JP2003123183A - 移動体に対する情報提供システム - Google Patents
移動体に対する情報提供システムInfo
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Abstract
な箇所であっても、きめ細かな情報伝達を行なうことを
可能にする。 【解決手段】道路に沿って配置された再帰反射体11
と、道路上で移動する自動車に搭載された情報取得装置
21とを備えている。自動車が再帰反射体11に接近し
て来ると、ファンビームLによって再帰反射体11が水
平方向に走査される。情報取得装置21は、再帰反射体
11からの反射光を受光し、この反射光に基づいて、再
帰反射体11の情報を取得する。
Description
移動体に情報を提供するための移動体に対する情報提供
システムに関するものである。
としては、情報を描画した標識板を道路の周辺に設置し
て、運転者がそれを視認することで情報を取得するとい
う手段が採られてきた。また、描画してある情報を状況
の変化に応じて変更するには、予め標識板の内部に複数
の情報を描画しておいて、表示される部分を随時変更し
て行くか、標識板の描画されている情報部分を差し替え
る等で対応していた。
ム)への取組みが盛んになる中、高速道路などの路側に
設置された光ビーコンにより光を投光し、カーナビゲー
ションシステムに渋滞情報を提供するVICS(道路交
通情報通信システム)が実用化されつつある。
からの電波を受信し、受信地点での位置を特定し、ディ
スプレイ上に地図を表示させるものであるが、地図のデ
ータは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memor
y )やメモリチップ等に記憶されている。
った渋滞情報をカーナビゲーションシステムのディスプ
レイ上に重ねて表示したり、またこの様なシステムを病
院などの施設にも応用して、歩行者の経路案内を支援す
ることも考えられる。
に情報を描画する方法は運転者の視認に頼るものであ
り、視認できるだけの大きさの文字や図形の描画が必要
であり、大きな描画面が必要とされ、また標識板に書き
込まれる情報は限られたものとなってくる。更には運転
者が他のことに気を取られ、標識板を見落としてしまっ
たり、描画してある情報を読みとる前に標識板の地点を
通過してしまった場合には、運転者は情報を取得するこ
とができず、情報提供システムとしての意義を喪失する
こととなる。
ションシステムを用いることから、運転者が負担するハ
ード面でのコストが高くなる。また、地理的に複雑な箇
所では、多数のビーコン発射設備を設ける必要があっ
て、システムのハード面でのコストも高くなり、またき
め細かな情報伝達を行うのが困難となる。
みてなされたものであり、運転者に対し確実に情報提供
することが可能であり、低コストで実現することがで
き、地理的に複雑な箇所であっても、きめ細かな情報伝
達を行うことが可能な移動体に対する情報提供システム
を提供することを目的とする。
に、本発明は、道路に沿って配置された光反射手段を、
道路上で移動する移動体に搭載された情報取得手段とを
備え、光反射手段は、光を入射すると光をコード化して
反射し、情報取得手段は、光ビームを光反射手段へと出
射する光ビーム出射手段と、光反射手段からの反射光を
受光する受光手段と、この受光手段の出力からの反射光
のコードを識別して、光反射手段の情報を取得する識別
手段とを備えている。
段は光を入射すると、光をコード化して反射している。
また、情報取得手段は、光ビームを光反射手段へと出射
し、光反射手段からの反射光を受光し、この反射光のコ
ードを識別して、光反射手段の情報を取得している。光
をコード化するのが反射手段であることから、認識手段
へ反射される光の強度を、反射が行われない単なる明色
系のものより強くでき、遠方からや、悪天候時において
も情報の伝達が円滑に行われる。
備え、運転者の視認に頼るものではないことから、運転
者に対して確実に情報を提供することが可能である。ま
た光反射手段は、それ自体から信号を発信せず、光を反
射するだけのものであるから、低コストで実現すること
ができる。また、多数の光反射手段を道路に沿って設置
するか、または既存の光反射手段を利用すれば、地理的
に複雑な箇所であっても、きめ細かな情報提供を行うこ
とができる。
の形状若しくは面状態の光反射手段に光ビームが入射さ
れ、反射される光ビームを予め認識手段に記憶させたコ
