型の電子
伝導性を示すことを発見した。以下の本願発明は、この
材料物性の発見に基づき創作されたものである。
材であるp型伝導性を示すペロブスカイト型酸化物と、
母材に添加されたp型伝導性を示す蛍石型酸素イオン伝
導性酸化物とを有することを特徴とする。
ば、ペロブスカイト型酸化物母材に、結晶構造の異なる
高融点な蛍石型酸素イオン伝導性酸化物を添加すること
で、母材の凝集反応が抑制される。また、この電極材料
が固体電解質上に形成された場合は、界面での電極と固
体電解質との反応が抑制され耐久性を改善できる。さら
に、添加材が酸素イオン伝導性を有するとともに、母材
と同じp型の電子伝導性を示すので、母材と添加材との
伝導性の違いによる抵抗増大の問題がなく、高い酸素イ
オン伝導性と高い電子伝導性を電極材料に付与すること
ができる。
おいて、上記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物の700℃
〜1000℃におけるゼーベック係数(αF)が、以下
の条件式(f1)を充たすことを特徴とする。
作動温度範囲における、添加材のゼーベック係数値が上
記(f1)式を満たすため、燃料電池の動作条件におい
て確実にp型の伝導性を示し、高い電子伝導性を電極に
付与することができる。即ち、ゼーベック係数は、物質
の導電型と相関があり、p型の伝導性を示すには少なく
とも、その値が0より大きいことが必要であり、一方5
00μV/Kを超えると、p型の伝導性を示さなくな
る。
たは2に記載の発明において、上記蛍石型酸素イオン伝
導性酸化物が、スカンジア安定化ジルコニアであること
を特徴とする。
ば、本願発明者等によるゼーベック係数の測定によりp
型伝導性であることが確認された蛍石型結晶構造を持つ
スカンジア安定化ジルコニアを添加材として使用するの
で、より確実に電極の耐久性と電子伝導性の改善を図る
ことができる。
記載の発明において、上記スカンジア安定化ジルコニア
のスカンジア含有量が4モル%〜12モル%であること
を特徴とする。
ンジアの含有量を所定範囲に限定することにより、添加
材であるスカンジア安定化ジルコニアに、高い電子伝導
性と高い酸素イオン伝導性を確実に発揮させることがで
きる。
3に記載の発明において、上記母材の700℃〜100
0℃におけるゼーベック係数(αP)が、以下の条件式
(f2)を充たすことを特徴とする。
使用温度おける、母材のゼーベック係数値が上記(f
2)式を満たすため、燃料電池の動作条件において確実
にp型の高い電子伝導性を示し、上記p型伝導性を示す
添加材との組み合わせにより、高い電子伝導性を電極に
付与することができる。
4に記載の発明において、上記母材は、一般式(A‘
1-x A’‘x )1-α(B’1-y B‘’y )1-βCβO
3-δで表わされるペロブスカイト型酸化物であり、上記
A′が希土類元素から選ばれた少なくとも1種から構成
され、上記A″がBa、Sr及びCaから成る群から選
ばれた少なくとも1種から構成され、上記B′がGaで
あり、上記B″及びCがMg、Co、Mn、Fe、Ni
及びCuから成る群から選ばれた少なくとも1種であ
り、上記x、y、α、β、及びδのとりうる範囲がそれ
ぞれ、0<x<0.25、0<y<0.3、0≦α<
0.15、0<β<0.5、及び0≦δ≦0.5である
ことを特徴とする。
ば、BサイトにGaを有するガレート系ペロブスカイト
型酸化物を母材として使用しているので、より低温で高
い酸素イオン伝導性を示す電極を提供できる。
記載の発明において、上記蛍石型酸素イオン伝導性酸化
物の添加率が、2〜20重量%であることを特徴とす
る。
ば、母材の結晶構造を崩さない範囲で、添加材の使用に
よる凝集反応抑制効果や電子伝導性の付与効果を引き出
すことができる。
いずれか1項に記載の電極材料を用いた空気極と、この
空気極に隣接配置される固体電解質と、その固体電解質
に隣接配置される燃料極とを有する固体電解質型燃料電
池を提供することを特徴とする。
ば、上述する各特徴を有する電極を空気極として使用し
た固体電解質型燃料電池を提供できるので、電極材料自
