JP2003123168A - 車両のセキュリティ制御システム - Google Patents

車両のセキュリティ制御システム

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JP2003123168A
JP2003123168A JP2001311403A JP2001311403A JP2003123168A JP 2003123168 A JP2003123168 A JP 2003123168A JP 2001311403 A JP2001311403 A JP 2001311403A JP 2001311403 A JP2001311403 A JP 2001311403A JP 2003123168 A JP2003123168 A JP 2003123168A
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security
security control
control system
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JP2001311403A
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English (en)
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Yasuo Morita
泰生 森田
Noriaki Terajima
規朗 寺島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のセキュリティ制御システムにおいて、
誤検出によって周囲に迷惑をかけることがなく、しかも
盗難防止機能を高める。 【解決手段】 車両が駐車状態のとき、現在時刻を予め
設定したセキュリティON/OFF時刻と照合してセキュリテ
ィ機能をON又はOFF にする(S310〜S350)。また、現在
の車両位置を予め設定したセキュリティON/OFF地域と照
合してセキュリティ機能をON又はOFF にする(S360〜S3
90)。なお、セキュリティONとするときは駐車時の車両
位置を記憶しておく(S340,S390)。セキュリティONの
場合は、侵入異常に対して直ちにセキュリティ機能を作
動させる(S410,S430)。また、侵入異常が発生してい
なくても車両が移動された場合は、セキュリティ機能を
作動させる(S420,S430)。そして、セキュリティ機能
を作動させて車両を停止させたら、さらに、車両の現在
位置を、車両の所有者に対して通知する(S440)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難防止の
ためのセキュリティ制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内への侵入異常を検知するス
イッチやセンサ等を備え、これらのスイッチやセンサ等
が侵入異常を検知したら、ホーンを吹鳴したりハザード
ランプを点滅することによる警報を実行することで、車
両の盗難を防止する様にしたセキュリティ制御システム
が知られている。
【0003】こうした侵入異常を検知するためのセンサ
として、例えば、ガラス窓を割ろうとする音や振動を検
知する音センサや振動センサといったものを採用したシ
ステムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、盗難防止機
能を高めるには、こうしたセンサの感度を高くしておけ
ばよい。しかし、センサの感度を高くすると、駐車した
場所の近くで花火大会が開催されていたり、駐車した場
所が幹線道路沿いであったり、駐車した場所の近くでビ
ルの建設工事が行われていたりすると、これら周囲の環
境により生じる音や振動をセンサが検知してしまい、侵
入異常が発生していないにも拘わらずホーンを吹鳴し、
騒音により周囲に迷惑をかけてしまうおそれがあるとい
う問題がある。
【0005】一方、この様な問題が生じないようにセン
サの感度を低下させたのでは、本来の目的である盗難防
止機能を実現することができない。従って、従来のシス
テムでは、盗難防止機能の向上と迷惑防止とを両立させ
ることが困難であるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、車両のセキュリティ制
御システムにおいて、誤検出によって周囲に迷惑をかけ
ることがなく、しかも盗難防止機能を高めることができ
る様にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成しようと
してなされた本発明の請求項1の車両のセキュリティ制
御システムは、駐車中の車両が盗難されようとしている
とみなすべき状態か否かを検知する盗難異常検知手段
と、該盗難異常検知手段により駐車中の車両が盗難され
ようとしているとみなすべき状態にあると検知されたと
きには、所定のセキュリティ制御を実行するセキュリテ
ィ制御実行手段とを備えている車両のセキュリティ制御
システムにおいて、前記セキュリティ制御実行手段によ
るセキュリティ制御の実行を制限又は禁止するセキュリ
ティ規制条件を設定するセキュリティ規制条件設定手段
と、前記セキュリティ規制条件に関連する情報を取得す
るセキュリティ規制関連情報取得手段と、該セキュリテ
ィ規制関連情報取得手段が取得した情報が、前記セキュ
リティ規制条件設定手段により設定されたセキュリティ
規制条件に該当する場合には、前記セキュリティ制御実
行手段によるセキュリティ制御の実行を制限又は禁止す
るセキュリティ制御規制手段とを備えていることを特徴
とする。
【0008】この請求項1の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、まず、セキュリティ規制条件設定手段
によりセキュリティ制御実行手段によるセキュリティ制
御の実行を制限又は禁止するためのセキュリティ規制条
件を設定しておく。そして、セキュリティ規制関連情報
取得手段が取得した情報が、セキュリティ規制条件設定
手段により設定されたセキュリティ規制条件に該当する
場合には、セキュリティ制御規制手段が、セキュリティ
制御実行手段によるセキュリティ制御の実行を制限又は
禁止する。こうしてセキュリティ制御の実行が制限又は
禁止される結果、盗難異常検知手段が、盗難異常を誤検
知したとしても警報が作動することがなく、誤検知によ
る周囲への迷惑を防止することができる。ここで、セキ
ュリティ制御としては、例えば、ホーンを吹鳴する警
報、ハザードランプの点滅、ステアリングを動かなくす
るステアリングロック、燃料を噴射しない様にして車両
の移動を阻止する燃料カット、エンジンをかけようとし
てもスタータモータが駆動しない様にするスタータカッ
ト等をあげることができる。そして、セキュリティ制御
規制手段は、これらのセキュリティ制御の全てを禁止す
るものであってもよいし、これらの内、特に周囲の迷惑
に関連する制御(例えば、ホーンの吹鳴による警報)を
行わない様に一部制限するものであってもよい。なお、
誤検知の場合に周囲に迷惑をかける様な制御は行わない
様にし、車両を移動することができない様にする制御に
ついては生かしておくといった具合に、セキュリティ制