ードの光として反射させることである。その方法とし
て、例えば反射により出射される光ビームの再帰反射が
行われないか、若しくは単純な再帰反射と異なる光ビー
ムが再帰反射をされるような部分を設けておき、単純な
再帰反射と異なるものとするか、またはそれらを組み合
わせるか、またはそれらを更に単純な再帰反射が行われ
る部分と組み合わせることで、光反射手段に情報を持た
せることができ、また一定の形状の光反射手段において
も、それぞれの反射面を異なるコード化された光ビーム
を反射できるようにすることで、複数種類の情報の表示
が可能とできる。
帰反射体であってもよい。再帰反射体とは、ガラスビー
ズを散在させたり、そのシート状のものであったり、裏
面をプリズム状に加工した透明体の裏面に金属を蒸着、
貼着させたもの等であり、入射された光線の入射角が垂
直でなくとも入射された方向に光線を反射するものであ
る。従って、光ビーム出射手段に対して受光手段の位置
をそれ程厳密に調整する必要がなくなる。
線誘導標の主要部若しくは一部を形成するものであって
もよい。視線誘導標は、運転者から認識されることでそ
の機能を発揮するものであり、概して再帰反射体が車両
に対向して設置されることから、光ビーム出射手段から
の光の入射及び受光手段への光反射を確実に行うことが
できるものである。
面には、光反射が行われる部分と、光反射が行われない
部分がコード化して設けられている。この場合は、光反
射手段からの反射光がバーコード状の光ビームとなり、
この偏向光によりコードが表される。
面には、偏向フィルムをコード化して貼り付けている。
この場合は、光反射手段からの反射光が偏向光となり、
この偏向光によりコードが表される。更には偏向フィル
ムは光透過性のものであり、反射面に貼り付けても反射
体としての外観及び反射性をそれ程損なうものとはなら
ない。
射面には、それぞれの偏向方向を有する複数の偏向フィ
ルムを貼り付けている。この場合は、それぞれの偏向方
向の偏向光によりコードが表される。
偏向方向は予め設定されたものである。この様に偏向フ
ィルムの偏向方向を予め設定しておくことにより、偏向
光の検出が容易となる。
段は、ファンビームを予め設定された方向に走査しつつ
出射し、受光手段は、光反射手段からの予め設定された
偏向方向の反射光を検出している。
ある。このファンビームを一定方向に走査すれば、光反
射手段の反射面がファンビームにより一定方向に走査さ
れる。これと同時に、光反射手段からの予め設定された
偏向方向の反射光を検出すれば、偏向フィルムによって
表されるコードを識別することができる。
段は複数設けられて複数の方向に走査が行われるファン
ビームであってもよく、受光手段は、前記複数方向に対
応する複数のコード化された反射光を検出している。
の反射光のコードは、識別手段に記憶された情報に対応
するものであって、反射光のコードは、該識別手段の情
報に対応させて設定される。この様に光反射手段からの
反射光のコードを識別手段に記憶された情報に対応させ
ることで、識別手段に記憶された内容の情報を光反射手
段に反映させて、移動体の現在位置の状態や情報を表示
させることができる。
設されて情報を送信する送信手段と、情報取得手段に付
設されて送信手段からの情報を受信する受信手段とを更
に備えるものであってもよい。この様に光反射手段側か
ら情報を送信し、情報取得手段側で該情報を送信すれ
ば、情報取得手段により取得可能な情報が多様化され
る。
は、情報受信手段と反射光のコードを記憶した記憶媒体
を有し、前記記憶媒体は書き換え可能なものであって、
道路付近に設置された情報送信手段から送信された反射
光のコードに関する情報を、前記情報受信手段により受
信し、該情報を前記記憶媒体に記憶させている。この様
に、書き換え可能な記憶手段に、情報送信手段からの反
射光のコードに関する情報を記憶させることで、情報送
信手段が設置されているあらゆる地点や地域等に関する
きめ細かな情報を取得でき、地点や地域等に係わる情報
を提供することができる。
図面を参照して詳細に説明する。
システムの一実施形態を概略的に示している。本実施形
態の情報提供システムは、道路周辺に配置された再帰反
射体11と、道路上で移動する自動車Cに搭載された情
報取得装置21と、再帰反射体11に併設された情報送
信装置31と、情報取得装置21に付設された情報受信
装置41とを備えている。再帰反射体11は、車両側面
のガードレールGの車道側や、車両上方の歩道橋Hの下