体の凝集や固体電解質との界面での反応を抑制し、しか
も酸素イオン伝導性および電子伝導性が高い空気極を使
用できるので、酸素イオンの受け渡し反応が円滑にな
り、より高い出力特性を持った燃料電池を提供できる。
の燃料電池において、固体電解質として、ランタンガレ
ート系ペロブスカイト型固体電解質を使用することを特
徴とする。
電解質として、より低温で高い酸素イオン伝導性を示す
材料を使用しているため、より広い使用温度範囲で動作
させることが可能な燃料電池を提供できる。
のいずれか1項に記載の電極材料と、固体電解質とを有
することを特徴とする固体電解質型ガスセンサを提供す
ることである。
極自身の凝集や電極と固体電解質間の界面での反応が抑
制されるのでより高い耐久性を有するとともに、電極材
料の電子伝導性と酸素イオン伝導性が改善されるのでよ
り低温での動作が可能な固体電解質型ガスセンサを提供
できる。
記載の固体電解質型ガスセンサにおいて、固体電解質と
して、ランタンガレート系ペロブスカイト型固体電解質
を使用することを特徴とする。
体電解質として、より低温で高い酸素イオン伝導性を示
す材料を使用しているため、さらに低温での始動が可能
な固体電解質型ガスセンサを提供できる。
均粒径が0.2μm〜10.0μmであるp型伝導性を
示すペロブスカイト型酸化物紛と、p型伝導性を示す蛍
石型酸素イオン伝導性酸化物紛を準備する工程と、上記
ペロブスカイト型酸化物紛と蛍石型酸素イオン伝導性酸
化物紛とを混合し、蛍石型酸素イオン伝導性酸化物を2
〜20重量%含む混合紛を作製する工程と、上記混合紛
を焼成する工程とを有する電極材料の製造方法である。
材であるp型伝導性を示すペロブスカイト型酸化物にp
型伝導性を示す蛍石型酸素イオン伝導性酸化物が2〜2
0重量%添加された、電極材料を作製することができ
る。この電極材料は、ペロブスカイト型酸化物母材に、
結晶構造の異なる蛍石型酸素イオン伝導性酸化物を添加
することで、凝集反応が抑制されるため耐久性が高い。
また、固体電解質上に形成された場合は、界面での電極
と固体電解質間の反応が抑制され耐久性を改善できると
ともに、添加材が酸素イオン伝導性と、母材と同じp型
の電子伝導性を示すので、母材と添加材との伝導性の違
いによる抵抗増大の問題がなく、高い酸素イオン伝導性
と高い電子伝導性を電極材料に付与することができる。
なお、この製造方法において、p型伝導性を示すペロブ
スカイト型酸化物紛と、p型伝導性を示す蛍石型酸素イ
オン伝導性酸化物紛のそれぞれの粒径を0.2μm〜1
0.0μmにしているが、これは平均粒子径0.2μm
以下では、添加材によるペロブスカイト型酸化物の凝集
抑止効果が発揮しにくく、平均粒径が10.0μm以上
では、電極材料中での添加材の分散性が悪くなるからで
ある。
記載の製造方法において、上記ペロブスカイト型酸化物
紛の700℃〜1000℃におけるゼーベック係数(α
F)が、以下の条件式を充たし、 0μV/K<αF<500V/K 、 上記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物紛の700℃〜10
00℃におけるゼーベック係数(αF)が、以下の条件
式を充たすことを特徴とする。
温度においてp型 の高い電子伝導性を示すペロブスカ
イト型酸化物母材に、p型の伝導性を示す蛍石型酸素イ
オン伝導性酸化物を添加した電極材料を作製することが
できる。
たは請求項13に記載の製造方法において、蛍石型酸素
イオン伝導性酸化物紛が、スカンジア安定化ジルコニア
であることを特徴とする。
温耐熱性が高く、酸素イオン伝導性とp型の電気(もし
くはホール)伝導性を併せ持つ電極材料を作製すること
ができる。
1〜請求項7に記載の電極材料によれば、高温使用時に
おけるペロブスカイト型酸化物同士の凝集を防止し、固
体電解質との間の固相反応を抑制することにより、耐久
性を確保できる。また、電極材料の酸素イオン伝導性お
よび電子伝導性を改善することができるので、電極およ
び固体電解質との界面での抵抗を低減させることができ
る。
に、これらの電極材料を使用した固体電解質型燃料電池