御の「禁止」ではなく「制限」で対応する様にしておく
ことが最も望ましいといえる。
【0009】また、請求項2の車両のセキュリティ制御
システムは、請求項1記載の車両のセキュリティ制御シ
ステムにおいて、前記セキュリティ規制条件設定手段
を、車両の盗難のおそれの高低に基づき、盗難のおそれ
が低い場合にセキュリティ制御に対する規制が働く様に
前記セキュリティ規制条件を設定する手段として構成
し、前記セキュリティ規制関連情報取得手段を、車両の
盗難のおそれの高低に関する情報を取得する手段として
構成したことを特徴とする。
【0010】この請求項2の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、車両の盗難のおそれが低い場合にセキ
ュリティ制御に対する規制が働き、誤検知による周囲へ
の迷惑を有効に防止することができる。
【0011】ここで、車両の盗難のおそれの高低に関し
ては、例えば、(1)夜間は盗難のおそれが高く、昼間
は盗難のおそれが低い、(2)人がいない場所では盗難
のおそれが高く、人が多くいる場所では盗難のおそれが
低い、(3)郊外では盗難のおそれが高く、町中では盗
難のおそれが低い、(4)出先では盗難のおそれが高
く、自宅近くでは盗難のおそれが低い、(5)昼間の住
宅地では盗難のおそれが高く、夜間の住宅地では盗難の
おそれが低い、(6)夜間のオフィス街では盗難のおそ
れが高く、昼間のオフィス街では盗難のおそれが低い、
(7)都市部では盗難のおそれが高く、田舎では盗難の
おそれが低い、(8)交通量の少ない道路では盗難のお
それが高く、交通量の多い道路では盗難のおそれが低
い、(9)警察署や交番の近くでは盗難のおそれが低
い、(10)犯罪が多発している地域では盗難のおそれ
が高い、(11)管理者のいる駐車場では盗難のおそれ
が低い、(12)青空駐車は盗難のおそれが高い、(1
3)年末の様に犯罪の多い時期は盗難のおそれが高い、
等といった具合に、時間、場所、地域、交通量、季節な
ど様々な要素が考えられる。
【0012】そこで、具体的には、請求項3の車両のセ
キュリティ制御システムの様に、請求項1又は請求項2
のいずれか記載の車両のセキュリティ制御システムにお
いて、前記セキュリティ規制条件を、時間に関する条件
とすることができる。
【0013】この請求項3の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、例えば、盗難の可能性が低い時間帯に
おいてはセキュリティ制御に対する規制が働く様にセキ
ュリティ規制条件を設定しておくとよい。具体的には、
昼間は盗難のおそれが低いというのであれば、昼間には
セキュリティ制御に対する規制が働く様にセキュリティ
規制条件を設定しておけばよい。逆に、夜間は自宅のガ
レージに入庫していて夜間の方が盗難のおそれが低いと
いうのであれば、夜間にはセキュリティ制御に対する規
制が働く様にセキュリティ規制条件を設定しておくこと
ができる。この様に、請求項3の車両のセキュリティ制
御システムでは、時間に関する条件をセキュリティ規制
条件として設定しておき、駐車中は現在の時間を取得
し、セキュリティ規制条件として設定された時間内にあ
るときはセキュリティ制御規制手段がセキュリティ制御
を制限又は禁止する様にしておくことができる。ここ
で、時間に関する情報は、例えば、カーナビゲーション
装置、車載時計、テレビ電波などから取得することがで
きる。
【0014】また、他の具体的な構成としては、請求項
4の車両のセキュリティ制御システムの様に、請求項1
又は請求項2のいずれか記載の車両のセキュリティ制御
システムにおいて、前記セキュリティ規制条件を、場所
に関する条件とすることができる。
【0015】この請求項4の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、例えば、盗難の危険性が低い場所では
セキュリティ規制が働く様にセキュリティ規制条件を設
定しておくとよい。具体的には、自宅ではガレージに入
庫しているので盗難の危険性が低いという場合であれ
ば、自宅周辺ではセキュリティ制御に対する規制が働く
様にセキュリティ規制条件を設定しておくことができ
る。また、勤務先の会社では敷地内の駐車場に駐車して
おくという場合であれば、会社の所在地ではセキュリテ
ィ制御に対する規制が働く様にセキュリティ規制条件を
設定しておくこともできる。この様に、請求項4の車両
のセキュリティ制御システムでは、場所に関する条件を
セキュリティ規制条件として設定しておき、駐車した場
所に関する情報を取得して、駐車場所がセキュリティ規
制条件として設定された条件のエリア内にあるときはセ
キュリティ制御規制手段がセキュリティ制御を制限又は
禁止する様にしておくことができる。ここで、場所に関
する情報は、例えば、カーナビゲーション装置などから
取得することができる。
【0016】また、請求項5の車両のセキュリティ制御
システムの様に、請求項1又は請求項2記載の車両のセ
キュリティ制御システムにおいて、前記セキュリティ規
制条件を、時間及び場所に関する条件とすることができ
る。
【0017】この請求項5の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、例えば、盗難の可能性が低い時間帯及
び場所においてはセキュリティ制御に対する規制が働く
様にセキュリティ規制条件を設定しておくとよい。具体
的には、昼間のオフィス街は人通りが多くて盗難のおそ
れが低いというのであれば、昼間のオフィス街において
はセキュリティ制御に対する規制が働く様にセキュリテ
ィ規制条件を設定しておけばよい。また、夜間は自宅で
はガレージに入庫していて盗難の危険性が低いというの
であれば、夜間の自宅周辺においてはセキュリティ制御
に対する規制が働く様にセキュリティ規制条件を設定し
ておけばよい。そして、駐車時に場所に関する情報を取
得すると共に、駐車中は時間に関する情報も取得する様
にしておき、時間及び場所がセキュリティ規制条件に該
当する場合は、セキュリティ制御規制手段がセキュリテ
ィ制御を制限又は禁止する様にしておくことができる。
なお、時間及び場所に関する情報は、特に、カーナビゲ
ーション装置から取得する様にしておくとよい。
【0018】また、請求項6の車両のセキュリティ制御
システムは、これら請求項1〜請求項5のいずれか記載
の車両のセキュリティ制御システムにおいて、前記盗難
異常検知手段により駐車中の車両が盗難されようとして
いるとみなすべき状態と検知されたときには、前記セキ
ュリティ制御実行手段によるセキュリティ制御を直ちに
実行し得る状態としておくためのセキュリティオン条件
を設定するセキュリティオン条件設定手段と、該セキュ
リティオン条件に関する情報を取得するセキュリティオ
ン関連情報取得手段と、該セキュリティオン関連情報取
得手段が取得した情報が、前記セキュリティオン条件設
定手段により設定されたセキュリティオン条件に該当す
る場合には、前記セキュリティ制御実行手段によるセキ
ュリティ制御を直ちに実行し得る状態にするセキュリテ
ィ制御オン手段とを備えていることを特徴とする。
【0019】この請求項6の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、セキュリティ制御に対する規制を行う