面に設けられる。かような箇所に設置することで、発光
が可視光であっても運転者等が眩惑を起こすことがなく
なる。
板12上に、縦波の偏向光を透過する矩形型の各偏向フ
ィルム13及び横波の偏向光を透過する矩形型の各偏向
フィルム14を適宜間隔を空けて配列したものである、
反射板12の表面を各偏向フィルム13、14の偏向面
に設けている。
たっては、ガラスビーズを散在させたり、そのシート状
のものの上に偏向フィルムを貼着したり、また偏向フィ
ルム13、14を金型内にインサートして、偏向フィル
ムと反対側の裏面をプリズム状の表面形状とするよう射
出成形を行い、その裏面に金属を蒸着させることで、偏
向フィルム13、14と反射板12を一体化させ、再帰
反射体11に再帰反射性を具備させてもよい。
着すると、光線の再帰反射が妨げられたり、誤ったコー
ドとして認識する恐れがあることから、更に各偏向フィ
ルム13、14の表面には、水滴や雪氷の付着防止、汚
れ防止用のコーティングを施しているものである。
り、汚れたりすると、光線の乱反射や遮蔽により光線の
再帰反射が行われなかったり、またはコードを誤認する
恐れがあることから、それらの付着を防止するコーティ
ングを本発明に係わる再帰反射体の表面に施すことで、
情報の提供をより確実に行うことができる。また、コー
ティングを行うことで、再帰反射体の表面を保護するこ
ともできる。
波吸収体の外面に超撥水性の被覆層や、超親水性の被覆
層を設けるのが好ましく、また滑雪氷性の被覆層を設け
てもよい。超撥水性の被覆層を設けることにより、外面
に付着した水滴は球状となり、その自重により容易に滑
落される。超親水性の被覆層を設けることで、外面に付
着した水は、水滴とならずに表面に均一な水膜となっ
て、電波の乱反射が抑えられる。また滑雪氷性の被覆層
を設けることで、その撥水性により外面に付着した水滴
はその自重により速やかに滑落されると共に、外面に雪
氷が付着したとしても、容易に滑落させることが可能で
ある。
る形状の表面に塗布すること等により形成できる。超親
水性の被覆層は、酸化チタン等の光触媒を含有した被覆
層であって、紫外線が照射されることで活性化されて、
超親水性を発現すると共に、その外面に付着した汚染物
質を酸化分解して、汚れ防止としての機能を発現するも
のである。
願2001−103031号に記載の被覆層であって、
外面の表面張力が35dyne/cm以下、水滴の滑落
角度が40度以下であり、付着した雪氷を容易に滑落さ
せることができるものである。
に入射した場合は、各偏向フィルム13を通じて縦波の
偏向光が反射される。また、光が再帰反射体11の各偏
向フィルム14に入射した場合は、各偏向フィルム14
を通じて横波の偏向光が反射される。更に、光が再帰反
射体11の空白スペース15に入射した場合には、格別
に偏向されていない光が反射される。
3、14及び空白スペース15を組み合わせて、合計6
個のバーを併設することができる。そして各バー毎に、
各偏向フィルム13、14及び空白スペース15のいず
れかが配置されているかにより、3種類の値のいずれか
を指示することができ、各偏向フィルム13、14及び
空白スペース15の組み合わせにより、36通りのコー
ドを表示することができる。例えば、各偏向フィルム1
3、14及び空白スペース15が「0」、「1」及び
「2」に対応しているものとすると、図2に示す再帰反
射体11によって、0、1、2、1、2、0のコードが
表示されていることとなる。
報を読みとるものであり、図3に示す様に投光部22
と、2つの受光部23、24と、等後部22から出射さ
れるレーザー光の投光方向を制御する投光方向制御部2
5と、各受光部23、24で受光されたそれぞれの光の
強度を認識する受光光認識部26と、投光方向制御部2
5を制御したり、受光光認識部26による認識結果に基
づいて、再帰反射体11の情報を識別する判定部27
と、判定部27により制御されるスピーカ28及び情報
表示部29とを備えている。また、判定部27は、再帰
反射体11を判別したときに、情報受信装置41を起動
する。
直方向の幅のみが拡大し、かつ水平方向の幅が極めて狭
く変化しない光ビーム、すなわちファンビームLを出射
する投光方向制御部25は、投光部22を制御すること
により、ファンビームLを水平方向に繰り返し往復運動
させる。
みを通過させる偏向フィルタ23aが設けられている。
また、受光部24の受光面には、横波の偏向光のみを通
過させる偏向フィルタ24aが設けられている。