や固体電解質型ガスセンサによれば、出力効率が増大
し、より低温での始動が可能で、しかも耐熱性、耐久性
を改善することができる。
記載の電極材料の製造方法によれば、上記特徴を有する
電極材料を作製することができる。
て、具体的に説明する。
燃料電池の構造例を示す装置の部分的な斜視図である。
固体電解質型燃料電池の単セルは、空気極(カソード)
11、燃料極(アノード)13、およびこの二つの電極
の間に介在する固体電解質12を有しており、必要によ
りセパレータ14を介して複数のセルを積層した構造で
使用される。
酸素含有ガスが供給され、燃料極13に水素もしくは炭
化水素ガスを含有するガスが供給される。空気極11に
供給された酸素は、酸素イオンとして電極に取り込ま
れ、固体電解質中を移動して燃料極に達しここで水素と
反応し水を生成するとともに電子を放出する。
は、この固体電解質型燃料電池の空気極11として特に
適した電極材料を提供するものである。
に際しては、電極表面に酸素分子が吸着され、吸着され
た酸素分子は空気極の触媒作用により酸素原子となり、
三相界面で電子との反応により酸素イオンに変わり、固
体電解質へ移動する。また、空気極が電子伝導性ととも
に酸素イオン伝導性を有する場合には、三相界面での反
応のほか、空気極表面でも吸着酸素が解離し、そこで、
電子との反応により酸素イオンを生成し、空気極表面あ
るいは空気極の中を拡散し、固体電解質に移動する。
ためには、空気極での酸素イオン生成と移動をより効率
良く進行させることが必要であり、空気極には、酸素の
吸着触媒能とともに高い電子伝導性と酸素イオン伝導性
が求められている。
温度は700℃〜1000℃であるため、この高温酸化
雰囲気で安定であり、凝集反応を起こさず、隣接する固
体電解質との反応しないことも必要になる。電極材料の
凝集は、三相界面の面積を減らし、 酸素原子と電子と
の反応場を減らすため、酸素イオン生成効率を下げ、固
体電解質との反応は電極と固体電解質界面での抵抗を高
めるからである。
しては、酸素イオン伝導性および電子伝導性が高いペロ
ブスカイト型結晶構造を有するLaMnO3やLaCo
O3等が使用されてきた。
燃料電池を構成する各材料の電気的特性を測定する手段
として、後述する図4に示すようなゼーベック係数の測
定装置を独自に作製し、種々の材料のゼーベック係数の
値を解析した。ゼーベック係数の値は、材料の電気導電
特性に依存しており、材料のキャリア種によってその符
号が変わり、具体的にはn型伝導性の場合は負の値、p
型伝導性の場合は正の値を示す。従って、ゼーベック係
数の測定から材料の伝導型を知ることができる。
発明者等は、従来完全酸素イオン伝導体と考えられて安
定化ジルコニアにおいて、安定化材としてスカンジアを
使用した場合は、500℃以上の温度において酸素イオ
ン伝導性のみならず、電子伝導性を示し、しかもその伝
導型がp型であることを発見した。
結晶構造を有するLaMnO3やLaCoO3等の空気極
材料は、p型伝導性を示すことも確認された。
測定を通じて、以下に述べる固体電解質型燃料電池の空
気極に適した新規な電極材料の構成を考案した。
は、図2に示すように、固体電解質12上に形成する空
気極11として、p型伝導性を示すペロブスカイト型酸
化物111を母材として、これにp型伝導性を示す蛍石
型酸素イオン伝導性酸化物112を添加したことであ
る。
伝導性酸化物は、完全酸素イオン導電型であるYSZ等
か、あるいはn型電子伝導性を示すCeO2のみが知ら
れていたが、本願発明者等のゼーベック係数測定によ
り、スカンジア安定化ジルコニウムのようにp型伝導性
を示す材料の存在が明らかになった。従って、このよう
なp型伝導性の蛍石型酸素イオン伝導性酸化物をペロブ
スカイト型酸化物電極材料に添加すれば、結晶構造が異
なるので、電極材の凝集によるシンタリングの進行を抑
制でき、耐熱性及び耐久性を上げることができるばかり
でなく、p型伝導性(正孔伝導性)をもつペロブスカイ
ト型電極材料中に同じくp型伝導性(正孔伝導性)を有
する酸素イオン伝導性酸化物を混在させることにより、
電極材料中の正孔伝導を増進させることができる。従っ