のではなく、逆に、セキュリティ機能を働かせる様にす
るために、盗難異常検知手段により駐車中の車両が盗難
されようとしているとみなすべき状態と検知されたとき
には、セキュリティ制御実行手段によるセキュリティ制
御を直ちに実行し得る状態としておくためのセキュリテ
ィオン条件を、セキュリティオン条件設定手段を用いて
設定する。また、セキュリティオン関連情報取得手段が
セキュリティオン条件に関する情報を取得する。そし
て、このセキュリティオン関連情報取得手段が取得した
情報が、セキュリティオン条件に該当する場合には、セ
キュリティ制御オン手段が、セキュリティ制御実行手段
によるセキュリティ制御を直ちに実行し得る状態にす
る。従って、この請求項6の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、盗難異常検知手段が駐車中の車両が盗
難されようとしているとみなすべき状態であることを検
知したら、直ちにセキュリティ制御が実行され、車両を
盗難から有効に保護することができる。
【0020】また、請求項7の車両のセキュリティ制御
システムは、この請求項6記載の車両のセキュリティ制
御システムにおいて、前記セキュリティオン条件設定手
段を、車両の盗難のおそれの高低に基づき、盗難のおそ
れが高い場合にセキュリティオンとなる様に前記セキュ
リティオン条件を設定する手段として構成し、前記セキ
ュリティオン関連情報取得手段を、車両の盗難のおそれ
の高低に関する情報を取得する手段として構成したこと
を特徴とする。
【0021】この請求項7の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、車両の盗難のおそれが高い場合にはセ
キュリティ制御を直ちに実行し得る様にセキュリティオ
ンとしておき、車両を盗難から有効に保護することがで
きる。
【0022】ここで、車両の盗難のおそれの高低は、請
求項2の車両のセキュリティ制御システムについて説明
した様に、時間、場所、地域、交通量、季節など様々な
要素が考えられる。
【0023】そこで、具体的には、請求項8の車両のセ
キュリティ制御システムの様に、請求項6又は請求項7
記載の車両のセキュリティ制御システムにおいて、前記
セキュリティオン条件を、時間に関する条件とすること
ができる。
【0024】この請求項8の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、例えば、盗難の可能性が高い時間帯に
おいてはセキュリティオンとなる様にセキュリティオン
条件を設定しておくとよい。具体的には、夜間は盗難の
おそれが高いというのであれば、夜間にはセキュリティ
オンとなる様にセキュリティオン条件を設定しておけば
よい。そして、駐車中は現在時刻を取得し、現在時刻が
セキュリティオン条件として設定された時間内にあると
きはセキュリティ制御オン手段が、セキュリティ制御実
行手段によるセキュリティ制御を直ちに実行し得る状態
にしておく。なお、ここでも、時間に関する情報は、例
えば、カーナビゲーション装置、車載時計、テレビ電波
などから取得することができる。
【0025】また、請求項9の車両のセキュリティ制御
システムの様に、請求項6又は請求項7記載の車両のセ
キュリティ制御システムにおいて、前記セキュリティオ
ン条件を、場所に関する条件とすることができる。
【0026】この請求項9の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、例えば、盗難の危険性が高い場所では
直ちにセキュリティ制御が働く様にセキュリティオン条
件を設定しておくとよい。具体的には、人通りの少ない
場所では盗難の危険性が高いことから、人通りの少ない
裏道などの様な場所ではセキュリティオンとなる様にセ
キュリティオン条件を設定しておくことができる。ま
た、犯罪多発地域では盗難の危険性が高いと考えられる
ので、犯罪多発地域ではセキュリティオンとなる様にセ
キュリティオン条件を設定しておくこともできる。そし
て、駐車した場所に関する情報を取得し、駐車場所がセ
キュリティオン条件として設定された範囲内にあるとき
は、セキュリティ制御オン手段が、セキュリティ制御実
行手段によるセキュリティ制御を直ちに実行し得る状態
にしておく。ここでも、場所に関する情報は、例えば、
カーナビゲーション装置などから取得することができ
る。
【0027】また、請求項10の車両のセキュリティ制
御システムの様に、請求項6又は請求項7記載の車両の
セキュリティ制御システムにおいて、前記セキュリティ
オン条件を、時間及び場所に関する条件とすることがで
きる。
【0028】この請求項10の車両のセキュリティ制御
システムによれば、例えば、盗難の可能性が高い時間帯
及び場所においてはセキュリティオンとなる様にセキュ
リティオン条件を設定しておくとよい。具体的には、夜
間のオフィス街は人通りが少なくて盗難のおそれが高い
というのであれば、夜間のオフィス街においてはセキュ
リティオンとなる様にセキュリティオン条件を設定して
おけばよい。そして、駐車時に場所に関する情報を取得
すると共に、駐車中は時間に関する情報も取得する様に
しておき、時間及び場所がセキュリティオン条件に該当
する場合は、セキュリティ制御オン手段がセキュリティ
制御実行手段によるセキュリティ制御を直ちに実行し得
る状態にしておくことができる。なお、ここでも、時間
及び場所に関する情報は、例えば、カーナビゲーション
装置から取得することができる。
【0029】また、請求項11の車両のセキュリティ制
御システムは、請求項1〜請求項10のいずれか記載の
車両のセキュリティ制御システムにおいて、駐車中の車
両が移動したか否かを判断する車両移動判断手段と、該
車両移動判断手段により駐車中の車両が移動したと判断
された場合は、所定のセキュリティ制御を実行して盗難
を防止する車両移動時盗難防止制御実行手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0030】この請求項11の車両のセキュリティ制御
システムによれば、車両移動判断手段が、駐車中に車両
が移動したか否かを判断する。そして、車両移動判断手
段により駐車中の車両が移動したと判断された場合は、
車両移動時盗難防止制御実行手段が、所定のセキュリテ
ィ制御を実行して盗難を防止する。従って、実際に盗難
が実行に移されたと判明した場合は、可能な限り早期
に、セキュリティ制御を実行して盗難を防止することが
できる。ここで、盗難防止のためのセキュリティ制御と
しては、ホーンの吹鳴、ハザードランプの点滅、ステア
リングロック、燃料カット、スタータカット等をあげる
ことができる。特に、車両がこれ以上移動しない様にす
るための制御を実行する様にしておくことが望ましい。
また、これと併せて、ホーンの吹鳴等による警報を発し
て犯人を威嚇する様な制御も実行する様にしておくこと
が望ましい。
【0031】また、上記目的を達成するためになされた
さらに他の発明は、請求項12の車両のセキュリティ制
御システムの様に、車両が駐車中か否かを判断する駐車
判断手段と、該駐車判断手段により車両が駐車中である
と判断された場合は、駐車時の車両位置を記憶する駐車
時車両位置記憶手段と、前記駐車判断手段により車両が
駐車中であると判断された後に、車両の現在位置を取得