てくると、投光部22からのファンビームLによって、
再帰反射体11が水平方向に走査される。そして、ファ
ンビームLが再帰反射体11の各偏向フィルム13に入
射した場合は、各偏向フィルム13を通じて発て波の偏
向光が反射され、この縦波の偏向光が偏向フィルタ23
aを通じて受光部23に入射する。また、ファンビーム
Lが再帰反射体11の各偏向フィルム14に入射した場
合は、各偏向フィルム14と通じて横波の偏向光が反射
され、この横波の偏向光が偏向フィルタ24aを通じて
受光部24に入射する。更に、ファンビームLが再帰反
射体11の空白スペース15に入射した場合は、格別に
偏向されていない光が反射され、この光が偏向フィルタ
23a、24aを通じて各受光部23、24に入射す
る。
を水平方向に繰り返し往復運動させているので、ファン
ビームLによって再帰反射体11が水平方向に繰り返し
往復走査される。このため、再帰反射体11からの反射
光が各受光部23、24に入射したときには、図4
(a)及び(b)に示すように各受光部23、24の受
光出力は、ある時点Tを境にして対称になる。判定部2
7は、各受光部23、24の受光出力がある時点Tを境
にして対称になっていれば、この時点Tの前後の受光光
を再帰反射体11により反射されたものとみなす。そし
て、判定部27は、各受光部23、24の受光出力に基
づいて、再帰反射体11上の各偏向フィルム13、14
及び空白スペース15の組み合わせと順番を判定し、再
帰反射体11のコードを認識する。
によって36通り、又は56通りのコードが表示される
ので、これらのコードに対応するそれぞれの報知内容に
係わる情報を予め登録したデータベースに作成してお
く。そして判定部27は、再帰反射体11の情報を識別
すると、このコードに対応する報知内容をデータベース
から検索し、この報知内容をスピーカ28から発音した
り、表示部29に表示したりする。
を再帰反射体11により反射されたものと見なしたとき
に、情報受信装置41を起動する。情報受信装置41
は、再帰反射体11近傍の情報送信装置31からの情報
を示す電磁波信号を受信し、これを復調して、情報送信
装置31からの情報を得て、この情報を判定部27に与
える。この情報は、例えば音声メッセージや表示データ
そのものである。判定部27は、音声メッセージをスピ
ーカ28から発音したり、表示データを表示部29に表
示する。ここでは、再帰反射体11を認識してから、情
報受信装置41を起動するので、情報の誤受信を防止す
ることができる。また、情報受信装置41の起動は、情
報受信装置41が情報送信装置31に十分に接近したと
きになされるので、情報送信装置31の送信出力を高く
する必要がない。
は、不変的なものがよく、例えば道路の急カーブや一旦
停止区域、自動車の制御情報等を知らせるものがよい。
多数の再帰反射体11を道路に沿って配置すれば、地理
的に複雑な箇所であってもきめ細かな情報伝達を行うこ
とができる。また情報送信装置31からの情報は変動的
なものがよく、例えば交通情報や気象情報がよい。
ものではなく、多様に変形することができる。例えば、
再帰反射体11の偏向フィルムとして、縦波や横波を通
過させるものだけではなく、右上45度方向、左上45
度方向を組み合わせることで、より多彩なコードを表す
ことも可能であり、この場合、図2に示す実施形態にお
いては56通りのコードを表すことができる。また、各
バーを水平方向に配列するのではなく、垂直方向に配列
しても構わない。更に、図5に示すように円形の複数マ
ーク51を配列し、各マーク51毎に偏向フィルムを貼
り付けたり、空白スペースとしてもよい。
の異なる実施の一形態を示すものである。再帰反射体
は、図1に示すような車両の側方や上方のみならず、車
両の前方方向、例えば本図に示すような標識板11aに
設けられてもよい。
ルムを貼り付けるものではなく、光を反射しない各バー
を適宜の間隔を設けて配列し、これにより情報を提供す
る反射板を示すものである。本図(a)に示すように、
反射板12の反射面には、空白スペース15と非反射ス
ペース16が適宜間隔を設けて配列されており、この配
列により情報が表されている。空白スペース15は、反
射面に特に光学的に処理を行っていない部分であり、入
射された光ビームは、単純に再帰反射される。対して非
反射スペース16は、反射面に到達すべき光ビームを、
光透過性の低いフィルム等により遮へいしている部分で
あり、これらの組み合わせにより反射光は1つのコード
とされている。