て、隣接する固体電解質への酸素イオン供給を円滑に行
うことができるため、空気極での酸素の放出吸収能を向
上させ、固体電解質と空気極界面の内部抵抗を減少させ
ることができる。
電池の動作温度である700℃〜1000℃におけるゼ
ーベック係数(αF)が0μV/K<α<500μV/K
をもつ蛍石型酸素イオン伝導性酸化物を使用することが
好ましい。
は、添加材の伝導型はn型となってしまうため、p型の
伝導型を持つ母材との界面が絶縁化し、電極抵抗が増大
する。添加材のゼーベック係数が500μV/K<αの
場合は、p型伝導性がほとんど発揮されないため、電極
材料の電子伝導性の向上に寄与できないからである。
(αF)が50V/K<α<400μV/Kであることが
望ましい。
の動作温度である700℃〜1000℃におけるゼーベ
ック係数(αF)が0μV/K<α<100μV/K、よ
り好ましくは0μV/K<α<80μV/Kであるペロブ
スカイト型酸化物が望ましい。p型伝導性を示し、しか
もより高い電子伝導性を示すことが望まれるからであ
る。
ては、少なくともスカンジアにより安定化されたジルコ
ニア、即ちスカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)を
挙げることができる。ScSZは、本願発明者等の測定
により、500℃以上の温度において酸素イオン伝導性
を示すとともに、ゼーベック係数が正の値をとりp型伝
導性を示すことが確認されている。特に、ジルコニアに
加えるスカンジアの量を4モル%〜12モル%にすれ
ば、ジルコニアの安定化を図るとともに、700℃の温
度にいて約80μV/K〜300μV/Kのゼーベック係
数を得られることが確認できている。なお、電極材料の
電子伝導性を向上させるためには、ジルコニアに加える
スカンジアの量を10モル%〜12モル%にするのがよ
り好ましい。
(A′1-xA″x)1-α(B′1-yB″y)1-βCβO3-δ
で表わされるペロブスカイト型酸化物であって、式中の
A′がLa、Pr、Nd及びYから成る群から選ばれた
少なくとも1種で構成され、A″が、Ba、Sr及びC
aから成る群から選ばれた少なくとも1種から構成さ
れ、B′がGaであり、B″及びCはMg、Co、M
n、Fe、Ni及びCuから成る群から選ばれた少なく
とも1種から構成され、x、y、α、β、δ、のとりう
る範囲がそれぞれ以下の式を満たすガレート系ペロブス
カイト型酸化物を用いてもよい。
大きい酸素イオン伝導性を示すため、電極材料の母材と
添加材界面抵抗を一層低減させることができ、電池の発
電特性の向上を図ることができる。
上記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物の添加率は、2〜2
0重量%であることが望ましい。添加材を制限すること
により、高い電気伝導度を有する母材の分子ネットワー
クを維持したまま、高い酸素イオン伝導性の添加材を分
散させることができるので、母材と添加材との界面量を
増大させ、燃料電池出力を上昇させることができる。な
お、添加率が2重量%より少ないと、添加材の効果が発
揮しにくくなる傾向があり、20重量%以上では、上記
母材の分子ネットワークが連続せず、電子伝導パスが分
断されるため界面抵抗が増加する。
定粒径になるまで粉砕した母材材料に所定粒径の添加材
を加え、十分に混合し、乾燥させた混合粉を作製し、次
にこの混合粉を溶媒に混ぜペーストを作製する。固体電
解質上にこのペーストを塗布、乾燥し、さらに例えば約
850℃の温度で1時間焼成する。
材の効果を発揮させるためには、母材と添加材の平均粒
子径は0.5〜10.0μmの範囲にあることが望まし
い。平均粒子径が0.5μm以下では、ペロブスカイト
材料の凝集抑止効果が発揮しにくくなる傾向にあり、1
0.0μm以上では、添加材が母材中に十分に分散でき
ず、添加材としての効果を有効に発揮できないからであ
る。
の形態の固体電解質型燃料電池は、空気極と固体電解質
間での酸素イオンの受け渡し反応が円滑になるので、固
体電解質と電極間の反応抵抗が低減し、高い出力特性を
得ることができる。