する車両現在位置取得手段と、該車両現在位置取得手段
の取得した車両の現在位置と、前記駐車時車両位置記憶
手段の記憶している駐車時の車両位置とに基づいて、駐
車中の車両が移動したか否かを判断する移動判断手段
と、該移動判断手段により駐車中の車両が移動したと判
断された場合は、所定の盗難防止制御を実行する車両移
動時盗難防止制御実行手段とを備えている。
【0032】この請求項12の車両のセキュリティ制御
システムによれば、駐車判断手段が、車両が駐車中であ
ると判断した場合は、駐車時車両位置記憶手段が、駐車
時の車両位置を記憶する。また、駐車判断手段により車
両が駐車中であると判断された後は、車両現在位置取得
手段が車両の現在位置を取得する。そして、移動判断手
段が、車両現在位置取得手段の取得した車両の現在位置
と、駐車時車両位置記憶手段の記憶している駐車時の車
両位置とに基づいて、駐車中の車両が移動したか否かを
判断する。この移動判断手段により駐車中の車両が移動
したと判断された場合は、車両移動時盗難防止制御実行
手段により、所定の盗難防止制御が実行される。なお、
駐車時の車両位置及び駐車後の車両の現在位置は、カー
ナビゲーション装置等により取得する様にしておくこと
ができる。この請求項12の車両のセキュリティ制御シ
ステムによれば、盗難防止制御は、実際に盗難が実行さ
れようとしている場合に作動するので、誤検知による警
報で周囲に迷惑をかけるといった問題を解決しつつ、車
両を盗難から有効に保護することができる。
【0033】また、請求項13の車両のセキュリティ制
御システムは、請求項11又は請求項12記載の車両の
セキュリティ制御システムにおいて、前記車両移動時盗
難防止制御実行手段が作動した場合は、車両の現在位置
を所有者に通知する現在位置通知手段を備えていること
を特徴とする。
【0034】この請求項13の車両のセキュリティ制御
システムによれば、車両移動時盗難防止制御実行手段が
作動した場合は、現在位置通知手段が車両の現在位置を
所有者に通知する。従って、この請求項13の車両のセ
キュリティ制御システムによれば、車両が実際に盗難さ
れようとしている場合には、例えば燃料カット等のセキ
ュリティ制御によって車両がそれ以上移動されない様に
し、さらに、移動されてしまった車両の位置を所有者に
通知することで、所有者は、速やかに自分の車両を発見
することができる。
【0035】また、請求項14の車両のセキュリティ制
御システムは、これら請求項1〜請求項13のいずれか
記載の車両のセキュリティ制御システムにおいて、セキ
ュリティ制御に必要な情報を、カーナビゲーション装置
から取得する様にしたことを特徴とする。
【0036】この請求項14の車両のセキュリティ制御
システムによれば、セキュリティ制御に必要な情報を、
カーナビゲーション装置から取得する様にしたので、時
間及び場所を条件として、各種のセキュリティ制御を実
行することができ、より確実なセキュリティ制御に寄与
することができる。
【0037】また、請求項15の車両のセキュリティ制
御システムは、セキュリティ制御に必要な情報を、カー
ナビゲーション装置から取得する様にしたことを特徴と
する。
【0038】この請求項15の車両のセキュリティ制御
システムによれば、特に、場所に関する情報を容易に取
得することができ、的確なセキュリティ制御に寄与する
ことができる。従って、誤検知による周囲への迷惑をか
けずに、盗難時には適切な対応をとることができる。
【0039】また、請求項16の車両のセキュリティ制
御システムは、請求項14又は請求項15記載の車両の
セキュリティ制御システムにおいて、駐車中には、定期
的にカーナビゲーション装置を起動する様にしたことを
特徴とする。
【0040】この請求項16の車両のセキュリティ制御
システムによれば、駐車によって電源オフとなったカー
ナビゲーション装置を、例えば数分毎に定期的に起動す
ることで、セキュリティ制御に必要な情報を駐車中も取
得することができる。しかも、駐車中もずっとカーナビ
ゲーション装置を起動し続ける場合に比べて、バッテリ
ー消費電力を抑えることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0042】図1は、本実施の形態の車両のセキュリテ
ィ制御システムの構成を表すブロック図である。図示の
様に、本実施の形態のセキュリティ制御システム1は、
セキュリティECU10を中心に構成されている。この
セキュリティECU10は、CPU11と、電源回路1
3と、入力回路15と、通信回路17と、車両ホーン駆
動回路19と、スタータリレー駆動回路21と、ドアロ
ック駆動回路23とを備えている。そして、CPU11
には、入力回路15を介して、イグニッションスイッチ
31、ドア開/閉スイッチ33、ドアロックポジション
検出スイッチ35及びドアキーロック/アンロックスイ
ッチ37からの検出信号が入力される様になっている。
また、CPU11には、入力回路15を介して、ワイヤ
レスECU41からの受信信号も入力されている。
【0043】さらに、CPU11は、通信回路17を介
して、侵入検出センサ43及びナビECU45との間で
情報の授受を実行する様に構成されている。そして、C
PU11は、車両ホーン駆動回路19を介して車両ホー
ン51に対して駆動信号を出力し、スタータリレー駆動
回路21を介してスタータカット装置53に対してスタ
ータカット信号を出力し、ドアロック駆動回路23を介
してドアロックモータ55に対してドアロック信号を出
力する様に構成されている。
【0044】ここで、ワイヤレスECU41は、図2に
示す様に、電子キー60が発信する信号を受信装置65
で受信し、その結果に応じて、ドアのロック又はアンロ
ックをセキュリティECU10に対して指令し、いわゆ
るキーレスエントリーを実行するためのものである。よ
り具体的には、電子キー60には、キーの所持者が操作
するドアロックボタン61と、ドアアンロックボタン6
3とが備えられている。そして、キーの所持者がドアロ
ックボタン61を押下すると、電子キー60は、所定の
周波数でドアのロックを指示する命令を含んだ信号を発
信する。また、キーの所持者がドアアンロックボタン6
3を押下すると、電子キー60は、所定の周波数でドア
のアンロックを指示する命令を含んだ信号を発信する。
そして、この電子キー60から発信された信号は、車両
の例えばルームミラーに内蔵されている受信装置65が
受信する。こうして受信装置65が受信した信号は、ワ
イヤレスECU41に入力される。そして、ワイヤレス
ECU41は、この信号に含まれている情報を解析し、
キーが正規のものであるか否かを照合すると共に、キー
が正規のものである場合には、ドアのロックが命令され
たのかアンロックが命令されたのかを判定する。そし
て、この判定結果が、セキュリティECU10に対して
入力されるのである。セキュリティECU10は、こう
してワイヤレスECU41から入力された信号に基づい
て、ドアのロックが命令されている場合にはドアロック
モータ55をドアロック方向に駆動制御してドアのロッ
クを実行し、ドアのアンロックが命令されている場合に
はドアロックモータ55をドアアンロック方向に駆動制
御してドアのアンロックを実行する。
【0045】また、侵入検出センサ43は、例えば、車
両の窓ガラスを割ろうとするときに生じる振動や音を検