ームの遮へいを行うことができるものであれば特に限定
されず、バーコードを形成するような黒色のシールでも
よいが、空白スペース15それ自体が再帰反射性を有
し、反射光の強度が強いことから、明色系で光透過性の
低いフィルム状のものを用いてもよく、更には反射板1
2の反射面の色彩に合わせたものが外観上は好ましい。
例えば、白色や黄色の反射板上に、白色や黄色で光透過
性の低いフィルム状のものを反射面に貼り付ける等であ
る。
定方向への走査が行われると、その反射光は情報取得手
段において、本図(b)に示すように、0と1の繰り返
しのコードとして認識される。このコードを図2〜図4
に示した実施例と同様にコードとして認識し、コードに
対応する情報を出力するものである。
数方向への走査が行われる実施の一形態を示すのが図8
である。再帰反射体11の反射板12の表面に、反射ス
ペース15と非反射スペース16が9つの領域にそれぞ
れ配置され、ファンビームは、(a)に示すように〜
の6方向について走査がなされる。反射光は認識部に
おいて、(b)に示すようなコードとして認識される。
これら〜のそれぞれのコードの組み合わせにより1
つのコードを表現することで、光反射手段表面に形成さ
れる偏向フィルム等の配列が簡素なものでも、多様な情
報を表示することができる。
を示すものであり、(a)に示すようにベルト状になさ
れた再帰反射板11の反射面12には、各々横方向に偏
向フィルム13、14及び空白スペース15が適宜設け
られ、1つのコードを形成している。このベルト状の再
帰反射板11は、内部に回転軸が設けられて回転可能と
されており、(b)に示すように窓部62を設けた函体
61に収納されることで、窓部62よりその内の1つの
コードを移動体に向けて表示することができる。例え
ば、Aは平常時、Bは降雪や強風時、Cは通行止めや積
雪等による規制時に提供すべき情報とし、気象センサー
等と組み合わせることで、状況に応じた有益な情報を選
択的に表示することができる。更には、窓部62を複数
設けてもよく、それらの開閉を直接又は遠隔にて操作す
ることで、コード化された反射光をより多様なものとで
きる。
態を示すものである。道路付近に設置された情報送信装
置71より送信され、情報受信装置41に受信されたコ
ードは判定部27の一部としての記憶媒体271に記憶
され、反射体(図示せず)によりコード化されて反射さ
れた光は受光光認識部26により認識され、判定部27
へコード情報として送られるが、判定部27で認識した
コードは、記憶媒体271に予め記憶されていた情報か
ら読み出されたコード情報と照合され、合致したコード
に対応する情報がスピーカー28、表示部29に情報と
して表示され、運転者等に認識されることとなる。
料等を用いてもよいが、書き込みや読み出しが短時間で
行われるものが好適であるのは言うまでもなく、CD−
RW、メモリチップ等を用いるのが好ましい。情報送信
装置71は、移動体が通行する付近で、移動体に情報を
送信することが可能な地点であれば、その設置場所を特
に限定するものではないが、高速道路の検札所等、移動
体が一旦停止する様な場所に設置するのが好ましい。
光反射手段は光を入射すると、光をコード化して反射し
ている。また、情報取得手段は、光ビームを光反射手段
へと出射し、光反射手段からの反射光を受光し、この反
射光のコードを識別して、光反射手段の情報を取得して
いる。光をコード化するのが反射手段であることから、
認識手段へ反射される光の強度を強くでき、遠方から
や、悪天候時においても情報の伝達が円滑に行われる。
備え、運転者の視認に頼るものではないことから、運転
者に対して確実に情報を提供することが可能である。ま
た光反射手段は、それ自体から信号を発信せず、光を反
射するだけのものであるから、低コストで実現すること
ができる。また、多数の光反射手段を道路に沿って設置
するか、または既存の光反射手段を利用すれば、地理的
に複雑な箇所であっても、きめ細かな情報提供を行うこ
とができる。
置実施の一形態を示す概略図である。
置実施の一形態を示す概略図である。
図である。
示すブロック図である。
ける各受光部の受光出力を例示ずる図である。
示すブロック図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 道路に沿って配置された光反射手段と、
道路上で移動する移動体に搭載された情報取得手段とを
備え、 光反射手段は、光を入射すると、光をコード化して反射