定化ジルコニアやセリア系材料の他に、低温・酸化還元
雰囲気下で高い酸化物イオン伝導度を示すペロブスカイ
ト型酸化物が使用できる。一般式ABO3からなるペロ
ブスカイト型酸化物において、例えば、低温で高い酸素
イオン伝導性を示すLa1-x Srx Ga1-y Mgy O 3
系(LSGM)材料を使用することができる。例えばL
a0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.2O3、を用いることができ
る。またBaCe0.9Gd0.1 O3、CaAl0. 7TiO3
とSrZr0.9Sc0.1O3等を使用することもできる。
気極として使用できる電極材料について説明したが、こ
の電極材料は、固体電解質型酸素センサの電極材料とし
て使用することもできる。
す。同図に示すように、自動車用酸素センサは、複数の
通気孔21Aが形成された容器状のケース21内に導電
性気密シール12を介して標準電極(Pt)23と検出
電極24で挟まれた固体電解質25が収納されている。
なお、検出電極24の外側面は、保護膜26で覆われて
いる。また。ケース21の上部には、排ガスダクト壁2
7が周回して設けられ、ケース21の外部からの排ガス
を通気孔21Aに導くようになっている。また、標準電
極23の内側空間には標準ガスSGを導入するようにな
っている。なお、この固体電解質型酸素センサにおい
て、固体電解質材料としては、上述する固体電解質型燃
料電池と同様の材料を用いることができる。電極材とし
て上述する本実施の電極材料を使用することにより、作
動温度をより低減させることが可能になるとともに、耐
熱性、耐久性を改善することもできる。
るペロブスカイト型電極材料粉末(以下、「ペロブスカ
イト型電極母材粉末」という。)を作製した。即ち、各
原料(La2O3,SrCO3, CoO)を所定量秤量し、ボ
ールミルによりアルコール中で24時間混合した。得ら
れたスラリーを乾燥した後、1200℃、24時間大気
中で仮焼した。再度ボールミルで平均粒径が0.8μm
以下となるようにアルコール中で粉砕、乾燥した。さら
に、平均粒径が1±0.5μmから50±5μmになる
ように震い分けを行った。この後、一軸成形を行い、CI
P処理し、空気中1500℃〜1600℃で24時間本
焼成を行った。得られた焼結体を平均粒径が1μmとな
るようにアルコール中で粉砕し、La0.8Sr0.2CoO
3またはLa0.8Sr 0.2MnO3で示されるペロブスカイ
ト型電極母材粉末を得た。
2O3)が添加された安定化ジルコニア(10ScSZ
と記す)粉末をふるいわけにより、平均粒径1μmの粉
末を取り出し、これを上述する方法で得たペロブスカイ
ト型電極母材粉末に15重量%添加した。さらに、この
混合紛をアルコール中でボールミルを用いて2時間混合
した後、乾燥し、電極材料粉末を得た。
2O3が添加された安定化ジルコニア粉末(12ScS
Zと記す。)を用いた以外は、実施例1と同じ条件で電
極材料粉末を作製した。
末原料としてCoOの代わりにMnO2を使用し、La
0.8.Sr0.2MnO3粉からなる電極母材粉末を作製し
た。この母材粉末を用いた以外、実施例1と同じ条件で
電極材料粉末を作製した。
O3が添加された安定化ジルコニア粉末(4ScSZと
記す。)を用いた以外は、実施例1と同じ条件で電極材
料粉末を作製した。
にした以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉末を作
製した。
%にした以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉末を
作製した。
が5μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条件で
電極材料粉末を作製した。
10μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条件で
電極材料粉末を作製した。
μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条件で電極