出し、この検出データをセキュリティECU10に入力
するためのものである。セキュリティECU10は、侵
入検出センサ43から入力された検出データに基づい
て、車両に侵入異常が発生したか否かを判定することが
できる。
【0046】また、ナビECU45は、カーナビゲーシ
ョン装置における経路演算や、地図の表示切り換え等の
各種制御処理を実行するために備えられている。このナ
ビECU45は、本実施の形態においては、特に、駐車
中に、セキュリティECU10によって定期的に起動さ
れ、セキュリティECU10からの要求信号に対して、
その時の時刻や車両の位置等の情報を応答する役割を持
っている。また、このナビECU45は、イグニッショ
ンOFF時の車両位置を、不揮発性メモリなどに記憶す
ることによって、電源OFF後もずっと保持しておける
様に構成されている。もちろん、このナビECU45
は、電源ONの状態においては、GPS等からの信号を
受信して車両の現在位置を判別する機能を有している。
また、このナビECU45は、セキュリティECU10
からの要求信号に対応して、駐車時の車両位置と現在の
車両位置とから、車両が所定距離移動したか否かを判定
し、その判定結果をセキュリティECU10に対して返
信する様にも構成されている。
【0047】なお、セキュリティECU10とナビEC
U45との間で通信される要求信号と応答信号の関係を
図示すると、図3の様になる。即ち、セキュリティEC
U10とナビECU45とは、双方向多重通信機能によ
って信号を授受できる様になっている。そして、セキュ
リティECU10は、ナビECU45に対して、要求信
号として、位置記憶要求信号、位置判定要求信号、
現在位置要求信号、現在時刻取得要求信号等を送信
する。これに対して、ナビECU45は、セキュリティ
ECU10に対して、位置記憶応答信号、位置判定
応答信号、現在位置応答信号、現在時刻応答信号等
を返信する。
【0048】ここで、「位置記憶要求信号」とは、セキ
ュリティECU10が、盗難防止のためのセキュリティ
機能をONにした時に、その時点での車両の位置をナビ
ECU45に記憶させるための要求信号である。また、
「位置判定要求信号」とは、セキュリティ機能をONに
した後、現在までに車両が所定距離移動したか否かをナ
ビECU45に判定させ、その判定結果を応答させるた
めの要求信号である。さらに、「現在位置要求信号」と
は、セキュリティECU10が、車両を駐車した場所に
関する情報に基づいて、セキュリティ機能をONにする
かOFFにするかを判定するための情報を求める信号で
ある。また、「現在時刻取得要求信号」とは、ナビEC
U45に対して、ナビECU45が備えている時計機能
に基づく現在時刻を応答させるための要求信号である。
【0049】一方、ナビECU45側からセキュリティ
ECU10へと通信される「位置記憶応答信号」とは、
上述の位置要求信号を受信して、その時点での車両位置
を記憶したことをセキュリティECU10に対して通知
するための応答信号である。また、「位置判定応答信
号」とは、セキュリティECU10からの位置判定要求
信号に対して、現在の車両位置と、セキュリティON時
に記憶しておいた駐車時の車両位置とが、所定距離離れ
てしまったか否かを判定し、この判定結果をセキュリテ
ィECU10に対して通知するための応答信号である。
さらに、「現在位置応答信号」とは、ナビECU45
が、車両を駐車した場所に関する情報をセキュリティE
CU10に対して通知するための信号である。また、
「現在時刻応答信号」とは、ナビECU45の備えてい
る時計機能に基づいて、セキュリティECU10に対し
て現在時刻を通知するための応答信号である。
【0050】また、スタータカット装置53とは、スタ
ータリレーをカットすることにより、エンジンを起動し
ようとしても起動できない様にすることで、車両の盗難
を防止する機能を実現するためのものである。さらに、
ドアロックモータ55は、車両に侵入しようとする者が
いる場合に、ドアロックを解除できない様にして侵入で
きない様にするためのものである。なお、この他に、例
えば、燃料噴射をカットすることによって車両が移動で
きない様にする燃料カット装置や、ステアリングをロッ
クすることによって車両を自在に運転できない様にする
ステアリングロック装置等を備えさせておくとより効果
的である。
【0051】次に、本実施の形態のセキュリティ制御シ
ステム1において実行される制御処理について説明す
る。まず最初に、セキュリティON/OFF条件設定処
理について、図4のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、セキュリティECU10には、データ入力装
置が備えられている。ユーザが、このデータ入力装置を
操作して、セキュリティON/OFF条件設定処理を起
動する。すると例えば、ナビECU45のディスプレイ
を利用して、セキュリティON/OFF条件設定画面が
表示される(S110)。ユーザは、このセキュリティ
ON/OFF条件設定画面の表示に従って、まず、セキ
ュリティON時刻を入力する(S120)。ここでは、
何時から何時までといった具合に、セキュリティONの
開始時刻と終了時刻とを入力する。すると、入力された
時刻がセキュリティECU10のメモリ内に、セキュリ
ティON時刻として記憶されると共に(S130)、上
述のディスプレイのセキュリティON時刻表示部にもこ
の設定値が確認用として表示される(S140)。
【0052】次に、ユーザは、セキュリティOFF時刻
を入力する(S150)。ここでも、何時から何時まで
といった具合に、セキュリティOFFの開始時刻と終了
時刻とを入力する。すると、入力された時刻がセキュリ
ティECU10のメモリ内に、セキュリティOFF時刻
として記憶されると共に(S160)、上述のディスプ
レイのセキュリティOFF時刻表示部にこの設定値が確
認用として表示される(S170)。
【0053】次に、ユーザは、セキュリティON地域を
設定する(S180)。ここでは、例えば、カーナビゲ
ーション機能を利用し、表示された地図からセキュリテ
ィON地域をエリアとして設定することができる。する
と、設定されたエリアがセキュリティECU10のメモ
リ内に、セキュリティON地域として記憶されると共に
(S190)、上述のディスプレイのセキュリティON
地域表示部にもこの設定エリアが確認用として表示され
る(S200)。次に、ユーザは、セキュリティOFF
地域の設定をする(S210)。すると、設定されたエ
リアがセキュリティECU10のメモリ内に、セキュリ
ティOFF地域として記憶されると共に(S220)、
上述のディスプレイのセキュリティOFF地域表示部に
この設定エリアが確認用として表示される(S23
0)。
【0054】最後に、設定内容が現在ディスプレイに表
示されている内容でよいか否かが質問され(S24
0)、OKの場合には本処理を終了する。一方、設定内
容を変更したいという場合には、ユーザは、データ入力
装置を操作してNGを入力することで、セキュリティO
N時刻等の設定を変更することができる。
【0055】次に、セキュリティECU10が実行する
セキュリティ制御処理の内容を図5のフローチャートに
基づいて説明する。この処理では、まず最初に、車両が
駐車状態か否かを判断する(S310)。ここでは、イ