し、 情報取得手段は、光ビームを光反射手段へ出射する光ビ
ーム出射手段と、光反射手段からの反射光を受光する受
光手段と、この受光手段の出力から反射光のコードを識
別して、光反射手段の情報を取得する識別手段とを備え
ることを特徴とする移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項2】 光反射手段は、再帰反射体であることを
特徴とする請求項1に記載の移動体に対する情報提供シ
ステム。 - 【請求項3】 再帰反射体は、道路付帯設備に取り付け
られたものであることを特徴とする請求項2に記載の移
動体に対する情報提供システム。 - 【請求項4】 再帰反射体は、視線誘導標の主要部若し
くは一部を形成するものであることを特徴とする請求項
2に記載の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項5】 光反射手段は、その反射面に光反射が行
われる部分と、光反射が行われない部分がコード化して
設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項6】 光反射手段は、その反射面に偏向フィル
ムをコード化して貼り付けたことを特徴とする請求項1
乃至4のいずれかに記載の移動体に対する情報提供シス
テム。 - 【請求項7】 光反射手段は、その反射面にそれぞれの
偏向方向を有する複数の偏向フィルムを配列して貼り付
けたことを特徴とする請求項1乃至4及び6のいずれか
に記載の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項8】 偏向フィルムの偏向方向は、予め設定さ
れたものであることを特徴とする請求項6又は7に記載
の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項9】 光ビーム出射手段は、ファンビームを予
め設定された方向に走査しつつ出射し、受光手段は、光
反射手段から、予め設定されコード化された反射光を検
出することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記
載の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項10】 光ビーム出射手段は、複数設けられて
複数の方向に走査を行うファンビームであって、 受光手段は、前記複数方向に対応する複数のコード化さ
れた反射光を検出することを特徴とする請求項9に記載
の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項11】 光反射手段からの反射光のコードは、
識別手段に記憶された情報に対応するものであって、 反射光のコードは、該識別手段の情報に対応させて設定
されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
記載の移動体に対する情報提供システム。 - 【請求項12】 光反射手段に併設され、情報を送信す
る送信手段と、情報取得手段に付設され、送信手段から
の情報を受信する受信手段とを更に備えることを特徴と
する請求項1乃至11のいずれかに記載の移動体に対す
る情報提供システム。 - 【請求項13】 情報取得手段は、情報受信手段と、反
射光のコードを記憶し、該コードの出力が可能な記憶媒
体を有するものであって、 前記記憶媒体は書き換え可能なもので、道路付近に設置
された情報送信手段から送信された反射光のコードに関
する情報を、前記情報受信手段により受信し、該情報を
前記記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項1乃
至12のいずれかに記載の移動体に対する情報提供シス
テム。
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---|---|---|---|
JP2001315402A JP3882021B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 移動体に対する情報提供システム |
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Publication Number | Publication Date |
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