材料粉末を作製した。
径を10μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条
件で電極材料粉末を作製した。
重量%とした以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉
末を作製した。
5重量%にした以外は、実施例1と同じ条件で電極材料
粉末を作製した。
が0.1μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条
件で電極材料粉末を作製した。
が16μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条件
で電極材料粉末を作製した。
径が0.1μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ
条件で電極材料粉末を作製した。
が18μmのものを用いた以外は、実施例1と同じ条件
で電極材料粉末を作製した。
2O3を添加した安定化ジルコニア(8YSZと記
す。)を用いた以外は、実施例1と同じ条件で電極材料
粉末を作製した。
用いた以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉末を作
製した。
いた以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉末を作製
した。
なかった以外は、実施例1と同じ条件で電極材料粉末を
作製した。
1〜4の各電極材料粉末の作製に使用した母材と添加材
のゼーベック係数を以下の方法で測定した。
構成図、図4(b)は、ゼーベック係数測定装置の試料
台の構成図である。
ては、本焼成を行ったペロブスカイト焼結体から長さ約
8mm,断面積約3mm2の短冊形状に切り出し、研磨
成形してゼーベック係数測定用短冊状試料を作製した。
また、添加材であるスカンジア安定化ジルコニアについ
ては、市販の10ScSZ粉末を一軸成形、CIP成形の
後、1600℃で本焼成を行い、得られた燒結体から長
さ約8mm,断面積約3mm2の短冊形状に切り出し、
研磨成形してゼーベック係数測定用短冊状試料とした。
比較例に用いたそれ以外の添加材についても同様な試料
を作製した。
料台51に載せ、試料両端にJISC 1602 R 熱
電対(Pt−13%Rh,Pt)64L、65L、67
L、68Lを銀ペースト(デュポン社製 6838)で
固定すると共に、研磨面に4端子抵抗測定に使用するP
tリード線2本66L、69Lを同じ銀ペーストで固定
した。次いで、この試料台51を測定用セルである石英
管52に入れ、真空ポンプ54によりセル内を真空にす
るとともに、外部ヒータ53により測定セル全体を加熱
して約960K(約687℃)に保った。さらに、試料
台51に取り付けられたマイクロヒータ62A、63B
により、試料61の両端の温度差を−2℃から+2℃の
範囲で変化させて、そのときの試料61両端に発生する
電圧差からゼーベック係数αを測定した。ゼーベック係
数は、材料のキャリア種によりその符号が変わり、具体
的にはn型伝導性の場合は負に、p型伝導性の場合は正
の値を示す。
比較例1〜4で得られた各電極材料粉末を、固体電解質
(La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.2O3-δ)に焼き付けて
評価用セルを作製した。この評価セルを用いて、起電力
の測定を行い、電極と固体電解質間の起電力が、Ner
nstの式による理論起電力に一致する温度を素子の作
動開始温度TNe(℃)とし、このTNe(℃)を用いて、
電極としての特性評価を行なった。以下に、評価方法及
び条件を示す。
セルの電極71は以下の手順で作製した。即ち、まず各
実施例、比較例の電極材料粉末とテレピン油を適度に混
合しペーストを作り、次にこのペーストを固体電解質上
に塗布し、乾燥後、850℃で約1時間大気中にて加熱
し、固体電解質70の両面に焼き付けた。なお、電極上
には集電用にPt電極72を形成した。
極側に100N2 ガスを流した時の起電力を測定し、特