グニッションスイッチ31からの信号がOFFであり、
ドア開/閉検出スイッチ33からの信号がドアが閉じら
れている状態を示しており、ドアロックポジション検出
スイッチ35からの信号がドアがロックされた状態を示
しており、ドアキーロック/アンロックスイッチ37も
ドアがロックされた状態を示しているとき、駐車状態で
あると判断する。なお、一旦駐車状態であると判断した
ら、この判断結果をメモリ内に記憶しておく。従って、
既に車両が駐車状態になっていたのか、それとも今回初
めて駐車状態と判断されたのかが、このメモリ内の記憶
内容に基づいて判断することができる。
【0056】今回初めて駐車状態になったと判断された
ら(S310:YES)、続いて、現在時刻を判定する
(S320)。ここでは、セキュリティECU10から
ナビECU45に対して起動指令が送信され、まずナビ
を起動する。さらに、セキュリティECU10は、ナビ
ECU45に対して、現在時刻取得要求信号を送信す
る。そして、セキュリティECU10は、この要求信号
に対してナビECU45が返信してきた現在時刻応答信
号を取り込む。そして、セキュリティECU10は、こ
うしてとりこんだ現在時刻を、セキュリティON/OF
F条件設定処理において設定したセキュリティON時刻
及びセキュリティOFF時刻と照合する。
【0057】この照合の結果、セキュリティON時刻の
設定範囲内になっていると判定された場合には(S32
0:セキュリティON時刻)、セキュリティ機能をON
に設定する(S330)。続いて、車両の現在位置を記
憶する(S340)。このS340の処理においては、
セキュリティECU10からナビECU45に対して位
置記憶要求信号が送信される。そして、この要求信号に
対して、ナビECU45は現在の車両位置をカーナビゲ
ーション機能により特定し、これを記憶すると共に位置
記憶応答信号をセキュリティECU10に対して返信す
る。セキュリティECU10は、この応答信号を受信す
ることにより、駐車時の車両位置が記憶されたことを確
認することができる。
【0058】これに対し、現在時刻がセキュリティOF
F時刻の設定範囲内になっていると判定された場合には
(S320:セキュリティOFF時刻)、セキュリティ
機能をOFFに設定する(S350)。また、現在時刻
がセキュリティON時刻の設定範囲でなく、かつ、セキ
ュリティOFF時刻の設定範囲内でもない場合には(S
320:その他の時刻)、S330〜S350の処理を
パスする。
【0059】こうして時刻によるセキュリティ機能のO
N/OFFを設定する処理が完了したら、次に、現在の
車両位置を判定する(S360)。ここでは、セキュリ
ティECU10からナビECU45に対して車両の現在
位置を返信すべき旨の要求信号が送信される。そして、
セキュリティECU10は、この要求信号に対してナビ
ECU45が返信してきた現在位置応答信号を取り込
む。そして、セキュリティECU10は、こうしてとり
こんだ現在位置を、セキュリティON/OFF条件設定
処理において設定したセキュリティON地域及びセキュ
リティOFF地域と照合する。
【0060】この照合の結果、セキュリティON地域の
設定エリア内になっていると判定された場合には(S3
60:セキュリティON地域)、セキュリティ機能をO
Nに設定する(S370)。続いて、車両の現在位置を
記憶する(S380)。このS380の処理において
も、S340の処理と同様に、セキュリティECU10
からナビECU45に対して位置記憶要求信号が送信さ
れ、この要求信号に対して、ナビECU45は現在の車
両位置をカーナビゲーション機能により特定してこれを
記憶すると共に位置記憶応答信号をセキュリティECU
10に対して返信し、セキュリティECU10は、この
応答信号を受信することにより、駐車時の車両位置が記
憶されたことを確認する。
【0061】これに対し、現在の車両位置がセキュリテ
ィOFF地域の設定エリア内になっていると判定された
場合には(S360:セキュリティOFF地域)、セキ
ュリティ機能をOFFに設定する(S390)。また、
現在位置がセキュリティON地域の設定エリア内でな
く、かつ、セキュリティOFF地域の設定エリア内でも
ない場合には(S360:その他の地域)、S370〜
S390の処理をパスする。
【0062】以上の処理を駐車状態になったと判定した
直後に実施したら、一旦、ナビECU45を非通電状態
とする。そして、セキュリティECU10は、セキュリ
ティ機能がONに設定されているか否かを判定する(S
400)。セキュリティ機能がONであると判定された
場合は(S400:YES)、侵入検出センサ43から
の検出信号を取り込んで、侵入異常が発生しているか否
かを判定する(S410)。そして、侵入異常が発生し
ていないと判定された場合は(S410:NO)、セキ
ュリティON時より車両が所定距離移動したか否かを判
定する(S420)。この処理では、セキュリティEC
U10は、ナビECU45を起動させると共に位置判定
要求信号を送信し、ナビECU45に対して位置判定を
実行させる。ナビECU45は、この要求信号に基づい
て、現在の車両位置をカーナビゲーション機能により特
定すると共に、S340又はS380で記憶した駐車時
の車両位置と照合し、セキュリティON時から車両が所
定距離を移動したか否かを判定する。そして、この判定
結果を位置判定応答信号としてセキュリティECU10
に対して返信する。セキュリティECU10は、この応
答信号を受信することにより、車両がセキュリティON
時より所定距離移動したか否かを判定することができ
る。
【0063】そして、車両がセキュリティON時より所
定距離移動したと判定された場合は(S420:YE
S)、セキュリティ機能を作動させてホーン吹鳴による
警報を発すると共に、燃料噴射カット等の制御を実行し
て車両を停止させる(S430)。こうして車両を盗難
から保護する。なお、侵入検出センサ43からの検出信
号から侵入異常が発生していると判定された場合も(S
410:YES)、このS430の処理が実行される。
【0064】こうしてセキュリティONの状態で車両が
盗難にあいそうになっていると判定されてセキュリティ
機能を作動させて車両を停止させたら、さらに、車両の
現在位置を、車両の所有者に対して通知する(S44
0)。この通知方法としては、例えば、車両の所有者が
持っている携帯電話やPHS等の通信端末に対して、車
両の現在位置を地図又は文字情報として通知する様にし
ておけばよい。
【0065】一方、セキュリティONではないと判定さ
れた場合は(S400:NO)、S410以下の処理は
パスされる。なお、S400=NOの場合にもS420
以下の処理を実行する様にしておいてもよい。これは、
セキュリティOFFの場合であっても、駐車中の車両が
移動された様な場合は、盗難が発生したとして、セキュ
リティ機能を作動させることで、侵入検出センサ43の
誤検出による警報で周囲に迷惑をかけることを防止しつ
つ、車両のセキュリティは確実に維持することができる
様にすることができるからである。
【0066】なお、S310において既に駐車状態にな
っていると判断された場合は、S320〜S390の処
理をパスしてS400以下の処理が実行される。また、
この図5に示した制御処理は、例えば、1分に1回とい
った具合に、定期的に実行される。
【0067】以上の様な制御処理を実行する結果、本実
施の形態のセキュリティ制御システム1によれば、車両
が盗難されるおそれが低い時間帯や地域については侵入
検出センサ43の誤検出による警報で周囲に迷惑をかけ
るといった事態を防止しつつ、車両が盗難されるおそれ
が高い条件下で駐車している場合には、侵入検出センサ
43により侵入異常が検出されたら直ちにセキュリティ
機能を作動させて車両を盗難から的確に保護することが
できる。また、上述の様に、セキュリティ機能がON/
OFFいずれの状態であっても、車両が駐車位置から移
動されるといった具合に、まさに盗難にあおうとしてい
るときには、セキュリティ機能を作動させ、車両を盗難
から的確に保護することができる。
【0068】さらに、車両が盗難にあったときは、上述
の様にセキュリティ機能を作動させて車両が持ち去られ
るのを防止すると共に、所有者に対しては、車両の停止
位置を通知することで、盗難の発生を速やかに知らせる
と共に、盗難にあった車両を速やかに発見することがで
きるという効果が発揮される。
【0069】なお、侵入異常が発生していると判定され
なくても車両が所定距離移動されたら盗難発生と判定し
てセキュリティ機能を作動させることで、例えば、レッ
カー車などを用いて、車両を持ち去ろうとする様なこと
が行われた場合も、的確に盗難を防止することができ
る。
【0070】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0071】例えば、時間に関する条件だけでセキュリ
ティON/OFFを設定する様にしてもよいし、場所に
関する条件だけでセキュリティON/OFFを設定する
様にしてもよい。
【0072】また、時間や場所以外の情報に基づいてセ
キュリティON/OFFを設定することもできる。例え
ば、照度センサ等を車両に備えさせておき、照度センサ
の検出信号が所定以上の明るさであるときは昼間だから
盗難が発生するおそれが低いと判断して、セキュリティ
機能をOFFする様にしておいてもよい。
【0073】さらに、セキュリティOFFではなく、セ
キュリティ機能の内、誤検出によって周囲に迷惑をかけ
るおそれのあるホーン吹鳴については制限するといった
様に、セキュリティ機能の一部を規制する様にしておく
のもよい。
【0074】また、時間に関する情報は、ナビECUか
ら取得しなくても車載時計から取得する様にしてもよい
し、テレビ電波をキャッチして、このテレビ電波から取
得する様にしてもよい。
【0075】さらに、場所に関する情報についても、ナ
ビECUから取得するのではなく、例えば、将来は全国
的に実施されるであろう通信網を利用した交通管制シス
テムの様なものから送信される電波に基づいて場所に関
する情報を取得する様にしたり、あるいは、ラジオ電波
の周波数から場所を特定する様にするなど、カーナビゲ
ーション機能を利用する以外にも種々の方法を採用する
ことができる。
【0076】また、例えばパーキングランプがONのと
きは、運転者は短時間だけ車両を離れているだけなの
で、この様なときはセキュリティ機能をOFFにした
り、あるいはセキュリティ機能の一部を制限する様にし
ておいてもよい。
【0077】さらに、キーレスエントリーを備えていな
い車両にも本発明を適用し得ることはもちろんである
し、逆に、電子キーとの間で通信を行うことによってド
アのロック/アンロックを自動的に実行する様にしたシ
ステム(いわゆるスマートキー制御)を採用した車両に
も適用できることはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、車
両のセキュリティ制御システムにおいて、誤検出によっ
て周囲に迷惑をかけることがなく、しかも盗難防止機能
を高めることができるという特有の効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としてのセキュリティ制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態におけるワイヤレスECUの信号
受信の様子を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態におけるセキュリティECUとナ
ビECUとの間で通信される信号等の関係を示すブロッ
ク図である。
【図4】 実施の形態におけるセキュリティON/OF
F条件設定処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態におけるセキュリティ制御の内容
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・セキュリティ制御システム 10・・・セキュリティECU 11・・・CPU 13・・・電源回路 15・・・入力回路 17・・・通信回路 19・・・車両ホーン駆動回路 21・・・スタータリレー駆動回路 23・・・ドアロック駆動回路 31・・・イグニッションスイッチ 33・・・ドア開/閉スイッチ 35・・・ドアロックポジション検出スイッチ 37・・・ドアキーロック/アンロックスイッチ 41・・・ワイヤレスECU 43・・・侵入検出センサ 45・・・ナビECU 51・・・車両ホーン 53・・・スタータカット装置 55・・・ドアロックモータ 60・・・電子キー、 61・・・ドアロックボタン 63・・・ドアアンロックボタン 65・・・受信装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 25/10 611 B60R 25/10 611 616 616 621 621 625 625 G08B 25/08 G08B 25/08 E // B60R 25/00 606 B60R 25/00 606 25/04 608 25/04 608 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA32 BB20 BB46 BB65 BB74 DD05 DD13 EE06 EE08 EE14 FF30 GG19 GG30 GG46 GG66

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車中の車両が盗難されようとしている
    とみなすべき状態か否かを検知する盗難異常検知手段
    と、 該盗難異常検知手段により駐車中の車両が盗難されよう
    としているとみなすべき状態にあると検知されたときに
    は、所定のセキュリティ制御を実行するセキュリティ制
    御実行手段とを備えている車両のセキュリティ制御シス
    テムにおいて、 前記セキュリティ制御実行手段によるセキュリティ制御
    の実行を制限又は禁止するセキュリティ規制条件を設定
    するセキュリティ規制条件設定手段と、 前記セキュリティ規制条件に関連する情報を取得するセ
    キュリティ規制関連情報取得手段と、 該セキュリティ規制関連情報取得手段が取得した情報
    が、前記セキュリティ規制条件設定手段により設定され
    たセキュリティ規制条件に該当する場合には、前記セキ
    ュリティ制御実行手段によるセキュリティ制御の実行を
    制限又は禁止するセキュリティ制御規制手段とを備えて