性評価を行なった。
1000℃又は1200℃、60時間アニールすること
により行なった。耐久前の作動温度TNEの変化が2℃以
内のものを合格品(図6表中○で表示)とした。
に示した。
比較例1,2,4>p型螢石型酸素イオン伝導材料を母
材に添加することにより、作動温度が大幅に低減し、電
極活性が高くなることが確認できた。また、Sc2O3
添加量を変え、ゼーベック係数を約80〜300μV/
Kまで変化させた範囲では、作動温度を低減させること
ができた。また、同じ螢石型酸素イオン伝導体でも、8
YSZを添加材として使用した場合は、完全酸素イオン
伝導体であるため作動温度は若干高くなった。添加材と
してCeO2を用いた場合は、作動温度はかえって増大
した。CeO2がn型伝導性を示すため、母材との界面
でp型キャリアとn型キャリアの相殺による絶縁層が生
じ、界面抵抗が増大したためと考えられる。
3>n型伝導性を有するCeO2を母材として使用する
場合は、電極活性が低かった。p型伝導性を示すLa
0.7Sr0.3CoO3,La0.8Sr0.2MnO3において
は、電極活性の向上がみられ、p型螢石型酸素イオン伝
導材料の添加が有意に寄与した。
例5、6>添加材であるScSZの含有量を、2〜20
重量%とした場合は、作動温度を下げることができた。
この範囲において高い電気伝導度を有する母材のネット
ワークを維持したまま、高い酸素イオン導電性の添加材
を分散させることができたものと考えられる。ScSZ
の含有量が2重量%より少ない場合は、添加材が不足
し、十分に添加材の添加効果が発揮できず、20重量%
以上では、電極母材材料が連続せず、電子伝導パスが分
断されるため界面抵抗が増加し、電極活性化が図られな
かったと考えられる。
0、13〜16>電極材料紛において、添加材であるp
型伝導性のScSZおよび母材であるペロブスカイト型
酸化物の平均粒子径を0.2〜10.0μmの範囲にし
た場合は、発電出力に対する添加材の効果がもっと有効
に発揮できた。平均粒子径0.2μm以下では、ペロブ
スカイト材料の凝集抑止効果が発揮しにくくなる。平均
粒子径が10.0μm以上では、添加材が電極材料中に
十分に分散されなかったためと考えられる。
ついて説明したが、本発明はこれらの記載に限定される
ものではない。種々の変更や改良が可能なことは当業者
には自明である。
電池の構成例を示す斜視図である。
略断面図である。
面図である。
ある。
の模式図である。
と作動温度および耐久試験の結果である。
Claims (14)
- 【請求項1】 母材であるp型伝導性を示すペロブスカ
イト型酸化物と、 前記母材に添加されたp型伝導性を示す蛍石型酸素イオ
ン伝導性酸化物とを有する電極材料。 - 【請求項2】 前記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物は、 700℃〜1000℃におけるゼーベック係数(αF)
が、以下の条件式(1)を充たすことを特徴とする請求
項1に記載の電極材料 0μV/K<αF<500μV/K ・・・(1)。 - 【請求項3】 前記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物は、 スカンジア安定化ジルコニアであることを特徴とする請
求項1または2に記載の電極材料。 - 【請求項4】 前記スカンジア安定化ジルコニアは、 スカンジアの含有量が4モル%〜12モル%であること
を特徴とする請求項1または2に記載の電極材料。 - 【請求項5】 前記母材は、 700℃〜1000℃におけるゼーベック係数(αP)
が、以下の条件式(2)を充たすことを特徴とする請求
項1〜4のいずれか1項に記載の電極材料 0μV/K<αp<80μV/K ・・・(2)。 - 【請求項6】 前記母材は、 一般式(A‘1-x A’‘x )1-α(B’1-y B‘’y )
1-βCβO3-δで表わされるペロブスカイト型酸化物で
あり、 前記A′は希土類元素から選ばれた少なくとも1種から
構成され、 前記A″はBa、Sr及びCaから成る群から選ばれた