    いることを特徴とする車両のセキュリティ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のセキュリティ制御
    システムにおいて、 前記セキュリティ規制条件設定手段を、車両の盗難のお
    それの高低に基づき、盗難のおそれが低い場合にセキュ
    リティ制御に対する規制が働く様に前記セキュリティ規
    制条件を設定する手段として構成し、 前記セキュリティ規制関連情報取得手段を、車両の盗難
    のおそれの高低に関する情報を取得する手段として構成
    したことを特徴とする車両のセキュリティ制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれか記載の
    車両のセキュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティ規制条件を、時間に関する条件とした
    ことを特徴とする車両のセキュリティ制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2のいずれか記載の
    車両のセキュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティ規制条件を、場所に関する条件とした
    ことを特徴とする車両のセキュリティ制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の車両のセキ
    ュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティ規制条件を、時間及び場所に関する条
    件としたことを特徴とする車両のセキュリティ制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか記載の車
    両のセキュリティ制御システムにおいて、 前記盗難異常検知手段により駐車中の車両が盗難されよ
    うとしているとみなすべき状態と検知されたときには、
    前記セキュリティ制御実行手段によるセキュリティ制御
    を直ちに実行し得る状態としておくためのセキュリティ
    オン条件を設定するセキュリティオン条件設定手段と、 該セキュリティオン条件に関する情報を取得するセキュ
    リティオン関連情報取得手段と、 該セキュリティオン関連情報取得手段が取得した情報
    が、前記セキュリティオン条件設定手段により設定され
    たセキュリティオン条件に該当する場合には、前記セキ
    ュリティ制御実行手段によるセキュリティ制御を直ちに
    実行し得る状態にするセキュリティ制御オン手段とを備
    えていることを特徴とする車両のセキュリティ制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車両のセキュリティ制御
    システムにおいて、 前記セキュリティオン条件設定手段を、車両の盗難のお
    それの高低に基づき、盗難のおそれが高い場合にセキュ
    リティオンとなる様に前記セキュリティオン条件を設定
    する手段として構成し、 前記セキュリティオン関連情報取得手段を、車両の盗難
    のおそれの高低に関する情報を取得する手段として構成
    したことを特徴とする車両のセキュリティ制御システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の車両のセキ
    ュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティオン条件を、時間に関する条件とした
    ことを特徴とする車両のセキュリティ制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項7記載の車両のセキ
    ュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティオン条件を、場所に関する条件とした
    ことを特徴とする車両のセキュリティ制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項6又は請求項7記載の車両のセ
    キュリティ制御システムにおいて、 前記セキュリティオン条件を、時間及び場所に関する条
    件としたことを特徴とする車両のセキュリティ制御シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項10のいずれか記載
    の車両のセキュリティ制御システムにおいて、 駐車中の車両が移動したか否かを判断する車両移動判断
    手段と、 該車両移動判断手段により駐車中の車両が移動したと判
    断された場合は、所定のセキュリティ制御を実行して盗
    難を防止する車両移動時盗難防止制御実行手段とを備え
    ていることを特徴とする車両のセキュリティ制御システ
    ム。
  12. 【請求項12】 車両が駐車中か否かを判断する駐車判
    断手段と、 該駐車判断手段により車両が駐車中であると判断された
    場合は、駐車時の車両位置を記憶する駐車時車両位置記
    憶手段と、 前記駐車判断手段により車両が駐車中であると判断され
    た後に、車両の現在位置を取得する車両現在位置取得手
    段と、 該車両現在位置取得手段の取得した車両の現在位置と、
    前記駐車時車両位置記憶手段の記憶している駐車時の車
    両位置とに基づいて、駐車中の車両が移動したか否かを
    判断する移動判断手段と、 該移動判断手段により駐車中の車両が移動したと判断さ
    れた場合は、所定の盗難防止制御を実行する車両移動時
    盗難防止制御実行手段とを備えている車両のセキュリテ
    ィ制御システム。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の車両
    のセキュリティ制御システムにおいて、 前記車両移動時盗難防止制御実行手段が作動した場合
    は、車両の現在位置を所有者に通知する現在位置通知手
    段を備えていることを特徴とする車両のセキュリティ制
    御システム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項13のいずれか記載
    の車両のセキュリティ制御システムにおいて、 セキュリティ制御に必要な情報を、カーナビゲーション
    装置から取得する様にしたことを特徴とする車両のセキ
    ュリティ制御システム。
  15. 【請求項15】 駐車中の車両が盗難されようとしてい
    るときに所定のセキュリティ制御を実行する様にした車
    両のセキュリティ制御システムにおいて、 セキュリティ制御に必要な情報を、カーナビゲーション
    装置から取得する様にしたことを特徴とする車両のセキ
    ュリティ制御システム。
  16. 【請求項16】 請求項14又は請求項15記載の車両
    のセキュリティ制御システムにおいて、 駐車中には、定期的にカーナビゲーション装置を起動す
    る様にしたことを特徴とする車両のセキュリティ制御シ
    ステム。
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