少なくとも1種から構成され、 前記B′はGaであり、 前記B″及びCはMg、Co、Mn、Fe、Ni及びC
uから成る群から選ばれた少なくとも1種であり、 前記x、y、α、β、及びδのとりうる範囲がそれぞれ 0<x<0.25、 0<y<0.3、 0≦α<0.15、 0<β<0.5、 0≦δ≦0.5であることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載の電極材料。 - 【請求項7】 前記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物の添
加率は、2〜20重量%であることを特徴とする請求項
1〜6のいずれか1項に記載の電極材料。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
極材料を用いた空気極と、 前記空気極に隣接配置される固体電解質と、 前記固体電解質に隣接配置される燃料極とを有する固体
電解質型燃料電池。 - 【請求項9】 前記固体電解質が、 ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物であること
を特徴とする請求項8に記載の固体電解質型燃料電池。 - 【請求項10】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の
電極材料と、 前記電極材料に隣接配置される固体電解質と、 を有することを特徴とする固体電解質型ガスセンサ。 - 【請求項11】 前記固体電解質が、 ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物であること
を特徴とする請求項10に記載の固体電解質型ガスセン
サ。 - 【請求項12】 それぞれの平均粒径が0.2μm〜1
0.0μmであるp型 伝導性を示すペロブスカイト型
酸化物紛と、p型伝導性を示す蛍石型酸素イオン伝導性
酸化物紛とを準備する工程と、 前記ペロブスカイト型酸化物紛と蛍石型酸素イオン伝導
性酸化物紛とを混合し、前記蛍石型酸素イオン伝導性酸
化物を2〜20重量%含む混合紛を作製する工程と、 前記混合紛を焼成する工程とを有する電極材料の製造方
法。 - 【請求項13】 前記ペロブスカイト型酸化物紛は、7
00℃〜1000℃におけるゼーベック係数(αF)
が、以下の条件式を充たし、 0μV/K<αF<500μV/K 、 前記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物紛は、700℃〜1
000℃におけるゼーベック係数(αF)が、以下の条
件式を充たす、 0μV/K<αF<80μV/K ものであることを特徴とする請求項12に記載の電極材
料の製造方法。 - 【請求項14】 前記蛍石型酸素イオン伝導性酸化物紛
は、 スカンジア安定化ジルコニアであることを特徴とする請
求項12または13に記載の電極材料の製造方法。
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| JP2006032132A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hosokawa Funtai Gijutsu Kenkyusho:Kk | 固体電解質型燃料電池の空気極原料粉体、空気極及び固体電解質型燃料電池 |
| JP2006278090A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Kyocera Corp | 燃料電池セル及び燃料電池 |
| JP2007012499A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Chubu Electric Power Co Inc | 固体酸化物形燃料電池用酸素電極及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池 |
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